ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5860.2023年9月7日(木) あまりにもお粗末な政治家の常識と無責任 

 政治家の言動には、信用出来ない点が多い。最近あった呆れた政治家の行動2件について批判を込めて報告したい。

 ひとつは、秋本真利衆議院議員の受託収賄罪事件である。洋上風力発電事業をめぐって「日本風力開発」前社長から多額の資金を受け取った容疑で、今日東京地検特捜部は秋本議員を逮捕した。国会中継の秋本議員の質問の場面を観てみると、いかにも日本風力開発の希望に沿った質問をしている。これでは前社長も「してやったり!」とつい贈賄する気持ちにもなるだろう。その資金の受け渡しも前例のない手を使っている。秋本議員を中央競馬の個人馬主に登録させ、競走馬を保有する馬主組合を共同で設立し、前社長が馬の購入費や飼育費として資金を馬主組合に送金し、秋本議員がいただくという手の込んだ金の流れをやっていた。

 秋本議員の常識を疑いたくなるのは、任意聴取で前社長から資金を受け取っていた点について聞かれると、前社長が資金提供の主旨を自白したにも関わらず、これはあくまで競走馬のための資金提供であり、これが贈収賄になるとは信じられないと惚けていることである。こんな不誠実な言動と金銭感覚で国会議員を務めているとは呆れるばかりである。受託収賄金額は、実に約6千万円だというからその怪しい金銭感覚も並みではない。

 もうひとつは、国会議員ではなく地方議員のケースである。度々派手な仮名で各種の選挙に立候補している間に、メディアでも取り上げられ、多少知名度が上がって今年4月に宮崎市議会議員に当選したばかりの「スーパークレイジー君」(本名:西本誠)である。

 このSC君は、同市出身で父親は元暴力団構成員で、母親は1歳の時に家を出て行き、少年院に5年、逮捕歴8回という不幸な半生を送って来た。その経歴を自慢するように選挙で立候補の都度、その華やかな?経歴を隠すこともしなかった。最初は2020年の東京都知事選に出て落選した。次いで21年に行われた埼玉県戸田市議選で当選したが、同市内に3か月居住の立候補要件を満たしていないことが判明し、市選管から当選無効の決定を受けた。最高裁へ上告したが棄却されたため、当選無効が確定した。22年には宮崎県知事選に立候補したが、完敗で供託金も没収された。そして今年に入って4月に宮崎市議選で知名度を生かし、全立候補者61人中第2位の得票で当選した。一部市民には期待されていたようだが、今月6日に知人女性に対する不同意性交致死容疑で逮捕された。議員に選任されてから半年も経っていない。まだ議員を辞めたとの情報には接していないが、早晩そうなるだろう。

 すべての政治家皆が皆、上記2人のようなローレベルの人物というわけではない。しかし、似たような議員が多いことも事実である。国、或いは地方行政に関わる重要な業務を選挙民から委託されて議会で行動出来るようになったわけだが、あまりにも自らの職責を感じることがなく、無責任で破天荒な行動をするのを見逃すことは出来ない。

 他にも随分怪しい議員がいる。彼らに一番考えて欲しいことは、自分は何ゆえに議員になったのか、選挙民に対する責任、常識的な行動、自ら得る所得は税金からだということを肝に免じて欲しいものだ。

2023年9月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5859.2023年9月6日(水) 懸念されるオーバー・ツーリズム

 5月に新型コロナ新規感染症防止上の位置づけが「5類」と緩和され、規制が緩やかになったが、マスクを着用する人の姿は大分少なくなった。ところが、メディアなどではあまり報道されないが、実際には新規感染者は着実に増えているようである。

 実は、観光業界ではコロナ明けを待望していたので、各地の観光地でも観光客が戻ってくるのを手ぐすね引いて待っている。懸念されるのは、日本のみならず世界的にも観光客がどっと押し寄せ、狭い観光地に観光客が溢れて引き起こされるオーバー・ツーリズム現象である。

