4076.2018年7月11日(水) 朝日新聞社見学

 とにかく忙しない1日だった。午前中は築地の朝日新聞社本社で新聞の印刷工程を駒澤大学公開講座の仲間と見学した。朝日記者の向井貴之講師の案内によるものである。数年前同じ講座の中で共同通信記者の案内により同社内を見学したことがある。今日はずっと付きっ切りの女性係員の他にも向井講師とスタッフ2名の方がずっと付きっ切りで説明してくれたので、質問もし易く随分分かり易かった。昔の輪転機のころは、活版は紙面の文字が裏返しになって活字が詰められていたが、今では「刷版」と言い紙面と同じ版になっているのが意外だった。とにかく高速のオフセット輪転印刷機が動いて1秒間に25部、1時間で9万部も印刷出来ると知り随分進歩したものだと思った。築地以外にも川崎に同じ印刷所がある。記者が自分の席で原稿を書いている様子、輪転機の動いている様子、印刷し終わった新聞の配送など一貫した作業を間近に見て、時代の流れを感じて今更ながら感心した。希望を言うなら記事を書き上げてからどう組版するか、議論を重ねる記事内容が決まる過程を傍で見学したいところだが、それは機密事項もあるだろうから無理であろう。

 大体予想していたことではあるが、実際に一連の作業を目の当たりにして新聞というものの存在感、意義、社会への影響力などを改めて感じた。読者のためのサービスの一環であろうが、朝日としては精いっぱい期待に応えようとしている姿勢は窺えた。大変参考になる良い見学会だったと思う。

 終わってから築地市場をぶらつきながら市場を見学した。まもなく築地市場は豊洲へ移転する。そうなれば周辺の環境もがらりと変わるだろう。昼食に築地らしいものを食べてみようと思いぶらぶらしていたところ、呼び込みのオヤジサンに誘われ狭い通路を通って流行ってなさそうな寿司屋に入った。ところが、流石に本場ものというのだろうか、旨い寿司を口に入れることが出来た。暑い盛りの中を多くの見学者でごった返していたが、最近の傾向でやはり外国人の姿が多かった。

 久しぶりに訪れた築地市場であったが、他の賑わいの場とは一風違った威勢の良い雰囲気と環境をしばし楽しむことが出来た。

 食事後、駒澤大で須磨章講師の講座に出席した後、前期終了を前に須磨講師を囲んで寿司屋の会食会で気勢を上げて解散した。

2018年7月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4075.2018年7月10日(火) 内科と眼科で健康チェック

 毎日暑い。全国どこも30℃を超える中で西日本豪雨地区で被災者の救出・支援作業に当たる自衛隊、警察、消防、ボランティアの人たちには頭が下がる。犠牲者の数は毎日確実に増えている。ついに130名になった。

 一方で、タイの洞窟内に残されていた4名のサッカー少年とコーチの5名は、今日救出されたと伝えられた。世界中の注目を集めながらも一部には悲観的な話も聞かれていたが、各国の救援隊の助けもあって全員無事救出された。これもひとつの危機管理のサンプルになるだろう。とにかく良かった。

 さて、私自身このところ医者巡りをやっているような感じで、今日午前中は森内科、午後は土坂眼科に行き診ていただいた。内科は定期的な検査のため出かけたが、序に最近の目と喉の具合を先生にお話ししたところ眼科で1年に1度は診てもらった方が良いとのアドバイスをいただいたので、明日から予定が立てこんでいるせいもあり、午後眼科へ出かけた。

 自由が丘駅近くの眼科で診てもらったのは、ちょうど3年前である。その時の土坂眼科のカルテに糖尿病ではないが、かなり糖尿病に近いので1年に1度検査してもらうよう3年前に森医師が話されたことがそのまま書かれていた。眼底検査なども終えた結果、左目が大分白内障にやられていていずれ手術することを勧められた。ただ、まだ1年ぐらいはこのまま大丈夫だろうとのことで、次回年初に様子を見て手術云々の結論を出すことになった。

 それにしてもいつも心配ばかりしても解決しない。やはり気になったらさっさと医師に相談してみることだと改めて感じた。

 今日は妻の73歳の誕生日である。息子2人からも彼女の携帯へ祝電が入っていたようだ。妻にお祝いにディナーへ誘い玉川高島屋で2人っきりの細やかな誕生パーティを開いた。ちょっと医者通いが増えたが、それほど深刻なものではないし、当面夫婦揃って健康なのが一番である。お互いに後何年生きることが出来るだろうなんて寂しい話にはならなかった。2人してまだまだ元気に生き抜くぞとの気持ちがあるせいだろうか。

