4367.2019年4月27日(土) いよいよ連休が始まった。

 いよいよ今日から10日間の連休に入った。安倍首相は今日ワシントンでトランプ大統領と会談したが、どうもトランプ氏は日米貿易交渉を一日でも早く有利にまとめたいと前のめりの姿勢で、安倍首相に腰を引かせている。

 トランプ大統領は前日から意気揚々としていた。インディアナポリスで開かれた銃規制反対の有力な団体「全米ライフル協会」(NRA)の会合で、通常兵器の国際取引を包括的に規制する武器貿易条約(ATT)の署名を撤回する方針を表明したのである。これほど銃による事故が起きている現状と、世界が銃規制に動いている世論にも拘わらず、その銃規制に真っ向から反対する国家を預かる大統領の無謀な決断には、ただ呆れるよりない。折角オバマ前大統領が署名した条約から離脱しようとしている。来年の大統領選を見据えた支持者固めとしか思えない。アメリカの政治家は益々劣化するばかりでどうしようもない。

 さて、連休中に首相以外の閣僚のほとんどが海外へ出かける。閣僚の海外出張に付き添う担当官庁の役人は連休どころではない。かつて、国会議員の海外出張をお世話した時に議員に同行する多数の付き人を見た。聞けば、今年の連休中の閣僚海外出張経費は約5億円と試算されている。もちろん必要な業務なら良いが、中には物見遊山もある。この辺の経費支出についてはあまり取り上げられていないが、もっと精査したうえで是々非々を議論しても良いのではないだろうか。

 天候はこの時期にしては肌寒い気候で、今日開山祭が開かれた上高地では雪が降った。成田や羽田空港には海外へ出かける大勢の人たちが押し寄せていた。この連休中に大きな事故が起きないことを願っている。

 ついては、今日悲しい訃報をいただいた。近くに住む高校ラグビー部1年先輩の和田正温さんが、去る18日に自宅で亡くなられたと奥様からお電話をいただいた。近くにお住まいだったこともあり、毎年元旦に母校で行われる湘南ラグビー祭にはいつも車で一緒に出かけたものだが、ここ数年は体調不良で出かけられなかった。すでに家族葬を済ませたが、安らかな表情で旅立たれたと奥様は言っておられた。それを伺いホッとしたが、大変悲しく寂しく思っている。心よりご冥福をお祈り致したい。

2019年4月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4366.2019年4月26日(金) 世田谷区議選で共産党と国民民主党の低迷ぶり

 21日に行われた統一地方選の世田谷区長選と区議選の結果が世田谷区民新聞に掲載されている。それによると区長選は、予想通り元社民党国会議員の保坂展人現区長が文句なしに3選されたが、区議選はかなり予想とは異なる結果となった。党派別に見ると意外にも自民・公明党が健闘して微増ながらも両党合わせて40%の得票率である。それに対して立憲民主党が前回に比べて倍近く票を伸ばし、公明党に2割近い票差をつけながら当選者数で公明党9人に対して、立憲民主党は6人にしか過ぎなかった。一方、共産党は前回5人だった当選者が今回は2人落選して3人にまで減った。残念なことに得票率を22%も落としてしまった。日頃から地域で真面目に活動している共産党には目標の6人をクリアして、さらに活動に拍車をかけて欲しかったが、あまりにも前回に比べて得票率が下がったことがちょっと気になる。充分敗因を精査して反省し捲土重来を期して欲しいものである。

 それにしても国会で昨今少々影が薄い国民民主党の低迷、凋落ぶりは目を覆いたくなる。定員50名に対して僅か2人しか立候補させず、その2人も落選してしまった。世田谷区議会では議席ゼロである。

 伸び悩みの国民民主党本部は今朝自由党との合流を決定し、合意文書を交わした。国民民主党の国会議員は、衆参合わせて58人、自由党は合わせて7人である。両党合わせても野党第1党の立憲民主党79人には及ばない。この辺りも地方選で存在感が薄い原因があるのではないかと思う。

 さて、昨日ウラジオストック入りした北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長が同地でロシアのプーチン大統領と会談した。朝鮮中央通信によると金委員長は2回目の米朝首脳会談が不調に終わったことについて、アメリカの一方的な対応で原点に戻りかねない危険な領域に至ったと述べ、朝鮮半島の平和と安全はすべてアメリカの今後の態度によって左右されると警告し、いつもながら身勝手な持論を展開した。プーチン大統領は会談内容をアメリカに伝えるとつれないコメントしか発しなかった。あまりこの会談に乗り気でなかったことが読み取れる。金委員長は予定を切り上げて今日午後ウラジオストック駅を発ち帰国の途へ就いた。

