3771.2017年9月9日(土) 重陽の節句に陸上100mで10秒の壁破る。

 今日福井県営陸上競技場で行われたインターカレッジ陸上男子100mで、東洋大の桐生祥秀選手が長年の念願だった、日本人として初めて10秒の壁を破る9.98秒の日本記録を更新して優勝した。日本記録更新は実に19年ぶりである。桐生選手自身高校時代に記録した自己ベストを4年ぶりに更新した。今夏の世界陸上では100m出場選手に選出されず不運をかこっていた。近年彼を追い抜いて行く後輩の進出で、若干精彩を欠いていただけに、これを機縁にまた記録を伸ばして欲しいものである。とにかくおめでたいことである。

 さて、今日9月9日は旧暦では中国由来の行事であり、わが国では江戸時代に定められた、縁起の良い奇数が重なる5節句のひとつで重陽の節句と呼ばれている。同時に菊の節句とも呼ばれている。古来不老長寿や繁栄を願い縁起の良い日とされている。この日誕生日を迎える小中陽太郎さんは、ご自分の名をこの重陽に因んで名づけられた。先ほど誕生日のお祝いのメールをお送りしたところ、私が日本ペンクラブ理事に選出されたと同時に、財務委員を拝命したことに対して激励のメールを返していただいた。

 このところ北朝鮮の核実験、ミサイル発射などで北朝鮮に対する関心度が急激に高まっている。今日北朝鮮は建国記念日を迎えて何か派手な示威的な行動を起こすのではないかとメディアもじっと注目していた。しかし、これだけアメリカを始め、周辺国が警戒している中で実働は難しいと考えたのか、具体的な兆候はない。だが、空威張りと言うのだろうか、今日の北朝鮮「労働新聞」では、社説に北朝鮮は原爆と水爆を保有する核保有国であることを強調し、大陸間弾道(ICBM)など最先端武器をさらに製造していかなければならないと主張した。更に強力な核抑止力を持った自国に勝るものはないと強がりも見せた。狂暴国に周辺国は戸惑わされているが、何もなければいいがと願う。

 果たして現代暦の9月9日が縁起の良い日に値する日なのかどうかは、北朝鮮の建国記念日であることから察するとあまり良い日ではないのではないか。また、中国の毛沢東が亡くなった日も重陽の節句、1976年9月9日だった。毛沢東と北朝鮮と相関性があるような気もしてくる。41年前のこの日旧文部省教員海外視察団にお供してサンフランシスコへ向かおうとしていた矢先、羽田空港の待合室でこのニュースを聞いた。毛沢東については、当時中国革命を成し遂げて貧しい人々を救った偉人だと尊敬の念を抱いていたこともあったが、その後毛沢東を調べるにつれ少しずつ化けの皮が剥がれて来た。毛沢東は中国を社会主義国どころか、最も対極にある帝国主義国家に変えてしまった。権力志向旺盛で、マルクスが理想とした社会主義国家とは似ても似つかぬ国造りに貢献する結果となった。有史上最も残虐な殺人鬼とも言われている毛沢東は、亡くなるまで権力の座にしがみつき、4千万とも6千万人とも言われる人々を虐殺したと言われている。どこか、北朝鮮の金正恩労働党委員長に似てはいないだろうか。

 秋田県大仙市では、昨夜の地震に続いて今朝M4の地震があった。前日起きたメキシコ南部の地震は、大分大きな被害があったらしい。すでに61人が犠牲となったと報じられ、その経済損失は10億㌦~100億㌦(約1100億円~1兆1千億円)に上がる可能性があると伝えられている。

 そんな折に、今夕の朝日に心和む記事が掲載された。リトアニアの旧日本領事館の老朽化した壁を日本人塗装工がボランティアとして塗り替えたというホッとするニュースである。今月24日にこの旧領事館を訪れる予定であるが、感慨深いことだろう。よく見て来たいと思う。

2017年9月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3770.2017年9月8日(金) アメリカで不法移民国外退去の恐れ

 アメリカではトランプ大統領就任以来、「アメリカ・ファースト!」を叫び過ぎるあまり国内でいろいろ複雑な問題を引き起こしている。特に最近は人種差別的な言動が多くなり、反トランプのデモへ発展し過熱している。

