4100.2018年8月4日(土) 日大理事長とボクシング連盟会長の不可解な言動

 日大アメリカンフットボール部の悪質タックルについて、先日関東学生アメフト連盟は会見で日大アメフト部の今シーズンの出場停止処分を解かないと語った。これに対する日大の対応が納得できるものでなく、世間からの批判にもまったく応えていない。特に日大田中英壽理事長らの消極的な言動が厳しく問われている。事件が表面化して以来、理事長は公式に記者会見で疑問に応えず責任を果たしておらず、理事長として公の前に姿すら見せていない。夜の巷に取り巻きを連れてふらつき歩く常識外の姿しか報道されていない。日大のガバナンスが厳しく問われている渦中にあって昨日漸く、理事長は日大のホームページ上に初めて声明文を発表した。

 それには自らの責任を反省する言葉はなく、大学教職員とともに厳しい指摘を反省して日大を運営し、関学選手、関係者、日大アメフト部へ謝罪し、日大再生を進めるため引き続き理事長として努力する覚悟であると述べている。これに対して世間は自身の責任を説明していないとして、その目は一層厳しくなるばかりである。

 一方、先日来世間を騒がせている日本ボクシング連盟山根明会長に対する見方も田中日大理事長に対するのと同じように厳しい。特に昨日は片っ端からテレビ局の取材に応じて告発状への反論と自らの言い分を喋りまくっていた。連盟本部を自らの子飼いのスタッフで固めて、都道府県の連盟支部からの批判には反論し、罵倒する有様である。JOCへの告発でもあり、JOCは連盟に対して第三者委員会を立ち上げ、9月末までに報告することを求めている。ただ、ここへ来て告発状に書かれていた通りだとするとボクシング連盟がJOCからいくつかの処分を受ける可能性があり、それが仮に退会になると東京オリンピックにボクシング選手が出場出来ないという心配が出てきている。

 山根会長は黒い筋の人との交際も噂されており、このままでは日本のアマチュア・ボクシング界は世間からも爪弾きに遭い、泥沼へ滑り落ちていくのではないかと心配である。ロンドン・オリンピックでは村田諒太選手が金、清水聡選手が銅メダルを獲ったメダル有力競技であるだけに憂慮される。

 なお、2人の大物人物、日大相撲部総監督でもある田中英壽日大理事長と山根明日本ボクシング連盟会長とは、長年友人関係にあって今年4月から山根会長は日大客員教授も務めているそうだが、どこか似たような雰囲気の2人がともに何となくアマチュア・スポーツ界を壊しているように思えてならない。

 どちらの事件も全容を解明して2人は潔く職を去り、新体制で出直すべきことが今最も求められていることではないか。

2018年8月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4099.2018年8月3日(金) 世界が報じる日本人の遅れた意識と差別観

 このところ過去にはなかったような好ましからざる事件が立て続けに起きている。海外でも報じられている2つの事象を紹介したい。

 まず、自民党杉田水脈衆議院議員が「新潮45」今月号に寄稿した「LGBT非生産論」が物議を醸していたが、昨日自民党が「問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現がある」として杉田議員を指導すると公表した。当初自民党は、議員個人の考えとして問題視しないと応えていたが、LGBT関係団体の批判や、自民党本部前で開かれた関係者による激しいデモに押されて嫌々対応を打ち出した。

 そもそも杉田議員のLGBTの人たちに対する差別発言は、「生産性のあるものとないものを同列に扱うには無理があります。差別ではなく区別」、「同性愛の子どもは普通に、正常に恋愛できる子供に比べて自殺率が6倍高い」、「生産性がない同性愛の人たちに、皆さんの税金を扱って支援をする、どこにそういう大義名分があるのか」と差別論一辺倒である。

 この自民党からの指導に対して杉田議員は、「真摯に受け止め、今後研鑽に努めたい」とのコメントを出したが、LGBTの人たちにきちんとお詫びもしないで、研鑽に努めるというだけではLGBTの人たちへの意識が変わるとも思えず、LGBTの人たちが今後どう思うのか極めて疑問である。

