4215.2018年11月27日(火) 箱根ロータリークラブで卓話を行う。

 先日元小田急不動産の野頼清氏から箱根ロータリークラブ会合で「卓話」講演を依頼され、今日箱根湯本の湯本富士屋ホテルでお話した。最近難聴の傾向が表れてたので、このところ講演は極力控えてきた。今日の卓話も昨年4月所属するNPO「知的生産の技術研究会」でキューバについて講演して以来1年半ぶりである。 ロータリークラブの卓話は、以前吉祥寺と品川で行ったことがある。ロータリークラブならではのコースの食事をいただいた後で限られた時間内にスピーチを行う特異な方法である。時間が30分と制約されているので、短い時間内にうまく起承転結をまとめ、内容的にも面白く充実したものにしなければならない。

 会場へ行くに先立ち当初野頼氏が車で小田原駅まで出迎えてくれるという約束だったが、最近駅施設が改装された小田原、箱根湯本両駅を訪れていないので、個人的にそれらの周辺地域を見学したい気持ちもあるうえに、予定より時間的に早く小田原駅へ着そうだったことから新幹線乗車前にお断わりして、小田原地下街や箱根湯本駅周辺を歩いてみた。湯本駅前には街路のように空中歩道が張り巡らされているのに昔日の感に捉われた。更に最近の観光ブームで承知はしていたが、この箱根辺りも代表的な日本の観光地であるだけに、やはりかなり多くの外国人観光客の姿が見られた。

 今日のテーマはパワーポイントを使いながら「実体験から『海外危険地域の旅』の安全を考える」と題して、副題として「フリー・ジャーナリスト安田純平氏の身柄拘束は事故責任か?」と問うものだった。自分の初期の海外武者修行に出遭ったリスキーだった事件をいくつか採り上げて説明した。懸念していた通りやや時間が足りなくなり後半は駆け足になり、話の終わりの部分で安田氏の行動に関して説明する時間が十分でなく、若干踏み込みが足りなかったのではなかったかと反省している。基本的に安田氏の行動を支援する立場から持論を語ったが、聴講されたロータリークラブ会員の方々にどれほどアピール出来ただろうか。それでも皆さん熱心に目と耳を傾けてくれていたようだったので、最低限の責務は果たすことが出来たのではないかと思っている。

2018年11月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4214.2018年11月26日(月) 「ペンの日」、日本ペンクラブ発足85年

 今から85年前の1933年11月26日に日本ペンクラブはスタートした。今では毎年このペンクラブ発足の日を「ペンの日」と定めている。初代会長は文豪・島崎藤村である。毎月15日前後に行われる理事会を、今月は今日まで伸ばして2時間半ばっちり討論を行った。私も2点ほど発言した。今日の大きなテーマは、昨今の政界の動きに合わせて「緊急事態条項」について、ペンとして声明を出すことは承認されたが、事態の変化があることを配慮してこのままタイミングを見て行動することを決めた。また、市川学園中学時代の同級生近藤聰さんのペンクラブ入会を推薦したが、他の入会希望者と併せて承認された。心から良かったと思っている。

 理事会後には、懇親会が行われ冒頭京都からやって来られた文化勲章受章者・中西進・前ペン副会長があの時代以降のペンについてご自分の思いを述べられた。その中で知的なものがなければ文章ではないと仰ったことが印象に残った。ひょうきんなことも述べられた。作家とは「書く仕事」だが、「隠し事」でもあるそうだ。吉岡忍会長、出久根達郎・日本文芸家協会理事長が続けてあいさつされた。

 かつて総会や、「ペンの日」懇親会は東京会館で開催していたが、リニューアル工事のため3年ほど前から如水会館で行っている。近いうちに東京会館の工事が終わると再び東京会館で行うかどうか近いうちに結論を出さなければならない。従来のようなリーズナブルな価格は無理だろうから、どこまで歩み寄れるか。ペンの収支も中々厳しいので、もし歩み寄ることが出来ないなら、会場変更も検討せざるを得ない。

