ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5286.2021年11月1日(月) 昨日の総選挙で諸々感じたこと

 昨夕はハロウィーンの混雑ぶりがテレビでも取り上げられると思っていたが、いずこのテレビ局も衆議院選の開票速報に振り回され、まったく渋谷スクランブル交差点周辺でどうなっていたのかは伝えられなかった。その間8時ごろとんでもない事件が起きていた。京王線電車内で24歳の若者がナイフを持って暴れて他の乗客を傷つけ、車両内火が点けられ炎に包まれた。走行中の電車内で逃げ惑う乗客の姿が異様に思えた。

 そして注目の選挙結果だが、結論から言えば、野党に飛躍が見られず少々がっかりした。開票の結果は、自民党が議席を減らしはしたが、過半数233議席を上回る261議席を獲得して安定多数を維持することが出来た。それに引き換え、期待していた野党連合の結束効果は期待していたほど表れず、野党第1党の立憲民主党が109議席から96議席に議席を減らした。共産党も12議席から2議席減らした。これで岸田首相は当分安定した政権運営を行えるのではないかと思う。

 意外だったのは、日本維新の会の予想以上の躍進と、かつての大物議員の小選挙区における落選である。日本維新の会は、大阪を中心に11議席を41議席にまで伸ばした。小選挙区では大阪で猛威を振るい、比例代表区で全国的に当選者を出した。小選挙区で落選した大物候補者は、一部比例代表区で復活するとは言え、自民党現職幹事長の甘利明、連続17回当選の小沢一郎、「負けを知らない男」中村喜四郎、石原伸晃・自民党元幹事長、海江田万里・民主党元代表、辻元清美・立憲民主党副代表、野田毅・元文科相ら一世を風靡した兵が落選した。

 今後自公政権が継続されることによって、選挙公約実行、及びこれまでのバラマキによって国家の財政は一層厳しくなることが予想される。外交では、米中対立による台湾問題の過激化などが懸念され、日本としていかなる対応をするのか注視される。更に地球温暖化に対する目標設定と対応策を早急に決めることも考えなければいけない。とてものんびりしている暇はない。

 ところで、各テレビ局が昨日放映した選挙特番の視聴率争いでは、2017年と同様日本テレビが終始トップを譲らず、追いすがるNHKとの差を保っていた。NHKから大越キャスターを迎えたテレビ朝日はやや期待外れに終わり、TBSと5,6位争いとなった。3,4位争いは時間の経過に連れ順位が入れ替わることが度々あったが、フジテレビとテレビ東京の争いだった。テレビ東京が前回健闘したのは、現場を良く知る池上彰氏がMCとして的確なコメントを語ったことが効果的だったようだ。

 今回の選挙では公示から投票日まで短期間だったが、その間メディアが連日過剰気味に伝えていたため、有権者が事前にかなり高い関心を抱いていた。だが、それでも投票率は良くなかった。一部で天候が芳しくなかったこともあったが、投票率は前回の53.68%を上回ったとは言え、戦後3番目の低水準55.93%だった。どうしたら投票率を引き上げることが出来るだろうか。今後の重い課題である。

2021年11月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5285.2021年10月31日(日) ハロウィーンと衆議院総選挙

 今日は衆議院議員の総選挙投票日である。午後小雨降る中をいつも通り妻とともに、息子たちの母校・東深沢小へ投票に出かけた。メディアでは数日前からしきりに投票するよう呼び掛けているが、果たして若者が真面目に投票所へ行ってくれるだろうか。夜になって即日開票の結果が次々に判明している気になっていた香川1区で、立憲民主党の小川淳也氏が平井卓也・前デジタル相を破ったことが小気味いい。最終結果は今晩遅くならないと分からないと思う。