 そこへ5日トランプ大統領はオバマ前大統領が導入した移民救済制度(DACA)の廃止の考えを公表した。これは、子どもの時に親に連れられアメリカに来た不法移民、約80万人の立場を危うくするものである。一応6カ月間の猶予期間があるとはいえ、法的整備が整わなければ強制送還の恐れがある。この6カ月の間にアメリカに住める法案を議会が作れなければ不法滞在ということになる。

 トランプ大統領の言いぐさがふるっている。「私は愛情と思いやりでDACAを解決すると言ってきた。しかし、我々は、職がなく苦悩する忘れられたアメリカ人に対しても愛情と思いやりを持たなければならない」と言っている。この言い分はおかしくないだろうか。果たしてどれだけの人がこのトランプ発言を素直に聞き入れることが出来るだろうか。明らかに移民差別である。トランプ氏の腹の内がアメリカ第一主義で、常に訴えて来たアメリカ人のための雇用を取り戻すという狙いがある。

 そこには、①国境の壁建設と国境警備の強化からなる国境管理、②移民や難民の数を抑え、テロリストの流入を防ぐ入国制限、③国内の不法移民の取り締まり強化、④アメリカ国民の職を奪う低賃金の不法移民の雇用禁止、⑤技術を持つ移民を優先的に受け入れる、というのが大きな柱のようである。

 当然アメリカ各地で轟々たる非難の声が上がっている。国際的に北朝鮮という厄介な国を相手にしながら、国内でも今までにないくらい難問を抱えたトランプ政権の前途は極めて厳しいものになっている。

 今日日本時間午後2時ごろメキシコ南部で大地震があった。M8.2 という桁外れの規模である。現場に駆け付けたペニャニエト・メキシコ大統領は、100年に1度の大地震と警戒を促した。

 ところが、午後10時23分ごろ秋田県でもM5強の地震があった。いずれも明日には詳細が分かるだろう。

2017年9月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3769.2017年9月7日(木) ビルマ政府のロヒンギャ問題への対応

 昨日の本ブログにビルマのイスラム系ロヒンギャ民族問題とそれを解決しようとしないアウンサンスーチー国家顧問兼外相の姿勢について、疑問を呈した。今夕のNHK「ニュースウォッチ9」の中でもスーチー氏に対して厳しい論評を加えていた。最年少でノーベル平和賞を受賞したインドのマララ・ユスフリイさんも、スーチー氏の消極的な姿勢を非難し、速やかに同問題に関して前向きな行動を取るようスーチー氏の今後の行動に期待を寄せてもいた。

 また、今朝の朝日「天声人語」でもビルマからミャンマーへの国名変更の理由と目的にまで遡りながら、このロヒンギャ民族抑圧問題とスーチー氏の同問題不干渉について言及している。

 偶々4年前スーチー氏が訪日した際民主化への自らの行動について謙虚に「私は魔術師ではありません」と述べたことに触れ、こう書いている。「魔法の力は誰にもない。だから暴力でなく話し合いがある。少数者の命と権利がないがしろにされる事態がこのまま続くのなら、何の民主化だろう」と民主化運動のリーダーだったスーチー氏の後ろ向きの姿勢をやんわり批判している。

 同時に昨日のブログを読んでくれたのだろうか、ベオグラードに住む友人の山崎洋さんから、先日雑誌2冊を郵送した礼を兼ねて、一般的なロヒンギャ民族抑圧とスーチー氏の対応に関する一般的な批判に対して、今朝彼らしい意見を述べた異論メールをもらった。彼は旧ユーゴスラビア時代から現在のセルビアに半世紀以上に亘り生活している。ユーゴ分離当時からコソボ独立騒動に付き合わされ、セルビア国籍も有する彼はそのコソボ独立問題を例に挙げてロヒンギャ独立の可能性についてコメントしている。現時点ではロヒンギャ独立問題はまだ大きな問題にはなっているわけではない。