2018年11月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4213.2018年11月25日(日) 台湾統一地方選挙で与党民進党惨敗

 昨日行われた台湾の統一地方選挙で与党民進党が惨敗を喫した。何やら分裂騒ぎを起こした日本の民進党を思わせる。蔡英文総統は惨敗の責任を取り、民進党党首を辞任すると述べた。2年後の総統選挙でも民進党は難しい立場に追い込まれる。アメリカ寄りの蔡総統は、中国とは距離を置き中国と一体化されることを頑なに拒絶して中国本土とは別の中国・台湾の存在を主張して、アメリカとの関係を強めていた。これを快く思わない中国政府は、台湾と外交関係を結んでいた国々に圧力をかけて台湾と断交させ、中国との外交を締結させる強引な手法を駆使した。蔡政権発足以来中国からの観光客も激減して経済的には苦しくなった。

 そんな事情もあり、野党国民党は優勢に選挙を進めて22大都市のうち民進党が占めていた13都市の首長の6都市を民進党から奪い返した。早速中国政府は国民党勝利の報を受けて、どうだと言わんばかりに選挙の結果は中国に融和的な利点が示され、台湾独立に反対して中台関係の発展を願う民意の反映であるとコメントした。

 更に同時に行われたオリンピック出場時の国名を「台湾」にするという国民投票ではこれも大差で否決され、次回オリンピックには台湾は「チャイニーズ・タイペイ」という国名で参加することになった。

 蔡総統ら民進党の日頃の主張はよく分かる。社会主義国家を標榜する中国の実態が社会主義とは凡そかけ離れたものであり、むしろ自由主義、民主国家から程遠いものであることから考えれば、自由主義を追う中国政府とは一線を画したいとの言い分は理解出来るものだ。文化的にも中国古来の「漢字文化」を毛沢東以来の中国はなし崩し的に壊して、略字文化に衣替えしてしまった。その点では台湾が今もって古来の表意文字である漢字文化を尊重し、漢字本来の伝統を大切に守っている点でも評価出来るものだと思う。

 しかし、選択するのは国民である。台湾国民の多数が中国本土の行き方を選ぶのであれば、台湾が中国化されるのを受け入れざるを得ないと思う。今後台湾においてより一層中国本土の影響が強まるだろう。

 大きなお世話かも知れないが、台湾の前途が容易ならぬものになるように思えて仕方ない。

 さて、今夕は幼稚園年中組の孫娘のピアノ・コンサートが横浜市内の港北公会堂で開かれ、孫はトップバッターで演奏した。まずまずの出来だったと思う。終わって近くのレストランで妻、息子夫婦と小学2年生の男の孫とともに賑やかに会食した。

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4212.2018年11月24日(土) 2025年大阪万博開催決定

 昨晩からテレビ・ニュースが頻りに流していたのは、2025年の万博開催都市として立候補している大阪が他の2つの海外都市に勝つことが出来るか、その最終決定が日本時間の今朝になるということだった。朝刊でロシアのエカテリンブルクや、アゼルバイジャンのバクーを退け、大阪の2度目の万博開催が正式に決まったことを知った。

 2020年東京オリンピック開催決定時ほどのインパクト、高揚感や感動は感じないが、大阪が2度目の立候補であるにも拘わらず、これまで1度も開催したことのない他の2都市を相手に指名を獲得したというのは、過去の日本のイベント実績、技術力、実施力、PR・広報力などが高く評価されたものと思う。

