4713.2020年4月7日(火) 緊急事態宣言、7都府県に発令

 安倍首相は今日新型コロナウィルスに対応する特別措置法に基づいて、緊急事態宣言を発令した。夕刊には後世の歴史に残る1日と書かれていた。これは地域を限定したもので、昨今感染者が急増している東京都を含む7都府県が対象となっている。これに基づき各知事は住民の外出自粛を強く要請する。有効期限は1か月でこの間外出自粛以外にも、学校、保育所、老人福祉施設などにも自治体独自の指示が出される。音楽やスポーツ・イベントなどにも開催の制限がある。これまで宣言発出が遅れていたのは、これにより中小企業業者やフリーランサー、イベント興行、夜の商売などが相当打撃を被る恐れがあるからだ。財政的にも相当な支出を覚悟しなければならない。首相は財政支出は財政投融資を含めた経済対策として39兆円と述べたが、財政投融資にまだそんな投資が出来るだけの余裕があったとは驚きである。経済対策に伴う補正予算は16.8兆円で、2.3兆円を建設国債で賄い、残りの14.5兆円は赤字国債を発行するそうだが、国の借金をまたまた積み増すことになる。借金をそのままにせず、極力削減するよう今後引き続き注視していないと国の借金は無尽蔵に増えていくだけだ。

 人の往来が減少し、観光、交通業に大きな影響を及ぼしているが、実際JR各社の販売高はほとんど前年比半減である。緊急事態宣言は移動や移転、旅をセーブするよう求めている。そんな中を観光で潤っていた離島では医療制度が充分整っていないせいもあり、観光客の来島を自粛するよう呼び掛けている。沖縄の石垣島、宮古島をはじめ、小笠原諸島、新島諸島も自粛を要請している。一時的な現象ではあるが、来島を歓迎していた観光で生きる島が、他県からの来島者を断るとは、実に寂しいことである。結果はしばらく経たないと分からないが、相変わらず毎日増える感染者が政府の目論むように3密を避け、他人との接触を7~8割方減らすことが出来れば可能だというのだが・・・。

 NHKのニュースウォッチ9でキャスターが、番組に参加した安倍首相を前にこの緊急事態宣言は医療崩壊を防ぐためだと本末転倒の戯けたことを言っていたが、目的は国民の感染拡大防止、そして終息ではないか。キャスターの発言に奇異な印象を持った。今執筆中で間もなく脱稿の拙著の中に、メディア批判について書いているが、メディア関係者にはよく分からない人が多い。

 さて、糖尿病の医師から毎日ウォーキングを続けるよう勧められて、外出自粛要請の中ではあったが、午後いつも通り駒澤公園に出かけた。公園を訪れる人はやや少ないと感じたが、ジョギングを楽しんでいる若者や、体育教室を指導するインストラクターが子どもたちにトレーニングしているグループを2つも見たり、小公園では子どもたちが声を上げ元気に走り回っていた。コロナウィルスさえなければ、皆のびのびとリラックス出来るのになぁ。

2020年4月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4712.2020年4月6日(月) 緊急事態宣言秒読み

 朝から晩まで嫌になるほど新型コロナウィルスに関するニュースがメディアで報道される。シリア国内の内戦や、アメリカ大統領選の話題が影を潜めて今どうなっているのか分からない有様である。日本国内でも「桜を見る会」や、財務省近畿財務局事務員が自殺した公文書改ざん事件など安倍首相にとって都合の悪い事件の報道がまったくなくなった。首相としてはコロナ様々ではないかと勘繰りたくなるくらいである。その意味ではコロナ収束に効果的な緊急事態宣言はやりたくないのかも知れない。

 ところが、コロナ自体は益々拡大するばかりで周囲、特に日本医師会をはじめ医療関係者からもしきりにいつ緊急事態宣言を出すのかと催促されている。いよいよ首相も重い腰を上げて明日緊急事態宣言を行うと公表した。今夕刊紙上には、「明日諮問」、「期間は5月6日まで」と具体的に前置きされて「首相、緊急事態宣言へ」と書かれている。小池都知事は首相に先立ち今夕9時半過ぎに記者会見を行い、東京都として行うことについて具体的に話をされた。

 いよいよ明日「緊急事態宣言発令」となるか。そういえば、明日7日は2度までも相談した末に食事会を無期延期とした因縁の日である。キャンセルして良かったと思っている。

 さて、今日は全国の学校が新学期を迎える日である。5人の孫の中で一番年少の横浜に住む孫娘も今日小学校の入学式を迎えた。孫娘も早くから入学式を楽しみにしていたようだが、地域によっては入学式を延期したり、中止した学校もある。夕刊に同じ横浜市内のある小学校の入学式の写真が掲載されていた。新入生と保護者がそれぞれマスクを着用し、座席の間隔を空けて参加していた。孫娘の入学式はどうだっただろうか? 