 こんな弱者を労わらず自分の思っていることだけをいう身勝手な国会議員がいるとは情けない。この発言に対しては国内ばかりでなく、アメリカ、イギリス、フランスのメディアが挙って報道している。

 次に、文科省局長の子息を裏口入学させていた東京医科大で、新たな問題が明らかになった。女子受験生の点数を減点していた事実が裏口入学の捜査の過程で分かった。女子医学生は卒業後医院務めの折、出産や家庭の事情で休みが多く、医大系の病院では医師不足を招く可能性が高いという事情から、男子学生比率が高まるよう入学試験の採点を操作していたことが明らかになった。あまりにも女子受験生を軽視し、愚弄する仕打ちではないだろうか。流石に林文科大臣は、「女子を不当に差別するような入学者選抜が行われることは断じて認められない」と憮然としている。

 よくよく耳を傾けているとこの医科大では、他にも差別をやっていたらしい。浪人生より現役受験生に甘く加点していたらしい。入学の段階から不公平、不平等を行っているのである。こんな大学の卒業生が果たして立派な医者になれるのかどうか、不信感が抜け切れない。

 この男女差別についても世界中のメディアから不信の声が上がっている。フランスでは女性医師の割合は年々増え続けていて2016年には、64%を占めている。イギリス、トルコ、メキシコ、韓国などでもこの女性差別を大きく報じている。これではいくら安倍首相が女性活躍社会を訴えたところで、無意味であろう。世界に向けて少々恥ずかしいような気がしてくる。

2018年8月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4098.2018年8月2日(木) 習近平・中国国家主席独裁体制に綻び

 先月末中国事情に詳しい高校時代の友人が、近々「北戴河会議」が始まるが、最近独裁体制を固めつつある習近平・国家主席の名前やスローガンが街から消えているようで、必ずしも習体制は盤石ではないらしいと電話で知らせてくれた。

 今年3月に全人代で自らが務める国家主席について2期10年の任期制限を無制限にする提案をして、賛成2958票、反対僅か2票の圧倒的多数の賛成により中華人民共和国憲法を改正し、終身国家主席の地位を確立した。これで習主席は、自らの思想を盛り込み核心体制を確立して独裁体制の足場を固めたのである。

 その存在感と影響力は国際的にも大きく、伸び行く中国経済の発展もあってリーダー習近平の権威とパワーは強化されたと内外に思われていた。

 それ故しばらくの間急にはそんなドラスチックな空気にはならないだろうと半信半疑でいたところ、昨日の産経新聞一面「カタ」に「中国看板 消えた『習近平』」と大きな記事で現実に毎年夏開かれる河北省北戴河で中国共産党幹部や、引退した長老、有識者が参加する「北戴河会議」を前に、市街には習近平の名前が見られない異常な事態になっているという。

 これだけに留まらず、月刊誌「選択」今月号には「『習近平独裁』に長老たちの反旗」と題する2頁に亘る解説が掲載されている。自分たちにとって都合の悪い文脈を封印し排除する現代中国の「言論封殺」を知る我々にとって、現代中国の「鉄のカーテン」が綻び、これほどの不都合な情報が流出するとは思いがけないことだった。同誌副題には、「一強指導部に批判噴出の異常事態」と書かれ、7月になってから習総書記を批判する3つの事件①墨汁事件、②書簡事件、③新華社事件が連続して起き、大きな波紋を広げたため、習指導部は急遽個人崇拝宣伝を中止させ、マイナス面の影響を抑えようとした。①墨汁事件とは、上海で女性が独裁暴政に反対と叫びながら、習近平のポスターに墨汁をかけた動画がネットにアップされたことで、②書簡事件とは、江沢民、胡錦涛、朱鎔基、温家宝ら党長老らが連名で「アメリカとの貿易摩擦の拡大を全力で阻止すべき」と習指導部の政策などを批判した手紙を党中央に送付したことであり、③新華社事件とは、華国鋒が間違いを認めたという古い記事を再掲載して習氏を暗に批判した事件である。

 それではネットでは、この習国家主席への批判につき、どう取り扱われているかと調べたら、同じような内容の解説や質問がかなり見られた。質疑応答では、習失脚の可能性までアップされていて、その可能性はなくはなく、あるとすれば交通事故に見立てた暗殺の可能性があるとまで書かれていた。

