ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5953.2023年12月9日(土) 政治家たちが脱税行為「裏金」に執心

 このところ連日国会議員の政治資金パーティがメディアで大きな話題となっている。違法なキックバックが派閥への裏金となり、更に政治家個人の裏金に使われたと報道がエスカレートしている。特にずる賢いのは、裏金を受け取っていながら、はっきりと受領したことを詳しく説明しないことである。ついに今朝の朝日では一面トップ記事として、見出しも「安倍派6幹部 裏金か」、「塩谷・松野・高木・世耕・萩生田・西村の各氏」、「1千万円超~100万円」、「松野氏の交代不可避 官房長官 疑惑説明拒む」と掲出され、記事を加えて1面がすべて裏金のスペースで埋まっている。氏名の挙がった議員は、それぞれ安倍派事務総長を歴任した大物や、自民党内の要職にある人物である。

 彼らが裏金を自らの政治資金収支報告書に記載しないのは、明らかに脱税行為であり、政治資金規正法にも違反している。それを党の要職にある議員が、堂々と法を冒して何らの罪の意識もないということが理解出来ない。

 そして、国会議員たるものは率先して国家が決めた法律を順守する決意がなくては、国民を欺いていることになる。明らかに国会議員の資格に欠ける行為である。ところが、自らの犯した脱税行為の裏金受領に関して、上記に名を挙げた議員の内、誰ひとりとして納得出来る説明がなされないことである。政府の広報官である松野博一・官房長官に至っては、衆参予算委員会や記者会見でも、決まり文句の「答えは差し控えたい」と述べるに留まっている。こんな言いぐさがいつまで通ると思っているのだろうか。野党の追及に対して「語らぬ松野氏」は、「差し控える」と「適切に対応」と実に27回も同じように応えたというから、逃げ切ろうとの強い気持ちと地位への未練で頭上を台風が過ぎ去るのをひたすら待っているのだろう。流石にしびれを切らした野党から官房長官更迭論が突き付けられたが、岸田首相は否定した。だが、あまりにも問題が大きくなり、自民党内でも辞任論が広がっている。この様子では、見出しのように官房長官も辞任せざるを得ないと思う。

 さて、昨日は太平洋戦争開戦日として、つい思うままをブログに書いた。12月8日と言えば、他にも1980年の同日にあの「ビートルズ」のジョン・レノンが暴漢に銃で撃たれて亡くなった日でもあった。昨晩NHKが特集として放映した「アナザー・ストーリー~イマジン・名曲の秘密」で、レノンのヒット曲♪IMAGINE♪に関する特集を観て、私自身にとっても忘れられない記憶を呼び覚まされた。旧文部省教員海外派遣の茨城県研修団にお供して、ちょうどあの日にパリから列車で南仏のマルセイユに到着し、駅構内から外へ出た時、いくつかの人だかりがあった。号外を配っていたのだ。その号外こそがレノンが暗殺されたことを伝えたニュースだった。その時は、本当にびっくりした。街の人も心なしか驚いているような印象を受けた。♪IMAGINE♪は名曲であり、その後各国の平和に関する集まりや、反核集会などでよく唄われた。レノンとオノ・ヨーコが作詞した歌詞には、国、宗教、天国、地獄なんてない、ただ、空があり、今を生きている、みんなが平和に生き、世界はひとつになる、というような主旨で、よくぞこんな素晴らしい平和を訴える詩が生まれたものだと思う。改めて今日You tubeのプロモーション・ビデオで、♪IMAGINE♪を久しぶりに聴いた。心に沁みる。名曲である。

2023年12月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5952.2023年12月8日(金) ハワイとマレー半島で太平洋戦争始まる。

 82年前の今日、日本海軍がハワイの真珠湾を急襲し、陸軍はマレーのコタバルとタイのシンゴラに上陸して悪夢の太平洋戦争の火ぶたが切られた。当時まだ3歳だったので、当然開戦は記憶にはないが、その後父の転勤により兵庫県芦屋市へ転居した後からは、朧げに戦争の記憶がある。空襲警報のサイレンで防空壕に逃げ込んだことや、家の電灯の明かりが外へ漏れていると警戒警報の知らせをして回っていた消防団のおじさんから、母が小言を言われたことを覚えている。

 小学校(当時国民学校)へ入学した昭和20年の夏休み中に戦争は終わった。終戦直前に怖い体験もあった。入学直後に担任のお母さん先生に連れられてクラスの友だちと校外にあるお花畑へ行く途中で、アメリカの空軍機編隊に襲われそうになった。後方遥か遠くから戦闘機集団がわれわれの方へ向かって飛んできた。それが段々低く飛行し爆音も大きくなった。先生が大声で「危ない!皆さん、伏せなさい!」と両手を上下に振って地面に伏せるよう叫んだ。「危ない!」と思った瞬間、先頭の隊長機が急に機首を上げて編隊とともに飛び去って行った。多分先頭の隊長はわれわれ子どもの逃げる姿が目に入り、自分の子どもでも思い出して銃撃を止めたのではないかと思った。この怖い体験をどうしてだか家族の誰にも話さなかった。そしてまもなく終戦を迎えることになった。成人してからも戦争の怖い体験は、海外で何度か味わった。その臨場感は今でも私の身体にこびりついている。その点では、今の国会議員たちより遥かに戦争の怖さというものを知っていると自負している。