 2005年に開催された愛知万博には2千2百万人の来場者があった。大阪万博ではこれを6百万人上回る2千8百万人の来場者を見込んでいるようだ。スポーツ・イベントのようなわっと盛り上がるようなイベントと異なり、テーマが「命輝く未来社会のデザイン」と頭の中にパッとイメージが湧いてくるようなものではない。これから事務局がどうアイディアや知恵を出して7年後に結果を出すことが出来るのだろうか。かつて70年の大阪万博で岡本太郎が制作した「太陽の塔」のように意外性があり、多くの人々の興味と感心を惹くようなものを産み出すことが可能だろうか。70年万博では「人類の進歩と調和」というイメージしやすいテーマに基づいて、磯崎新氏、横尾忠則氏ら当時30代のクリエーターが知恵を絞ったが、2度目の万博ではやや難しいテーマをどんな人たちがマネージしてくれるのだろうか。期待と同時に不安もある。

 博覧会国際事務局総会には、日本から世耕経済産業大臣を始め、大阪府知事、大阪市長、経団連会長らが出席して大阪開催決定の際は飛び上がって喜びを表していたが、今後資金的な面を含めて実施のための組織作りなど問題は山積している。

 時期的には、2020年オリンピックが終わった後の次の目標として、2025年大阪万博は確かに的を射ているかも知れない。かつて70年大阪万博、筑波科学博、愛知万博は見学して楽しんだものだ。しかし、2025年には87歳になっている。果たして見学することが出来るかどうかは分からない。まぁそうなるよう努力し期待もしたいと思う。

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4211.2018年11月23日(金) セルビアの友人らと至福のランチ

 セルビアから一時帰国中の山崎洋さんとヴァイオリニスト豊嶋めぐみさんと会食を予定していて、ハイアット・リージェンシー東京でゼミ仲間の赤松さんと池田さんと待ち合わせた。18日に行われた赤松さんの上野浅草フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会を終えたばかりとあって、クラシック談義とセルビア情勢分析、中国漢字と台湾漢字の違いなど四方山話に終始し楽しいひとときを過ごした。今日の勤労感謝の日から3連休ということもあり、ホテルは七五三衣装の着飾った子どもを含めてかなり混んでいた。実際和食レストラン個室で美味しい食事をいただいてから、そのまま1階の喫茶室へ行ったら満員で、1時間ほど待たなければならず、コーヒーショップ探しでうろつくことになった。ホテル隣のカフェ、都庁舎内のカフェが休日のため開店しておらず、三井ビル内のカフェで寛ぐまで転々とした。それでも楽しい時間を過ごすことが出来た。豊嶋さんは明日セルビアへ帰られるが、この次に一時帰国した際は平成ではなくなっている筈である。

 さて、このところ外出することが多くなった。外で友人らと会食するとどうしてもアルコールをいただくことになる。最近は月に4回程度が平均的な飲酒日であるが、今月は外食が多く今日を含めて、すでに8回もアルコールを胃に収めている。しかも、まだ4回ほど外食の予定があるので、今月はアルコール月間になりそうだ。普段飲酒はセーブするよう努めているが、仕事や交友関係もあり、機会があれば飲まないわけには行かない。以前に比べて確実に飲む機会は減ってはいるが、禁酒でもしない限り絶対的にアルコールにおさらばということは出来そうもない。ただ、年齢を重ねれば重ねるだけ頭の中では常に酒量をセーブすることを意識しなければいけないと再確認した次第である。

 加齢と言えば、身体のどこかに弱点が出てくる。今は左膝が完全な状態ではない。最近痛感しているのは、歩行スピードが遅くなったことと、案外転びやすくなったことである。躓くことも多い。実は、今月夜ホテル・ニューオータニからの帰り道に弁慶橋で転倒した。2年前にはキューバのホテルの浴槽内で転び頭部を強く打った。4年前には駒沢公園で躓き転倒して指に内出血した。大分バランス感覚が悪くなった。若い時のような身体の柔軟性が失われている。充分気を付けないといけないと改めて思っている。

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4210.2018年11月22日(木) これから移民キャラバンはどうなるのか?

