ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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6002.2024年1月27日(土) 選抜高校野球出場校決定

 毎年2月1日に発表されると思っていた春の選抜高校野球の出場校が、昨日発表された。出場する32校の顔ぶれを見ていると、最近の傾向が分かる。その中でも特に象徴的なのは、32校の内何と公立校が僅かに4校しか選ばれなかったことである。しかもその内の2校は21世紀枠という特別出場である。残りの2校の内の1校、和歌山県立耐久高が創立された幕末の1853年は、ペリー提督が日本開港のために浦賀にやって来た年で、校名も地元の人材養成のための稽古場「耐久社」になぞらえて名付けられた由緒ある名前だそうだ。野球部創部も1905年で今年119年目になる進学校である。今では野球部強化に特化した私立高校でないと激戦区を勝ち抜いていけなくなった中で、こういう文武両道の県立高校があることは特筆すべきことだと思う。

 また、先般の能登半島地震により、石川県の日本航空学園石川高が、微妙な立場にあり、選抜される可能性ありとばかりに、選手たちは兄弟校の山梨キャンパスに移動した、その様子がしきりにテレビで紹介されていた。幸い選抜出場決定の知らせを知った関係者の歓声がテレビでも伝えられた。結局石川県からは星稜高と2校も選出されたことになる。

 他に若干首を傾げたのは、強豪校が多い神奈川県から1校も選抜されなかったことである。過去に東海大相模高、桐蔭学園高、横浜高、慶應高、法政二高、母校湘南高など他県に比べても優勝校は幅広い。中でも昨年夏の甲子園で107年ぶりに優勝したばかりの慶應高もある。それなのに、他地域に比べてレベルが低いと見られたということなのだろうか。

 ともかく3月18日に開幕となる選抜高校野球を楽しみにしたい。

 さて、イスラエル軍のパレスチナ・ガザ地区への激しい攻撃により、多くの市民が犠牲になっている。これに対して南アフリカが、ジェノサイド(集団殺戮)であるとして国際司法裁判所(ICJ)に訴えていたが、昨日ICJは暫定措置としてイスラエルに対して、ジェノサイドを防ぐすべての措置をとることなどを命じた。ただ、これをイスラエル政府が実行するか否かは不明である。実際イスラエルのネタニヤフ首相はこの直後に「イスラエルには自衛権がある。ジェノサイドの疑いを賭けるのは言語道断である」と強気に応えた。ジェノサイド自体は、第2次世界大戦中のホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を非難する意味を含めてユダヤ系の弁護士が使った言葉である。従って何がジェノサイドかを決めるのは、その攻撃や殺戮に人種差別に基づいた集団全体を消し去ろうとする意図があるかどうかが問題なのである。
 イスラエル国内では、ハマスの指導者や戦闘員が標的で、パレスチナ人全体を対象にしていないとの認識が一般的である。そのためハマスが民間人を人間の盾として使い、生き延びようとしている以上、攻撃はやむを得ない。イスラエルには、ハマスはイスラエルという国家がこの地域に存在することを認めようとはしないと考える市民が多くいる。ハマスの攻撃の方がジェノサイドに近いというホロコーストの経験者もいる。

 今その渦中にあって頭を痛めているのは、イスラエルの後ろ盾となっているアメリカであろう。ガザで多数の民間人を巻き添えにしているイスラエルに苦言を呈しているが、ジェノサイドの罪に問うことには反対だとアメリカは言う。この様子だとまだ当分停戦とはならないだろう。

2024年1月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6001.2024年1月26日(金) 自民党は果たして出直すことが出来るか。

 政界は自民党の派閥の裏金問題で上を下への大騒ぎであるが、今日通常国会が開会された。会期は150日間である。天皇ご臨席の下で開会されたが、珍しいことに岸田首相の施政方針演説が行われなかった。今国会の焦点は、逮捕者を出し、あれほど世間を騒がせた政治資金パーテイを巡る派閥問題である。自民党としては、国民に反省の姿勢を示すために「政治刷新本部」なるものを作って、国民からの疑念を解こうとプロジェクトをスタートさせた。しかし、東京地検特捜部も満足できる捜査を行えたわけでなく、巨額の裏金が派閥所属の国会議員にばらまかれたにも拘らず、証拠不十分と死人に口なしの壁に突き当たり、ほどほどのところで手を打たざるを得なかった印象である。

