ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5188.2021年7月26日(月) 世襲選挙に一定の規制を出来ないのか。

 今日のオリンピックも金メダル・ラッシュが続いた。女子スケート・ボードで何と13歳11か月の西矢糀選手が史上最年少で優勝し、3位に16歳の中山楓奈選手が入って銅メダルを獲得した。夜になって連日金メダルを獲っている柔道で、男子73㎏級の大野将平選手が金メダルを獲得して2連覇を成し遂げ、女子57㎏級で芳田司選手が銅メダルを獲得して3日間に3つの金メダルを獲った。更に卓球混合ダブルスで水谷隼、伊藤美誠組が決勝で中国ペアに逆転勝ちで金メダルを、男子体操団体で銀メダルを、アーチェリー男子団体で銅メダルを獲得した。これで日本が獲得した金メダルは8個となった。出だしは素晴らしい。

 さて、国会が休会中で何をして良いのか分からない国会議員の存在感がまったく見えない。当然ながら菅首相の支持率がどうもぱっとしない。首相就任直後は幾分高かった支持率も急坂を転げ落ちるように落ちる一方である。メディア各社独自の直近の世論調査によると、凡そ支持率は30%前後で、昨年9月就任以来最低ラインにまで落ち込んだ。これで新型コロナウィルス対策と東京オリンピックが順当に行かなければ、支持率は一層下がることだろう。

 ついては、最近外国の首脳の動向が話題になることが多いが、2つほど真偽の実態が分かり難い例がある。

 ひとつは、6月6日に行われたペルー大統領選挙で、1か月半が経過して漸く左派急進派のペドロ・カスティジョ氏の当選が決まったことである。かつてリマの日本大使館が襲撃され長い間人質の身柄が拘束されていたが、大統領令による警察の強行踏み込みで犯人全員を殺害して解決させ評価を高めた日系人アルベルト・フジモリ大統領は、その後社会的に大量虐殺を命じたとして刑を受け収監中に恩赦により解放された。今回娘ケイコ氏が対抗馬として3度目の立候補をしたが、投票日からカスティジョ氏側に不正があったと追及していたが、漸く選挙結果を受け入れた。1か月半に亘って国家のトップが不在の状態では、国を前へ進めることは難しい。この5年間でペルーの大統領は4人も交代した。これでは国は益々世界の動きから置いて行かれてしまう。1日も早く新体制を再スタートさせることが急務である。

 そして2つ目の不審は、来年5月に実施されるフィリピン大統領選挙の事前の動きである。フィリピンの大統領は1期6年と決められている。現在のドゥテルテ大統領の任期も来年6月に期限が来る。強気で何かとトラブルの多い現大統領ではあるが、庶民的でもあり国民の人気はそこそこある。大統領としてはもう少し権力を保持していたいが、憲法の制約上それが許されない。そこでいろいろ画策しているらしい。そのひとつが、現在ダバオ市長である娘のサラ・ドゥテルテ氏を後継者に仕立てて、自らは副大統領として立候補するという奇想天外な話である。この国では大統領と副大統領がセットで戦い選出されるのではなく、それぞれ別々に選挙を実施する。娘が大統領候補として、父が副大統領候補として別々の選挙を行えば、当選後には親子で政権を維持出来ると考えられる。副大統領が主導権を握る可能性もなしとしない。ただ、一族による「王朝支配」には批判が出る危険も考えられる。

 まぁあまり日本では考えられないことであるが、これほどとは考えられないまでも日本でも国会議員の選挙では、今や世襲議員立候補者が目白押しで似たようなものではないだろうか。一旦握った権力を他人に渡さず、一家で引き継いでいく。明らかに途上国に多く見られる現象である。その点では残念ながら日本も途上国と言えるのではないだろうか。偶々今朝の朝日社説に「政治家の世襲 政党は制限の検討を」と題して、最近ベテラン議員の引退が相次いでいるが、皆親族に地盤を引き継ぐ世襲が目立つが故に世襲の慣習に制約を行うべきだと批判している。かつては、世襲批判の旗振り役だったたたき上げの菅首相が、今では閣僚に麻生副総理、河野行革相、小泉環境相ら世襲議員が名を連ねて世襲制限に一言も発しなくなった。2017年の総選挙で自民党当選者のうち世襲は83人で全体の29%だった。これでは国民目線のまともな政治を行える筈がない。

