4094.2018年7月29日(日) 甥のジャズ・ライブショーを楽しむ。

 ジャズバンドを結成しリーダーを務めている甥っ子がいる。最近CD・‘IMAGE OF SOUND’をリリースしたばかりで、その披露を兼ねたライブを横浜で行うというので、兄弟とその連れ合いを交えて6人で桜木町のライブハウス‘DOLPHY’に拝聴に行った。‘IMAGE’というカルテットで彼はベーシストとして活動しているが、演奏曲目によってはピアニストとしても演奏する。彼が作曲したジャズを聴いていると分からないながらも、彼らしい優しい性格が滲み出てくるような気がする。‘IMAGE’のポスターにはこう紹介されている。

 「‘IMAGE’ 作曲家・ピアニストでもあるジャズベーシストの江上友彦が、自身のオリジナル曲を中心に演奏するために2012年に結成。演奏を通して、image[想像]が膨らむような3次元サウンドを目指す。主に横浜をベースに、オリジナル曲と即興演奏が中心のライブ活動を行う」。

 曲目については私にはとてもコメントするほどのレベルにないので控えるが、それでも狭いライブハウスの中に満席の100名近いファンを集めて演奏し拍手喝采を浴びていたので、それなりの力は認めてもらっているのではないだろうか。

 大学では芸術学部で絵画を専攻していたが、途中で音楽部門に転向し、それ以降現代の象徴的なサウンド、ジャズに入れ込んでしまったようだ。しかし、性格的には真面目で人当たりがよく、しっかりした人物であり、まだ成長期の42歳なので、このまま堅実に力を伸ばして大空へ大きく羽ばたいて欲しいと願っている。

 今日は久しぶりにハマのライブで兄弟妹たちと会い、甥っ子のジャズを聴くことが出来て楽しい1日だった。

2018年7月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4093.2018年7月28日(土) 台風12号南関東に上陸、西方に向かう。

 天気予報通り昨日小笠原諸島東側洋上を通過した台風12号は、今日になって関東地方にやってきた。午後になって急速に風雨が強くなり、昨日まで植木職人が手を入れてくれていた庭の植木も大きく揺れている。

 このまま予報通り南関東を通過して西方へ向かい、先般豪雨被害を受けた西日本地方を直撃しそうなことを考えると被災地の人々が気の毒な気がする。気象庁が統計を取り始めてから本土へ上陸した台風は151もあるそうだが、東から西へ向かう台風は初めてだという。少しでも被害が少ないことを祈るばかりである。

 さて、NHKに毎週木曜日、「日本人のお名前」という興味深い娯楽番組がある。表意文字と言われる日本人の名前をいろいろ採り上げて、その名前の謂われや故事来歴を専門家が分析してくれて中々面白い番組である。出来るだけ番組を観るようにしている。「近藤」姓もかねがね藤原家の流れをくむ古い姓ということは聞いていたが、この番組で「近江の近藤家」の系統筋と聞いて納得した。

 一昨日の同番組では、今年高校野球100周年に因んで過去に甲子園に出場した高校球児の名前で特徴的で、珍しい名前を9人挙げていた。打順に則って、1番「千速」、2番「鞘師」、3番「二十八」、4番「筒香」、5番「瀬間仲」、6番「阿天坊」、7番「幸喜」、8番「明神」、9番「石田」ということだった。この中で9番「石田」はありきたりのようだが、実はこれにはそれなりの理由があって敢えてリストアップしたようだ。その理由とは、福岡県立東筑高校野球部は、石田姓の投手が登板すると甲子園に出場出来るといういい意味のジンクスがあり、過去に3回石田投手で甲子園出場を果たしたので、地元や学校関係者は中学生の野球少年「石田投手」を探し求めていると聞いた。

 しかし、私が中学生だった昭和28年夏に京都から甲子園へ3日間通い詰めて観戦した時、東筑高校が出場したが、その時の東筑高のエースは、その後西鉄ライオンズ入りして二塁手に転向し、後に監督として手腕を発揮された仰木彬さんだった。残念ながらその時は1回戦で敗退した。例外もあるようだ。

