6305.2024年8月17日(土) パリ五輪の評価と今後の在り方

 昨夜半から今朝にかけて関東南部は危険なほどの大豪雨が襲うとの予報だったので、いつも以上に警戒していたが、今朝起きてみると雨が降った形跡はまったく見られず、台風一過で晴天である。正に青天の霹靂である。これまで凡そ予報が当たっていたが、今日は完全に外れた。これで今日も朝から暑くなり、全国的には、高知県四万十市の39.6℃が最高気温、都内でのそれは35.9℃だった。暑い!暑い!

 さて、パリ・オリンピックも終わって帰国した選手団の解散式も済ませ、メダルを獲得した選手たちは、テレビ局から引っ張りだこである。日本選手が活躍したせいもあり、ほとんど夜中に行われた競技が多いにも拘わらず、テレビ観戦した人はかなり多かったようだ。テレビ番組視聴率ランキングを見ると、オリンピック関係番組が高視聴率で、高視聴率16番組の内2週続けてその半分を占めている。

 フランス文化の描出か、聊か奇異を衒った演出が多く、その手法に賛否両論があり、特別に高評価の声はあまり聞かれない。アメリカの「Business Insider」のマンシーン・ローガン記者は東京と比較して、コロナ渦の中、無観客という異常な競技場の中で、無難に役割をこなした東京を評価する反面、パリには厳しいコメントだった。パリに厳しかったのは、競技だけでなく、また、組織委員会がプレスに推薦したホテルが、あの暑さの中でエアコンが効いていなかったことまで取り上げている。選手村の食事や冷房が選手に評判が良くなかったようだ。また、メディアに配られた試供品が東京は豊富だったが、パリでは水筒だけだったとまで明かしている。

 トライアスロンの選手たちの間でも、東京では金を獲っていながら不振だったノルウェー選手や、ベルギー選手からは、セーヌ川の水質汚染に厳しい批判が出されている。セーヌ川での競技強行はギャンブルであり、アスリートに無礼だと厳しく非難している。

 また、私自身も若干気になっていたのは、「礼に始まり礼に終わる」柔道が、選手のみならず、審判員の中にも礼を欠く行動が度々見られたことである。選手同士が向き合って頭を下げる、試合開始前と試合後の礼儀があまり出来ていなかった。審判はそれを糺すことなく、試合を進めていた。恐らく外国の柔道連盟は、礼について指導していないのではないかと考えている。東京大会に続き金メダルを獲った阿部一二三選手が、畳を降りる際に正座をしながら一礼をしたことを、国際柔道連盟の「『JUDO』という言葉は品格を持った在り方を意味する」との言葉に照らして、海外のファンも日本柔道の礼の作法を評価している。日本柔道連盟もこの点を今後どうするのか。国際柔道連盟に対して注意を促すべきだと思う。

 その他に暑すぎる真夏の大会からマラソンその他を除外する話も出ている。ともかくパリ・オリンピックは終わった。近々バッハIOC会長が会長を辞任すると発表し、後任に早くも国際陸連のセバスチャン・コー会長が名乗りを上げている。とかく過激な発言が多く、ロス五輪の1500m金メダリストで中距離界のヒーローだったコー会長がIOC会長に選任されたら、新たな改革が実行されることだろうか。五輪とIOCの先行きを見守っていきたい。

2024年8月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6304.2024年8月16日(金) 靖国神社へ参拝し戦争へ向かう国会議員

 去る8日宮崎県日向灘を震源とする震度6弱の地震が発生し、南海トラフ地震に関係あるとして、その後「巨大地震注意」が出されていた。それが昨日漸く解除された。だが、地震から逃れたとしても今度は大型台風7号が太平洋岸を北上して関東沿岸部に停滞し、警戒を怠ることができない。今日はJR東海の新幹線も東京・名古屋間は終日運休すると通告された。今朝起きた時は雨上がりで薄日が差していたが、昼近くになってかなり風雨が激しくなった。午後は時折大雨と強風が襲い掛かって来た。今晩から明朝にかけて近年稀なほどの暴風雨が襲ってくるようだ。

 さて、昨日の終戦記念日に当たり、木原稔・防衛大臣や閣僚経験者、自民党、及び日本維新の会ら揃って戦争を知らない国会議員が、かつて軍国主義の精神的支柱だった靖国神社を参拝してまたまた問題を提起している。彼らの言い分は、国のために尊い生命を犠牲にされた故人に哀悼の誠を捧げ、尊崇の念を表したと決まり文句のように述べたが、彼らには戦犯が開戦に至らしめた経緯と真実、そして戦争というものがよく分かっていない。靖国神社にはA級戦犯として絞首刑死した戦争指導者14名が合祀されており、その彼らに対して国を代表する政府要人が参拝することは、靖国へ祀られている他の戦没者や遺族が快く思う筈がないではないか。また、戦犯を敬い哀悼の意を表するということは、先の戦争を肯定することにならないか。言わずもがなであるが、歴史問題の誤った態度を反映しているとして中国や韓国から厳しく非難する声が上がっている。アメリカ国務省の報道担当者ですら、後ろ向きに見えるとして日韓関係への影響に懸念を示した。