 かねてより心配されていたアメリカへ向けた中南米の難民キャラバンがアメリカとメキシコの国境周辺に到着した。トランプ大統領は違法な難民は入国させないと国境周辺に軍隊を派遣し、監視を続けさせている。一方で、国境の街・ティファナには正式に移民申請をする難民が列をなしている。このうちどれほどの人々がアメリカへの入国を許されるのか、はっきりしないが、このままの状態が続くならアメリカにとってはもちろん、メキシコにとっても頭を抱える問題となる。かつて何度もこのアメリカ・メキシコ国境の街・ティファナを訪れたことがあるが、いかにもメキシコ的な商店が建て込んだ街だったように記憶している。この町でアルコール度の強いテキーラを立ち飲みしたことも懐かしい思い出である。しかし、今では別の意味で世界から注目される街となってしまった。

 現時点では大きな問題として表ざたにはなっていないが、遥々中南米からやって来た難民たちにこれからどう対応をしようというのか、些か気になるところである。あの居丈高に叫ぶトランプ大統領が、叫ぶだけでなく、問題解決に真剣に向き合ってもらい、命からがら故国を捨てた気の毒な難民をこれ以上苦しめないようにして欲しいものである。

 そう言えば、19日以来メディアを賑わせている日産のカルロス・ゴーン会長が海外にいくつも高級住宅を持っていると話題になっているが、そのひとつにレバノンのベイルートに住居がある。もう半世紀前のことになるが、ベイルート市内を歩き回り、挙句に地元の高校生・カイールくんと知り合い、彼の自宅へ押しかけたり、ヨーロッパの紳士淑女が集うビーチの明るさが印象に残った一方で、街の曲がりくねった坂道では汚水が流れているのを見て、アラブ市内の派手な街の様子の反面、貧しい街の一角に貧富の差を見たものである。

2018年11月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4209.2018年11月21日(水) 韓国政府、慰安婦財団解散を表明

 午後日本ペンクラブへ出向き財務委員として10月分の伝票チェックを行った。その折入会推薦した近藤聰氏のペン入会申込書を井出事務局長に提出し、序にペンの提案書類の書き方と書式が一般的なルールに則っていないので、僭越だったが、その点を若干アドバイスした。その後3時に財務委員会が開かれたが、委員会の本旨である経理的事象よりむしろ財政面でペンの事業として何をなすべきかという事業計画が大きな話題になった。残念ながら今年度前期決算では帳簿上赤字になることがはっきりした。折角前年度決算が赤字を抜け出しホッとしたのも束の間、また地獄の入り口へ戻ってしまった。尤も現在ペンの決算では、期間計算を行わず、従って未収金を計上していない。これが予定通り計上されれば、黒字になる。この決算方式も問題のあるところだ。

 さて、韓国政府の国際慣行を軽視する方針には驚いている。先の徴用工問題にしても韓国最高裁の反日的な判決に振り回されようとしていた矢先に、韓国政府は、今日もまた反日的で日韓両国間の合意を反故にする「和解・癒し財団」の解散を進めると発表した。懸案の従軍慰安婦問題解決のために、3年前に日韓政府が最終的、かつ不可逆的解決のために日本が10億円を拠出して財団を設立した。その内すでに半額が元慰安婦に支払われている。そんな中途半端な状態で組織を解散してしまうという首を捻るようなことを言いだしたのである。日本大使館近くの慰安婦を象徴する少女像の撤去も合意したが、現在そのままである。

 この背景には、韓国政府が国民世論を配慮し過ぎる言動、つまり対外的な友好関係とか、国際的慣習より自国民の声を過大に重視するあまり、国際的に非常識とも思える国際的合意を放擲してしまうという理不尽な言動が問題をこじらせている原因がある。日韓両国間にはまだまだ多くの懸案事項が残されているが、この状況を考えると次の交渉では簡単に合意することには二の足を踏むことになる。

 韓国のような利己主義に凝り固まり、他国のことをまったく考えようとしない国に対して、今後どう友好的な外交関係を築いたら良いのか分からなくなる。困ったお隣さんである。

