4347.2019年4月7日(日) 統一地方選で注目の知事選行われる。

 今日はところによって統一地方選挙の投票日である。もともとは1947年(昭和22年)4月、翌5月に日本国憲法施行を前に首長、議会議員選挙が実施されたことに始まる。4年ごとに全国の多くの地方自治体において一斉に改選時期を迎えることもあり、選挙への関心を高めたり日程の重複を避けるため、日程を統一的に調整したものである。

 しかし、任期途中で現職の退任などもあり、少しずつ日時がずれてきて、現在東京都では知事選を始めとして4月中に行われない選挙が大分ある。今日はどこの自治体でも選挙は実施されない。また、すでに終えた選挙もある。東京都内では、ほとんどの自治体の長、及び議会選挙が、来る21日に行われる。世田谷区では来る21日に区長選と区議選が行われる。

 統一地方選の中でも最も話題を呼んでいる北海道、及び大阪府、福岡県知事選は、4年ごとに行われる恒例の知事選とは違ってそれぞれ別の視点から興味を呼んでいた。北海道は自民党を始め保守層の支援を受けた38歳の鈴木直道・前夕張市長が、野党5党の支援を受けた石川知裕・元衆議院議員を破り初当選した。大阪府では大阪都構想を唱える吉村洋文・前大阪市長が、大阪市長に当選した松井一郎・前知事と入れ替わってダブル当選した。大阪維新の会の前知事と前市長が入れ替わったダブル当選という珍しい構図となった。福岡県は過去2回自民党が推薦した現職の小川洋・前知事を支援せず、麻生派の新人武内和久氏を立てたが、2期当選した保守現職が迎え撃って圧勝した。新人候補者は先日「忖度」発言で副大臣が辞任した事件が裏目に出たのだろうか。

 海外でも先日タイ総選挙の結果が伝えられないことに幾分苛立ちを覚えたが、先月24日に実施された総選挙から2週間が経ったにも拘わらず、相変わらず「見通し」と報道されている。国家のトップが決まらなければ、国の行政は停滞する一方である。その現地「見通し」によれば、第1党にはタクシン元首相派のタイ貢献党、次いで軍政のプラユット暫定首相の親軍政派、そして反軍事政権を目指す新党・新未来党が続きそうである。タイ貢献党と新未来党が連携するとの「見通し」が流れている。ただ、反軍事政権を掲げる新未来党のタナトーン党首が4年前のデモに関連して警察へ出頭を求められたことは、タナトーン党首がデモを扇動したと考えている軍政の圧力によるものと見られている。タイの民主化を問われると言われている今回の総選挙も、現時点では民主化未だ道遠しというのが実感である。

2019年4月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4346.2019年4月6日(土) 国内外に悲喜こもごものニュース

 最近不意打ちのようなびっくりニュースや先行きが見えないニュースが、五月雨式に伝えられている。一昨日日産前会長カルロス・ゴーン氏が再逮捕された。先月109日間の拘留生活から保釈されたばかりで、また再逮捕とは予想もしていなかった。これでゴーン氏は4度目の逮捕となる。弁護側も不本意なやり方に怒りを表している。メディアでも予想外の展開に驚いているようだ。日産からオマーンの日産販売代理店に送金した資金を私的に流用したとして特別背任罪に問われたものである。それにしても欲の皮の突っ張ったゴーン氏は、フランスのルノーからも同じような疑いをかけられている。本人は正当な行為とあくまで無罪を主張しているが、何に使うのか分からない現金を会社側に支出させ、私的に高価な買い物をして贅沢三昧に耽っているようでは、説得力を伴わない。いつになったらこの事件が決着するのやらまったく見通しが立たない。

 さて、迷走気味のイギリスのEU離脱について今月12日に期限が迫った中で、昨日メイ首相はトゥスクEU首脳会議常任議長に離脱期限を6月30日まで延期してくれるよう書簡を送った。これをEU側が認めるかどうかは不透明である。ただ、トゥスク議長はイギリスには離脱戦略を練り直す必要があると考えており、最大1年間の延期を打診すると見られている。決着までにまだまだ時間がかかりそうだ。

 また、9日に行われるイスラエル総選挙で形勢不利なネタニエフ首相に外交成果をもたらすイメージアップのために、アメリカのトランプ大統領がイスラエルの占領地ゴラン高原にイスラエルの主権を認める発言をしたことが国連を始め、アラブ諸国、EUなどから反発を招いている。それが、イスラエルでは逆の効果もあって急速に与党リクードが支持を盛り返しているという。国民の支持なんて所詮利己的で移ろいやすいものだということをよく表している。

