ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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6520.2025年3月20日(木) 拙著英語版電子書籍化のための準備

 このところお陰様で寄稿する機会が多くなった。同時に今年になってからある出版社から提案があった。4年前に上梓した「八十冒険爺の言いたい放題」英語電子書籍版の出版を考えてみてはどうかと提案があり、おの話を聞いて現在その計画を進めている。そもそもこの話のきっかけは、日本に在住する日本語を理解する外国人の間で、この本は外国人にとっても興味深く面白いので、英語版が発行されたら結構受けるのではないかという話が出版社の耳に入ったそうである。そこでその話を最初に聞いた時に、誰が英語に翻訳するのか、海外に通じている適当な人がいるかと尋ねたところ、今流行りのAIが日本語を英語に翻訳すると知り、本当だろうか、今流行っているAIが、微妙な内容や会話を私の考えた文章通りに英訳できるのだろうか半信半疑だった。それでも拙著自体は3版も発行されたし、日本語版電子書籍もAmazonで売れ筋5位にランク入りした実績もあるので、不安と同時に多少の期待感はあった。それで英語版電子書籍化を承諾した。

 そしてAIによる最初の校正原稿が先月中ごろに送られて来た。初めて人間による翻訳でない英文を目にして、翻訳が少々おかしいと感じたのが第1印象である。そして、大学のゼミの仲間で滞米経験が長く英語に精通してこれまでに翻訳書を何冊か出しておられる遠藤靖子さんに翻訳のチェックをお願いした。彼女は友人で早大講師のイギリス人ロバート・ジョーンズ氏に依頼してくれ2人で拙著の初校を視てくれた。いろいろやり取りを行った末に、今日何とか初校原稿の校正を終え、原稿や貼付書類を出版社に送信したところである。翻訳文のチェックをしてくれたお2人は献身的に校正作業に努めてくれ、大いに助かった。これから校正を見て出版社が何と言ってくるか分からないが、しばし待ちたいと思う。

 さて、阪神大震災が発生してから、今年でちょうど30年になったが、30年前の今日は別の人為的に恐ろしい事件が起きた日である。折も折今日は春分の日である。呪わしいオウム真理教による地下鉄サリン事件が起きたとは想像も出来ない。東京メトロの霞が関駅の電車内で有毒ガス・サリンが散布され、14人が死亡、6千人以上の人が負傷した事件である。事件の中心人物・麻原彰晃をはじめ首謀者らはすでに処刑されたが、残った教団の幹部らが名称を変えて今も宣教活動を続けている。

 当時教団本部は、私が勤務していた代々木の会社の近くにあり、夕方になるとJR代々木駅前で♪ショウコウ ショウコウ アサハラ ショウコウ~♪と盆踊りのように手振りよろしく踊っていた光景を何度か見かけたものである。警察庁は2度とこのような残酷な事件を起こさないように警備を強めており、法的にもオウム真理教宗教法人の解散命令が確定したが、後継者が名称を変えて新たに同じような組織を結成し運営している。後継とされる「アレフ」を主に分派した2つの組織だけでも全国に30施設、信者が1,600人もいるというから一気に壊滅させるわけには行かないだろう。こういう怪しげな組織に簡単に取り込まれてしまう人がいることが問題だし、その原因が中々分かり難い。よほど気丈で、妙な勧誘に負けない強い精神力を培わなければ、つい虜になってしまうのかも知れない。怖い世の中である。

2025年3月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6519.2025年3月19日(水) 大谷効果か? MLB開幕戦が大盛り上がり

