4086.2018年7月21日(土) 人生100年時代到来か。

 暑い中を先日来右足の裏の薬指周辺に感じていた軽い痛みを、かかりつけの整形外科で診てもらった。こんな痛みは初めてだし、特別痛いわけではないが異物を踏んでいるようで気になっていた。医師の診察によるとこのような痛みはよくあるらしく、「行軍症」といって、歩き疲れた時に顕れる現象のようである。まるで厳しい行軍を強いられた陸軍の兵隊さんがかかる病名のようだ。祇園祭の帰りごろから若干気になっていたのだが、特別長い距離を歩いたというわけではない。加齢と暑さにより、ところどころ身体の部品が壊れてきているのではないかと些か寂しく思っているところである。

 そんな折も折今日の朝刊に、2017年の日本人の平均寿命が紹介されていた。女性は87.26歳で香港に次いで3年連続世界2位である。男性は81.09歳でスイスに抜かれて昨年の2位から3位に落ちた。トップは香港である。それでも男女ともに前年比で、女は0.13歳、男も0.11歳も延びた。毎年確実に寿命は少しずつ延びている。癌、心疾患、脳血管疾患などの死亡率が改善されたことが影響しているそうで、この3大死因で亡くなる人がいなくなると、女は5.61歳、男は6.81歳も寿命が延びる可能性があるという。

 昨夕「知研」理事長の久恒啓一多摩大学副学長が講演の中で、人生100年説を提唱されておられた。来月には人生100年を生きたセンテナリアンの言葉をまとめた著書「100年人生の生き方死に方」を上梓されると言っておられた。孔子の人生50年時代に比べて、その活動期は1.6倍も長い「少壮老死」の人生訓について話された。それによると80歳が実年期と熟年期のちょうど真ん中になり、最も充実した人生の花盛り期ということになる。私自身そこまで言い切ることは難しいと思うが、まだまだ大分残り火が身体にあるので、久恒説に基づいて医者通いは医者通いとして健康面に気を付けながら、まだひと踏ん張りする必要があると思っている。

 偶々私より若干若い友人から今日暑中見舞状をいただいたが、今年の年賀状を書く時期に体調を崩していたので、年賀状を失礼したが、幸い回復したという丁重な文面だった。

 今日も全国的に気温が高く、熱中症により死者、患者が増えている。まだまだこの暑さは続きそうだが、冷房を有効に使い室内気温調整と水分補給を欠かさずに、何とかこの暑い夏を乗り切りたいと考えている。

 さて、炎暑の中で大相撲名古屋場所が開かれているが、今日14日目にして関脇御嶽海の初優勝が決まった。長野県出身力士が優勝したのは、近代相撲になって初めてで江戸時代まで遡っても雷電以来208年ぶりだそうだ。3人の横綱全員が休場し、3人の大関のうち新大関の栃の心が途中休場し、他にカド番だった2人の大関も勝ち越しこそしたが、2桁勝利も覚束ない状態で、盛り上げに欠ける場所だった。その中で御嶽海の優勝は低迷気味の名古屋場所を辛うじて救ってくれたと言えよう。次の秋場所こそ3横綱、3大関の揃い踏みで土俵を賑わしてもらい、御嶽海には大関を目指して欲しいものである。

2018年7月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4085.2018年7月20日(金) 久恒啓一・多摩大副学長のWEBに感銘

 駒澤大学の公開講座前期は今日が最終日で、山田克講師の「現代ジャーナリズム論」が今期最終講座になる。山田講師は毎回昔の貴重な資料をよく提供してくれる。今日は日中戦争開戦時の盧溝橋事件や、爆弾3銃士戦死の新聞コピーを主に配布してもらったが、やや読みにくさはあるもののとても参考になるものだ。爆弾3銃士なんて子どものころ両親から度々聞かされていたが、国や新聞社が名誉の戦士を遂げた爆弾3銃士にかなりの義金を送ったことなど興味深い。朝日新聞1社で当時の3000円も義金をしたというからすごい。これらは共同通信社が各新聞社に配信したニュースをまとめて毎月3回発行していた「共同旬報」なるものが原典である。普通一般の目には入らない記事で大変珍しい。秋の後期講座に期待が持てる。