 日本人の姓名の中には職業、神仏、地域、風景、植物、動物などから取り入れた個性的で味のある名前が数多くあり、姓名は約30万種類に達するという。一方漢字の母国、中国では圧倒的に人口は多いが、姓は漢字1文字のため約3,000種類と意外に少ない。

 アメリカ人には、「フィッシャー(漁師)」、「カーペンター(大工)」など普通の職業から採った名前が多かったが、ついに「トランプ」などという手品師が使う言葉が出てきたのも、今日「トランプ」マジックにはまったアメリカらしい。

2018年7月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4092.2018年7月27日(金) 「しんぶん赤旗」紙に鳩山友紀夫元首相

 一昔前に鳩山由紀夫という3流の総理大臣がいた。民主党ブームに乗ってあれよあれよという間に総理の座に上り詰めた。しかし、あまりにも軽佻浮薄な言動に間もなく国民から愛想をつかされ、これという実績を上げることなくその任にあること僅か9カ月で退任し、政界から足を洗い在野で勝手気ままな行動をしている御仁である。

 総理在職中最も信用を失墜したのは、沖縄に関する発言である。沖縄の米軍基地について「沖縄から米軍基地をなくす」「最低でも沖縄県外に移設する」と大見えを切っておきながら、何ひとつ約束を守れなかった。首相としてはあまりにも軽薄でありお粗末でもあり、軽率な発言が多かった。鳩山首相の節操のない政権運営により、以後与党だった民主党、社民党、国民新党は大きな挫折に遭うことになる。今日の1強他弱の政界地図は、鳩山政権の無能で粗雑なかじ取りにより定着したと言える。

 その鳩山氏が日本共産党の取材を受け、今日発行の「しんぶん赤旗」日曜版7月29日号紙上に取り上げられている。鳩山氏は共産党が提唱している「北東アジア平和協力構想」は自身の構想と重なり、日本の政治家で一番東アジアの平和について考えてくれているのが志位共産党委員長だとエライ持ち上げ方なのである。しかし、鳩山氏は日本の元首相としてのプライドもなくその肩書を日本人の恥さらしのように使われた人である。首相在任中の約束不履行はもちろん、辞めてからも元日本首相の肩書を利用し、利用されてきた。2012年イランのアフマディネジャド大統領と会談した後には、イラン政府に利用されて国際原子力機関(IAEA)を非難する声明を発して日本政府を慌てさせたり、韓国の慰安婦像の前で土下座をして韓国人を喜ばせる一方で国内では顰蹙を買ったり、その言動は国際的にも大きな物議を醸した。序ながら、その当時脚光を浴びた民主党若手政治家の中には、前原誠司・元外相や、細野豪志・元幹事長らがいたが、いずれも約束を守らない不誠実な利己主義の政治家で、今日活躍の場が与えられていないのもムベなるかなと思う。

 「赤旗」に依れば、鳩山氏はその反省とお詫びから今日度々沖縄を訪れ県民とともに座り込みを行っているというが、こんな人物が安倍政権の対米追従外交を厳しく批判するとは、まるでトンチンカンである。特に日本政府は、対北朝鮮問題で、トランプ大統領に梯子を外された意味がよく分かっていないと主張し、最近の自民党の一連のスキャンダルについて厳しく問い詰め、その挙句に安倍改憲反対、辺野古基地建設反対、原発ノーと言い、安保法制も反対だと主張する。もともと保守本流だった鳩山氏の一貫性を欠いた、無節操が、なぜか野党共闘を強く主張する。鳩山氏は自分の行ったことがまるで分かっていないし、反省もしていない。

 「友愛」の理念を広めるためにいとも簡単に「由紀夫」から「友紀夫」に改名したという。親からもらった名前を特に意味があるとは思えない理由で変えてしまうなんて軽薄のそしりを免れないと思う。「政治とは愛である」と言ってみたり、どこまでノー天気な人なのかと思う。共産党もこんな不誠実な人にはあまり近寄らない方が良いのではないだろうか。

