5645.2023年2月3日(金) ミクロネシア大使館新築祝賀式典に出席

 ミクロネシア連邦大使館が、目黒区内に新築され近日現在の六本木から移転することになった。詳細は、まだHP上にも明かされていないが、節分の今夕渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで新築移転記念祝賀レセプションが開かれ、正式にその存在が公表された。私たち夫婦も、ジョン・フリッツ大使ご夫妻からご招待をいただき、出席させてもらった。

 2014年に上梓した「南太平洋の剛腕投手」の中で、主人公役だったアイザワ・ススム酋長の甥にあたるフリッツ大使を、副主人公役の森喜朗元首相からご紹介いただき、以来何度かお会いしている。特に、ミクロネシア独立記念、及び日本とミクロネシア外交締約記念パーティが、コロナ禍以前には毎年11月に開催されていたので、その都度ご招待をいただき、出席していた。大使とお会いするのは、4年ぶりになるだろうか。

 前記拙著の出版記念パーティを新宿で開いた時には、大使は四国へ出かけておられ、出席していただけず、代理に大使秘書に出席していただいた。従って妻は、秘書にはお会いしているが、大使にお会いするのは初めてである。

 会場は多くの招待客で溢れていた。入口に私が寄贈した花輪が一番目立つ場所に置かれていた。あまりにも多くの招待客が訪れたので、会場入り口前で出迎えていた大使ご夫妻に挨拶する前に時間が来て大使は会場へ入られた。今日の招待客は500人は下らないのではないだろうか。

 冒頭来日中のパニュエロ大統領が約30分に亘って感謝のご挨拶をされた。その途中不意に岸田首相がSPに護衛されて登場された。大統領の挨拶に続いて岸田首相もスピーチをされた。首相夫人も別途来られた。まさか両国の首脳がスピーチされるとは思ってもいなかった。しかし、ミクロネシアは戦前の日本統治時代を含めて、長い間日本とは友好的な関係にあった。国民の約20%が日系人と言われているくらいである。実際に私自身何度もミクロネシアを訪れたことがあり、現地の日本人に対する親しみと優しい気持ちをしばしば実感したものである。正式な外交関係が締結されて今年で35年になる。これからも両国間の関係は、強まることこそあれ、弱まることはあるまい。

 残念だったのは、今日会えると思っていた人たちがまったく現れず、結局妻とともに大使への簡単な挨拶程度と秘書に挨拶しただけで終わってしまったことである。森喜朗元首相と水落敏栄日本遺族会会長は、ご都合が合わなかったのだろうが、一番期待していたフリッツ大使の親戚筋に当たり、大使が東海大学に留学していた当時の身寄り先だった、辻堂の相澤重男氏ご夫妻が来られなかったことである。体調が悪いとはかねがね承知していたので、何とか会えることを楽しみにしていると手紙に書いて拙著を送ったりもしたが、余程具合が悪かったのだろう。

 中小87個の貝を結んだ首飾りをそれぞれ首にかけてもらい、帰りがけには2人分の花束とお土産までいただいた。随分気持ちが行き届いていると感じたものである。考えてみれば、アルコールを飲んだのもお正月以来1か月ぶりのことである。

 新大使館は、目黒通りに面した場所のようだから、我が家からは一本道で近い。いずれ新大使館を見学がてら一度訪れてみようと思っている。

2023年2月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5644.2023年2月2日(木) 2022年分税務確定申告書類を提出

 朝9時のやや早い約束時間に合わせて確定申告書の作成用資料を抱えて、玉川青色申告会に出かけた。1年間の領収書を貼り付けたノートや、医療費分の領収書綴り、現金・預金の入出金をすべて記入した金銭元帳など、昨年とほぼ同じ資料を揃え、それは手提げカバン一杯になるほどのかなりの分量になった。青色申告会で担当してくれた係員から、これらの資料はこの数年ほぼ必要なくなったと言われて唖然としてしまった。あれほど気持ちを籠めて作り上げた資料でもあり、海の藻屑のようなことになるとはがっかりだった。