 イギリスでは、エリザベス女王がコロナウィルスの感染拡大を受けて、異例のテレビ演説で国民を励ました。イギリスでは非常事態宣言は出されていないが、チャールズ皇太子やジョンソン首相が感染した事態に鑑み、93歳の女王も国民に対して「私たちはウィルスとの戦いに勝つ。後年、この挑戦にどう応えたか誇りに思えるようになる」と激励した。女王は毎年クリスマスにテレビ演説を行っているが、通常はこのようなテレビ演説は行わない。昨日までに国内の感染者が4万7千人を数え、5千人近くの国民が亡くなった事態に黙っていられなくなったのだろう。

2020年4月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4711.2020年4月5日(日) 緊急事態宣言一歩手前に

 東京都内の新型コロナウィルスの新たな感染者は、今日も昨日に続き3桁の143人を数えた。オーヴァーシュートの兆しが見える中で小池東京都知事は、国家としての決断が今求められているのではないか、東京都として宣言に向けた準備を進め、国の決断を待っていると語った。今日も都民へ‘Please stay at home’とも述べた。加えて重症患者が今後増えることを見込んで軽症患者を明後日から指定ホテルに移転してもらうと付け加えた。

 これに対して加藤厚生労働相は緊急事態宣言について「人々の暮らし、経済や社会に対する影響を最小限にしながらやっていくことが大事だ。パニックを起こしたり、地方に人が動き始めたりすると、逆に宣言に伴うマイナスの要因になってしまう。マイナスをいかに抑えながら、効果を最大にしていくかを含め議論していくことが必要だ」と述べた。

 ただ、知事ら自治体の長や三木谷楽天会長らは、取り返しのつかなくなる事態となる前に政府は速やかに緊急事態宣言を発するべきであると提言している。感染者が拡大しつつある欧米各国の各都市でロックダウンを行っているのも、オーヴァーシュートを回避するためと経済より人命を重視した結果である。確かに経済的に相当な犠牲を強いられるが、もしこのままの状態で感染者が爆発的に増えたらどう責任を取るのか。あまり緊急事態宣言で影響が少ないわれわれ年金生活者の意見は、政府の対応に説得力が欠けるかも知れないが、アメリカの事例を見る限り、日本が二の舞を演じない保証はない。ニューヨーク市内で働く日本人医師らもニューヨークと東京が似ている要素が多いとして、東京はニューヨークの事態を参考にされると良いと話していた。その通りだと思う。

 株価も下落して経済市況が悪化するのは目に見えている。だが、このまま事態をやり過ごして爆発的に感染死亡者が発生したら、遅きに失したということになる。医療現場では医療崩壊の危険もあると懸念され、日本医師会をはじめ専門家も緊急事態宣言発令を待っている。政府が決められないなら、ここは思い切って国会の場で日頃のんびりしている国会議員に国民の生命を賭ける重要な決定の場に参加してもらってはいかがであろうか。

 外出を控えるよう自粛を要請されているが、糖尿病医師からも毎日ウォーキングを続けるよう勧められていることもあり、今日も桜がそろそろ散り始めた近くの駒澤公園に行ってきた。散策している人たちやジョガーはいつもより少なかったが、子ども公園で遊んでいる家族連れの姿がかなり見られた。

2020年4月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4710.2020年4月4日(土) 糖尿病の経過は順調

 新型コロナウィルス感染者が1番多い東京や、2番目の大阪の知事は、国が緊急事態宣言を出すタイミングを待っているが、安倍首相はぎりぎりの時期ではあるが、現時点ではまだ宣言はしないと国会で述べている。

 小池都知事は今週末も先週に引き続き、不要不急の外出は極力控えるよう都民に自粛を要請している中で、東京では今日もこれまでで最大の118人の感染者が判明した。その外出自粛の中を妻と糖尿病検査とため3週間ぶりにクリニックへ出かけた。