 一応自民党としては、臨時総務会で政治改革に向けた中間とりまとめを了承したようだ。その骨子は、①「お金」と「人事」から完全に決別し、派閥を政策集団に変える。②派閥の政治資金パーティを禁止し、盆暮れに所属議員に配る「氷代」「もち代」を廃止する。③内閣・党人事をめぐる推薦など、働きかけや協議は行わない。以上の3点だが、いつまでこれをやり通すことが出来るか、これまでの議員の言動を見ていると心許ない。

 また、派閥の存続をめぐり、岸田派、安倍派、二階派、森山派が解散を決めたが、安倍派に次ぐ第2派閥の麻生派と第3派閥の茂木派は、派閥存在の利点を語って派閥をそのまま存続させる意向である。

 今回の裏金問題の根源が「派閥」にあることが、麻生副総裁と茂木幹事長には分かっていない。これでは、この大物派閥会長がのさばっている以上、結局「大山鳴動してネズミ一匹」に終わるだろう。

 ついては、今日ネットを見ていてこんな馬鹿げた詐欺まがいがよくぞテレビで中継されたものだと思った。ところが、夕方にはそれがフェイクニュースだったらしいと報じられた。テレビ朝日「徹子の部屋」にゲストとして招かれた落語家の笑福亭鶴瓶師匠の株投資に関する話に、何と天下の日本銀行が、師匠の発言を提訴するとえらい厳しい行動に出たと書かれていた。

 ことの発端は、師匠が番組の冒頭で金持ちになるために働く必要がないと思わせぶりの発言をしたことに、黒柳徹子さんが突っ込んで金持ちになる方法を教えて欲しいと訊いた。そこで鶴瓶師匠がこの3年間に投資で大儲けしたカラクリについて触れた。それが拙かったようだ。鶴瓶後悔すれども、秘密はテレビで生放送されてしまったという。その場で徹子さんが投資最低額36,600円をリンクを通して登録すると約20分後には、+5,870円の41,870円になっていたので、徹子さんもびっくりだった。

 しかし、いずれにせよ投資とは言え、博打的要素があり、とても素人に勧められるような金儲けではない。おかしいと疑問を抱いたのは、そのリンクが午前中は「BITIQ」だったのだが、それが午後になると「Immediate Edge」に代わり、すべて英語表示となっていた。そして、午後遅くなってから、ネットに「鶴瓶の投資話はデマで日銀は提訴していない」と出た。やはりと言うべきか「Immediate Edge」自体が怪しいとも表示された。

 ただ疑問は残る。鶴瓶師匠と徹子さんは真面目くさってトークしていたような画像から視聴者は、信じ込むのではないだろうか。お2人にも誤解された視聴者への責任上からもフェイクニュースを流した発信者を訴えるべきではないだろうか。実際私自身当初疑いもしなかったのは、このネット上の話が読売新聞オンラインと表示されていたからだ。

 まったく油断ならないおかしな世の中になったものだ。

2024年1月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6000.2024年1月25日(木) 「やったぞ!」ブログ連続6千回達成

 今日のブログは、2007年5月15日に書き始めてから1日も欠かさずちょうど6千回に達した。6,000日毎日書き続けていたことになる。書き始めてからこの間16年8か月が経過し、今17年目に入っている。書き始めた当初はただ何となく書いていて、これが6千回にまでなるとは考えもしなかった。これから先何年、何回書き続けられるか分からないが、心身共に書き続けられる内は書いていきたいと思っている。

 「継続とは力なり」という言葉がある。継続出来たということは私自身力があるということになり、面映ゆい気持ちである。作文自体は子どものころから好きで、学生時代は新聞記者になることが希望でもあった。60年安保闘争デモに参加していて写真を撮られ、それが新聞に掲載されたことから、ゼミの恩師から新聞社入社は難しいのではないかと、他へ就職するよう勧められた。第1回目のブログに、中学、高校、浪人、大学1年までの7年間毎日日記を書き続けていたので、続けられるのではないかと書いた。実際それ以上になった。書き続けられたのは、文章を書くことや、手紙を書くことに抵抗がないことが大きい。そのお陰でサラリーマン時代に営業活動で随分プラスがあった。顧客の新規開拓や、顧客と長いお取引をいただけたのも手紙を書いたことが大分与って力となった。

