3930.2018年2月15日(木) またアメリカの高校で銃乱射事件発生

 日本ペンクラブ理事会、そしてその後例会が神田・如水会館で開かれた。例会では多くの知人とペンクラブの将来について話し合った。だが、どうしてだか分からないが、あまり明るい話にならない。沸々として明るい希望を抱かせるような前向きな気持ちにはなれない。組織の在り方に解決すべき問題が多いからだと思う。ペンクラブを本来の言論・表現の自由を守り抜く砦としてどう機能させて行くのか、難しいところだ。一理事として、また一財務委員として何とかペンの将来にとってプラスになるよう力を尽くしたいと思っている。

 さて、朝から晩まで各テレビ局は昨日のオリンピック・メダリストを現地スタジオに呼んで、インタビューしながら、苦労話を聞いたり夢を語らせたり、同じような趣向でエンタメ番組は花盛りである。新聞も第一面がメダリストの記事で埋め尽くされている。天下泰平といったらこんな現象を言うのだろうか。

 これでうっかりしていると世界の情報や動静から置いてきぼりになる。一番驚いたのは、アメリカが好景気を背景にトランプ人気の下げ止まりと思いきや、18年10月から19年9月までの2019年度会計年度の予算教書によると、財政赤字が想定の倍近くに膨らむ見通しとなったことである。最大の支出はインフラ投資であり、加えて国防費の増大、更にメキシコとの国境に壁を建設する費用が大きい。その一方で、減税、そしてオバマケアと言われた高齢者向けの医療費など社会保障費の削減を行う。これでは財源がとても足りず、国債を発行して賄う。世界の経済は良くも悪くもアメリカの影響を受ける。国債のだぶつきから金利上昇につながり、株安につながり市場が動揺する懸念がある。いずれ世界経済に影響が表れないか些か気になる。

 そのアメリカ・フロリダ州の高校でまた銃乱射事件が起き、在校生17人が死亡した。今年だけですでに学校内の発砲事件は18件目だという。事件発生は昨年10月ラスベガスで58人が殺害された史上最悪の銃乱射事件以来で、アメリカ社会の深刻さを浮き彫りにしている。こういう残酷な事件を防ぐための唯一で確実な対策は、銃規制しかない。自由に銃を保持することを法律で禁止すれば間違いなく問題は解決する。だが、それが出来ないのがアメリカ社会の弱いところであり、アメリカ人の良識のないところである。いつになったら銃のない社会が出来るのだろうか。

 この報に接してトランプ大統領は、学校で危険を感じるような事態があってはならないと他人事のように話して、銃規制についてはまったく語らなかった。大統領自身銃規制に反対だからである。大統領がこんな考えでいるようでは、アメリカ社会ではこれからも残虐な銃乱射事件が止むことはないだろう。

2018年2月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3929.2018年2月14日(水) 日本、銀メダル3個、銅メダル1個獲得

 ヴァレンタイン・デイの今日、平昌オリンピックで日本は銀メダル3個、銅メダル1個獲得の成果を挙げた。男子スキー複合の渡部暁斗選手、女子スピードスケート1000mの小平奈緒選手と男子スキーモーグルの平野歩夢選手が銀、女子スピードスケート1000mの高木美帆選手が銅メダルを獲得した。お見事である。

 さて、確定申告受付期間は公式には2月16日から3月15日となっているが、昨日青色申告会で聞いたところではすでに受け付けているというので、今日玉川税務署へ昨年度の確定申告書を提出して取り敢えず今年初めの大仕事は片付いた。実は、申請に必要なマイナンバーカードはまだ発行してもらっておらず、通知カードのままだったのでそれをコピーして提出した。今後のことも考えてマイナンバーカード発行の手続きを行うべく、三軒茶屋のキャロットタワー内の世田谷区役所カード発行取り扱い支所で手続きを行った。約1カ月後に機密書類らしく特殊な「本人限定受取郵便」で送ってくれることになっている。