 それにしてもロ朝首脳会談にプーチン大統領は50分も遅れて到着した。常識に欠けるというか、反省しないプーチン氏は各国の首脳との会談でも毎度遅刻する常習犯で、昨年日本を訪れ安倍首相との会談の際も3時間半も遅れてやって来た。プーチン氏はメルケル・ドイツ首相を4時間も待ちぼうけさせた前科もある。こんな非常識人が世界の舞台の第一線に立っていられるというのも、政治の世界が普通の常識的な世間とはずれているということだろうか。

2019年4月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4365.2019年4月25日(木) 10連休は、国民にとってプラスか。

 今日を含めて残りあと6日で平成時代も幕を下ろす。明後27日からかつてなかった長い10連休に入る。旅行会社や交通機関など観光関係の企業にとっては稼ぎ時であるが、その一方でこう長く休みが続くことに国民の間では戸惑いや不都合が見られる。GW期間中医療機関はどうなるのか、育児施設は普段通り扱ってくれるのか、はたまた出先の金融機関の取り扱いはどうなるのか、メディアではいろいろ伝えてくれるが、利用者にとっては気がかりなことである。土日祭日を含めて10日間も公的な休みが続くことには、元号の変わり目に伴った公式な行事もあるので一定の理解はできる。しかし、敢えてこれほど長期間に亘って連続的な休みにするほどのことはなかったのではないだろうか。経済活動も腰を折られるのではないかと若干気になる。

 例えば、5月1日に新天皇が即位され、その日から元号が平成から令和に変わることもあり、令和時代が始まる画期的な1日であり、そのまま国民の祭日にすることは理解出来る。しかし、その前後の4月30日と翌日の5月2日を、敢えて休日にするほどの必要はないと思う。闇雲式に休みにしたような印象を受ける。

 朝日夕刊によれば、大学の中には年間の授業数が不足するとして10連休のうち数日は授業がある大学もある。例えば立教大では10連休のうち5日間は授業がある。東大では3日、慶応、早稲田、法政大などでも2日は授業がある。いずれも年間授業数が不足するという理由のようである。つまり教育機関では連休が必ずしも大歓迎されているわけではないのだ。休日としてあまり深く考えて決められたのではないと思うが、それにしてもそれなりの情報を収集して適切かどうかを深く検討すべきだったのではないだろうか。あまりにも安易に不必要な休日を決めたように思う。

2019年4月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4364.2019年4月24日(水) NPO法人共著発行企画について打ち合わせ

 理事を務めているNPO法人「JAPAN NOW観光情報協会」で同じく理事の須田寛・JR東海相談役から、先日法人の事業として観光向きの書籍を発行してみてはどうかと提案があり、早速今日須田氏から新宿の高層ビル49階の日本料理店に招かれ打ち合わせを行った。須田氏を入れて主にライターとなる理事ら7名が集まった。須田氏の希望で署名は「令和の観光」である。須田氏の観光、特に令和の時代の観光について夢と理想を述べられたが、それ以前に別の理事から本書のラフな目次を受け取っていた。それはすべてがインバウンド・ツアーに関する内容で、少々難しく専門的に過ぎると話して、少し「遊び」を取り入れ、旅の始まりから国内旅行、アウトバウンド、そしてインバウンドへ流れを移してはどうかと提言した。須田氏はすでにかなりの原稿を書いておられ、そのコピーもいただいた。後は須田氏以外の4人の執筆者が分担して執筆することになった。私は「観光のあゆみ」という項目を担当して書くことになったが、有史以来の旅、というより人類誕生から今日ブームになったインバウンド・ツアーまでの概略を書き綴ろうと考えている。ただし、須田氏から5月中に脱稿し、8月に出版したいという要望があり、これから1人当たり約30頁、普段のPC用紙サイズだと20頁の原稿を書けるだろうか、時間的にやや不安でもある。しかし、2010年に同じようなやり方で共著を出版したので、どうにかしてそれ以上に評価されるものに仕上げたいと思う。

