ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5252.2021年9月28日(火) 明日自民党新総裁が決まり、首相も・・・。

 明日自民党総裁選が行われるが、投票の行方が過去に比べて若手議員らの声をそのまま受け入れ比較的自由になり、必ずしも派閥に縛られることがないようだ。但し、4人の立候補者のうち、最初の投票で過半数が得られなければ、上位2人による決戦投票になり、その場合はかなり派閥に締め付けられるようだ。現状では、決選投票に持ち越されそうだとの見方が強い。決選投票では、国会議員票と同数の党員・党友票は行使されない。国会議員票382票と各都道府県代表票47票の投票によって決まる。

 4人のうち、最後に滑り込みで立候補した野田聖子・幹事長代行が他の3人に大分離されているとの印象が強い。現時点では、議員票なら岸田文雄・前政調会長が、3割の支持者を得てややリードしているとの観測がある。だが、党員・党友票を加えると河野太郎・行政改革担当相が3割強を得て首位を覗う構図である。結局、河野氏と岸田氏が決戦投票に臨むことになるが、その場合かなり肉薄するであろう高市早苗・前総務相、及び野田少数派に投票した議員が、河野氏、岸田氏のどちらを支持するかによって次の総裁・総理が決まる。ここで相も変わらず派閥の領袖がしゃしゃり出てくるのではないか。特に、自らは表立って行動しないまでも、背後で操る安倍前首相、麻生副総理兼財務相、二階幹事長が黒幕としてどう行動するか不気味である。これからの日本を決める自民党総裁・総理がいよいよ明日決定する。

 4人がそれぞれ主張することには、賛成出来ることもある。だが、彼らのスローガンを見てみると国家、及び国民のためにどれほど貢献することが出来るか、むしろマイナス面が多いと思うことの方が多い。もう少し利己的な考えを捨てて、国家のため、国民のための政治を真剣に考えて行動して欲しいと願うだけである。

 さて、4月1日以来半年間に亘って発出されていた新型コロナウィルス防止に対する緊急事態宣言とまん延防止等重点措置を、今月末で解除することを午后7時菅首相が記者会見で正式に発表した。確かにこのところ新規感染者は漸減傾向にあり、経済的にも打撃が大きく、国民は解除の日を今か今かと待ち焦がれている。だが、油断は禁物である。リバウンドにならないことを祈るばかりである。

 ついては、妻のその後の病状が、良くもならず悪くもならずの、いわゆる江戸時代に見られた「ぶらぶら病(やまい)」のようで、手術がいつ行われるのかはっきりしない。昨日でもう入院後1週間になった。今日は私もほぼ4週間に1度の頻度で、同じ東京医療センターに通院しているが、偶々妻の入院棟へ届け物をしたところCTスキャンを終えた妻とばったりお見合いをしてしまった。その様子が下腹部を抑えてどうも浮かぬ顔をしていた。この様子だと手術を終え退院するまで、まだ当分時間がかかるのではないかと思っている。私のリューマチ性発筋通症は、大分回復して明日からプレドニン錠を7錠から6錠へ減らすことになった。やれやれとホッとしているところである。

2021年9月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5251.2021年9月27日(月) 横綱白鵬、数々の栄光を手に引退

 昨日大相撲秋場所が千秋楽を迎えて新横綱照ノ富士が横綱昇進最初の場所で5回目の優勝を飾った。先場所優勝を飾った横綱白鵬が休場となったため、優勝候補の筆頭に上げられてはいたが、大関以下のぱっとしない成績の中でひとつ盛り上がりに欠ける場所となってしまった。優勝争いに絡んだのは平幕勢で、正代と貴景勝の両大関はともに勝ち越すのがやっとの8勝7敗で、調子の良い平幕を上位に当てる取り組みが優先され、見せ場である大関同士の対決が組まれない珍しい場所となった。

