ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5889.2023年10月6日(金) ブログ「ご意見番の意見」へのアクセス

 一昨日当ブログの9月分アクセス数とその多寡について、いつも通りGoogle Search Consoleより知らせてくれた。簡単に説明をしてみたいと思う。

 Googleによると全体的には、累積アクセス数1位は、2022年8月16日の「つまらない新聞連載小説」だった。ドイツ在住の多和田葉子氏の朝日朝刊に連載された「白鶴亮翅(はっかくりょうし)」が、読んでいて面白くなくまったく興味が湧かなかった。割合短期間で連載は終わったので、やれやれと思った次第である。2位は、かなり古いもので2009年9月13日の「奥穂高のヘリ墜落事故に思う」だった。その2日前に奥穂高岳で遭難しかかっていた登山者を救助のために向かったヘリコプターが墜落して、乗員3名が亡くなられた事故について、何度か穂高岳を登った経験上書いた感想文だった。これまでにも何度かランクインしたブログはあるが、穂高事故のような14年も前のブログを読んでいただけた確たる原因は分からない。今夏の炎暑に暑い夏山シーズンの記憶を想い出された方が多かったのだろうか。

 8月のアクセス数から急に増えた9月の1か月間のアクセス数の中では、1位は上記2位の奥穂高のヘリ墜落事故だった。2位には、何と2011年2月7日「元連合赤軍幹部・永田洋子獄中に死す」だった。永田は国内外でテロ事件を主導した連合赤軍の幹部で、極め付きは1972年2月に10日間に亘って続いていた「あさま山荘」事件だった。テレビでも生中継されたり、随分ショッキングな事件だった。その中心人物のひとりが永田洋子だった。事件後まもなく逮捕され、40年近くも収監されて獄中で亡くなったことが強く印象に残っていた。60年安保闘争から、学生たちの行動は少しずつ社会に受け入れられない行動になって行った。その点では、彼らの凶暴な言動に同情することは出来ないが、日本社会に衝撃を与えた人物だったことは間違いない。少し思い入れも込めて書いたブログである。3位には、2010年6月11日「ももこさんのご主人急逝」としてよく知る先輩のジャーナリストの娘さんの不幸と併せて、物故された知人の出版記念会に出席した時の印象記を書いたものである。

 ざっと目を通すとブログを読んでいただいている方々のお気持ちが、何となく分かるような気がする。そしてブログは文章を自由気ままに綴ったものだけに、読んでいただける方々が文を読むことに興味を持っていただいていることが感じられる。

 例えば、9月分には3位以内にランクインしなかったが、しばしば顔を出すのは2013年9月30日に書いた「評価の分かれる盗作作家・山崎豊子さん」である。山崎の著作は専門の分野を深く研究した作品が多く、興味津々で好奇心を呼び、時代背景や多彩な登場人物の活躍もあり、読んでいて引き込まれるような魅力がある。ただ、気になるのは、山崎の人間性やその性格に些か問題があり、2度までも盗作を行い、その点を松本清張に追求され、一旦はペンを置いた。だが、清張が他界すると再びペンを取り、剰え清張を攻撃、批判するような文まで書いた。この点については、ブログの読者も驚かれ、アクセスが増えたのではないかと思っている。

 いずれにせよ、Googleが毎月送ってくれるアクセス統計資料は、いろいろな面で大変参考になるので有難く思っている。

2023年10月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5888.2023年10月5日(木) トラブル頻発!無統制の「日本維新の会」

 このところ芳しくない話ばかりが聞かれる「日本維新の会」に、また厄介な問題が降って湧いた。

 同党の鈴木宗男参議院議員が、党や政府に届け出を提出することもなく、政府が渡航中止勧告を出しているロシアへ出かけたことが分かった。同党共同代表である吉村洋文・大阪府知事は厳しく処分されるべきであると述べ、藤田文武・幹事長は処分を検討する考えを示した。党規と政府勧告を無視することまでして、敢えて訪ロした鈴木議員は、一体何を考えてウクライナへ侵攻したロシアなんぞへ出かけたのか?