 ついては、今日の朝日朝刊「オピニオン&フォーラム」に掲載された、ポーランド自主管理労組「連帯」委員長だった元大統領レフ・ワレサ氏へのインタビュー記事が興味深い。偶々昨晩NHK・BS「世界の街めぐり」番組の中でワレサ氏が、自らが造船所で働いていたグダニスク市紹介にも登場したが、東欧革命でベルリンの壁が崩壊したきっかけを作った「連帯」で主導的立場にあった人物でもある。確かにその時代の活動は華々しく影響力は抜群だった。ソ連の影響下にあった社会主義国ポーランドは、自主的な行動によってソ連の手から離れて行き、東西の対立が解消されることになった。

 昨秋ポーランドを訪れた時、意外にも同国内でワレサ氏への批判的な声を聞いた。ガイドさんに聞いてみると確かに批判勢力は力を得ていると話してくれた。あれから30年で時代と状況が変わったのだ。

 今ポーランドは折角勝ち取った国民共通の自由の恩恵に浸るというより、国内は分断に向かっている。自由になって貧富の階層が対立し、分断が広がった。

 テレビで観たグダニスクの中世の雰囲気が溢れる街並みは、解説者によれば第2次大戦で壊滅的打撃を受けた後、戦後復興したものだという。この戦後復興の様子から推してもポーランド国民には僅か70年の間に中世の街並みを再建するだけのバイタリティがある。それが今や経済的にEU諸国の中でもやや遅れた印象が強いが、それはワレサ氏が懸念している国内の分断によるものである。先日訪れたワルシャワやクラコフの歴史的情緒の漂う街を創建する力のあるポーランドという国を、このまま経済的に立ち遅れた国にしておくのは実に惜しいと思う。ただ、意外であり不思議だと思うのは、苦労人のワレサ氏があのアメリカのトランプ大統領を、大衆が変化を求めていることを見抜いているとして評価していることである。

2018年2月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3928.2018年2月13日(火) 平昌五輪でメダル獲得とドーピング検査陽性

 平昌冬季オリンピック第4日目の昨日日本選手が大活躍して、女子スピードスケート1500mで高木美帆選手が銀メダルを、ジャンプ女子で高梨沙羅選手が銅メダルを、そしてフリースタイルスキーの男子モーグルで原大智選手が同じく銅メダルを獲得した。

 今大会で日本はどれだけメダルを獲れるのか分からないが、金メダルでは女子スピードスケート500mの小平奈緒選手が最も期待されている。昨日の高木選手も最近ワールドカップの同種目4連勝だっただけに、僅差で金を逸して大分悔しそうだった。前回ソチ大会では優勝はほぼ確実と言われながら4位でメダルを獲れなかった高梨選手は、今回銅メダルを獲得出来たことでまず良かったと思う。

 まだまだ日本選手が活躍を期待される種目が控えているので、まだ楽しみは残されていると思っていたらとんだ不祥事が分かった。スピードスケート・ショートトラックの男子選手がドーピング検査で陽性反応を示したとスポーツ仲裁裁判所が公表した。日本選手のドーピング陽性反応は冬季オリンピック史上初めてである。昨年カヌー選手がライバル選手の飲料に禁止薬物を混入させた問題が先月明らかになったが、その時日本選手にはあり得ない初の事件だと厳しく指弾された。それと同じような不祥事が表沙汰になったのである。時代の流れとか、世界的な傾向と決めつけることは別にしても、昨今の選手自身に真面目、謙虚、正直、思いやりなどが薄らいて来ている証ではないだろうか。日本のスケート界、スポーツ界にとっても由々しき問題で、今後大きなスキャンダルに発展しかねない。

 さて、税務申告の時期を迎えて、税務署へ提出する確定申告書を作成してもらうため玉川青色申告会へ漸く記入し終えた書類や資料を持参した。金銭元帳を作成し、全体の科目別・月別数表を作り上げるのに凡そ20日間もかかってしまった。隣の玉川税務署へそのまま申請出来たのだが、うっかりマイナンバーカードをコピーし忘れたので、明日コピーして税務署に書類を提出しようと思っている。これで一息つける。ただ、当てが外れちょっとがっかりしているのは、自宅の改修費用の経費として落とす費用と人間ドックの支払い費用の解釈に若干誤解があったために取らぬ狸の皮算用があり、このため来月戻ってくる筈の納税還付金が大分減ってしまうことだ。