 書くことに刺激を与えてもらい、多少なりとも文章力がつくようになったのは、今までお世話になった恩師らの影響が強い。特に3年前に創立150周年を迎えた千葉市立幕張小学校の湯浅和先生、高校で国語教師だった新山泰先生、大学ゼミの恩師・飯田鼎教授の他に、社会人になってから八木哲郎「知的生産の技術研究会」会長、べ平連で活躍された評論家・小中陽太郎氏には大変お世話になった。今病床に臥している小中氏以外は、皆さんすでに故人となられたが、今でも懐かしく想い出してはご薫陶いただいたことに心から感謝している。

 今年の年賀状にもこれからの目標として当面7千回を考えていると書いた。これまで海外へ出かけてもノートPCを持参して、宿泊先や、航空機、或いは列車内で書いていた。書いていると想像力が働き、つい時間を忘れるほど熱中することがある。中でも青海チベット鉄道に乗って車窓からチベット高原を眺めながらPCを使用していたことが懐かしい。

 2007年の最初のころのブログを見て思い出すのは、スタートした5月15日は、1932年犬養毅首相が海軍将校らによって暗殺された、いわゆる「5.15事件」発生の日だったことである。今では引退した横綱白鵬が、新横綱に昇進したのも5月だった。この年7月30日には、随分文章に影響を受けた作家の小田実さんが亡くなり、その日と葬儀が行われた8月5日のブログにも書いた。青山葬儀場で行われた葬儀に私も弔問に行った。その後の小田さん追悼デモ行進の写真がまた朝日に載ってしまった。小田さんのヒット作「何でも見てやろう」は、隅から隅まで5度ほど読み返した。そして言動に強い刺激を受けた。「何でも見てやろう」精神で、海外武者修行にも何度か出かけた。特に小田さんが「ヨーロッパで最も感動したのは、アクロポリスだった」との言葉に誘われ、妻を伴ってアクロポリスまで出かけ、その時の強烈な印象をエッセイに書いて「ギリシャ政府観光局長賞エッセイ入賞」というおまけまでいただいたほどである。

 僭越だが、過去のブログをざっと眺めているだけでも思い出は尽きない。さあ~て、まだまだこれからも書き続けるぞ!

2024年1月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5999.2024年1月24日(水) トランプ氏連勝、共和党候補は彼に???

 昨日の本ブログで今年11月に行われる、アメリカ大統領選の共和党候補指名争いの第1回アイオワ州予備選におけるトランプ前大統領の勝利について触れたが、昨日行われた第2回ニューパンプシャー州予備選では、またもやトランプ氏が勝ったとの報道に少々がっかりしている。それでも今回アイオワ州予備選直後に次点だったデサンティス候補が撤退した後、今後トランプ氏支持に回ると公表していた割には、トランプ氏の票はそれほど伸びていない。トランプ氏はしきりに対立候補のヘイリー氏に撤退を迫っているが、ヘイリー氏には今のところその気はない。まだまだトランプ氏に挑戦する意向である。

 ヘイリー氏にとっては2連敗となってしまったが、今後無党派層の支持をいかに獲得できるかによってトランプ氏に肉薄し、良識の風が吹けばその風に推されて勝利が期待出来ないわけでもない。ただ、昨日ニューハンプシャー州バーリンで開かれた集会で、些細な失敗を仕出かしてしまった。それは、南北戦争の原因について参加者から問われた際に、「基本的に政府をどのように運営するか、また自由に、そして人々が自由に出来ることと出来ないことにあった」と答えたことで、その応答には戦争の原因は奴隷制度にあったとアメリカ人なら誰でも知っている歴史的事実に触れなかったことである。ヘイリー氏の軽率な失点であろう。これからヘイリー氏が自分の真っ当な考えでアメリカ人にとって受け入れられる主張をどう説明し、納得させられるかによって彼女への支持拡大は決まる。そしてトランプ氏との勝敗も同じように決まることだろう。