 さて、一昨日まで炎暑が続いていたが、昨日辺りからやや涼しくなった。台風12号の接近のせいである。いつものルートとは異なり南方から北上して日本本土の東方洋上に逸れて行くものであるが、明日には関東に上陸して西方へ向かうというから異常である。明日の東京は雨が予想されるため、墨田川花火は翌日に延期されることに決まった。

 今日は朝鮮戦争休戦65周年に当たる。未だに終戦とはならない。この辺りは米朝の間で駆け引きが行われているのだろう。

2018年7月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4091.2018年7月26日(木) オウム事件死刑囚処刑と戦犯処刑

 オウム真理教の死刑確定者のうち、今月6日に主犯の麻原彰晃こと松本智津夫以下7人が処刑されたが、今日残る6名が各地の拘置所で処刑された。それにしてもいつも決断が遅い政府としては、随分迅速な行動だった。1カ月の間に13人もの死刑囚を処刑したのは初めてのことである。この他にも元幹部・村井秀夫が移送中に暴力団風の男に刃物で殺害されたが、もし生きていれば、当然死刑囚になり処刑されたであろう。処刑を決断した上川陽子法務大臣は後世にその名を遺すことになるだろう。いかに残虐な殺人を犯した死刑囚とは言え、処刑は国家が国民の生命を奪う行為であり、あまりいい気分にはなれない。これは元号平成が今年が最後ということもあり、平成時代に起きた事件は平成の内にけりを付けてしまおうとのやや拙速な意図がある。

 とにかく一連のオウム事件は考えられないほど非業な行為であったが、これですべて決着がついたわけではない。いつまた似たような凶悪犯が再び現れないとも限らない。文明が発展すれば、その発展の軌道から外れる人物が出てくることは当然考えられる。それをどう未然に食い止めることが出来るか、人間社会に突き付けられた重い課題である。

 これほど多数の死刑囚が処刑されたことに、つい終戦直後のA級戦犯の処刑を思い出してしまう。オウム事件の死刑囚は本人がどう言い逃れをしようと全員に重い責任があることは紛れもない。だが、戦犯のケースでは必ずしもそれぞれの戦犯に同じ死刑の刑罰が課せられて平等な処分と言えるか、疑問が残されている。文官だった広田弘毅首相が、果たして東条英樹と同様に死刑となったことに今もって疑問が呈せられている。

 同時に無謀な作戦で多くの犠牲者を生んだインパール作戦の失敗は、明らかに主犯ともいえる第18軍司令官・牟田口廉也中将のように巧妙に戦犯としての罪を逃れ、戦後は蟄居しながらも自らは無罪と称し、晩年には部下の無能ぶりを公言するなど身勝手で往生際の悪さは天下一品だった。ビルマに慰霊団とともに何度もお供したが、元兵士の方々は申し合わせたように、牟田口司令官をぼろくそにこき下ろしていた。牟田口司令官が戦犯として罪を逃れることが出来た原因は、巧みな弁舌と他人を出し抜くずる賢さだろう。

 もうわが残り少ない人生において、戦争はもちろん、同じような残虐な事件は引き起こしてもらいたくないものである。

 今日ひとつ嬉しいことがあった。今年100回目を迎える夏の全国高校野球大会京都府予選決勝で中学時代に在籍したことがある平安中学の付属校、竜谷大平安高校が勝って4年ぶり、34回目の甲子園出場を決めたことである。過去に3回の全国優勝と同じく準優勝3回の実績がある野球名門校である。昭和31年の大会では、われわれの同級生が全国優勝を成し遂げた。今年は精いっぱい応援し、4回目の全国優勝を決めてもらいたいと強く願っている。

2018年7月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4090.2018年7月25日(水) ロヒンギャ難民について寄稿

 暑い盛りであるが、近づいている台風の影響だろうか、昨日深夜に雨が降り今朝は多少涼しい陽気になった。昨日は2ヶ月半ぶりに補聴器の調整をしてもらった。中々近くの人の話が聞き取りにくくていろいろ調整してもらっている。今音量とか、デシベルを変えて聞き取り具合をチェックしているところである。いつもより時間がかかり2時間近く担当者と話をしながら微妙な音量調整をした。