 そして今日になって今場所休場した横綱白鵬が、突然引退の意向を伝えた。36歳ではあるが、まだやれると思っていた。右ひざの故障が致命傷となったようだ。優勝回数45回という途方もない数字もさることながら、通算1187勝というのも断トツである。横綱在位通算84場所も首位、年間最多勝も10を数えてこれもトップである。ただひとつ追い越せなかったは、双葉山の69連勝で、63連勝の2位だった。流石にビッグニュースとは言え、朝日夕刊の一面に大きく「白鵬 引退へ」と大きい見出しが出ていた。

 横綱らしからぬ取り口とか、千秋楽優勝後に観客に万歳を要請したり、その言動がとかく批判されることもあり、相撲協会から何度かお咎めがあったが、近年傑出した大横綱であったことは間違いない。白鵬の引退によってこれから1人横綱の照ノ富士の天下になるのか、はたまた今場所だらしなかった大関陣が奮起するのか、11月場所を期待したいと思う。

 ところで、今日白鵬の引退以上にテレビで派手に報道されたのは、ニューヨークから3年ぶりに帰国した小室圭さんである。言わずと知れた秋篠宮殿下の長女真子さまの婚約者である。4年前に婚約記者会見で微笑ましい姿を見せたお2人が、その後小室さんの母親の元婚約者との借金トラブルによって話が暗礁に乗り上げ、小室さんはニューヨークへ行き、フォーダム大で法律を学び、7月にニューヨーク州の弁護士試験を受験した。まだ合格したわけではないが、このほどNYの法律事務所へ就職も内定した。来月お2人が30歳になるのを機会に、結婚して揃って渡米し、NYに住まわれる計画のようだ。

 秋篠宮も結婚はお2人の気持ち次第であると容認されたが、小室さんの母親の問題が未解決でもあり、正式な結婚式は挙行されない。真子さまが皇籍を離脱することになるが、皇族で結婚式を挙げないのは初めてのケースでもあり、心中は複雑なことだろう。

 われわれ部外者がとやかく言うべきではないと思うが、どうにも理解出来ないのは、母親が元婚約者からの借金返済が滞り問題を複雑にした点について、法律家である小室さんがどうして適切に問題を解決することが出来なかったのかということである。

 いずれにしても、これから結婚しようとするお2人にとっては、真子さまのご両親である秋篠宮ご夫妻のご理解をはじめ、以前の歓迎されない空気が大分和らいだことは幸いである。住むのは国内であろうと海外であろうと、自分たちの愛情と力で幸せな家庭を作り上げて欲しいと願うばかりである。

 さて、今日は、御嶽山の噴火によって登山中の58人が亡くなり、5人が行方不明になった大事故からちょうど7年になる。私も大学、会社で登山をやっていたので、登山中に亡くなった親しい後輩部員がいた。登山中に命を落とすことは、家族ばかりでなく部員仲間にとってもその悲しみは耐えられないものである。2度とこのような自然災害による事故が起きないことを強く願っている。

2021年9月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5250.2021年9月26日(日) どうして世襲政治家がのさばるのか。

 来る29日に投開票される自民党総裁選へ向けて4人の候補者による討論会が連日行われている。彼らの主張を実際に政策として採り入れて果たして効果があるのか、反って費用がかかるだけではないのかと考えざるを得ない。彼らが日常生活面で現実に苦労や悩みに直面することがないせいか、現実感が迫って来ない。問題提起や解決に素直に納得出来るような提案がなされているようにはとても思えない。特に財政面の裏付けである。一般的に政治家は普段の実生活で金銭面において苦労することはあまりない。世襲政治家が多いせいでもある。総裁選でも4人の立候補者のうち、3人が世襲議員である。