 今取り掛かっているドキュメントを一時脇に置いて、早速明日からこの原稿に取り組みたいと考えている。

 さて、女子マラソン・コーチで私より1学年若い小出義雄氏が肺炎で亡くなった。順天堂大時代箱根駅伝に3回出場し、4年時には主将を務めたが、選手としてよりコーチとしてその才能を発揮して類稀な実績を残した。オリンピックでは有森裕子選手をバルセロナで銀メダル、アトランタで同メダル、高橋尚子選手にシドニーで金メダルを獲得させた。これも小出コーチ独自の指導法の結果である。今ではあまり成績が上がらない女子長距離陣にとって、有能な小出コーチが亡くなったのは残念なことである。

2019年4月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4363.2019年4月23日(火) 朝令暮改の外務省「外交青書」

 オヤッと思うほどふらふらしている「外交青書」という文書が今日の閣議で外務省から発表された。特に2つの点で昨年までの国の外交姿勢を大きく変えるもので、何の前触れもなくこんなに安直に外交方針を変えても良いものだろうか、どうも素直には納得出来ない。

 そのひとつは、ロシアに関してこれまで強く訴えていた北方四島の帰属について触れていないことである。昨今ロシア側の対日姿勢が強硬になって、事あるごとにロシアが北方領土は第2次世界大戦の戦勝の成果として自国領土に帰属したものだと主張していることが影響しているせいもあるだろう。完全にロシアペースの外交戦になった。これに対して河野太郎外相は今までと変わらないなどと分からないことを言っている。この外相は自分の実績をひけらかすことしかやらないダメ大臣のひとりである。

 2つ目は、北朝鮮についても昨年まで圧力を最大限まで高めていくと表現していたが、これも削除している。国民が望んでいることを国民に事前に知らせることもなくいとも簡単に政策を変えてしまっても良いのだろうか。大げさに言えば、国家の国民に対する背任行為に当たると思う。国民がおとなしすぎるのかも知れないが、あまりにも政治家の横暴だとしか思えない。やはり自民党一強他弱のせいだろう。

 さて、スリランカのテロ事件の犠牲者は、今日も増えて310人になった。事件はイスラム過激派組織ナショナル・タウヒード・ジャマート(NTJ)が関与していたとして容疑者40人を拘束した。併せてスリランカ政府は、今日非常事態宣言を発令した。イスラム国との関係も調べている。先日ニュージーランドのイスラム教会がテロリストに襲われ、50名もの犠牲者を出したが、その仕返しとのうがった声もある。

 静かで治安の良い都市でテロリストが暴発するのは、国際的に連携して対策を講じなければ成果はあまり期待出来ないのではないだろうか。

 ところで今日は、かのイギリスの劇作家ウイリアム・シェークスピアの誕生日であり、亡くなった日でもある。今では洗礼日が26日として、亡くなった日とは異なるようだが、生年が1564年、没年が1616年で本家イギリスではクイズにもならないが、受験勉強の際覚えたのはその語呂合わせである。つまり誕生はヒトゴロシで没年はイロイロだった。そのうえ、誕生日と亡くなった日が4月23日ということから珍しい語呂合わせだった。今では誕生日が26日とされているようで、興味が薄れた。かつて、ストラットフォード・アポンエーボンの生家だったシェークスピア博物館で係員に暗記していた語呂合わせを話したところ感心されたことがある。

 ついでながら、今日は次男の46歳の誕生日でもある。

2019年4月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4362.2019年4月22日(月) スリランカのテロで旧友の近況を知るとは!

 昨日スリランカのコロンボで起きたテロ事件の犠牲者は、290人に達した。その他に負傷者が約500人もいる。まだ犠牲者が増える可能性があるので、予断を許せない。犠牲者の中に現地在住の30代の日本人女性がいた。家族とホテルで食事中に爆発により亡くなられたらしい。お気の毒としか言いようがない。私自身生憎まだスリランカへ行ったことがないが、来るGW10連休にスリランカへ旅行しようという人の間でキャンセルが出ているらしい。今晩のNHKニュース7でスリランカ方面へ個人旅行客を斡旋している旅行会社員へインタビューしたら、何と外人っぽい顔つきの迫田健路さんだったのには驚いた。テレビで時折お目にかかるが、彼とは40年ほど前に一緒にブラジルへ行ったことがある。年齢的には75歳ぐらいと思うが、まだ元気に働いている。意外な場面で近況を知ることになったが、元気そうなので一安心した。