 さて、今日は本来の意図から外れて、奇妙な変装で注目されるようになったハロウィーンの日でもある。例年歓楽街、特に渋谷のスクランブル交差点の若者の人出が注目され、大勢の若者たちがハロウィーンの意味も分からず酒を飲んで騒いでいる。一昨年は押し合いへし合いの密集ぶりに警察官がDJになって交通整理をしていたが、昨年は、新型コロナ感染防止上上前以て警告が出されて一昨年のようなことはなかった。しかし、今年は緊急事態宣言も解除され、テレビの事前情報によると若者たちは手ぐすね引いてスクランブル交差点へ繰り出すことを楽しみに待っているようだ。

 このハロウィーンはアメリカの子どもたちの秋の風習で、彼らが果物、特にカボチャをくり貫いて頭に被り、‘trick or treat’(お菓子をくれなきゃ悪戯をしますよ)と唱えながらグループになって近所の家を訪れて近所の人たちも快く子どもたちを迎えて、お菓子を与えている。実は、この風習を初めて知ったのは、1985年だった。ちょうどこの時期に旧文部省主催兵庫県教員海外視察団のお供をしてアメリカ各地の教育施設を見学に出かけた。メリーランド州シルバースプリング市を訪問した日が偶々ハロウィーンの日に当たっていた。学校訪問の合間に子どもたちが口々に「トリック・オア・トリート」と叫びながら普通の家庭を訪れてお菓子をいただいている光景を現実に市内のあちこちで見た。

 当時日本ではこの風習はまだ一般には知られていなかったし、参加した先生方も皆ご存じなかった。日本で変な仮面を被り奇声を上げて騒ぎ立てて話題になるようになったのは、この10年ほど前ごろからではないだろうか。日本では本来の子どもたちの伝統儀式とはまったく別物になってしまった。日本の若者が仮装と自費でお酒を飲んで騒いでもハロウィーンとはまったく縁もゆかりもないものになってしまう。仮装するのは構わないが、人混みの中に入って大声を出して周囲に迷惑をかけるのだけは止めて欲しい。

 今日嬉しかったニュースは、コロナ禍によりいつもとは一味変わった方式で行われた東京六大学野球秋季リーグ戦で、母校慶應がライバル早稲田と引き分けて今春に続き2連覇を飾ったことである。4勝1敗5分、勝率8割で、5勝2敗3分、勝率7割1分4厘の早稲田を上回った。引き分けで優勝が決まるというのは、滅多にないと思う。これも各大学との対戦が2回戦までに限られ、優勝が勝ち点ではなく、勝率によって決められたからである。まあ2連覇とは嬉しいことである。

2021年10月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5284.2021年10月30日(土) Face BookがMetaに社名変更

 GAFAと呼ばれるアメリカのIT企業大手4社の株式時価総額が、日本株全体のそれより多額になり驚かせたのは、もう10年以上も前のことである。その大企業のひとつ、Face Book(FB)が昨日唐突に社名を変更するとマーク・ザッカーバーグCEOが公表した。新社名は「メタ(Meta)」というそうだが、メタバース(Metaverse)を略したものだという。メタ(Meta:超)とユニバース(Universe:宇宙)の合成語で仮想世界を指すらしい。VRなどあまり専門的な言葉はよく理解出来ない点があるが、事の発端はFBへの投稿をめぐってトラブルが生じたことにあるらしい。特に2016年のアメリカ大統領選でトランプ前大統領の当選に貢献したとされるイギリスの選挙コンサルティング会社が、FBから9千万人分に近い個人情報を不正に取得したことがその2年後に発覚して、プライバシー保護の観点からFBへの批判が強まった。そして最近になってFB元従業員の内部告発をきっかけにいろいろ疑惑が明らかになり、アメリカ議会でも規制強化に乗り出していた。

 細かい技術的なことはよく分からないが、私らが考える以上にこの世界は大分先進んでいるようだ。私も最近発信はほとんどしていないが、FBの利用者でもあるので、これからはもう少し関わりたいと思っている。今FBから配信されている情報は、今後メタから届けられることになるのだろう。