 それでも今や面倒な年中行事となった確定申告書を明日提出してしまえば、取り敢えずは気持ちが楽になる。

 青色申告会も確定申告を前に多くの会員が相談に押し掛けて来る。午前中訪れたのだが対応は精一杯なので、午後再び来て欲しいということで、時間をつぶすことになり近くの玉川高島屋で食事がてら紀伊国屋書店で立ち読みして気まぐれに3冊買い求めた。1冊は最新刊の「ペンの力」(集英社新書)で、浅田次郎・日本ペンクラブ前会長と吉岡忍・現会長の対談書で、ある知人から2人の対談内容を私がどう思うかと聞かれていたので、衝動的に買ったものだ。明後日ペンクラブ理事会とその後例会があるので、お2人とはそこで顔を合わせるが、どんな内容を語っているのだろうか。後の2冊は今年のNHK大河ドラマ「西郷どん」で話題の西郷隆盛に関する文庫と新書である。現在小学校1年生の孫がこのドラマを毎週欠かさず観て随分お気に入りのようで、息子から夏休みにでも西郷どんの故郷・鹿児島に連れて行って欲しいと頼まれ「前向きに」検討中である。その孫は昨日から妻が息子家族ともどもスパリゾートハワイアンズ(旧常磐ハワイアン・センター)へ出かけて今夜帰って来る。本人が行きたい希望なら幕末史を知ることにもなるので、連れて行ってやろうかと思っている。

2018年2月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3927.2018年2月12日(月) 観客も稀、寒さに凍えるオリンピック

 先週37年ぶりの豪雪となった北陸地方を始めとして、北日本から九州、四国にまで積雪注意報が出された。一方、今開催中の平昌オリンピックは、極寒の氷点下で競技が行われている。選手も寒そうだが、観ているファンにとってもあまりにも厳しい寒さに音を上げているようだ。スケート競技を除けば、ほとんどの種目が屋外で行われる。しかもどういうわけか、寒さが一層厳しくなる夜間に行われるというのが理解出来ない。

 特に今話題になっているのは、ノルディックスキー・ジャンプ男子ノーマルヒルのスタート時間が、何と10日夜9時35分だったことである。いくら冬の大会とは言え、氷点下8℃の下で競技が行われたが、風も強くて遅れドイツの選手が逆転優勝を決めたのは、翌日の0時20分だった。その感激的シーンを見た人は少なく、メダルが授与された表彰式のスタンドはガラガラだった。逆転優勝で金メダリストとなったドイツ人選手は、いかなる感激を味わうことが出来ただろうか。

 こういう主催国や、選手、競技団体、観客を軽視するような競技の運営方は、近年他のスポーツでも問題になっている。今回の平昌では、男子ジャンプの人気が高いヨーロッパのテレビ放映時間に合わせたのではないかと見られている。これには、多額の放映権料を支払うアメリカのテレビ局の意向が反映されていると受け取られている。

 2020年東京オリンピックの開催時期についても、アスリート・ファーストが配慮されず、前回東京大会開催時の10月ではなく、暑い盛りの8月開催に決まったのは、世界的にテレビ視聴率や放映料を稼げるサッカーファンやテレビ局の強い意向が通り、サッカーのオフ・シーズンである真夏に決定されたと言われている。こうして次第に本来のスポーツの在り方から外れて、ソロバンでスポーツ・イベントをマネージするようになるのである。

 果たして泉下のクーベルタン男爵は、こんなオリンピックをどう思っているだろうか。

2018年2月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3926.2018年2月11日(日) 建国記念日をメディアは伝えず。

 今日は祭日・建国記念日である。朝からテレビではほとんどその話題が伝えられない。朝日朝刊にはどこにも「建国記念日」という文字が見つからない。テレビではNHKの夜7時のニュースで賛成派と反対派の集会のニュースを流していたが、民放では一切見なかった。今日が日曜日だから普通の休日とでも思っているのだろうか。