 しかし、昨年は確か医療費の領収書綴りを税務署へ提出したような記憶がある。とにかく昨年までに比べて随分簡易になったようだ。すべてがデジタル化されたせいでもある。それでも申告科目別・月別統計表はじっくり時間をかけて精密に作成しただけに、係員が税務署宛の「所得税及び復興特別所得税の確定申告書」、「公益法人等寄付金特別控除額の計算明細書」、及び「所得税青色申告決算書」を作成・記入するに際して随分役立ったようで良かった。簡単に係員から説明を聞いた後で、青色申告会ビルの真裏にある玉川税務署へ立ち寄り、それらの書類を提出し受け付けてもらった。一般的に税務署では、確定申告書類の受付は2月半ばから3月半ばまでの1か月間と言われているが、必ずしもそうではなく、昨年初めて期限前に申告して受領してもらい、今年も期限前に提出することが出来た。これで約3週間集中して資料作りに当たっていたが、とにかく私にとって1年の恒例行事のひとつをやり終えてホッとしたところである。これで明日から別の仕事に取り掛かれる。

 さて、昨日東京医療センター膠原病内科へ3か月振りの受診に出かけた。血糖値を示すHbA1cは、最近ほぼ安定して5.9で、最近7回検査した結果では、すべて測定値は5.8か、5.9である。糖尿病は最早あまり心配する必要がないようなことを医師は言っておられた。一方、高齢者に特有の変形性膝関節症は、毎日リハビリをしているが一向に良くならないとお話したところ、これは治る見込みはほとんどないとまたもや断言されてしまった。ただ、日常生活で困るようなところがなければ、リハビリさえ続けていればこれ以上悪化することはないと妙な宥め方をされた。その後、通いつけの松本整形外科へ報告がてら松本医師に実情を説明に行った。松本医師は両手指の不自由は確かに治らないかも知れないが、毎日リハビリを続けることは大事だと仰り、数頁の図入り「変形性手指関節症と日常生活の工夫」なるビジュアルなガイドブックをいただいた。

 確かに致命的ではないにせよ、ちょっとした動作にも力が入らないこともあり、日ごろ不自由を感じて厄介ではある。しかし、加齢による症状で治る期待は抱けないということでもあり、ここは開き直って現実を受け入れるしかないように思う。あと何年生きられるのか分からないが、これが我が運命だと割り切るしかないようだ。

2023年2月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5643.2023年2月1日(水) 変わりつつある街の様相

 物価の値上げがすさまじい。つい最近電気料金3割の値上げが発表されたばかりである。ほとんどの生活必需品が値上げされているが、今月は食料品を主に5,500品目の値上げが予定されている。言うまでもなくその発端は、ロシアによるウクライナ侵攻による原油価格の高騰にあるが、最近の鳥インフルエンザによる卵の値上がりなども大きな値上げ要因である。日本人の卵好きは昔から知られ、その消費量は世界でも2位で、年間1人当たり337個を消費するそうだ。1年間ほとんど毎日卵ひとつを食べていることになる。それが13%もアップするとあっては家庭の経済も大変である。物価の値上げに連動して収入が増えれば救われるが、それは掛け声こそ勇ましいが、勤め人にはことはそうはうまく運ばないだろう。

 今年は大学を卒業してちょうど60年になる。初任給は当時平均的な18,000円だった。それが、今朝テレビである企業の学卒者の初任給は195,000円と紹介されていたが、我々も入社後最初のベースアップで6月から19,500円となった。ちょうど今の初任給の1/10である。その中から親へ幾ばくかの現金を手渡していたが、父親がまだバリバリ働いていた当時だったので、格別生活が苦しかったこともなく、自らにとって物価とか生活が厳しく感じられることはなかった。

 だが、考えてみるとその当時に比べて、今日国の一般会計予算は約100倍に膨れ上がっている。国家が国民のために防衛費は別にして相当支出していることになる。だから、普通に考えれば、国民の生活にはゆとりがある筈である。それがさほど感じられないということは、公共的な社会施設が充足されつつある一方で、無駄な支出が多いということでもある。