 夕方は、代々木へ移動して「知的生産の技術研究会」久恒啓一理事長のブログ5000回を記念した「知研」主催のセミナーで「SNS時代の知的生産の技術~継続は力なり」の講演会に出席した。理事長は「今日も生涯の一日なり」というブログを実に5000回に亘って書き続けている。13年8カ月もかかって、今まで生きた人生の1/5を費やしたと言っておられた。実際「久恒啓一図解WEB」の説明を聞いて、その情報量の多さと多彩さ、プライベートな資料の蓄積には驚いた。私のHPなぞ足元にも及ばないことを痛感した。とにかく小学生時代の通信簿と担任の講評、同じく絵日記なぞはあまり保管している人はいないのではないだろうか。人生を良い意味で計算づくめで生きてきた計画性にも敬服した。正に継続は力であり、私自身も中学生のころより日記を書く習慣を身に着けて、今日このブログ「ご意見番の意見」を12年間連続して書き続けているが、それも書くことが習慣となりノルマのような感じとなって書くことに抵抗がなくなったことが大きい。理事長のWEBは、自然体のまま5000回に達した印象があり、授業を持ちつつ多摩大副学長という多忙な職にありながら「継続は力なり」を実践していることに感服している。

 改めて理事長のWEBをじっくり拝見してみたいと思う。今日は今月上梓された著書「偉人の誕生日366名言集」をいただいた。これも気軽に読んでみようと思っている。

 私自身のブログは、今後どこまで書き続けられるか分からないが、拙い文章でも読んでくれる友人たちがいる限り、このまま根気強く書き続けていきたい。

2018年7月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4084.2018年7月19日(木) 参院定数6増とカジノ法案を認める政治家の愚行

 午後日本ペンクラブ財務委員会が開かれた。すでに2018年度第1四半期が終わったところだが、2017年度が久しぶりに黒字決算だっただけに、これを1年だけに終わらせず、今年度も黒字決算にすることが大きな責務である。その中で漸減傾向の会員数をどう維持し、また増やすかということが課題のひとつになっている。今日も出席委員8人がいろいろアイディアを出して話し合ったが、これという決め手となるような考えは中々出ないものだ。だが、取り敢えず今年度の黒字決算だけは何としてもやらなければいけない。

 さて、間もなく閉会する国会では、何を急いでいるのか、立て続けに法案を通そうとしている。その中でも昨日参議院議員6名増員を盛り込んだ改正公職選挙法案を衆議院で成立させた。世論は反対の声が強かったが、これにはまったく耳を傾けず、無視した。沖縄が日本に復帰して沖縄地方区を設けて以来の増員で、実に48年ぶりである。今ではやると決めたら拙速と言われようと何のその強引にやってしまうところが、国民の声を徹底して無視する今の自民党の傲慢ぶりだ。

 そして、今日は参議院でカジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案が、内閣委員会で可決された。散々ギャンブル依存症が懸念され、専門家からもその点を強く指摘されているにも関わらず、取らぬ狸で外国人観光客を誘致するとの甘言に乗せられて博打を国が認めようというのだから、政治家には道徳心がまったく感じられないし、賭博により国家財政に寄与させるという低次元な発想に呆れざるを得ない。

 こういう政治家が大きな顔をしているようでは、日本もお先真っ暗である。

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4083.2018年7月18日(水) 充実していた3日間の祇園祭ツアー

 夕べは由緒ゆかしき有馬温泉の名刹「有馬グランドホテル」の温泉に浸ったうえ、美味しい懐石料理を堪能してゆっくり休むことが出来た。ホテルの設備も良いが、スタッフのおもてなしが中々しっかりして対応が好い。この有馬温泉界隈には秀吉や黒田官兵衛を始め戦国時代の武将の故事にまつわるエピソードが多いようだ。

 今日も京都市内は38℃という灼熱の中を昨日やり残した下加茂神社見学を繰り延べて今日予定に加えた。その前に貴船の川床料理をいただくために、かなり山の奥の宿へ入っていった。道路が狭くて先はマイクロバスに乗り換えた。京都市立鞍馬小学校傍を通って、この辺りで20軒ほどある川床料理宿の一番渓流下流の「べにや」というお店で品数豊富な料理をいただいた。これまで川床といえば、賀茂川沿いの料亭を想像していて、暑さの折汗をかきながら食事をいただくのではないかと想っていたが、貴船の川床は、谷間の渓流の上に桟敷を敷き、直射日光が射さないよう涼しい工夫がされていて中々料理も豊富で美味しく快適な昼食となった。