 終戦翌年の昭和21年2月11日、当時の紀元節は学校が休日でなく、登校して講堂で♪雲にそびゆる高千穂の~♪と紀元節の歌を合唱したことを想い出す。神武天皇が即位した日と言われている。

 右翼とか、保守、或いは建国記念日賛成、反対に拘わらず、国の祭日・建国記念日と定められている以上、公共放送でも新聞でも賛成、反対を問わず少しはその意味について説明や解説をしてはどうだろうか。まったく口を閉ざしているようでは、怠け者の単なる休日となってしまう。人間の誕生日について何のお祝もせず無視していることと変わらないのではないか。

 さて、以前に本ブログで取り上げたが、フランスでは今2001年に廃止された徴兵制度の復活を考えている。昨年の大統領選挙でマクロン大統領が公約として掲げたもので、いずれ具体化されるだろう。ただ、興味深いのは復活させようというその動機と意図である。フランス社会は今分断に苦悩している。頻発するテロのためイスラム系市民に対する偏見と、底辺層の富裕者に対する経済的不平等への不満、そしてエリートと非エリートの分断、等々の悩み深い現状から、18歳から21歳までの間一度は、すべてのフランス人が男女を問わず防衛と治安を担う場所で任務に就かせるという発想である。つまりバラバラの環境に育った若者を一時期同じ環境の中で同じ業務に働かせて、同一の考えを知ってもらおうとの構想である。だが、僅か1カ月の兵役期間でどれだけの効果があるか、その短い兵役期間について識者が疑問にしていることも事実である。さあ徴兵制度の行方は今後どうなることだろうか。

 ついては、以前太平洋戦争について編集したDVD5巻セットを買ったのだが、つい最近その後編で同じ5巻セットを買い求めた。日中戦争開始から終戦までを内外の記録画像をふんだんに使い、時系列的に見せつつ解説したものである。

 昨日と今日前編の5巻を観た。太平洋戦争の戦跡地には仕事柄随分訪れ、自分なりに戦史も調べ、旧日本軍人の方々からも生々しい話を聞いた。それでも戦争の通史はそう簡単に分かるものではない。まだ半分しか見終わっていないが、今分かったのは、やはり大本営作戦部が考えていた連動的な作戦面の視点に立って、戦争の全体像を見る習慣が身に付いていなかったような気がしている。どうしても「局地戦」的な見方に捉われていたように思う。それでもかなり新しい知識を仕入れることが出来た。残り後編5巻を観てどんな風に思うだろうか。楽しみでもある。

2018年2月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3925.2018年2月10日(土) 身体に小さな異変を3つも感じる。

 スポーツの祭典・オリンピックが始まったばかりだというのに、この1週間ばかりの間にいくつか身体に異常を感じた。あまりにも唐突なので、戸惑うばかりだった。幸い今では収まっている。

 そのひとつは、3日(土)朝右手の末節骨辺りが急に痛んだことである。土曜日で午後は休診なので、急いで掛かりつけの内外科医院へ飛び込んだところ、特別な療法が見つからないとのことでビタミン剤をもらっただけだった。午後になると次第に痛みが消えたのでほっとしたが、翌朝になると再び痛みが戻って来た。同じようにその後数日は朝に痛み、午後に消えるという不思議なパターンの繰り返しが続いた。その間整形外科で尋ねても原因が分からないと医師も首を捻っていた。1週間経ってビタミン剤がなくなった頃にやっと痛みは治まった。

 外科的な痛みとしては、もうひとつ膝の痛みがある。これも昨日突然襲われた。まったく初めての経験である。左膝が急に痛み出し、困ったと思っていたところ痛みが次第に足の方へ降りてふくらはぎが痛み出した。ビッコをひきながら足を引きずるようにして医者へ行って診てもらったが、原因がはっきりしない。しばらく様子を見ましょうとの結論だった。