 真剣に食事療法に取り組んでいることと、ほぼ毎日ウォーキングをして規則正しい生活を送っていることもあってそれなりの成果が表れている。医師と栄養管理士から理想的な経過数値だとまで言われて些か好い気分である。専門的な数値ではあるが、糖尿病重度の目安を表す「HbA1c」の数値「7」がひとつの分岐点である。幸い診察の都度それが徐々に下がり、2月18日に初めて糖尿病クリニックで診察してもらって以来、11.4、11.3、10.8、9.6と下がり続けて、今日は8.2だった。もうひと踏ん張りである。体重も確実に下がり出して2月4日には69.2㎏もあった体重が、先月17日には65㎏を割って、今ではほぼ毎日64㎏台に留まっている。最軽量は先月31日の64.2㎏だった。ほぼ5㎏減量したことになる。今日も栄養管理士からきついことはないかと尋ねられたが、格別そのようなことはない。ただ、どうしても食事量を制限しているので、いつも空腹感は付いて回る。

 帰りに、内科へ寄って医師に糖尿病の結果報告がてら、最近血圧がやや低めなので血圧降下剤を減らせないかと尋ねてみた。医師曰く、血圧が下がっているのは糖尿病のせいもあるとのことだったが、それでも下がり過ぎではないかと気になっていたことをお話しすると、それでは毎晩服用している「アジルバ」を止めましょうということになった。併せて、毎朝晩計測している血圧のうち、晩の測定を就寝前から入浴前に変えた方が良いとアドバイスいただいた。早速今晩からそうしたいと思っている。

 これからも定期的に診断して前向きに健康管理に努めたいと考えている。

 そこでひとつ気になったのは、8月1日に例年通り慶應病院で人間ドックを受診するが、つい最近同病院に他の病院から転院してきた患者の中に新型コロナウィルス患者がいたことが判明し、それが院内感染して昨日感染者が13名ほどに増えたことである。まだ先のことであり8月には落ち着いていることと思うが、自分には無関係と思っていても、案外いろいろなことが関わって来るものである。

2020年4月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4709.2020年4月3日(金) 緊急事態宣言は出さず、1世帯30万円の補助

 新型コロナウィルス感染が爆発的に拡大して、これまで考えられなかったような「どうしたら拡大を防ぐことが出来るか」「防止のための最良の方法」が言われている。昨日安倍首相が各家庭に布マスクを2つ配布すると言った途端、ネットを中心に賛否両論が出ている。東京都の今日の感染者は89人で先月25日以来急激に増え続けて、都内で医療崩壊が起こりそうな事態に追い込まれている。ベッド数が不足して今後感染者が増えた場合、ベッドは重症者用に使って軽症者は入院先から自宅、或いは施設に移動してもらうという話が現実味を帯びてきた。

 今日安倍首相と岸田自民党政調会長が話し合い、初めての新型コロナウィルス対策として経済的に打撃を受けた家庭に対して、1世帯ごとに30万円を配布することで合意し公表した。

 プロ野球は開幕日予定がまた延期され現時点ではシーズン開幕のメドが立たない。サッカーJリーグは中止になったまま再開の見通しが立たない。先月春場所を無観客で開催した大相撲も夏場所初日を例年より2週間先伸ばしすることに決まった。

 感染は世界的に加速してすでに感染者は100万人を突破した。死者も5万人を超えた。特に、感染者の多いのはアメリカで日頃大国意識の高い国としては些かお粗末だったのではないだろうか。初期対応が遅れたことが事態を深刻にしたと言われている。実際アメリカでは1か月前の感染者が僅か100人程度だった。それが今では24万人にまで膨れ上がっている。感染者の約4割がニューヨーク州で発症しているが、ここへ来てルイジアナ州でその数が増え、9千人を突破した。

 その原因と言われているのが、毎年2月末にニュー・オーリンズで11日間開催される伝統行事「マルディグラ(Mardi gras)」のせいだと言われている。去る2月のマルディグラ直後から一気に感染者が増えたことにあるようだ。これはカトリックの行事とされているが、カトリックらしからぬ派手に騒ぐパレードで、リオのカーニヴァルに似ている。かつてこの時期にニュー・オーリンズでこのマルディグラを何度か見ているが、賑やかなパレードが行われて観光客にとっては楽しいお祭りだった。あれだけ押し合いへし合いして、仮にコロナウィルスの病原菌がひとつでも混入すれば拡散するのは間違いないだろう。ルイジアナ州でこの時コロナウィルス感染が拡大したとするなら、その前にアメリカ政府が「3密」注意を啓発しておけば、或いは拡大を防ぐことが出来たかも知れない。その時トランプ大統領は国境に壁を作ったから移民もばい菌もアメリカには入って来ないと得意げに非科学的なことを言っていたが、今にして思うとあまりにも呑気なオッサンだった。