 そんなあまりパッとしないニュースが続く中で、わが日本科学界がまた殊勲甲の実績を挙げた。昨日宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が地球から3.1億㎞離れた小惑星「リュウグウ」に人工クレーターを作るため、衝突装置を爆発させて金属の塊を撃ち込むことに成功した快挙である。2月に「リョウグウ」へ着陸したヒットに続くものである。専門的で理解し難いが、テレビでCGを使用した解説で少しは分かるようになった。これで宇宙の小惑星の岩や砂を採取出来る可能性が生まれたことから、神秘的な宇宙の様子が徐々に解明されてくる。大した科学の粋である。「忖度」政治家のお粗末な話を聞いているとがっかりするばかりだが、政治とは離れた分野では日本の力は素晴らしいものだと思う。

2019年4月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4345.2019年4月5日(金) 塚田「忖度」国交省副大臣、一転辞任

 昨日まで国土交通副大臣も、参議院議員の職も辞めないと突っぱねて、野党のみならず自民党内部からも批判が出ていた塚田一郎副大臣は四面楚歌となり、遂に今日になって副大臣を辞すると語った。

 事の発端は、去る1日北九州市内で開かれた自民党知事選立候補者の応援演説で、こともあろうに関門海峡を横断する下関・北九州道路の建設計画が凍結されていたが、その建設調査予算を国家予算から支出することになったのは、山口県を地盤とする安倍首相と福岡県を地盤とする麻生副総理へ自らが忖度して予算を付けたと自慢たらたら述べたことである。翌2日にはこの「忖度予算」が注目の的となり批判されるようになった。慌てた当の塚田副大臣は発言を撤回し謝罪した。だが、この問題はそれで収まらなかった。野党陣営からの副大臣辞任要求と同時に、任命責任者である安倍首相にも副大臣更迭の要求が出された。だが、本人は辞任を否定し職務を全うすると述べるし、首相は続投させる考えを示していた。

 ところが、夏の参院選を控えて自民党内に辞任を求める声が高まったこともあって、首相は更迭を否認していた手前、首相と副首相が相談のうえ当人に辞任を求めたのではないかと推測している。

 それにしても程度の低い国会議員が多い。「忖度」なんて言葉はモリカケ事件以来禁句の筈であるが、喉元過ぎれば熱さを忘れて忘却の彼方ということだろうか。それにしても道路建設調査費として国費4千万円を計上したと言われているが、副大臣の忖度がなかったということになると、誰がどう予算化したのだろうか。黙っているが他に忖度した自民党議員がいるのではないかとどうも疑念は消えない。この塚田副大臣も元郵政大臣、新潟県知事を務めた父塚田十一郎氏を引き継いだ世襲議員である。

 来年の東京オリンピックを担当する桜田義孝・五輪担当相のようにインタビューに対して毎度しどろもどろな大臣もいる。安倍首相は無能であることを承知のうえでその職に就けたままだが、これでオリンピックは大丈夫だろうか。政治家には海千山千ばかりでロクな御仁がいない。嘆かわしいことである。

2019年4月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4344.2019年4月4日(木) 日本ペンクラブの不条理な言論抑圧

 所属する日本ペンクラブの現状に今一抹の不安の気持ちを抱いている。率直に言って理不尽なことをやるものだというのが、日本ペンクラブ会長以下執行部役員が行った最近の理不尽なパフォーマンスである。私自身理事を務めているので、「言論の自由」「表現の自由」を標榜するペンの在り方や行動については、国際ペン憲章、日本ペンクラブ定款、及びそれらの主旨に則って行動している。現在財務委員も務めており財政事情についてもその改善のために努力しているつもりである。

 ところが理事の中でも会長以下、副会長、専務理事、常務理事から成る執行部役員が、自分たちの思うように業務を進めたいという利己的な理由から、身勝手な文章を書いて彼らの意向に合わない理事を追放、排除しようと企んだ。びっくり仰天である。私は理事会では建設的な意見を申し述べている心算であるが、彼らに対して批判的とでも受け取られているせいだろうか、私もその対象者とされた。あまりの身勝手さと大人気ない対応には呆れ果てている。