2018年11月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4208.2018年11月20日(火) カルロス・ゴーン日産自動車会長逮捕

 昨晩10時から唐突に行われた日産自動車・西川社長の記者会見で日本中が目を覚まされたばかりでなく、その衝撃は世界中にも影響を与えて世界の証券市場は軒並み日産の株価急落を受けて株価下落を招いている。今日の朝刊でもトップ記事に掲載され、テレビでも朝からこの問題で持ち切りである。

 日産社長に就任以来社内改革に辣腕を振るってきた代表取締役会長カルロス・ゴーン氏の不正が明るみに出て、東京地検特捜部は同社代表取締役グレッグ・ケリー氏とともにゴーン氏を金融商品取引法違反容疑で逮捕した。正に青天の霹靂である。逮捕容疑は過去5年間の同社有価証券報告書に、ゴーン会長が実際は99億9800万円の報酬を得ていながら、約50億円の所得と過少にうそを記載した疑いである。この捜査には、内部通告をした日産役員と司法取引をしたとされる別の問題もあるが、過去に度々高額報酬を非難されてきたゴーン氏が、卑しくも所得をごまかすという経営のトップとしては決してやってはならないことをやってしまったことに今後世論の厳しい批判を浴びることになるだろう。

 逮捕で一件落着と収まるわけではなく、日本の大企業のトップによる不祥事だけに問題追及の手がどこまで及ぶことだろう

 さて、今日は兄の小学生時代の友人・百々阿弗利(モモ・アフリ)さんと兄とともに、銀座の‘SWING’で甥っ子の江上友彦くんのライブ・ショーを鑑賞した。相変わらず慣れた演奏ぶりで感心するが、リーダーの八城さんも日本のアコースティック・ベースで3人のうちの1人に入ると随分過剰な褒め方をしてくれた。百々さんとは昭和27年9月に我々兄弟が幕張を去ってから初めて会うことになった。正に66年ぶりの再会である。百々さんとは埋め立て地だった幕張海岸でよく野球をやったものである。百々さんはその後日大一中、都立九段高校を経て慶大に進んだので私にとっては大学の先輩にも当たる。兄はずっと交流を続けて友人関係を保ってきたようだ。お店の前で会った時、やはり昔の面影が窺えた。食事をしながら後から後から懐かしい話をした。慶応でも音楽関係のクラブに入っていたそうで、演奏中でもしきりにメモしていた。

 これから百々さんとも残り少ない人生の中で、兄とともに改めて新しい交友関係を築いていきたいと思う。

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4207.2018年11月19日(月) 3人だけのクラス会

 昭和26年に千葉市の幕張小学校を卒業して今年67年になった卒業時のクラス会「和会」も長年幹事を務めてくれていた高橋繁くんが脊柱管狭窄症により体調を崩し、今年5月が最後のクラス会となった。その席で都合のつけられる友だけで今日鎌倉を巡ろうと提案した。鎌倉は5年生時の今日11月19日に遠足で訪れた所だ。それぞれ都合があることを聞いていたので、あまり大勢の参加は期待していなかった。それでも2人の女性が横須賀線の指定列車に乗車して来てくれた。結局3人の旅行クラス会となったわけである。円覚寺を手始めに鎌倉、江の島を巡ろうと一応アドバイスをした。しかし、話し合いの結果効率性と体力的な面を考慮して鎌倉駅から江ノ電に乗って大仏と長谷寺、そして江の島へ行こうということになった。大仏では遠足の折集合写真を撮った。大仏は修復工事も終わって間もないが、その修復の跡が窺えないほど丁寧に工事がなされたようだ。僅か20円を支払って内部へ入ってみた。真っ暗な中で階段を昇ったが、これは比較の問題ではないにせよ、ニューヨークの自由の女神像内部に比べるとあまりにも狭い。

