3986.2018年4月12日(木) OB社員社友会に出席

 今日は生憎予定が重なったので、最初の予定を少々早めに切り上げて第2の目的へ向かった。

 毎年この時期になると小田急電鉄OB社員の社友会が、相模大野のホテルで開催される。懐かしい人たちに会えるので、毎年楽しみにしている。聞くところによると現在社友会員は約2500名で、その内今日の出席者は450名だそうである。結構楽しい会話になる。

 今年は小田急電鉄役員が交替したので、新社長と新会長、新相談役にはすでに挨拶しているが、改めて話をした。星野新社長のスピーチは、先ず何と言っても先月17日に完成した高架複々線工事に関することで、OB社員も何らかの形で関っている話題である。もうひとつは、新しいロマンスカー車輛の就航、そして小田急商事がセブン・イレブンと業務提携をしたことである。

 メディアでも高架複々線工事完成は好意的に報道されている。その点に星野社長も触れていたが、OBとしても幾分かは貢献していると思うと誇らしい気分でもある。しかも、このプロジェクトは計画以来50年、工事着工以来30年が経ったので、年配の社員ほど思い込みは強いと思う。その場でごく最近出来上がったプロジェクト着工以来完成に至るまでのビデオも映された。終始楽しいパーティで身体の続く限り、今後も参加するつもりである。

 次の目的はペンクラブ財務委員としての仕事のひとつ、入出金伝票のチェックである。相模大野駅から急行で代々木上原へ出て、地下鉄千代田線で霞が関へ向かい、ここで日比谷線に乗換えて茅場町に向かってペンクラブへ行った。今日の仕事は毎月有志財務委員の手による伝票チェックである。昔小田急電鉄時代に、旅行部へ異動する前は経理部にいたので基本的な勘所はある程度分かっているつもりであるが、株式会社の経理と社団法人のそれとはちょっと異なる印象を持っている。今日も事務局担当者と話していてやり方や解釈に食い違いが多い。とりわけ仮払金の精算方法が随分違うので、現状では事務局スタッフが仕事をし易く、法的に問題なければ、そのままのやり方を踏襲することは佳しとしても、一般企業の感覚とは大分異なるので、機会を捉えて税理士さんの意見もよく聞いたうえで内部で一度話し合ってみてはどうかとアドバイスしたところである。

 来週はペン理事会と財務委員会が開催される。民間企業の業務とは大分異なる点が多いが、現在のシステムを私なりにもう少し理解できるように学びたいと思っている。

2018年4月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3985.2018年4月11日(水) 怪しい首相官邸と官僚の暗躍

 モリカケ問題のカケ・加計学園の獣医学部新設をめぐる一件で、昨日中村時広・愛媛県知事が記者会見を行い、2015年4月愛媛県職員が総理官邸で当時の柳瀬唯夫・首相秘書官からそれは「首相案件」と聞いたと備忘録に書いてあったことを認めた。柳瀬氏は現在経産省審議官であるが、「選択」4月号によれば、次期事務次官へ最も近い人物だという。これも論功行賞と言えるのだろうか。

 ところが、柳瀬氏は自身の記憶する限り愛媛県職員にも、今治市職員にも会っていないという。だが、その一方で中村知事は、県庁職員は真面目で信頼出来る人物であるという。柳瀬氏と愛媛県庁職員の言い分が対立することになった。ここへきていくつかのスキャンダルで公文書を改ざんしたり、隠ぺいした書類が出てきたり、見つけた書類を上司へ報告しなかったり、役所としてあってはならないことがしばしば表沙汰になっている。どうしてこうも後から後から、国家公務員として絶対やってはいけないことをやり、またそれが明るみに出るようになったのだろうか。

 このように公文書改ざんのような絶対あってはならないことが現実にあったのは、首相やその取り巻きが公権への介入をこっそりと行うようになったことが原因だと思う。昨年文部科学省内で「総理のご意向」とか、「官邸の最高レベルが言っている」などという文書が見つかり、首相ら関係者への特別扱いが行われているのではないかとの疑念が持ち上がった。その後話題はモリカケのモリ・森友問題へ移り、これも安倍昭恵首相夫人が関与しているのではないかとの疑いが広まるうちに、財務省内の公文書改ざんが発覚したのである。自民党内には、森友問題はもともと安倍首相自身が問われた問題であるとの認識が強い。