 その手始めは、2月から3月にかけて実施された理事選挙に際して、ある執行部役員が20名の理事候補者名簿を作成し、今後2年間はこのメンバーに運営を任せてもらいたいので、理事選ではこの20名に投票して欲しいと訴えるメールを会員宛に送信したのである。他にも同じようなメールを作成して送信した執行部の役員もいる。誰かが個人的に数名の会員を理事に推薦するメールなら問題はない。ところが、理事選挙で選ばれる理事の定員は20名であり、それを執行部の幹部が結託して20名をリストアップしているということは、リストから漏れた他の理事候補者への投票を控えて欲しいということになり、明らかに選挙妨害に当たる。これを組織的に行ったことは言語道断であり、許されることではない。しかも怪しげな動きが他にもある。ある執行部役員が送信したメールリストは、事務局の協力を得られなければとても作成出来るものではなく、当役員と事務局の間に密室的な協力関係があったことを窺わせる。更に公平中立であるべき選挙管理委員長が度々「日本ペンクラブは特定の理事を推薦することはありません」とのメールを送信していたこと自体不可思議で、執行部と選挙管理委員会との関係に疑念を抱かざるを得ない。

 前記のように民主的な組織として日本ペンクラブは、島崎藤村・初代会長以来「言論の自由」及び「表現の自由」を主張し追求してきた。現在も言論のみならず、社会的事象についても度々会長名で世間に日本ペンクラブの立場と考え方をアピールして社会に大きな影響を与えて来た。そうしたこれまでの行為と実績が蔑ろにされたのである。会長以下の現執行部役員が身勝手で個人的な考えと名誉欲によって、「言論の自由」を抑圧したばかりでなく全ての日本ペンクラブ会員の信頼を裏切り、日本ペンクラブの名を汚したことは到底容認することが出来ない。

 すでに3月の理事会で私は主導的に行動した専務理事他を追求した。彼らはメールの送信は認めたが、言い訳三昧で自ら謝罪せず、問題は解決していない。今後理事会と総会の場で更に彼らの責任を徹底して追及していくつもりである。それにしても文化人の間でも評価の高かった日本ペンクラブが今ではここまで腐りきっているとは情けないし、日本の文学界ばかりでなく日本文化にも汚点を残すことを危惧している。

2019年4月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4343.2019年4月3日(水) イギリスのEU離脱案、またも否決

 一向に結論が出ないイギリスのEU離脱問題は、一昨日も議会で議員が提案した4つの離脱方法について賛否を問うたが、いずれも否決された。しかし、EUの関税同盟に離脱後も残る案は賛成273票に対し、反対276票の僅か3票差で理解を得られず、この先の見通しが立たない。現状では離脱時期4月12日を更に延期してもらうより術はないのではないだろうか。さあ! メイ首相よ どうする!

 トルコでは統一地方選が行われ、主要都市で有力与党候補が敗れてエルドアン政権に逆風が吹いている。今トルコはアメリカとの関係がうまくいっていない。特にトランプ政権による経済制裁などで通貨リラの対ドル価値が大幅に下落し、輸入コストの増大で物価が上がり国民生活を直撃している。一昨日にはトルコに対する最新鋭ステルス戦闘機F35の納入を凍結するとアメリカ国防総省が発表した。アメリカにとっては航空機導入に際して、トルコ政府がアメリカとロシアを天秤にかけているのがどうもお気に召さなかったようだ。これまで我が道を往くの感があったエルドアン大統領も、苦しい立場に追い込まれている。選挙の最終結果が出た時点でトルコと大統領の次の手が試される。

 一方5年前にクリミア半島をロシアに占領されたウクライナでは、反ロシア派と親ロシア派の対立が激しくなっている。その最中の先月30日に39人も立候補した大統領選挙で現職の人気低落気味だったボロシェンコ大統領が、新人のコメディー俳優のゼレンスキー氏に敗れた。その得票率はゼレンスキー氏の30.4%に対してボロシェンコ氏は17.8%、ティモシェンコ元首相は3位の14.2%だった。いずれにせよどの候補者も過半数に達せず、来る21日に上位2人による決選投票が行われる。

 微妙な立ち位置にあるウクライナにとって、政治にまったくの素人が仮に大統領になったら国家の運営はどうなるのか、些か心配である。それも現職が実績を示せなかったことが大きな要因のようである。21日の結果を注目したい。

 さて、今日選抜高校野球決勝戦が愛知県東邦高と千葉県習志野高の間で行われ、6-0で東邦高が勝ち、驚いたことに5度目の優勝を飾ったというから凄い。しかも平成元年と平成最後の今年に優勝で掉尾を飾ったというから二度驚かされた。

2019年4月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4342.2019年4月2日(火) 「令和」ブームの始まりか?

