ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5934.2023年11月20日(月) 自民支持率低迷と学会・公明党間の溝

 一昨日ブログに取り上げた池田大作・創価学会名誉会長の死去について岸田首相が哀悼の意を表明した。いずれ盛大に「偲ぶ会」を行うことだろう。公明党の支柱である池田氏が亡くなられたことにより、公明党は苦難の旅を続けることになろう。創価学会は最盛期に比べて会員数も827万世帯に減り集票力が落ち、衰退期に入った感がある。公明党はこれからの舵取りが難しくなるだろう。実際昨日の朝日朝刊には池田氏が公明党結党時に掲げた「平和」の金看板は、変質していると指摘している。かつて安倍政権時代に憲法解釈の変更をめぐって自公が協議を進めていた過程で、創価学会と公明党の間に解釈に齟齬が生まれた。学会が改憲手続きを経るべきだとの主張に対して、公明党は今では敵基地能力の保有を容認もしている。学会自体もやや平和の解釈が少々ずれつつあるが、党とは大きく溝が生まれている。精神的な支柱であった池田名誉会長の死によって、益々両者の溝が深まることになるのではないだろうか。

 公明党の集票力が低下したのと並行して、自民党政権、とりわけ岸田内閣に対する支持率が、雪崩のように滑り落ちている。昨日発表されたNNNと読売新聞が行った世論調査によると、岸田内閣支持率は、過去最低の24%、不支持率は62%という体たらくである。これほどまで支持率が落ちるとは想像外である。比較的政府寄りのコメントが目立つ読売の支持率がこれでは、平素から自民党及び岸田内閣に対して批判的な見方の朝日や毎日は、もっと厳しいのではないかと考えていたが、調べてみると朝日の支持率は意外にも低いとは言え、読売より1%多い25%、不支持率は65%だった。しかし、毎日の岸田内閣支持率は何と21%で、不支持率は74%である。今や岸田内閣も末期的と言えるのではないだろうか。

 岸田首相の余命がそれほど残されていないことを察知したのか、自民党内で見苦しい派閥争いや、露骨な首相批判をする幹部もいる。とりわけ先月参議院議員総会で「首相は内閣支持率が低迷している要因として、国民が期待するリーダーの姿を示せていない。現状において岸田総理の決断と言葉にはいくばくかの弱さを感じざるを得ない」と世耕弘成・参議院幹事長が岸田首相の政治姿勢を酷評した。だが、その後党内であまりにも露骨な詰問に対して、行き過ぎだとか、不快感を感じるなどと批判の声が挙がり、世耕氏は岸田首相に直接謝罪したという。世耕氏は狡い政治家らしく、苦言ではなく助言だとして、首相をしっかり支えていくつもりで質問した。

 一方、創価学会と公明党は、いつまでもお互いに意見の相違を抱えているのか。池田名誉会長の死を機会に初志の「平和」についての解釈をまとめるべきであろう。さもないと一般会員の集票力が低下しつつある中で、学会、党ともに会員の信頼を失い、落ち目のまま下り坂を転がり落ちるばかりである。

 さて、嬉しい話題として、今日行われた第54回明治神宮野球大会、大学の部決勝戦で母校・慶應義塾大学が青山学院大学を2-0で破り、4年ぶり5度目の優勝を飾った。先日の東京六大学秋季リーグ戦に続いての栄冠である。更に言えば、今夏甲子園の全国高校野球選手権で107年ぶりに優勝した弟分の慶應義塾高校とともに、今年度の大学、高校野球大会で大学、高校とも揃って慶應が日本一の座を掴んだ。メデタシ!メデタシ! 陸の王者 KEIO!

2023年11月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5933.2023年11月19日(日) 忘れられない大記録達成のプロ野球観戦

 子どものころは野球が大好きだった。空き地で草野球もよくやっていたが、好きな巨人軍の試合を観戦するため、終戦直後から後楽園球場へもよく出かけたものである。初めてプロ野球を観戦したのは、終戦の翌年、小学校2年生当時疎開先の房州勝山町(現鋸南町)から父に連れられ、房総西線(現内房線)に乗って両国で乗り換え水道橋駅近くの後楽園へ行った時だった。それからは毎年兄弟だけで安房勝山駅から水道橋まで野球観戦に出かけた。それくらい見るのもプレーするのも野球が好きだった。

