ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5738.2023年5月7日(日) 英王室の今後の在り方と共和制への動き

 GWも今日が最後の1日であるが、朝から雨模様で午後になってかなり強い雨となった。高速道路もかなり混んでいるようだ。交通渋滞は毎度のことでもあり、ある程度やむを得ないが、事故が起きないよう願っている。こんな雨の中でウォーキングも出来なかった。

 昨日ロンドンで行われたチャールス3世の戴冠式について、今朝の新聞に目をやるとそれなりのスペースは割いている。しかし、記事の内容はあまり前向きでなく、好意的でもないようだ。大雑把に言えば、下記のような内容である。

 ①多宗教と多人種を配慮

 ②立憲君主制から共和制への動き 

 ③広がる英王室離れ 

 それは世界、並びにイギリスの社会状況と取り巻く環境がエリザベス女王時代と大分変化しているからだと思う。加えて大きな影響を与えているのは、チャールス国王自身の首を傾げるような過去の私生活面であると思う。世界でも最も権威があり、日本の皇室に次いで長い伝統を誇る英王室の後継者としては、新王妃ともども配偶者がいながら不倫により、相手と別れて一緒になったというスキャンダラスな経歴では、紳士の鏡のような国イギリス社会では、その行動に理解を得ることは難しいと思う。国王は74歳という歴代最年長で国王の座に就いたが、このままいけばそう長くない間に次のウイリアム皇太子にその座を譲る可能性が高い。それらを考えたうえで政治的権限はないが、伝統ある英王室の玉座を継承する決断をした。

 ①多宗教、多人種を意図的に配慮し、これまではあり得なかった多くの宗教代表者を戴冠式に招いたり、人種の壁を外したり、いろいろ試みていた。実際パレードで行進する兵士の後方には、かなり多くの男女黒人兵の姿が見られた。

 ②については、大英帝国時代の植民地制度の負の遺産にどう向き合うかが問われている。王室として、王室の果たした役割を認めて謝罪すべきであるとの声がある一方で、認めることは賠償問題を助長すると反対意見に分かれ、王室は今板挟みになっている。

 ③ チャールス国王は、現在15か国の元首である。その中でも先進国のカナダとオーストラリアでは近年立憲君主制に反対の声が強い。カリブ海や中米諸国の間でも立憲君主制から共和制へ移行するために憲法改正の動きの国もある。実際オーストラリアでは、エリザベス女王の肖像画が使用されていた5オーストラリア・ドルを先住民の文化と歴史を尊重したデザインに変更すると発表したくらいである。

 そこには、英王室が王室専用の多額の資産を有し、贅沢三昧の王室制度を維持していると反発の声がある。翻って日本の皇室は、すべてを国民の税金によって運営されているので、そのような声は聞かれないが、それでも秋篠宮家の各宮様には、それぞれに別宅があてがわれ、それもかなり贅沢なものだと漏れ聞く。イギリス国民が寄せる英王室への思いを、宮内庁も参考に予算内で処理しているという前に謙虚に控えめに対応すべきであると常に国民の目を意識するよう余計なお節介であるが、一言申し述べたい。

2023年5月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5737.2023年5月6日(土) 能登半島地震とコロナ緊急事態終了、英国王戴冠式

 昨日午後2時42分(東日本大震災は同じく金曜日の午後2時46分)に能登半島の珠洲市でマグニチュード6.5の大きな地震があり、1人が死亡し、数多くの家屋が倒壊した。夜のテレビ・ニュースでも大きく報道していたが、その最中に2度まで大きな余震があった。その後も余震があって震度1以上の余震は52回もあったという。加えて昨夜から雨が降り出し、今夜には震源地の珠洲市、能登町周辺には大雨警報が出された。これでは被災者は家の中で過ごすわけにはいかない。

 地震と言えば怖いのは原発である。原子力規制庁によると近くの北陸電力志賀原発と東京電力柏崎刈羽原発には異常はないというが、これほど余震が頻発する近くの原発だけに心配である。ドイツがつい最近原発を廃止すると公表したばかりだが、日本では過日今後も原発稼働を進めることを確認したばかりである。これからも地震の都度心配で落ち着かない。