 実際今の戦後世代の国会議員が戦争や、原爆の怖さを知らないことは、いくつもの事例でも分かる。戦後日本政府は戦争の残酷さに懲りて、永久に戦争を放棄すると憲法に決めていながら、泥縄式に自己解釈と拡大解釈で憲法の精神を否定し、警察予備隊を編成し、保安隊から自衛隊へと改組して軍事力の拡大に努めた。今ではアメリカの言いなりになって、仮装敵国をイメージさせられアメリカ製武器を買わされ、敵基地攻撃能力とやらで多額の防衛費を捻出している。同時に、広島と長崎の原爆投下に懲りて核兵器使用に絶対反対の筈の日本が、核兵器禁止条約を批准せず、同条約締結国会議にオブザーバーとしても参加せずに、条約批准国から不信感を買っている。ウクライナ戦争でロシアのプーチン首相が核兵器使用を仄めかしたことに対しても強い反応を示している。戦争を恐れない国会議員らの「戦争」のイメージは、あくまで机上のゲームのようなものであり、絶対にケガをしない。だから戦争は怖くない。悲惨な目に遭わされた原爆を、先ず反対すべき立場の日本が、国家として強い反対の意思表示を避けている。すべて戦争を実体験、或いは臨場感で知らない国会議員が、防衛計画に国民の平和のためにという大前提を忘れているからである。

 さて、今朝新聞で知人の死を写真入りの訃報を見て知った。直木賞受賞者の西木正明氏が敗血症性ショックのため亡くなったという。西木氏とは、日本ペンクラブの会合で知り合ったのだが、偶々高校ラグビー部の2年後輩で、一緒にプレーした故竹内謙・元鎌倉市長が西木氏と早大探検部で一緒に活動した縁から親しくなった。そしてともに竹内氏の市長選を応援したことから、市長の死後鎌倉の東慶寺にある墓地へ彼を案内する話になったまま実現しなかった。手元の抽斗から偶然西木氏からもらった竹内氏の墓参りが出来ないことを詫びるハガキが出てきた。竹内氏は早大理工学部を出ていながらも朝日新聞の政治部三木武夫番記者として活躍していた。2人は随分気が合ったようで、今頃はあの世で10年ぶりに会い、思い切り話に花を咲かせているのではないだろうか。それにしても同年配の友人がまた逝ってしまった。実に、悲しく寂しいことである。

2023年12月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5951.2023年12月7日(木) ドイツとアメリカの対イスラエル政策の変化

 イスラム教の過激派組織ハマスとイスラエルの戦争が始まってから今日で丁度2か月になった。日を追うにつれ双方の攻撃は激しさを増し、双方の死者は会わせて1万7千名を超えた。先月末から1週間の戦闘休止はあったが、パレスチナ・ガザ地区住民の願いや国際社会の希望はむなしく、休止延長という願いが叶わず、ガザ地区には攻撃が加えられ、市街地区は残骸化している。

 先月9日ドイツで「水晶の夜事件」発生85年を迎えて、ナチス下で犠牲になったユダヤ人に祈りを捧げた。私が生まれて1週間後のことである。85年前ナチス隊員がユダヤ人を襲撃し、礼拝所シナゴーグも破壊され、多くのユダヤ人が殺害された。割られて散乱したガラスが月の明かりで水晶のように光ったという事実に則り、そう呼ばれるようになった。それが端緒となり、ホロコーストを引き起こすことになり、600万人のユダヤ人が虐殺される運命となった。

 今ドイツでは、第2次世界大戦後ドイツのイスラエルに対する謝罪が、イスラエルへのトラウマとなり、しばらくして両国の同盟関係が結ばれた。ドイツのショルツ首相は、「イスラエルの国家の存立と安全のために立ち上がることがわれわれの使命だ」と今後もイスラエルに寄り添っていくと述べた。だが、このショルツ声明に対して、このところあまりにも強引なイスラエル政府寄りの方針に、ドイツ国内でも批判の声が挙がっている。イスラエルに対する負の姿勢として、G7主要7か国の首脳として、初めてイスラエルを訪問したショルツ首相は、ネタニヤフ・イスラエル首相に対して、「ドイツがイスラエルの安全のために取り組むことは国是である」と表明し、ドイツ国民を困惑させている。