 以前からロシアに政治的なパイプを持つことをひけらかしていた鈴木氏は、首都モスクワでルデンコ外務次官、コサチョフ上院副議長と会談して、「いまこそロシア主導による停戦が必要だ」と伝えたという。これでは、クリミア半島を一方的に奪われ、昨年2月ウクライナへ侵攻したロシア軍の行為は、身勝手なロシアの侵略であり、クリミア半島から軍を撤退させ、ウクライナ東部のロシア占領地域からロシア軍が退くことが休戦の条件、と主張するウクライナの考えとはまったく相反するものである。あくまでロシアに忖度し擦り寄った主張である。事実日本政府もウクライナの主張を受け入れ、「日本維新の会」も同じ考えである。

 鈴木氏は、コサチョフ副議長が「日本が反ロシアの方針を取ったことで、日ロ関係が第2次世界大戦以降最悪になった」と批判したことに、同調し、自身も副議長と同じ考えであるとまで述べ、元の日ロ関係へ戻したいとロシアに気を遣う発言をしている。

 鈴木氏の言動は、日本の国会議員としての言動と責任を蔑ろにするものであり、国会議員の資格はない。数日内に帰国した後に、国会から、また党からも厳しい非難を浴びるだろう。

 鈴木氏には、冷却化した日ロ関係を少しでも融和させるために自分なりのイニシアチブを取り、今や政界で存在感が薄くなった立場を改めて世間へ認知させようとの下心があったのだろう。だが、松野博一官房長官は、「ロシア全土に渡航中止勧告以上の危険情報を発出しており、如何なる目的であろうとも国会議員を含め、すべての国民に渡航中止を勧告している」と、鈴木議員の身勝手な行動を批判している。どうしてこうも自己本位な行動をする国会議員が現れるのだろうか。

 この他にも、「日本維新の会」では、昨日前川清成衆議院議員が、公職選挙法違反で辞職願を提出した。この他にも足元で大阪府議が大阪市議からセクハラ行為で告訴されたことを受け、除名処分にした。また、別の大阪府議も政治資金収支報告書を期限内に提出しなかったことで離党勧告処分を受けた。

 後から後からこうも不祥事が起きるのは、党に何らかの欠陥があるとしか思えない。「日本維新の会」は成り上がり政党のせいか、選挙で勝って議員数が増えるにつれて増長し、良識に欠ける低次元の議員が多くなってきた。2025年開催予定の大阪・関西万博も台所事情は火の車で、不足した費用集めにドタバタを繰り返している。1本の筋が通ったことが出来ない、だらしなく、情けない政党である。大阪や関西ではこんな政党がなぜ飛躍するのか、まったく理解出来ない。馬場伸幸代表は、以前に「共産党は日本からなくなった方がいい政党」と述べて一部に顰蹙を買ったが、むしろ「日本維新の会」の存在こそが、日本の政治をダメにするのではないか。「日本維新の会」こそ党の解散を考えた方が良いのではないだろうか。

2023年10月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5887.2023年10月4日(水) 世襲議員抑制法案提出、通るかなぁ?

 普段からパソコンを使用する機会が多い。このブログを書くことを主に、執筆や、資料作成のため毎日かなりの時間をPCと向き合っている。健康チェックのために数値を表にまとめることもしている。毎日朝と晩の2回、血圧、脈拍、体温、体重を測り、一覧表を作成し、クリニックなど診察に出かける際に表をコピーして、医師に参考として提示している。それら計測した数字は、USBメモリーに記憶させている。血液のトレンド表資料などは、健康管理に欠かせないし、医師にも大変重宝がられている。ところが、この数日これらの数字を収めたUSBの具合が芳しくなく、PC上に呼び出せなくなってしまった。どうも原因が分からず、昨日いつものようにITコンサルタントに相談したところ、恐らくUSBが古くなって差込口が摩耗したのではないかと言われた。そうなると肝心の数字を取り出せなくなってしまう。コンサルタントも大変心配され、今日自宅へ来てもらえることになった。

 そして今日コンサルタントも心配しながらチェックした末に、摩滅しかけたUSBから数値を探り出しPCに転移させて、取り敢えず数値をPC上に取り戻すことが出来た。コンサルタントも一時はダメかと思われたそうだが、辛うじてセーフだった。もしこの数値を失ってしまうと約16年間の血圧資料をなくしてしまうところだった。それでもメモリーに記憶させれば、安心というわけでもないというコンサルタントのアドバイスに従い、今日は取り戻した血圧数値をPC本体に2か所に分けて記憶させることになった。やれやれである。現代のIT機器にも案外落とし穴があるものである。でも、今日のトラブルでPCに頼り過ぎの怖さを知ることにもなった。