 しかし、イスラム過激集団やビルマ政府に内政干渉しようとする外部勢力が、ロヒンギャ独立問題もちらつかせながら対立を煽る戦略を実行しているため、政府軍に先手を打たせ掃討作戦を行わせている可能性も排除出来ないという。この点をアメリカから囁かれたスーチー氏が目をつぶることもあり得るとの彼なりの考えを示唆してくれた。コソボ問題で散々セルビアがアメリカ、EU諸国、また国連にも出し抜かれた経緯を傍で観察していた実体験からも彼の考えもある面で理解出来る。こういう民族問題は複雑な要素を孕んでいて、外にいたのでは想像するしかなく、実態と本質がまったく分からない。これも現地で肌から知る臨場感がいかに大切かという点で大いに参考になる。

 今世界の美術界で話題になっていたのが、スペインのシュールレアリスム画家・サルバドール・ダリの娘と主張する女性が、親子関係を認めるよう訴えていたことである。マドリードの裁判所がDNA鑑定しか確認の方法がないと判断し、カタルーニュ地方にある「ダリ劇場美術館」に埋葬されていた遺体を掘り起こし検体を鑑定した結果、親子関係の鑑定は出来なかった。美術館内の床の下に埋葬されていた遺体を掘り起こすために、かなりの手間をかけたが、ダリ財団としてはホッとしている。だが、これには相当の費用がかけられている筈であり、事前にダリ財団はその女性に親子でなかった場合は、女性に費用の負担を求めると言っていたが、霊媒師とされる女性にそれを支払う財力があるだろうか。それにしてもここまでやらなくても、別の方法で決着をつけることは出来なかったのだろうか。

 この女性は、親子関係が証明されれば、ダリの遺産を継承出来ると考えたのだろう。まあ欲の皮の突っ張った人間はどこの世界にもいるものだ。

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3768.2017年9月6日(水) 仏教国ビルマ国内のイスラム系民族抑圧

 国内外にあまりパッとしない事象が多いが、このところ密かに注目を集め不安視されているのが、ビルマ西部のバングラディッシュ国境に近いアラカン山中のラカイン州に住むイスラム系ロヒンギャ民族とビルマ治安部隊の衝突である。もう40年も昔毎年ビルマへ慰霊巡拝のツアーでお供していた当時から、このアラカン山脈にはビルマ人とは別の民族が住んでいることは仄聞していた。それでもこれまでビルマ国民はロヒンギャとは居住区分を分け、お互いに接触を避ける形であまり大きな争いになることはなかった。

 それが、ここへ来てロヒンギャの武装集団が警察施設を攻撃したことに端を発し、ビルマ治安部隊が力づくの掃討作戦に出たことでロヒンギャの一般住民を巻き込むことになった。現在ラカイン州を中心に100万人ほどのロヒンギャが居住している。現在ビルマ政府は彼らをバングラディッシュからの不法移民と見做して、国籍を与えず、参政権や移動の自由も認めていない。

 一番気になっているのは、民主化運動のリーダー格であり、国家顧問として事実上政権トップのアウンサンスーチー女史が、この問題ではまったく腰が引けていることだ。ロヒンギャへの弾圧に対して、同じイスラム教徒の多いマレーシアやインドネシアでは、抗議デモも起きている。国連も調停に介入しようとするが、スーチー氏が拒絶する有様である。民主化運動で軍部に激しく抵抗し軍事政権から解放し多くの国民から尊敬され、ノーベル平和賞まで授けられたスーチー女史が何ゆえ、このイスラム系ロヒンギャに対しては民主的な姿勢を示さず、後ろ向きなのか理解に苦しむ。多民族国家ビルマでは国民の約9割が仏教徒であるが、それが故にイスラム教徒の自由を迫害しているとも断定出来ない。下手をすると宗教間戦争にもなりかねない。

 それにしても、これまでの経緯を考えてみると、このままロヒンギャ問題を放置しておくとスーチー氏のイメージダウンにつながる。民主化運動の象徴的存在だったスーチー氏に、何故ロヒンギャを受け入れようとしないのか、考えを伺いたいものである。

