4387.2019年5月17日(金) HPを開設して13年目に入った。

 一昨日このHPを立ち上げてから13年目に入った。同時にこのブログを書き出して連続4385回になった。当初は無我夢中でいつまでブログを書き続けられるか分からなかったが、12年間1度も途切れることなく続けられたのは、基本的に書くことが好きだという気持ちがあったからである。中学3年生時に書き始めて高校3年間、2年間の浪人時代、大学1年時まで6年余り毎日日記を書き続けた実績があった。大学で登山クラブに入り、年中山に入っていたので、残念ながら書く時間が取れなくなって止めてしまった。そんなことから文章を書くことにあまり抵抗がない。それが今の仕事にも生きている。幸い友人、知人の間にもアクセスして読んでくれる有難いファンがいるので、これから何年続けられるか分からないが、出来るだけ長く書き続けたいと思っている。

 さて、今日は昨年に続いて「熊本城復興支援チャリティ・コンサート」が吉祥寺の武蔵野公会堂で開かれたので、妻と鑑賞に出かけた。お誘いをいただいた建築家の山本富士雄さんは、長年アマチュア・テノール歌手として仕事の合間に歌い続けておられる。今年も主催者として冒頭に挨拶された後、84歳の高齢にも拘らず、プロ歌手に伍して4曲も歌われた。会場も満席で最後まで拍手喝采だった。頭が下がる思いである。

 出がけに東横線に乗車して立っていると前の座席で読書していた若者が、どうぞと席を譲ってくれた。席を譲られたのは、今年初めてである。それも若い男性というのはこれまでにないことだった。その青年を見ていると一心に読書にのめり込んでいる。スマホではない。実はスマホ熱中派より読書家の方が、遥かに常識人であると思っていたが、渋谷駅で下車する時、改めて席を譲ってくれて助かったとお礼を言ったところにっこりしてどういたしましてと言っていた。彼も2度まで礼を言われて好い気分になったのではないかと思う。きっとこれからも高齢者やハンディキャップのある乗客には見て見ぬフリをせず、席を譲ってくれるのではないかと思っている。この件で今日は爽やかな気分になれた。それにしてもどうして若者、特にスマホに夢中の若い女性はシルバー・シートを占領して高齢者に席を譲ろうとしないのだろう。これでオリンピックを前に日本人の「おもてなし」「おもいやり」は大丈夫だろうか。

2019年5月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4386.2019年5月16日(木) 初めてのいとこ会をエンジョイ

 初めての父方いとこ会をいつも利用する新宿のホテルで行った。必ずしも正確ではないが、いとこは23名くらいいると思う。父が7人兄姉妹で兄弟が多かったせいもあり、いとこは多い方だと思う。しかし、その内もう大分冥界へ旅立ってしまった。年齢的にも80歳前後なので致し方ない。もっと若い時分にいとこ会をやっていれば大勢のいとこたちと一堂に会えたとの思いはあるが、その当時は皆現役として第一線で働いていたので、時間的な都合がなかなかつかなかったこともある。今では皆フリーとなったので、こういう時間を作ることが出来たわけである。今日集まったのは7名だった。最年長は91歳で父の姉の長女である。大分腰が曲がっていて耳も遠い。それでも血を分けたいとこ同士であり、思い出話が尽きないほど後から後から聞かされる。この次の機会があるかどうかは分からないが、その折はまた出かけて思い切り子どものころに帰ってみたい。天候も良く楽しい一日だった。

 今年初め韓国の文喜相・国会議長が天皇さえ従軍慰安婦に謝罪すれば、この問題はすぐにも解決すると軽薄、かつ天皇に対して非礼な発言をした。日本から反論が出ると平素からの持論だと開き直る始末である。この発言を捉えて河野太郎外相が「韓日議員連盟の会長まで務めた人間がこのようなことを言うのは、極めて深刻だ」と述べた。これに対して韓国外交省が遺憾だと抗議の意を表明した。これには相互に誤解があったようだ。その誤解とは河野外相が述べた「人間」という言葉について、韓国では「人」ではなく、「輩」というように侮蔑的な意味に受け止められているという。これに韓国世論が反発したらしい。

 日本語とハングル・韓国語は、素は同じ漢字から発展したにも拘わらず、似て非なる意味や使い方があるようだ。例えば、日本語で「親日」「愛人」「病身」「内外」は、ハングルではそれぞれ「日本統治時代の対日協力者」「恋人」「間の抜けた人」「夫妻」と解釈するそうだ。これでは誤解もやむを得ないのかもしれない。外国に対しては、言葉の意味と用法を十分考えたうえで話さないとこのように誤解される恐れがある。