 スリランカでは長年内戦状態にあった仏教徒のシンハラ人とヒンズー教徒のタミル人の対立状態が2009年に終わって、以降国内の治安は安定し、経済も成長路線を歩んでいた。国民の間に治安の安定により安心感が漂っていた時に再び緊張状態に追い込まれることになった。未だ犯人側から犯行声明は出されておらず、犯行グループは分かっていない。テロ攻撃は現在も断続的に起きていると伝えられている。

 今はいつ、どこで、何が起こるか分からない時代になって来た。まったく気が許せなくなったわけだが、この事件のように何か所にも自爆テロが仕掛けられたのでは防ぎようがない。来年の東京オリンピック開催に備えて警察庁もあらゆるテロ防止対策を講じているようだが、万全を期してもらい首尾よく目的を果たしてもらいたいと願うばかりである。

 さて、先日来少々気にかかっていたウクライナの大統領選挙の決選投票の結果、政治に素人のコメディー俳優のヴィロディミル・ゼレンスキー氏がペトロ・ポロシェンコ現職大統領に圧勝した。先月行われた第1回投票ではゼレンスキー氏が第1位を勝ち取ったが、過半数に至らず決選投票となった。ポロシェンコ氏の26%の獲得票に対してゼレンスキー氏は約3倍の73%を獲得した。現職大統領に対してこれほどの大差をつけたのは、何が原因だったのだろうか。これほど支持率の低い大統領では、すべての政策に国民が納得していないことを示している。

 しかし、テレビドラマ「国民のしもべ」で大統領職を演じたことはあっても政治家としてのキャリアはまったくない。その役もふとしたきっかけで大統領になってしまったという、現実に何やら似たようなストーリーである。今やウクライナは政治的、外交的に難しい立場に立たされている。このような時期に、素人大統領が国家をあるべき方向に導いて行くことが出来るだろうか。大統領を退くポロシェンコ氏は、2015年それまでの親ロシア派の政権を倒して大統領になった。その後ロシアがクリミア半島を併合し国際的な批判を浴びているが、ロシアはクリミア半島を返還する意思を示していない。こういう至難な時に、新大統領はどうやってロシアと向き合い、国家をリードして行けるのか。就任早々に鼎の軽重を問われる。

 今日は全国的に気温が上がり、ほぼ全国各地で今年最高気温を記録したようだ。沖縄では30℃台の都市が多かった。大分県日田市と高知県四万十市でも30℃台で本州で最高気温の今年初の真夏日となった。名古屋市内でも28℃を超え、東京都内でも25.6℃を記録して今年初の夏日だった。これから夏日が多くなり、やがて夏日ばかりとなって真夏を迎えることになる。

2019年4月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4361.2019年4月21日(日) スリランカで同時多発テロ発生

 今日全国各地で統一地方選の後半戦が行われた。界隈では世田谷区長選と区議選が行われ、いつも通り息子たちの母校・東深澤小投票所で投票を済ませた。区長選は保坂展人現区長に対する自民党推薦による新人女性候補・三井みほ子氏の挑戦となった。元衆議院議員・保坂現区長は国政に関わっていた当時は選挙にあまり強くなかったが、知名度を生かして区長選では2回連続当選して今回も3選を果たした。無投票が増えつつある中で、都内では一部地域を除いてそういう選挙区が少ないことは少なくとも民主化とは乖離していないということでもある。都内23区のうち最も人口の多い世田谷区の区議定数は50人であるが、今回は75人が立候補している。その点では激しい選挙戦を展開していると言えるが、4年前の投票率は42.84%と半分の50%を割ってしまい、決して褒められたものではない。この辺りが問題であると思う。

 政治への関心が低いのは、自分たちの生活に関係ないと思っている有権者が多いせいである。特に若者の間で政治への関心が低いことが気になる。その結果が自民党国会議員をのさばらせてやりたい放題にしている。その挙句に国家財政の大幅な累積赤字をもたらしていると言える。総務省は投票率を上げるよう積極的な対策を検討する必要がある。

 併せて大阪12区と沖縄3区で行われた衆議院選補欠選挙では、大阪で抜群の強さを発揮する大阪維新の会が、先日の統一地方選前半戦で勝った市長選、府知事選に続きまたもや勝利を収めた。沖縄では自民・公明党推薦の島尻安伊子・元沖縄北方担当相に対して県知事に転出したデニー玉城氏の後を受け継いだ、辺野古移設反対派のジャーナリスト・屋良朝博氏が勝利した。沖縄では、今年に入ってから知事選、県民投票、そしてこの衆議院議員補欠選挙と3回連続して「辺野古ノー」グループが3連勝である。同時に今日の補欠選挙では自民党が2敗である。そろそろ一強他弱のメッキが剥げてきたのか。自民党本部としては、7月に行われる参議院選挙が心配になっているのではないだろうか。