 昨年大谷翔平選手の大活躍で日本でもアメリカの大リーグMLB人気が盛り上がって、今年の野球シーズン幕開けは日本のプロ野球開幕に先んじて、昨日東京ドームで行われたMLBのドジャース対カブス戦だった。特別番組を組んだり、選手の都内における行動を追ったり前人気も大変だった。民放テレビで観戦していて驚いたのは、CMがものすごいボリュームで、イニングの終わる度にどっと連続的にスポンサーのCMが連発されることである。両チームの対巨人、阪神戦を含めた4試合で22社のCM提供により、100億円が供出されるというからただ事ではない。実際試合を生中継した日本テレビの視聴率は、世帯平均で31.2%、瞬間最高は35.7%だったというから並外れていて宣伝効果はあったのではないかと思う。MLBコミッショナーも選手と一緒に来日し、野球をアメリカ国内ばかりでなく、日本や韓国などのレベルも上がり野球人気の拡大を図り、野球を世界的なスポーツへ発展させたいと語っていた。昨年亡くなった生涯にMLB最多の4,256安打を記録したピート・ローズ選手が、かつてイチロー選手が日本の記録を合わせて3千本安打を放った際に高校野球とは一緒にしないで欲しいと日本の野球のレベルの低さを皮肉ったことを思うと昔日の感がある。大リーグの開幕戦に日本人選手が4人も出場し、ドジャースの開幕投手・山本由伸投手が勝ち投手となった。これから日本のプロ野球も開幕し、野球人気も期待通り広がっていくだろうか。

 一方で、昨日はセンバツ高校野球大会も開会式を迎えた。ちょっと目立ったのは、選手宣誓で和歌山市立高校の川辺謙信主将が、「~野球人口が減少する中で、高校野球は新たな時代へ向かい、歩み始めています。~ここで改めて問います。みなさん、高校野球は好きですか?」と観衆に問いかけたのである。かつては、決まりきったように「全力で戦うことを誓います」と硬い発言していたのが、今ではここまで自己主張、考えを述べるようになったのだ。高校生の間にも、野球がサッカー人気に追い越されていくことに危機感を感じたのだろうか。高校野球もこれから変わっていくことだろう。

 そして昨日は開催中の大相撲春場所にも異変があった。10日目で早くも新横綱豊昇龍が休場してしまったのだ。場所前にはひとり横綱だった照ノ富士が引退して、横綱不在場所の大相撲に期待の新横綱が誕生し、横綱自身も責任感を感じてやる気満々の表情を見せていた。それが前日9日目までに5勝4敗という、新横綱としては期待を裏切る屈辱的な結果に相成った。新横綱の場所中の休場は、双羽黒以来39年ぶりということである。場所前には「何が起きても休場はしない。負けても休場はしない」と言ったが、結局フェイク発言だった。横綱も段々政治家に似て来たものである。やはり大阪の春場所は荒れるとの言葉通り、尋常ではない。横綱豊昇龍には来場所こそ捲土重来を期して欲しいものである。

 さて、今日は妻と長男とともに甥っ子のジャズのライブショーを鑑賞に現座「スウィング」へ出かけた。朝の内は雪がかなり降っていたが、天気予報通り午後には晴天となりしばらくぶりの銀座界隈の混雑ぶりには少し驚いたが、やはり懐かしい。体調が万全でない中だったが、今月末に長男が大阪へ転勤となるので、以前から自分のバンド「イメージ」を抱えて活動を続けている甥のショーを見せてやりたかったのだ。以前に同じ場所で兄らと鑑賞したことがある。久しぶりだったが、雰囲気が良く、ベースを演奏した甥も中々好評で良かったし、食事も美味しく息子も満足したようだ。忙しくても、体調がやや不良であっても偶には息抜きは気分的にすっきりする。また、しばらくしたらまたいずこかで甥のライブショーを楽しみたいと思っている。

2025年3月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6518.2025年3月18日(火) きな臭いアメリカとイスラエルの関係

 昨夕から夜にかけてまた不意に下腹部が痛み出し、お腹を摩ったり体勢を変えたりして何とか痛みを和らげようと試みたが、中々痛みは消えない。今まででも一番痛いほどだった。これが当たり前のようになると困ると思っている。先日の診断で小腸に原因がありそうだというまま服用薬による処方をしているが、薬で痛みが消えない場合はどうしようもない。結局ベッドで休むまで痛みは消えなかった。そのままぐっすり眠り、今朝起きたら痛みは感じなかった。睡眠は充分取れるので、その点は救われる。尾籠な話で恐縮だが、最近は夜中にトイレへ行く回数が1晩に3回もあるが、昨晩はたったの1回しか排尿しなかった。眠りが深かったのだろう。それにしても原因がはっきりしないままこうしばしばお腹に痛みを抱えるのでは旅行も出来ない。不本意だが、もう少し様子を見るより仕方がないのだろう。