 遺族の参拝者には祀られた肉親に対する思いがあり、戦犯のせいで自分たちの大切な家族の支柱を奪われた現実は恨みこそあれ、尊崇する気持ちはまったくないと思う。以前から戦犯の遺骨だけは靖国から別の場へ移すべきだとの声があったが、戦犯の遺族から強い反対がありそのままである。

 防衛省は政教分離の考えから自衛隊員が靖国神社に参拝することを憲法違反として認めてはいない。しかし、陸上自衛隊や海上自衛隊の幹部らが集団で参拝した事実が判明した。防衛省の自衛隊員の指導、管理は、統制が充分取れていないほどのユルフンである。その問題のある靖国参拝を国家公務員である国会議員が、平和を目指す国の方向に背き、何の抵抗もなく靖国参拝を続けているのは、靖国神社が存在する意味と参拝する真意が分かっていないからである。戦争に関する事実認識にも欠けている点がある。

 敗色も濃厚になりつつあった昭和19年11月2日の朝日新聞「声」欄に「噫 神風隊」と題してひとりの動員学徒が戦争賛美の投稿をしている。

 「神風攻撃隊の功績を聞いて泣かぬ者があらうか。あゝ己が必死の旅出をなすためのもう訓練を続けた至高至純の精神、そして敵をもとめて飛び去って行った雄々しさよ。日本青少年よ、感奮して叫べ、『待って下さい、私も続いて行きます』と、日本産業戦士よ、興起して叫べ『待って下さい、私がもっと良い飛機をもっと早く造ります』と」。

 前後の見境もなく完全に戦争に吞み込まれた戦争礼賛の声である。しかし、それが日本の敗戦をもたらし、多くの戦争犠牲者を生んだのだ。何が「至高至純の精神」か。靖国神社へ参拝した国会議員らも、彼らのような戦争へひたむきな魂はないだろうが、周囲が分からなくなった戦争狂信者の慣れの果てに似ている。戦争を知らない国会議員らに戦争の本質と悲劇を悟らせる新薬はないものだろうか。

2024年8月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6303.2024年8月15日(木) 終戦記念日に太平洋戦争再発の懸念

 3年8か月に亘る太平洋戦争が終わって79年、今日は「終戦記念日」である。全国各地で戦没者追悼祈念式典が行われたが、東京では日本武道館において正午から政府主催の「全国戦没者追悼式」が、天皇・皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、岸田首相、衆参両院議長、最高裁長官、国会議員らに、ご遺族、日本遺族会関係者らが出席の下に執り行われた。

 終戦は国民学校(現小学校)1年生の夏休み中のことだった。父から「戦争は終わったぞ。もう防空壕に隠れることはなくなった」と言われ、2学期が始まり学校で戦争未亡人となられた担任の青木先生から「戦争は終わりました。もう怖いことはありません」と聞かされ、空襲の都度逃げ込んだ防空壕へ駆け込まなくてもよいことにホッとしたことを想い出す。しばらくすると出征兵士がぼつぼつ帰って来た。時には、駅まで出迎えに行ったことがあった。

 夏休み前に先生に連れられてクラス全員と校外へ出かけた時、突然米軍戦闘機編隊に襲われそうになったことがあり、その時青木先生が、「皆さん!伏せなさい!」と身振り手振りを交え絶叫したので、慌てて地面に腹ばいになった。先頭の戦闘隊長機が急降下した時に、われわれが子どもだと分かったのか、急に機首を上げ機体を急上昇させてそのまま編隊は上空へ飛び去って行った。この怖かった臨場感は今以て身体が覚えている。

 その後60年安保闘争、ベトナム反戦運動に参加して、実際に戦時下のベトナムを訪れ、ここでも戦争の恐ろしさを身を以て体験した。更に、翌年には第3次中東戦争の戦地を訪れ、戒厳令下のアンマン市内(ヨルダン)でヨルダン軍兵士に身柄を拘束され、市内を兵士らに囲まれ銃を突き付けられながら連行された。スエズ運河ではエジプト警察に捕捉された。アデンが急遽独立したため、ビザが無効となり入国を拒否されたが、空港で新独立国家のビザを取り直すことによって入国することができた。いま戦闘中のパレスチナでは、イスラエル人から彼らのアラブ人に対する警戒心や長年の反アラブ感情を話してもらい、誤解されがちの彼らの考えも多少知ることができた。こうして戦乱の地において臨場感から実態を知ることにより、今日に至るまで戦争の怖さと嫌悪感が体内に入り込んでいる。