 例えば、海外から最近こんなニュースが伝えられた。ひとつは、先月末オーストリアのハルシュスタットで過剰な観光客の訪問に対して、地元の住民が「生活空間を守る」と道路を封鎖して観光客が大勢で村を訪れることに抗議したというのである。30年ほど前に近くのザルツブルグを訪れた時、時間の関係で立ち寄るのを諦めたことがある世界遺産に登録された小さな村である。村民は僅か700人程度であるが、ピーク・シーズンには1日に1万人の観光客が押し寄せるという。村民の気持ちも理解出来る。

 もうひとつは、スペインのバルセロナである。ここには、観光客に人気の世界遺産・サグラダ・ファミリアがある。バルセロナは1992年開催のオリンピック以来年々観光客が増え、今ではスペインで最も観光客が多い都市となっている。同市の観光客数は年間約3,200万人で、市の人口(約160万人)の20倍である。バルセロナ市当局は、オリンピックを契機に観光客の増大を計画し、それなりの効果を上げたが、反面マイナス効果も生まれた。それは観光客が増えたことによる住民への諸々のダメージである。典型的なのは騒音問題と迷惑行為である。品行の悪い観光客が大声で騒いだり、民泊用マンションの共同施設などが壊されたり、禁止地区に無断で侵入したりすることだという。これらは、オーバー・ツーリズムとして近年急激に観光客が増えた他の都市でも見られる現象で、日本でもインバウンド業の発展とともに憂慮されていたことである。

 日本では京都市内などでもここ数年懸念されていたが、最近ではオーバー・ツーリズムが想定外のところで起きている。それは何と日本一の山・富士山で休むことなく一気に頂上を目指す軽装の外国人若者によりハラハラさせられる「弾丸登山」と、都内渋谷など繁華街の道路上におけるアルコールの立ち飲みと空き缶の投げ捨てである。これらの観光地以外にも早晩訪れる難題である。

 中々難しい問題を孕んでいるが、いずれのケースも国、或いは自治体として何らかの規制をせざるを得ないことだろう。実際昨日「弾丸登山」を試みたメキシコ人とアメリカ人の青年が、遭難騒ぎを起こした。幸いメキシコ人は下山し、もうひとりのアメリカ人は救助隊に救助されたが、今や身に迫った深刻な問題となった。このままオーバー・ツーリズムを放置するわけにはいかないだろう。外国人によるツーリズムも財政的には大いに歓迎されるところだが、このような問題が発生するようでは、手放しで喜んではいられない。

2023年9月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5858.2023年9月5日(火) 中国政府と中国国民のあざとい言動

 先月24日に福島原発の汚染処理水を海洋へ放水してから、中国は日本の水産物の輸入を全面的に禁止した。同時に中国国内から根拠のない嫌がらせ、迷惑電話やSNSを福島を主に日本各地に発信して、福島県の商店などでかなり営業妨害となり困惑している。日本政府としても中国政府が科学的な根拠に基づく情報ではなく、間違った情報で日本を非難しているのは遺憾であり、容認出来ないと中国政府に止めるよう要求している。しかし、これまでの中国政府の悪質な日本非難のやり方を考えると早急に改めるとも思えない。

 汚染処理水とは、国際原子力機関(IAEA)が、トリチウム含有量が基準値以下であると科学的に認めた汚染処理後の水のことである。中国は、日本に対してそれを「汚染処理水」と言わず「汚染水」と言い、まったく浄化されていない核汚染水を放水しているかのような情報を中国国内に流し、中国国民の反日感情を煽っている。

 ところが、この中国がこっそり原発核汚染(処理)水を垂れ流しているのである。それもトリチウム含有量が福島のそれより遥かに多く含まれた大量の処理水である。中国政府は、自国の汚染水は黙って公海に放出し、言論統制により国民には一切伝えず、日本が科学的にIAEAから容認された汚染処理水の放水を汚染水の放水と意図的に悪意を以て批判している。中国政府下の官製メディアも「日本は迷惑行為の被害者として同情を買おうとしている」と主張して、日本への批判を続けている。時に国内にSNS上に良識的な声が上がると削除したり、国民に反日的な言動を焚きつけている。いずれ分かるようなやり方は、中国もそろそろ止めてはどうか。流石にアメリカ政府も中国国内の情報伝達と中国人の嫌がらせ行為は、科学的ではなく、あまりにも政治的であると批判する有様である。