 さて、立憲民主党は、国会議員が親族に自らの関係政治団体を引き継ぐことを禁じる政治資金規正法改正案を臨時国会で提出するに当たり、昨日岡田克也幹事長が記者会見で趣旨を説明した。去る1日の本ブログにも世襲議員の制約に関する主旨について取り上げたが、立憲民主党の主張は、現法では政治資金は非課税扱いで、政治団体の代表者が議員から親族に交代しても相続税や贈与税はかからない。また、親や第三者が親から継承した政治団体が、子の別の政治団体に寄付の形で資金を移した場合も税金がかからない。一般国民への厳しい重税に比べると随分甘いものである。立憲民主党は、世襲議員はスタート時点から豊富な政治資金があり、親に寄付されたものを、子がそのまま引き継いで政治資金に使うのはフェアではなく、規制すべきであると指摘している。確かにその通りである。なぜ政治資金を親族が継承しても相続、及び贈与税を徴収されないのだろうか。これは確かにおかしい。国会議員のうち約3割が世襲議員であり、そのほとんどが自民党員である実情を考えると、この法案に自民党は真向から反対するであろうし、成案となるのは中々至難であると思う。

 私は世襲議員に相続、及び贈与税がかからないという点については考えてもいなかったし、寡聞にして知らなかったが、ここまで世襲議員が甘い汁を吸っていたのかと思うと、益々世襲議員の存在に疑問を抱かざるを得ない。私が世襲議員に反対するのは、資金云々より、むしろ世襲議員が選挙において他の立候補者より遥かに優位にあり、当選する確率が理不尽なくらいに高い点である。選挙におけるプライオリティーをなくし、立候補者は皆平等であるべきだと考えている。その点では、政治資金規正法案改正よりも制度の改正を先に考えるべきであると思う。

 例えば、議員を辞めるに際して、後継者が議員の3親等以内の親族である場合は、向こう3年間は同じ選挙区から立候補出来ないよう規制することである。もし出馬するなら、他の選挙区から立候補する。こうすれば、前議員の遺産が後継者にそのまま引き継がれることはほぼないと思う。立憲民主党は、資金面の継承だけに反対しているが、むしろ制度の改正の方が世襲議員を締め出すのには、効果的であると思う。立憲民主党だけではなく、他の野党勢力とメディアの同意を得て、世論を盛り上げてもらいたいものである。

2023年10月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5886.2023年10月3日(火) お世話になった加藤秀俊先生の死を悼む

 朝刊を見て社会学者の加藤秀俊先生の訃報を知り、少なからずショックを受けた。先月20日に亡くなられたという。父と同じ93歳での他界は平均寿命を考えれば、長生きされた方だと思うが、今から30年ほど前に先生と多少接点が生まれ、時にお手紙を交換し言葉も交わしただけに寂しい気がしている。

 先生と知り合ったきっかけは、所属している「知的生産の技術研究会」のセミナーに先生が講師としてお見えになった後、懇親会で不思議に先生と話が合ったことからである。先生はハーバード大学で研究されたが、その後シカゴ大学に移られた。偶々シカゴのフィールド自然史博物館の展示物の古代人の白骨について、骨の形から考えてアフリカ系の人骨だということでお互いに考えが一致したことが最初だった。実は、私もフィールド自然史博物館を訪れた際、その貴重な古代人の人骨を見て、これはきっとアフリカ系の人間のものであると思っていたので、お互いに同じ考えだと先生と笑い合ったものである。先生は堅苦しい学者タイプではなく、常に何事も明るく前向きにお考えの方だった。その後、先生が話された造語と同じ表現を執筆中だった拙著の中で使用しようと思った時、一応先生のご了解をいただこうとお電話したところ、特別な言葉ではなく考えようによっては一般的な言葉なので、そこまで気にされることはありません、自由にお書きくださいと快くご了解していただいたことが忘れられない。お住まいも同じ世田谷区内に住まわれ、何年か前までは年賀状の交換もしていたが、近年は音信もなくなりご健康を気にかけていた。先生のご冥福をお祈りしたい。