 加えて風邪をひいてしまった。4日前ぐらいから咳、くしゃみが出て鼻水が出るようになり、これはいけないと内科へ駆け込んだ。3種の薬をもらって服用しているが、具合はかなり良くなった。とにかくこの1週間に3つの体調変化を経験してしまった。普段から割合健康には自信があったので、あまり困ることはなかったが、今週は一度に3つも不健康状態となってしまった。高齢のせいとは思いたくないが、多少影響を受けているのかも知れない。

 それにしても不思議な現象である。専門の内科、整形外科の医師が直ぐには分からないというのだから、当然患者にはどうして好いか分かる筈もない。UFOに乗って病気と健康の国境線へ来てしまったのだろうか。これから同じような事態に再び遭うことがあるかも知れない。今回原因は分からなかったが、すぐ直ったので、今後も似たような状態になったら今回の事例をしっかり覚えておいて、すぐ医師に相談することと、無理をしないでじっとしていることが大事ではないかと思っている。ちょっとした身体の異変に慌てた1週間だった。

2018年2月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3924.2018年2月9日(金) いよいよ平昌冬季オリンピック開幕

 今日平昌オリンピックが開幕した。開会前は前売り入場券の捗々しくない販売状況が懸念され、競技施設の完成が間に合うかとも心配されていたが、この数日賑々しい話題でテレビの報道が追いつかない状態である。幸いこれらは杞憂に終わって開会式は寒空の下で盛況のうちに実施された。

 昨日北朝鮮の応援団や芸術団が、曰く因縁のあった万景峰号で入国した。選手らは陸路入国し、今日になって金正恩・朝鮮労働党委員長に次ぐ№2、90歳の金永南・最高人民会議常任委員会委員長と金正恩の妹・与正が開会式出席のため韓国へやって来た。早速韓国の統一相と会談したが、驚いたのは迎える韓国側が背広姿なのに対して北朝鮮側の3要人は揃って非礼にも外套を着たまま握手をし、着席して会談に入った。やはり世間の常識からズレている人たちである。

 昨8日には、平壌の金日成広場で兵士1万3千人、その他を合せて総計5万人が参加した朝鮮人民軍創建記念日に合わせて大軍事パレードが行われた。世界へ向けた稚拙なデモンストレーションである。これまで創建記念日は4月25日だったが、これを敢えて意図的に昨日、五輪開会式前日に変更して威嚇的にパレードを行ったのである。ミサイルも披露され、アメリカ本土も照準にあるミサイルICBM弾「火星15号」をパレードに参加させた。アメリカへの見せつけであり、いかなる制裁に対してもくじけないとの意思表示と受け取れる。

 さて、今日の開会式は気温氷点下の下で行われた。入場式ではどこの国も選手らが出場競技への調整を考え、あまり参加しなかった。

 各国選手団の入場風景を観ていて注目したのは、韓国・北朝鮮合同チームの参加とロシアのドーピング違反による国家としての不参加である。前者は今大会以後も続けられるか、そして後者については個人参加として参加を認められたロシア選手の無念さである。

 開会式がクライマックスに達したのは、聖火がモントリオール五輪金メダリスト・金妍児さんによって点火された瞬間と、それに続くアクロバテックなショーが披露されて盛り上がった時である。他にも中々洒落た仕掛けをいくつも見せてくれた。やはり開会式会場には華があり、スポーツの祭典オリンピックだと感じた。いよいよ明日から本格的に競技が始まる。これから楽しみである。

2018年2月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3923.2018年2月8日(木)  北陸地方は豪雪で交通マヒ

 今年の寒気は桁外れのようだ。北陸地方に連日降り続いている雪が交通障害を起こしているために物流が打撃を受け、市民生活に大きな影響を与えている。テレビでは国道8号線で立ち止まっている長い車列と、積雪を除去しようと懸命に活動する自衛隊員の姿が大きくクローズアップされている。福井地方では平年の7倍の積雪量だというからすごい。一時1500台の車が渋滞したままだった。沿線のコンビニにも食料の補給がされず、棚の上には食料品がない有様である。各車のドライバーに自衛隊員が食料を配ったり、沿線のラーメン屋さんが無料でラーメンを提供したり、また住民が食料や水を渋滞する車の乗客にサービスしたり、そこここで麗しい光景が見られる。世知辛くなった現代社会ではあるが、まだまだ捨てたものではない。