 その前年1962年に新宿西口に小田急百貨店が開業した。当時国鉄、営団地下鉄、小田急3社が共同ビルとして坂倉準三建築事務所肝いりの新宿のランドマークとなるビルを西口に建設して脚光を浴びた。そのビルが昨年から手仕舞いを始め、いずれ超高層ビルに生まれ変わることになるが、これも60年の歴史だった。小田急百貨店は一時的に規模を縮小するが、いずれ新ビルになった時、どんな姿でデビューするだろうか。

 その一方で、寂しいことであるが、渋谷区立大向小学校の跡地に建てられた大手デパートの東急百貨店が、昨日55年の歴史のある渋谷の本店を閉店した。思い出すことと言えば、1977年に文部省教員海外派遣団のお供でアメリカを訪問した時の団長が、大向小学校校長だった。1977年に大向小は閉校となったが、団長から伝統ある学校の歴史を随分伺ったものである。

 昨年8月ニューヨークから本場のブロードウェイ・ミュージカル「コーラスライン」がやって来てオーチャードホールで公演した時鑑賞したが、会場に一足早く着き隣の東急本店内で時間つぶしをしたことがある。スーパーもコンビニもなかったひと昔前には、やや高級ではあったが、ちょっと気の利いたお買い物と言えば、百貨店だった。生前母もお買い物と言えば、わざわざ1時間以上もかけて湘南の地鵠沼から三越本店へ出かけていたものだ。現代のショッピングとは大分変った。これも時代の趨勢だろうか。

 なお、高島屋も立川店を昨日限りで名残惜しくも閉店することになった。有名なドラマの一言がある。「忘却とは忘れ去ること成り」

2023年2月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5642.2023年1月31日(火) プリンター問題解決とミャンマー風前の灯

 昨日パソコンのプリンターが不具合だということで、今朝ITコンサルタントのK氏にわざわざ車で来宅してもらった。黒インクがプリントされないということから、インクも用意され、ある程度不具合に解決の腹積もりがあるようだった。案の定PC画面と黒色の現れない画像を見て見当がついたようだった。早速画面とにらめっこされ勘所を掴んだようで、プリントされた画像とPC画面を見ながら、解決の手づかみを掴んでいるようだった。しばらくしてテスト画像をプリントして、もう解決だった。やはりプロはプロだなぁと感心するばかりである。我が家におられたのは、ほんの30分足らずだった。これですっきりした。

 さて、ロシア軍がウクライナへ侵攻してから2月末には1年となり、最前線におけるウクライナ軍へ兵器供与を巡って各国それぞれの思惑があるのか、送られる兵器は、戦車にしてもそれぞれ異なるタイプで使用方も異なり、兵士は前線で苦労しているのではないかと推察される。

 このウクライナが脚光を浴びている陰で、2年前の明日2月1日に軍事クーデターによりアウンサンスーチー国家顧問率いる国民民主連盟(NLD)による民主派政権が追放されたミヤンマーでは、この2年間に経済と治安が大分悪化したと言われているが、今世界のメディアの取材はやや足を退いている印象を受ける。クーデターの4か月前2020年10月に行われた総選挙でNLDは圧勝した。国軍は選挙に不正があったと文句をつけ、その実内心では民主派政権にはとても対抗出来ないと悟った軍部は、クーデターを計画し、国民の間で圧倒的な人気を誇るスーチー氏を貶め、クーデター発生と同時にスーチー氏の身柄を拘束し、軍事裁判でスーチー氏に汚職などいくつもの罪状を押し付け、33年の刑期を押し付けた。こうして半永久的に彼女を選挙から排除するつもりのようだ。