 ドイツ国内ではイスラエル軍のガザ地区への激しい攻撃により民間人の犠牲者が増えるにつれ、政府の姿勢に対して反発の声が上がり始めている。ハマスのロケット攻撃が始まって1週間後のドイツ人の「国是」に対する世論調査によると、政府のイスラエル寄りの姿勢を正しいと肯定的に受け取る国民は、2/3の66%だったのに対して、市民の犠牲を伴うイスラエルの軍事行動に対しては、61%もの国民が正当化できないと判断している。最近の調査は手元にはないが、恐らく前者については1/3程度に下がり、後者については80%前後にまで上がっているのではないだろうか。

 世界で初めてイスラエルの建国を承認した、親イスラエル国家アメリカでも、同じような現象が見られる。更に国民の1/4を占めると言われるキリスト教福音派信徒は、イスラエルを支持している。10月7日にハマスによる大規模攻撃直後に、バイデン大統領は、「アメリカはイスラエルとともにあり、確実に支援していく」とショルツ首相と同じような主旨の言葉を述べていた。礼拝では、牧師が「私たちが祝福されるのはイスラエルとユダヤ教のおかげだ。イスラエルに寄り添おう」と呼びかけてもいた。しかし、今やアメリカ各地で異変が起きている。若い世代の間では、イスラエルではなく、パレスチナを支持する声がじわじわと広がっている。因みにCNNが10月中旬に行った調査によると、年代層による賛否に大きな差が生じている。「イスラエルの軍事的対応に完全に正当性があるか」との問いに対して、65歳以上の後期高齢者の81%が、50~64歳の56%、35~49歳は44%と年齢が下がるにつれてyesと答えた人が減っている。それが18~34歳になると実に27%の若者しか正当だと認めていない。

 これからこのままイスラエルが徹底した攻撃を続けるなら、国によって、また年齢層によってイスラエルへの支持者は益々減少することだろう。イスラエルもこの辺りの傾向を理解して対策を考え直すべき時に来ているのではないだろうか。

 今日は12月にしては珍しく、八王子市や府中市など東京都内でも最高気温20℃を超えたところがあったようだ。恐らくパレスチナ戦争の熱気が流れてきたのだろう。

2023年12月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5950.2023年12月6日(水) PCソフト販売のためのビジネスモデル

 今年も年の瀬が日一日と迫っている。年末になるとサラリーマン時代何となく慌ただしく、仕事に追われているような気になったものだ。だが、それは今も変わらず、せわしなくあれこれ雑用をこなしている。とりわけ現在は恒例の年中行事である年賀状の作成と、来年2月税務署へ提出しようと考えている青色申告書類作成のための準備がある。これだけでかなり仕事としてのボリュームがあり、神経もすり減らす。

 年賀状については、むしろ前向きに取り組んでいる。いつも思い返すことだが、幕張小学校時代の恩師だった湯浅和先生からいろいろご教示いただいた教えを胸に、いろいろ考えながら作成に当たる。昔は私的な年賀状はすべて恩師に教えられた版画で作成していた。郵送相手先の知人を想いながら、出来るだけ万年筆を使用して宛名を書くことも恩師のアドバイスに従っている。今では版画作成は大分以前に止めてしまったが、考え方は変わらず教え通りに、相手の名前と住所はどうしても機械的になりがちのパソコンでプリントすることはせずに、すべて手書きにすることを今でも心掛けている。

 最近は年賀状の文面は、自分なりにパソコンで図柄を拾い出して作成していたが、送付枚数こそ減ったが、まだ300枚ほどの年賀状を送っている。そこであまり時間をかけないよう手抜きをしようと、先日年賀状作成用ソフトを購入した。ところが、「素材たっぷり30万点」の宣伝文に誘惑されて買い求めたが、インストールがうまく出来ずに、いつも世話になっているITコンサルタントに教えを乞いながら何とかインストールする始末だった。それでもその先からは一難去ってまた一難で悪戦苦闘だった。はっきり言ってガイドブックも字が小さ過ぎて中々読めない。ソフトを使うのを止めてしまった。使い方が難しいのだろうか、ソフトに添えて1枚のチラシが入っていた。よく見てみると、インストールの方法などの基本設定とか、ソフトの使用方について訪問レッスンをする「年賀状作成ソフト訪問パック」と称する有料の案内である。このソフト自体が簡単に使えるものではないことを改めて知らされた。そして、ソフト登録後に間髪を入れずに度々メーカーのCMが送られてくる。そのしつこさには辟易している。その訪問レッスンの料金が3種類もありすべて1万円超で、このIT業界のがめついビジネス・モデルというものを改めて思い知らされたわけである。取り敢えず、時間的な点を考え、今日ソフトを使わずに旧式なパソコン方式で200枚ばかり作成した。