2018年7月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4074.2018年7月9日(月) 「激甚災害」とされた西日本豪雨

 今回の西日本豪雨が「激甚災害」に指定された。広い範囲に亘り人的、物的被害を与えている。今夜11時の時点で犠牲者は13府県にまたがる126人となり、その多くが60歳以上の年配者である。物流も支障を来たしコンビニなどでは商品の入荷がなく、地域住民も困っているようだ。セブン・イレブンでは17店舗が休店し、イオンも8店舗が休みだそうである。

 西日本を打ちのめした豪雨による惨状に自衛隊を始め、各地の警察、消防が暑い中を懸命に救済、支援活動に当たっているが、最近外国訪問づいている安倍首相も創作救助活動や被災者支援などに対応する必要があると判断して、予定していたヨーロッパ・中東訪問を急遽キャンセルすることにした。

 テレビで専門家の解説を聞いていてもいかに豪雨がすごかったとは言え、これほどの被害を被った原因はよく分からない。ひとつだけ気になることは、2014年「広島土砂災害」により今回と同じような被害を被った広島市安佐地区で、前回の災害を教訓としてどう受け止めていたのだろうか。4年前の豪雨では広島市安佐北区と南区でそれぞれ6名と68名、合計74名の尊い生命が失われた。同じ市内で北区、南区と隣り合わせた同じような地形で、似たような被害を出し同じように多くの犠牲者を出したのは、前回の豪雨被害の結果をきちんと検証せず他人事として再発防止に手を抜いていたのではないかと懸念せざるを得ない。

 ついては、心配されていて昨日4人が救助されたタイの洞窟内に閉じ込められたサッカー少年たちのうち、今日も4人が助け出された。残るのはコーチを含めて5人となった。早く全員が救助されることを願うばかりである。

 さて、俳優の加藤剛さんが先月胆嚢がんで亡くなっていたことが分かった。享年80歳だったというから11月に同じ傘寿を迎える私とは同じ年である。「砂の器」、「大岡越前」など数多くのテレビ、映画の名作に出演されているが、私にとっては「人間の条件」が強く印象に残っている。五味川純平著「人間の条件」は、興味津々読みふけった小説だった。大学4年生の秋に友人2人と北海道を1週間ほどかけて卒業旅行を楽しんだ時に、同書を読み続けていたことが懐かしく思い出される。それは同年テレビ化され大きな話題となった。テレビドラマも良かった。その主役の「梶」役を務めたのが、加藤だった。いつかテレビで自分自身の希望の根底には、人類の幸せと世界平和があると述べていたことが、普通の俳優とは違うと思い印象に残っている。個性的で真面目な演技派役者だったせいもあり好きな俳優だった。加藤剛にして然り。知っている人が年々去っていくのは寂しいことである。

 最近左ひざが痛んで困っていたが、3日前に整形外科で診てもらった時に、炎症止めの注射を打ってもらったところその後すっかり痛みは消えた。取り敢えず、ホッとしているところである。

2018年7月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4073.2018年7月8日(日) 西日本豪雨で死者83人、タイ洞窟では4人を救出

 西日本を中心に暴れまわっている豪雨は、その後も止むことなく各地に大きな被害をもたらしている。広島県内ではJR在来線がすべて運転を停止し、復旧の目途が立っていないほどである。テレビ画面から観る限り各地の被害状況も今までにないような惨状を呈している。特に気の毒なのは、生徒数がたった6人の愛媛県宇和島市立怒和小学校で、2人の姉妹生徒が濁流に流され遺体となって発見されたことである。今夜時点ですでに83人が犠牲になっている。

 政府は今朝非常災害対策本部を設置した。一昨年の熊本地震以来である。今度の災害は台風7号が去ってからも雨をもたらす前線が西日本上空に留まっていたことが大きいそうである。

 今のところ関東地方には豪雨の兆しはない。今日も空は晴れて暑い。

 ホッと安堵したのは、先週日曜日浅草のクラシック・コンサートでチェリスト赤松くんからその後の会食会席上初期胃がんにかかっていることが分かったと聞かされていたが、今日返信されてきたメールによると手術を終えて昨日慶応病院を退院して体調は良いという話である。