 今年8月までには総選挙を実施すると国軍はアピールしているが、スーチー氏は解放される望みはなく、3年前の選挙ではあれほど圧倒したNLDが勝てる見込みはなく、国民の間にはしらけた気分が横溢しているようだ。当初は国軍に抵抗していた若者層も国軍の弾圧にちりぢりとなり、相対的にその力は弱まった。若者は麻薬に手を出し、あくまで抵抗しようとする若者は、国外へ脱出している。全体に国内外で難民となった国民の数は、150万人を超えたと言われている。強気のミンアウンフライン国軍最高司令官は、欧米諸国とは交渉する気はなく、ロシアと中国だけにしか踏み込んだ外交ルートを歩もうとせず、世界から孤立しつつある。民主派勢力を駆逐した非道な国軍を国際社会がこのままのさばらせたままにしておいて良いものだろうか。

 真のミヤンマー人は、優しく、人当たりが良く、親切で誰からも好かれる国民性である。しかし、それも戦争となると一変するようだ。これまで多くのミャンマー人と交流してきたが、高齢となった彼らはほとんど旅立ってしまったが、あの当時若かった彼らは今どんな気持ちで国軍が統治する国を見ているのだろうか。

2023年1月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5641.2023年1月30日(月) パソコン機器の不具合と孫のラグビー

 ちょうど10日前にパソコンの具合が悪くなり、ブログをアップ出来ないトラブルがあったが、昨日今度はPCと接続しているプリンターに不具合が生じてコピーが出来なくなってしまった。偶々確定申告の書類を作製中でコピーが撮れないと困ると思い、前回同様にITコンサルタントのK氏へ連絡して明日来宅のうえプリンターを調べてもらうことにした。K氏はメーカーのEPSONと電話でやり取りしながらチェックしてみるというので、話内容を傍で観察してみようと思っている。今回不思議なのは、画像や絵はコピー出来るが、黒い文字の文章はまるでコピー出来ないことである。しかも撮れる画像は、黒色部分が黒に映らず青っぽくなる。黒インクがおかしいのではないかといろいろテストしてみたが、これという解決への兆候は見られない。これでは専門家でないと解決は難しかろう。

 PCには時折トラブルが発生して悩まされることが多いが、さりとてPCを使用しない訳にはいかず悩ましいところだ。現在高齢者特有の変形性関節症で手指の不自由に悩まされていて、通いつけの整形外科医からは、PCが影響している可能性が高いと言われながらも、これがなければ毎日の仕事にならず、止めるわけにはいかない。ともかく明日プリンターが回復すれば助かるのだが、どうなるだろうか。

 さて、ウィンター・スポーツの中でも人気のあるラグビーが、学生の大会はすべて終え、今は社会人のラグビー・リーグワンが真っ最中である。

 実は、次男の長男・小学6年生の孫は、横浜ラグビースクールで休日になるとラグビーを楽しんでいるが、小学生の全国大会であるヒーローズカップ準決勝、決勝戦が28日、29日に横浜の日産小机フィールドで行われた。孫たちの横浜ラグビースクールは準決勝で鎌倉RSに20-15で敗れ、昨29日3位決定戦で東京・練馬RSに20-10で勝ち、3位となった。全国3位とは、中々立派な成績だと思う。優勝は鎌倉と豊田RCが5-5の同点優勝となった。孫は身長170cmを超え小学校内でも最も背が高いフォワードの1人だが、残念ながらチーム内ではレギュラーではないため、我が家としては今ひとつ盛り上がらない。早くレギュラーのポジションを獲得して欲しいものだ。だが、それほど集中心がある子ではないのに、ラグビーにだけは熱心なので、その点を生かして多くのことを学んで欲しいと思っている。これから中学へ進学したらどうするのか、息子も相談に乗っていることだろうが、爺にとってはあまり無理せず、健康で楽しんでもらえれば良しとしている。

 しかし、2人の息子のうち、長男は高校で、次男は中学から大学までラグビー一筋で、ついには親子3代のラグビー一家になるとは予想だにしていなかった。2019年に日本で開催されたラグビー・ワールドカップでは、初めて日本代表チームもベスト8に入り、大いに盛り上がった。今年もフランスでワールドカップが開催されるが、力をつけてきた日本がどれだけ健闘することが出来るかによって、今後の人気にもつながることだろう。

2023年1月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5640.2023年1月29日(日) 心に響かない無言の年賀状