 「べにや」でいただいた団扇にこんな宣伝調の風流なことが書かれてあった。

 「京都北山 貴船道 水清らかに 魚おどり 料理はうまし 酒うまし 涼しき風は 身をつつむ ほんに何度も おこしやす 雅味溢るる 料理旅館」

 食事後に訪れた下賀茂神社では、神主さんが丁寧に由来を説明された。その神主さんにあちこちに「下賀茂神社」と「下鴨神社」という2通りの表示が見られるが、正式にはどちらが正しいのかと直接尋ねたところ、「下賀茂神社」が正しいと言われた。「下鴨」は当て字で慣例や方言的に使っているが、下賀茂は神から授かった名前だと言っておられた。今後「下賀茂神社」と統一して言葉を使いたい。

 下賀茂神社内で少々道に迷った後、京都から新幹線で予定通り帰ってきた。実は旅行前はツアー内容にはあまり大きな期待は抱いていなかったが、すべての面で、特に傘寿の年齢層のためによく創意工夫されたツアーであり、その内容も充実していた。とりわけハード面のホテルと食事が良かったので、暑さに疲れ切っていた傘寿の参加者にとっては大いに満足されたのではないかと思っている。妻と久しぶりに旅をしてともども満足感を抱いて帰ってきた。来年は金婚式を迎えることでもあり、何か検討してみたいと考えている。

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4082.2018年7月17日(火) 炎暑の中で祇園祭を堪能

 朝8時に神戸を発ち京都へ向かった。9時20分ごろに京都市御池通りの指定の桟敷、実は車道内の歩道寄りに椅子を並べた観覧席に着いた。先頭の山鉾がやってくるまでかなり長い間待っていた。暑いので指定席を離れ、近くをぶらついていた。そこに偶々有名な料亭旅館「柊家」と「俵家」があったのは思いがけない発見だった。10時半過ぎに最初の山鉾「長刀鉾」が目の前を通り、最後の「船鉾」まで23台の山鉾が通り過ぎた時には午後1時を過ぎていた。とにかく暑い。結局今日も38℃を超えていた。

 御池通りの道路両側には、ずらっと「桟敷席」が続き、主に団体客が席を占めていたが、通り過ぎる人たちの中にはやはり外国人の姿を数多く見かける。日本の伝統の良さもあるだろうが、外国人にとってはすべてが珍しいパフォーマンスなのだろう。

 長い間暑い中にいたので疲れたが、やはり日本の伝統文化であり、唸ることもあって見て楽しいものだった。

 ANA CROWNE PLAZAホテルでフランス料理の昼食を済ませたが、予定以上に時間が過ぎたので、その後長命を祈るため立ち寄る予定の下賀茂神社を明日に伸ばして宿泊先の有馬グランドホテルへ向かうことになった。ホテルの夕食、懐石料理が質量ともに豪華だった。芸者さんの踊りも披露された。明日川床料理を味わって帰京することになる。暑い最中ではあったが、久し振りに中学生時代を過ごした古都京都の良さを改めて実感したところである。

 さて、世界中を沸かせた今年のサッカー・ワールドカップも昨日フランスがクロアチアを破り2度目の優勝を遂げて終わった。この間世界中のサッカーファンのみならず、それ以外の人々も一時的に熱狂していた。日本は1次リーグを突破してベスト16になった。健闘を称されている。世間はこれで当分静かになるだろうか。

2018年7月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4081.2018年7月16日(月) 日本の3大祭・祇園祭鑑賞の旅へ

 今日は祝日「海の日」である。以前は7月20日だったが、今では7月第3月曜日に変わった。2020年東京オリンピックの年にはまた変わるらしい。1日の「山の日」に比べて軽く扱われているようで、ちょっと影が薄い。