 

2020年4月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4708.2020年4月2日(木) ロックダウン寸前の東京、韓国では総選挙

 驚いたことに、今日東京都内の新型コロナウィルス感染者は1日としてはこれまでで一番多い97人が確認され、全国では279人だった。感染者の多い自治体は、東京、大阪、千葉、北海道、愛知、神奈川、兵庫、埼玉、福岡、京都のように、やはり大都市で多くの人びとが感染している。また、海外では連日アメリカの急速な拡大が目立っている。感染者が21万人、死者が5,138人となり、昨日トランプ大統領は警告をしていたが、このまま手を拱いていると少なくとも10万人が、下手をすると200万人が死亡するとまで言っている。

 日本では、これまでは若い人はあまり感染しないと言われていた。しかし、統計上は30歳代以下の若者が全体の感染者の約4割に当たることから、若者にはもっと気をつけてもらわないと困る。小池都知事もその点を強く要望しているが、若者がいくら自分たちは大丈夫だと思っても、重症化しやすい高齢者にとって若者と「密」になることは安心出来ないということを分かって欲しいものである。

 一方で緊急事態宣言を政府が出さないことについて賛否両論がある。政府としては、経済市況が悪化する中で外出禁止に近い政令を発することは、中小業者、特に飲食店経営者に甚大な打撃を与えることになり、彼らに幾許かの補償をすることが求められるだろうし、今大きな打撃を受けている航空会社などにも何らかの手当をするなら、その全額は計り知れないものになる。小池都知事は政府の出方次第と様子見をしているように見える。

 気になるのは、オーヴァーシュートとまでは行かないが、日に日に確実に感染者の数が増え、医療関係者が心配する医療崩壊状態に近づいていることである。

 そんな危機的状況の中でお隣の韓国では、来る15日の国会議員の総選挙に向け、今日選挙戦がスタートした。世界で戦争状態と対コロナウィルス対策を講じている折でもあり、何とか延期することは出来なかったのだろうか。一院制300人の国会議員の任期は4年間で解散がない。ところが、大統領の任期は5年間のため、大統領在任中に2度総選挙を行うケースもある。1度は与党として勝っても2度目の総選挙で敗れれば、レームダックになりかねない。

 コロナウィルスという緊急事態下において総選挙を延期することも可能だったにも拘わらず、文在寅大統領は敢えてその選択をしなかった。よほど勝つ自信があったのか、コロナウィルスが更に悪化したら反って立場が危うくなると思うのだが、その点は考えなかったのだろうか。いずれにせよ15日に結果が出るが、外出を自粛される中でそれなりの投票率は稼げるのだろうか。

2020年4月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4707.2020年4月1日(水) 改正健康増進法(禁煙法)施行される。

 2020年度スタートの日である。どうも朝から冷たい雨が降ってウォーキングも出来ない。

 新年度に当たり改正健康増進法が今日全面施行された。すでに昨年7月に一部で施行され、学校や病院ではタバコが吸えるのは屋外の決められた場所だけとなり、屋内は完全禁煙となった。本日を期してオフィスや飲食店などの施設にも規制の対象が広がり、屋内では原則として禁煙である。ただ、どの法律にも抜け道があるように、期限の決まっていない「経過措置」というのがあるから本当のところはどこまで厳格にこの法律が守られるかは何とも言えない。幸い東京都条例では国の法律より厳しく原則禁煙である。

 今流行している新型コロナウィルスも喫煙が良くないとされていることは喫煙者にとっては辛いだろうが、もうタバコなんか吸っている時代環境ではないことを知るべきだと思う。最近になって禁煙したとしても過去に喫煙履歴があれば、これまでのタバコによる害がまったく消えるわけではないので、禁煙は佳しとしても完全ではないことを認識すべきだと思う。幸いこれまでまったくタバコを喫わなかったので、その点では健康上良かったと思っている。

 新年度発足の日に当たり、桜咲く下で企業では新入社員入社式が行われ、近々に各学校でも入学式が行われるのが、年中行事であるが、今年は入社式も形ばかりのものが多いようだ。大学の入学式は延期され早稲田では5月11日に行われるという。この時期までにコロナウィルスが終息していれば良いが、さもなければ再延期ということになる。慶應は9月に入学式を実施するようだ。都立学校は授業を5月の連休明けから始めるという。

