ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5812.2023年7月20日(木) 嫌がらせ国家中国による仕返し

 余程中国にぞっこんでない限り、覇権国家である現代の中国に対して快からず思っている国民はかなりいると思う。そもそも国家体制が、共産主義思想や哲学とは真逆であるにも関わらず、共産主義国家と強弁し、一国一党と言いつつ国家統治を中国共産党と称する非民主的政党だけに任せて、国民投票を行わず共産党が国民を支配し抑圧し、あまつさえそれを他国にまで押し付けようとする植民地主義は、とても納得できるものではない。

 身近なところで、2点ほど気になったことがある。ひとつは、昨日日本政府観光局(JNTO)から発表された今年半年間(1~6月)の訪日外国人客の実数と分析である。コロナ渦前の2019年の同期に対して、64.4%まで戻ったという観光業界にとって歓迎すべき状態になったことである。その中で、地域別には近くの韓国、台湾、アメリカからの観光客が多いが、いつも首位を占める中国からの入国者が激減したことである。19年の訪日客の約3割が中国人だったことを考えると信じられない。今回の発表でも韓国人の55万人に対して、中国人はその半分にも満たない21万人である。ショッピングが、各地で常に話題になった中国人が激減したことは、一時的な現象だと思うが、その原因は中国政府が日本行の旅行商品の販売を禁止したためである。それは、コロナ患者が減少し始めた時に、日本政府が外国人観光客に対して条件付きで入国を認めた際に、中国のコロナ事情は落ち着いておらず、中国人の入国に対し日本が一時的に厳しい条件を課したことがあった。今回はその仕返しとも受け取れる対日観光政策である。

 2つ目の気になったこととは、中国の税関当局が日本の水産物に対する放射性物資の検査を厳格化して、鮮魚など一部の輸出が止められたことである。これは、政府が今年中に原子炉の冷却に使われた処理水100万トン以上を放出する方針を示した。すでに原子力規制委員会は処理水放出に関して設備検査の合格を提示し、処理水放出の設備が整ったことを表明した。

 また、国際原子力機関(IAEA)グロッシ事務局長も先般来日の際、2年間の科学的調査の結果人体や環境に対する影響は無視出来ると述べた。しかし、中国政府は日本やIAEAの調査結果や説明を受け入れようとせず、日本からの輸入を実質停止して、日本が処理水を放出しようとすることへの対抗措置を示したことである。従来からの傲慢な中国の対応から、ある程度予想されていたが、中国の対応は一切「問答無用」というもので、話し合いにすら応じようとしない。処理水放出については、即座に賛成、反対と言えるものではなく、徹底的に科学調査を行い、まったく問題がないということを証明し、懇切に説明する責任はある。ただ、中国のやり方はあまりにも政治的過ぎて話し合いの場を持とうとしないことが事態を複雑にし、問題を徒に混乱させている。

 感情論だけでなく、もう少し話し合いをするなり、条件付きで認めるとか、疑似共産主義国家は相手国の事情を配慮する気持ちとか、心の余裕がないものだろうか。

2023年7月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5811.2023年7月19日(水) 三波春夫に感動した外国人大学院生

 今日も相変わらず暑い。しかし、午後遅くなってから空は曇り気味となり、太平洋沿岸も雨の範囲が広がり、関東では発雷確率が高いとの予報が発せられた。未だに梅雨が明けず、梅雨前線は日本海から東北地方にのび、今日秋田県と岩手県には土砂災害警報情報が発令された。

 一方で、このところ日本だけでなく、世界各地から猛暑のニュースが伝えられてくる。ヨーロッパでは、エルニーニョ現象や地球温暖化に加え、北アフリカで発生した熱波の影響があるという。中国では16日新疆ウィグル自治区のトルファンで最高気温52.2℃に達し、中国国内の過去最高気温を更新した。アメリカでは、アリゾナ州フェニックスで19日間連続して43℃以上を記録した。世界気象機関(WMO)によれば、地球上で記録された最高気温は2013年アメリカ・デスバレーでの56.7℃だという。これも間もなく破られるのではないだろうか。
 地球は確実に温暖化の傾向を辿っている。誰しもこれを放置したままで良いとは思っていないだろうが、世界的な温暖化抑止対策が思うように取られていないのも現実である。どうしても他国の災難を他人事と捉えがちであるが、こればかりは喉元に突き付けられたナイフだと思うようでなければならない。今年の暑さを思うと各国とも自らの問題と捉えて連携して対策を講じる必要がある。