 さて、この3年以上に亘って世界中に蔓延り多くの人々を不安と恐怖に陥れていた新型コロナウィルス緊急事態の終了を世界保健機関(WHO)が宣言した。テドロス事務局長は、根絶はされておらず今後も感染拡大が起こるリスクは残ると語った。事務局長の緊急事態終了宣言の背景には、専門家の助言を受け、ワクチン接種や感染により免疫力が高まり、死亡率が下がったことを挙げている。同時にテドロス事務局長はコロナが世界的な健康上の脅威ではなくなったというわけではなく、今以て3分にひとりのペースで死者が出ていると指摘している。つい一昨日区役所から6回目のワクチン接種の案内が郵送されたばかりで、今月中には接種をする予定である。

 3月10日時点でコロナに罹った感染者は、世界で6億7千6百万人、死者は688万人である。断トツに多いのは、アメリカで感染者1億3百万人、死者は112万人である。日本は感染者が3千3百万人で、死者は7万3千人である。世界でも6番目に多い。異様なのは、ブラジルとロシア、中国であろう。ブラジルは感染者数が日本とそれほど変わらず、3千7百万人である中で、死者がアメリカに次いで多く日本のほぼ10倍の70万人を数える。ロシアも感染者が日本の3分の2であるにも拘らず、死者は日本の5倍の39万人である。あと中国が提示する数値がまったく信用出来ないことである。感染者数は僅か2百万人しか発症しておらず、世界で49位である。その一方で死者は8万7千人で世界でも5番目に多い。コロナ発生の地と言われながらもその責任感が感じられず、何か月も死者が出なかった点を追求されるや、以後中国国内の感染者と死者などの統計資料をWHOに提出することもなく、その数値はまったく当てにならない。アメリカに拮抗する世界の経済大国と大言壮語するくせに論理的な言動を示して責任を果たすことはしない。世界をただ煙に巻いているだけである。もう少し自国のことばかりでなく、世界の人々のために有益な行動を取ることは出来ないのかと中国政府に問いたい。

 さて、今日5月6日は、チャールス・イギリス国王の戴冠式が行われ、日本からは天皇・皇后両陛下の名代として秋篠宮ご夫妻が出席された。日本時間で今夜7時から戴冠式の実況放映が行われた。チャールス新国王は、これまでその言動やスキャンダラスな私生活面であまり芳しい評判は聞かれない。戴冠式を終えて雨の中ではあったが、多くの人々が戴冠式会場のウェストミンスター寺院からバッキンガム宮殿へパレードして戻り、バルコニーから新国王夫妻が観衆に手を振られた。恙なくスケジュールをこなしたようだ。イギリスも政治的には難しい舵取りを迫られる立場にいるが、国王には政治にかかわる権限はない。それでも英帝国時代の宗主国としての影響力は依然強いものがあり、国王としての鼎の軽重を問われることもあるのではないだろうか。

 

2023年5月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5736.2023年5月5日(金) 「子どもの日」に際して思うこと

 GWも後半に入ったが、天候は暖かさを通り越して暑い感じすらある。今日の東京都内の最高気温は25.6℃だったので、もう夏日である。横浜に住む次男家族と自由が丘で食事をしたが、5人の孫たちの中で最年少の小学4年生の孫娘の背丈が、しばらく会わない間に随分高くなって140㎝だと聞いて正直驚いている。尤も今日はラグビーの試合があるからと言って来なかった上の男の子は、中学1年生に進学したばかりだが、すでに170㎝を越えているので、祖父の私や父親を追い越してしまっている。2人の孫は、素直な性格で健康なので、このまま横道に逸れず生地のまま逞しく成長して欲しいと願っている。

 さて、今日は「子どもの日」で国民の祝日である。国民の祝日に関する法律の第2条に「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日と定められている。この日から1週間は、「児童福祉週間」とされ、この1週間は、子どもの健やかな成長、子どもや家庭を取り巻く環境について、国民全体で考えることを目的に、児童福祉の理念の普及・啓発のための行事が行われることになっている。翻って自分自身の子ども時代を思うと、昭和14年の初節句の折に、床の間の兜と鯉のぼりの五月人形をひな壇に飾ってそのひな壇の前でソファーに座らせられた生後半年の写真が、時代を思わせる。その写真は恥ずかしながらHP上に載せている。