 さて、いよいよ明日平昌冬季オリンピックが開幕を迎える。すでに今日スキー・ジャンプの予選が始まった。8回目の五輪出場を果たしたレジェンド・葛西紀明選手を始めとして、最近のワールド・カップで初優勝を果たした小林潤志郎選手など、今回は日本選手の中に金メダルを狙える複数の選手がいることが心強い。

 競技自体もさることながら別の意味で世界の注目を集めているのが、韓国と北朝鮮のそれぞれの動きである。平昌五輪では北朝鮮が韓国と合同チームとして参加し、韓国との接近を図り、韓国の目をアメリカではなく、北朝鮮へ向けさせようとしている。アメリカが北朝鮮に対して強い圧力をかけている最中に、韓国が北朝鮮と融和を図ることをアメリカは警戒している。昨日来日したペンス副大統領は北朝鮮に対して新たに強力な経済制裁を課すとして、韓国が北朝鮮と歩み寄るのを極力警戒し、双方を引き離そうとしている。昨日の日米首脳会談でもペンス副大統領と安倍首相は北朝鮮への圧力を一層強めることで一致したようである。さて、いろいろな思惑を秘めて明日からそれぞれの当事者はどう動くだろうか。

2018年2月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3922.2018年2月7日(水) フジテレビから謝罪の電話

 今執筆中の作品の中でメディアを批判的に取り上げている。そもそもテレビも新聞も現場で臨場感を持って取材した迫真的なドキュメントや記事は極めて少ない。だからどうしても内容に説得力も迫力もない。これは現場で事件の本質に肉薄して取材していないからだ。その点にかねがね不満を持っていた。この他にもこれまでテレビ局、新聞社が間違った内容を報道したことに対して、彼らに間違いを指摘し訂正するよう促したが、回答どころかまったくなしのつぶてだった。トランプ大統領お得意のフェイク・ニュースの垂れ流しと変わらない。その身勝手な思い上がりに僭越だが、お灸をすえることが取り上げた最大の理由である。

 実は先日もフジテレビの間違ったナレーションについてフジに指摘し、注意したが、一向に回答がなく無視されたままだった。視聴者の声を受け付ける窓口へメールで2度注意したが、それでも無視されたので、電話で直接抗議したところ担当者の応えは、視聴者からの問い合わせが数多く、とても応答できないとの言い訳三昧だった。そんな泣き言を言うくらいなら窓口を閉めればいい。彼らの対応はお話にならないほど稚拙で、無責任と言えるものだ。そこでダメ元で先月19日付で宮内正喜フジテレビ社長へ宛てて一部始終を書いて書状を送ったところ、昨夕担当者浜野某氏からお詫びを兼ねた事情説明の電話があった。

 指摘した間違いというのは、1月8日夜放映の「なるほどザ・ワールド」番組にあった。「知ってそうで知らないナゾだらけの国SP」のサブ・タイトルの下に女優片平なぎさが「今注目まるで『おとぎの国』クロアチアの謎を探る」とのお題目で旅人になり、クロアチアの街の風情溢れるガス灯について説明した部分にあった。ナレーターはヨーロッパには、今やこのようなガス灯はクロアチア以外にはどこの都市にも残っていないと語っていたが、完全な認識不足で間違っている。

 私はこれまでチェコのプラハを4度訪問しているが、訪れる度に夕方になると必ず王宮前のガス灯が点火される幻想的な光景を見に行ったものである。今日連絡してこられた浜野氏は率直に間違いを認め、すでに放映したものは訂正出来ないが、今後再放映される場合には、正しく伝えたいということと、間違った原因は、クロアチア側の言い分をそのまま鵜呑みにしていたからだと言っていた。また、社内の連絡網では私の指摘は浜野氏には伝わっておらず、社長から番組担当者へ私の手紙が回って来てその事実を知ったと話してくれた。社長宛の手紙はやはりそれなりの効果があったということになる。フジテレビの間違いの説明については、一応納得した。フジテレビの担当者には、この件は拙著には書かないと話したら、助かりますと言っていた。もっと大きなフェイク・ニュースを流した他局については、未だにウンでもスンでもないので、予定通り年内に上梓予定の拙著の中で厳しく批判するつもりだ。