 すでに、南太平洋の小さな島では、島、つまり国が海底へ埋没する危険が身近に迫っている。各国が自分たちの我がままを言っている場合ではない。

 さて、去る16日の朝日新聞「オピニオン&フォーラム」に投書した三波春夫ファンのシンガポール出身の大学院生がいる。他愛ないことだが、外国人でこういう風に三波の唄う所作に感動したのかと、大変興味深く感じた。それは、今日19日の歌手三波春夫生誕100周年を前に、いかに彼が歌手としての歌唱法に優れていたか、そしてその三波の厳しさと笑いを交えた身の変わりように感銘を受けたとして寄稿したのだ。彼は三波の歌唱法を「ひとりミュージカル」と感動している。特に♪大利根無情♪の唱いっぷりに感心しているのだが、確かに歌詞も筋が通っているうえに三波の芝居がかった所作に感動している。大学院生は、「何より残念なのは、若いファンが少ないことだ。この魅力的な歌手の芸術的で熱い歌をもっと聞いてほしい」と言っている。日本人ではなく、外国人がそう言っているのだ。三波春夫の歌については私自身にも楽しい思い出がある。それは、1967年大晦日にエジプトのカイロからスエズ運河へ向かった列車内で地元の人たちを前に♪チャンチキおけさ♪を唄って拍手喝采をいただいたことである。これについては、拙著にも書いた。私も♪元禄名槍請俵星玄番♪の浪曲調歌謡に興味を覚えるが、それは歌詞がストーリーとして面白く納得できるものだからでもある。三波は浪曲家出身で声量も充分で声も良いし、真剣に長い曲を芝居交りで歌いこなす。シンガポールの大学院生と同様、私も三波春夫は好きだった。

 それには、今の歌謡界の歌手や、楽曲とは大分様子が変わっていることも影響していると思う。現代のヒット曲は、私たち老骨にとってリズムやメロディーに付いて行けず、また歌詞の意味が理解出来ないようなものが多く、ロマンや情緒もなく歌詞が詩にもなっていない歌が多い。単に、「愛」、「恋」に絡めて衝撃的な言葉や、英単語を思い付きでひとつの歌詞の中へ放り込んでいるだけのような気がする。決定的なことは、歌詞に一貫したストーリー性がない点であると思う。その点で、外国人である大学院生が、よくぞ典型的な日本人歌謡歌手・三波春夫を評価してくれたものだと敬服する次第である。

2023年7月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5810.2023年7月18日(火) Googleから貴重なブログ資料

 今日も暑い。世田谷区では36.8℃、東京都心では最高37.5℃を記録した。この暑い中を例年通り出入りの植木屋の職人さん2人が、朝からやって来て庭の樹木や植木の手入れをしてくれている。この炎暑の中をつくづくご苦労様だと思う。明日も来られると言っていた。この暑さに私は今日もウォーキングを中止した。

 幸い外へ出かけなくても家でやらなければならないことがいくつかあるので、退屈することはない。いつも通りブログを書いているが、昨日Googleより6月の‘Google Search Console’を送ってくれた。それによると6月にブログへのアクセス数が伸びた項目の1位は、2022年8月16日に書いた「つまらない新聞小説」だった。2位は22年4月19日の「旧ソ連絶対体制の残り火が発火?」、3位は23年6月19日の「失態続きの大手建設会社」だった。1位は、これまでも何度となくトップ3に入ったが、その日の2日前まで朝日朝刊に連載されていた多和田葉子氏の「白鶴亮翅」を批判したものである。もう1年近く前に取り上げたブログへ今以てこれほど多くのアクセスがあるとは、多和田氏の作品が人気がある故に意外感を持たれたのだろうか。2位は、東西対立が崩壊した直後の東側諸国の印象を、NHK「映像の世紀―バタフライエフェクト」について感じた率直な感想を書いたものだ。3位は、つい最近大手ゼネコンの大成建設㈱が、自治体などから受注した大型プロジェクトを2つも約束の工事期間内に完成させることが出来なかった、不誠実で不始末な点を指摘したものだ。