 太平洋戦争における犠牲者は、310万人といわれているが、遺族やその親戚を合わせると2千万人近い人々が戦争による被害者と言えるのではないだろうか。厚生労働省主宰の「太平洋戦争戦没者遺骨収集事業」に、20余年に亘り関わることができて、毎年1か月間サイパン島に滞在して実際に焼骨式にも立ち会い、ご遺族や戦友が悲しみに暮れる姿を目の当たりにして、もう戦争だけは絶対に止めなければいけないと強く思った。

 ところが、現状はどうだろうか。戦争に懲りて、戦争をなくそうと誓って平和憲法を制定し、第9条には「~戦争と武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と誇り高い理想を掲げた。然るに、国は70年前に偽証軍隊である自衛隊を発足させ、その防衛関係費は年々増額され、安保関連3文書により5年間で総額43兆円を防衛力強化に投資するまでになった。防衛機材も拡充し、敵基地攻撃能力も備えるという。すべて憲法違反行為である。中国・台湾対立問題が崩れると、米軍沖縄基地を目標に中国機が沖縄を攻撃することははっきりしている。

 これらを考えると、終戦記念日にいくら反戦を誓っても、為政者が軍事力を整備し、そのうえ「日米協定」のアメリカから巧みに欺かれて、憲法9条がまったく無視されていることに恐怖と不安が湧いてくる。戦争が一歩一歩近づいている。今や戦後ではなく、戦前と言える空気になりつつある。この自らが固めた矛盾から抜け出せなくなった岸田首相は、昨日ついに匙を投げ、首相の椅子を放り出すことに決めた。来月の自民党総裁選には出馬しないことを公表した。

2024年8月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6302.2024年8月14日(水) ウクライナ軍がロシア領へ進軍、ロシアはどうする?

 お盆休みの最中であるが、日本列島は猛暑と豪雨に襲われる2極分化状態である。そのうえ気象庁が8日以来「巨大地震注意」により国民に地震も警戒するよう促して、日本中どこにいても気持ちが落ち着かない状態である。特に昨日は珍しく太平洋上を北上してきた台風5号が方向を変え、岩手県から奥羽山脈を横切り秋田県へ抜け出るというイレギュラーな進路を辿った。そのために観光名所である国の天然記念物の岩手県岩泉町の龍泉洞が、大雨の影響で洞窟内が冠水した。

 更に、次々と台風が日本へ襲来しそうである。台風5号に続いて6号が発生したが、間もなく熱帯性低気圧へ変わった。7号は明後日には、関東や東海に上陸の恐れがあり、東京が暴風域に入る確率が30~70%だという。7号の通過後には8号が虎視眈々と日本を狙い上陸しそうである。その一方で、九州から西日本にかけて広い範囲で気温が上がり危険な暑さが予想され、熱中症の注意を呼び掛けている。このところ天気予報も慌ただしい。

 さて、戦闘が長引いているロシア軍によるウクライナ侵攻が、半月ばかりの間にウクライナ軍の反転攻勢により戦況に少し変化が見えてきた。ウクライナ政府の発表によれば、ウクライナ軍は、先月末ロシアが実効支配するクリミア半島でロシア軍の「長距離宇宙追跡通信センター」を破壊した。同センターはロシア軍がミサイル誘導などに利用するロシアの衛星利用測位システム「グロナス」として重要な施設であり、アメリカのGPSに相当するものと見られている。これについてロシアは公式なコメントを述べていないが、事実とすれば、ロシアのミサイル攻撃能力や人工衛星による情報収集能力を低下させることになる。

 そして昨日ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナ領に最も近いロシアのクルスク州へ越境攻撃を続け、ロシアの74集落を制圧したと公表した。ウクライナ軍がロシア領へ侵攻したのは初めてである。ロシア軍は兵力を増強して撃退作戦を展開して激しい戦闘が続いている。ロシアのプーチン大統領は、2022年2月侵攻間もなくしてウクライナ軍がロシア領へ侵攻したら、核を使用することもあり得ると述べ、ウクライナや、NATO諸国に強い警戒感をもたらした。そのためウクライナ軍はロシア軍に反攻してもウクライナ領内に限定していた。それが、いまどうしてロシア領内へ侵攻することになったのか。ロシア国民の不安を駆り立て、ロシア政府を困惑させることを狙ったのだろう。ロシア国内に長引く戦争への不安や、働き手を徴兵される家族の不満などから、プーチン大統領への不満やわだかまりが高まりロシア国内に小さな反戦トラブルが起きている。ウクライナ軍はこの機に乗じて進軍したが、この越境攻撃は、ウクライナ国民を守ることが目的で、ロシア領を奪う意図はないと述べている。