 新型コロナウィルスの感染も最近大分勢いが衰えてきた。ほとんどの警戒は解除されたが、それも国によっていろいろ状況は異なるようだ。ここへ来てロシアの感染拡大が急増し、連続して1日当たり新規感染者数が4万人台で、死者は千人を超えている。これには、ワクチン接収率が低いことが影響している。2度の接種を受けた国民がやっと全人口の1/3であるが、ロシアでは、自国のワクチン以外その効果を信用していないため、払底したロシア製ワクチンの製造を待っている状態で、その間に多くの人びとが感染しているのだ。

 こういうロシアのような例は異例である。ヨーロッパ諸国はコロナ禍により苦しめられたが、徐々に持ち直し、観光業は予測以上に回復し、それが7~9月期のEU域内総生産(GDP)の向上に寄与している。石油が高騰している中で、前期に比べてGDPが2.2%も上昇しているとはすごい。

 幸い日本では、2回のワクチン接種率が全人口の70%を超えたこともあり、コロナの感染は沈静化しつつある。このコロナ禍により、経済活動は大きく沈んだが、とりわけ飲食業、観光業、交通業は、国民が外出を控えたせいもあり、大きな打撃を受けた。その中で全日空が今年度の業績予想を大きく見直すことになった。当初35億円の純利益を見込んでいたが、1千億円の赤字に大幅下方修正すると発表した。これにより運行に関わる従業員を現在の3万8千人から、25年度末までに約9千人削減するというから大変だと思う。この他、旅行業も大きな打撃を受けている。HISが今期過去最大の530億円、近畿日本ツーリストが148億円の損失を計上すると今日発表された。これは、明らかにコロナ禍によるものである。今後暫時回復に向かうであろうが、それにしても厳しい試練である。とにかく1日も早いコロナの終息を願うばかりである。

2021年10月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5283.2021年10月29日(金) 大谷翔平選手の受賞と麻生自民党副総裁の失言

 今日はアメリカから届いたホット・ニュースに思わずにんまりした。大リーグで今年二刀流の活躍をした大谷翔平選手が、何らかの賞をいただけるのではないかと期待していたが、2つの賞を授与されることが決まったことに正直驚いている。まず、最優秀野手賞受賞と同時に、選手の投票で決まる年間最優秀選手賞のダブル受賞である。前者は、2004年に262安打の年間最多安打を記録して受賞したイチロー選手以来2人目である。後者は選手の投票によって決まるもので、大谷選手が選手らの間でいかに好かれているかを示している。更に、大リーグ機構からコミッショナー特別表彰も受けることになった。残る最大の期待は、来月決定されるリーグ最優秀選手賞(MVP)である。

 一方で日本のプロ野球も終盤に近付いているが、今年パ・リーグで最下位となった日本ハム・ファイターズの栗山英樹監督が、10年間の監督生活に別れを告げる。大谷選手がファイターズへ入団した時の監督であり、大谷の二刀流に対して評論家の張本勲氏を主に反対の声が強かった中で敢えて二刀流を勧めて今日の栄光を勝ち得たと言える。それを終始励まし続けたのが栗山監督だった。去り行く監督に対して記憶に残るプレゼントでもある。

 そして今日ファイターズの後任監督に、意外にも「チャラ男」と見られていた新庄剛志氏が決まった。派手好みで目立ちたがり屋だった。ニューヨーク・メッツに入団した2001年のNY9.11テロ発生の4か月前に次男とともに、マンハッタンから地下鉄でシェイ・スタジアムにメッツの試合を観戦に行ったことがある。テレビでは、新庄新監督をいろいろ解剖していたが、見かけによらず理論家で、練習熱心だったという。果たして今年最下位に沈んだファイターズを、持前の明るい性格でチームを引っ張り来年上位に引き上げてくれるだろうか。お手並み拝見である。