 それはそれとして、政治家として国の最高に近いポジションにいる韓国国会議長の発言は非常識であり、あまりにも度を超していてとても教養ある人とは思えない。

2019年5月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4385.2019年5月15日(水) NPOの観光シリーズ出版

 午前中共著「令和の観光」出版に関する打ち合わせを麹町の海事センターで行った。出版社の交通新聞社顧問と執筆担当者併せて7名が出席され、今後の予定が凡そ理解出来た。今月末までに初稿を提出し8月末ごろの出版のスケジュールを確認したところである。その席上中心となっている須田博JR東海相談役から新たな提案がなされた。須田さんが中心となって出版された「産業観光100選」が発行以来10年になるが、同書では主に国内の産業観光を取り扱った。来年は海外の産業観光を中心として同じシリーズとして発行してはどうかとのお話しである。大いに結構なことであり、今取り掛かった「令和の観光」に続いて来年もNPO法人JAPAN NOW観桜情報協会の出版として世に出せれば、観光NPOとしての活動を一層アピール出来ると思う。須田さんには頭が上がらない。

 午後3時に開催の日本ペンクラブ理事会に出席した。質疑が行われたが、問題になったのは、先の理事選挙執行部による理不尽な行為があったことである。3月開催の理事会で問題を提起したが、今日の理事会でも解決に至っていない。問題は会長以下執行部役員が先の理事選挙で選挙妨害行為を行ったことである。これに対して執行部の回答は相変わらず問題の本質をよく理解していない。現状では大山鳴動ネズミ一匹になりかねない。今後総会の場で会員へ現状を訴え、何らかの責任を取ってもらいたいと考えている。

2019年5月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4384.2019年5月14日(火) 米中貿易戦争が火花を

 米中貿易戦争は今や本格的になった。制裁第3弾として中国からの輸入品2千億㌦に対して25%の高関税を課すとトランプ大統領は10日制裁措置を公表していた。これに対して中国は報復としてアメリカからの中国への輸入品6百億㌦に対して、同じく25%の関税をかけると応戦した。そこへ昨日アメリカ通商代表部は第4弾として6月下旬以降にこれまでで最大の3千億㌦分に同じく25%の関税をかけると発表した。これで中国からの対米輸出品のほとんどがその対象となった。これで米中貿易摩擦は全面的に発展する。

 この煽りを受けてニューヨーク株式市場を中心に世界各地で株価が続落している。日本市場にも大きな影響を与えて今日一時日経平均株価は400円割れになったが、終値は124円の下落で、1か月半ぶりの安値を付けた。連続7日間の株価下落は3年1か月ぶりだという。

 米中ともにメンツばかり言い立てて一歩も引こうとはしない。これから世界経済は一体どうなるだろうか。

 さて、愚かな政治家にはうんざりするが、またひとりおかしな政治家が暗い脚光を浴びている。大阪選出の日本維新の会所属の丸山穂高・衆議院議員が、北方4島ビザなし交流の一員として国後島を訪れた際、元島民の団長に対して「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と尋ねて団長から戦争という言葉は聞きたくないと言われた。この議員の発言に批判が浴びせられ、本人はすぐ離党届を出した。意外にも日本維新の会は素早く対応し、国会議員らしくないとして党として謝罪するとともに元島民と国民に不快な思いをさせたとして議員本人を即刻除名処分にした。

 元島民の心象を害し、軽薄に好戦的な発言をするとは恐れ入る。とても国会議員の資格はない。どうして政治家というのは、常識的な行動を取れないのか理解出来ない。思い上がっているのだろう。まあ呆れるばかりである。

 ついては、日米でそれぞれ一世を風靡した女優が亡くなった。京マチ子と女優で歌手のドリス・デイである。京は95歳、ドリス・デイは97歳だったので、天寿を全うしたと言えると思う。京はベネチア映画祭でグランプリを受賞した「羅生門」で主演を務め、その後もカンヌ国際映画祭で主演した「地獄門」がグランプリを受賞している。京の映画は残念ながら観たことはなかったが、ドリス・デイの♪ケ・セラ・セラ♪は一時大いに流行って、随分口ずさんだものだった。時が流れ行くことを痛感する。