 世襲議員の中でも典型的な人物は、麻生太郎・副総理兼財務相だろう。人を小馬鹿にしたような態度で、いつも上から目線で話し、発言もトンチンカンなことが多い。つい先日も記者団から現状のコロナ対策に対する政府の対応について質問を受けるや、「そういうことは応えられないから教えて欲しいというのが私の答だ」と答にもならないふざけた答え方をしていた。こんな人物が日本の財政を一手に与っている財務省のトップだというから、これで大丈夫だろうかと心配になる。これまでに担当である財政問題や、国家予算について自ら説明をした姿を見たことがない。自身財政というものが分っているのか、疑問に思うことがしばしばある。いつの間にやら金力とプラスαによって今の地位に就いたが、官僚のトップである財務省エリートにとっては最も上に立ってもらいたくない上司ではないだろうか。普段からその仕事ぶりが一向に伝わってこない劣等大臣である。それもそうだ。「有象無象」を「ユウゾウムゾウ」と読んで世間に恥をさらしてもう10年以上になる。

 副総理が副総理なら、間もなく辞める菅首相も好い加減である。昨日ワシントンで日米豪印4カ国(クアッド)の初めての首脳会談が行われたが、その目的と成果はともかく、日本から脱首相直前の菅首相が出席したのはどういう考え方だろうか。コロナ禍で対面式の会談も少なくなっている中の4人の対面である。そこへ菅首相が現れたが、3日後には職を辞する一国の首脳に対して他の3人の首脳はどう思っただろうか。世襲ではなく、むしろたたき上げの菅首相はどういう意図でこの会合に出席したのだろうか。普通なら次期首相にその重責を任せるものだ。これでは二重手間になるし、他の3カ国の首脳もどうしたら良いのか戸惑ったのではないだろうか。この辺りの判断が出来ない人物が日本の首相を務めているという、日本人首相として醜態を外国に見せてしまった。とにかく政治家たちは、市井の人間の目線で物を見ないために、国民とはものの見方や考え方が大分ずれている。

 選挙制度の改革によって、乱暴かも知れないが、世襲政治家を制限することでもしないと、国家、国民にとって真面な政治は行われないだろう。そのひとつの手段として、現在の選挙制度を変えて世襲政治家にとって絶対有利な現状を制約するより方法はない。それは、世襲により立候補する場合は、一定期間被世襲者の選挙区外でしか立候補出来ないよう制限を加えるべきである。何年か前に自民党内でこれと同じ考えが出ていたが、これも世襲議員につぶされたのか、その後世襲候補にとって不利なアイディアは出てこない。

 まず、日本の政治を改革する前提として、世襲議員を少しでも減らすことである。

2021年9月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5249.2021年9月25日(土) 小学校低学年の国語教育に「綴り方」を

 文化庁が「国語に関する世論調査」を発表した。その中で言葉の使われ方が、本来の意味とは異なって理解されている例が多いことが分った。

 私自身いくつか思い当たることがある。文化庁の調べで特に取り上げられた言葉は、「破天荒」、「がぜん」である。前者については、本来「誰も成し得なかったことをすること」の意味であり、私の海外武者修行についても僭越ながら拙著の中で度々紹介している。それが「豪快で大胆な様子」と理解されているようだ。また、後者については、「急に、突然」が「とても、断然」と理解されているケースがあるようだ。

 その原因として独断的に考えるなら、これらの言葉を、読書しながら目にして頭で考えて前後関係から意味を読みとることより、むしろ日常の話し言葉の中で触れることによって感覚的に判断しているからではないかと思う。

 本ブログに取り上げたこともあるが、テレビで若手タレントの話し言葉でしばしば耳にするのは、「メチャメチャ良い」とか、「メッチャきれい」と言う表現である。何でもかんでも「メッチャ」を「すごい」のように良い意味に使っていることである。本来なら「全然ダメ」の意味だが、その反対の意味で使用している。それにこの言葉の持つ声の響きが子供じみてやや下品な感じがしてならない。それを本来の意味を知らず、やたらに使いたがる若いタレントが多く、ある意味で次元が低いと感じている。