 さて、今日から祇園祭を鑑賞する「クラブツーリズム」ツアーで京都、そして神戸に来ている。京都では今日は前祭の宵山で、明日祇園祭本番を迎え山鉾巡行を桟敷席から鑑賞するが、その山鉾の中へ入らせてもらいそれがどういうものか見学させてもらった。鉾の天井の刺繍の素晴らしさに驚いた。3日間の旅はパッケージ・ツアーで今年傘寿を迎える80歳の「高貴高齢者」とその連れ合いが、2台のバスに分乗して80人が参加したものである。同じ年齢なので比較的話が合うように思う。

 中学生時代に京都で過ごした感傷から、京都3大祭のひとつでもあり日本3大祭でもあり一度じっくり見てみたいと思っていた。京都市内には父の勤務上の理由から僅か1年半しか住んでいなかったが、やはり京都の街の雰囲気は東京とは違う。そして子どものころの実感としても暑い都市だと思っていたが、今日も優に38℃を超えた。バスガイドやドライバーも今年は特に暑いと言っていたほどである。

 その後京都市内から神戸港へ出てピアノ演奏付ディナー・クルーズを楽しんだ。クルージングは港外を2時間かけて1周して港へ戻った。港に面したホテル・オークラ神戸でゆっくり休み、明日の山鉾巡行を楽しみにしている。

 ところで、今朝の朝日一面「カタ」記事を読むと、今安倍政権が成立を目指しているカジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案について、朝日が実施した世論調査の結果が紹介されている。今国会で法案を成立させるべきかとの問いに対して、「その必要はない」が76%で、「成立させるべき」が17%にしか過ぎない。まともな人間なら誰に尋ねようとも同じ回答を得られる筈で、こんな悪法に賛成するわけがない。国が賭博を公式に認めようというのだから、政治家たちは何を考えているのか分からない。こんな法案を発案した政治家の頭の中を覗いてみたい気がするほどである。

 野党は大阪のカジノ特区設置を目指している日本維新の会を除いて、すべて反対である。しかし、恐るべきはいかなる法案でも数で勝る自民党・与党が、大きな反対を受けようとも一旦決めれば、法案を通すことが可能だと信じきり、現実にこれまでそうやってきたことである。良識ある国民がいかに反対しようとも、博打大好きな自民党と公明党、日本維新の会の血迷った行動を現状では止める手立てがないことである。多数決で何でもかんでもやってしまうのが、今の自民党政権のやり方である。

2018年7月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4080.2018年7月15日(日) 今年最高の暑さに各地で悲鳴

 今日も灼熱地獄のようだと外出先から帰った妻が言う。最高気温は京都福知山市と岐阜県揖斐川市内の38.5℃に次いで京都市内38.4℃である。明日の京都市内最高気温が38℃と予想されているので、明日から祇園祭を楽しみに京都へ出かけるがやや気が重くなる。

 さて、あの世界のお騒がせ人間、アメリカのトランプ大統領がイギリスを訪問中であるが、イギリスではかなり大きな反トランプ・デモに遭遇している。アメリカの現職大統領がこのようにあまり歓迎されないというのは珍しい。本人はどう考えているのか、表面的にはあまり気にもしていないようなフリをしている。一昨日メイ首相と会って、今日エリザベス女王を表敬訪問したが、大統領がいつも通り上着のボタンを女王の前でもかけていなかった。各国首脳と会談するにしても毎度ボタンをかけず、お相手がちゃんとボタンをかけているのどうしてトランプ氏はそうしないのだろうと不思議でしょうがなかった。トランプ氏が常識的にもモラル的にも欠けていることがはっきり分かった。他人をけなすばかりで、自分のミスについては一向に恥じることなく、逆に自画自賛しているのだからこの人の精神バランスはどうなっているのだろうか。こういう人物が国家の最高位に君臨してやりたい放題やっているのでは、いずれアメリカも世界から遠ざけられ、嫌われるようになるのではないだろうか。

 そのトランプ大統領は相も変わらずEU各国に対して不満をぶちまけている。その結果、アメリカへの輸入品に対して一方的に高額の関税を賦課しようとしている。他には、NATO(北大西洋条約機構)加盟国に対してGNP(国民総生産)の2%を軍事費に充当するよう申し入れているところだ。アメリカは軍事費をGNPの3%超を注ぎ込んでおり、アメリカにとって過大な支出を余儀なくさせられ負担を強いられているということのようである。とにかく他の意見を聞かずに、すべて自分目線でことを判断している。そういう考えが偏った人が国の方針、世界の方向を決めようとしているのだから堪らない。