 この他にブログについて思ったのは、そのアクセス数について時折異常な現象が起きることである。最近では、1日のアクセス数が減って100を下回って80前後にまで減少している。3年前の今頃は1日当たり200ぐらいあった。時には、不意にアクセス数が急上昇することがあった。特に驚いたのは、2020年9月15日に「革共同の清水丈夫さん、半世紀ぶりに出現」と題して、かつての60年安保闘争当時の清水丈夫・全学連書記長がほぼ半世紀ぶりに姿を見せた衝撃的なニュースについて書いた。清水さんは高校ラグビー部の1年先輩で、60年安保闘争に誘われた経緯がある。よほどニュース・バリューがあるのか、その日のアクセス数がなんと3,300件もあったのだ。このアクセス数は今以て1日当たりの最多である。このころは1日平均150~200だったのが、けた外れに増えたので他にアクセス急増の原因があるのではないかと考えた。ネットでWikipediaの「清水丈夫」を調べると下段の「出典」に清水さんについて私が書いたブログが2件掲載されている。恐らくこのルートから多くの方が私のブログへアクセスされたのではないかと想像している。

 この他、去る8日に書き続けて連続5,800回に達したことに対して友人からお祝いをいただいたところである。

 それにしても習慣的にブログを書くようになってから、広範に学ぶようになったし、時間を上手に使うようになったことや、堅実に恰も日記のように毎日書き続ける習慣が身に付いたのは自分でも由しとしている。Googleの情報、資料は大変有難く思っている。これからも有効に活かしたい。

2023年7月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5809.2023年7月17日(月) 中国国歌作曲家とN響チェリスト

 今日は3連休の最終日である。北陸、東北地方、特に秋田県では豪雨により雄物川が氾濫し、家屋への床上浸水など大きな被害が出ている。太平洋沿岸は幸いにして大雨はないが、反面猛暑が押し寄せ、各地で熱中症対策に大わらわのようである。東京都内の最高気温は36.2℃で、世田谷区でも35℃の猛暑日となった。明日も暑さは一層増しそうで、環境省と気象庁は早々に東京、愛知、大阪など21都府県に対して熱中症警戒アラートを発表した。

 そんなわけで、毎日夕方陽が落ちる6時過ぎに出かけるウォーキングも、昨日は大分汗をかきシャツも大分湿ったので、反って身体に良くないと考え、今日は蒸し暑さを考えて日課であるウォーキングを中止することにした。

 今日この暑い「海の日」にテレビは各地の海水浴の様子を映していた。しばしば紹介される江の島の片瀬東浜海岸の浜辺では、大勢の海水浴客が真っ青な空の下で存分に楽しんでいる様子が観られ懐かしく想った。東浜海岸から江の島へ渡る橋をまたいで西浜から鵠沼海岸では、高校生のころは夏休みに入るとほとんど連日のように泳いでいた。そして鵠沼海岸から茅ヶ崎方面へ向かった外れに小さな公園らしき広場に聶耳(ニエアル)記念碑が立っている。あまり人が立ち寄るような場所でもないので、地元の友人の中でもこの存在を知っている人はそう多くはないようだ。地味な石碑であるが、その揮毫は、著名な政治家であり、歴史学者でもあった郭沫若によって「聶耳終焉の地」と書かれている。この聶耳こそ現在の中国国歌「義勇軍行進曲」を戦前に作曲した英才だった。僅か23歳の若さで私が生まれる前の1935年にこの鵠沼海岸で遊泳中に溺れ死んだ。聶耳の出身地・昆明市と藤沢市は、葉山峻・元藤沢市長が在任当時の1981年に友好都市の協定を提携して以来今日に及んでいる。今でも藤沢市消防団音楽隊は、この中国国歌を定期的に演奏することがあるらしい。

 さて、昨晩NHKの「クラシック音楽館」で、5月に開催されたNHK交響楽団定期公演会が放映された。昨年からN響常任指揮者に就任したイタリア人のファビオ・ルイージ指揮の下に、私の最も好きなクラシック曲、ベートーベンの交響曲第6番♪田園♪を演奏してくれ、久しぶりに40分間じっくりこの名曲を聞き入ることが出来た。