 さて、トランプ大統領のウクライナ停戦案が、ウクライナの賛成は得たが、一方のずる賢いロシアのプーチン大統領にはあまり評価されず、今晩トランプ、プーチン両大統領による電話会談が行われる。それに合わせてプーチン寄りのトランプに対してヨーロッパ連合(EU)議会の批判と反発が厳しく、フランス中道左派議員が、自由、平等、博愛の精神を忘れてしまったアメリカに自由の女神像の返還を求めると言い出した。トランプ大統領のフランス版である。よほどアメリカの強引さに我慢ならなかったのだろう。自由の女神像は、アメリカの独立を祝って当時のフランス政府が、アメリカ政府に贈呈したものである。今では観光名所となり世界遺産にも認定されているほどである。

 そのアメリカと心をひとつにしているイスラエルは、ガザ地区の攻撃は1月以来停戦中であるが、その第一段階が過ぎた今、ガザ地区に対して今日イスラエル軍が激しい攻撃を仕掛け、ガザ地区の住民の間に400人以上の死者を出した。この攻撃の前の16日アメリカはアラビア半島沿岸の紅海やアデン湾洋上を航海する商船を不意に攻撃し53人が死亡した。この地域に強い存在感を持っているイランによる支援を受けているフーシ派を壊滅させようとの狙いである。このとばっちりを受け一昨年11月に拿捕された日本郵船の貨物船も攻撃を受けた。イスラエルとアメリカは、思い通りに行かないと話し合いや交渉より、直ちに軍事行動で圧力をかけ、戦争へ走る好戦的な国である。

 ウクライナ停戦が成るかと世界中が注視している中で、イスラエルのガザ攻撃を支援したり、紅海で民間の船舶を空爆して、肝心のウクライナ戦争を停戦出来ず、アメリカの発言と存在感にどんな重みがあるだろうか。

2025年3月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6517.2025年3月17日(月) 何が原因か? 劣化した地方選挙の実態

 セルビアの首都ベオグラードにいる友人山崎洋氏から12日にメールを送ってもらったが、それには15日に学生デモに交じり野党が国会内へ突入するようだと書かれていた。彼が案じていた通り、実際15日に首都で反政府デモが行われ、10万7千人が参加したと伝えられ、テレビ画面で観ると国会内では発煙筒までたかれ、議場内では傘で防止しているような光景も見られた。議場内は煙が咽んでいるようだった。そもそもの原因となったのは、昨年11月に中国政府の提唱する「一帯一路」路線に基づく中国企業による駅の杜撰な改修工事が行われ、屋根が崩落して15人が死亡したことが原因のようである。これは親中国路線を歩むブチッチ政権が、中国企業に改修工事を依頼したことによって事故につながったと見られたからである。

 抗議を主導する学生らの活動は、3カ月以上も続いており、この間にブチッチ首相は辞任を表明したが、圧力には屈しないし、街頭デモによって国のルールを決めさせるようなことはしないと強気な姿勢を貫いている。

 どこの国にも諍いはあるものだが、中国企業による手抜き工事によって死者が出たことが、中国に対する反感となり、それが親中国路線を走るブチッチ政権への反発となったようだ。

 一方、国内でも石破首相の商品券配布問題のように、お詫びを繰り返しながらも法律には反しないと弁解しているが、常識的に考えても今裏金問題など微妙な時にこういう違法すれすれの事象をやること自体、誰が考えてもおかしいと思う。その点でこれからも当分の間首相は追求されるだろう。

 ところで、いま全国のかなりの大小自治体で、首長選が行われている。昨日投開票された千葉県知事選が勝負は別にして注目されていた。それは現職知事を含む4人の立候補者の内、とかくの噂のある2人が立候補したからである。ひとりは「NHKから国民を守る」立花孝志代表であり、昨日選挙外の霞が関で演説の休みの間に暴漢に襲われケガをした人物である。もうひとりはこれも政治団体「つばさの党」黒川敦彦代表である。黒川氏は、昨年の東京都知事選で小池候補の後を追いながら選挙妨害のような行為をして、選挙違反に問われたような政治を真面目に捉えていない人物である。いずれも泡沫候補である。戦前から予想されていたように、これという対抗馬がおらず、現職の当選が確実視されていた。