 さて、昨日大きく報道された皇室関係のニュースがあった。今年11月に予定されていた秋篠宮家の長女眞子さんと小室圭さんの結婚式が、再来年に延期されると宮内庁から発表されたのである。日本中から広く祝福されていたお祝いだっただけにメディアにとって格好の話題となった。今日も各テレビ局では延期の原因やあれこれ噂話を交えて興味深く伝えていた。

 昨年末から小室さんの母親の男性関係とその男性からの借金問題が週刊誌に報道されていたので、報道の背景には下衆の勘繰りのような興味本位の伝え方に受け取られる節がある。結婚までに準備が間に合わず、来年は今上天皇の退位と皇太子の天皇即位があり予定が立て込んでいるので、結婚式を再来年に延ばしたと苦しい理由を述べていたが、小室さんの母親の問題が大きく影響しているのではないかと推測されている。そして今日母親は秋篠宮ご夫妻を訪問されたと伝えられた。皇室関係のお祝い事がこんな形で延期されるとは、想像してもみなかった。当分噂が日本中を駆けまわることだろう。祝い事が一転して醜聞となりかねない。どうなっちゃうのだろうか、さびしいことである。

2018年2月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3921.2018年2月6日(火) 高校時代の友とリ・ユニオン・ランチ

 毎年2月に高校時代の気の合った仲間6人で「6勇士の会」と称してランチをともにしているが、今日はひとりが前立腺の検査日ということで来られなくなり、残り5人でいつも通り他愛ない雑談に寛ぐひとときを過ごした。我々も今年傘寿を迎えるので、余生はそう長いわけではなく、決まり切ったように病気や、残りの人生のこと、そして孫の話が話題になる。

 今では私以外は全員車の免許証を返上したと話していたが、私も今年一杯で返上しようと思っている。12時に集まり2時半には解散で、いつもながらさっぱりしたものである。しばしば2020年東京オリンピックまで元気でいようという話になるが、我々の場合は3年後の2021年に母校湘南高校が創立百周年を迎えるので、是非それまでは健康に留意して創立記念式典に元気な姿で出席しようということを合言葉にしている。

 さて、ここ数日全国的に降雪で今日は北陸地方が特に豪雪に襲われている。南国種子島にも雪が降ったというから少々異常である。北陸地方でも福井県が特に酷くて昭和57年以来の豪雪に、高速道路、一般道路を問わず機能がマヒしている状態である。

 豪雪が社会生活に大きな混乱をもたらしているが、経済面でも昨日に続いて日経平均株価が大幅にダウンした。今日は昨日に続いて1,071円も下がり、今年の最安値を記録した。一時1,600円を超える大幅ダウンを記録したというから驚く。ニューヨークのダウ平均株価が1,175㌦も下げたことに引っ張られたことは明らかである。アメリカ経済は昨年から緩やかな拡大を続け、株価も上り調子だった。一般教書演説でも経済人トランプ大統領は自らの政策の成果と誇らしげに語ったばかりである。1月の雇用統計で賃金上昇が予想を上回り、景気抑制のため連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを速めるのではないかとの見方から、一気に長期金利が上昇し株価暴落の引き金を引いたと考えられている。

 この株価超下落は安倍首相にとっても頭の痛いところだろう。トランプ大統領の経済実績を評価し、自らの経済政策アベノミクスをトランプ流に合せていただけに、失望感も大きい。そこへ昨日とんでもない事件が起きた。こともあろうに陸上自衛隊のヘリコプターが、佐賀県神埼市内の住宅密集地へ墜落しパイロット2人が死亡したのである。離陸後僅か7分で墜落したことは、首相のみならず防衛省関係者にも大きなショックを与えている。安倍首相は、3日後に開催される平昌冬季オリンピック開会式に出席する予定であるが、果たして心穏やかに渡韓することが出来るだろうか。

2018年2月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com