 ところで今日は、先日に続いて歯科で入れ歯の調整してもらった。もう半世紀近くも診てもらっている歯科医なので安心してお任せしている。自分の歯が大分少なくなり、入れ歯も自分の歯と調整しながら取り入れてもらっている。今日は下部の糸切り歯を削ってプラスチックの歯を被せて次回しっかりした歯を詰めて全体的に入れ歯をセットしてもらう。事前に歯科医から今日は大分時間がかかると聞いていたが、実際2時間以上かかった。しかもこれは健康保険が利かない治療なので、費用もバカにならない。

 来月1日には、毎年恒例となった慶応病院の人間ドックを1日がかりで受診する。とにかく加齢とともに経費を節約しなければならないのに、医療関係に時間と金を費やすことが多くなった。

 さて、先日ロヒンギャ難民に関する拙稿を「知研フォーラム」7月号に寄稿し、それをHPにアップしたところ友人、知人らから大分反響と激励があった。結論としては皆彼らも拙稿の意味するところがよく分かったと理解を示してくれた。拙稿の論点は、ロヒンギャ問題自体があまりよく知られていないところへメディアが事実を正確に伝えないことについて若干抗議の気持ちを込めて書いたものである。

 そもそもロヒンギャ問題が発生したのは、統治していた旧インド領内(現バングラデッシュ)に居住していたロヒンギャ族約70万人をイギリスがビルマ領内のアラカン山中に強制移住させたことに端を発している。この点をメディアは追求しない。国際世論はイギリスを糾弾することなく、ロヒンギャ族を否応なく受け入れさせられた被害者とも言うべきビルマ(現ミヤンマー)を一方的に責めているばかりである。この理不尽な原因と経緯についてメディア批判を含めて持論を展開したわけである。つい最近のNHK・BSの国際ニュースでも問題解決のためには、ミヤンマー政府の責任と対応を非難する一方で、イギリス政府に対して責任を問うような発言はなく、何の前向きのコメントもなかった。こんな状況では、問題解決は難しくなる一方である。

2018年7月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4089.2018年7月24日(火) ロシアでも今や評価されないロシア革命

 連日の暑さに日本中が疲れ切っているところだが、2年後の今日東京オリンピックが始まる。

 さて、1917年世界を揺るがしたロシア革命から昨年はちょうど100周年に当たっていた。それ以前には考えられもしなかった世界革命が現実に実現し、資本主義経済だけが国を建設し、民を養い、国家の骨格になると考えられていたそれまでの世界観をひっくり返したのである。以後レーニンによるソビエト連邦社会主義国家は、マルクス経済学を理想として導入し、その後中国の社会主義化により、社会主義国家旋風は20世紀の世界を席巻した。多くの独り立ちできない未成熟な国々を社会主義国家の同盟国と呼び相互扶助をアピールすることによって彼らを覇権国家ソ連の勢力下に押し込み、英米の利を追求する利己的な資本主義国家体制に対して、富を平等に配分する計画経済を主唱する社会主義国家体制を宣言し構築した。それが結果的に経済面のみならず、政治的にも東西の冷戦を招来し助長することになった。

 しかしながら、スターリンの冷血なる国家管理体制、及びその後の毛沢東・中国共産党国家体制は歴史に大きな足跡を残したとは言え、国民を社会主義の名の下に理想的な平等社会を構築したとは言えない。

 現実にソ連が革命を経て作り上げた社会主義体制は、マルクス・エンゲルスが望んだ社会主義国家建設とは大きく乖離したものとなった。

 それはある面で今日のロシアにおいて、社会主義国家体制のスタートとなったレーニン時代の名残がどんどん薄れている点でも推測出来る。レニングラードはサンクトベテルブルグと名を変え、スターリングラードはヴォルゴグラードとその名を変えた。今年のロシア革命記念日でもモスクワ赤の広場のパレードは革命色がまったく見られず、テレビ中継もされなかった。血にまみれた共産党独裁のイメージが現政権にとっても目障りとなり歓迎されなくなったようだ。昨年ヘルシンキの空港売店でロシア革命100周年を記念する写真集を購入した。だが、実際に現在のロシアでは革命は歴史の彼方へ押し流されつつある。最近では、あまり喜ぶべき史実とは考えられていない空気を感じる。