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4383.2019年5月13日(月) 日本ペンクラブが抱える問題

 日本ペンクラブ財務委員会が開かれた。ほぼ2か月に1回開かれるが、今日は欠席者が多かったせいもあり事務局長を交えてフリートーキングのような時間を取った。近年会員が減りつつあるのが、財政面からも大きな問題となっている。何とかしなければならないと現在「ひとりが一人を」のキャンペーンを実施している。現在会員の平均年齢も70歳を超えており、彼らはペンクラブの催しにはあまり顔を見せてくれない。どうしたら会員同士の交流も深めたら良いかこれまでも話が出ていたが、基本的で大きな問題である。これという妙案がなかなか見つからない。執行部内にもいろいろ問題が発生している。執行部の活動を一般会員はあまり理解していない。これから議論を戦わせて少しでも前向きに進まなければいけないと思っている。「言論の自由」を主唱するペンクラブには、意外に保守的な体質が蔓延っている。特に経理面で首を傾げるような記帳が見られる。民間企業の経理経験から言えば、疑問を感じることも多い。顧問税理士に尋ねてみると経理上問題はないと言う。どうも分かり難い。何とかしないといけないと思っている。

 閉会してから近くで一杯やって帰宅途上電車で同じ委員のひとりから珍しい記録を見せてもらった。ノートにびっしり書き込まれた行動記録である。それも分単位で事細かに書かれている。仕事中トイレに行った時間からトイレを出た時間まであまりにも詳細にメモされているのには、ただ驚くばかりだった。これほど几帳面な記録はとても真似出来ない。私も日常の行動を分かる範囲で書くことはしばしばあるが、それも毎日というわけではない。こういう人もいるのだと感心するばかりである。ブログを書くうえで参考になる。

2019年5月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4382.2019年5月12日(日) 大阪都構想に対する自民・公明党の対応

 先月21日行われた衆議院議員補欠選挙大阪12区で大阪維新の会推薦候補が自民、公明党推薦候補に勝利した。同月7日の大阪知事選、市長選でも大阪維新の会の前市長と前知事がそれぞれダブル勝利を収めた。この折知事、市長両候補の最大のアピールは2度目の大阪都構想だった。これに反対していた自民、公明両党は大阪維新の会に対決する候補者を立てた。結果的に自民、公明党はともに大阪維新の会に敗北した。しかし、もやもやした憲法改定議論を前に改定に賛成する大阪維新の会とこのまま対立したままでは、自民党にとっては改定に支障を来す。

 昨日になって自民党大阪府連と公明党大阪府本部は、大阪都構想の是非を問う住民投票の実施を容認すると表明した。これにより2020年には憲法改定に一歩踏み出したい自民党は、公明党とともに改憲勢力として大阪維新の会、日本維新の会を味方に引き入れたいと考えたのだ。何のことはない。大阪維新の会の前に兜を脱いだのである。いつもながらの腰砕けである。戦略上自己主張するより相手に合わせる作戦を取った方が大阪の政治戦略としては有利と見たのだろう。都構想反対の看板を賛成に塗り替えたわけである。節操のないこと夥しい。

 自民党はこれまでの例から考えて場当たり的にやりかねないことである。しかし、宗教政党である公明党は目先の誘惑に目がくらみ自らのテーゼを簡単に引っ込めるなんてありえないと思ったが、そうではないのである。簡単に妥協した。今度の例も自民党に歩み寄り政府与党として足並みを揃えているのも、つまるところ大臣ポストが欲しいだけで、党としての主義主張は霞んで見える。

 主体性がない政党では、存在する意味がない。公明党は宗教団体・創価学会が生んだ政治団体であり、政治活動の場で得たパワーを親元へ還元しようとしているのかも知れないが、とても国政に貢献しているようには思えない。もう少し、主体性を表に出す活動をしなければ存在感は益々薄れるだろう。

 さもなければ、政治活動から足を洗って宗教活動に専念、注力する方が、創価学会会員にとっても、また一般国民にとっても有難いことだと思う。

  こんな犬も食わないようなニュースに引き比べ、やはりスポーツは好い。今日アメリカの学生大会でフロリダ大学留学中の日本人短距離選手のサニブラウン・ハキーム選手が9.99秒で優勝し、100m10秒の壁を破った2人目の日本人選手となったことだ。

2019年5月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4381.2019年5月11日(土) 東洋英和女学院理事長、論文捏造で懲戒解職