 年賀状の時期はもう終わってしまった。朝日朝刊「声」欄に67歳の男性が年賀状について投稿していた。何十年も会っていない旧友からの賀状はうれしさも格別と言う。賀状によって相手の近況も知ることが出来ると楽しみにしている。この男性が気になることというのは、「無言の年賀状」と言い、表も裏もすべて印刷で手書きの一言もないというのである。確かに私もその種の年賀状を受け取るが、同じ印象を持つ。最近手紙を書かない人が増えているようだが、それでも年賀状は書いているという人は多い。その年賀状に気持ちが籠っていないことをこの男性は嘆いている。

 振り返って自分自身年賀状の文面は、パソコンを使いプリンターで印刷するが、表の宛名は決まって万年筆を使って書く。これは長年の習慣となっている。PCが今のように普及していなかったころは、印刷屋にお願いした。それ以前は、版画で文章面を作製していた。だが、宛名面はずっと手書きだった。今年も約400枚程度の年賀状を送付したが、送り先の宛名だけは万年筆で書いた。男性の気持ちはよく分かる。心の通い合いが感じられないのだと思う。

 私が年賀状を書き始めたのは、小学校5年生の時だった。その秋に転入した千葉市立幕張小学校の担任教師が、熱心に版画の彫り方を教えてくれ、手紙の書き方まで丁寧に指導してくれた。そのうえ、手紙を書く時の心構えのようなことや、どうしてお正月に年賀状を書くのかなどについて、恩師は情熱を込めて教えてくれた。当時でも少なかったと思うが、今手紙の書き方などを教えてくれる学校はそうはないと思う。その時以来必要なら手紙を書くことは当たり前と思い、割合マメに手紙を書いているし、年賀状は出来るだけ相手に自分の現状が分かってもらえるようなつもりで書いている。その点では、とても良い恩師に恵まれたと思っている。この男性が嘆いたのは、年賀状を受け取っても、手書きの文字がひとつもないような年賀状では感情が汲み取れないからだと思う。男性は、皮肉を交えて「何十年も続く、年に1度の『無言』」と言っている。

 さて、ロシアのなり上がったような言動でしばしば非難を浴びているウクライナへの侵攻に、一向に明るい兆しが見えない中で、欧米各国はウクライナへ兵器を供与してウクライナを支援している。それがロシアと対等に近い戦いとなっている。ヨーロッパでは各国首脳がキーウを訪れ、ゼレンスキー大統領と会談している。G7首脳の中でウクライナを訪問していないのは、アメリカのバイデン大統領と日本の岸田首相だけである。訪問して、ゼレンスキー大統領と会談しているシーンが世界へ拡散されることが、大きな国際的メッセージとなる。バイデン氏の代わりに、アメリカからはブリンケン国務長官、ペロシ前下院議長が訪れているが、日本からはそんな話も聞かない。5月にG7首脳会談を行う前に、議長を務める岸田首相がウクライナ訪問を検討していると報じられた。ところが、紛争地の要人警護は難しく、これまでにもかなり要人がテロ集団から狙われた例がある。今政府では、どうすべきが検討中ということであるが、警護は警護として、一国の首相たるものは必要と思うなら訪れるべきであろう。

2023年1月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5639.2023年1月28日(土) アルコールに溺れるロシア人

 今朝起きて外を見たら庭にはほんの少しだが、雪が積もっていた。今年初めて初雪を実感した。相変わらず日本各地、特に日本海側で豪雪による被害が出ているようだ。豪雪と言えば、2002年3月にシベリア鉄道で横断した時の1週間は雪、雪、雪の連続で、戸外に見るものすべてが白い雪だったことを思い出す。

 ついては、ロシア人の酒好き、否アルコール中毒についてNPO紙にコラムを書き、友人らに知らせたところ大分関心を持ってもらい、中には他にいくつかの酒にまつわる小話を教えてくれた友人もいる。ロシアの成人のほとんどが酒を愛して、留まらないところがあり、つい脱線する。ロシア大陸の極寒はとても言葉には表せられない。30余年前の11月にシベリアを訪れた時には、チタで零下20℃の寒さに直面した時は、身体が凍えるような肌寒さだった。そんな極寒下では、ついアルコールに手が伸びてしまうのだろう。