 昼食は江の島で食する予定だったが、9月に美味しいイタリアンを味わった七里ガ浜のレストラン「アマルフィ」いかがかと女性連合に尋ねたところ、是非行きたいというので、七里ガ浜駅で降り、江ノ電線路を跨いで狭い急坂を登りイタリアのアマルフィをイメージさせるレストランへ辿り着いた。やはり正解だった。やや曇りがちな天候ではあったが、天気が良ければ、富士山と伊豆大島も望めたであろうし、ベランダから眺める面前の広い海と江の島の景色には、女性もいたく感動したようだった。食事の味も上々で雰囲気も満喫して、極上のランチとなった。その後江の島へ行こうと海岸道路へ降りた途端に小雨が降り出してきた。雨の江の島は厳しいことになるだろうとの考えと、時間的なことも考え、今日の「和会」をこれで打ち切ることにして江ノ電江の島駅前からモノレールで大船へ出て、帰途に就いた

 まあたった3人のクラス会ではあったが、日本有数の観光地である鎌倉と七里が浜で小学生時代を思い出しながら十分楽しむことが出来た。さあこの次はどうするかだ。

 さて、パプア・ニューギニアが国の威信を賭けて開催したアジア太平洋経済協力会議(APEC)が昨日閉幕となった。近年これほど成果の乏しい国際会議も珍しい。偏にアメリカと中国の対立がその原因である。パプア・ニューギニアとしてはこれほど大きな国際会議を開いた前例がない。従ってハード面で高級ホテルが不足していたため、豪華船をチャーターしてホテル替わりに使用する有様だった。その努力に応えるべき国際会議が米中の通商政策面の対立で、首脳宣言がされなかった。1993年の第1回会議開催以来のことである。代わりに議長国であるパプア・ニューギニアのオニール首相が議長声明を発表した。

 同国は経済的には発展途上国として現在も引き続きその途上にある。今から30年ほど以前に戦没者遺骨収集事業の関係でこの国のガダルカナル、ラバウル、ブーゲンビル島を訪れたことがあるが、ジャングルから抜け出したような身なりの地元民には驚いたものである。それでも国際会議を開催するまでに国力を培ってきたのかと感心する。その彼ら国民の期待を、2大国のあまりの我儘と強い自己主張から裏切ったことにもなる。安倍首相は閉会を待たずに帰国した。各国とも疑心暗鬼に陥っている。これでは国際会議を開く意味があまりないのではないかと思う。

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4206.2018年11月18日(日) クラシック・コンサートを楽しむ。

 大学ゼミの後輩がアマチュア・オーケストラのチェリストとして活動しているが、今日はその「上野浅草フィルハーモニー管弦楽団」の第65回定期演奏会が開かれ、いつも通り約20名のゼミ仲間がチェリストの赤松晋さんを声援すべく浅草公会堂に集合した。夫人連れが多いが、私も妻ともども参加した。今日は偶々セルビアから一時帰国しているセルビアを中心にヨーロッパで活躍している国際的バイオリニストの豊島めぐみさんと私と同期生の山崎洋さんが来られた。いつもあまり知らない曲が演奏されることが多いが、今日はチャイコフスキーの名曲「くるみ割り人形」とムソルグスキーの「展覧会の絵」が演奏された。「くるみ割り人形」を全曲通して聴くのは初めてだったが、45分もかかっていた。しかし、アンコール曲・マスカーニの間奏曲「インテルメット」を含めて3曲とも中々感動的な演奏だった。

 終わって恒例の懇親会で冒頭私が乾杯の挨拶を行った。第42回演奏会から今日の第65回までゼミの仲間が懇親を兼ねて鑑賞に来たが、このような脱ゼミの前向きな集まりが恩師亡き後も続けられることは、珍しいことだと思う。次回からは無理にではなく軽い気持ちで赤松さんの演奏を楽しむため集まろうということになった。

 和気あいあいの雰囲気の中で、楽しいひと時を過ごすことが出来た。

2018年11月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com