2018年7月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4079.2018年7月14日(土) 猛暑続きに豪雨の被災者が案じられる。

 各地に猛暑日がやって来ている今日、西日本豪雨地域でも30℃を超す暑さに救助隊の人々も苦闘しているようだ。復旧対策も難問山積で、とりわけこの暑さの中で断水が広範囲に広がっているために、避難所にいる人たちも自宅へ帰るに帰れず悩んでいるらしい。排出されるゴミが道路上に放置され、それが交通の障害になったりして、これからどういう風に復旧を進めていくのか、課題が多いようだ。

 天皇・皇后両陛下も那須で静養する予定だったが、被災者の気持ちを慮って計画を中止された。

 東京都心では35.4℃を記録して今年初めてとなる猛暑日となったが、京都では7月の観測史上最高気温38.5℃を記録した。相当な暑さの中を明後日から3日間祇園祭りの鑑賞に出かける。想像するだにぞっとするような暑さについ腰が引けそうになる。

 この暑い盛りに国会では、賭博好きな国会議員らが結託してカジノを認めるIR実施法案の審議を進め、自民党は来週中に強引に採決しようとしている。また、参議院の定数を6議席増やす公職選挙法改正案も審議して通そうとしている。議員定数を減らすならともかく、財政再建の折に自民党の党利党略により議員数を増やそうとしている。これはすべて自民党の数の驕りによるもので、現在の1強他弱に乗った身勝手なやり方で、さらにこれを1強体制に上乗せしようとしている。それでも最近のNHKによる世論調査では、このところ下り坂だった自民支持層が盛り返しているというから国民の気持ちというのがよく分からない。

 そんな時に、不愉快な事象がまた2つもあった。ひとつは、河野太郎外相が先月訪米した時のフライト・チャーター料金として、約4千万円も支払ったことである。国会議員は、普通民間機の定期便で出かけるのに、この大臣は敢えて民間機をチャーターした。外国へ出かけた時自分は首相と並び格上の大臣だといういことをPRしたいらしい。自分自身とお付のスタッフだけの出張のために高いチャーター料金を支払ってまでしてどうしてチャーター機を利用するのかと問いたい。納税者の気持ちや国の懐具合なんかまるで意に介していない。最近外相はしきりにアメリカの国務長官並みに専用機が欲しいと駄々をこねていたが、ついにチャーター機という手段を取った。高額費用とか、国民のためとかまったく考えない人である。これを安倍首相も自民党有力者もまったく止めることをしない。こういう金遣いの荒い人間は、国家にとっては有害無益である。

 もうひとつは、自民党政治制度改革実行本部が「世襲」に関する定義を提言するというが、これは身分たちの身を守るために行おうとしていることではないか。昨年の衆院選挙で公示直前に2人の議員が引退すると他の候補者を検討する間もなく両議員の長男が公認された事態を憂慮したようだ。提言では公募義務化と言って事前に論文や複数回の面接、該当演説を行う公募を義務付けると謳っているが、所詮世襲候補者を早く決めてしまおうと言うだけの話で、まったく非民主的な話である。批判の多い世襲制度を温存することに拘っているに過ぎない。これは自民党内の次元の話であり、何とか世論の批判をかわしながら「世襲」制度を定着させようというものである。政治家というのはどこまで狡いのか、呆れるばかりである。

 今日は大相撲名古屋場所7日目であるが、昨日までに3人の横綱全員が休場したところへ、今場所新大関へ昇進したばかりの栃の心が昨日初黒星を喫した時に負傷して、今日から休場することになった。出場している2人の大関はカド番で全般的にどうも盛り上がらない。館内は連日満員続きであるが、これではファンに失礼であろう。大相撲が廃れなければ良いが・・・。

 今日はフランスではパリ祭であるが、どうも日本国内はパッとしない。

2018年7月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4078.2018年7月13日(金) 運転認知機能検査はクリア