 中村知事は、国に対しても説明責任を果たすよう促したが、今日の国会答弁を見る限り、安倍首相は自分の部下(柳瀬元秘書官)を信頼していると言った。どちらが嘘をついているのか。一寸先は闇である。。

 いずれにせよまだざわついた後に、安倍責任論が起こり野火の如く広がって来るのではないだろうか。

 先月末開幕したプロ野球も、本家アメリカの大リーグ大谷翔平選手の活躍や、ワールドカップを控えて話題豊富なサッカーに比べてやや地味な感じがしている。ジャイアンツ・ファンを自認する私には、昨年4位に甘んじて捲土重来を願っていたところオープン戦で勝ち続け、12球団中首位だったことで期待が高まっていた。オープン戦とは言え、今シーズンは昨年のようなことはあるまいと思っていたところ、今日も逆転負けで5連敗となり、ついに最下位に転落してしまった。まだシーズンは始まったばかりだが、前途多難である。

2018年4月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3984.2018年4月10日(火) 加計学園スキャンダルが再燃

 このところ国会では、スキャンダルとそれに関連した各省庁の公文書改ざんや口裏合わせのような不祥事が明るみに出て真摯に審議が行われていない。一向に建設的な国会運営にならない。テレビでも国会中継が増えたが、いつもながらの仮装質疑であると思わざるを得ない。

 森友学園問題については、スキャンダルの発火点は、一私立学校である森友学園名誉校長に安倍昭恵首相夫人が就任し、それを取り巻きが忖度して国有財産を森友学園に大幅に値下げして売却したことがそもそもの発端である。森友学園への国有地払い下げに際して8億円もの値引きを行ったのは、財務省理財局が理由をこじつけて首相夫人に忖度したことが大きいとされている。その過程で理財局が公文書を改ざんして、存在する書類を処分したとか、紛失したとか嘘の証言をしたことが問題を大きくした。

 昨日の国会では理財局が森友学園に偽った証言をするよう持ち掛けたことを太田現理財局長が認めて、質問した議員から馬鹿者呼ばわりされる有様である。これらの責任をノーテンキの麻生太郎財務相は、佐川前理財局長以下理財局に押し付けるばかりで自身いかなる責任も取ろうとしない。政治家の無責任さを示す最たるものではないだろうか。

 一昨日以来更に問題になっているのは、防衛省の日報紛失問題である。それも見つからないとされていた南スーダンばかりでなく、ここに来てイラクの日報も発見された。稲田朋美・前防衛相が国会の場で日報はないと応えたが、それが実際には保管されていることが分かった。しかもその件が大臣に報告されたのが、日報発見からほぼ1年も経過した後で、すでに大臣は交代していたというお粗末な寸劇である。

 こんな重要なことがシビリアン・コントロールを無視して、制服組の間でたらいまわしされて扱われていることに国民としては、不安を感じ呆れるばかりで不信感も募る一方である。

 いずれの事件も役人がきちんと為すべき義務を果たさずに国民を裏切り、彼ら官僚の間で勝手に決められていたことであり、誠に由々しきことである。

 そこへモリカケの一方の加計学園に関する新たな疑惑が持ち上がっている。今月開学し3日に入学式を行った加計学園岡山理科大学獣医学部開校に際して、当時の首相秘書官から「首相案件」との文書があったことが愛媛県の文書で判明した。これが何を意味するのかは明確ではないが、推して知るべしだろう。加計孝太郎・加計学園理事長が安倍首相と長年の友人関係にあったことから、首相周辺が加計学園壽医学部建設、認可に配慮するよう要請する文言ではないかと取り沙汰されている。

 首相は、モリカケいずれにも無関係であると公言しているが、取り巻きは妙な気遣いをして事柄に関与しているようだ。小噴火か、大噴火か分からないが、加計火山も近々大爆発するのではないか。

 自民党内にも流石に不満と批判が渦巻いているが、そもそも問題が発生するのは近年一強多弱に胡坐を掻いている安倍政権に驕りがあったことは間違いない。軽率な安倍夫妻一連の行動にも、山口公明党委員長は流石に苦言を呈した。実りのない国会論議に終始して国民は飽き飽きさせられている。もう少し緊張感を持って、真剣に国家のことを考えないと国を亡ぼすことになることを国会議員も各省庁の官僚も肝に銘じて反省すべきである。