 意外だったのは、この演奏会をテレビで観ていてオーケストラの中にチェリストの藤森亮一氏の姿を目にしたことである。実は、9年前に京都市立上桂中学校(現桂中学校)の卒業60周年同窓会が京都市内のホテルで開かれ、出席した折に女子同級生から子息がN響でチェロを弾いているとその名前を聞いた。早速現在アマチュア・オーケストラでチェリストとして活動している大学ゼミの友人に尋ねてみたところ、藤森氏はN響で首席チェリストとして活躍していると聞き、以後N響の演奏の都度気にかけていた。しかし、いつごろからかオーケストラからその姿が見えなくなった。多分定年とか、個人的な事情などでN響から身を退いたのではないかと思っていた。ところが現在複数の音楽大学で教授として学生を指導しながら、再びN響で首席チェリストとして活躍しているようだ。昨晩久しぶりに首席チェリストとして演奏をしているその姿を観ることが出来た。まだ60歳だそうだから、これからも藤森チェリストの名演奏を聴けるのではないかと期待している。

2023年7月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5808.2023年7月16日(日) 夏祭りシーズンに際し安全面の配慮を

 昨日辺りから梅雨前線が日本海沿いに北上して北陸地方や秋田県では、豪雨による大きな被害が出ている。その反面関東方面では朝から空は真っ青で暑く、今日東京の最高気温は34.7℃だった。

 一方、この豪雨は日本だけに留まらず、お隣の韓国でも記録的な大雨により崖崩れや冠水が相次ぎ、地下道の浸水などで33人が死亡し、10人が行方不明だそうである。豪雨をもたらす一方で、猛暑が襲う近頃の気象には、聊か手の施しようがない。これも地球温暖化のなせる業であろう。年々地球上の気温は上がっており、このままいくと人間が生きていくには、地球は遠からず厳しい惑星になるのではないだろうか。

 この炎天下に日本各地では恒例の夏祭りの季節がやってきた。各地で古来のお祭りが何年ぶりかで復活した。小学生時代に房州の勝山町(現鋸南町)で毎年七夕ごろに行われていたお祭りは、今思い出しても楽しかった。数日前から町のあちこちで太鼓の音が聞こえてきて、お祭りに入ると道路の両側はお土産屋が並び、お小遣いをもらって友だちとぶらついた思い出がある。祭り本番には、地区ごとのお神輿と屋台が町内を練り歩いたものだ。まだ終戦後間もなく普段からあまり派手な行事がない時代だっただけに、それは賑やかで思い出深いものだった。

 昨日から3日間京都では、日本3大祭りの祇園祭が行われている。5年前に妻と高齢者用のツアーに参加し、山車にも上った。また、その一方で九州博多では伝統の夏祭の「博多祇園山笠」が開催されたが、昨日不幸にも死亡事故が発生した。山車の担ぎ手が、転んだ上に挽き山車に挽かれたという。他にも山笠に乗る「台上がり」の2人が山車の傾いた時に落下して負傷した。日本古来のお祭りは威勢が良く、元気づけられるが、時には危ないと感ずる時がある。原因を徹底的に究明して、不幸な事故を2度と起こさないよう気を引き締めてもらいたいものである。

 中でも毎年9月と10月に行われる大阪の岸和田だんじり祭りは、テレビ・ニュースなどで放映されるが、前々から危ないなと思っていたお祭りである。実際には、だんじり祭りは、岸和田市だけではなく、関西では堺市、淡路氏、泉佐野市、三田市、尼崎市、富田林市などでも行われているが、前記の市では近年祭りの最中にほとんど死亡事故が起きている。今これらの自治体では、継続開催に反対の考えも多く、土地の文化と伝統を生かすか、或いは危険を考え中止するかと住民の間でも結論は出ていないようだ。難しい問題ではあるかも知れないが、いかに伝統行事とは言え危険性が高いと思われ、その上で実際に事故が発生するようでは、やはりペースダウンするか、一部or全面中止するのも致し方ないと思う。

 岸和田だんじり祭りは大きな山車が道路上を大勢の勢子に引かれて走り、カーブでもそのスピードを落とさない点でバランスが崩れ危険度が高いと思う。あまり伝統にこだわることなく、先ずは安全第一を心掛け、伝統行事を楽しむことを考えたらいいのではないだろうか。夏祭りシーズンたけなわに際して感じたことである。

2023年7月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com