 この国民の祝日を定めた法律は昭和23年に制定されたものだが、それ以前は「端午の節句」の日として、子ども全般ではなく男の子のためのお祝いの日だった。その後戦後になって男の子と女の子の垣根は取り払われ、子ども全般に対する国の支援は、少子化ということもあり、年々手厚くなっている。

 今内戦中のスーダンや、タリバンが政権に復帰して露骨な女性蔑視社会となったアフガニスタンでは、子どもに対する放置、虐待も目に余る。とても「子どもの日」法案と同じ考えの欠片も見られない。その点では日本では漸く欧米並みに子どもの人権に対してリスペクトする空気が社会に漂ってきている。

 問題は、子どもたちに手厚い保護をして行き届いた教育を行うのは当然であるが、それを子どもたち自身が、当たり前と思い、つい甘え過ぎるようなことになると、折角そこまで育てた父母の愛情の他に、金銭的な支援を提供してきた国や社会に対して厳しく言えば裏切ったことにもなりかねない。愛情深く育てるのは良いが、指導の方法を間違えると逆効果になる。その典型を世襲政治家たちの行動の中に読み取れることがしばしばある。

 ついては、Google Search Consoleとして毎月Googleが、私の HPへのアクセス分析を知らせてくれるのだが、4月分が一昨日送られてきた。その中でアクセスが多かったのは、昨年8月16日にブログに書いた「つまらない新聞連載小説」で、これは過去に2度ばかり挙がったもので、その都度コメントした。新たにアクセスが多かったのは、2003年ギリシャ政府観光局長賞に入賞した拙稿「フィロクセノス」というエッセイだった。その時の審査委員長は阿刀田高・元日本ペンクラブ会長で、その後私がペンクラブへ入会するようになったのは、小中陽太郎氏にその阿刀田氏をご紹介いただき、お二方のご推薦をいただいたからである。このGoogleの視点と分析には中々興味深いものがある。

2023年5月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5735.2023年5月4日(木) プーチン暗殺を狙い?ドローン飛行 

 昨晩突然モスクワのクレムリンにドローンが飛行し、撃墜されたシーンが出て驚いた。ロシア側は、ウクライナがプーチン大統領暗殺を謀って攻撃が試みられたものだと公表した。それに対してウクライナのゼレンスキー大統領は、我々は自国の領土内で戦っていてプーチンやモスクワを攻撃はしないと否定した。ホワイトハウスの報道官は、憶測で言いたくないし、現時点で真偽は確認出来ていないと慎重なコメントを述べたに過ぎないが、アメリカのシンクタンクはクレムリンへのドローン攻撃はロシアの自作自演の可能性があるとの分析を明らかにした。このところロシア国内で、2日続けて列車が爆破され脱線事故を起こして何かと疑心暗鬼に陥っている。

 今朝のワイドショーを見ていても専門家たちが、いくつもの可能性を推測していたが、私の見方はアメリカのシンクタンクが分析したようにロシア側の独り芝居のような気がしてならない。その理由は、ドローンが正しく撃墜された時クレムリンの建物の上には落下しなかったし、ウクライナからモスクワまでスピードは速くもないドローンが無傷でロシア領内を飛行することが可能か否か疑問だからである。つまりロシア国内から発射されたのではないかと思う。それにプーチン大統領暗殺を企むなら、深夜どこにいるか分からない建物を狙撃するより、プーチン氏が屋外で儀式などに出席している時に狙った方が狙う立場からすれば、狙いは確実である。その意味でもっと可能性のある暗殺実行計画を立てるのではないだろうか。ロシアはこの事件を言いがかりに身勝手な理屈をつけて、核戦争へのボタンを押しかねない。それだけは絶対避けてもらいたい。

 さて、今日は「みどりの日」である。憲法記念日と子どもの日に挟まったゴールデンウィーク(GW)も真っただ中で、各地の観光地の人出は予想以上である。交通機関も混み、道路の渋滞も想像を超えるものだ。コロナ対策も緩和され、これまで苦戦を強いられていた観光業者らはホッとしているかも知れないが、逆に最近のコロナ新規感染者は増え続けている中で、このままマスクを着けない人々がひしめき合って大丈夫だろうかとつい気になる。