 さて、アメリカから嬉しいニュースが入った。昨日も書き込んだメジャー・リーガー、エンジェルスの大谷翔平選手がアメリカン・リーグの週間MVPに選出された。この制度が出来て40年間に二刀流選手がMVPに選ばれたのは初めてで、日本人選手としては最年少だそうだ。

2018年4月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3983.2018年4月9日(月) 大谷、池江選手が大活躍の一方で暗いニュースも

 3日前の本ブログに大リーグ・エンジェルスの大谷翔平選手の本拠地での2試合連続ホームラン・デビューについて取り上げたが、その翌日には3試合連続ホームランの離れ業をやってのけ、1日置いた今日は二刀流の投手として登板し、7回まで12奪三振、1安打零封で2試合連続勝ち投手となった。しかも6回まで完全試合という快投ぶりだった。これも100年前のベーブ・ルース以来と言われ、生まれ育った岩手県奥州市を始めとして日本国内はもちろん、アメリカでも大きな話題となっている。この調子がこのままいつまでも続くわけはなく、いずれペースダウンすることもあると思うが、実力的にはアメリカ人選手に劣るものではないと思えるので、傑出した日本人メジャー・リーガーとして、また珍しい二刀流選手として力を発揮し続けて欲しいと願っている。

 もうひとつ明るいニュースは、昨日まで1週間に亘って開催されていた日本水泳選手権で、2020年東京オリンピックで活躍を期待されている池江璃花子選手が出場した4つの種目で日本新記録を6度も出して4種目に優勝したことである。近年これほど派手に記録を出した女子選手はいないと思う。それだけ2020年への期待が高まって来るということである。

 こういう明るい話題は大いに歓迎であるが、悲しい話題もある。このところ燻っていた女子アマチュア・レスリング界のパワハラ事件はいただけない。

 昨年国民栄誉賞を受賞したオリンピック4連覇の伊調馨選手が、内閣府に宛ててコーチのパワハラを訴える告発状を提出した事件である。当初は至学館大学レスリング部監督でもある栄和人日本代表コーチを始め、レスリング協会はその事実はないと否定していたが、その一方で協会は独自に伊調選手と伊調選手の現在のコーチに対して協会が聞き取り調査をしていた。その後協会が委任した第三者の弁護士3人による報告書の中でパワハラ行為があったと断定し、栄コーチは強化本部長を辞任することになった。栄コーチにとって自分が育成した伊調選手が大学卒業後栄コーチの手を離れ上京して、企業に所属する選手になったことが許せなかったようだ。この過程で谷岡郁子・至学館大学学長兼日本レスリング協会副会長が突然記者会見で行った身勝手な発言が波紋を広げた。

 元参議院議員の谷岡学長は、不遜な態度で一方的に「栄コーチはパワーのない人間です。そのパワーのない人間がパワハラをやるわけが分からない」と傲然と言い張った。これにはあのデヴィ夫人も呆れ、ボロクソだった。どうもトンチンカンな発言をするレスリング協会副会長だと思っていたら、自身に運動歴はなく偶々強豪女子レス部を育てた至学館大学学長の職にあったことから、レスリング界内に存在感を放っているようだ。その後固く口を閉ざしてしまったが、厳しく言えば親から引き継いだ学園の経営者として威光を放っていた世間知らずの世襲経営者に過ぎない。こういう周囲の動きが読み取れず、状況判断の出来ない人が要職に座る日本レスリング協会も大変だなぁと感じた次第である。

 もうひとつ驚いたのは、2カ月後に迫ったサッカー・ワールドカップを前に日本代表チームのハリルホジッチ監督の電撃的退任を決めたことである。昨年8月にワールドカップ出場を決めたが、その後のチーム状態は良くなかった。しかし、この期に及んでリーダーを代えることが反ってチームにとってマイナスにならないか、気になるところだ。確かにハリルホジッチ監督を見ていると、選手の間にあまり信頼感がないように感じていた。今度も決め手となったのは、このままの状態ではワールドカップで勝てそうもなく、この際思い切って監督を交代させることによって、コミュニケーションを取り戻し、チーム戦略を作り直した方が良いとの結論だったのだろう。

