ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5875.2023年9月22日(金) エマニエル駐日アメリカ大使の暴言

 エマニエル駐日大使の中国を挑発するようなX(旧ツィッター)への投稿が中国を怒らせ物議を醸している。同大使は着任時から普通の外交官とは異なり、鉄道好きでしばしば都内で電車に乗ったり、ランチは必ず誰かと一緒に取るなど、庶民的なのである。だが、今回の中国批判には、中国の外相や国防相が着任間もないのにこの数か月内に消息不明になった疑念にズバリ直言している。外相の消息についてはアガサ・クリスティの小説「そして誰もいなくなった」に例えて、その登場人物のようだと皮肉たっぷりに発信し、国防相については、シェークスピアの「ハムレット」の一節を引用して「何かが怪しい」と発信した。

 ところが、現在バイデン政権は、11月にアメリカで米中首脳会談を実施することを検討し、対立が激しくなった米中間の緊張緩和を図ろうとしている。このタイミングの悪さにバイデン政権は、このエマニエル大使の中国に対する行き過ぎた投稿に困惑し、東アジアにおけるアメリカの取り組みに反していると大使に苦言を呈した。

 アメリカの駐日大使には安政5年に着任した初代弁理行使タウンゼント・ハリス氏からエマニエル現大使まで31人が日本に駐在した。これまで様々な人物が赴任して来たが、60年安保闘争当時にはライシャワー大使、先々代大使にはJ.Fケネディ大統領長女のキャロライン・ケネディ大使らが日本人にとっては印象が強い。

 だが、ウイリアム・ハガティ前大使のように、エマニエル大使同様にやや物議を醸す発言が多かった大使もいた。例えば、大使在任中にトランプ大統領の下で上院選に立候補するため中途で大使を辞任した。そして、日本にとって聞き捨てならない発言までしている。

 日本が未だアメリカの占領下にあるような傲慢な発言だったので、私もとても納得出来ず、2021年11月29日付ブログに「アメリカのお節介と置き土産」としてハガティ発言を取り上げた。するとこのブログに多くのアクセスが寄せられ、Googleの報告では、私が過去16年余に亘って毎日書き続け5千8百回ほどに達したブログの中でも、この日のブログは3番目にアクセスが多かった。多くの人がハガティ発言を批判した私のブログに納得し賛意を示してくれたものと理解している。日本人にとってハガティ発言は、許しがたいと受け止めてもらえたのではないかと思っている。

 ハガティ発言は、最近の中国の動向から推して日本の軍事的貢献が不可欠と訴え、アメリカはGDP比3.5%以上を軍事費に充てているが、日本でもせめてGDP比2%にまで引き上げるべきだと主張したものである。まったく大きなお世話である。日本の国情と日本人をよく理解して当然の駐日大使が、日本の憲法がまるで分っていないうえに、日本の財政にまで口出ししている。こんな人物がよくぞ大使になれたものである。人の好き嫌いと一時的な思いつきだけで大役を任命するトランプ人事の典型である。エマニエル現大使もいつ口撃の矛先を日本に向けるか分からない。警戒すべき人物である。

2023年9月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5874.2023年9月21日(木) 心臓の不整脈はひとまず安心

 先月診てもらったエコーとホルター心電図の結果報告を伺いに、妻と慶応病院循環器内科を訪れた。今日も通常の心電図検査をしてもらったが、先月丸一日着けていたホルター心電図検査の結論として担当医師から大きな不整脈の兆候は見られないというホッとするご報告だった。それでも不整脈が見られたことは事実であり、今後とも脳梗塞の防止のためにも服用中の血液サラサラの薬を毎日飲み続けるようアドバイスされた。偶々左手の親指の付け根に直径1cm程度のシミのようなものが、3日ほど前に表れたことをお話したところ、血液サラサラ薬の影響によるものでしょうとのことだった。医師は、結果オーライというのではなく、今後定期的に心電図で検診することが大事とのことから、12月に再び検査してもらうことになった。それでも気にしていた検査結果が心配するようなものではないと知り、気分的にはスッキリした。

 さて、先日来明治神宮外苑再開発が広く騒がれ、開発自体と開発事業者の対応に多方面から反対の声や批判が上がっている。ユネスコの諮問機関であるイコモスからも東京の少ない緑地を減らすことについて、再検討するよう要望が出ている。