 この中国の日本非難には2つの大きな要因があるようだ。ひとつは、最近の中国経済の低迷、特に国民総生産の約3割を占める不動産業界の不振である。不動産業者へ支払った代金を返してもらえず、不動産も入手できない消費者の苦情に政府もやや困惑している節がある。もうひとつは、8月に河北省の避暑地・北戴河で開催された「北戴河会議」で憲法を冒してまでして第3期目の国家主席の座に就いた習近平主席に、これまでほとんど聞かれなかった習近平批判があったことが漏れ伝わってきたことである。それらの問題から国民の目を逸らせるために日本批判を利用しているのだ。先に就任間もなかった泰剛前外相を解任したり、習近平専制君主体制の強引な中国の領土・領海拡大地図が、アジア4か国から強硬な抗議を突き付けられ習体制に揺らぎが生まれているのではないかとも推察されている。それが来る9~10日にインドで開かれる主要20か国・地域(G20)首脳会議に習近平・国家主席が珍しく欠席することになった原因でもある。
 中国政府もそろそろ緊張感が保てなくなっているのではないか。国民への情報及び言論統制は度を超えている。大国中国の破綻は望んではいないが、もう少し良識的な言動とバランス感覚を備えて欲しいと思っている。今のように辺り構わず恫喝的な言動を続けているようでは、その内ロシア、北朝鮮同様に、どこの国からもまともな共存関係を保とうとの気持ちは示してもらえないと思う。そろそろ傲慢国家の看板を降ろしてはどうだろうか。

2023年9月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5857.2023年9月4日(月) 近所づきあい。今は昔「向こう三軒両隣」

 今日は台風12号が熱帯性低気圧に衰えたとは言え、その影響で東日本は雨模様の所が多いようだが、我が家の庭も午前中は雨で草木がしっとり濡れていた。月曜日なので燃えるゴミを出す日でもあり、雨の中では段ボールは控えて空き缶だけを外へ出したが、道路を隔てた目の前の道路の角には、段ボールが山と積まれていた。これはいつものことだが、雨の中では段ボールがびしょ濡れになるのも構わないようだ。私たちが現在の場所へ引っ越してきたのは43年前になる。その当時自宅前は古い木造アパートと空き地内に駐車場があった。そこへ10年ほど前に10軒近くの住宅が建設され若い人たちがやって来たが、昔と違って引っ越しの挨拶はもちろん、普段から近所づきあいがまったくない。せいぜい言葉を交わすのは目の前の2軒のご家族だけである。若い人たちは、ゴミ出しのルールも守らず、強風が吹いたりすると出した段ボールなどが我が家の門まで吹き飛んでくる。私たちが越してくる前から居住しておられるご近所の年配の方々は、道路上でお会いすれば軽い挨拶や、立ち話をすることもある。今も「向こう三軒両隣」の情はある。それがどうして近頃の若者たちは、ご近所と交流をしようとしないのだろうかと以前から不審感を抱いていた。

 引っ越し続きだった自分自身の過去を振り返っても、今までご近所さんとは、親しく気軽に何でも話していた。現在の隣づきあいを拒絶するような空気は、平成年代に入ってから特に目立つようになった気がしている。

 そんなことを考えていた時、NHKで「世界ふれあい街あるき」で「シルクロードの青い都―サマルカンド(ウズベキスタン)」を観たことを思い出した。残念ながらまだ1度もここを訪れたことがない。13世紀にモンゴル軍の侵攻によって一時は廃墟と化したが、英雄ティムールによって一大帝国として復活した。現在世界遺産に登録されている。ウズベキスタンの第2の都市であるが、人口は僅か52万人である。市内には青いタイルのイスラム式建築物が立ち並ぶ姿はサマルカンド・ブルーと呼ばれ、多くの外国人観光客を虜にしている。