 外から見れば、絶対的体制固めをして終身独裁を誇っているかに見えるが、近代社会でこんなことはいつまで続くわけがない。改めて絶対独裁体制というものを考えさせられた。

2018年8月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4097.2018年8月1日(水) 慶応病院で人間ドック受診

 2012年以来毎年今日8月1日は人間ドック受診のため、慶応病院予防医療センターへ出かける。今年は7度目に当たる。今日も人間ドックで身体の隅々まで健康状態をチェックしてもらった。

 朝9時に受け付けてもらってから、検診の結果報告を受けて終える2時半までスムーズにMRI、心電図、内視鏡、他の検査を終えた。その間11階の帝国ホテル運営のレストランから、ガラス越しに半完成の新国立競技場の工事の様子を見ることが出来た。検査を終えて医師と検査結果を話し合う中で、指摘されたのは、前立腺肥大に関係深いPSA数値が毎年高くなっていることだった。一昨年以来7.72、8.50.9.23とこの3年間上がる一方であり、近々また泌尿器科の飯ケ谷医師に相談しなければならない。他には、右足のむくみと自宅内で出来る運動としてラジオ体操を勧められた。むくみについては、近々森内科に相談しようと思う。まあ、それ以外には大きな欠陥もなさそうだし、大病の恐れもなさそうなので、取り敢えずホッとしているところだ。やはり定期的に健康診断はやっておくに越したことはないと思う。

 さて、昨日の当ブログで取り上げた日大アメリカン・フットボール部員による悪質タックル事件について、昨日開かれた関東学生連盟臨時理事会で今季日大の出場停止処分を解除しないことが決定された。これにより大学日本一を21度も獲得した名誉ある日大アメフト部が、秋のリーグ戦へ参加する道は完全に断たれた。シーズンの出場資格停止処分の解除へ向けていた日大だったが、再発防止策など抜本的改革の実効性に疑問を持たれた。特に疑問視されたのは実行の主体が大学なのか、アメフト部なのか不明確だと見做された点である。大学のガバナンス体制の点で、田中栄壽・日大理事長が改革をトップダウンで進めていくとの毅然とした覚悟が示されれば、或いは出場停止解除の道があったかもしれない。その点でも公に何の発信もしようとしない音無しの理事長の態度が、関係者から不信を買った点は否めない。理事長が本気度を見せなければどうにもならない。今後日大が組織を挙げて改革に取り組む姿勢をどれだけ見せることが出来るだろうか。それしかない。

2018年8月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4096.2018年7月31日(火) アマチュア・スポーツに頻発するパワハラ

 アマチュア・スポーツにはどうしてこうもパワハラが多いのだろうか。縦割り組織内で主従関係が強過ぎるせいではないかと思うが、今年3月レスリングの五輪4連覇の伊調馨選手が栄和人監督からパワハラを受けたと報道され、世間を騒がせたばかりである。

 5月には、日大アメリカン・フットボール部選手が関学選手に危険なタックルをしてケガをさせ、そこに内田正人日大監督の指示があったことから、日大チームの今季の公式戦出場は認められていない。これら一連の事件について、日大側の説明が一般に納得出来るものでなく、日大は第三者委員会を設置し、その第三者委員会が昨日最終報告書を提出した。

 それによると第三者委員会委員長・勝丸充啓弁護士は、日大は大学の信頼を大きく失墜させた内田監督と井上コーチを懲戒解雇処分としたが、田中英壽理事長が危険タックルが社会問題化して以降公式に外部に対して何も発信しておらず、当事者意識が極めて希薄だと述べた。しかし、辞任を求めることまではしなかった。ただ、当の理事長は今日の臨時理事会で自発的に減給を申し出たが、公式な会見を行わないと語ったらしい。日大が置かれている現状と自らの立場というものがまったく分かっていない。元アマチュア相撲王者の田中理事長は、大学全体のことを考えるわけではなく、所詮相撲部OBの域を出ていない。日大に対する世間の信頼はこれからどうなるのだろうか。