 個人的には私もこの大掛かりなプロジェクトのメリットがどうにも理解出来ない。再開発自体は外苑一帯の土地の端に超高層ビルを建設することに地主である明治神宮と開発会社の三井不動産が主体的に計画を立て、それを東京都が容認、支援する形を取っていると理解している。強い反対を押し切ってまでして強引にプロジェクトを進めるのは、明治神宮に相当な資金が入るからだと考えている。プロジェクト自体の開発計画には、実際には三井不動産、明治神宮の他に、独立行政法人・日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事の4つの事業体があるが、彼らの思惑は、開発という名を借りた金儲けではないかと思う。

 そこへこの問題を巡り、超党派の国会議員連盟「神宮外苑の自然と歴史・文化を守る国会議員連盟」の発起人である船田元自民党議員が、今日日本外国特派員協会で会見し、概ね次のような主旨の話を述べた。船田氏は再開発の是非に触れることはなく、この再開発の背景には明治神宮の財政状況が影響していると語った。明治神宮の「神宮内苑を守るために外苑の再開発でお金を稼ぐ」構図になっており、それは理解出来ると開発に踏み込んだ目的に触れた。そして、船田氏は明治神宮が財政的に苦しいなら、先般国立科学博物館が行ったようなクラウドファンディングを検討するのも良いのではないかと提言した。同席したイコモスの日本国内委員会理事は、内苑のために外苑を壊していいということだと創建時の理想が失われると言い、あくまで再開発の即時中止を求めている。

 いつも主導力を発揮せず、責任をとらない小池百合子都知事は、4事業体に説明を求めるかのように「明治神宮の内苑を守り、外苑をスポーツなどで楽しんでいただく施設に変えていきたいというのが、今回の4事業体の考えだ」とまたまた他人事のようである。このような発言を聞いていると、情けない知事を選んでしまったものだと反省すると同時に、責任は我々選挙民にもあるのではないかとも思っている。さて、再開発自体は一体どうなるだろうか。

2023年9月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5873.2023年9月20日(水) WCに負けず周囲にもラグビー・ムード

 フランスでは今ラグビー・ワールドカップで盛り上がっているようだが、日本にもでもそれなりにメディアが取り上げ、前回日本大会とは異なるムードが湧いている。先日日本代表チームが優勝候補の一角であるイングランドに敗れたのは、やや残念な感があるが、あと2試合に持てる力を発揮してくれれば、勢いを取り戻すことが出来よう。

 私の周辺でもそれなりにラグビー・フィーバーが盛り上がっている。一昨日茨城県水戸市で開催された第14回全国中学生ラグビーフットボール大会(太陽生命カップ)の第2ブロック・ラグビースクール部門で、孫が所属する横浜ラグビースクールが何と優勝したのである。孫はまだ中学1年生でレギュラーではないが、精いっぱいチームを応援していたという。今年3月には、横浜ラグビースクールは小学生部門の全国大会でも優勝を成し遂げている。残念ながら孫は、リザーブで直接優勝には貢献出来なかったが、大柄で身長175cmの身体を活かしてFWのポジションをこなしている。来年以降に期待したいと思っている。

 そして、昨日高校ラグビー部仲間で茅ヶ崎ラグビースクール会長を務めている大島くんから、メールを受け取った。それによるとワールドカップ・フランス大会に因んで彼がAFP通信の取材を受け、そして8月26日AFP・BB Newsが練習中の大島くんの活動について報道した。自宅でのストレッチ風景まで取り上げられている。日ごろより子どもたちにラグビーを指導しながら、80歳を超えてなお赤いパンツを履いて試合にも出場している。根っからのラグビー好きである。AFP通信は、同じように各国の巷のラグビー風景を特集として報道したようだが、それほどワールドカップ開催中のフランスでは、ラグビーが関心を持たれている。私はとても彼のように熱中するようなことは出来ないが、高校から大学、そして社会人になってからもラグビー人生をエンジョイしている彼の姿には脱帽である。

 さて、いま世界中で無許可の移民が激増している。いわゆる密入国である。特に多いのは、メキシコからアメリカ合衆国へ陸路密入国するケースであるが、比較的移民に対して受け入れ寛容な姿勢を示していたヨーロッパ各国も最近では、頑なな姿勢を取るようになった。それは経済上の問題もあるが、治安上の不安が大きいようだ。特に密入国の場合は、ほとんどの入国者が無一文のまま入国するので、職もなく、食べるものもなくなり、ついには悪の道へ走る。