 ロマノフ王朝が倒れたことによってロシア革命は成功した。そのロマノフ王朝14世皇帝ニコライ2世一家11名が捕らえられ、それぞれが残虐に処刑されたのは翌1918年7月17日のことである。今日から数えて100年と1週間前の出来事である。また、ロシア正教会がニコライ2世一家を列聖としたのである。ロシア政府の立場は微妙なものとなった。一方で、プーチン大統領を始め、過去の為政者も極力革命色を払拭しようとしている。

 ロシアでは、今ロシア革命について疑問が呈されている一方で、革命により命を落としたニコライ2世への同情が生まれつつある。ロシア革命は一時は世界中の労働者を始め、多くの下級階層に夢を与えたが、幻想に終わった。革命も時が経てば、理想転じて幻想ということになろうか。

2018年7月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4088.2018年7月23日(月) ついに史上最高気温を記録

 今日は仏滅にして「大暑」である。その通り日本国中が暑かったようだ。特に埼玉県熊谷市では日本の過去の最高気温を5年ぶりに更新する41.1℃となり、東京青梅市でも40.8℃を記録し、都心でも38.5℃だった。とにかく暑い。こんなにいつまでも高温が続くようでは、外で何もすることも出来ない。案の定夏休みに入った子どもたちの遊びにも制約がある。

 今懸念されているのは、2年後のオリンピック開催時期である。ちょうど今頃の暑い盛りに開催されるオリンピックでは、日中行われる競技に支障が出るのではないかと心配されている。直射日光の下で2時間以上道路を走り続けるマラソンもスタートを午前7時にして暑さから少しでも選手を守ろうとした。だが、今朝なぞは都内で7時時点の気温がすでに30℃を超えていた。この時期にオリンピックを開催したこと自体おかしいと思うが、それは前回1964年オリンピックと同じ10月開催は、ヨーロッパのサッカー・シーズン花盛りでサッカー連盟やスポンサー企業が納得せず、一番嫌がられるこの真夏に開催と決まったと言われている。

 元マラソン選手だった瀬古利彦さんはもう1時間繰り上げて6時スタートを提案されているようだが、所詮五十歩百歩で、この際真夜中に開催してはどうかと思うくらいである。オリンピック開催を喜び、大騒ぎしている割に、肝心な選手や観客の健康面が疎かにされているような印象を受ける。

 まだ先の話だと思っているが、オリンピック終了後の施設の活用とか、施設の維持管理費用面などは大丈夫だと思うか、偶々昨日テレビで2年前のリオ・オリンピックの競技施設が財政的な問題で中途半端な活用の有様を伝えていた。閉会式後にどさっと積み重なった経費に悩まされるような事態にならないことを願う。

2018年7月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4087.2018年7月22日(日) 国民を騙し切った安倍政権

 今日通常国会が閉会した。実質的にはすでに一昨日参議院で参院6議席増法案とカジノ法案の通過で閉会したようなものである。今国会ははっきり言って「デタラメ」と「ウソツキ」の国会だった。森友学園、加計学園問題の疑念が生まれてから一向に解決しない。嘘をつき、書類をごまかし、改ざんして首相夫妻がともに森友学園に忖度してしらばっくれている。加計学園獣医学部新設に関しても、首相が加計理事長と友人である隠れ蓑の下に密かに便宜を図り、獣医学部開設へ協力した。首相は丁寧に、真摯に応えると言っておきながら、スキャンダルは闇のまま今国会では巧みに追求を逃げ切った。

