ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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6057.2024年3月22日(金) 外国人J1サッカー選手の申告漏れに追徴課税

 昨日ドジャース大谷翔平選手の通訳が違法賭博にハマった挙句に、大谷選手の預金口座から横領してカジノへ大金を支払っていた件で、球団を解雇されるような不祥事が大谷ファンのみならず、多くの日本人を失望させるようなスキャンダルが明るみに出た。そんな野球選手がらみの不祥事が多くの人びとを暗い気持ちにさせたばかりだが、今日明らかになったのは、同じプロ・スポーツ選手であるサッカーJリーグ所属の3人の外国人選手の契約金をめぐる申告漏れが、大阪国税局から指摘された不明瞭な事案である。

 中でも元スペイン代表のスーパースターだったヴィッセル神戸のイニエスタ選手の申告漏れは、実に8億6千万円の高額で、源泉徴収で支払ってはいるが、確定申告はしていなかった。その追徴税額は5億8千万円に上るという。生活の本拠が日本にあるのに、必要な確定申告をしていない期間があったことを当局から指摘されたのだ。他の外国人2選手も同じようなケースであるが、契約したヴィッセル神戸側がイニエスタ選手側に契約の際納税について詳しく説明していなかったのではないかと懸念される。イニエスタ選手は、昨年7月まで5年間神戸に所属していた。最初の1年分は非居住者であると申請し、源泉徴収(20%)だけを済ませていたが、確定申告(最高税率45%)をしていなかった。しかし、大阪国税当局の見方は、イニエスタ選手は、入団時から家族とともに神戸市内で生活していたことから、1年目も2年目以降と同様に確定申告を行う必要があるとの判断である。

 悪意があったわけではないと思うが、契約に際して控除額を少な目にするために、チームはイニエスタ選手が家族と生活を共にしていることを知りながら、そうではないとの解釈を適用させようとしたのではないか。そうだとすれば、チームの責任も問われなければならない。3選手の所属チームはこの件で取材を申し入れてもいずれも個人情報であるとか、契約に関わることなので取材には応じられないと説明をしようとしない。納税について選手に大きな罪はないと思う。むしろチームがきちんと税金を含めて契約内容を正しく、詳しく外国人選手に伝えるべきだと思う。こんな不誠実なことで選手から信頼を失うようでは、これから外国人選手が日本チームと契約を結ばなくなるのではないかと懸念される。選手にとってはもちろんだが、チームにとってもすっきりしない嫌なトラブルである。

 さて、日銀の金融緩和策を発表以後株式市場は上り調子であるが、19日に初めて4万円台に乗せた株価も、昨日40,816円の市場最高値を更新して終わったが、今日はそれを更に72円上回る40,888円の2日連続史上最高値で取引を終えた。景気の良いのは経済界だけだろうか。これでは現在の裏金問題がそのまま解決しないようだと、企業から政治家への献金がまた増えて、裏金は隠れたところで益々あの手この手で蔓延ることだろう。今話題になっている裏金問題を再現させないような手をしっかり打っておく必要がある。

2024年3月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6056.2024年3月21日(木) 大谷選手を襲った不運、通訳解雇

 このところ関東地方でも地震が多いが、今朝も北関東方面、特に埼玉、栃木で震度5弱の地震があった。我が家でもそこそこ揺れ、大分経ってから棚に飾ってあった木彫りの象が2頭墜落しているのに気付いた。これから用心しないといけない。

 さて、昨日のドジャースとパドレスの韓国における初めてのMLB開幕試合が実況中継され、地元韓国はもちろん、日本、アメリカでもかなり話題を呼んでいたようだ。喜ばしいことに昨日は大谷選手が活躍し、ファンを歓喜させたが、その一方でパドレスのダルビッシュ投手、今年入団した松井裕樹投手もそれなりに責任を果たすピッチングをした。その後の夜の報道番組でもこの試合ばかりでなく、選手のグッヅや家族の話など何でもかんでも派手に伝えられて、大谷選手の出身地である岩手県奥州市ではパブリックビューイングを観ながら応援する地元ファンの様子を伝え、かなり盛り上がっていた。この分では日本のプロ野球が開幕しても、当分人気は大谷ドジャースに奪われたままではないかと心配するほどで感銘を受けている。