 中でも最近イタリア領でありながらイタリア半島から遠く離れ、チュニジア沿岸から僅か150㎞のランペドゥーサ島へアフリカ系移民が押し寄せ、過去1週間で1万人を超える人々が着の身着のままで入国して、島民6千人の島では対応に苦慮している。流石に移民政策に前向きだったイタリア政府も音を上げ、他のヨーロッパ各国へ移民の受け入れ分担を求めているが、かつては移民に好意的な立場を貫いていたドイツ政府もメルケル前首相交代と同時に、右翼勢力が力を得て、フランスとともに反移民を掲げている現状である。人種問題も絡むだけに難しい問題である。

2023年9月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5872.2023年9月19日(火) 意外な付き合いから知った「世間は狭い」

 以前にこのブログにちょっと触れたことがある。少々意外だったが、思いがけず「世間は狭い」という現実を知らされることになった。

 昨晩大学ゼミの後輩からメールを受け取った。その後輩とは、大学を卒業して60年もの長きに亘り、ゼミの恩師、先輩、同級生、後輩らとともに普段から親しく交流を続けている後輩というより、同輩、友人である。彼は毎年2度アマチュア・オーケストラの「上野浅草フィルハーモニー管弦楽団」定期演奏会で楽団の1演奏者としてチェロを奏でている。

 実は、4年前に京都市内で中学校の同窓会が開かれた時、同じクラスだった女性から息子さんが東京にいて、NHK交響楽団でチェロを演奏していると聞き、早速チェリストの友人にその名を尋ねてみたところ、チェロ界ではかなり知られたN響の首席チェリストだと知らされた。その後テレビでN響の演奏の度ごとに注目して観ていた。その名を藤森亮一氏と言い、確かにオーケストラの中でも強く存在感が感じられた。友人の話では、友人のオーケストラでは近い内にチェロ・グループのレッスンに、個人的に藤森氏に指導してもらう予定であると聞いていたが、昨日がそのレッスンの日だったという。レッスンの後に食事を一緒にされ、その際藤森氏の母親と私が京都市立上桂中学校(現桂中学校)で同じクラスに在学していたことを、友人が私のHPから転写した卒業写真を見せて話したところ、藤森氏もあまりにも意外な縁にびっくりされたらしい。そして、友人が事前に購入した拙著を私からの贈呈品として差し上げ、その写真をメールでわざわざ送信してくれた。

 流石に藤森氏も実家京都市内に住む母親と、その日の教え子の友人であり、都内に住む私が同級生だったことには大分驚いたようで、世間は狭いですねと仰っていたとか。しかも今日友人から改めてもらったメールによると藤森氏も母親と同じ中学出身というから、藤森氏は私にとっても中学の後輩にあたる。こんなことがあろうとは思いも寄らなかったことである。藤森氏同様に私も世間は本当に狭いものだと実感している。11月に今年度2度目のコンサートが行われるが、藤森氏のご指導を得てオーケストラのチェロ部隊は、きっと素晴らしい音色を聴かせてくれることだろうと期待している。

 さて、モロッコの地震に次いで去る11日に隣国リビアで発生した、大洪水の被災状況の正確な全体像が中々把握出来ない。発生当初は死者2千名と言われたが、これはすぐに追加訂正され、14日には地元デルナ市長はNHKの取材に対して死者8千名と公表した。同時に2万人以上に上がる恐れがあるとも言った。それが一昨日には国連人道問題調整事務所(OCHA)は、死者は1万1千300人、行方不明者が1万100人に上がり、今後更に犠牲者は増えると発表した。

 被災が大きくなったのは、過去にこれほどの暴風雨が地中海沿いを襲ったことがなかったために豪雨対策が行われていなかったことと、市街の中心部を流れる川の地形、地中海を襲った特殊な「メディケーン」と呼ばれる低気圧などが大きな原因とされている。復興問題を含めてその後も被災者が増えているのは、リビア国内の政治的な対立が最大の原因であるように思える。

 2011年にそれまで独裁的な権力を握っていたカダフィ大佐が暗殺されてから、国の西部、首都トリポリにある暫定政権と、東部の被災地デルナを支配する東部勢力の軍事組織の間で内戦状態が続いていることが大きい。2020年には一時的に国連の仲介により停戦が実現したものの、それぞれ議会と首相が選出されるなど分裂状態は解消されず、混乱が続いていた。このため東部地域にあった2つの砂防ダムは充分な整備が行われず、決壊した原因となった。2つの勢力が対立してこのままの状態では、復興も覚束ない。現状は国連でさえ手に負えない。ウクライナに高価な兵器類を次々と送り込んでいる無駄を停戦させることによってストップさせ、少しでもこれらの貧しい国々へ支援を行うわけにはいかないものだろうか。世界の政治家の知恵と行動が機能しなくなっているのが、もどかしい。