 しかし、よく考えてみてこんな自堕落な国家の運営の在り方が、あるだろうか。その間高級官僚の不祥事が後から後から明らかにされそのゴミも掃除し切れないうちにすべて闇に葬られた。夫妻揃って怪しげな安倍首相が、1強政治体制のぼかしに乗って乗り切った。直近の世論調査によると、通過した法案のうち、①参議院6議席増員、②カジノ法案、はいずれも圧倒的に反対意見が多い。それでも傲慢な安倍政権は、敢えて国民の反対を押し切った。日本は民主国家と言えるのだろうか。

 9月に行われる自民党総裁選挙で3度目の当選を目論んでいる安倍首相は、ここへ来て自民党内支持者層も固まり安心したのか、やりたい放題である。麻生財務相も首相と同じ穴のムジナ的行動をしているが、2人は「選択」7月号に「アベノウスラワライ」と称する怪獣に見立てられこんな風に皮肉っぽく描写されている。

 「日本の政治を薄ら笑いが覆っている。国会中継となるとテレビを消す。首相と副総理兼財務相の薄ら笑いを見たくないのである。野党議員の質問中、必ずやこの2人は薄ら笑いを浮かべる。馬鹿笑いなら許せるが、相手をばかにしたように、声を出さずに、かすかに笑うのである。野党を小ばかにし、質疑をおろそかにしているからだ。何を聞かれても、紋切り型で否認一点張り。およそ虚偽の疑いに満ちた答弁もけしからぬが、あの薄ら笑いはもっとけしからぬ~」。

 こんな2人が国の最高権力者であり、第2の権力者である。何かぞっとしてくる。

 アメリカでもトランプ大統領に対する非難が囂々と巻き起こっている。特に最近のプーチン・ロシア大統領との会談、及び記者会見の内容が厳しく非難されている。アメリカのCIA機関の結論よりプーチン大統領の言い分を高く評価したことが、節操がないとして糾弾されている。さらに、その点で追及されると発言を訂正さえしているていたらくである。これで11月に行われる中間選挙に与党共和党は勝てると思っているのだろうか。

 今日は外へ出なかったが、昨日までと同じようにかなりの暑さで岐阜県郡上八幡では39.8℃を記録して今日の国内最高だったそうだ。京都も連続8日間38℃を超えて、あまりの炎暑に24日に計画されている祇園祭の後の祭りと言われる八坂神社の花笠巡行が中止されることになった。この異常な暑さは日本の文化まで台無しにしている。

2018年7月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4086.2018年7月21日(土) 人生100年時代到来か。

 暑い中を先日来右足の裏の薬指周辺に感じていた軽い痛みを、かかりつけの整形外科で診てもらった。こんな痛みは初めてだし、特別痛いわけではないが異物を踏んでいるようで気になっていた。医師の診察によるとこのような痛みはよくあるらしく、「行軍症」といって、歩き疲れた時に顕れる現象のようである。まるで厳しい行軍を強いられた陸軍の兵隊さんがかかる病名のようだ。祇園祭の帰りごろから若干気になっていたのだが、特別長い距離を歩いたというわけではない。加齢と暑さにより、ところどころ身体の部品が壊れてきているのではないかと些か寂しく思っているところである。

 そんな折も折今日の朝刊に、2017年の日本人の平均寿命が紹介されていた。女性は87.26歳で香港に次いで3年連続世界2位である。男性は81.09歳でスイスに抜かれて昨年の2位から3位に落ちた。トップは香港である。それでも男女ともに前年比で、女は0.13歳、男も0.11歳も延びた。毎年確実に寿命は少しずつ延びている。癌、心疾患、脳血管疾患などの死亡率が改善されたことが影響しているそうで、この3大死因で亡くなる人がいなくなると、女は5.61歳、男は6.81歳も寿命が延びる可能性があるという。

 昨夕「知研」理事長の久恒啓一多摩大学副学長が講演の中で、人生100年説を提唱されておられた。来月には人生100年を生きたセンテナリアンの言葉をまとめた著書「100年人生の生き方死に方」を上梓されると言っておられた。孔子の人生50年時代に比べて、その活動期は1.6倍も長い「少壮老死」の人生訓について話された。それによると80歳が実年期と熟年期のちょうど真ん中になり、最も充実した人生の花盛り期ということになる。私自身そこまで言い切ることは難しいと思うが、まだまだ大分残り火が身体にあるので、久恒説に基づいて医者通いは医者通いとして健康面に気を付けながら、まだひと踏ん張りする必要があると思っている。