 大会直前になって監督交代という珍しいトラブルである。ここは気持ちを引き締めて西野朗新監督の下に選手が結束して、力を発揮してファンに応えるより術はないのではないだろうか。

2018年4月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3982.2018年4月8日(日) ITの発展が無駄使いを生む。

 この数日2台のパソコンの不具合からITコンサルタントの小糸氏に何度か自宅へ来てもらい、見てもらっているが、今日もわざわざ来てくれて漸く問題は解決した。今ブログを書いているPCはノートPCを使用している。幸い何とかブログも書けるようになった。デスクトップPCも何とか使えるので、少し余裕が出てきた。

 小糸氏と最近のIT事情について話していて、やはり近年のPCメーカーとソフトウエア業者のずる賢い腹の内とビジネスモデルには、お互いにちょっと閉口気味である少々如何かと思うことがある。他のIT機種にも言えることだが、PCについて言えば、製品を販売した後のフォローが充分でないし幾分売りっ放しとの印象があるのは避けられない。一旦販売したら後はどうぞ自由に修理を自分で考え下さいと言っているように思えてならない。

 最近講師の機会が減ったが、実際このことは講義の都度必ず使用するパワーポイントのプロジェクターについても言える。今所有している某社の製品は、解説書にある時期をメドに製品の製造を中止するので、以降修理は受けられないと書いてある。それは買ってから気が付いたことである。この製品については特に不便を感じているわけではないが、以前に使用方法について問い合わせたところ製品製造を中止したので、製品の内容についての質問には応えられないとの回答だった。まったく責任感がないうえに、消費者を愚弄するような対応だった。

 私がこれまでに所有したPCにしても基本ソフトはすべて‘Windows’が入っている。しかもこれは‘Windows ME’、‘Windows XP’、‘Windows 10’、そして‘Windows 16’と段階的にステップアップさせてきた。しかし、使わなくなった古いソフトは捨てるようなものである。つまりMicrosoftは儲けさえ上がれば、顧客を切り捨てても我関せずという風に受け取れる。昔の日本商人のビジネスとは随分考えが違う。今まで使用していた備品を捨てても構わないという大きな心?を持ってパソコンの購入、使用を考えるべきなのだろうか。それにしても無駄が多いと思う。

 世間では、車の自動運転とか、ロボットの活用などと機械化によるメリットを大々的にPRしているが、このままIT社会が発展したら便利になる反面、メーカーのノン・サービス精神によって不自由さと不愉快さを感じるようになるのではないかと今から気になっている。

 便利な物が新たに開発されていくに連れ、現状使用可能な物でも捨てなければならないとは、ちょっと勿体ないような気がしている。

2018年4月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3981.2018年4月7日(土) 朴槿恵・元韓国大統領に懲役24年の実刑判決

 昨日韓国ソウル中央地裁は、朴槿恵元大統領に対して収賄、職権乱用などの罪で懲役24年、罰金約18億円の実刑判決を言い渡した。韓国では任期後有罪判決を受けた元大統領は、全斗煗、盧泰愚両氏に次いで3人目である。他に疑いをかけられた盧武鉉元大統領は自殺している。仮に朴槿恵氏の刑が確定すれば、現在66歳の朴槿恵氏が出獄するのは90歳の時である。国のためにリーダーとして活動していたが、手段を間違えたのか、私利私欲で恥ずべき罪を犯したのか、何とも言えないが、国民のリーダーとして強大な権力を有していた大統領がお縄頂戴とは、あまりにも悲しい出来事である。況して朴槿恵氏は在職中に暗殺された父朴正煕元大統領、同じく母親も暗殺された不幸な半生の中で、韓国国民から同情され、政治力を期待されて最高位に就いた。しかも、父親は韓国大統領史上で最も尊敬され、軍人でありながら慕われて大統領の中で最も高い人気を誇った人だった。その理由は、潔癖症で私利私欲に走らず、死亡時にはほとんど私有財産を残していなかったとの評判があった人物である。その父の背を見て育った朴槿恵氏が簡単に甘言に乗って収賄なぞを行うだろうかとても信じられない。

 それにしても現職大統領を弾劾し、罷免したように、最高権力者の大統領に選出しておきながら、一旦疑い出すと手のひらを返すように地獄門へ送る韓国人の心情は、とても我々日本人には理解出来ない。それ今に始まったことではないだけに、あまりにもドラスチック過ぎてその考えにはとてもついて行けない。