 ロシア軍は、現在兵員不足に陥っていてこのままでは、現状維持以上の戦闘を継続することが困難である。そのため年内に新たな動員令を発する可能性があるが、すでに2年前に30万人もの予備役を対象にした動員を発表しており、プーチン大統領としても敢えて国民の不満を無視してまでも動員令を発するかどうか、思案投げ首のようだ。プーチンの心中も揺れているようである。

2024年8月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6301.2024年8月13日(火) 昨日日航機墜落39年、今日米軍ヘリ墜落20年

 昨日日航機が御巣鷹山に墜落して、520名の尊い生命を奪った日航機墜落事故が発生して39年が経った。あの時、他社で催事計画の打ち合わせをしていた時に、係員の知らせによって日航機がいま墜落し、どうやら大事故になりそうだと知り皆驚いた。その夜のニュースでとんでもないほど衝撃的な事故であることを知った。国内で起きた航空事故で最多の犠牲者を出したのである。

 そして20年前の今日、沖縄・宜野湾市内の米軍普天間基地に隣接する沖縄国際大学に米軍の大型ヘリコプターが墜落し、大学キャンパスの建物を損壊したが、幸い死者はいなかった。しかし、これは日航機事件とは異なり、米軍による沖縄への押し入り強盗事件のようなものである。いまもしばしば沖縄駐留米軍によるトラブルが問題になるが、観光バス3台ほどの大きなヘリが市内中心部に不意に落ちた時の住民に与えるショックの大きさは想像もできない。更に驚くことは、墜落と同時に米軍がテープで規制線を張り、事故現場を封鎖し、日本の警察まで拒んだことが傲慢な処置であり到底理解できない。日米地位協定を盾に、現場検証を求める日本の警察の立ち入りを認めようとせず、日本政府高官の介入も拒否した。まさに日米地位協定の成せる技である。米軍は沖縄がまるでアメリカの植民地か、占領下にあるような理不尽な理解と態度だった。その沖縄を植民地化したような傲慢な態度は、いまも米軍兵士による婦女性的暴行事件などで沖縄県民を不安に陥れている。沖縄における日米の間には、あまりにも大きな亀裂がある。アメリカは沖縄を占領地と見做し、やりたい放題なのだ。

 これは我々が学生時代に反対した60年安保条約改定で、以前の日米行政協定が形だけ変えられたが、日米地位協定としてアメリカ有利の中身は占領時代そのままだったのである。普段は気にも留めないだろうが、例えば、米軍による事件事故は「公務中」とされれば、「米軍の刑事裁判権が優先」と定められ、米軍が裁判権を放棄しない限り、日本側は逮捕、起訴できない。近年の米軍機事故では、米軍は日本の問い合わせに対して乗務員の照会にも応えようとせず、被疑者不詳のまま不起訴となる事例が続いている。

 米軍は、日本国内では何をやっても罪に問われないと日本政府を舐め切った考えでいる。米軍機の訓練飛行も制限できない。最近話題になる発がん性のある有機フッ素化合物(PFAS)の基地外へ漏れることなども米軍が日本側の立ち入り調査を拒否している状態である。

 アメリカは、地位協定を各国と結んでいるが、沖縄基地ほど基地提供国にとって不利な協定は他の国にはない。ドイツやイタリアでは、アメリカと相互の地位協定を締結しているが、訓練の規制や基地内への立ち入り権が実現した。この件では、韓国ですらアメリカと交渉し、立ち入り権を認めさせた。そんな中でアメリカに自由に操られ、アメリカが勝手な行動を起こしていながら協定是正のための行動を起こそうともしないのが、「アメリカさま、さま」の自民党政権である。まるで「アメリカ自民党」と言ってやりたいくらい、アメリカの言いなりなのである。例えば、普天間基地飛行場では、2013年以降日本側が217億円もの補修費を負担してきたのである。米軍の施設で日本側は立ち入りもできない基地の修理費として、何故日本がその費用を負担しなければいけないのか。

 野添文彬・沖縄国際大学准教授は、「日本政府は沖縄の基地負担軽減と地位協定改定を求め、問題を動かすべきだ」と一向にアメリカへ日本の不利な条件と要望を伝えようとしない自民党の姿勢について、直ちにアメリカ政府に対して行動を起こすべきであると述べている。当然のことである。

2024年8月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6300.2024年8月12日(月) パリ五輪閉会、開催中に思ったこと