 今から74年前の昭和24(1949)年の今日は、勝山小学校から幕張小学校5年に転入した2か月後だった。野球好きの仲間数人と後楽園に巨人戦を観戦に行った。友だちの中には前著「八十冒険爺の言いたい放題」の帯文に、推薦文を書いてもらった椎名誠氏の実兄・研二くんもいた。外野スタンドで背番号16のスター・プレイヤー川上選手や、青田選手らに声援を送っていたところ、場内アナウンスで他球場の試合結果を伝えた、その直後に突然どよめきが起きた。そのわけは、遥か遠い甲子園で行われた東急フライヤーズ対太陽ロビンス戦で、東急の大下弘選手が7打席7安打の大記録を打ち立てたと放送されたのだ。その時は、それが大騒ぎされる理由がよく分からず、きっとすごい記録なんだろうぐらいの軽い受け止め方だったが、それが何と今日に至るまで1試合の個人最多安打記録としてプロ野球界に燦然と残る偉大な記録となった。偶々その翌日は、鎌倉へ遠足の日で、大仏の前で撮った集合写真を今も大事に持っている。この2日間に体験したことは今も忘れてはいない。翌シーズンからプロ野球界は、セとパの2つのリーグに分かれ、今日まで引き継がれている。

 そして、更にプロ野球界の珍しい記録をその場の臨場感で感じたのは、1957年7月7日七夕の日の同じ後楽園だった。この日は大洋ホエールズ対巨人戦が行われた。受験勉強だけに集中しなければならない浪人生が、予備校・研数学館の授業を終えてから帰宅せずに、その足で近くの後楽園球場へ寄り道して、それまで入ったこともない大洋側ベンチ裏で観戦した。この時ここで何が起きたのか。これも今日まで残っているプロ野球記録のひとつとである。

 それは負の大記録と言えるかも知れない。大洋のエースだった権藤正利投手が、55年7月6日対広島カープ戦で敗れて以来、3シーズンに亘り28連敗を重ね、私が観戦したその日7月7日に巨人を相手に3年ぶりに完封勝ちを収め、エースも連敗記録を漸く脱出することが出来たのである。ゲームセットと同時に、私の目の前で権藤投手がチームの選手たちから祝福と歓喜の胴上げをされ、それを敗れた巨人軍の選手たちも祝福して見ていたほどだった。
 権藤投手は、53年にプロ野球洋松ロビンスに入団するや、新人で15勝12敗の好成績を上げ、一躍エースにのし上がった。弱小球団に所属しながら、翌年も2桁勝利を上げたが、55年7月以降勝ち星に恵まれず、負け続けて28連敗を重ねた。私はこの日に権藤投手が登板するなどとは思ってもいず、巨人戦を受験勉強の合間に息抜きとして観戦しようぐらいの軽い気持ちだったが、思いがけずプロ野球の歴史に残る試合を目の前で見る幸運に浴したのである。近年プロ野球を観戦することはなくなったが、終戦直後から父に連れられて後楽園を訪れてから、毎年必ず観戦に訪れていた。その中で上記の2試合は、甲子園での高校野球観戦、及び大学在学中に体験した早慶6連戦とともに、私には強く印象に残っている。

2023年11月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5932.2023年11月18日(土) 池田大作・創価学会名誉会長死去

 4週間に1度の間隔で糖尿病クリニックに通っている。一昨日東京医療センターで変形性手指関節症のその後の診察の際に受けた血液採取の結果、糖尿病の基準数値HbA1cが大分良くなったと言われたが、今日糖尿病の専門医からも、その数値を評価され、現在服用中のジャヌビア錠25㎎を半減するということで、今後12.5㎎の錠剤を服用することになった。その効用はどう表れるか分からないが、歩一歩と回復に向かっていることは間違いないので、楽しみにしている。

