ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5213.2021年8月20日(金) 高校野球テレビ観戦して思うこと

 新型コロナウイルスの新規感染者は、今日3日連続で過去最多の26,297人だった。流石にこの猛威に、全国知事会でもロックダウンを検討すべきとの声が随分出された。政府はどうするだろうか。

 九州、西日本地方を襲った豪雨のため日程に大きな変更を強いられた甲子園の高校野球では、大会関係者が今日も空を見上げながら変わり易い天候を心配して予定通りスケジュールが実施されるのを願っている。

 試合の合間にテレビでは今年103回目を迎えた高校野球を「白球の記憶」として、終戦直後の大会を振り返っていた。終戦翌年の1946年に復活した当時の中等学校野球大会は、甲子園ではなく、西宮球場で開催された。新鮮に感じたのは、出場した当時の選手と観客が語っていたように満員のスタンドの印象的な光景だった。選手のユニフォームもそうだったが、観客も皆が皆真っ白なシャツを着ていてスタンドはまさに白一色だった。現在のカラーフルで派手なものとはまったく別物だった。

 今日断片的に試合を観ていて若干気になったことがあった。ある出場校校歌の歌詞に「靖国」とか、「大皇居(オオミカド)」という何やら国粋主義的な言葉が使われていたことだった。また、興味深いこともあった。これまでは知りながらも気にならなかったのだが、第3試合でアナウンサーが鹿児島県代表の樟南高校を「ショウナン高校」と呼んだ時、つい母校「湘南高校」を想い出したことである。他にも同じ読み方の「沼南高校」や、「淞南高校」があることは承知している。文字を見れば別の高校だとはっきり分る。だが、音声で聞くと何となく母校のように聞こえるのが不思議なところだ。ラジオで実況を聴けば、時には母校が甲子園で活躍しているように聞こえるかも知れない。生憎樟南高は負けてしまった。

 さて、アフガニスタンの実権を掌握したイスラム主義組織タリバンは、先の会見で女性の人権を尊重し、差別はしないと語った舌の根も乾かぬうちに、「イスラム法が認める範囲内」と付け加えた。その後タリバン幹部が「政治体制について民主制はまったく取られないだろう。アフガンには土台がないからだ」と悪びれずに述べたことによって、先の「イスラム法・・・」の言葉が怪しいことが分って来た。2001年以前に曲がりなりにも民主制を採り入れた政治体制が復活することはないことが明確になった。

 白旗を掲げたガニ前大統領が完全に城を明け渡し、国と国民を放り出してUAEに脱出していながら帰国すると空言を言っているのが信じがたいが、第1副大統領のサーレ氏はカイバル峠近くの北東部パンジシー州に身を潜め、暫定大統領を自認して軍閥や旧政府軍と武装闘争の準備を始めているとの情報が伝わってきた。ここは9.11テロの2日前にタリバンによって暗殺された元国防相、アフマド・マスード将軍の根拠地である。アフガン国民の人望篤かったマスード将軍の子息がサーレ氏を迎え入れたことにより、新たなテロ活動が始まる心配がある。気の毒なのは、権力者の都合に左右され、生活を脅かされる罪のない普通の国民である。アフガンの平和は遠い。

2021年8月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5212.2021年8月19日(木) コロナ拡大が止まらない。

 新型コロナウィルス感染が拡大しているが、特に昨今は日に日に新規感染者が増えて、今日も全国で過去最多の25,162人となり、21都道府県でも過去最多となった。尾身茂・コロナ感染症対策分科会長が強く警戒を呼び掛け、政府に対しても更に人流に歯止めをかける効果的な対策を実施するよう促している。明らかに人の流れを抑え込むためには、法によって拡大を抑え込むことが効果的と考えている。ズバリ!ロックダウンである。