 その大谷選手に突然不幸が襲い掛かった。今朝のニュースでは大谷選手の通訳を務めていた水原一平氏が、違法賭博を行い、その借金を大谷選手の口座から送金した疑惑によりドジャースから解雇を伝えられた、と驚くような報道に各テレビ局の報道番組は大騒ぎである。昨日の試合でも水原氏はベンチで大谷選手の傍に寄り添っていたが、それが今日の第2戦では姿は見えなかった。大谷選手の精神的ショックもかなりのものだろう。水原氏が賭博に投資した金額が、何と6億8千万円と聞いて2度びっくりである。普通の人間には賭博にこんな巨額を注ぎ込むなんてとても考えられないが、1度はまると抜け出せなくて中毒になるのが賭博の魔力のようだ。それにしても2人の友好関係は見ていても微笑ましいほどで日本国内でも人気のコンビだったが、水原氏が大谷選手に黙って詐欺行為をやったとは今以て信じられない。人は見かけだけでは分からないものだということを教えてくれるような通訳氏の裏切り行為である。

 この賭博行為の常習性は、広く知られているが、大阪万博の跡地に大阪府が公営賭博場を建設する計画が、周辺住民から強い反対の声が上がっている。これを主催者の大阪府は言い訳で言い繕っていたが、この通訳氏の賭博の常習性が広くPRされれば大阪も立場が苦しくなるのではないか。

 今日3か月ぶりに慶応病院循環器内科で、昨年来診察してもらっている心臓の不整脈について審査結果を教えてもらった。最近ちょっと気になっていた不定期ながら、時々脈拍が急降下する現象について数値グラフを示して医師に尋ねたが、許容範囲ということと上腕血圧計の数値だけでは、何とも言えないということだった。次回6月に昨年9月に続きもう少し精巧なホルター心電図検査を受けることになった。

2024年3月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6055.2024年3月20日(水) 大谷選手の活躍と「富嶽三十六景」の競売

 数日前の天気予報で、今日は早朝から晴れるが寒くて午後から夜にかけて荒れた天候になり、都内では雷雨も予想されるということだった。そこで午前中にウォーキングをしてしまおうと駒沢公園へ出かけた。春分の日という祭日でもあり、これから天候が崩れる予報にも拘らず、多くの家族連れが遊んだり、散策していた。陸上競技場脇を通ったところ場内で陸上競技大会をやっているのが目に入り、入場規制もなさそうだったので、スタンドではなくフィールド内へ初めて入ってみた。ちょうど長距離のスタート前だったが、選手たちが1周するのを見て外へ出た。その足で屋内球戯場傍を通ったところ、ここでも何かスポーツ大会をやっている様子だったので、ここも初めて中へ入り込んでみると空手道関東選手権大会なるものが行われていた。近くに住んでいながら公園のこれらの施設内に入り込んだのは、幸か不幸か初めてだった。

 午後になって青空が暗くなり、予報通りいよいよ雷雨のお出ましかと思っていたところ、3時ごろから逆に雲が消え空も明るくなってきた。ところが、4時過ぎになって雨が降り始めた。新橋方面は大変だったようだが、世田谷は雷が鳴ったが、それほど風雨は強くなかった。

 ところで、今日から韓国ソウルでMBL初めての開幕試合が行われた。「オータニサン」大谷翔平選手が所属するLAドジャースとダルビッシュ投手のSDパドレス戦が、数日前から盛り上がって韓国における大谷選手の人気もすごいものだ。期待に違わず2安打を放ち1打点をあげ、盗塁もひとつ成功させて5-2でドジャースの勝利に貢献した。今日の開幕戦は、NHKが実況中継やら、7時のニュースの冒頭に想定外の大谷選手のプレイ・シーンを放映する有様だった。これからもMLBの試合で日本選手の活躍ぶりを見せてくれることだろう。

 今日衝撃的だったニュースは、ニューヨークで美術品のセリが行われ、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の「富嶽三十六景」のシリーズ全46図が競売にかけられ、5億3700万円で落札されたというショッキングな話である。驚くとともに落胆したのは、この国宝とも言える芸術的作品が日本にはなく、海外で度々取引されていた事実である。売却した所有者が前回これを入手したのは、2002年11月パリで開かれたオークションだったという。稀に見る日本の古典的芸術作品がしばしば外国人の手によって売買されている現象に悲しい気分になってくる。これほどの日本独特の価値ある名作をどうして日本で所有保管出来ないのだろうか。