 「少しの酒は体に良い」との説があるが、これを真っ向から否定する指針がカナダで発表され、一部で波紋を呼んでいる。「例え少量であってもアルコールは健康を害する」というものである。飲酒をどうしても避けられない場合でも、指針はビールやワインを週1~2杯程度に抑えるよう訴えている。いずれの説も分からないわけではないが、飲むにしても週にビールを1~2杯程度ではとても飲んだ気がしないのではないだろうか。

 私もかつては毎晩晩酌を欠かさなかったが、サラリーマンを辞めてからは夜間友人らと会う機会もなくなりアルコールを飲む機会が減ったせいや、最近ではこのコロナ禍の影響もあり、外出することもなくなり飲む機会も減ったし酒量もめっきり落ちた。やや極端だが、一昨年はたった5度しかアルコールを飲むことはなかった。昨年は妻が正月に入院していた関係もあり、その期間中に6度も飲酒したが、その後は8月に1度友人とビールを軽く1杯口にしただけだった。今年もまだお屠蘇として2回飲んだだけである。時代も変わったが、酒を飲む自分も随分変わったと思っている。

 さて、時代の移り変わりと、進化したITによる悪用により、強盗の方法、テクニックも随分変わったなと知らされた事件が、連続的に国内各地で幅広く起きている。強盗なんて家人の留守を狙いこっそり忍び込み金品を盗み取るものだという常識が変わったような事件の頻発である。チームプレイで強盗を冒すのだが、強盗団はお互いを必ずしも知らないケースがある。首謀者からSNSによる指示によって実行役が行動するらしい。今回殺人まで犯した事件では、「ルフィ」と称する首謀者から指示が発せられているというのだが、その「ルフィ」はマニラの収容所に収監されている。普通なら外部との連絡なぞ出来ない筈だが、収容所では賄賂を使い高級な扱いを受けており、通信機器も自由に使えるような囚人で、ちょっと普通では考えられない。やっと警察庁から「ルフィ」の行動に問題ありと指摘され、マニラの収容所では、「ルフィ」の特権をはく奪したようだ。それにしても従来の「強盗」の常識から大きく外れた、強盗のやり方には驚くことばかりである。警察庁としても警察のメンツが保てなくなる点もあり、徹底的に調べて全員を逮捕し事件を根絶して欲しいものである。

2023年1月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5638.2023年1月27日(金) 途切れていたビルマ人との交流復活?

 初めてビルマ(現ミヤンマー)を訪れたのは、半世紀以上も昔の1971年だった。その数年後に当時のビルマ航空の客室乗務員10人ほどが日本航空で研修のため来日し、その時彼女らと知り合った。以後ビルマを訪れるたびに彼女らと会ったが、そのひとり、マ・テン・チさんとは文通による交流を続けていた。彼女は日本が大好きで、大分日本語を話せた。その後母国ビルマを離れ、ニューヨークに渡り40年以上もNYで生活し、同じビルマ人男性と結婚し、名もMargaret Leeと改め1女を得て幸せに暮らしていた。その娘も難関の名門カリフォルニア大学バークレー校に進学し、卒業後はサンフランシスコ市近郊に生活している。私もNYを訪れる度に彼女の家族と会い、旧交を温めていたが、その彼女とこの2、3年連絡が途絶えていた。