 海外でも一旦は下火になっていた感染がまたぶり返し、ロックダウンを再度実施した国もある。しかし、菅首相は、ロックダウンをやっても効果が表れないところもあるし、日本では私権を制限するロックダウンは馴染まないとして、実施することを避けている。ところが、最近沖縄では感染者が増え、人口10万人当たりの感染者数が東京都に次いで多くなり、医療崩壊の危機に立ち至っている。脇田隆字・政府アドバイザリー・ボード座長も、個人の自粛だけでは難しく法的な整備を含めて検討が必要と述べ、私権の制限を伴う都市封鎖やロックダウンなど法的な規制の検討が必要との認識を示した。昨年は、「GO TO TRAVEL」に熱心だった首相が、ロックダウンに後ろ向きなのがどうも理解出来ない。

 一昨日コロナ対応力№1と見られているニュージーランドのアーダーン首相が、コロナ感染者が国内にたったひとり確認されたのを受け、「感染を食い止めるために厳しく早期に取り組む必要がある」として全土でロックダウン入りを宣言した。ニュージーランドでは、6月にロックダウンを解除して以来感染者はひとりもいなかった。「こういう緊急事態には国民に対して間髪を入れない可及的速やかな政治判断と対応が必要」だということを菅首相以下政治家たちは思い知るべきである。

 国内でも前記の通り今日過去最多の新規感染者が出たことから、取り敢えず感染者増加の激しい沖縄だけでもロックダウンを考えてみてはどうだろうか。このままワクチン接種が拡大することだけを待つだけではなく、首相としての積極的な判断を示すべきである。それにしても遊び呆けている政治家らは、国会を閉会したまま国民に何らのプラス材料も提供していない。それこそ数が多過ぎ、怠け過ぎる国会議員を半減して、浮いた費用をコロナ対策に回したらどうだろう。

 ところで、今夕アクション・スターの千葉真一がコロナ感染から肺炎を併発して亡くなった。私より2か月ばかり若い。ワクチン接種をやっていなかったようだ。まだまだコロナ禍が続くと考えなければいけない。嫌な世の中になってきた。

2021年8月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5211.2021年8月18日(水) 大腸内視鏡手術を受ける。

 昨日東京医療センターで手足の浮腫みの原因であるリューマチ治療で採血と尿検査をしてもらった。ヘモグロビン(HbA1c)とCRPの数値は大分良くなった。これで薬の服用をまた少し減らすことになった。その後、かかりつけの整形外科医を訪れ経過を報告した。

 そして今日は慶應病院で大腸の内視鏡手術をしてもらった。一昨年にも同じ内視鏡検査でポリープを4つ取ってもらったが、今日は前回より時間はかかりながらもひとつだけ取り除いてもらった。前回はそれほど苦痛を感じなかったが、今回は昨晩服用した内用薬を呑んだせいか、夜中に何度か小水のためトイレに行ったり、今朝8時から2㍑のモビブレップ溶解液を水と交互に飲むのが大変だった。コップ1杯飲むたびに、排せつのためトイレへ駆け込む状態だった。身体には倦怠感を覚えて約3時間をかけて何とか飲み終えたが、大したことはないと高をくくっていた割には正直楽ではなかった。内視鏡検査ではお尻からカメラを注入してもらったが、ベッドに横たわっていたのは50分ほどで、時折圧迫感を感じて楽ではなかった。来月担当医から説明があるが、取り合えず、目先のいくつか面倒な医科的治療は終えることが出来てホッとしている。

 さて、このところアフガニスタン国内情勢が激動しているが、政権を奪取したタリバンが昨日記者会見を行った。権力者が行う普通の記者会見とはまったく異なり、普通ではない物々しさだった。テーブルではライフル銃を所持した部下に取り巻かれ民族衣装を着こなしたムジャヒド幹部が、外国記者団から質問を受けていた。諸外国にとって一番関心があるのは、イスラム主義勢力のタリバンが政権を握ったら20年前以前と同じように、女性への差別感から女性の就労や、教育、ブルカ着用などについて強制的な制約を行うのではないかという懸念だった。この点についてムジャヒド幹部は、女性の人権を尊重し、差別はしないと語った。だが、気がかりなのは、その言葉の直後にそれらはイスラム法が認める範囲内に限ると述べたことである。現時点では推測するより仕方がないが、仮に女性の自由を束縛するような事実が明らかになった場合、タリバンがそれはイスラム法の範囲内と応えたら、民主主義国や、社会主義国ではどう対応するだろうか。