 「富嶽三十六景」の中でも、とりわけ「神奈川沖浪裏」は郵便切手の絵図にも使われ、多くの人に知られ、昨年8月ドイツのバイエルン州立図書館が、個人の収集家から数億円で購入し、2025年に日本の版画を集めた展覧会で目玉として展示すると発表してまだ間もない。バイエルン州科学・芸術大臣が保存状態は良く「コレクションに新たな宝石が加わった」と喝采を叫んでいたばかりである。

 繰り返すようだが、なぜ日本の芸術品が日本人の手を放れ、海外へ行ってしまうのだろうか。ここには、文科省をはじめ、日本の文化・芸術関係者が日本の宝であるとの認識をしっかり持ち、決して海外へ放出しないよう、最後の砦で国が購入してでも手放さないとの強い信念と気持ちがなければいけないと思う。とにかくがっかりした。本物にはもう会えないかも知れない。

2024年3月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6054.2024年3月19日(火) マイナス金利解除と派閥幹部証人喚問要求

 今日日銀は金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除することを決め、17年ぶりの利上げに踏み切った。これによって長期金利-0.1%を+0.1%に変更し、短期金利を0から+0.1%に上げる。これを受けて三菱UFJ銀行は早速21日から0.001%だった普通預金金利を、0.02%に引き上げると発表した。三井住友銀行も追随することを発表した。これから外為市場や住宅ローンなどにも影響が表れて来ることだろう。また、今日の日経平均株価は、再び4万円台に戻り40,003円となった。

 さて、自民党派閥の裏金問題は、政治倫理審査会で派閥幹部ら関係者が答弁したが、一向に明確な説明がなく闇は濃くなるばかりである。しびれを切らした野党4党は、予算委員会で派閥の事務総長経験者など6人について、罰則規定のある証人喚問を行うよう自民党に要求する模様だ。国民の自民党に対する不信感と政治に対する失望感などが強まり、数日前に行った朝日新聞の世論調査によると岸田内閣の不支持率がまた上がり、遂に67%に達した。有権者の3人に2人が岸田内閣を支持していないことになる。首相のリーダーシップも何やら頼りなさそうで、仮に今解散し総選挙を実施したら自民党は相当得票率を下げるのではないだろうか。

 国内の政治が裏金問題の解明に費やされて、能登半島地震支援などに充分手が回らない印象である。その間に闇に隠れるように安保問題が素通りして行く。とりわけ防衛費の増額に示されるように、敵基地攻撃能力とか、戦闘機の共同開発による輸出や、オスプレイの不安な飛行復活など、日米協定という隠れ蓑の陰で着々と危ない手を打っている。特に気になるのは、イギリス、イタリアと日本が共同開発している次期戦闘機である。イギリスは、日本が同意しない「防衛装備移転3原則」の変更を求めたが、これは日本の国是である非戦平和主義を逸脱するものである。ところが、これに条件付きであるにせよイギリスの要望を受け入れた。当初公明党は賛成しなかったが、今では人気も下り坂の公明党が同じ与党の自民党と一層連携を強めることで愁眉を開こうとしたのか、次期戦闘機輸出解禁で合意する有様である。今や日本は軍事国家に変貌しつつあるのだ。

 その次期戦闘機開発・製造に当たるのは、航空機製造に実績のある三菱重工業のようだが、何と自民党は同社から年間3千万円の献金を受けていたことが分かった。これも裏金のひとつとしてキックバックの対象となり、関係筋の国会議員の懐に入っていくのだろう。

 停止していた米軍のオスプレイの飛行も14日から日本国内で再開を認めたが、昨年11月屋久島沖で墜落した原因の調査結果に納得して再開に同意したと、防衛省は手早くアメリカの意を受けた発言をしている。しかし、調査結果の内容を厳しくチェックすることもなく、問題なしとして安易に再飛行を認めたのは、これもまたアメリカの言いなりということではないか。屋久島沖の事故オスプレイは、都内の横田米軍基地に所属していただけに基地周辺の住民からは不安の声が聞かれる。

 裏金問題に忙殺されている間に、防衛省は難しい問題を抱えて大分困惑しているようだ。今秋のアメリカ大統領選でトランプ前大統領が復活当選するようなことにでもなったら、トランプ・アメリカは次々と日本に過大な要求を突き付けて来るだろう。