 一番気の毒なのは、日大アメフト部の選手たちである。国内チームの中でもトップクラスのチームが公式試合が出来ないとするなら、ひたすら練習に励んでいる選手たちのストレスは相当なものだと思う。

 その日大アメフト問題解決がはっきりしない中で、また、新たなアマチュア・スポーツのパワハラ問題が大きな問題になりつつある。

 昨日突如公にされたのは、一般社団法人日本ボクシング連盟に対する告発状が関係者からスポーツ庁、日本オリンピック委員会(JOC)、日本スポーツ振興センター宛に、アマチュア・ボクシング連盟都道府県関係者、及び選手らから提出されたことである。主旨は、山根明ボクシング連盟終身会長に対する①助成金の流用、②金銭の授受、③審判不正問題などの疑惑につき告発したものである。

 権力を握った山根会長が強権体質で自分の思うように連盟をかき回し、自らスポーツマンらしからぬ不正を犯していたことを全国のアマチュア・ボクシング関係者が糾弾したものである。それにしても今日のエンタメ番組で暴露された山根会長の剛腕と私欲にはあきれるばかりである。

 特に驚いたのは、各地の大会へ出かける度に供応される豪華な待遇と、ボクシングの実戦経験が疑問視される会長父子が現場に口を出して、ロンドン五輪決勝で金メダリストの村田諒太選手のセコンドを強引に息子が務めたことであり、後日村田をして「相手選手の他にすぐ横にも敵がいた」と名セリフを吐かせたことである。会長が選手に試合をやりにくくさせていたのだから、出過ぎた行為と批判されて当然である。これも鈴木スポーツ庁長官が調査すると語っていたが、果たしてどういう結論になるのか、注目されるところである。

 それにしても女子レスリング、日大アメフト部、日本ボクシング連盟と名だたるスポーツ団体がどうしてこうもだらしない組織になってしまったのだろうか。

2018年7月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4095.2018年7月30日(月) 世界的な異常気象に来年以降が心配

 今月5日に松本整形外科医院で痛む左膝に注射をしてもらったところ、一時的に痛みは止まったが、1週間後には再び痛みがぶり返してきた。21日にまた医院を訪れた時、医師から状態を尋ねられ痛みが再発したと話したところ、今回はもう少し経過を見るということだった。それが数日前から不思議に痛みが消えてきた。ずっと患部にはパテックスのような湿布(インサイドパップという経皮鎮痛消炎剤外用薬)を貼って痛みを和らげてはいるが、それが効果があったのかどうかは何とも言えない。このままぶり返さないことを願っている。

 さて、今夏の異常気象により、日本国内のみならず海外でも異常な高温に悩まされているようだ。世界気象機関(WMO)によると今年は北極圏を含めて世界的に気温が上昇し、異常な猛暑に見舞われている。ヨーロッパ北部では雨が降らず、水不足も深刻で、農作物への影響が懸念されている。スウェーデンでは森林火災が50件も発生した。1913年7月に地上最高気温56.7℃を記録したカリフォルニア州デスバレー(DEATH VALLEY)では、今月52℃を記録し、アルジェリアのサハラ砂漠では51.3℃を記録した。カナダのケベック州でも熱波と高温により高齢者ら数十人が死亡した一方で、東部ニューファウンドランド島では6月に2cmの積雪があったというから、まさに異常である。

 ギリシャ・アテネ近郊の山林火災は熱波と強風が猛威を振るい、昨日時点で91人が亡くなり、不明者がまだ100人近くいるという。ロスアンゼルス郊外サンタクラリタでも山火事が発生し、非常事態宣言が発せられている。

 猛暑列島・日本では、昨日関東地方南岸を襲った台風12号が、異常にも海岸線沿いに西方に向けて進み、九州地方で南下してまた各地で被害を与えた。特に初めて西方行となった台風には誰しも面食らっていたが、小田原、熱海辺りでは思いがけない事故や、被害が発生している。特に相模湾の国道沿いで救急で駆け付けたパトカーや、消防車が高波にさらわれるトラブルまで起きている。幸い一旦行方不明だった人の無事が確認された。