 次いで安心出来たニュースは、すでに2週間もタイの洞窟内に閉じ込められていた13人の少年たちが、不安視されていた救出活動の中で、4人の少年が洞窟外へ運び出されて救出されたことである。最初に救出された少年の体調が悪いようで心配であるが、先ずは良かった。残る少年たちも無事救出されることを心から願っている。タイ政府関係者のこれまでの言葉から推察すると、費用のかかることはやらないと言っていたが、雨季が近づきこのまま洞窟内の水量が減少するのを待つとかなり彼らの健康に障害があると考え、二者を天秤にかけてやや危険でも即決的だが、強引な手法を採ったのだろうか。明日になれば更に詳しい事情が判明することだろう。世界の目、日本の目が集まっているニュースである。

2018年7月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4072.2018年7月7日(土) 西日本を豪雨が襲う。

 一昨日、昨日と九州から西日本にかけて襲った大雨は、大雨特別警戒報とともに東海地方にやってくるようだ。今もって京都府と岐阜県内に大雨特別警戒が出されている。気象庁がテレビで異常な状態だと警告を発しているほどである。今回の大雨で18府県の幅広い地域ですでに午後7時現在47名の犠牲者を出している。京都嵐山の渡月橋周辺も増水しているところに、上流のダムが貯水量限界に近づき放水するとのニュースが昨夜伝えられ、渡月橋周辺の護岸が決壊するのではないかと心配していた。現時点ではそういう情報は伝えられていないので、取り敢えずホッとしているところだ。

 思い起こせば、嵐山に近い京都市内の公立中学3年生だった、昭和28年9月台風13号が近畿地方に大きな被害を与えた。その時の豪雨で渡月橋の両岸が決壊して護岸工事が終了してから川幅が広がって、渡月橋が長くなったまま今日に至っている。その1ヶ月前の夏休み中に同級生の女生徒が渡月橋のやや下流で水死したこともあって、いつまでも忘れられない辛い記憶として残っている。昨晩は雨が激しく渡月橋も通行禁止にしたようだが、名勝の地であるだけにいつも気になっている。今後何事もなければ好いと願わずにはいられない。

 偶々今日は七夕である。織女と牽牛が1年のうち今日だけ会える1日であるが、現実には皮肉にも洪水により家族が引き離されたり、失ったりした人もいる。

 さて、昨日朝オウム真理教死刑囚が刑を執行されたことが、国内外に大きく波紋を広げている。7人もの大勢の死刑囚が同日に刑を執行されたからである。これは、1911年大逆事件の12人、48年A級戦犯の7人に次ぐもので、現行刑法の下では4人が最多である。1度に大勢の刑を執行したのは、平成が来年で終わり、平成に起きた事件は平成のうちにすべてを終わらせたいとの考えがあるようだ。また2年後の東京オリンピックに騒ぎが持ち越されることを憂慮したこともある。新しい年号になった祝うべき年に、オウム事件を引きずった別の事件を起こしてもらいたくないとの願いが籠っているらしい。

 一方で、国連人権高等弁務官事務所は、死刑執行について遺憾の意を表した。先進7か国の中で死刑制度が残されているのは、日本とアメリカだけである。EU加盟28か国とアイスランド、ノルウェイ、スイスは日本政府に対して今後死刑制度の廃止を求めていくとの共同声明を発表した。犠牲者の家族の気持ちを考えると、犯した残虐行為に対してどう罪を償わせるのか難しいところであるが、現実は世界では死刑廃止の方向へ向かっている。これという名案は中々思い浮かばないが、理不尽な大罪を犯した場合、犯人に対してどう罪を償ってもらうのか。遺族の気持ちを考えると死刑以外に幾分なりとも納得させるアイディアや手段があるだろうか。はっきりした答えがない以上現状の対応は、ある面で致し方ないのではないかと思っている。

 夜になって家がぐらっと揺れた。最近しばしば起こる地震である。震源地は千葉県南東部でM5だそうだが、都内もM3だった。西日本は洪水により、関東は地震により不安感に襲われる。先行き世の中も不安定になるのだろうか。

2018年7月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4071.2018年7月6日(金) オウム事件麻原彰晃ら7人死刑執行

 朝っぱらから電撃的なニュースを聞いて驚いた。今朝オウム真理教事件の教祖・麻原彰晃こと松本智津夫を含む7人の死刑囚がそれぞれ収容されていた拘置所で処刑されたのである。そろそろそうなるのではないかと思っていたが、1度に7人も処刑するとはこれまで聞いたことがない。