 昨晩TV朝日「報道ステーション」にゲスト出演した元東京高検公安部長の弁護士・熊崎勝彦氏は、国情が違うとしてはっきりとは言わなかったが、それでも罪は重過ぎるように思うと感想を語っていた。

 さて、「終活」と言えば、天からお迎えが来るのに備えて身の回りを整理しておくことで、高齢化社会になってしきりにこの言葉が使われる。これとは違うが写真の整理も中々大変で、整理しないまま堪り出すと次の手が打てなくなる。以前はまめにアルバムに写真を貼って1冊1冊整理していたが、その内に手抜きをしてアルバム作りを止めるや、写真が未整理のまま放置されて、いざ1枚の写真を探すとなると今や一仕事である。

 現在執筆中の作品も、かなり古い写真を使用することになるが、ここぞと思ってしまっておいた筈のものが見つからない。今日も一日中家の中をあちこち探し回る体たらくである。子どものころから手元に保管した80年の人生分の写真を整理するのは容易なことではない。どういう保管方法が便利なのか、良い知恵はないものだろうか。

2018年4月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3980.2018年4月6日(金) 伝統と人命、どっちを優先するのか。

 昨日アメリカ大リーグのカリフォルニア・エンジェルスの大谷翔平選手が本拠地アナハイムで、投打二刀流のバッター部門で2試合連続ホームランを放ち、日本国内のみならずアメリカでもニュースとして大きく取り上げられ話題となっている。投打二刀流選手はちょうど100年前に活躍したベーブ・ルース以来と騒がれている。日本の野球選手が好意的に評価され紹介されるのは嬉しいことであるが、アメリカのメディアに気が許せないのは日本出身の野球選手を持ち上げた途端、その一方で‘The New York Times’や、‘The Washington Post’が「男女差が国際比較で低いランクにある日本が、どう見られているのかを象徴している」と手厳しいコメントをしたことである。偶々日本の相撲界に蔓延している男女差別感について皮肉っぽく報道したのである。

 アメリカ紙が攻撃したその矛先は何かと言えば、昨日姫路市内で行われた大相撲春巡業中の出来事である。土俵上で挨拶していた姫路市長が突然くも膜下出血でそのまま土俵上に倒れた。慌てて観衆の中から女性が土俵に上がり市長の応急手当を行ったことに対して、「女性は土俵から下りてください」と場内の行司アナウンサーが放送したことについて書かれたものである。国内でも今日のエンタメ番組で事細かに紹介されていたが、他にも1人、そして更に2人の女性が土俵に上がった。彼女らは看護師で咄嗟に救急処置が必要と判断してそれなりの行動を起こしたのだが、土俵を神聖な場所と考える日本相撲協会はこの行為を潔しとせず、件の内容のアナウンスになった。伝統が大事なのか、人の生命が大事なのか、との批判的な声が上がっている中で、八角日本相撲協会理事長がアナウンスは不適切だったと謝罪した。

 日本相撲協会はこれまでも女性が土俵へ上がることに後ろ向きだった。姫路市に続いて今日行われた宝塚市内の巡業でも、中川智子市長が土俵上からの挨拶を希望したが、日本相撲協会から伝統を考慮して欲しいと認められず土俵下で行った。中川市長は悔しいと不満をぶちまけていた。かつて時の官房長官・森山真弓氏も総理大臣杯を手渡すために土俵に上がることを断られ、その後は2000年の大阪春場所で太田房江知事がやはり土俵へ上がることを拒絶されている。頑なな相撲協会は、1978年には「わんぱく相撲」で決勝へ進んだ小学5年生の少女でさえ、東京場所決勝戦で国技館土俵上に上がることを許さず、少女は不戦敗で準優勝となったこともある。

 神事は神事、土俵上は女人禁制としても、生命に関わるような事態に際して、それに臨機応変に対応する気持ちがどうして示せないのか。今回は幸いにしてすぐ救急隊がかけつけ倒れた市長を病院に担ぎ込んで一命を取り止めたようだが、対応が遅れれば生命に関わるような事態だった。

 とかく昨今の日本相撲協会の評判は芳しくないが、一度想定されるケースを洗いざらいチェックして対応を考えてみることが必要ではないかと思っている。

 このままでは相撲が世界へ進出し、女子相撲も行われる現代において風習、習慣、ルールなどが現代社会に適応しているのかどうかチェックして、世界的に嘲笑されないよう配慮すべきではないか。