 さて、3日北朝鮮が行った水爆実験の威力が、当初75キロ㌧と言われていたが、昨夕になって小野寺五典防衛相が120キロ㌧と訂正した。ところが、今朝小野寺防衛相は再び数字を訂正した。何と160キロ㌧と推察されると述べた。これは広島原爆の10倍以上の威力があり、過去最大級のものである。米軍の空中写真によれば、実験地域周辺では振動はもちろん、土砂まで流出させたように見える。愚かにも北朝鮮は自らの国土まで破壊しようとしているのである。

2017年9月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3767.2017年9月5日(火) 韓国に金正恩斬首作戦部隊創設

 北朝鮮の水爆実験に関するざわつきが国内外で目立っている。国連安保理事会緊急会合では案じていた通り紛糾している。アメリカが近く制裁強化の新決議案を配布して、11日に採択を目指す意向のようだ。だが、アメリカの提案を日本始め、イギリスやフランスが支持したものの、水爆実験に反対をしながらも相変わらず対話の必要性を繰り返す中国とロシアとの間で大きな溝が生じている。

 今日もエンターテイメント番組を観ていると、昨日同様専門家が北朝鮮のやり方と今後について、正に議論百出の感である。

 そして恐るべき手法まで現れた。今年中に金正恩斬首作戦部隊を創設し、来年には具体的に動けるよう検討すると韓国国会で宋永武国防相が発表したのである。いやしくも国のトップの暗殺計画が公表されたのだ。かつて、世界中で最も暗殺のターゲットになったのは、キューバ革命の志士フィデル・カストロと言われていた。だが、アメリカの標的となったカストロが暗殺されることはなかった。一般に公表されなくてもガードの固い要人の暗殺が、思うように実行出来ないことはカストロの例でも分かるだろう。本来暗殺計画なんて公にすべき性質のものではないと思う。密かに計画されるのが普通だと考えるが、国防のトップが堂々と公表するのだから他に目的があるのだろう。それにしても恐ろしい暗殺計画が21世紀になっても実行されようとしている。とにかく物騒な世の中になってきたものだ。北朝鮮問題から目が離せない。

 さて、1日に決まったばかりの民進党前原誠司代表が、その直後党役員人事を発表して、幹事長に山尾志桜里氏、党代表代行に大島敦氏を起用する方針を内定していた。ところが、今日になってそのポジションを入れ替えることにした。そのうえで山尾氏を要職に起用しなかった。いつもながらの民進党らしいと言えばそうかもしれない。だが、その方針を決めたのはつい4日前のことである。前原代表自身が心変わりをしたのである。党内に幹事長という要職は、実務経験に乏しい山尾氏には荷が重いと反対の声が出た。それを簡単に受け入れて、自らの考えを葬ったのである。それでいながら、前原代表は柔軟性のあるところが、ニュー前原だとうそぶいているのだからお話しにならない。この人の思考回路は一体どうなっているのだろうか。やはりこの人物は政治家にとって一番大事な信念とか、人の心をつかむことにかけては失格である。こういう代表が果たして代表たる職責に相応しいものだろうか。いつまで経っても民進党には進歩が見られない。いっそのこと党を解散して、同じ志を持つ仲間だけが結束して、しっかりした方針を立てて出直した方がよほどすっきりしている。

2017年9月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3766.2017年9月4日(月) 懸念される世界の嫌われ者・北朝鮮の今後

 各テレビ局ともニュース番組、エンタメ番組を挙げて昨日の北朝鮮水爆実験に関して、専門家を交えて解説をしながらいろいろ議論を戦わせている。この水爆実験は、必ずしも水爆ではなかったのではないかとか、中国の対北朝鮮石油輸出は禁止出来ないのか、北朝鮮はアメリカが絶対軍事行動を起こさないと確信しているので、マイペースで核開発を進められる、とか意外なお説も伺った。討論を聞いていると中々興味深い。

 現在の北朝鮮は、組織、体制、指導者のどれを取ってもとても常識では理解出来ない国である。経済的に国は苦しいと思えるが、それでもそういう気持ちを見せずに次々と高投資の核開発を行っている。当然しわ寄せは国の底辺でささやかな努力をしている庶民にふりかかって来る。外から見ると一糸乱れぬ統率の下に国民の結束は固いように見えるが、実際は国家により強圧的に押し付けられたもので、テレビで度々紹介される金正恩委員長に従っているかのように見せかけているが、国家の発展を目指すとの市民のシュプレヒコールやスローガンはまやかしに過ぎない。厳しい生活を余儀なくされている国民の我慢はいつまで耐えられるだろうか。