 一連のオウム真理教の事件の中でも、3大事件と言われるのは、①1989年坂本弁護士一家3人殺害事件、②1994年松本サリン事件、③1995年地下鉄サリン事件である。このほかすべての事件を合わせて死者29人、負傷者は6,000名を超え、日本犯罪史上最悪な凶悪事件とされている。いずれも想像も出来ないような異様な事件だった。今年1月漸くオウム事件の裁判は終結した。

 オウム事件には、日常あまり目にしない異常な現象がたくさんあった。いくつか思い出すこともある。30年以上も昔オウム真理教本部が代々木駅近くにあったころ会社からの帰途夕方になると国鉄代々木駅前で10人ぐらいの信者が、手に団扇を持ち突飛な衣装を羽織り、口々に「ショーコー、ショーコー、麻原彰晃~」とおまじないのような言葉を繰り返して踊っていたのをしばしば見たことがある。

 もうひとつは、知り合いのジャーナリストの信州大学生だったご子息が、松本サリン事件で犠牲になった悲しい話である。

 戦争やアパルトヘイトなどで多くの犠牲者が出ることは、とても許せないことであるにせよ、何となく分からないこともない。だが、平和な時代に一般社会で民間人が他人を意味もなく大量殺りくしようとするのは遥かに想像を超えている。とても許されることではない。しかし、それをやってのけたのが、麻原彰晃だった。犠牲者の遺族は、複雑な心境ながら当然の報いと思っている。国民のほとんども同感だと思う。

 今後公安が心配するのは、罪を逃れた元オウム信者、及び現在も別の形で活動している元幹部らと、その後アレフを結成、現在「ひかりの輪」代表・上祐史浩らの行動である。彼らが麻原らとは異なった形で見境のない暴虐行為を行うことがないだろうかである。

 さて、今日の駒澤大学講座で、山田岳講師(共同通信社)が、いつも通りたくさんの資料を配布されて講義された。

 先週ちょっとお尋ねした「句読点」について講義してくれた。句読点が文章内に使用されるようになったのは、明治20年代になってからだという。昔の文章には句読点がまったく使われていなかった。新聞でも句読点が全面使用され出したのは、1950年7月だとはとても考えられなかった。随分参考になった。

 その他昭和11年の3大事件のひとつ、猟奇的な「阿部定」事件について話された。中々興味深い内容だったが、当時の新聞紙面には現在記事を書く基本として教え込まれる5W1Hや逆三角形構想が見られず、逆に興味本位で自由にドキュメンタリー風に書かれていることだった。読者にとっては肝心なことさえ失念していなければ大いに興味をそそったことだろう。阿部定に名古屋から同行してきたのが、何と当時の中京商業校長だったというのもどっきりさせる。阿部定の弁護人は、高校ラグビー部後輩で、竹内謙元鎌倉市長の祖父・竹内金太郎氏だった。竹内弁護士のおかげであのような猟奇事件を起こした阿部定だったが、6年の実刑(10年の求刑)で済んだ。結局刑期前に紀元2600年の恩赦により保釈された。同時に竹内弁護士はゾルゲ事件の尾崎秀実の弁護人も務めた。

 1時間半に亘って中々盛り上がった講義となった。

 ところで台風7号の影響でここ数日九州方面から日本海、北海道方面の天候が荒れていたが、今日は福岡県、佐賀県、長崎県の北九州に加えて、広島県、岡山県、鳥取県に大雨警戒警報が出された。夜になってテレビではしきりに警戒を住民に促している。神戸の土砂崩壊の様子、京都嵐山の渡月橋周辺の増水ぶりを映し出している。50年に1度の大雨になると脅迫的に警戒するよう求めている。

2018年7月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4070.2018年7月5日(木) 文科省局長、子息の入試不正合格で収賄逮捕

 昨日文部科学省局長にして、次期次官の有力候補とも見られていたエリート官僚が受託収賄の疑いで東京地検に逮捕された。東京医科大学が私立大学支援事業の対象校に選定されたことの見返りとして、浪人中の息子を同大入試で点数を水増しして合格させてもらったことが、金銭を伴わなくても賄賂に当たると認定された。一方の東医大側も見返りを得たのは贈賄に当たるとして理事長もそれなりの罰則を受けると見られている。何とも情けないことである。東医大は今年の入試では、16.5倍という難関だったという。幸か不幸か、志望校へ入学できた子息は、果たして他の同学年生に勉学面で付いて行けるのだろうか。知るや知らずや本人はどういう気持ちでいるだろうか。同時に、大学内で噂になり名前が分かっているだけに、今後本人は大学に居ずらいのではないだろうか。実際同大学在学生へのインタビューでは、ほとんどの学生がこの不正に、大学の信用を落としたと憤慨していた。場合によっては子息は自発的に退学を選ぶかも知れない。罪作りな父親である。