 さて、政治家についてはどうしても厳しい見方をしがちになる。先月29日に体調不良を理由に衆議院議長を辞任する意向を伝えていた細田博之議員は、最近スキャンダルが再三採り取り上げられ、三権の長として責任を追及され辞職勧告を受けながらも、一切取り合わず恥知らずの国会議長と揶揄されてきたが、遂に命運尽きたと思っていた。実際議員最高職である衆議院議長でありながら、昨年5月女性記者に対してセクハラ行為を行っていたとの破廉恥な疑惑が報じられていた。昨年旧統一教会との関係が指摘されたが、自民党は細田氏が衆議院議長であるとの理由だけで、調査は対象外となった。

 これらの疑念を残したまま体調不良で一議員になった今年79歳の細田議員は、身の回りのスキャンダルについて説明責任を一切果たさず、議長を辞めると言っていながら、このほど唐突に次の総選挙に立候補する意思を地元島根のメディアに語った。

 元々政治家の言うことは信じ難いことが多いが、いつも自分の都合で言いたい放題で、臭いものには蓋である。ある世論調査によると組閣以来明日で満2年を迎える岸田内閣を信頼出来るかどうか、とのアンケートに96%の回答者がそうは思わないと応えている。ちょっと異常ではないだろうか。これでは日本の将来は一体どうなるのだろうか。

2023年10月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5885.2023年10月2日(月) 大谷翔平選手、MLB日本人初のホームラン王に

 嬉しい気持ちと同時に心温まるスポーツ・ニュースが入って来た。今シーズン、アメリカMLBで大活躍していたロスアンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が、44本の本塁打を放っていたが、今日アメリカン・リーグの本塁打王を獲得したことが確定した。奥歯にものが挟まったような言い方になってしまったが、右ひじの手術を受けたために1か月近く試合から遠ざかっていたので、追いすがる2位の選手の本塁打数が本塁打王獲得のカギとなっていた。昨日今季の全試合が終了した段階で、大谷選手の受賞が決定した。日本人選手がMLBの本塁打王を獲得したのは初めてである。
 MLB6年目の大谷選手は、この他にも打率が0.304(4位)、95打点(14位)の好成績を上げた。日本ではあまり聞かれないが、MLBでは最強打者のお墨付きとして打撃指標数(OPS:On Plus Slugging=出塁率+長打率)というのがある。それには、出塁率(0.412)と長打率(0.654)が大きく関わって来るが、大谷選手はOPSが1.066となり、正真正銘の最強打者であることを証明した。因みに日本プロ野球界では、4千打数以上の日本人選手の通算OPSの最高は、ダントツ1位の王貞治選手22年間の1.07999を除いて全員1以下である。流石に大谷選手も数字的に王選手を超えることは出来なかったが、それでも大谷選手の最強打者ぶりが窺えるというものである。

 この他に今季は二刀流選手として打者で活躍すると同時に、投手としても登板して9月に肘の手術を行うまで大活躍をした。23試合に登板し、10勝5敗、防御率3.14の好成績を上げた。昨日エンゼルスは最終戦で勝ってシーズンを締めくくったが、試合後チーム内の今季最優秀選手(MVP)に大谷選手が3年連続で選出された。

 日本人ファンならずともアメリカでもエンゼルス・ファンを始めとして多くの大谷ファンがいるが、それは彼の突出した活躍によるばかりではなく、大谷選手の温厚な性格といつも笑顔を絶やさない人柄にあると思う。MVP受賞後のコメントも爽やかで感じが良いものだった。
 残る関心事は、1か月後に決まるリーグMVPに2年ぶり、2度目の選出なるかどうかである。成績は申し分ないが、もしダメだとするなら手術により1か月の欠場が影響するのではないだろうか。もう一点は大谷選手が今季でエンゼルスとの契約期間が終わり、来季以降の所属チームがどこに決まるかである。きっと大枚が乱れ飛ぶことであろう。

 少々気がかりなのは、投手としても一流投手の成績を上げたが、これが9月の手術により来季は登板しないと公表され、残念ながら来季二刀流の英姿は見られない。気になるのは、再来年以降も今年のように二刀流として活躍できるかどうかということである。MLBでの活躍もさることながら、シーズン開幕前に開催されたWBCで日本代表チームの中心選手として大車輪の活躍をして、日本に優勝をもたらし日本中を興奮の渦に巻き込んだことも高く評価したい。来年も大谷翔平選手の縦横無尽の活躍が見られることを密かに願っている。

2023年10月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com