 昨日不意に彼女から航空便が届き、懐かしく想いながら読んでみるとNYの自宅を畳んで、カリフォルニア州オレンジ・カウンティのラグーナ・ウッズへ引っ越したという連絡だった。同地は知らなかったが、ネットで調べてみると太平洋岸に近いリゾート地区のようで、人口は1千8百万弱でお年寄りが多く住んでいる福祉都市のようだ。今ご主人がどうしているのかは手紙では分からないが、長年住んでいたニューヨークからこの地へ引っ越してきたのは、一人娘がカリフォルニアにいてNYへほとんど里帰りしないので、NYの自宅を売り払ってこのラグーナ・ウッズに家を購入したと書いてあった。彼女はアメリカを訪問したら、ぜひこの地へ訪れるのを待っていると書いてあったが、それは難しいだろうと思っている。彼女も後期高齢者だが、気候も良く、シニア・シチズン用の施設が整っている土地のようだから、幸せに暮らせることだろう。私にとっては、一時消息が分からなかったビルマ人の元気そうな様子を知っただけでも安堵している。ビルマ人は他の国の人々に比べて本当に人柄の良い人が多い。彼女の手紙の最後に日本語で「明けましておめでとうごぜえます」と書かれていたのには、思わず苦笑した。

 ついては、今朝の朝日記事によると日本人の海外流出の動きが進んでいるようだ。まるで少子化を皮肉るような現象である。昨年10月現在海外永住者数が、過去最多の55万7千人になった。3か月以上海外で暮らす日本人の合計は、約130万9千人もいるといわれる。その6割が女性である。永住者の多い国10傑は、アメリカ、オーストラリア、カナダの英語圏が上位を占め、意外なのは4位ブラジル、10位アルゼンチンの南米圏であることと、韓国に多いことである。他はすべてヨーロッパの国々である。私も幼いころより伯父がドイツに留学していたこともあり、海外への憧れが強く、父親からそれならブラジル辺りへ行って一旗揚げてみろと言われたこともある。初志貫徹とは成らなかったが、それが形を変えて海外武者修行になったとも言える。もう一度青春時代に戻れるものなら、海外で生活してみたいという気持ちは今でも胸の中にある。

2023年1月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5637.2023年1月26日(木) 物議を醸す森喜朗元首相の発言

 今シーズン最強の寒気が流れ込み各地で大雪や、低温となった。東京は昨日今季最低の3.4℃で都内に初雪があったそうだが、残念ながら自宅周辺では雪を目にすることはなかった。昨日は全国の交通網に大きな障害が出た。航空機のフライト・キャンセルの外、関西地区ではJRのレールの切り替えポイントに備えた融雪器が機能せず、多くの電車が乗客を乗せたまま停車した状態だった。今日JR西日本社長が謝罪会見するほどだった。高速道路も積雪のため車が動かなくなり、1昼夜以上に亘って長い渋滞が続いていた。テレビで観る空中映像でも一般車はほとんど見られないが、トラックの長い行列が目立っている。この雪の影響で各地の宅配便や郵便物の配送にも影響が出ているようだ。新名神高速道の三重、滋賀県内で発生していた大規模な立ち往生は、今日午前8時過ぎに約28時間ぶりに解消されたという。だが、亀山市周辺での通行止めはまだ続いている。

 さて、ロシアのウクライナ侵攻は、今ではウクライナに対する欧米から武器を供与することになり、ウクライナ軍も盛り返し戦線は一進一退である。この様子では、停戦は見当もつかない。日本政府もウクライナ情勢をめぐって欧米と足並みを揃えてロシアへ制裁を課しウクライナを支援している。そこへ昨日森喜朗元首相が予想もしなかったコメントを公表し、政府自民党の姿勢に皮肉を述べ、日本政府の外交姿勢に疑問を呈したのである。

 森氏が首相になって最初に訪問した国がロシアで、その時以来プーチン大統領とは良好な関係にあった。森氏は「ロシアが負けることは考えられない」と述べ、日本とロシアの関係について自身が「せっかく積み立ててここまで来ているのに、こんなにウクライナに力を入れてしまっていいのか」と語った。この発言に対して、政府はロシアのウクライナ侵攻は暴挙であるとし、引き続きG7などと結束して厳しい対応を続ける重要性を強調した。しかし、自民党内ではこの森発言に対してかなり厳しい見方がある。