 偶々私より若干若い友人から今日暑中見舞状をいただいたが、今年の年賀状を書く時期に体調を崩していたので、年賀状を失礼したが、幸い回復したという丁重な文面だった。

 今日も全国的に気温が高く、熱中症により死者、患者が増えている。まだまだこの暑さは続きそうだが、冷房を有効に使い室内気温調整と水分補給を欠かさずに、何とかこの暑い夏を乗り切りたいと考えている。

 さて、炎暑の中で大相撲名古屋場所が開かれているが、今日14日目にして関脇御嶽海の初優勝が決まった。長野県出身力士が優勝したのは、近代相撲になって初めてで江戸時代まで遡っても雷電以来208年ぶりだそうだ。3人の横綱全員が休場し、3人の大関のうち新大関の栃の心が途中休場し、他にカド番だった2人の大関も勝ち越しこそしたが、2桁勝利も覚束ない状態で、盛り上げに欠ける場所だった。その中で御嶽海の優勝は低迷気味の名古屋場所を辛うじて救ってくれたと言えよう。次の秋場所こそ3横綱、3大関の揃い踏みで土俵を賑わしてもらい、御嶽海には大関を目指して欲しいものである。

2018年7月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4085.2018年7月20日(金) 久恒啓一・多摩大副学長のWEBに感銘

 駒澤大学の公開講座前期は今日が最終日で、山田克講師の「現代ジャーナリズム論」が今期最終講座になる。山田講師は毎回昔の貴重な資料をよく提供してくれる。今日は日中戦争開戦時の盧溝橋事件や、爆弾3銃士戦死の新聞コピーを主に配布してもらったが、やや読みにくさはあるもののとても参考になるものだ。爆弾3銃士なんて子どものころ両親から度々聞かされていたが、国や新聞社が名誉の戦士を遂げた爆弾3銃士にかなりの義金を送ったことなど興味深い。朝日新聞1社で当時の3000円も義金をしたというからすごい。これらは共同通信社が各新聞社に配信したニュースをまとめて毎月3回発行していた「共同旬報」なるものが原典である。普通一般の目には入らない記事で大変珍しい。秋の後期講座に期待が持てる。

 夕方は、代々木へ移動して「知的生産の技術研究会」久恒啓一理事長のブログ5000回を記念した「知研」主催のセミナーで「SNS時代の知的生産の技術~継続は力なり」の講演会に出席した。理事長は「今日も生涯の一日なり」というブログを実に5000回に亘って書き続けている。13年8カ月もかかって、今まで生きた人生の1/5を費やしたと言っておられた。実際「久恒啓一図解WEB」の説明を聞いて、その情報量の多さと多彩さ、プライベートな資料の蓄積には驚いた。私のHPなぞ足元にも及ばないことを痛感した。とにかく小学生時代の通信簿と担任の講評、同じく絵日記なぞはあまり保管している人はいないのではないだろうか。人生を良い意味で計算づくめで生きてきた計画性にも敬服した。正に継続は力であり、私自身も中学生のころより日記を書く習慣を身に着けて、今日このブログ「ご意見番の意見」を12年間連続して書き続けているが、それも書くことが習慣となりノルマのような感じとなって書くことに抵抗がなくなったことが大きい。理事長のWEBは、自然体のまま5000回に達した印象があり、授業を持ちつつ多摩大副学長という多忙な職にありながら「継続は力なり」を実践していることに感服している。

 改めて理事長のWEBをじっくり拝見してみたいと思う。今日は今月上梓された著書「偉人の誕生日366名言集」をいただいた。これも気軽に読んでみようと思っている。

 私自身のブログは、今後どこまで書き続けられるか分からないが、拙い文章でも読んでくれる友人たちがいる限り、このまま根気強く書き続けていきたい。

2018年7月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com