 昨日発表された平成後の年号に決まった「令和」の熱気が冷めやらぬまま余韻として残っている。今日は、朝日朝刊と夕刊がともに「令和」の謂われをトップ記事として書いている。何といっても典拠した「万葉集」が俄かに注目され、書店には万葉集が積まれていて、出版元でも増刷しているそうだから驚く。引用された大伴旅人が大宰府の公邸で宴を催したことが歌になった。「天声人語」に依れば、その時旅人は招いた九州一円の役人、医師、陰陽師ら31人を歌宴に招いた。奈良時代の天平2(730)年の春だったというから今から1300年近くも昔の史実がよくも正確に伝えられたものである。

 「令和」が引用された「初春の令月にして、気淑く風和ぎ~」は庭に咲く梅を詠み比べる歌宴だった。そしてこの開宴には、「天空を覆いとし、大地を敷物として、くつろぎ、ひざ寄せ合って酒杯を飛ばす。さあ園梅を歌に詠もうではないか」という続きがある。昔の公家や有識者には、随分教養豊かで風流を好む人たちがいたのだなと感心する。時代性もあるが、今日の政治家や役人にはとても真似出来ない芸当だろう。昔の風流人の遊びが1300年の時を経て現代の元号につながるとはわれわれ現代人はもちろん、昔の人たちにとっても想像を超えた幻想のように思える。

 「令和」についてそれぞれの文字の意味や字源が解説されている。「令」は上の部分と下の部分に分解されて、君主が家来を集める形を表し、下部分は膝まづく人を表し、命令の意味を持つことから「令」を好まない人もいるようだ。また、「和」は左の偏と右の旁を分けて、偏は稲穂が丸く実って垂れ下がる形で、旁は口を表し、併せて穏やかで角が立たないことを意味していて、平和を表す言葉として使われる。小学校時代の恩師は湯浅和先生と仰ったが、しばしばお名前を「やわら」と読むと言っておられたことを懐かしく思い出す。

2019年4月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4341.2019年4月1日(月) 新元号決定、「平成」の後は「令和」

 数日前から「平成」時代の後の新元号発表が待ち望まれていたせいか、今日は各テレビ局が11時30分前から新元号を発表する菅官房長官をじっと待っていた。10分ほど遅れて40分ごろ菅官房長官から発表された新元号は「令和(れいわ)」というものだった。これまでは四書五経など中国の古書を参考にしていたが、「令和」は日本最古の歌集「万葉集」の「初春令月 気淑風和 梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香」から引用したものである。この書下ろし文は「初春の令(れい)月(げつ)にして 気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ 梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き 蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」であり、文化勲章受章者の中西進・前日本ペンクラブ副会長の現代語訳では次のようになっている。

 「時あたかも新春の好き月、空気は美しく風はやわらかに、梅は美女の鏡の前に装う白粉のごとく白く咲き、蘭は身を飾った香の如きかおりをただよわせている」。

 安倍首相の談話では、「人々が美しく心を寄せ合うなかで、文化が生まれ育つ」と「令和」に込められた意味を説明した。現代のように移り変わりの激しい時代には、万葉集の精神や古代日本の文化を理解するのは中々難しいが、「令和」の名前自体の評判は大方良いようだ。

 これを発表する前の官房長官のこぼれるような笑顔が普段の仏頂面と違って良い対象である。いつも苦み切った顔をしている官房長官が昨日辺りから随分笑みが顔に表れるようになった。「令和」と読み上げた時の表情が、今後長い将来に亘って、時によってこの発表のシーンが紹介されるであろうことが「一世一代の名誉」としてよほど嬉しいのか、強面で記者の質問を邪険に遮る時とは随分違うものだ。菅家末代までの栄誉と思っているのだろうが、あまりにも露骨な豹変ぶりには大人気ないと思うだけだ。

 海外では、日本の元号のような国独自の暦のような習慣があまりないせいで、その意味が理解されない点から報道もそれほどないようだ。今では中国ですら中国独自の元号は清朝以降消えてしまった。それでも漢字の母国と考えて漢字に拘りのある中国では、「令和」について一言言いたいらしい。新元号が中国の漢書から引用されなかったことが不愉快なのか、「令和」は「黄帝内径」から引用しているというし、意地の悪い中国人は、「令」は「零」と同じ発音で、「令和」とは「平和がない」という意味に取れると昨今何でもかんでも日本にイチャモンをつける尊大な中国人らしいコメントを述べている。今日がエイプリルフールに当たると言ってやりたいくらいである。