 カナダのトルドー首相は、タリバン政権を承認しないと公表した。他にもカナダに追随する国が出てくるだろう。厄介なことになったものだ。

 ところで、相変わらず今日も新型コロナウィルスは猛威を振るっている。今日の国内新規感染者は、23,917人で過去最多となった。自治体では、27府県が過去最多を記録した。最後の手段かも知れないが、菅首相が否定的なロックダウンについて、その是非について真剣に検討しても良いのではないだろうか。

2021年8月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5210.2021年8月17日(火) コロナや温暖化を現代科学は解決出来ないのか?

 九州、西日本地方はここ1週間ほど激しい豪雨に襲われ、多くの被害が出ている。テレビで観る限りその自然の猛威には唖然とさせられる。土砂崩れで道路は塞がれ、河川は氾濫して家屋も倒壊し、多くの人びとが避難している。九州ではこの8日間の雨量が、実に1年の雨量の5割に達したところもある。近年日本では自然災害が増えたが、これも温室効果ガス(二酸化炭素)排出による地球温暖化の影響が表れたからだろう。

 世界的にも気象変化とともに自然災害が発生している。イタリアのシチリア島では、11日に過去地上最高気温とみられる48.8℃を記録したが、ギリシャでは山火事が相次いで起きており、明らかに温暖化のせいである。近年多くなった国内の風水害も恐らく温暖化の影響を受けているに違いない。

 今月9日に公表された「国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の報告書について、グテーレス国連事務総長は、人類に対する警戒警報だと注意を喚起した。パリ協定が締結されたにも拘らず、温室ガスは一向に減らない。トランプ前大統領の同協定離脱宣言を含めて各国の身勝手な行動により温室ガス対策はまともに機能していない。その最たる原因は、世界の2大温室効果ガス排出国の中国とアメリカが、真剣に問題解決に取り組まないからである。2019年の統計によると、世界の温室効果ガス(95億2千万㌧)排出は、圧倒的にトップの中国と2位のアメリカが占めている。

 実に全世界が排出する温室効果ガスのうち、中国からは29%、アメリカからは15%が排出されている。実に2つの国でほぼ半分である。2大国と自称する中国とアメリカが、他の国々のことを顧みず地球を汚しているのだ。日本も米中に比べれば少ないとは言え、5位で全体の3%の排出量である。

 これら地球汚染排出大国の米中両国が自国の経済発展しか視野になく、年々地球を汚染し、地球上に火災を起こし、海抜の低い島国を水面下に沈めようと愚挙を重ねている。この現実が両国にとってマイナスにならない限り、いくら国際社会で警告しても見向きもされない。世界は今や節操のない経済大国が大きな顔をする世の中になってしまった。地球は益々汚れていく。このままだと数百年後にはいずれ人類は、息苦しい中をハァハァ肩で呼吸をしながら生きていくようになるだろう。その時オリンピックのような呑気なことをやっていられるだろうか。

 折も折、来る24日に開催されるパラリンピックについて、オリンピックと同様基本的に無観客開催ということが決まった。緊急事態宣言下にも拘わらず、新型コロナウィルスの勢いは今日も一向に衰えず、各方面にその影響が表れている。甲子園で開催中の全国高校野球大会出場校の内、宮崎商高の選手ら13人がコロナに感染したとして初戦を、また、1回戦を勝ち上っていた東北学院高が2回戦を前に部員に感染者が判明したことから、今日両校の出場辞退が発表された。折角憧れの甲子園まで来ていながら、不幸にしてコロナにより甲子園でプレイ出来なくなったことは、選手たちにとっては慚愧の極みであろう。