 それにしても昨今の官庁は、トップ官僚の間でスキャンダルが多すぎる。これでは益々官僚への信頼が失われるだろう。官僚は自分たちは国民の僕であることをよくよく肝に銘じてもらいたいものである。

 さて、先月23日にタイの北部チェンライの洞窟内で行方不明になっていたサッカー少年ら13名が、今月2日になって洞窟内に無事で潜んでいることが判明して、取り敢えず安否を気遣っていた家族を安堵させている。しかし、彼らを洞窟の外へ連れ出すのは、相当至難と思われ目下国を挙げて救出に懸命である。奥深い洞窟内には途中に高低があり、狭い通路のうえに、水が溢れた箇所がいくつもあって救助隊員が容易に連れ出すというわけには行かないようだ。一番確実な救出方法があるようだが、費用があまりにも掛かりすぎるとしてタイ政府はその手段は取らないと述べた。日米を始め多くの国々が援助隊を差し向けている。だが、これから雨季がやってくることもあり、慎重にも慎重に救出対策が練られている。テレビ・ニュースで観る限り、少年たちの生存は確認されたが、全員救出までは予断を許さないようで、この後の対策本部の判断と真価が問われるようだ。今から8年前チリ鉱山で70日間も閉じ込められ救出された鉱夫らからもエールが送られている。これで救えなかったらタイ政府は、世界中から非難されることになるのではないだろうか。

 一日も早く少年たちが救出されることを祈りたい。

2018年7月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4069.2018年7月4日(水) 報道されないアメリカ独立記念日

 どの新聞もテレビもまったく触れないが、今日は日米同盟のパートナーであるアメリカの独立記念日である。当然アメリカでは祭日である。20年ほど前シアトルで独立記念日を迎えたことがあった。夕食をいただきながら窓から夜空に打ち上げられた見事な花火を眺めたシーンを思い出す。

 そのアメリカ独立記念日について政府からも何のコメントもない。日米安保条約の誼もあり、アメリカ・ベッタリズムの日本政府から何らかの親米的な発言があるかと思っていたが、それもない。メディアはその気配さえない。まぁどうでも好いことではあるが、学校でもコロンブスに始まって、南北戦争、ワシントン、リンカーンなどはよく教えられただけに、今や時代が変わったかなぁとも思う。

 さて、今朝の朝日で初めて知ったが、バルカン半島のセルビア・クロアチア国境でドナウ川の中州に新しい国家を建設しようという動きがある。その名は「リベルランド自由共和国」という。他国の国土を自国領と言ったり、公海上に土地を埋め立てて自国領土と言ったり、とかく領土拡張のため、他国へ侵略することも厭わない国がある中で、最も近い島でありながらセルビアもクロアチアも領有権を主張していない土地である。

 興味深いのは国家作りの過程である。何もないところに国をどんな方法と手順で創建するのだろうか。今「大統領」として国家建設に挑戦しようとしているのは、34歳のチェコ人イェドリチカ氏である。何もない中州に「限りなく自由な国」の理想はともかく市民権申請者で国造りをやろうというのだ。市民になろうとする人は、5,000$を納めるか、労働や専門知識を提供するのが条件だというが、どうも理想が先走っているように思えてならない。実際インフラ計画がはっきりしない。仮に家を建てても電気、ガス、水道は当面どうするのか現状ではまったく分からない。それでも日本から276人が市民権を申請しているという。

 どうもこの世の話とは思えない。

2018年7月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4068.2018年7月3日(火) ワールドカップで夢のベスト8成らず。

 今日明け方、サッカー・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦・日本対ベルギー戦が行われた。戦前の予想ではFIFA3位のベルギーに対して61位の日本の不利は免れず、ほとんどがベルギー勝利の予想だった。午前3時のキックオフにも拘らず、サッカー・ファンはパブリック・ビューイングなどで盛り上がっていたようだ。