 さて、創価学会の池田大作名誉会長が15日に亡くなっていた。享年95歳だった。創価学会という宗教団体なんてまったく知らなかったが、池田氏が60年安保闘争の激しくなった1960年に第3代会長に就任してから、創価学会の活動が大きく報道されるようになり、一応関心が集まるようになった。64年には現在の公明党を創設し、創価学会は政治活動にも積極的に関与するようになった。その後創価学会員の熱心な選挙運動により、学会員が国政にまで進出するようになり、65年には初めて11名が参議院議員に当選し、公明党が初めて国政の場に登場した。67年には衆議院にも進出し、23人を当選させた。このころより国会の内外において影響力を発揮し始め、翌々年の69年の衆議院選では、47議席を獲得して、衆議院第3党となった。その後若干の増減はあったものの、83年には結党以来最大の59議席を得るまでになった。そして93年の細川連立内閣では、公明党から6人が入閣するようになった。その後分裂、中小政治党派と合併を繰り返していたが、99年に自民党、自由党、公明党により「自自公」連立内閣が成立し、爾来形は変われども自民党との連立内閣は今日まで続いている。この公明党の基盤を強化させた人物こそ、池田大作その人であった。創価学会を国際的な創価学会インターナショナル(SGI)にまで育て上げ、海外普及にも力を入れ、世界の要人とも会談して独自の民間外交を展開した。

 79年に一応会長職を退き、名誉会長に就任したが、実権を握り続けていた。今創価学会では「永遠の師匠」と呼ばれ、政治的には公明党を創設した絶大な権力を握っていた名誉会長が、この世から去ったことは、創価学会にとってはもちろん、公明党にとっても大きな痛手であり、厳しい試練を迎えることになったと考えても好い。

 実際党勢拡大を図っていた政治的には、まだ初期の時代には、一般的に生活向上とか、平和憲法順守のようなリベラルなスローガンを掲げて会員を増やしていたような記憶がある。ところが、今では自公連立内閣の一翼を担うようになったことで、保守的で右翼的な自民党に同調し平和憲法改正や自衛隊増強、防衛費増額など公明党創設時のスローガンと矛盾するような動きを示すようになった。これでは初期の学会員の純真な気持ちを裏切る行動ではないかと不審感を覚える。

 現在の党執行部が池田名誉会長とその辺りの整合性について、話し合ったのかどうかは不明であるが、池田氏の初志から考えると納得されたとは思えない。偉大な創設者亡き後、今後公明党はどのような路線を進むのか、明確にすべきではないだろうか。

2023年11月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5931.2023年11月17日(金) 5人兄弟妹の敬老大宴会、大谷翔平選手にMVP

 数日前から今日は豪雨と強風に襲われると予報があった。やはり藤沢駅に着いた昼頃から雨が激しく降って来た。それでも今日は久しぶり、というか初めてわが兄弟妹5人が集いテーブルを囲んで会食をした。これは男兄弟4人が皆80歳を超え、それぞれ年齢なりの症状を抱えてはいるが、何とか無事に生きている今だから食事をしようとの声が自然に出ていた。そこでかつての実家があった湘南鵠沼に住む妹夫婦が自宅で会いましょうと声をかけてくれ、懐かしい鵠沼の地を訪れることになった。86歳の兄、85歳の私、83歳の次弟、81歳の末弟に、77歳の妹と84歳の妹の夫、私の妻78歳、末弟の妻76歳の後期高齢者8人が細やかながらも敬老大宴会?を開いたのだ。80歳代の兄弟がひとりも欠けることなく、元気でいられるのはかなり稀であるかも知れない。妹は、嫁ぎ先の義父母を亡くなるまで世話をし、特に昨年亡くなった義母は長寿で100歳で看取ることになった。実の妹ながらも実に面倒見が好いと感動している。コロナ渦もあり、私たち兄弟も久しぶりにお互いの顔を見ながら心から会話をエンジョイすることが出来た。帰路は旧実家跡近くを通り、しばし感慨に耽りながら藤沢駅まで末弟夫婦に車で送ってもらった。実に楽しい晩餐会だった。何とか元気なうちは、またいつか同じように会食をしたいものだと思っている。
 さて、今朝予想されていたことではあったが、ビッグ・ニュースが飛び込んできた。大リーグ(MLB)・エンゼルスの大谷翔平選手が、野球担当記者30人からアメリカン・リーグの今年度最優秀選手(MVP)に満票で選ばれた。2年ぶり2度目の受賞である。2度の満票は史上初めてである。投打の二刀流として開幕前から期待されていたが、その期待を裏切らず、打者として打率0.304、本塁打44本の本塁打王、打点95の実績を上げ、投手としても10勝5敗、防御率3.14の成績を残し、見事二刀流の活躍をして、ベーブルースの再来と言われた。一部のアメリカ人野球記者からは、大谷選手はこれまでの選手の中で最高の選手とも言われた。それはともかく、日本人選手がこれほどまでにアメリカ人の野球関係者や、ファンから高く評価された選手はいないかも知れない。だが、野茂投手や、イチロー選手がメジャーリーグで活躍するようになってから、その評価は高まって行ったが、まだ大したレベルではないと過少評価の声も随分あった。それでもイチロー選手が、首位打者を取り、日米通算3千本安打を記録するや、MLBで3千本を達成していたピート・ローズ選手が、ハイ・スクールとMLBで計3千本打ってもそれほどの価値はないと、日本の野球を低レベルと見做して、まるで相手にしなかった。それがあれから20年が経ってこの変わりようである。まさに昔日の感がある。実際今の日本人選手は、アメリカ人ファンも脱帽するほど目立って活躍している。