 8日に定期的な検診のため、近くの森内科に伺った際、その数日前の夜中に胸が圧迫されるような小さな痛みがあったとお話しした。その後も胸に気になるような圧迫感があったので、その点についてもお話ししたところ血液を検査しましょうということになり、その場で血液検査をして今日その結果を教えていただいた。「案ずるより生むが易し」の言葉通り、先生が心臓周辺と肝臓周辺の筋肉が硬くなっているのではないかと心配されていたが、検査の結果、数値的にはまったく問題がないと分かってホッとした。8月に慶応病院で人間ドックを受診するが、それ以前に心臓は問題ないと分かって一安心である。

 さて、先月末に共同出版書「令和の観光」(仮題)の担当執筆を依頼されて以来、ほぼ毎日担当項目の「観光のあゆみ」について取り組んでいるが、担当分30枚の原稿をざっと書き上げてみた。これから何度も見直して内容、表現ともにチェックして恥ずかしくない原稿に仕上げて提出したい。

 われわれの書く原稿ならともかく、今朝の朝日一面のみならず社会面にも大学理事長の学術論文に捏造があったと大きく取り上げられていたことに驚いた。神学会を代表する論客として知られ、昨年読売・吉野作造賞を受賞した深井智朗・東洋英和女学院理事長が論文捏造と盗用が認定されたとして女学院から懲戒解雇の処分を受けた。これほどプロテスタンティズムについて精通した神学者で、功成り名遂げた学園理事長が何故にこのような下劣な行為に走るのか、まったく理解出来ない。特に神学者・カール・レーフラー氏の保守的な論理を厳しく非難したが、実は氏は実在しないのではないかと疑問が出されたという馬鹿々々しい話が表沙汰になっている。

 政治家のウソには馴れっこになっているが、大学教授の悪質なウソにはただ呆れるばかりで言うべき言葉もない。

2019年5月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4380.2019年5月10日(金) 今日結婚50年、金婚式を迎える。

 半世紀前の今日妻護江とホテル・ニューオータニで結婚式を挙げた。あれから50年が経過して今日金婚式を迎えたことになる。半世紀なんてあっという間だった。幸い2人の息子にも恵まれ、今では5人の孫もいる。結婚翌日当時はまだ珍しかった海外へ新婚旅行に出かけた。航空券だけを持って他はすべて現地手配だった。生憎マレーシアでマレー人と中国人の間で民族闘争が起きて戒厳令が布かれ航空機が飛ばなくなった。ペナンへ行く旅程を変えて考えてもいなかったチェンマイに向かうことにした。結果的にペナン、クアラルンプール、シンガポールに行くことが出来なくなってしまった。あれからあっという間の50年である。2人だけの内祝いは、近々譲渡する愛車で箱根へ最後のドライブをするつもりだ。

 河上肇風に言うなら「50年坂 越えては越えて 来つるものかな」といった心境だろうか。

 さて、昭和38年小田急電鉄入社同期生会を昨日と同じ新宿のホテルで行った。学卒者は13名だったが、すでに4名は他界し、途中退職者が2名、遠隔地に住んでいる者もいる。さらに大腸手術で入院中と歯科治療を受ける同期生が欠席して出席したのは5名だった。80歳前後になると病気がないことの方が不思議がられるくらいで5名のうちの1名は、昨年白血病で抗がん剤を服用していたので頭髪が抜けてしまったと言っていた。

 私を除く4名は年中ゴルフをプレイして楽しんでいるようで、それが健康増進に役立っているようだ。来年の再会を期して別れた。

 ついては、米中貿易戦争が勃発するのではないかと懸念されていたアメリカの中国からの輸入品への追加関税について、両国高官がワシントンで協議していたが、結局物別れとなり、日本時間今日午後1時に中国からの輸入品2千億㌦(約22兆円)分に対して10%から25%に引き上げる制裁措置を発動した。日本にとっても大きな影響が及ぶ。日経平均株価は10連休明けから3日間で850円も下がっていたが、今日も57円下がった。この先株の動向が気になる。

 これに対して中国は報復を予告しており世界経済の混乱は避けられそうもない。何でも強気一方のトランプ大統領は、来年の大統領選を睨みながら保守層の強い支持を得て、最近では大統領就任以来最も高い支持率46%を得て益々強気になっている。