 近くの駒沢公園で先月27日から今月7日まで「餃子フェス」が開かれ、大勢の人が繰り出しているのを昨日テレビで観て、今日ウォーキングの足を少し伸ばして会場である駒沢公園内の大広場へ行ってみた。広場では数多くの屋台やテントが張られて、歩くことが出来ないほどの混みようでそれぞれ店のカウンターも覗き込むことが出来ない。隣の陸上競技場では、ジュニア陸上競技チャレンジカップと称する小学生の全国大会が開かれていて、レースを2つほど見学した。いつもは比較的静かな公園周辺であるが、餃子フェス会場の熱気たるや相当なものだった。単なる冷やかしだったので、直ぐに帰ってきたが、マスクを着けていない人が、これだけ押し合いへし合いだとコロナ新規感染者が増えるのではないかと少々不安になった。

2023年5月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5734.2023年5月3日(水) 憲法記念日に思い出す中学生時代の憲法談義

 今日は戦後になって新憲法が施行された日である。1947(昭和22)年の施行に先立って広く公布されたのは、前年の11月3日である。奇しくも私の8歳の誕生日だった。小学校では憲法という国の方針、ルールが決まったと担任教師から話があったことだけは覚えているが、当時はとんと関心がなかった。実際に憲法に関心を抱いたのは、53年京都市立中学3年生時代である。同年に警察予備隊が保安隊と名を変え、54年に自衛隊となり、53年7月には朝鮮戦争が停戦となり社会科の教師から授業で、憲法についてかなり具体的に教えられ、新憲法には終戦後日本は戦争を放棄して、今後軍備は一切持たないことを第9条にはっきり書かれていると教えられたことを思い出す。その折私は教師に「もし外国から攻めてきた場合軍隊がいなければそのまま占領されるが、そのままで良いのでしょうか」と質問した。はっきり覚えているが、その時教師は、そのままで良い、抵抗しない方が良いと応えられてそれ以上何も言えなかったことを今以て覚えている。その時の教師は何を考えておられたのか分からなかったが、学生時代に60年安保闘争に参加するようになって、あの時の教師の考えていることがぼんやり分かったような気がする。

 残念ながら戦後自民党政権は、年を追うごとに憲法を改正し再軍備を行うことに懸命である。今ではわき目も振らずに改憲へまっしぐらである。あの改憲論者だった安倍晋三元首相が、あまりにも露骨に改憲賛成を打ち出したために、毛嫌いされ改憲の支持者が伸びなかったが、岸田現政権になってから狡猾にも表向きは如才なく振舞いながらも安倍氏以上に改憲へ向かい出した。世界最大の軍事国家である同盟国・アメリカ政府の歓心を買うべく、アメリカが望む防衛予算の大幅増額をはじめ、在日アメリカ軍経費の補助、アメリカから軍需品の買い付け、等々アメリカ政府のご機嫌取りにばかり目が向いている。その結果防衛費予算は大幅に膨れ上がった。今年度の予算は、過去最大で6兆8千億円で昨年度の当初予算と比べても1兆4千余億円も過大で、1.3倍と大幅な増額となった。向こう5年間の防衛費予算総額は、実に43兆円となり、それ以前の5年間の総額だった27兆円に比べて約1.6倍にもなっている。

 現状はとうに憲法改正論議以前の問題となっており、再軍備はすでに走り出して自衛隊は明らかに憲法を冒してもう軍隊となっている。このせいか、現状容認の世論調査によると岸田政権になってから憲法改正賛成論者が着実に増え、最近の朝日新聞の調査によれば、「変えない方がよい」が55%で「変える方がよい」の37%を上回ってはいるが、これまでの自衛隊の「専守防衛」義務は、今後も維持すべきとの声が59%もある一方で、見直すべきとの声も急速に伸びており、その差は年々狭まっている。

 怖いのは、防衛費予算拡大に伴って急速に取り上げられている「敵基地攻撃能力」保有について52%が賛成していることである。何が故にこのように戦争へのめり込んでいこうとするのか。戦争の惨めさは、戦争が起こる都度誰もが感じている。それでも昨今の日本人は戦争を知らない世代が圧倒的に多くなり、まるでAIで代理戦争を戦っているような感覚で戦争に悲壮感を抱かずに傍観しているだけである。それ故戦争を知らず戦争に無神経な世代が、各界に進出することが恐ろしい。せめて戦争を知る我々後期高齢者世代がこの世から皆いなくなってから、好き勝手に戦争をやってくれと皮肉のひとつも言ってやりたいものだ。

2023年5月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com