 今日もコロナウィルスに関して、医療関係者や経済の専門家がテレビでアメリカの爆発的な感染者拡大のニュースを観ながら話していたのは、東京の急激な感染者の増え方から考えて一日も早く首相が緊急事態宣言を発することが大事だということだった。遅れると今のアメリカ、特に東京がすべての面でニューヨークに似ている都市だけに東京がニューヨークの二の舞を演じかねないと懸念していた。横倉日本医師会会長が、今日医療危機的状況宣言を出したいと語っていた。そして今日参議院予算委員会で緊急事態宣言を出すかどうかを尋ねられた安倍首相は、その時期ではないと否定していた。首相の脳みそを覗いてみたいものである。経済面で大きな影響を及ぼす大変な決断であるが、決断の時期を誤るとろくなことはないというのが誰しも思っていることである。

2020年4月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4706.2020年3月31日(火) 桜満開の年度末にコロナウィルスの猛威

 令和元年度も今日が年度末である。新天皇の即位に始まった令和最初の年度も、世界に衝撃を与えた悪魔のような新型コロナウィルスに立ちはだかれて幕を降ろすとは、あまりにも切なく寂しい年度越えである。経済界も大きな影響を受けてこの1年間で株価が10%も下がったという。

 今日もメディアの話題は相変わらずコロナウィルスである。今日東京都内の感染者は78人となり、昨日は13人とちょっと減ったと思っていたが、またぶり返した。今日国内で新たに計244人の感染者が判明し、クルーズ船の乗員乗客を含む国内の感染者は計2918人となった。東京都は全国一の521人もの感染者を数えることになった。日本医師会では政府が緊急事態宣言を発動して感染者を防止する意味で外出禁止を期待しているようだが、小池都知事は外出を控えるよう自粛を要請する段階である。但し、接待を伴う食事を自粛するよう求め、特にバー、ナイトクラブ、カラオケ、ライブハウスなどへは極力出かけないよう要請している。外出禁止令の出ているインドでは、警官が外出中の市民にビンタを食わせたり棒で殴ったり、かなり乱暴なことまでやっているが、流石に日本ではそんな手荒な手段は取れない。

 それでも飲食店では、営業的にかなり追い詰められているようだ。ライブハウスでは公演の中止などによって経営的に大きな影響を受けたと署名を提出して国に損失の補償を求めると発起人らがインターネットで記者会見を開いていた。

 今日までに世界の感染者数は70万人を超えた。筆頭はアメリカの16万3千人、以下イタリア10万1千人、スペイン8万5千人、中国8万1千人、ドイツ5万7千人、フランス4万4千人、イラン4万1千人となっている。また、死者はイタリアが最も多く、1万1千人、以下スペイン7千3百人、中国3千3百人、フランスとアメリカ各3千人、イラン2千7百人と続いている。各国とも医療崩壊の危機に晒されている。

 日本では、この数日海外からの帰国者に感染者が判明しており、ほとんどの国への渡航を停止している。しかし、昨日亡くなったタレント志村けんのように誰から感染されたかも分からないままあっという間に冥界へ旅立ったことに皆驚いている。しかも死後も感染の恐れがあるとして親族が別れの挨拶もできず、死顔を見ることもなく遺体を焼かれお骨になって遺族の元へ戻って来たということだった。

 今日は2日間家の中に籠りきりだったので、午後妻と近くの駒澤公園にウォーキングに出かけたが、やはり人出は少なかった。公園内の桜が今を盛りと咲いていたのが、もったいないような寂しい気がした。実際いつになったらコロナウィルスは終息するのだろうか。

2020年3月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4705.2020年3月30日(月) 志村けん、新型コロナウィルスで死亡

 昨日当ブログにNHK朝ドラ「スカーレット」があまり面白くなかったと書いたが、今日の朝日夕刊によると、関東地区の「スカーレット」平均視聴率は19.4%で、20%を切ったのは5年ぶりだそうである。やはりいまいち受けなかったのだ。今朝から作曲家古関裕而をモデルにした新ドラマ「エール」がスタートしたが、「スカーレット」よりは面白そうなので期待している。