 これに対して文化庁のコメントが、「言葉は変化する。あくまで本来の意味や言い方との比較で、正しいか間違いではない。場面に応じて言葉を大事に使い、豊かなコミュニケーションをとってほしい」というものである。これではこの間違い用法を肯定しているようなものだ。文化庁は「間違いではない」と言っているが、間違いだとどうして言えないのか。言葉を大事に使っていないから豊かなコミュニケーションなぞ望む方が無理ではないか。

 文化庁も文部科学省も、日本語の基本である国語をどう考え、義務教育で国語をどう教えようというのか、よく分からない。文章を綴るということに、あまり細かい神経を使っていないようだ。我々が小学校低学年時には、国語教育は、「読み方」と「書き方」があり、それが「読み方」と「綴り方」となった。書くことをかなり熱心に教えてもらった。その後もテレビがない時代には、読むことと書くことを国語の授業で随分学んだものだ。それが、今ではテレビ時代からIT時代に入り、他人の文章をコペピして借用(盗用)するように自分で書くことから逃げる傾向がある。

 数年前のことであるが、前川喜平・元文科事務次官と話す機会があり、小学校教育で国語の授業に「読み方」に「綴り方」を加えて教えてはどうかとアドバイスしたことがあったが、まったく興味がなさそうだった。しっかりした文章を書ける小学生が見られるのは、あまり期待出来ないようだ。

2021年9月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5248.2021年9月24日(金) 5.15事件で倒れた犬養毅の言行

 一昨日夜NHK・BS3で「昭和の選択―犬養毅・軍と闘った憲政の神様」の再放送を観た。犬養は慶應義塾の出身であるが、巷の慶應ボーイのイメージとはやや異なる力強い正義感と信念の下に、昭和の初めの藩閥政府と軍部に抵抗し、政治に民主と自由を求めて闘った。残念ながら道半ばにして凶弾に倒れた尊敬する大先輩である。テレビで知らないことも随分知らされた。一旦は政界を引退し、八ガ岳山麓に別荘を買い求めて地元住民と気軽に交流していたが、時代の要請と政友会から強い要望があり政界へ復帰することになった。それが、犬養の運命を左右することになった。

 特に興味を惹かれたのは、慶應に入学して福沢諭吉に会って福沢の考えに感銘を受け、三田の慶應キャンパス内にある演説館で模擬国会演説会を行っていたということだった。重要文化財の演説館については、在学中あまり見学する機会はなかったが、1度だけ当時日本興業銀行調査部次長だった遠縁の藤田某が、慶應から招かれて講演を行ったので、その折に聴講し、見学したことがある。演説館内部はあまり広くはないが、当時の議会を彷彿させる構造と言われて、中々由緒のある魅力的な建築物である。

 何事にも信念を貫いた犬養は、現職首相のまま首相官邸に乗り込んだ海軍青年将校によって殺害された。その直前「話せばわかる」と今でも名言とされる言葉で、青年らを説得しようとしたが、彼らは犬養の言葉に聞く耳を持たなかった。これが5.15事件となり、日本史上クーデターとして今もなお宰相が生命の瀬戸際にありながら、説得力ある言葉として伝えられている。

 犬養ほどの強い信念を貫いた首相は、他に見当たらないのではないだろうか。安倍前首相や菅首相は、この犬養の爪の垢を煎じて飲んでみてはどうか。

 さて、今朝も妻が入院先からメールを送ってきた。入院以来ほとんど絶食状態だったらしいが、今日はランチに流動食が出て漸くお腹が満たされたという。相変わらず抗生剤の点滴を受けているが、幸いにも虫垂炎の炎症は和らいでいるようだ。漸く手術することに決まったらしい。出来るなら早く手術を済ませて退院して欲しいと願っている。明日も私物を届ける予定であるが、入院先の東京医療センターが近くにあり歩いても15分程度で行けるので、その点は大分助かる。

2021年9月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com