2018年4月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3979.2018年4月5日(木) 政治家の無能な対応

 1年ぶりで元小田急電鉄の八木さん、座間さんと新宿のハイアット・リージェンシーで会食をして積もる話に愉快なひと時を過ごした。年齢が近いせいもあるが、最近同窓会や同じ年代の集まりに行くと必ず何人かが亡くなったという話が出る。寂しい話であるが、元気なうちは外へ外へという志向が大切ではないかと考えている。その意味でも今日は有益な一日だった。

 このところ官庁の不祥事が次々と明るみに出て担当大臣はその尻拭いに大童である。防衛省が存在しないと言っていた陸上自衛隊のイラク派遣時の日報が、見つかった。しかもそれは昨年3月に自衛隊内では存在が確認されていたにも拘わらず防衛相に報告されていなかったものだ。昨年は南スーダン派遣の陸上自衛隊の日報も存在していないと国会で稲田防衛相が発表したが、これもその後存在が確認された。防衛省内では重要な事柄をトップの大臣に隠蔽している事実が明らかになり、シビリアン・コントロールが失われていることを示してしまった。財務省の議事録改ざんにしろ、防衛省の日報存在にしろ、役人が政治家を蔑ろにして自分たちの思うように政治を動かしているという実態が分かった。

 政治家の無気力は、外交分野でも明らかである。今日横浜港から横田基地へ飛来したアメリカ空軍の輸送機オスプレイ5機の日本への到着は、突然のようにアメリカ軍から通告があった。通告から横田到着までほんの数日しか余裕がなかった。横田周辺住民にとっては寝耳に水である。河野太郎外相は、3月中旬に在日米軍から通告を受けたが、米軍の口止めで打ち合わせが出来ないまま唐突な発表となった。日本国民より顔が米軍に向いているのだ。そして、あっという間のオスプレイの到着である。度々機体に故障があり、これまで沖縄では再三トラブルを引き起こしている。米軍が詳細を報告しないのは、日本を舐めてかかっているからである。

 貿易赤字を理由に日本に対して、鉄鋼やアルミの輸入に関して一方的に正規の関税に上乗せ課税を課すなどは、同盟関係にある友好国に対して取るべき態度ではなく、あまりにも節度を欠いている。

 そのアメリカでは、昨4日公民権運動の指導者マーチン・ルーサー・キング牧師が暗殺されて丁度50年を迎えた。アメリカは民主主義国家であることを声高に叫びながら、その気になれば出来る人種差別や銃保持による銃乱射事件発生を止めることも出来ない。自由主義圏のリーダーとしては、今や力を揮うことも出来ない。それに対して日本政府は唯々諾々とアメリカの言い分を聞くだけでなく、言うべきことはきちんと主張する矜持を持つべきである。日本政府は内政面でも、外交でももっと毅然として為すべきことをやってもらいたいものである。

  今日不具合のデスクトップ・パソコンは、ITコンサルタントの小糸氏が自宅へ寄って修理をしてくれて元へ戻った。ホッと一息である。後はノートPCが元通りに使えるようになれば、更にホッとする。

2018年4月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3978.2018年4月4日(水) パソコンの故障に困惑

 今日は北海道、東北地方を除いて全国的に温かく、東京では26.2℃で今年初めての夏日となった。山梨県大月市では本州最高の29.1℃を示した。まるで真夏である。

 このところまたノートPCの具合が悪くなり、昨夕ITコンサルタントの小糸氏に自宅へ寄ってもらい診てもらったとこは、ウィルスが侵入している恐れがあるということで調査、修理してもらうために持ち帰ってもらった。

 そして今日もう1台のデスクトップPCで一仕事しようとスイッチを入れたが、これが一向に起動しない。挙句に画面上に「ユーザーファイルを読み込めません」との表示が表われた。ちょっとがっかりしたが、これでは成す術がない。修理が終わったノートPCを小糸氏に持ってきてもらった際、デスクトップPCもチェックしてもらわなければならなくなった。

 仕事にならず止むを得ず家捜しして戸棚からもう10年ほど以前に使用していた東芝製DynaBookを見つけ出し、右往左往しながら古い機種と格闘している。それにしても今やPCなしには、何も出来なくなってしまった。それも一度に2台のPCが使えなくなるとはお手上げである。これでは手の打ちようがない。