 大谷選手は今年エンゼルスとの契約が切れてフリーエージェントになる。来年度はどのチームでプレーするか、今ファンの注目を集めている。新チームとの契約は大リーグ史上最高額の大型契約となるだろうと噂されている。その巨額な契約金とは、実に5億㌦、日本円で750億円というから驚きである。

 実際の契約はどうなるか、何とも言えないが、いずれにせよ日本人選手が、これほど広く注目を集め実績を上げた選手はいない。来年は右ひじの手術を受け、来年度は投手を避け、打者のみの出場となるが、期待を裏切るようなことはないだろう。日本の野球界も進歩したものである。

2023年11月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5930.2023年11月16日(木) 国連安保理採択の「人道的休止」実現か?

 明後日糖尿病クリニックで定期検査を受けるが、今日東京医療センターで変形性手指関節症検査のために血液検査をしたところ、CRPが0.34、HbA1cは5.5だった。後者は主に糖尿病の基準数値とされているが、今日の医師はほとんど糖尿病の症状はないという嬉しいご託宣だった。明後日専門医にお話しを伺うことになるが、この数字に専門医も納得していただけるのではないかと思っている。今年7月にはHbA1cが6だったが、以後は低下傾向ですべて6以下である。一般的に糖尿病と見做されるのは6.5以上である。あまり油断せずに、この数値が維持されるよう取り組んでいきたいと思う。

 さて、このところパレスチナでは、イスラエル軍がハマスの本拠を壊滅させると宣言した通り、連日病院を含むガザ地区で激しい銃撃を加えて、子どもを含め大勢の犠牲者が生まれている。中でも医療施設を攻撃したために、病院の医療器具が破壊され、生まれたばかりの赤ちゃんや負傷者への充分な治療が出来ない状態である。

 昨日国連安全保障理事会が緊急会合を開き、イスラエルとハマス双方に「人道的休止」を求める決議を採択した。これまでの常任理事国の意見の食い違いにより、折角結論が出ても、一部の常任理事国の反対により、多くの一時停戦や休戦結論が否決されている。実に常任理事国の反対によりこれまで4度も実行されていないのである。このため国連の機能不全が問題になっていたところである。昨日の会合では、拒否権が認められておらず、法的拘束力がある。アメリカ、イギリスは、ロシアは棄権したが、日中仏など12か国の賛成により、初めてガザ地区の「人道的休止」が採択された。これで「人道的休止」が実際に行われる筈であり、やれやれである。アメリカやイギリスが棄権したのは、この決議案にはハマスを非難する言葉がないことに不満があるようだし、ロシアは停戦という言葉がないから賛成しなかった。

 ところが「人道的休止」で一応停戦が成立しようというのに、当事国であるイスラエルが反発し、何の意味もないとして傲慢にもこの国連決議を無視してハマス掃討軍事作戦を継続すると公言している有様である。イスラエルは本気でパレスチナ、その実験を握っているハマスを完膚なきまでに掃討するつもりなのだ。

 イスラエルが、これほどアラブ民族のパレスチナ人を排除しようというのは、国の立地が影響していることもある。西側は地中海に面して開けているとは言え、北はレバノン、東はヨルダン、南はサウジアラビアとエジプトなどアラブ諸国に取り囲まれ、更にその背後には、シリア、トルコ、イラン等々が目を凝らして注目している。いつも圧迫感を抱きながら生活して、いつ彼らが潜入してくるか不安でならない。これがイスラエル国民の根底にある。その辺りの恐怖心や不安感を取り除くことが出来ないと今の状態がいつまでも続くのではないかと気になっている。

2023年11月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com