 それにしてもコロナにせよ、二酸化炭素にせよ、宇宙へ人間が旅することが出来るほど科学技術が進歩した現代社会において、未だにこれらの問題を解決出来ないのは、科学の方向性が幾分間違っているからではないかと邪推してしまう。一例を挙げれば、昨日スイスの研究チームが円周率を62兆8千億桁まで計算して世界記録を更新したと発表した。これは2020年に記録された世界記録の約3.5倍だというが、この計算に費やした時間は108日9時間である。ここまで高度な計算をする必要性と意義があるのだろうか。これならコロナ退治のためや、二酸化炭素減少のための研究の方が、よほど世に貢献することになると思うのだが・・・。

2021年8月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5209.2021年8月16日(月) アフガン政権崩壊、再びタリバン体制へ

 政治的にも社会的に不安定な状態が続いていたアフガニスタンで、ついに政権が崩壊した。イスラム系反政府武装組織タリバンが首都カブール郊外に進軍し、首都制圧を睨んでいたところへガニ大統領が昨日首都から国外へ脱出したことを受けて、何の抵抗もなく首都を制圧した。それにしてもタリバンの進出は素早かった。4月には数千人のアメリカ軍が残っていたが、その後アメリカ軍の完全撤退に向けた動きに合わせて5月には農村部を掌握し、6月から7月にかけて国境検問所を押さえて徐々に州都を制圧した。このままでは、アフガンはタリバンが近々国を支配するだろうと見られていた。アメリカは、同時多発テロ勃発は同じ国際テロ組織アルカイーダの仕業と睨み、その巣窟であるアフガン各地を空爆して、10年前には首謀者オサム・ビン・ラディンを殺害し、タリバンも都市部から追い払いアメリカ軍が20年間に亘ってアフガンに居座ることになった。だが、泥沼の戦いの中で兵士の犠牲や軍隊駐留費を無駄と考えたトランプ前大統領が、段階的撤退を進めることでタリバンと直接協議し、バイデン政権がこれを引き継いだ。

 幸いテロ事件も少しずつ減り、イスラム教徒としては女性に教育は不必要とか、女性の就労などに厳しい戒律は、世界的に非難され、タリバンとして多少歩み寄ったが、今後タリバンが政権を握るなら、イスラム世界文化が周辺諸国にも少なからず影響をもたらすだろう。

 それにしてもアメリカの利己的な政策によって、治安紊乱と無秩序を負の置き土産に中途半端なままアフガンを撤退するのは、あまりにも身勝手ではないか。

 2001年9月の9.11テロ発生とともにアメリカは軍隊を駐留し、10年後には11万余人もの兵士が駐留し、国内の治安確保と維持に当たって来たが、今年に入ってからは僅か650人の軍人しか駐留しなくなった。アメリカとしては注ぎ込んだ膨大な費用の割に、アフガン政府の後ろ盾としての得るべき効果が少なく、かつてソ連軍が侵入して一時的に勢力を伸ばしたが、あまりにも失うものが多く尻尾をまいて撤退したケースの二の舞となった。

 今後タリバンが支配するアフガン国内の政治的、社会的影響力が、どの程度国民に安心出来る生活を保障することが出来るだろうか。政治的に不安な国に介入しそうな中国が、今後どう出て来るだろうか。中国には新疆ウィグル地区のイスラム系ウィグル族に対する自由・民主化抑圧が国際的批判を浴びている折でもあり、迂闊な行動には出難い空気ではある。

 政権の交替や、国家の主導権の掌握のためには、選挙による民主的な方法が普通だが、近年は先のミヤンマー国軍による軍事クーデターのような手荒いケースもある。しかし、今回のアフガンのように反政府勢力が武力を示威しながらも、その一方で用意周到に軍閥に無血開城の話合いを仕掛けて時を稼ぎ、その間にガニ大統領が政権を放り出し夜逃げをするようなことが起きようとは、ついぞ知る由もなかった。テロの前年3月パキスタンとの国境・カイバル峠でパキスタン国境警備兵が監視し緊張する中をアフガニスタン・トルハム方面を遠望したが、あの荒涼とした環境と空気感を思うと感慨深いものがある。複雑な世界になったものだ。

2021年8月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com