 ともかく現在の岸田内閣の政権運営は心配で見ていられないというのが率直な気持ちである。現在の政倫審もこれという成果がなく、真実を隠蔽していることが考えられるとして証人喚問に進めば、スッキリするが、同時に、岸田首相自身が身を退く事態も考えられるのではないだろうか。

2024年3月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6053.2024年3月18日(月) プーチン大統領、疑問符の付く「歴史的大勝」

 15日から3日間行われたロシア大統領選挙の投開票が終わった。最初はどうして投開票のために3日間も費やすのかと首を傾げていたが、考えてみるとロシアの国土は広大で、バルト海に面した飛び地カリーニングラードからカムチャツカ半島東端まで、実に11の時間帯があるので10時間の時差があり、どうしても1日や2日ですべての作業を終えることが出来ないからである。

 投票結果は、予想されていた通りプーチン大統領のいわくつきの圧勝だった。単にプーチン氏の強権的独裁をPRしただけで、はっきり言って事前に反プーチン行動を抑圧し、有力な反プーチン派候補者には立候補を認めず排除し、投票でもプーチンへの1票を押し付けるなど、勝負は最初から分かっていた。とても開かれた民主的選挙と言えるものではなく、形だけの選挙である。国民からの信頼と委託を投票に具現化する選挙とは程遠い。総選挙を行わずに独裁的権力を行使している中国の習近平・国家主席や、北朝鮮の金正恩・朝鮮共産党総書記と何ら変わらないままトップの座に君臨するようなものである。この2人の独裁者から早速祝電が届いたそうであるが、同じように独裁的権力で国家を抑え込んでいる2人と相通じるものがあるのだろう。時代錯誤も甚だしい。

 投票への呼びかけも威嚇的で、大学構内で大学当局から学生たちに投票するよう圧力をかけたり、ウクライナ東部のドネツク州など4州のロシア占領地区では、武器を持った関係者が全住民の家庭を訪問して投票を強要した押し付けがましい選挙民への投票要請については、国連加盟国50か国以上が、一斉に非難する共同声明を発表したほどである。

 何を考えているのか、プーチン側は選挙で圧勝して、絶対的な勝利で信頼と権力を得たと誇示することによって引き続き思うがままに政治、経済、外交面で行動する存在感をアピールしようとしているのだ。結果的に開票率98%時点で、プーチン氏の得票率は世界でもあまり例のない87.34%で文句のない?圧勝だった。

 プーチン氏が再びロシア大統領に選出されたことにより、今後2030年までその地位に就くことになる。任期切れの30年に再び当選すれば、更に6年間思うままに権力を揮える。取り敢えず在位30年となり、旧ソ連時代に殺人鬼と言われた独裁者スターリンの在位25年を超えて最長の在任期間になる。偶々今晩NHK「映像の世紀」で1千年間自由のない国ロシアと殺人鬼スターリンについて放映していた。人騒がせで利己的な独裁者プーチンがこれからもロシア大統領として居座ることによって、世界は益々暗く偏屈なものとなる。

 さて、昨日セルビアにいる友人から次のような情報を知らせてくれた。20年前の昨日、コソボでロシアの友好国セルビアを糾弾する暴動が起きた。これがきっかけとなりコソボではセルビア製品の輸入禁止、今年2月からはコソボ地域でのセルビア通貨の使用禁止により年金や給与が受け取れなくなったり、それらがエスカレートして数日前からロシアを中心に使用されているキリル文字の使用禁止などが、日常生活に影響を与えているという。そもそも暴動の原因となったのは、アルバニア人の3人の子どもが川で溺死した事件である。コソボ人男性が地元のメディアに、3人はセルビア人に追われて逃げる途中に川に落ちたというフェイク情報がきっかけで、コソボ全域で暴動が起こり、セルビア人襲撃とか、正教会聖堂の焼き討ちなどの民族浄化が行われたということである。

 これはロシア大統領選とは直接関係ないが、旧ユーゴスラビアから独立した国家間で複雑な民族間対立があり、そこへロシアが入り込み、ロシアと友好的なセルビアとそうではない国々の間に対立感情が堪っているからである。ことの良し悪しは別にしてもロシアが絡むとどうも嫌な事件ばかり浮かび上がって来る。

2024年3月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com