2021年7月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5187.2021年7月25日(日) 日本、1日で金メダル4個を獲得

 オリンピックはまだ始まったばかりだが、今日もオリンピック・フィーバーが日本列島を駆け抜けていく。日本選手が、昨日の柔道・高藤選手に続いて今日4つの金メダルを獲得した。まず午前中水泳の女子400m個人メドレーで大橋悠依選手が優勝した。昼には、この暑い屋外で、初めて競技種目に加えられたスケート・ボードで若き日本の堀米雄斗選手が暑さをものともせずに金メダルを獲得した。そして夜になって柔道で男女種目に兄妹2人が揃って金メダルを獲得するという歴史的な偉業を成し遂げた。最初に女子52㎏級で妹の阿部詩選手が、次いで男子66㎏級で兄の阿部一二三選手が優勝した。戦前から兄妹で優勝すると騒がれた中で、期待通りトーナメントを勝ち抜き優勝することが出来たのはもちろん実力もさることながら、兄妹の助け合い、チーム環境とチームワークも大いに与って力となったことだろう。それにしても1日に4個もの金メダルを獲得したなんてことは、日本オリンピック史上初めてのことだろう。

 戦後初めて日本がヘルシンキ・オリンピックに参加した時は、レスリング・バンタム級で石井庄八選手が、やっとひとつ金メダルを獲得しただけだった。この70年間に日本は実力的にも存在感も向上させた。変われば変わるものだと感慨深く思う。

 今日の最高気温は福井県小浜市の36.4℃で、東京は34.4℃だった。これだけ暑いと屋外で行われる競技は、選手にとっては厳しいだろう。案の定テニスの世界ランキング1位のジョコビッチ選手(セルビア)らが、日中の試合を夜間に変更して欲しいと組織委員会に申し入れた。

 それでも午前中に女子ソフトボール・チームは、カナダを破り予選リーグで4戦全勝となり、明日のアメリカ戦を残して銀メダル以上が確定した。また、サッカーでも男子チームは、ロンドン大会金メダルのメキシコを破った。これで2戦2勝として決勝トーナメント進出へ大きく前進した。個人種目ばかりでなく、これまで体力差と歴史などから欧米型団体スポーツで日本が勝つのは難しいと思われていたが、そろそろその意識も改めなければいけないと思う。このまま調子を上げて行けば、これからも想定以上の成果を残しそうな気がする。これからも大いに期待したいと思う。がんばれ! ニッポン!

2021年7月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5186.2021年7月24日(土) 五輪開会式で見直される日本人の意識変化

 昨晩行われたオリンピックの開会式から1夜明けるや、今日は朝からずっと競技のテレビ中継が行われていた。NHKの定番ニュース番組「ニュース7」も本旨であるニュース自体をそっちのけで、柔道決勝戦を放映している有様である。朝日朝刊の見出しを見ても「東京 五輪コロナ下の開幕」「1年延期し無観客1万1千人出場」「迷走8年 五輪突入」「第5波 渦中の開幕」「東京 歓声なき採点」のような語呂が並ぶ。コロナ禍と無観客の開催をやや揶揄しているように思えるが、昨晩の開会式の演出などについては、むしろ好意的に書かれて批判的、或いはつまらないとは捉えていないようだ。ただ、簡素化されて華やかさは影を潜めたとコメントされている。

 大坂なおみ選手の最終聖火ランナーについても、人種差別に抗議する「BLACK LIVES MATTER」の意を表し社会へ向けて発する強いメッセージが世界の注目を集めると捉えていた。本大会のモットーは「多様性と調和(DIVERSITY & INCLUSION)」である。コロナ禍で差別や格差が顕在化し、分断が叫ばれる時代にあって国境の垣根を飛び越えられるスポーツが、多様性と調和の実現に最も近い位置にいると見ている。大坂選手の聖火ランナーや、NBAバスケットの八村塁選手が旗手を務めたのもそのひとつの証だったのだろう。