 国民心情をまるで斟酌しない北朝鮮は、愚かな支配者・金正恩労働党委員長の独りよがりのせいもあって今後一層核開発へ執着することだろう。昨日の水爆実験は過去最大級の爆発だった。着々と技術力を向上させ、自信を深めた金正恩一派には体制が破壊するとの危機感を与えるくらいの強い国際的経済制裁を課さなければ、現状は北朝鮮の思いのままだろう。これに中国とロシアがどれだけ同調するだろうか。困ったことには、北朝鮮の核開発を止めさせるために、北朝鮮の核保有を容認しようとの声も聞かれる。その容認論のうえに、外交的話し合いをしようというのである。これではマイペースで他国に散々迷惑をかけて来た北朝鮮のペースに嵌まることになる。大国同士が駆け引きをやっている間に悪賢い北朝鮮が、その隙間を突いて自らの目的を達したような印象を受ける。

 日本時間の今晩国連安保理事会が開催され議論されるようだが、いかなる結論が出ても北朝鮮は聞く耳を持たないだろう。9日に建国記念日を迎える愚かな国が、また何らかの愚かな示威行動をやるのではないか心配である。

2017年9月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3765.2017年9月3日(日) 眞子さまご婚約内定と北朝鮮の水爆実験

 秋篠宮眞子さまと小室圭さんのご婚約内定記者会見が宮内庁で行われた。もっと前に行われる予定だったが、7月初の北九州地方豪雨による罹災者の気持ちを汲んで、今日まで延期されたものである。お2人とも若干25歳であるが、記者団との応答を観ていると年齢では表せないほど落ち着いてしっかりと、丁寧に対応されているのに感心した。一般人とは違ってそれなりに教えられ、訓練されているとは言え、テレビで全国生中継されるような場においてこれだけきちんと、そつなく応えられるというのは、並みの人たちとはちょっと違うと思ったほどである。眞子さまの高校時代の恩師が、眞子さまは3年間で学校を休んだのは僅か1日だったくらい健康だったと褒めておられた。ある程度両親の公務に付き添って外出されることも多かったのではないかと考えると、やはりご健康であったことは間違いない。これからも健康であることが求められると思う。お2人が話されたように、きっと良い家庭を築かれることだろう。蛇足ながら高校で私は1日も休まなかったので、人並み以上に健康体であったことは間違いない。

 さて、婚約会見のような慶事を驚かすような唾棄すべきことがまた起きた。何と北朝鮮がまたもや核実験を行った。どうも今の様子から察すると北朝鮮には、核開発、ミサイル開発を一時中止するとか、取り止める気持ちは毛頭ないようだ。このまま彼らの企みがエスカレートするなら、いずれアメリカとの間で軍事衝突が起こることは避けようがない。先月29日に北海道上空をミサイルが通過したことを受け、警備本部は「Jアラート」なる非常警戒警報を発信したが、一部では機能しなかったらしい。あのサイレンが鳴るとどうしても嫌らしい戦時中の警戒警報を思い出してしまう。

 今日の核実験に関しては、時間の経過とともに新たなびっくりするような情報が続々と入って来た。まず、核実験は水爆実験だったらしいと伝えられた。そして、その水爆実験は75キロ㌧規模で広島原爆の4倍を上回るパワーだと知らされた。夜になって北朝鮮を支援する姿勢だったロシア政府が、このような実験をやっているとその仕返しを受けるだろうと昨日とは反対の声明を発した。こうなると北朝鮮を支えている中国の対応が注目される。いずれにしてもしばらくの間ならず者国家北朝鮮と、支援国中国とロシアの言動から目が離せない。

2017年9月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3764.2017年9月2日(土) 似非社会主義国、北朝鮮・中国・ロシアの身勝手