 世界的に異常な気象が続くようだと、本当に来年以降の夏が心配になる。

 ところで、今日今年の第100回記念全国高校野球大会の甲子園出場全56校が決定した。その中で、今日北神奈川代表に慶応高校が決まったが、昨日決まった南神奈川代表校が横浜高校だった。両校ともに同じ横浜市内にある。今年は特例として神奈川県から2校出場することになったが、慶応は港北区内に、横浜は金沢区内にある。同じ市から夏の甲子園に2校も出場するのは、恐らく初めてではないだろうか。

2018年7月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4094.2018年7月29日(日) 甥のジャズ・ライブショーを楽しむ。

 ジャズバンドを結成しリーダーを務めている甥っ子がいる。最近CD・‘IMAGE OF SOUND’をリリースしたばかりで、その披露を兼ねたライブを横浜で行うというので、兄弟とその連れ合いを交えて6人で桜木町のライブハウス‘DOLPHY’に拝聴に行った。‘IMAGE’というカルテットで彼はベーシストとして活動しているが、演奏曲目によってはピアニストとしても演奏する。彼が作曲したジャズを聴いていると分からないながらも、彼らしい優しい性格が滲み出てくるような気がする。‘IMAGE’のポスターにはこう紹介されている。

 「‘IMAGE’ 作曲家・ピアニストでもあるジャズベーシストの江上友彦が、自身のオリジナル曲を中心に演奏するために2012年に結成。演奏を通して、image[想像]が膨らむような3次元サウンドを目指す。主に横浜をベースに、オリジナル曲と即興演奏が中心のライブ活動を行う」。

 曲目については私にはとてもコメントするほどのレベルにないので控えるが、それでも狭いライブハウスの中に満席の100名近いファンを集めて演奏し拍手喝采を浴びていたので、それなりの力は認めてもらっているのではないだろうか。

 大学では芸術学部で絵画を専攻していたが、途中で音楽部門に転向し、それ以降現代の象徴的なサウンド、ジャズに入れ込んでしまったようだ。しかし、性格的には真面目で人当たりがよく、しっかりした人物であり、まだ成長期の42歳なので、このまま堅実に力を伸ばして大空へ大きく羽ばたいて欲しいと願っている。

 今日は久しぶりにハマのライブで兄弟妹たちと会い、甥っ子のジャズを聴くことが出来て楽しい1日だった。

2018年7月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4093.2018年7月28日(土) 台風12号南関東に上陸、西方に向かう。

 天気予報通り昨日小笠原諸島東側洋上を通過した台風12号は、今日になって関東地方にやってきた。午後になって急速に風雨が強くなり、昨日まで植木職人が手を入れてくれていた庭の植木も大きく揺れている。

 このまま予報通り南関東を通過して西方へ向かい、先般豪雨被害を受けた西日本地方を直撃しそうなことを考えると被災地の人々が気の毒な気がする。気象庁が統計を取り始めてから本土へ上陸した台風は151もあるそうだが、東から西へ向かう台風は初めてだという。少しでも被害が少ないことを祈るばかりである。

 さて、NHKに毎週木曜日、「日本人のお名前」という興味深い娯楽番組がある。表意文字と言われる日本人の名前をいろいろ採り上げて、その名前の謂われや故事来歴を専門家が分析してくれて中々面白い番組である。出来るだけ番組を観るようにしている。「近藤」姓もかねがね藤原家の流れをくむ古い姓ということは聞いていたが、この番組で「近江の近藤家」の系統筋と聞いて納得した。

 一昨日の同番組では、今年高校野球100周年に因んで過去に甲子園に出場した高校球児の名前で特徴的で、珍しい名前を9人挙げていた。打順に則って、1番「千速」、2番「鞘師」、3番「二十八」、4番「筒香」、5番「瀬間仲」、6番「阿天坊」、7番「幸喜」、8番「明神」、9番「石田」ということだった。この中で9番「石田」はありきたりのようだが、実はこれにはそれなりの理由があって敢えてリストアップしたようだ。その理由とは、福岡県立東筑高校野球部は、石田姓の投手が登板すると甲子園に出場出来るといういい意味のジンクスがあり、過去に3回石田投手で甲子園出場を果たしたので、地元や学校関係者は中学生の野球少年「石田投手」を探し求めていると聞いた。