 さて、キリストの復活祭・イースターに当たる今日、現地時間朝8時ころスリランカで同時多発爆弾テロが発生した。元首都のコロンボ中心街にある教会でミサを行っていた最中に爆発があり、教会や高級ホテルなど6カ所で同時にテロが起き、午後10時現在207人が命を落とした。警察当局はテロと断定している。負傷者も400名を超えており今後犠牲者が更に増えると見られている。負傷者の中には日本人も含まれている。今後はっきりした情報が分かってくると思う。

 

2019年4月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4360.2019年4月20日(土) 愛用車との別れが近づいている。

 昨日都内池袋で些か身につまされる交通事故があった。自家用車を運転して暴走し、赤信号を無視して猛スピードで交差点に入り歩行者、自転車にぶつかり、更に進入してきたごみ収集車を横転させ母子2人が死亡し、重軽傷者を出した。ブレーキを踏んだ形跡がなく、事故を起こしたようだ。ドライバーは私より年長の87歳で、一昨年免許を書き換えたそうだが、1年前に車の運転を止めると話していた。止める決断がつかないまま大きな事故を起こしてしまった。止めると決断したら即実行することが大切である。中途半端な気持ちでいると後悔することになる。旧通産省から㈱クボタへ移られ、副社長の要職まで務められたエリートに決断力が欠けていたことが惜しまれる。

 高齢運転者による交通事故は年々増加して、昨年は75歳以上の運転者による死亡事故は対前年10%増で、80歳以上は7.2%増だったそうである。

 実は私自身昨年11月に80歳になり、今年7月に自家用車が車検切れともなるので、6月いっぱいで免許証を返納して運転を止めるつもりで車の処分についていろいろ当たっているところである。学生時代に運転免許証を取得して60年近く運転してきたが、そろそろ年貢の納め時だと思っている。近日妻と最後のドライブを兼ねて箱根へ1泊旅行を考えている。

 初めて自家用車を購入してからこれまでに各種の車を乗り換えたが、国内で乗るにはやはり国産車の方がずっと使いやすいし、経費も掛からなくてメリットがあると感じた。これまでトヨタ、日産車に乗ったが、それらの車の方が、率直に言って以前乗っていたオペルや、現在所有しているフォルクスワーゲンPOLOより良かった。オペルでは冬の箱根で路面の氷結に気づかず、滑って道路壁にぶつける自損事故を起こしたこともある。

 旧厚生省に出入りしていた当時、太平洋戦争戦没者遺骨収集事業に関わり、長年に亘って毎年1ヶ月間サイパン島をベースにミクロネシア諸島を回っていたが、厚生省課長のドライバー役としてサイパン島内を随分ドライブしたものである。今から半世紀近く前にはニューヨークで公認会計士をやっていた学生時代の友人と、派手なスポーツカー、コルベット・スティングレイを共有していた。ニューヨークを訪れ時間的余裕のある時には、近郊へドライブしたこともあった。その友人も帰国後まもなく亡くなってしまった。車にまつわる話題と思い出は尽きない。

 それほど運転が好きだったわけではないが、それでも最後となるとやはり一抹の寂しさが湧いてくるのは仕方がない。いよいよ車との決別が近づいている。

2019年4月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4359.2019年4月19日(金) 平成時代も残り12日間となった。

 今日で平成時代も残すところ12日となった。昨日、今日と天皇・皇后両陛下は伊勢神宮へお参りされた。これが両陛下にとって最後の地方訪問となる。退位に向けた儀式のために外宮から内宮を参拝され、天照大神へご退位を報告された。行く先々で市民から大歓迎を受け、中には涙をこぼす人もいた。新幹線で帰郷された東京駅前にも多くの人々が待ち構えていたが、両陛下は丁寧に手を振っておられた。

 これまで災害被災地や各種の行事に出かけられて公務が大変だったことと想像出来るが、両陛下の素晴らしいところは災害被災者や遺族に対して膝を折って同じ目線で話しかけ寄り添う姿勢である。出来るだけ国民に近づき言葉をかけて励ますことである。その点では、明治以降最も庶民的で優しい天皇・皇后陛下だったのではないかと思う。その点では、いつも下品で横柄な態度を取る麻生太郎・副総理などは両陛下を少しは見習ってはどうかと思っている。