 先日の北朝鮮によるミサイル発射の後、北朝鮮に対する一歩進んだ経済制裁が国連理事会で議論されたが、中国とロシアの反対によりアメリカ、日本、EUらの経済制裁に関する提案は容認されなかった。そこへ最近になって北朝鮮は、日本がアメリカ、韓国と連携して北朝鮮を脅迫していることが許せないと言い出した。すると中国とロシアも北朝鮮への経済制裁に反対するばかりでなく、日本がアメリカと企んで北朝鮮を脅しているというとんでもない言いがかりをつけ出した。ひとつには、日本が1基800億円もする迎撃ミサイル「イージス・アショア」をアメリカから押し付けられ、複数購入するとの小野寺五典防衛大臣の声明に反応して、アメリカに言いなりになる日本の圧力と言って非難したのである。

 ミサイル発射で上空領土侵犯や、関係自治体住民の避難など散々日本に迷惑をかけておきながら身勝手に非難するとは、その図々しさには呆れ果てるばかりである。これが北朝鮮の本性で、それを背後で支援する似たような精神構造の中国とロシアこそ世界の厄介者で、最も世界中に迷惑をかけている。そんなことにこの3つの帝国主義国家は気がつかないのだろうか。どうも嫌なムードになってきたものだ。

 さて、今朝のうちは寒く空も曇っていたが、午後になって青空が見えたので、久しぶりに近くの駒沢公園にウォーキングに出かけた。

 オリンピック記念塔のある中央広場を歩いていたら目の前を小学生らしい女児が読書しながら横切った。歩きながらとは言え、こんな所でまで本を手離さず読んでいるのに感心した。それも漫画とかアニメではなく、単行本だったので、最近では珍しいことだと思っている。近年本を読むよりスマホで他の興味あるソフトを観る子どもが多いようだ。大人も子供も本を読まなくなり、その結果書店で本を買わなくなり、書店が立ち行かなくなって閉鎖され書店を探すことが難しくなっている。電車内でもスマホに夢中の乗客をよく見かけるし、かつては歩きながら読書をする人もかなり見かけたが、今ではほとんどそんな姿は見られなくなった。

 小学5年生の時、母に買ってもらった漱石の「坊ちゃん」を通学途上で歩きながら読書をしているのを知られて、母から危ないから止めなさいと言われたことがあるが、そんな情景を駒沢公園の女児に重ね合わせて思い出した。今日見たあの歩きながら読書をしていた女児も危険は避けて、読書を積み重ねてくれれば良いと思っている。必ずやしっかりした考え方を持った大人に成長してくれるものと信じている。

 私もかつては読書家の方だと思っていたが、実は最近読書量が大分落ちた。読みたい本は書店や、アマゾンで買ってはいるが、情けないことにツンドクになっている。21日からヨーロッパへ出かけるので、罪滅ぼしにその旅行中に念願の3冊ばかりを持参して通読してみたいと思っている。読書量が落ちたのも一種の老化現象かと思うとちょっと寂しく情けない気がしている。

2017年9月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3763.2017年9月1日(金) 民進党新代表に前原誠司元外相

 このところ日本スポーツ界の活躍が目立つ。女子バトミントン、男子卓球、男女レスリング、男女柔道など世界選手権で予想以上の金メダルを獲得して、2020年東京オリンピックを目標に勢いは加速している。

 そして昨夕もうひとつ日本列島を大興奮させた慶事があった。サッカー日本代表チームが宿敵オーストラリアを2-0で破り、来年ロシアで開催されるワールド・カップへ6大会連続6回目の出場を決めたことである。オーストラリアには過去2敗5分けで未勝利のまま分の悪い勝負をしていたが、昨日の試合はキックオフから終始日本が優位に戦っていた。とにかくスポーツファンにとってはうれしいニュースである。

 さて、今日は漱石の小説にも題材を取られた「二百十日」に当り歴史的にも台風に襲われる割合が高い日である。実際昨日から小笠原諸島周辺まで北上した台風15号がさらに本州へ近づき、関東地方は激しい風雨が予想されている。