 しかし、私が中学生だった昭和28年夏に京都から甲子園へ3日間通い詰めて観戦した時、東筑高校が出場したが、その時の東筑高のエースは、その後西鉄ライオンズ入りして二塁手に転向し、後に監督として手腕を発揮された仰木彬さんだった。残念ながらその時は1回戦で敗退した。例外もあるようだ。

 日本人の姓名の中には職業、神仏、地域、風景、植物、動物などから取り入れた個性的で味のある名前が数多くあり、姓名は約30万種類に達するという。一方漢字の母国、中国では圧倒的に人口は多いが、姓は漢字1文字のため約3,000種類と意外に少ない。

 アメリカ人には、「フィッシャー(漁師)」、「カーペンター(大工)」など普通の職業から採った名前が多かったが、ついに「トランプ」などという手品師が使う言葉が出てきたのも、今日「トランプ」マジックにはまったアメリカらしい。

2018年7月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4092.2018年7月27日(金) 「しんぶん赤旗」紙に鳩山友紀夫元首相

 一昔前に鳩山由紀夫という3流の総理大臣がいた。民主党ブームに乗ってあれよあれよという間に総理の座に上り詰めた。しかし、あまりにも軽佻浮薄な言動に間もなく国民から愛想をつかされ、これという実績を上げることなくその任にあること僅か9カ月で退任し、政界から足を洗い在野で勝手気ままな行動をしている御仁である。

 総理在職中最も信用を失墜したのは、沖縄に関する発言である。沖縄の米軍基地について「沖縄から米軍基地をなくす」「最低でも沖縄県外に移設する」と大見えを切っておきながら、何ひとつ約束を守れなかった。首相としてはあまりにも軽薄でありお粗末でもあり、軽率な発言が多かった。鳩山首相の節操のない政権運営により、以後与党だった民主党、社民党、国民新党は大きな挫折に遭うことになる。今日の1強他弱の政界地図は、鳩山政権の無能で粗雑なかじ取りにより定着したと言える。

 その鳩山氏が日本共産党の取材を受け、今日発行の「しんぶん赤旗」日曜版7月29日号紙上に取り上げられている。鳩山氏は共産党が提唱している「北東アジア平和協力構想」は自身の構想と重なり、日本の政治家で一番東アジアの平和について考えてくれているのが志位共産党委員長だとエライ持ち上げ方なのである。しかし、鳩山氏は日本の元首相としてのプライドもなくその肩書を日本人の恥さらしのように使われた人である。首相在任中の約束不履行はもちろん、辞めてからも元日本首相の肩書を利用し、利用されてきた。2012年イランのアフマディネジャド大統領と会談した後には、イラン政府に利用されて国際原子力機関(IAEA)を非難する声明を発して日本政府を慌てさせたり、韓国の慰安婦像の前で土下座をして韓国人を喜ばせる一方で国内では顰蹙を買ったり、その言動は国際的にも大きな物議を醸した。序ながら、その当時脚光を浴びた民主党若手政治家の中には、前原誠司・元外相や、細野豪志・元幹事長らがいたが、いずれも約束を守らない不誠実な利己主義の政治家で、今日活躍の場が与えられていないのもムベなるかなと思う。

 「赤旗」に依れば、鳩山氏はその反省とお詫びから今日度々沖縄を訪れ県民とともに座り込みを行っているというが、こんな人物が安倍政権の対米追従外交を厳しく批判するとは、まるでトンチンカンである。特に日本政府は、対北朝鮮問題で、トランプ大統領に梯子を外された意味がよく分かっていないと主張し、最近の自民党の一連のスキャンダルについて厳しく問い詰め、その挙句に安倍改憲反対、辺野古基地建設反対、原発ノーと言い、安保法制も反対だと主張する。もともと保守本流だった鳩山氏の一貫性を欠いた、無節操が、なぜか野党共闘を強く主張する。鳩山氏は自分の行ったことがまるで分かっていないし、反省もしていない。