 日本時間の今朝4時過ぎから始まったパリ・オリンピック閉会式を以て、盛会裏に行われた17日間の祭典の幕を降ろした。大会には32競技、329種目に1万5百人もの選手が参加した。開会式はセーヌ川を船で行進するという前代未聞の珍しい演出だったが、「華の都」パリを改めてPRできたのではないかと思う。閉会式は、フランス最大の陸上競技場スタッド・ド・フランスで行われ、ハリウッド俳優・トム・クルーズが屋根上からグランドへ降り、そのまま五輪旗を掲げたオートバイでパリ市内から空港へ向かい、次の大会会場ロスアンゼルスへ飛ぶという、稀なスケールの変わった趣向だった。

 日本は、レスリングの最終日最後の試合で日本人男女選手がいずれも金メダルを獲得し、有終の美を飾ることができた。これで日本はアメリカ、中国に次いで金20、銀12、銅13、計45個のメダルを獲得したが、特に金メダルと合計メダルの数は、海外でこれまでに参加したオリンピックで最多である。中でもレスリングの金8個と、女子選手として初めて金を獲得した陸上フィールドやり投げの北口榛花選手は殊勲功と言えよう。

 昨日は女子マラソンとレスリング最終試合を観ていた。パリは何度も訪れているので、知った場所や建物を選手が通る度に懐かしさを覚えた。日本からは前田穂南、一山麻緒、鈴木優花の3選手が出場予定だったが、前田選手が右大腿骨疲労骨折により急遽欠場することになった。マラソン出走4度目の鈴木選手が終始先頭集団に付いて見事6位入賞を果たした。残念ながら一山選手は、東京大会では8位入賞だったが、今回は先頭争いには加われず51位だった。パリ市内のコースは石畳で転倒に気をつけなければいけないが、全般的に起伏の多いコースで、往路20㎞辺りの急峻な下りと上り坂は、最大の高低さが156mで選手たちも苦しそうだった。

 その他に今大会で感じたことをいくつか挙げてみる。

 ①開会式のフランス文化の洗練さがあか抜けている反面、マリー・アントワネットが収監されていたコンシェルジュリー傍をボートが通る時に、ビルのベランダに首のない女性が手に首を持って居並んでいたグロテスクな演出はいただけなかった。

 ②2,400億円をかけてセーヌ川を洗浄して遊泳が可能と前宣伝していたが、トライアスロン選手の中に帰国後体調不良を申し出た選手が何人かいた。1世紀以上もの間水質汚染で遊泳を禁止していたのを、いかに洗浄したとは言え、そう短期間には水は清浄にはならないだろう。

 ③陸上競技選手の胸からゼッケン番号が消え、胸には名前が書かれていて国名が分かり難かった。

 ④「礼に始まり、礼に終わる」と言われる柔道の礼儀作法が、かなり乱れ軽視されていた。審判の判定にも首を傾げるところが多かった。これからどうするのか。

 ⑤柔道かレスリング?の試合中に時計が停まったスタッフの不注意に対して、ビーチ・パレ―決勝戦・ブラジル対カナダ戦で選手同士がののしり合い、殺伐とした空気の中にスタッフがビートルズの♪IMAGINE♪のBGMを流して、試合会場を和ませた機転の利いた対応

 ⑥食事、エアコン不調などで選手に悪評だった選手村

 などが幾分気になった。

 それでも大過なく2週間余に亘った世界的スポーツの祭典を終えることができた。私が初めてオリンピックを意識したのは、1952年ヘルシンキ大会で、あの時金メダルはレスリング・バンタム級で石井庄八選手が獲得したたった1個だけだった。それが今20個になった。これからもオリンピックは発展し、日本選手は一層活躍することだろう。また、4年後を楽しみに待ちたい。それまで元気でいられるだろうか?

2024年8月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6299.2024年8月11日(日) ガザ地区へ激しい攻撃止まず。

 相変わらずイスラエル軍はパレスチナ・ガザ地区への空爆を止めず、昨日避難所として使用されていた学校への攻撃により、100人以上が死亡した。ちょうどその時間に学校では夜明け前の礼拝が行われていた。いつもながらイスラエル軍の言い分は、ハマスのテロリストが潜伏し、イスラエルへのテロを計画していたからというものである。ガザ市民への被害を減らすために、攻撃前には情報収集や精密兵器の使用などの措置を取ったと釈明しているが、必要な措置を取れば人間が何人死のうが許されるとの身勝手な言い分は、単なる自己弁護と自己主張に過ぎないと強く非難したい。そういう身勝手なイスラエルに招待状を送らなかったと長崎原爆祈念式典へ共同で欠席するという行為は、原爆犠牲者への冒涜であり、手前勝手で利己的な先進国特有の言動である。今イスラエルを舞台に、パレスチナ市民を支援するイランをはじめとするアラブ諸国とイスラエル1国との対決が、一触即発の危ない状態にある。イランは先日ハマスのハニヤ最高幹部がテヘランで暗殺された報復を誓い、秒読みの戦闘状態にある。この一方で、イスラエルの支援国アメリカは、エジプト、カタールとともに15日に人質救出を条件に両者間の停戦を働きかけている交渉を行うようイスラエルとハマスに働きかけているが、自分たちの都合だけを一方的に優先するアメリカの言動は身勝手過ぎやしないか。