 加えて今日は、大正12年(1923年)に起きた関東大震災を忘れないための「防災の日」でもある。その天災がらみの日に民進党では代表者を選出するための選挙が行われた。結果は戦前有利と言われていた前原誠司元外相が、対抗馬の枝野幸男元官房長官を破り代表に選ばれたが、民進党の再建を掲げ党内の結束を呼びかけるには、前原氏が適任だとはどうしても思えない。数日前の本ブログにも書き込んだが、前原氏のこれまでの不誠実にして無責任な仕事ぶりと人柄はとても信用出来ない。ひたすらパフォーマンスだけを露出させ、自らの言動に責任を持たないような人が、政党のリーダーとして果たして落ち目の党を盛り上げ引っ張っていけるだろうか。いずれ馬脚を顕わすと思うが、民進党にも任せられる人がいないなぁと思うと同時に、こういう不誠実な人をどうして選出したのかまったく理解出来ない。

 それにしてもテレビで全国へ生中継されるような大掛かりな選挙で、国会議員のうち8名が無効投票を投じ、3名が白票だったが、自ら所属する党のリーダーを決めるこんな大事な時に、これは一体何たることかと言いたい。棄権を示す白票ならともかく、敢えて8人もの議員が無効票を投じたのはいかなる考えに基づくものだろうか。これでは民進党の再建も覚束ない。前途多難だとつくづく思う。

 民進党の再建に危機感と絶望感を憶える。

2017年9月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3762.2017年8月31日(木) ダイアナ妃逝って20年

 今日はイギリスのダイアナ妃がこの世を去ってからちょうど20年目に当たる。まだ36歳の若さで、そのうえ2人の幼い王子、ウイリアム王子とヘンリー王子を残して亡くなられたので、その当時世界中が悲しみに包まれ王妃の死を悼み、世間の哀れみと同情を買った。2人の王子にもその成長過程で悲しみと寂しさに沈んだ時期が大分あったようだ。母ダイアナ妃の不幸な人生に引き比べて、幸いにして長男ウイリアム王子は6年前に結婚され、今では2児を得て幸せな生活を送っている。

 ちょうど20年前の今日昼間、特別なVIP顧客用に企画したカナデイアン・ロッキーを豪華なロッキー・マウンテニア号で巡り、シャトー・ホテルに滞在して秋のカナダを満喫するカナダ大陸横断ツアーに私は企画者兼添乗員として、成田からバンクーバーへ着いたところだった。その晩ホテル・バンクーバーの部屋で何気なくテレビを観ていたら映像にどうも異様な空気が流れていた。臨時ニュースらしい画面が表れた。驚いたことにダイアナ英王妃がパリのセーヌ河畔で自動車事故により不慮の死を遂げられたという重々しく衝撃的なニュースだった。カナダは英連邦国のひとつであり、殊更イギリスとの繋がりが深いだけに、翌朝になっても更に詳しい英王室の情報を加えてテレビ画像は、ダイアナ王妃死亡関連ニュース一色で悲しみに包まれていた。翌朝バンクーバー駅に着くと駅頭に半旗が掲げられていた。

 自動車事故による王妃の死亡時間は、パリ時間31日午前4時ごろとされている。この時カナダ太平洋岸時間では前日の30日午後7時ごろだった。私がダイアナ妃の死を知ったのは夜10時過ぎだったが、一般に流布されているパリ時間の31日ではなく、時差の関係でカナダ太平洋岸ではその前日の30日午後10時ごろだった。故人の前日にその死を知ったという不思議な巡り合わせになったのである

 私たちは、その後バンフからケベックへ行き、トロント経由でナイアガラへ来て、もうひとり偉大な女性の死を知ることになった。ノーベル平和賞を受賞された、聖母マザー・テレサが9月5日にインドのコルカタ(旧カルカッタ)において87歳で亡くなられたのである。外国旅行中に2人の世界的に著名な女性の訃報を知るとは、奇しき巡りあわせと言うべきだろうか。あのエポック・メークなパプニングからもう20年が経つ。早いものである。

 さて、今日を以って夏も終わりである。今年の夏最後の1カ月は肌寒い日が多く、あまり天候に恵まれなかった。雨が多く観測史上過去最少日照時間だったという。

2017年8月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com