 しかし、海外のメディアの中には、昨日までの組織委員会の拙い動きと対応を見て、フランス・ルモンド紙のように日本人が望まないオリンピックは「日本はIOCの囚人になっている」として、日本だけで決定出来ない主体性のなさを皮肉交じりに伝えていた。他方、イギリスのガーディアン紙は、「昨年の苦闘から目をそらして笑って踊るだけのショーではなく、喪失と悲しみのテーマを導く他に類のない3時間となった」と比較的好意的に伝えている。ワシントン・ポスト紙は、ハーフ選手の大坂、八村らが存在感を示したことに「現在の日本の多様性を感じさせた。移民について、人種やアイデンティティーの異なる人々が1つの国をつくるという考えについて、まさに取り組み始めたばかりの国であるとうなずかせるものだった」と日本人の認識が変わったと評価していた。知らない間に海外からは日本は意識面で旧来の考えが少しずつ変わってきていると見られているようだ。昨日の本項で大坂なおみ選手の聖火ランナーに異を唱えたことが、恥ずかしいくらいである。

  これから8月8日まで17日間に亘って大会は続けられるが、コロナ禍により新規感染者が増え、大会が途中で中止にならないことを強く願っている。

 一方、コロナ自体は日々益々感染者が増え、コロナ禍は第5波に入ろうとしている。例えば、昨年中止になった全国高校野球では、今春の選抜大会で東海大相模高が3度目の優勝を飾ったが、何とその東海大相模高が、昨日メンバー17人が陽性であることが判明し、今日の神奈川県予選の準々決勝戦を急遽辞退して不戦敗となった。同高にとっては史上8度目の春夏連覇を目指し、しかも門馬監督が今夏を最後に監督を退任することになっていただけに諦めきれない思いであろう。

2021年7月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5185.2021年7月23日(金) 1964年オリンピック開会式の方が良かった。

 待ちに待ったと言いたいところだが、新型コロナウィルスの感染拡大により、開催か中止か、賛否両論の声があった中で今晩国立競技場において、過去に前例のない無観客状態で東京オリンピック開会式が行われた。その様子を終始テレビで見ていたが、日本人らしい細かい演出は洒落たところもあったが、全体的にはあまり良いとは思えなかった。最終聖火ランナーに純日本人ではなく、日本に居住せず日本語も達者でないプロ・テニスの大坂なおみ選手を選出した点にも疑問を感じる。これまでオリンピックで活躍した柔道の野村忠弘と吉田沙保里、体操の内村、水泳の北島、マラソンの高橋尚子、野口みずきら多士済々ではないか。北京大会やリオ大会の方が興味深かった。最も変わったと感じたのは、各国選手団の入場行進がトラックを半周するのではなく、中央フィールドをまとまってまっすぐ行進する点だった。1964年大会のような古関裕而作曲によるリズミカルな東京オリンピック行進曲に乗って揃って入場行進するのではなく、少々盛り上がらないように感じた。率直に言って前回東京大会の方が感銘を受けた。

 1964年東京大会は爽やかな秋空の下で前日の雨もカラッと明け、式典は明るく華やかに行われたが、今回は猛暑の最中ということから夜間に開かれた。開会直前になって開会式楽曲製作者が辞任させられたり、昨日はショー・ディレクターが解任されたり波乱含みとなった。

 今回のオリンピックでは、事前に計画されていた事前合宿地と海外選手団の友好的行事が取り止めとなったところが多く、受け入れ先の自治体にとっては住民との交流計画が途絶えたことに失望しているところが多い。事前合宿のために来日した外国選手団もホテルに缶詰めにされて外出も思うように出来ず、残念だったと思う。平和と友好をモットーにしているオリンピック精神を損なうようなコロナ禍にはただ黙っているしか方法がない。

 そんな折も折、遺憾な行為があった。韓国選手団の選手村に国旗と同時に垂れ幕が懸垂された。そこには抗日の英雄とされる李舜臣将軍の言葉が書かれ、政治的な宣伝を禁じるオリンピック憲章に違反するとしてIOCが撤去を命じた。すると韓国側は、今度は朝鮮半島を虎であしらった垂れ幕を掲げた。どうしてオリンピックで反日アピールをしなければならないのだろうか。スポーツの祭典、オリンピックの場においてまでも反日的な行動に出ていた韓国は、選手村の食事でも各国選手団と同一の食事をすることなく、専任のコックを帯同して独自の食事を振舞っている。その理由とは、選手村の食事には、東電福島原発放射能洩れによって汚染された食物が混入されている可能性が高く食の安全性からとの言い分と判断である。これまで日本は韓国に対してその点を散々説明し、安全との国際機関のお墨付きまでいただき、福島産食物へ放射能混入の強い不安と不信感を拭い取ろうと努めたが、韓国側は理解してはくれなかった。今回のオリンピック開催に際して、日本は東日本大震災で甚大な被害を受けたことを克服し、新たに発展する姿を世界へ示したいとの願いがある。残念だが、それが韓国によって受け入れてもらえなかったことで福島県民はひどく落胆している。