 しかし、ハニヤ最高幹部を殺害されたハマスは、この停戦交渉について反応していない。この状態だとガザ地区から人がいなくなるまで戦争は続けられるのではないかと危惧される。

 まもなく日本でも太平洋戦争終結の日「終戦記念日」がやってくる。日本にもガザ地区のような不幸な状態が再びやってこないという保証はない。終戦から79年が経ち戦争の恐ろしさや怖さを頭と体で知っている世代の人びとが少なくなり、今や戦争を知らない人たちが、戦争に最も近いところにいる。そうしたのは、戦争を恐れない政治家たちが、憲法を無視してその上に日米同盟を配置したからである。恐ろしいことである。

 さて、すでに毎日新聞が9月末を以て富山県内で配送を中止すると発表していたが、このほど産経新聞も同社のサンケイスポーツ、夕刊フジ同様に休止し、宅配の他に駅売店などでも販売を止めるという。朝日新聞も今年2月に北海道内で夕刊を休止している。

 一般的に読書をする人が減って、本が売れず撤退する書店も増えていることが話題になるが、新聞と本を読む人が年々減少していることは社会現象とも言われている。講談社が発行している写真週刊誌「フライデー」もかつての勢いはどこへやら、年々販売数が減少して、今後は発行ベースを減らし、今秋以降は2週間に1度のいわゆる隔週刊誌に変更するという。出版不況は留まるところを知らないようだ。子どものころから読書に明け暮れていた読書ファンとしては、寂しい限りである。

2024年8月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6298.2024年8月10日(土) 南海トラフ地震とは別の地震、昨夜神奈川に

 一昨日宮崎県日向灘を震源とする震度6弱の地震について、気象庁から南海トラフ地震への注意を呼びかける地震臨時情報が出され、各テレビ局でも緊急特集を組み国民に注意を喚起した。その興奮が収まらぬ昨夜に突然短い間だったが家屋が揺れ、テレビがテロップで地震発生と伝えた。神奈川県中央部の厚木市周辺を震源とする震度5弱、M5.3の地震だった。世田谷区は震度3だった。東海道新幹線では、一部区間の運行を停止したり減速したり、神奈川県中央部を通る小田急は全線を一時運行ストップした。

 これについて早速気象庁が会見したが、専門家は一昨日の地震の震源地と離れていることや、過去の地震の傾向から南海トラフの地震とは関係がないだろうと述べた。それでも南海トラフの想定震源域は宮崎県から太平洋岸に沿って静岡県辺りまでと考えられているので、すぐ隣の神奈川県民にとっては、あまり楽観視するわけには行かない。実際気象庁は、今後1週間程度は今回と同じ震度5弱程度の揺れを伴うと地震が発生する恐れがあるとして引き続き注意を呼びかけている。

 実は、元旦に起きた能登半島大地震の因果関係を調査している政府の地震調査委員会が、一昨日の日向灘の地震発生前の今月2日、日本海にある海域活断層を調べた長期評価を公表していた。それによると場所は南海トラフとは離れているが、偶々日本海の海底で長さが20㎞以上、M7以上の大地震を引き起こす可能性がある海域活断層を公表していたのである。南海トラフに限らず、日本列島はいろいろ断層に取り巻かれている地震大国であり、地震災害の恐れがあり、平素より警戒を怠ってはならないということである。すでに台風5号も太平洋上を北上して、この3連休中に北日本へ近づく可能性がある。

 相変わらず猛暑が続いているが、今日から3連休とお盆を迎えて各観光地には多くの人が訪れると予想されている。だが、南海トラフの想定震源域などでは、ビーチへの立ち入り禁止や、海水浴禁止、花火大会中止などで宿泊客によるキャンセルが多く、観光業への影響がかなり大きいと懸念されている。暑さに地震への警戒でこれから観光地はどう対応するのだろうか。