 さて、今日びっくりしたのは、朝日夕刊の一面トップ記事にタレントの志村けんの訃報が掲載されたことである。新型コロナウィルスにより昨晩遅く入院先の病院で亡くなった。享年70歳だった。ドリフターズのお笑いタレントとしてデビューしたが、息の長い役者で芸も巧く自由奔放でユニークな役をこなしていた。最近70歳にして初めて映画の主演も決まっていたが、芳しくない体調から断ったとか、朝ドラ「エール」でも大分撮影を済ませたが、完結しておらず今後NHKはどうするだろうか。それにしても志村は13日に身体に異常を感じて20日に入院して、それから息を引き取ったのは、僅か10日後のことである。

 彼を知る多くの人が弔事やコメントを述べていたが、小池都知事までも志村の死について話していたのは、1タレントとしての死というより重症化すると急激に悪化するこの病の怖さについてアピールしようとの気持ちがあるからだろう。

 新型コロナウィルスは今や世界的に拡散して、すでに感染者は世界で70万人を超えたといわれている。死者は約3万4千人となった。今日も日本医師会が、緊急事態宣言を出す時期であると政府に促していた。時期を誤ると取り返しがつかなくなる恐れがあるとしているが、このところ評判の悪い安倍首相が、これをどう決断されるのか注目される。

 実は、兄と兄の高校の同級生2人に私を入れて80代の4人が定期的にランチ会を新宿のホテルで楽しんでいて、次の会食の予定が1週間後の来月7日だった。皆さん楽しみにしていたので、一旦は相談したうえで予定通りやりましょうということになった。ところが、現下の切迫したコロナウィルス感染状況に鑑みてもう一度考えを尋ねてみたところ、流石に今度は当分延期しましょうという合意を得た。次の機会はいつになるか、分からないが、早く終息して欲しいものである。

 感染を防ぐためには、「3密空間の回避」が効果的と言われている。①換気の悪い密閉空間にいないこと、②多数が集まる密集場所に行かないこと、③間近で話す密接場面にいないことを言い、外出する時は「密閉・密集・密接」の3密空間を回避することが基本であるという。

 今しばらくは窮屈ではあるが、この3密空間説に従いコロナウィルスから身を守りたいと考えている。

 さて、夜間になって、延期することが決まっていた今年開催予定だった東京オリンピックとパラリンピックの日程が、それぞれ来年7月23日と8月24日から行われることが決まったと森喜朗・東京オリンピック組織委員会会長から報告された。

2020年3月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4704.2020年3月29日(日) 3月下旬の積雪は32年ぶり

 昨日の24.6℃という5月下旬の気温から、今日は朝から雪が降るほど急激に冷え込んだ。3月下旬になって積雪1cmは32年ぶりとのことだが、今日の雪はわが家の庭一面を銀世界に変えてくれた。

 今日も新型コロナウィルスに関する情報に驚かされている。このところ東京都内の感染者が増え続けているが、今月25日以来41人、47人、40人を数え、昨日は何と63人にまで増えたが、今日は都知事の再三に亘る外出自粛の要請と雪の日曜日ということもあり、感染者は減るものと思っていたところ何と67人にまで増えた。加えて、昨日千葉県東庄町にある障碍者福祉施設「北総育成園」で、一挙に58名の集団感染者が判明したが、今日新たに28名の陽性感染が確認された。この傾向は衰える兆しが見えない。

 さて、昨日NHK朝のドラマ「スカーレット」が最終回を迎えた。朝ドラは朝食時間に当たるので、観るともなく観ている。信楽焼きの陶芸家を主人公にしている「スカーレット」も何となく観ているが、いつものドラマに比べていまいち興味が湧かない。それなりにその理由を考えてみた。舞台の設定が「信楽」という狭い街に限定され、ほとんど他の都市におけるストーリーや情景を紹介しないスケールの狭さのせいではないかと思っていた。半年間ほとんど信楽周辺の地味な話ばかりでは、飽きられると思う。だが、公表される視聴率では「スカーレット」がいつもトップか、その次ぐらいにランクアップされている。本当に視聴者が観ているのだろうかと疑問を感じていたところ、近々長年実施していたビデオリサーチによる視聴率調査の方法を変更することを知った。今までは世帯単位で調べていたが、今後は個人別単位で観ている番組視聴率を調査するということのようだ。これで正確な視聴率が表示されるようになるだろうか。

 この変更は、スポンサーからの意向が強かったことから行われるようだ。スポンサー各社もこれまでの視聴率が実態にそぐわなかったと考えていたようだ。

 それはそれとして明日から始まる朝ドラ「エール」は、作曲家古関裕而がモデルだそうだ。舞台も広がるようだし、数多くの名曲を作った人なので、楽しいドラマであることを期待したい。

2020年3月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com