 日韓関係が険悪になってから大分時間が経つが、従軍慰安婦や徴用工、攻撃し追及しようとする。その根底には、戦前日本によって植民地として占領された被害者意識と戦後の反日教育がある。今日の開会式にも当初文在寅大統領は出席すると広言していたが、3日ほど前に急遽訪日を中止すると予定をキャンセルした。明確な理由があるなら、最初から欠席と伝えるべきだろう。韓国政府の対応を見ていると嫌がらせを行っているとしか思えない節がある。日韓関係が是正されるのは、まだ遥か遠い先のように思える。悲しいことである。

2021年7月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5184.2021年7月22日(木) 「千年に1度の豪雨」は「白髪三千丈」では?

 昨日朝2つのパソコンがハッカーに襲われ、ホームページ(HP)が見られなくなった。他の外部アクセスに支障はなかったが、HPだけ機能不全となってしまった。急いでITコンサルタントに連絡を取っていると、しばらくして彼から電話があり、他にも彼の顧客がハッカーに襲われて見られなくなったが、解決したと言うので、スイッチをONにしてみると確かに回復していた。これまでにも同じような騒ぎがあったが、今中国のハッカーが世界中を荒らしまわっているとの情報があり、アメリカでは国防省やFBIが神経を尖らせている。我々も気をつけなければいけないが、残念ながらハッカーの侵入を防ぐ手立てがない。

 中国と言えば、昨日河南省鄭州市で記録的な豪雨に襲われ河川が氾濫して洪水が市内に流れ込み市街は水浸しとなった。地下鉄の駅構内にまで浸水し電車が駅で水没する有様である。確かに映像で観ると道路は水没して洪水が流れている。その豪雨は中国観測史上最大を記録し、「千年に1度」というそうだから驚くが、少々大げさではないだろうか。元々中国には古来言葉を大げさに誇張する名残りがある。その典型は高校の漢文で習ったことがある、李白の詩「秋浦歌」に書かれた「白髪三千丈」であろう。憂いが重なって毛髪が白くなり三千丈(約9千m)にまで伸びたという誇張表現の代表例である。

 最近のコロナ禍に際して、連日アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学が公表する中国の新規感染者数と死者数が、実態とはかけ離れているように思える。誇張の真逆で少な過ぎてその数値をそのまま信用して良いものかどうか躊躇するところである。

 実際一昨日20日までの1か月間における中国全土のコロナ新規感染者数は、全世界で1日当たり52万余人が新規感染し、2万2千人が命を落としている時にほんの812人である。死者に至っては僅か2人である。これがコロナ発生の地とされる中国の実態だろうかと首を傾げざるを得ない。昨日1日で日本ですら感染者が5千人弱、死者は20人だった。況してや1か月ほど以前に深圳空港でデルタ株感染が判明して、空港内全店舗を閉店し、空港への立ち入りを禁止して空港をすべて消毒した騒ぎがあったばかりの中国で、この数字は信じがたい。どうも中国政府の公表する公的数字や資料の信憑性への疑念が拭えず、俄かには信じることが出来ない。真実を公開することはコロナ収束には必須であり、世界の保健医学への責任でもある筈である。

 新疆ウィグル族への人権侵害、香港における自由と民主化弾圧、公海上への強引な海洋進出など国際法に触れる行為等々、中国政府は世界各国からの批判に対して、決まったように内政干渉と反論するが、公平に見てそれ以前に中国自体が国際社会のルールを守る責任があり、批判にも素直に耳を傾けることを求められている。

 さて、今日は暦の上では、「大暑」だそうであるが、とにかく暑い。福知山市、京都市、桐生市の最高気温が36.3℃だったが、都内でも34℃を記録した。最近は午後5時を過ぎてから日陰をウォーキングしているので、少しは救われるが、これから暑さは益々上がる。オリンピックの参加選手たちの気持ちが思いやられる。精々テレビで彼らを声援しようと思う。

2021年7月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com