 さて、今日16日目を迎えたパリ・オリンピックもいよいよ大詰めだが、去る5日陸上競技の華である男子100mが行われ、9秒79でアメリカのノア・ライルズ選手が優勝した。短距離2冠を狙ったライルズ選手は、200mでは3位だった。驚いたことにその後ライルズ選手はコロナに感染していたことが判明した。ライルズ選手はレース後選手村を出てホテルへ移動した。それでもその他のレースにも出場する予定だったが、体調が優れずアメリカが復活を賭けた400mリレーには出場しなかった。短距離最強国のアメリカではあるが、意外にもその象徴である400mリレーでは、21世紀に入ってからオリンピックで金メダルを獲ったことがない。昨日行われた決勝でも悪霊に捉われたのか、バトン・ミスでアメリカ・チームは失格になってしまった。流石に、アメリカ短距離陣の低調ぶりに4大会に出場し10個のメダルを獲得したレジェンドのカール・ルイスが、全米陸連に選手選考について勝利より人間関係を基準に選手選出を行っていると厳しく批判した。まあオリンピックという世界最高の檜舞台では、その陰でも思いがけないことが起こるものだ。明後日そのパリ・オリンピックは閉会式を迎える。

2024年8月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6297.2024年8月9日(金) 7月分ブログのグーグルによるアクセス分析

 79年前の今日長崎へ原爆が投下された。当時はまだ国民学校初等科(現小学校)1年生だったので、まったく知らなかった。昨日、一昨日の本ブログに取り上げたように長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典には、岸田首相以下、過去最多の100もの国々、及び地域の代表が出席したが、日本を除くG7、及びEUの駐日大使は出席しなかった。その言い訳のようにアメリカ、イギリス、及びイスラエルの各大使は、都内増上寺で行われた長崎原爆殉難者追悼会に出席した。折角招かれた爆心地の長崎で行われた祈念式典に欠席して、東京の増上寺で行われた追悼会に出席して、殉難者の魂を慰めたつもりだろうか。

 さて、毎月Googleからブログ「ご意見番の意見」へのアクセス数の分析結果を送ってくれるが、数日前に7月分を知らせてくれた。6月分に比較して一番アクセスが多かったのは、高額紙幣の新札のデザインと肖像画が決まったと発表された直後に「新1万円札肖像に渋沢栄一?の疑問」(2022年11月22日記)と題して、渋沢の新1万円札の肖像について疑問を呈したことである。渋沢の経済人としての業績については、誰しも認めている。しかし、問題は彼の私生活面における臆面もなくだらしのない行動である。これでは毎日のように目にする1万円札に描かれた渋沢の肖像を見るのは、あまりすっきりしたものではない。子どもたちがこの渋沢の私生活面を知ったら何と思うだろうか。道義的に大きな問題があると思う。諸説あるが、渋沢には私生活において2人の妻の他に20人以上のお妾さんを囲い、80歳過ぎても彼女らに子どもを産ませたと言われており、いかに有能な経済人だとしてもあまりにも良識、節度がなく、ふしだら過ぎる。ところが、先月新札発行前になるとその種の芳しくないリアルな私生活上の話は、メディアからすっかり消えて、まさに「日本の偉人」と持て囃す有様である。良識的なブログ読者にも強い関心を抱かれたのも当然だろう。渋沢以外に1万円札の肖像画に相応しい日本人は、いくらでもいるのではないか。

 2番目にアクセス数が多かったのは、「日本人の識字率の実態は意外に低い」(本年3月28日記)だった。戦後義務教育制度が徹底してすべての日本人は、9年間の義務教育の間に識字率はほぼ100%に達したと考えられていたが、9年間就学を全うしなかった生徒もおり、その分識字率も下がり、「識字率100%は『共同幻想』だった」と国立国語研究所が発表したことについて感じたことを書いたものである。

 過去のアクセス数では、トータル的に最多は、この数か月変わりなく7月までの1位も、「評価の分かれる盗作作家・山崎豊子さん」(13年9月30日記)だった。最近あまり小説を読まなくなった中で、これは内容的には興味深い山崎氏の作品とは異なるが、現在朝日朝刊に連載中の湊かなえ氏の「G線上のアリア」も今日127回目を数えながら読んでいて、率直に言ってつまらないと思っている。新聞連載小説にしては珍しく、挿絵もない。いつごろから新聞連載小説がつまらなくなったのだろうか。介護に勤しむ50代の女性と、題名のバッハの名曲の関係がまるで分らないし、ストーリー自体も狭い行動範囲内の話で退屈である。2番目にアクセス数が多かったのも6月と変わらない「つまらない新聞連載小説」(22年8月16日記)だった。

 多くの読者の方々からブログを読んでもらえるのは、筆者冥利に尽きるが、意外で嬉しかったのは少数ながらも海外にも私のブログ読者がいることで、6月にはスペインとオーストラリアから、7月にはフランスとイギリスからアクセスがあったことである。もういつの間にか6200回を超えたが、こういう読者の期待に応えてこれからも長く書き続けられるよう努めたい。