2023年9月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5871.2023年9月18日(月) 日本同様アメリカ政界も人材不足

 今盛り上がっているラグビー・ワールドカップで、今朝日本は第2戦で前大会準優勝のイングランドと戦い、惜しくも34-12で敗れた。日本時間今朝4時のキックオフではテレビ観戦するわけにいかず、今朝のニュースで惜敗の結果を知った。13―12の後半16分に相手がノックオンをやったと思って気を抜いたところをトライされた。TMOの結果ノックオンではないと判定されたが微妙なプレイだった。その後立て続けに3本も奪われてしまった。日本は4PGだけでノートライだった。第1次予選突破に向けて次の対サモア戦は、29日の午前4時に行われるが、もう負けるわけにはいかない。残念ながら朝も早過ぎるので、またもやテレビ観戦が出来ない。

 ついては、今日は「敬老の日」である。近年少子高齢化が進行していると言われるが、実際65歳以上の高齢者の数は、3千6百万人で、総人口に占める割合は29.1%で3割がお年寄りということになる。80歳以上の高齢者は1,250万人で、初めて全人口の10人に1人となった。いよいよ日本はお年寄り王国となった。私も残り2か月足らずで85歳になるので、四捨五入すれば90歳になる(笑)。今以上に健康に留意しなければいけない。

 ところで、驚いたのは年は取っても働く高齢者がかなり多いことで、就業者全体の内高齢者が占める割合は13.6%になるという。年代的に見ても65歳以上は50.8%、70~74歳は33.5%だそうだから、定年は過ぎたが働かなければならず、経済的に苦しい人々が多くいるということである。

 さて、アメリカの政界を見回してみて、日本同様にアメリカでも優秀な政治家が中々いないのではないかと考えている。例えば、来年のアメリカ大統領選挙で民主党、共和党ともに絶対的な切り札候補者がいない。現職民主党のバイデン大統領は、現在80歳で最近高齢による衰えが目立っている。2年後の選挙、更に当選したら更に4年間任期を全う出来るか不安視されている。一方の共和党からは、現時点での最有力候補者はトランプ前大統領であるが、前回バイデン大統領に敗れ野に下ってから理不尽にも4件も起訴されているふしだらさである。現職と前大統領以外にこれという候補者が見当たらない選挙戦となる。ドングリの背比べである。

 そこへ最近取り沙汰され出したのが、ロバート・F・ケネディ・ジュニアが民主党から立候補の意思を表明したことである。あのロバート・ケネディ元司法長官の子息であるが、これが中々いわくつきの人物らしい。現在80歳のバイデン氏の健康が心配であると主張して69歳でボディビルによるマッチョぶりを売り物に民主党から立候補するようだ。

 但し、このケネディ・ジュニアは、アメリカがウクライナ支援を止めることを提案し、ロシアがウクライナの一部を占領することを容認し、海外のアメリカ軍基地約800か所から米軍を撤退させ、台湾支援は2028年までと主張し、ワクチン接種に否定的で、その想像外に過激な言動がアメリカ各界に混乱の種を撒いている。J.F.ケネディ大統領家系の人びとからも、非難の声が聞かれるようで、一部には、民主党のトランプと揶揄される有様である。政治家系としての筋は良いとしてもその激しい性格が各方面から警戒されている。

 アメリカはいろいろの分野で豊富な人材を抱えていると見られていたが、近年は大統領選で観る限り人材払底のようだ。そのために、ついにはバラク・オバマ元大統領が現在62歳の若さ?を買われて、再び大統領選へ担ぎだされようとしたこともあったが、ご当人にその気がまるでなく、それではミシェル・オバマ夫人を大統領へ、そして元大統領を副大統領へという珍案もあったようだが、これも夫妻にその気がまったくなく、アメリカにも人材が中々いないものだと知らされることになった。

 世界一の大国といわれるアメリカに人材が枯渇しているようでは、地球温暖化対策なんて二の次なのだろう。年々地球が熱くなるのも現状ではやむを得ないと諦めるべきだろうか。

2023年9月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com