 その結果投票率は懸念されていたように35.7%で4年前の45.03%を9.33%も下回るような結果となった。近年は選挙における若者の投票率が低下傾向にある、今回も惨めな結果となったが、選挙権行使の年齢を下げるばかりでなく、もっと選挙に対する関心を高め、投票所に足を運ぶことを考えないと似たような次元の低い選挙が展開されるようになるだろう。

 もうひとつの地方選挙の例を挙げておこう。それは千葉知事選・千葉市長選と同じ昨日行われた東京都武蔵村山市長選の結果である。現職に対抗して新人が立候補したが、その候補者の名前が何と「AIメイヤー4号」という選挙民を愚弄したような候補者だった。案の定シラケ切った選挙は、投票率が過去最低の22.15%で11年前の前回の32.33%から実に10.18%も下落した。自治省を含めて自治体でもまともな選挙が実施されるよう対策を練るべき時ではないだろうか。

2025年3月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6516.2025年3月16日(日) 文化人に倣う難しい言葉と表現

 文芸春秋社から今月初め「昭和100年の100人」と題するムック、3部作「リーダー篇」、「スタア篇」、「文化人篇」が出版された。先月店じまいした自由が丘駅前の「不二屋書店」で最後の買い物をしたのが、「文化人篇」である。中々興味深い。100人の名前は10人ばかりを除いてほぼ知っているが、中に印象深い人も何人かいる。

 岡本太郎は義父の慶應幼稚舎時代からの竹馬の友であり、石原慎太郎は高校の先輩で在学中に当時世間を驚かせた「太陽の季節」で芥川賞を受賞した。直木賞作家の向田邦子は、1981年に台湾で航空機墜落事故により亡くなられたが、偶々その時台湾を旅行中だったので事故については概略を現地で知った。山崎豊子は「大地の子」、その他の人気長編作品で知られているが、実際には大分盗作が多く、批判した松本清張を恨んだりいていた。どうして清張の外に盗作について彼女を批判する人がいないのか、疑念を抱いている。実際私がブログにその批判を綴ったことが、ブログ読者の関心を呼んだのだろうか、Googleの月間アクセス記録で山崎批判ブログは毎月トップ3に入っているほど高い関心事となっている。

 この他に興味と関心を抱いたのは、日本人最初のノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士についてコメントした、同じ物理学賞を24年後に受賞した江崎玲於奈博士の感想である。江崎博士は湯川博士こそまさに日本人の「心」を持った学者であると感じられたようである。同時に、「心」という日本語について感じた疑問についても書いている。西欧人の心の中ではハートとマインドは一応別居しているが、日本人の心の中ではハートとマインドが同棲している。このため、日本人には西欧にはない「こころ」という言葉が存在すると感じておられるようだ。そして江崎博士は、「湯川博士が西欧の多くの優れた原子核物理学者に先駆けて中間子の存在を予言された。この魔力的な『日本人のこころ』が勝利を収めたというところにこそ、湯川博士の偉大さが存在し、日本人の心を捉え、勇気と希望を与えたのであろう」と述べている。考えさせられるコメントである。

 言葉と言えば、ノーベル賞受賞学者の次元の高い考え方とは異なるが、最近(3月11日付)朝日新聞投書欄に75歳の女性が以下のような私見を投稿していた。高齢者が亡くなったときに、「老衰で死去」と報じられることが多いが、病気もなく、天寿を全うされた高齢者に「老衰」という言葉は如何であろうかと疑問を呈したのである。彼女には、近所に93歳の女友だちがいて、ひとり住まいで自分で何でもこなし、杖を突きながらも電車でどこへでも出かけるという。しかも安全確認のために、家族や友人たちとは毎日連絡を取り合っている。そして彼女自身も「老衰」という言葉を嫌い、むしろ「老逝」という言葉が好いと言って、投稿した女性ともども「老逝」派だという。確かにあまり考えたこともなかったが、私自身そろそろその域に入って来たが、私も「老逝」の方がリアルだと思う。

 日本の政治家の表現や言葉については、隠された意味があるケースが多いようだが、もう少し事実が明快に分かるよう単刀直入の表現で発言してもらいたいものだと思う。よく使われる「前向きに善処させていただきたいと思う」なんて、最低の表現であると思う。

2025年3月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com