2024年8月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6296.2024年8月8日(木) 長崎原爆祈念式典、先進6か国駐日大使欠席

 案じていた通り、昨日日本を除くG7の大使が、明日の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に欠席の意向であることが、判明した。昨日のブログに取り上げたように、イギリス駐日大使の式典欠席をきっかけに、アメリカ大使、更にフランス、イタリア、ドイツ、カナダの各大使が、長崎市が式典にイスラエルを招待しなかったことを理由に、自分たちの欠席について署名した共同文書を長崎市長に宛てて送った。

 彼らには、核軍縮、或いは核廃絶の気持ちがあるのか分からないが、いずれにせよこの事実は、長崎の原爆投下で亡くなった人たちへの追悼の気持ちがなく、ガザ地区を攻撃し続けるイスラエル共鳴の損得勘定を考えた末に、アメリカ及びイスラエル政府への思い入れで原爆犠牲者よりイスラエル政府の行動を評価するもので、原爆犠牲者を弔う気持ちがないということに他ならない。

 長崎市長も戸惑っているようだが、長崎市民にとっては大きなショックである。イスラエルのガザ攻撃が止まない限り、G7は長崎原爆犠牲者を弔う気持ちはないままだろう。長崎市民ばかりでなく、日本国民にとっても失望以外の何物でもない。

 さて、流動的な海外ニュースを2つばかり紹介したい。ひとつは、アメリカ大統領選の民主党候補者・ハリス副大統領の副大統領候補者が決まったことである。ハリス氏が選んだ副大統領候補者は、ワルツ・ミネソタ州知事である。ワルツ氏は、24年間の軍歴に加えて、高校教師という職歴のうえに、下院議員を12年間務め2019年にミネソタ州知事に当選した、実務経験豊富な政治家である。ハリス氏の要請を名誉であると喜んで引き受け、ともにトランプ氏を倒す気概を示した。これに対して、トランプ氏は、「2人が抱く夢は、すべてのアメリカ国民にとって悪夢だ」と相変わらずへらず口を叩いている。やや旗色が悪くなってきたトランプ氏陣営ではあるが、腹にいち物のトランプ氏の嫌がらせの戦術がどうなるか、不見識ではあるが、この先も興味深い。

 2つ目のニュースは、バングラデッシュの血なまぐさいデモの挙句の政変である。このところ公務員採用を巡る問題その他で、政府に対する国民からの不満が一気に湧き上がっていたが、学生らの抗議デモ隊が警察との衝突で、200人以上の死者が出た。去る4日にデモ隊と警察が再び衝突して95人以上が死亡し、1千人以上が負傷したと伝えられている。1996年以来一時的に政権を手放したが、長期間に亘りほぼ首相の座に君臨し続けていたハシナ首相の女性らしからぬ強権政治に対する国民の強い不満と反発があった。政府は4日夜から外出禁止令を出したが、5日首都ダッカ市内に繰り出した群衆は、数十万人に上がった。群衆が首相公邸に乱入した事態に、軍は急遽シェイク・ハシナ首相の辞任を発表した。前首相は逃げるようにヘリコプターでインドへ国外脱出した。しかし、逃亡したハシナ前首相を受け入れたインドに対して、バングラデッシュ国民は怒りを感じている。いずれハシナ首相は、近々イギリスへ亡命すると見られている。

 ダッカ市内の中心街に飾られたバングラデッシュ「建国の父」と呼ばれる父親のムジブル・ラーマン初代大統領の銅像もデモ隊によって倒壊された。自力で国民の不満を解決出来ず、父親の栄誉を無にするようなハシナ首相の国民を見捨てた国外脱出である。権力者の自己主張の強い栄枯盛衰像を見せつけたハシナ首相にとっては「落ち目の三度笠」である。混乱した国内の治安をこれからどう立て直し安定させるのか、当面暫定首相として軍トップが舵取りを行い、首席顧問に経済学者でノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス氏が指名された。近年経済が良くなりつつあったバングラデッシュだけに、早く元通りに復活して欲しいものである。

 今日夕方に宮崎県日向灘を震源地とする震度6弱、マグニチュード7.1の大きな地震があった。気象庁は初めて南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」報を発表した。詳しい被害はまだ分かっていないが、しばらく余震の恐れがある。やはり地震大国にとって心配事はキリがない。テレビではパリ・オリンピック中継が、一瞬にして地震情報に変わった。オリンピックのせいで、昨日始まった甲子園の高校野球も例年に比べてやや影が薄い。

2024年8月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com