 今日4月1日は新年度スタートの日でもある。企業では新入社員の入社式が行われたところが多い。同時に今年ほど旧来の社名を変更する大企業が多いことが少々気になる。新日鉄住金㈱が日本製鉄㈱に、三井生命が大樹生命に、7月には旭硝子㈱がAGC㈱に変更する。来年の4月1日には、長い社名で評判の悪かったSOMPOホールディングス・グループの「損害保険ジャパン日本興亜」が「損害保険ジャパン」に社名変更し、同じグループの「損保ジャパン日本興和ひまわり生命保険」も「SOMPOひまわり生命保険」に社名変更する。どうして折角の立派な社名を変更するのかと疑問に思う点もあるが、伝統ある社名を変更することによって営業上効果が上がれば幸いであるとは思う。

2019年4月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4340.2019年3月31日(日) 近くでお花見を楽しむ。

 毎年春先になると税務署へ面倒な申告をする青色申告について、従来の手作業による無駄の多い申請方に代わってパソコンで行い、申告もわざわざ税務署へ行かずともe—taxで送信出来る簡便な申告方法があると聞いて、お世話になっているITコンサルタントの小糸武彦氏に昨日来宅してもらい初歩的なポイントを教えてもらった。短時間ではとてもマスター出来るものではないし、簡単に理解出来ないが、時間をかけてマスター出来るなら手間、費用とも負担が大分軽くなるので、検討したいと思っている。

 なお、前々から小糸氏から聞いてはいたが、彼が2019年度慶応義塾大学経済学部通信教育部への入学を許可されたと入学許可証を見せてくれた。自衛隊にも勤務され、IT関係の仕事をして起業され今では経営者として忙しく活動されているが、50歳ぐらいになって厳しい仕事をしながら大学で学ぶとは感心する。小糸氏が後輩になることは私にとっても嬉しいことである。慶応の通信教育は他大学の通信教育部に比較してレポートの提出など中々厳しく、思うように単位をもらえず、簡単に卒業出来ないと聞いている。高校の同級生の友人も数年前に入学していながら健康を害して中途退学している。小糸氏もその点は了解していて、努力しつつ時間をかけてでも卒業したいと言っていたので、必要な時には精神的にバックアップしてあげたいと思っている。

 さて、朝の内は曇っていたが、少しずつ明るくなってきたので、桜見物でもしようと妻とそれほど知られていない近くの桜の名所へ出かけた。やはりお花見に夫婦揃って楽しもうというカップルが多いらしく、桜並木の呑川沿いはカメラ片手に散歩している人が随分目につく。都内では桜満開と報じられているが、近くの宮前公園の桜の上部の辺りはまだ蕾咲きのようだった。まだ数日はお花見を楽しめるようだ。

 今日の選抜高校野球はベストエイトに進出し大いに期待していた龍谷大平安高が、延長11回1x-0で大分県の明豊高にサヨナラ負けして準決勝進出は成らなかった。残念であるが、夏の大会の活躍を期待することにしよう。

2019年3月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4339.2019年3月30日(土) 明後日新元号決定、公表

 年度末がいよいよ明日に迫って来た。5月1日の新天皇即位に当たり、これまでの元号「平成」に変わり今後新元号が使われるが、その新しい元号が明後日4月1日に公表される。今日も新元号の話題で持ち切りである。果たして何という名の元号になるだろうか。

 今日は年度末前日でNHK朝のドラマ「まんぷく」が最終回を迎えた。今回のドラマは視聴率が全番組の中で毎週ほぼトップを維持し、常に20%を超えていた。インスタントラーメンの発明と実用化というユニークな内容が興味を惹いたのだろうか。私自身当時即席ラーメンと言われたインスタントラーメンについては、学生時代に思い当たる節があり、毎朝食事中に朝ドラを観るのが楽しみだった。

 ストーリーによれば、昭和35年ごろインスタントラーメンが市場に出回ったことになっているが、ほぼ記憶と一致する。大学2年の時、山岳クラブの新人歓迎山行で大きな鍋にラーメンをたくさん放り込んで先を争ってそのラーメンを食べたが、新鮮でおいしく、それがインスタントラーメンを食した最初だった。便利なものが出来たものだと思い、今後これなら登山の際携帯用に便利だなと思ったものである。海外武者修行へ飛び出した当時、大きなキスリングにインスタントラーメンをいっぱい詰めて旅行先で即席で食べたものだ。その後カップヌードルも生産、販売され食文化は一気にインスタント時代に入った。世の中が便利になり、省略とか、カットとか、無駄なものを省く効率性の風潮が蔓延り出したのもこのインスタント食品を嚆矢とするのではないか。17年前にシベリア鉄道に乗車してシベリア大陸を横断した時、停車駅でインスタントラーメンを販売しているのを見たり、列車内で多くの乗客がラーメンを食べていた光景を思い出す。そのラーメンは「まんぷくラーメン」ならぬ韓国製だったことまで覚えている。