 試合は前半0-0だったが、後半に入って日本が立て続けに2点を先取したことによって、ベルギーも必死になり逆に3点をもぎ取り、3-2で日本は敗れ、ベスト8はならなかった。それでも日本は善戦した。まだ日本にとってワールドカップの壁は厚いようである。それでも日本はアジアの中では唯一決勝トーナメントへ駒を進めてチームの存在感を世界に広めた。開幕2カ月前になって突然監督を交代させるというドタバタがあったが、その中でチームワークは乱れず、世界の強豪を相手によく戦ったと思う。日本は敗れたとは言え、まだ当分の間ワールドカップは盛り上がったままであろう。

 さて、昨日に続き、歯科へ予備の入れ歯を持っていき、現在の歯にフィットした入れ歯にしてもらうべく治療を受けた。まだ、2~3回は通わなければならないと思う。

 歯科へ向かう途上比較的混んだ東横線電車内でシルバー・シートに座ったところ、何と左右と前の3席をシルバーならぬヤングがすべて席を占めていた。そこへ隣の駅からひとりの老婆が乗車してきたが、誰一人ヤングは老婆に席を譲ろうとしない。見かねて私がその老婆に席を譲ろうとしたところ老婆が遠慮して2人のシルバーが譲り合いをする形になった。すると流石に私の隣席のヤング女性が立ち上がって席をどうぞと言ってくれ、私と老婆が並んでシルバーシートへ座ることになった。他のシルバーシートに座っていたヤングは相変わらずスマホに夢中だったが、これが今の若者のスマホとモラルの現実である。

 サッカーで日本の若者が活躍するようになった。試合後のスタンドでゴミを清掃する日本人の行為が外国では高く評価されている。しかし、現実の社会生活における若者の行動には、あまり高齢者を配慮するようなパフォーマンスが見られない。ちょっと残念なことである。

 ところで今日は日本中暑かったようだが、今九州地方には台風7号が接近して相当な雨量をもたらしている。沖縄・久米島では50年に1度の記録的な大雨となっている。一方北海道も停滞する梅雨前線の影響で大雨の被害をもたらせている。石狩川が決壊し旭川市内では道路の冠水があり、住民が避難している。今年も日本各地に大雨が降る可能性が高い。

 日本の国土は自然に恵まれる反面、自然災害にも襲われる可能性が高い。中々うまく行かないものだ。

2018年7月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4067.2018年7月2日(月) かつての健康優良児も下り坂へ

 戦時中の小学校入学から高校卒業までの12年間を無遅刻無欠席で通し、子どものころから自他ともに健康優良児と認めていたが、このところ膝が痛み出して先日整形外科医に相談したところである。その後痛みが出たり消えたりでちょっと歩くのにも苦労するようになった。日によっては痛みが消えるが、再び痛み出す。特に階段の昇り降りに苦労する。近日また整形外科医と相談しようと考えている。

 それに歩調を合わせるかのように3日前に上の前歯に痛みが走った。そこは入れ歯で、食事や硬いものを噛むのに悩むのではないかと心配していたが、幸い昨日辺りから次第に痛みが薄らいできた。だが、気にもなっていたので都内でも今年最高温度の暑い中を今日代々木の係りつけの歯科に具合を診てもらいに行った。それが不思議なことに、心配していた上の前歯よりも下の本物の前歯に問題があるとして、2枚もX線の写真を撮り事情を説明された。明日自宅にある予備の入れ歯を持参して、本物の歯にどういう治療をするかということを話し合うことにしている。

 それにしてもこんな風にかつては考えられなかったような健康問題で悩むようになるとは、少々情けないと思っているが、これも高齢の成せる技だろうか。

 さて、メキシコで大統領選挙の結果、新大統領が選出されたようだ。新たに大統領に選出されたのは、アンドレスマヌエル・ロペスオプラドールという長い名前の元メキシコ・シチー市長である。4年前に創立されたばかりの左翼政党の党首で、左派政党が1929年以来政権を握っていた制度的革命党(PRJ)を倒したのは、メキシコ歴史上初めてである。これまで対米弱腰のペニャニェト大統領のやり方がメキシコ国民には不満だった。大統領交代は、北米自由貿易協定(NAFTA)への強い不満からこの再交渉に影響を与えると見られている。更に深刻なのは、アメリカのトランプ大統領がメキシコ人ら中南米移民を侮辱する発言を繰り返していることにペニャニエト大統領があまりにも弱腰だと批判している。このままだと、アメリカとメキシコの外交関係はかつてないほど深刻な問題になるのではないか憂慮される。

2018年7月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com