 さて、最近講演を行う機会が少なくなってきた。積極的に依頼を受けなくなったことや、手を上げなくなったこともあるが、やや難聴気味であることもスピーチから遠のかせている原因でもある。それでも以前から講師登録をしていたNPO法人シニア大楽から、今日新年度の講師リストを送って来た。現在登録講師は全体で241名いる。私が登録している「レジャー・スポーツ・旅行」部門には、27名の講師がいるが、その中で私は2番目の年長者となってしまった。年々講師を辞める人も増えて寂しさも募るばかりであるが、学校の授業とは異なり専門分野に長く関わっていたその業界のプロが、専門の知恵や知識を授けることが出来るだけに中々貴重な講演であると思う。私も主に私自身の海外武者修行から学んだ体験談を話すケースが多い。7月の講演では、ニューヨーク9.11テロをアフガニスタンとパキスタンの国境カイバル峠を訪れた時に、国境近くの集落で武器の積み下ろしを見たことから予知したことを話した。また、11月にはイスラエルとパレスチナ自治区ヨルダン川西岸ベツレヘムを訪れた時に感じた臨場感から、イスラエルがなぜパレスチナを攻撃するかを私なりの視点で話した。多くの人と知り合える機会をいただき講師を務めることは、心身ともに健康管理のひとつの処方箋と考えていることもあり、コロナ禍もありしばらくの間やや腰が引けていたが、今後も出来れば講師を務めていきたいと考えている。

2024年1月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5998.2024年1月23日(火) 混戦模様の11月アメリカ大統領選

 今年は世界各国で首長選挙が行われるが、最も注目を集めているのは11月に行われるアメリカ大統領選である。改めて書くのも気が向かないが、どうして度々悪行を演じる「悪漢」トランプ氏が、再び選挙戦で頭角を現してくるのか、アメリカ人の心情が分からない。

 昨日共和党のデサンティス・フロリダ州知事が、選挙戦からの撤退を表明した。4年前に民主党のバイデン候補に敗れてから悪評の高いトランプ氏の出番は金輪際ないと思っていたが、悪漢はしたたかに生き延びているのである。しかも、大統領退任後も大統領へ未練たらたらで、選りによってバイデン大統領の不正によって選挙戦で敗れたと主張しては暴力的にいくつもの悪事を重ねてきた。今でも訴追されている事件が大分ある。こういう人物が大統領候補に進出すること自体民主国家アメリカの恥ではないかと憂慮している。

 今年11月の本選を前に、すでに共和党候補者指名争いでトランプ氏が一歩リードしていた。初っ端のアイオワ州党員集会でトランプ氏は過半数を獲得し、次点のデサンティス氏とヘイリー元国連大使にかなりの差をつけた。この次の予備選はニューハンプシャー州で行われるが、それを前に昨日デサンティス氏が早々に撤退を表明したことにより、トランプ氏勝利の可能性が一層高まった。

 トランプ氏とは異なり、初のアメリカ女性大統領を目指すニッキー・ヘイリー氏は、トランプ氏のようにお道化るような仕草は見せないが、デサンティス氏の撤退を知り、「私とドナルド・トランプの2人の競争になった。トランプとバイデン対決の道を再び歩むのか、新しい保守の道を歩むのか、有権者は決めることができる」と冷静に訴えた。トランプ氏は現在77歳、バイデン大統領は81歳でともに高齢者であり、特にバイデン大統領の行動を見ていると老いを感じることが多い。これから4年間国際社会が大きな変革期の中で、老いた大統領が世界の若い首脳と渡り合って行けるだろうか、気になるところである。その点では、ヘイリー氏はまだ52歳であり、経歴も下院議員の後に39歳でサウス・カロライナ州知事に当選し、2017年国連大使に任命された堂々たるものである。前・現大統領に比べれば、言動において若さ故のエネルギーを感じる。

 大統領選は10か月後であるが、この後民主党候補にはバイデン大統領が選出される公算が高い。再びバイデン・トランプの再戦となれば、どちらがなってもどうも新鮮さに欠けるし、健康問題が気になる。加えてトランプ氏には前途に多くの難問を抱えている。刑事事件もいくつか抱え、仮に起訴された場合、どういう事態になるのか。選挙中、また選挙後にその恐れがある。アメリカ国民の良識を信じるよりほかない。

 今世界では、イスラエルのネタニヤフ首相のパレスチナ・ガザ地区攻撃を停止する気がないことに批判が相次いでいるが、こういう強情っぱりを説得するのは並大抵ではない。実際昨日イスラム組織ハマスとの停戦について「拒否する」と発表し、軍事的圧力を強める姿勢を鮮明にした。トランプ氏にはネタニヤフ首相と似た行動癖がある。どちらがアメリカ次期大統領に選出されるにせよ、あまり期待感は持てない。敢えていうならトランプ氏は言動、人間性に信頼し兼ねるので、バイデン大統領の方がまだましだと思う。

2024年1月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com