 さて、ゴタゴタしていたイギリスのEU離脱問題は、昨日の下院議会で離脱協定案について採決を行い、協定案はまたもや否決された。イギリス議会で3度目の否決であり、最早来月12日の期限前に問題を解決出来る望みは薄くなったようだ。メイ首相ももう打つ手がないのではないだろうか。議会内ではEU残留の意見は少数派であり、何度も離脱の条件について提案してもことごとく否決される現状では、長期の延期をEUに認めさせる以外に当面の混乱を防ぐ術はない。仮にそうなってもその後の対応を決めねばならず、ついにイギリス政府の進むべき道は行き詰まってしまったとしか言いようがない。かつて世界へその存在を誇った大英帝国が、難問であるとは言え、これほどまでに自分たちで結論を出せないとは、イギリスの叡智と国力も劣化したものである。昨今のイギリスは、外から見ていると少々未熟児のような印象を受ける。これまで自力で真剣に物事を解決して来なかったツケが、今世紀になって一気に噴き出してきたような印象を受ける。

2019年3月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4338.2019年3月29日(金) 国内外で話題の選挙

 このところ国内外ともに選挙の話題が多い。気になったのは、24日に行われたタイ総選挙の最終開票結果がまだ公表されていないことである。ちょっと遅いのではないだろうか。これでは総選挙前から懸念されていた民主化へのステップが元の木阿弥になるような感がする。タイは今まで通り軍政が続いて当分民主化は望み薄だろうか。

 そして、29日にはこのところエルドアン大統領の独裁色が強くなってきたトルコで総選挙が実施されるが、果たして内外から批判が高まっているエルドアン大統領が、どれだけ国民の声を受け入れた政治を実施出来るのか注目を集めている。

 更にインドでも4月から5月にかけて連邦下院選挙が行われる予定である。特に今年1月に全インド会議派委員会がウッタル・プラデシュ州書記長にブリヤンカ・ガンジー・ヴァドラ氏を任命したことが注目を集めている。彼女は曾祖父がネルー初代首相、祖母がインディラ・ガンジー元首相、父も暗殺されたラジーブ・ガンジー元首相、兄も最大野党国民会議派ラルフ・ガンジー党首という名門出身で、抜群の知名度と多数の支援者、巧みなスピーチから王制復古と期待されているようだ。

 翻って日本でも4月7日に実施される統一地方選挙へ向けた選挙戦が始まった。すでに11道府県の知事選、6政令都市市長選を始め、県会議員選、市町村議員選なども告示された。

 この中で最も注目を集めているのが、大阪府知事及び大阪市長選だと思う。日本維新の会の念願である都構想を今回改めて打ち出し、知事と市長を入れ替えて立候補させて悲願成就に挑む。これまで相互に協力しあってきた日本維新の会と自民・公明党との間に亀裂が生じた。自ら孤立の道を選んだ日本維新の党は、自民・公明と対決してライバルとして戦うことになった。一方北海道は4期務めた高橋はるみ知事は立候補せず、来夏行われる参院選北海道選挙区で立つと見られている。立候補者は自民党が推す鈴木直道・前夕張市長と野党統一候補の石川知裕・元衆院議員の一騎打ちである。

 福岡、島根、福井、徳島の地方4県の知事選では、これまで圧倒的に強い自民党基盤のおかげで自民党候補が圧勝している。しかし、今年はそれぞれで自民党内での内部分裂のせいで保守分裂選挙となった。

 自宅周辺には拡声器を大きく鳴らして走る選挙カーがまだやって来ない。ポスターやパンフレットがポストに投入されるだけで済んでいるが、その内騒がしくなることだろう。今回は特に地方議会の立候補者が減少したことが話題になっている。これも過疎化の影響を受けているのだろうか。

 さて、春来る。今日今年のプロ野球が開幕した。選抜高校野球も花盛りで、応援している龍谷大平安高校は今日の2回戦で盛岡大付属高を9-1で破り、ベスト・エイトに進出した。何とか勝ち上がって欲しいものである。

2019年3月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com