 取り敢えず、ノートPCの修理が終わるまでは、この半製品的なDynaBookで苦闘するより仕方があるまい。

 さて、かねがね気になっていた統合型リゾートの実施法案でカジノに関して、与党・自民党と公明党の間で骨子が漸くまとまった。国がかりで一旦ギャンブルの賭博を認め、その一方で制約をつけるというのだから発想からしてザル法になるのは目に見えている。最後まで調整に時間がかかったのは、入場料金について両党の間で中々折り合いがつかず、最終的にやっとひとり6千円で決着がついた。参考にしたのは、シンガポールのカジノ入場料が日本円で8千円に該当し、シンガポールと日本のひとり当たり国民総生産(GNP)を大して意味もなく比較して、日本の入場料はひとり6千円が妥当との自民党案に8千円を主張していた公明党が折れて応じたという。その他にも与党間で馬鹿げた取引をして、言い訳のように入場は週3回に制限されるとか、ギャンブラーはこれで果たして依存症にならないのか疑問が呈されている。

 いずれにせよ隠れてやるようなギャンブルが白昼堂々公認されるのは、税収を上げるという目的以外に何か思惑があるのではないかと疑問を抱かざるを得ない。果たして日本人の心象、心理にどういう影響を与えるだろうか。政治家だけではなく、もっと広く国民の意見を聞くべきではないだろうか。

2018年4月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3977.2018年4月3日(火) プロ野球界よ、大リーグ人気に負けるな!

 近所の宮前公園の桜も散り始め、やや寂しい気がする一方で、春爛漫だった程よい気温も更に上がって所によっては初夏の陽気だという。

 スポーツも花盛りでパワハラ問題が注目を集めている女子アマレス、満員御礼続きはともかくスキャンダル続きの大相撲を除いては、プロ野球、選抜高校野球、サッカーJリーグ、女子サッカーアジア選手権、水泳日本選手権等々は盛り上がっている。そんな中で関心を呼んでいるのが、意外にもアメリカ・メジャーリーグ(MLB)関連のニュースである。

 今最も注目を集めている選手は、今年日本ハム・ファイターズからカリフォルニア・エンゼルスへ移籍した大谷翔平選手で、昨日初先発して勝ち投手となった。その前日には指名打者として最初の打席で初ヒットを放っている。何より日米野球界で注目されているのは、珍しい投打の二刀流で才能を発揮していることだ。アメリカでも二刀流で成功したのは、100年前のベーブ・ルース以来として話題になっている。これからどうなるか分からないが、今後の大谷の野球人生に注目したい。

 その他に最も関心を集めている選手は、何と言ってもイチロー選手だろう。今年44歳のイチローは、MLBでも18年目のシーズンを迎えた。日本での活躍も素晴らしかったが、アメリカへ渡った最初の2001年のシーズンから数々のタイトルを獲得し、2004年には84年ぶりというMLBシーズン最多安打を記録した。昨年までの日米通算4257安打は世界記録と言われる。今年は、3年間所属したフロリダ・マーリンズを離れてシーズン入り直前に古巣のシアトル・マリナーズへ復帰して早くも活躍している。温かく迎えたシアトル・ファンにイチローも感激しているようだ。通算出場記録も昨年まですでに3563試合を数え、これも世界記録である。アメリカのスポーツ紙もこの大谷とイチロー関連のニュースに関心を持って連日報道しているらしい。

 この他にヤンキースの田中将大投手、シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手、ドジャースの前田健太投手がそれぞれチームのエース格として活躍を期待されている。

 MLBに人気を奪われかねない日本のプロ野球もうかうかしていられなくなった。最近のプロ野球はあまり面白くなくなり、テレビでもそれほど観戦しなくなった。今年もMLBから戻ってきたばかりの巨人軍上原投手やヤクルトの青木選手が、かつて所属していた球団で中心選手として活躍を期待されているのだから、ちょっと情けない気がしないでもない。その意味では若手のホープとして野球ファン垂涎の的だった早実高校在学中通算111本のホームランを放った日本ハムの清宮幸太郎選手が、体調不良による2軍落ちでシーズンに出遅れたのが残念である。

2018年4月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com