 また、トランプ大統領には厄介な問題が降りかかろうとしている。このところ2度に亘って発射された飛翔体がどうもミサイルではないかと言われる中で、今日アメリカ国防省は2度発射された飛翔体はミサイルであることを認めた。飛翔体がミサイルであると判明した時点で、北朝鮮の行動は国連安保理事会の決議に違反し制裁の対象となる。これからどういう道筋を辿ることになるだろうか。

2019年5月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4379.2019年5月9日(木) 湘南125回生会食事会

 新宿のハイアット・リージェンシー東京の和食レストラン「佳香」で、ほぼ3か月に1度ランチをともにしている4人が集まった。この食事会を勝手に「湘南125回生会」と称している。昭和31年に湘南高を卒業した31回生の兄の同級生2人と兄、昭和32年卒業の32回生の私の卒業年度合計が125回になるので、そう呼んでいる。

 今日は安倍首相の話題が面白かった。首相が以前に国会で「・・・云々(うんぬん)」と言うべきところを「・・・伝々(でんでん)」と言ったことが当時興味本位の話題を提供した。今日もその話で大笑いになった。偶々月刊誌「選択」5月号にこの話題が取り上げられ、令和の語源を万葉集から取ったことを安倍首相が喋ったことについて、「云々」を「伝々」と言うような人の講釈なんぞ聞きたくもないと皮肉たっぷりに書いた記事が掲載されていたのである。

 もうひとつ地球物理学者の神沼さんと兄から地球の磁気について話があったが、極地磁気が年々ずれつつあるという話は初耳で興味深く感じた。大昔には南北半球が逆だった時期も何度かあったと聞いて驚くとともに斬新な気持ちになった。こんな地球の大きな変動がどうして学校で教えられなかったのだろうかと疑問に思ったくらいである。

 そもそもこの125回生会なんて個人的な集まりを始めたのは、4年前に兄が連れ合いを亡くして気落ちしているように見えたので、励ましてやろうと高校在学中に兄と仲の良かった神沼さんにお願いして一緒に食事会を始めたのがきっかけである。幸い兄は大分元気を取り戻しかなり饒舌になった。帰り際に神沼さんがお兄さんは元気になって良かったですねと言っていただき、嬉しく有難く思った。これからも1年に3~4回のペースで食事会を続けていきたいと思っている。

2019年5月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4378.2019年5月8日(水) JT「タバコ」のCMが問題に

 昨日テレビで「火を使わないたばこ、煙の出ないたばこ、においがつかないたばこ。私たちJTの研究から新しいたばこが生まれ、喫う人と喫わない人の新しい関係が生まれていきます。製品も、マナーへ」というような主旨の日本たばこ産業(JT)のCMが流れた。タバコは今や世界中で嫌われ者、厄介者とされ、排斥、追放されつつある。だからこそ会社も「たばこ」という社名を隠すようにJTを前面に出している。このCMを観た瞬間、おやっと思った。黙っていれば良いのに、正面からタバコのプラス面を打ち出しているのだ。すでに一般社団法人日本禁煙学会理事長から麻生財務大臣に宛ててこのCMの放送中止を訴えていることも知った。さもありなむと思った。

 2020年東京オリンピック開催を控えてIOCは東京での禁煙を求め喫煙に厳しい注文をつけている。飲食店内の喫煙も禁止を求められている。とにかくタバコは今や居場所がない状態になっている。そんな時にいくら自社製品のPRとは言え、このCMはこういう禁煙ムードに正面から立ち向かうものだ。世界保健機関(WHO)も喫煙に厳しい基準を設けている。財務省は来年4月からタバコ箱の包装の5割のスペースに「喫煙は健康を害する」との警告文を記載しなければならないと決めた。外国では不快感を催す画像をタバコの包装紙に描かれている。今年1月30日付朝日夕刊には、表面に目をそむけたくなるほどの絵が描かれたタバコの写真が載っていた。例えば、フランスのタバコには「膨れた舌」、イタリアは「歯がぼろぼろの口内」、トルコでは「真っ黒な肺」などと書かれたカラーの見苦しい絵が描かれている。これではタバコを買う気にもならない。その点では、日本はまだ甘いと思う。

 タバコと言えば、アメリカではインテリ層はほとんど喫わない。かつて日本の教育視察団のお供でアメリカの小学校を訪問した時、喫煙する先生が何人もいたので、そのための時間を取って欲しいとお伺いをたてたところ、校長先生から厳しくお説教されたことを思い出す。

 80年間タバコを喫わないで良かったとつくづく思っている。

2019年5月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com