 実際朝日新聞世論調査に依ると両陛下のお人柄や、公務への関わり方から皇室に親しみを抱いている国民は、過去最高だという。特に、女性、高齢者ほど皇室への親しみが強い。ほぼ8割の国民が皇室に親しみを抱いている。その最大の理由は、両陛下のお人柄によるものであることは間違いないと思う。

 両陛下は今年結婚60周年のダイアモンド婚を迎えられた。我々夫婦も来月結婚50年の金婚式を迎える。両陛下がご結婚された年に大学に入学した。在学中の夏休みに父が勤務していた明治乳業が夏季だけオープンした旧軽井沢のアイスクリーム店でアルバイトをしていた時、しばしば店の前を当時の皇太子が隣に美智子妃殿下を乗せてテニスコートへドライブされた姿を目撃している。店には、正宗白鳥、水戸光子、月光仮面の大瀬康一らがふらりと来られた。あの時浅間山が噴火して噴石が店へ飛んで来たこともあった。思い出せば、いくつか懐かしい思い出がある。

 小田急電鉄新入社員時代に見習い駅員として玉川学園前駅に勤務していた時、勤務明けなのに当時皇太子、皇太子妃だった両陛下がロマンスカーで箱根のスケート国体開会式へ向かわれたので、戻られるまで無人の1号踏切で臨時踏切番を務めさせられたことがある。昨年はオペラシティで東日本大震災チャリティ・コンサートを鑑賞してお帰りの際2階席で立ち上がって手を振っておられ、思い過ごしかも知れないが、1階席にいた私は、天皇と視線が合ったと思った。

 その平成も間もなく幕を下ろそうとしている。昭和天皇が崩御された昭和から平成への元号変更の時とは大分印象が違う。昭和時代と違って、天皇は平成というご自分の御代に戦争がなかったことを喜んでおられるという。両陛下には退位後、上皇、上皇后としてゆっくりお休みいただきたいと願っている。新しい令和の時代も戦争のない平和な時代であって欲しいものである。

2019年4月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4358.2019年4月18日(木) 思惑絡みのそれぞれの大統領選

 最終的な結果はまだ発表されていないが、昨日行われたインドネシア大統領選の結果、ジョコ・ウィドド大統領の再選が決まりそうである。2014年の選挙と同じジョコ大統領と元軍人のプラボウォ氏の対決となったが、貧しい家庭出で庶民派のジョコ氏がプラボウォ氏に10%の差をつけた。最も期待されているのは、経済政策で天然資源の一次産品輸出に頼る産業構造を、製造業を育成し加工輸出型に転換することである。残念ながら初当選した時掲げた年7%成長の目標には届かず、成長率は5%だった。イスラム教徒が国民の9割を占めるインドネシアでは、宗教上の理由もあり思うように経済実績が上がらない。2017年には製造業の進出先国としてタイやベトナムにも追い抜かれた。ジョコ大統領にとって2期目のこれからが真価を問われるだろう。

 一方で、エジプトでは大統領任期の延長と軍の役割強化を謳った憲法改正案が一昨日可決された。これについて近日国民投票が行われ過半数を獲得すれば成立する。そうなると軍出身のシーシ大統領は最長で2030年までその地位に留まることが出来る。一旦最高位の地位に就くと権力志向が高まり独裁色が強くなって、長くその地位に留まりたいとの私欲が生まれるのだろう。シーシ大統領は前回2018年に大統領に当選し、6年の任期を務めることになっていたが、憲法が改正されたことにより暫定条項が設けられもう一期立候補することが可能となった。自己都合により可能なら極力その地位に留まっていようと試みる。国民生活のレベルが向上するならともかく、これに国民は真に納得しているのだろうか。

 21日には今世界中から注目されているウクライナの大統領選の決選投票が行われる。意外にもタレントのゼレンスキー氏が現職ポロシェンコ大統領に倍近い差をつけてトップの座を射止めた。ゼレンスキー氏が決選投票でまたもや現職を倒すことが出来るか。政治経験のまったくないゼレンスキー氏は、ポロシェンコ氏とのディベートを避けている。大観衆が入ったスタジアムなら論戦を望むと大統領に伝えたところ、大統領はこれを受けた。さぁ~この結末はどうなることやら。

2019年4月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com