 今日初めて品川区の鮫洲運転免許試験場へ出かけた。今では免許証取得のための聖地みたいな場所である。1カ月前に自由が丘駅前で一時停止信号を無視したと警官に注意され、交番に連れていかれ罰金を課せられた。翌日罰金を支払って終わりと思っていたところ、しばらくして都公安委員会から「臨時認知機能検査通知書」なる書類が郵送され、高齢者であるため認知症検査を受けるよう日時、場所を指定されたのである。それが今日の試験場訪問のいきさつだった。

 中々立派な新しい建物の一室で同じような高齢者10人とともに講習を受けた。年齢的にも同じような世代であるが、筆記用具持参と書かれているのにボールペンを持ってこない人が3人もいた。右手が震えるためペンを持てない人や、運転免許証を持ってこない人もいた。高齢者を相手だと係員も世話を焼くのが大変である。

 テストというのは、①今日の日時と曜日、②16枚のイラストを見せられた後に伏せられてその名称を書くこと、③2時45分の図を描くことの3通りだった。その後公安委員会が発行する「認知機能検査結果通知書」をいただき、76点以上なら「記憶力・判断力に心配ありません」と認知症セーフとなる。幸い85点だったので、取り敢えず認知症はクリア出来たと思う。

 信号無視さえしなければ、わざわざこのようなテストを受ける必要がなかったので、考えようでは無駄な時間だったと言えるが、見学するような機会がない「試験免許の殿堂」鮫洲試験場を見学出来たという点ではまったく無駄ではなかったと考えている。

 今日はちょっと意外なことがあった。今朝「しんぶん赤旗」(日曜版)が配達されていたが、それに添えていつも通り小封筒もあった。その中に共産党地域版「わが葉」が入っており、アウシュヴィッツ見学記があり、読んでみると筆者はアウシュヴィッツへ行くことをためらっていたが、それに背中を押してくれたのが、同じ地域に住む旅行ジャーナリストのK氏と書かれていたのだ。私のことである。数カ月前に私のアウシュヴィッツ見学記を載せた「知研フォーラム」を、集金の女性に差し上げ、アウシュヴィッツについて立ち話をしたことがあったが、その時のことを書いておられるのだ。びっくりしたが、多少でもアウシュヴィッツへ出かける手がかりを与えられたのは良かったと思っている。

2018年7月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4077.2018年7月12日(木) 豪雨の死者200名を超える。

 一昨日の内科、眼科に続き、今日は歯科で治療を済ませた。若干入れ歯の具合が悪く調整しながら直しているので、まだ当分時間がかかりそうである。歯科治療を終えてから財務委員としてのお役目である6月分の出金伝票のチェックに、茅場町の日本ペンクラブまで出向いて一仕事済ませた。

 さて、このところ国内ニュースでイの一番に取り上げられ、長い時間報道されるのは西日本豪雨の様子であるが、今日警察庁は現時点で被災地での死者が200人を超えたと発表した。ところが、NHKでは現時点で188名の犠牲者と言っていた。新聞の報道もいろいろである。どれが正確で権威ある数字なのだろうか。当然警察庁がまとめているのでそれが最も権威ある数字だと信じたい。それはともかく死者の数は、昭和52年長崎大水害で死者・不明者299人に達した時以来である。今回の水害ではまだ多くの行方不明者がいるので、最終的にはこの長崎の犠牲者を上回るのではないかと懸念される。それにしても随分大勢の犠牲者が出たものである。土砂災害と河川氾濫による影響が大きいが、今回の豪雨では、多くの巨岩が山から崩れ落ちたことが特徴的である。

 近年になって地震を主に、全国各地で予期しないような自然災害が発生している。気象変動は地球温暖化の影響が大きく、これをこのままの状態にしては、益々自然災害の危険が増えるばかりである。それを止めるための第1歩であり、各国が賛同して決めたパリ協定による地球温暖化を抑止するための排出ガス規制が守られなければならない。ところが、そのリーダーシップを取るべきアメリカが、気に食わないからと言って協定から一方的に離脱する手前勝手な「アメリカ・ファースト」を強行する体たらくなのである。果たしてこんな調子で世界が自然災害から身を守るため、力を合わせて新しい知恵を生み、抜本的な自然災害減少策を考え出すことが出来るだろうか。些か心許ない。

2018年7月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com