 「友愛」の理念を広めるためにいとも簡単に「由紀夫」から「友紀夫」に改名したという。親からもらった名前を特に意味があるとは思えない理由で変えてしまうなんて軽薄のそしりを免れないと思う。「政治とは愛である」と言ってみたり、どこまでノー天気な人なのかと思う。共産党もこんな不誠実な人にはあまり近寄らない方が良いのではないだろうか。

 さて、一昨日まで炎暑が続いていたが、昨日辺りからやや涼しくなった。台風12号の接近のせいである。いつものルートとは異なり南方から北上して日本本土の東方洋上に逸れて行くものであるが、明日には関東に上陸して西方へ向かうというから異常である。明日の東京は雨が予想されるため、墨田川花火は翌日に延期されることに決まった。

 今日は朝鮮戦争休戦65周年に当たる。未だに終戦とはならない。この辺りは米朝の間で駆け引きが行われているのだろう。

2018年7月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4091.2018年7月26日(木) オウム事件死刑囚処刑と戦犯処刑

 オウム真理教の死刑確定者のうち、今月6日に主犯の麻原彰晃こと松本智津夫以下7人が処刑されたが、今日残る6名が各地の拘置所で処刑された。それにしてもいつも決断が遅い政府としては、随分迅速な行動だった。1カ月の間に13人もの死刑囚を処刑したのは初めてのことである。この他にも元幹部・村井秀夫が移送中に暴力団風の男に刃物で殺害されたが、もし生きていれば、当然死刑囚になり処刑されたであろう。処刑を決断した上川陽子法務大臣は後世にその名を遺すことになるだろう。いかに残虐な殺人を犯した死刑囚とは言え、処刑は国家が国民の生命を奪う行為であり、あまりいい気分にはなれない。これは元号平成が今年が最後ということもあり、平成時代に起きた事件は平成の内にけりを付けてしまおうとのやや拙速な意図がある。

 とにかく一連のオウム事件は考えられないほど非業な行為であったが、これですべて決着がついたわけではない。いつまた似たような凶悪犯が再び現れないとも限らない。文明が発展すれば、その発展の軌道から外れる人物が出てくることは当然考えられる。それをどう未然に食い止めることが出来るか、人間社会に突き付けられた重い課題である。

 これほど多数の死刑囚が処刑されたことに、つい終戦直後のA級戦犯の処刑を思い出してしまう。オウム事件の死刑囚は本人がどう言い逃れをしようと全員に重い責任があることは紛れもない。だが、戦犯のケースでは必ずしもそれぞれの戦犯に同じ死刑の刑罰が課せられて平等な処分と言えるか、疑問が残されている。文官だった広田弘毅首相が、果たして東条英樹と同様に死刑となったことに今もって疑問が呈せられている。

 同時に無謀な作戦で多くの犠牲者を生んだインパール作戦の失敗は、明らかに主犯ともいえる第18軍司令官・牟田口廉也中将のように巧妙に戦犯としての罪を逃れ、戦後は蟄居しながらも自らは無罪と称し、晩年には部下の無能ぶりを公言するなど身勝手で往生際の悪さは天下一品だった。ビルマに慰霊団とともに何度もお供したが、元兵士の方々は申し合わせたように、牟田口司令官をぼろくそにこき下ろしていた。牟田口司令官が戦犯として罪を逃れることが出来た原因は、巧みな弁舌と他人を出し抜くずる賢さだろう。

 もうわが残り少ない人生において、戦争はもちろん、同じような残虐な事件は引き起こしてもらいたくないものである。

 今日ひとつ嬉しいことがあった。今年100回目を迎える夏の全国高校野球大会京都府予選決勝で中学時代に在籍したことがある平安中学の付属校、竜谷大平安高校が勝って4年ぶり、34回目の甲子園出場を決めたことである。過去に3回の全国優勝と同じく準優勝3回の実績がある野球名門校である。昭和31年の大会では、われわれの同級生が全国優勝を成し遂げた。今年は精いっぱい応援し、4回目の全国優勝を決めてもらいたいと強く願っている。

2018年7月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com