 年齢的な面もあるが、IT業界のしたたかな罠にまんまと引っかかってしまったような気がしている。散財はするし、反省しきりである。

 年賀状について最近思うところがある。それは年々年賀状を辞退したいという連絡を友人からもらうことが多くなった。昔は親しくても近年はほとんど会わなくなったような友人からその種の連絡をもらうと寂しい気持ちになる。相手も同じ年代なので、大変だということは理解出来るが、それでもつい友人から縁切りされたような気になって悲しい気持ちにもなる。でもこればかりはダメだとは言えない。寂しいことだが、受け入れるより仕方がない。

 近年は年賀状の意味や目的を知らない人が増えたようだ。小学校の恩師は、親しく友だちと話をして嬉しい気持ちになっているのだから、丁寧に心を込めて書くようにといつも仰っていた。私は心身ともにまだ書ける内は、そして相手が遠慮したいというまでは相手を思いながらひたすら万年筆で名前と住所を書き続けるつもりである。

2023年12月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5949.2023年12月5日(火) 岸田首相と林・日大理事長の軽薄な発言

 昨日のブログに岸田首相をはじめとする国会議員の「ウソ」と「おとぼけ」について呆れたと書いたが、首相の虚言をバラすような写真が今朝の朝日一面トップに載った。昨日首相は自民党政調会長時代の2019年に、党本部を訪問されたアメリカのギングリッチ元下院議長との面談の際、旧統一教会の友好団体「天宙平和連合ジャパン」のトップ梶栗正義議長が同席していた事実が明らかにされたにも拘わらず、大勢の人と会ったので、誰と会ったかは記憶にないと言い逃れをしていた。

 ところが、今朝の朝日新聞一面トップに首相と、ギングリッチ議長、梶栗正義議長にアメリカ人のアメリカ旧統一教会会長の4人が並んで撮った記念写真が掲載されたのだ。首相の発言がウソでない限り、首相の記憶力もまったく当てにならないことを証明したことになる。そして、今日の朝日夕刊に首相が子どもが悪あがきするようなコメントが載っていた。「面会した際に、同席者を含めて写真を撮ることはあり得る。写真があったとしても認識は変わらない」として、面会に教団関係者が同席したことは知らなかったと強情に繰り返した。首相にはわが身に危険が迫ったら、ウソであろうとも押し通す強い虚言癖があるのだろう。だが、これでは世間が納得しないことが分からないのだろうか。岸田政権の末期症状を象徴しているようだ。

 それにしても自民党内のキックバック、及び脱税行為は常態化していて、この件について野党は近々国会で質問するであろうし、東京地検特捜部も調査を進めるようなので、この際当たり前になっている政治資金規正法に違反する政治資金パーティに絡んだ裏金について、ぜひともメスを入れて欲しいものである。

 同じように昨日取り上げた林真理子・日本大学理事長が記者会見の場で、一連の不祥事に絡んで自らの進退を問われ、「改革の途中なので、成し遂げなければならない」として意外にも続投する意向を改めて示した。林理事長は、減給処分を受けたが、学長と副学長が辞任する処分に比べてさほど重い処分には思えない。林理事長ら日大執行部には、本当に改革の意欲があるのだろうか。理事長就任直後から浮ついた様子だった林理事長は、実際「週刊朝日」の最終号となる23.6.9休刊特別号上に、28年間掲載された対談「マリコのゲストコレクション」でエッセイストの阿川佐和子女史をゲストに呼んで対談した。(以下「週刊朝日」から抜粋)

 阿川「~日本文藝家協会の理事長をなさって超多忙なのに、その上、日大の理事長なんて、なんでそんな大変なことを引き受けたんですか?」と尋ねられ、林「だっておもしろそうじゃないですか。阿川さんもどうですか、『母校の慶應の塾長になってください』と言われたら」、阿川「ダメ、そういう能力はない」、林「例えばもし今、つぶれかかったどこかの女子短大から『立て直してくれませんか。好きなようにやっていいですから』って言われたら、おもしろそうだな、やってみようかなって思わない?」、阿川「思わない。『おもしろそう』のベクトルが林さんとは違うんだな。~」

 という流れの中で、林理事長は旧知の阿川女史との対談で気持ちが緩んだこともあろうが、楽観的に面白半分の気持ちで理事長職を引き受けたことが、この会話からもよく分かる。この期に及んで、辞めたら「それ!見たことか!」と顰蹙を買うことは当然である。ここは、せめて本気を出したフリをしてでも、出来るかどうか不透明な改革路線を軌道に乗せるまでは辞めるわけには行かないだろう。

 それにしても岸田首相にせよ、林真理子日大理事長にせよ、どうして責任ある立場にいる人が、事実をぼかそうとしたり、大仕事を真剣にやろうと思わないのだろうか。

2023年12月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com