 2014年拙著「南太平洋の剛腕投手」出版記念会に森元首相にご出席いただき、ご挨拶をしていただいて以来、この10年近く森元首相にはお会いしていないが、森氏はこのところ健康問題が懸念されていた。だが、まだまだやる気満々のようだ。日ごろより良好な日ロ関係は自分の信念と行動によって大分前進させることが出来たとの自負を抱いておられる。確かにそういう側面はあるが、それはそれとしてウクライナ侵攻は明らかにロシア、及びプーチン大統領の利己心と征服欲によるものである。この暴虐行為に対して世界のほとんどの国は反ロシア行動に出ている。当然日本も追従している。そのこと自体は、ロシアの暴挙を考えると当然だと思う。ご自身の実績、功績はこの際控えめにして、ウクライナを支援する方が、世間から好意的に受け止められると思う。自民党内でも反論、異論が起きているようで、今後支持率低下が目立つ岸田政権は、どのように党内を調整し、治めていくのだろうか。

2023年1月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5636.2023年1月25日(水) モラルと行動力に欠ける政治家

 昨日の本ブログにカリフォルニア州モントレーのアジア系住民の多い地域で銃乱射事件が起き、11人が殺害されたと書いたばかりだが、その2日後にまた同じカリフォルニア州サンフランシスコの近くのハーフムーンベイで乱射事件が起き、7人が死亡した。2日前の乱射事件の犯人はアジア系の72歳の男だったが、今度も身柄を確保されたのは67歳のアジア系の男だった。そして同日夜には、対岸のオークランドでも別の銃撃事件が起き1人が死亡した。他にもアイオワ州デモインの教育施設で銃撃事件があり生徒2人が死亡した。AP通信によると、教育関連施設での銃撃事件だけでも今年に入ってすでに全米で6件目だという。ニューサム・カリフォルニア州知事は、「アメリカの銃による殺人率は他国より26倍高い」と銃規制の強化を訴えたとあるが、寝ぼけたことを言っているという印象である。知事たる者は自ら行動すべきである。況してや身近に起きた不祥事を、率先して排除すべきである。デモイン市の市長も「我々はこの問題に立ち向かうためにもっと努力しなければならない」と似たもの同士のコメントを述べている。こんな他人任せの人物が、自治体のトップにいるようでは、アメリカから銃による殺人事件は永久に追放されないだろうと無力感を感じた。

 アメリカの政治を左右する政治家のモラルの欠如も甚だしい。昨日CNNテレビが報じたところによると、ペンス前副大統領の私邸から機密文書が見つかったという。すでに昨年8月トランプ前大統領の別荘から最高機密書類が見つかっている。そして、今月に入ってバイデン大統領がうっかり機密文書26点を持ち出したことが批判されている。バイデン大統領は不注意で、トランプ前大統領は意図的に300点以上の文書を持ち出したとバイデン氏側はその違いを述べている。そこへこの度のペンス前副大統領の同じような書類持ち出しである。アメリカの政界のリーダーである大統領や副大統領が、国が禁じている機密書類を持ち出し自宅に保管しているなどとは考えも及ばず、とても国民には理解し難いであろう。ことほど左様にアメリカのトップ政治家ですら、モラルや責任感に欠けていることが分かる。

 このようなトップから地方の政治家に至るまでモラルに欠け、行動力に乏しく、他人依存症では、アメリカのような国が今後機能して行けるだろうか、極めて心もとない。

 翻って我が国の政治家も似たようなところが多い。口約束だけはするが、実行力が伴わない。例えば、昨日の細田博之衆議院議長の無責任極まる与野党の代表者との面会の様子などは、これが3権のひとつ、立法府の長である人物だろうかと不信感が拭えない。かねてより統一教会との関係を噂され、あまつさえ2019年10月に統一教会の会合で韓鶴子総裁に教会と関係の深かった安倍晋三元首相にその様子を伝えるとヨイショしたが、その裏には総選挙で統一教会から支援を得ようとした策略が透けて見える。言い訳に終始した印象である。正しい形で質疑応答せず、記者会見も避け、こそこそと行動してその正当性が見られない。日本の政治家もアメリカ同様に、まったくダメだ。情けないことだが、政治家には希望も期待も一切出来ない。

2023年1月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com