 実は、この街の人々がとてもフレンドリーで誰彼となく通りがかりの人にも気軽に声をかけ、自宅に招き、ご馳走までしてくれる。彼らもそれがこの街の伝統で住民もそれが普通だと思っていると言い、自宅内で家族を紹介し、楽しいひとときを過ごすことを待っている印象である。こういうおもてなしの風習は、外国でも途上国の地方都市などに多い。実際私自身インドネシア、タイ、ビルマなどで現地の人たちから受け入れてもらい、忘れられない時を過ごしたこともある。結局都市化が進んで人々がお互いに接触する機会が減り、他人と過ごす時間が無駄な時間だと考えるようになり、少しずつ避けるようになった頃から、人間としての情が失われ出したように思う。

 もっと人や自然と触れる機会を増やすことが、今の世知辛い世を温もりのある社会にし、人々を思いやりのある人にするのではないかと考えている。そういう意味でもサマルカンドの人々の考えと行動力を知ったことは、とても参考になった。健康が許せば、何とか1度サマルカンドを訪れて見たいと考えている。

2023年9月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5856.2023年9月3日(日) 日本バスケットボール・チーム、パリ五輪へ

 このところ日本スポーツ界の力が全般的に上がって、スポーツ・ファンがかなり盛り上がっている。昨日沖縄で開催中のバスケットボール・ワールドカップ(W杯)順位決定リーグ最終戦で、日本はこれまで国名も知らなかったアフリカのカボベルデを破り、アジア最上位が確定して来年開催のパリ・オリンピックへの出場権が決定した。バスケットボール(通称バスケ)のように背の高い選手が有利なスポーツでは、日本は決定的に不利で、他のスポーツに比べても世界のレベルからはかなり遅れ、人気も取り残されている。野球、サッカー、ラグビー、バレーボールはもちろん、女子サッカーにも人気では及ばないかも知れない。

 実際日本バスケ代表の実力は、1976年モントリオール五輪でエジプトに不戦勝して以来ほぼ半世紀の間公式戦で外国チームに勝ったことがない。それがNBAチームに所属する選手も加わるようになり、チーム力も向上し、今年のW杯では格上のフィンランドとベネズエラに勝ち、勢いに乗ってカボベルデを倒し、五輪出場権を勝ち取ったのである。幸い大会がバスケ・ファンの多い沖縄で開催され、熱い声援を受けて選手を力づけたことが大きいが、NBAサンズの渡辺雄太選手や、日本国籍を取得した元アメリカ人・ホーキンソン選手のような本場仕込みの長身選手が加わったことにより、これまでにはない実力を発揮することが出来るようになったと言えよう。今後バスケ・チームの大いなる活躍を期待したいところである。
 ついては、今大会の参加国を見て、昨日対戦したアフリカのカボベルデという見慣れない国があるのに気付いた。偶々昨日日本チームが対戦することになったが、今大会まで寡聞にしてその国名を全く知らなかった。

 改めてこの「カボベルデ」という国を調べてみたところ、1975年にポルトガルから独立したばかりで、その時点で日本とも国交を結んだが、現時点ではお互いに外交官事務所は置いていない。アフリカ大陸から3700㎞も北西部に位置する滋賀県程度の国土に約56万人の人口を抱える小さな島嶼国である。農漁村の島で日本からは遠洋漁業船が補給基地として立ち寄ることが多く、そのためであろうか、日本との貿易は日本の年間5千万円の輸出だけであるが、経済支援では4番目に多い。今回この国は日本人に強く印象に残ったことだろうから、今後交流を深めていければ良いと思う。

 小学生のころは、世界地図でよく外国の地名探しを楽しんだものだったが、その当時ブータンの首都はプナカだった。ブータンという国すら知られていなかった当時、各国の首都名を覚えてはお互いに友だちと教え合っていた。中でもプナカは、名前が面白いと興味を持たれた。だが、今ではブータンの首都はティンプーに変わっている。1955年まではプナカは温暖の地ゆえに「冬の首都」と呼ばれ、1907年には初代国王の戴冠式が行われたが、55年以降プナカは「冬の首都」を返上し、ティンプーが通年の首都となった。この事実もごく最近まで知らなかった。他にも世界にはまだまだ興味深い都市があると思う。手の空いた時に、そんな都市を探してみようかなと思っている。これもバスケのお陰である。

2023年9月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com