 さて、とかく失言癖のある麻生太郎・自民党副総裁が、またもや軽薄な失言をして非難の的となっている。どうして麻生氏にはこうも次々と国民を失望させるようなお粗末な失言が繰り返されるのだろう。前の失言を心から悔いて、決して2度と同じ轍は踏まないとの強い反省がないからだ。言葉遣いも荒っぽく、こんなご仁がなぜいつまでも派閥の長になって政界で大きな顔をしていられるのか不思議でならない。これこそ長年に亘って魑魅魍魎の世界にとっぷり浸かっていたからだろう。

 麻生副総裁の失言とは、こういうことだった。選挙応援のため訪れた北海道小樽市の街頭演説で、「温暖化のおかげで北海道の米はうまくなった」と口を滑らしたうえに、「農家のおかげですか。違います。温度が上がったからです」と暴論は止まらず、品種改良を重ねた生産者の努力を侮辱しているとして、北海道の農民連盟が批判し抗議する事態となっている。地球温暖化対策に逆らうようなこの発言については、同じ与党内からも批判の声が上がっている。山口那津男・公明党代表も厳しく批判している他に、野党からも非難轟々である。タレントのラサール石井氏こき下ろしている。元々常識外の非教養人?麻生氏がまたやったかという感じである。それにしても何度も何度もチョンボを冒して実に情けない。

 因みにネット上に「もう自民党には必要ない4大長老と彼らに踊らされた3議員」というリストが載っていたが、そこには安倍晋三・元首相、麻生太郎、二階俊博・前幹事長、菅義偉・前首相、野田聖子・元総務相、下村博文・元文科相、甘利明・幹事長の名が挙がっていた。なるほどと思った次第である。

2021年10月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5282.2021年10月28日(木) COP26で地球温暖化対策を議論

 31日からイギリスのグラスゴーで長たらしい名称「国連気象変動枠組み条約第26回締約国会議」(COP26)が開催される。今回は前回COP25に増して厳しい議論が交わされることになりそうだ。先日国連環境計画(UNEP)が公表した報告書によると、各国が掲げる温室効果ガスの削減目標を達成しても、現在の推移からすると今世紀末には世界の平均気温が、産業革命前に比べて2.7℃上がるという。COP25 では極力気温上昇を1.5℃に抑えるとしていたが、容易ならぬ動きになってきた。それでも一応COP26までには、加盟国は新たな2030年目標を出すことになっており、すでにこれを147カ国が提出した。

 産業革命前から1.5℃上昇の目標達成は極めて厳しい情勢となった。温室効果ガス排出を10年に比べて45%減、50年までに実質ゼロにすることが求められる。先進国を中心に何とかして排出ガスゼロの動きは広まるが、問題は排出ガスの多い中国やロシアの消極的な姿勢が足を引っ張っている。最大の排出国である中国と4位のロシア、産油国サウジアラビアは、実質ゼロにする目標年度を60年にしている。これが足並みを揃えて排出ガス規制が前進出来ない大きな原因となっている。

 COP26開幕直後に首脳級会合が予定され、岸田首相やアメリカのバイデン大統領ら約120カ国の首脳の参加が予定されているが、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領は出席する予定がない。地球の未来の存続を議論すべき世界的に重要な会議であるが、いつも通り中国とロシアにはこの問題を前向きに解決しようとの責任感がなく、その重要性も理解していないように思える。エリザベス女王が健康上の理由からスピーチをする予定をリモートで話されるように変更になったが、出席されたら中ロの首脳は欠席しなかったのではないだろうか。

 さて、このところ小室圭さん、真子さん新婚夫妻の話題にメディアが追い回されていて、スポーツの秋を象徴するスポーツの報道があまり目立たない。九州で開かれた体操の世界選手権もオリンピック直後のせいもあるだろう、それほど大きく取り上げられなかった。

 実は、この2日間の間にプロ野球、セ・パ両リーグの優勝チームが決まった。セ・リーグは一昨日ヤクルト・スワローズが優勝を決めた。ベイスターズとの試合には勝ったが、まだマジック1が残っていた。その後2位の阪神タイガースが地元の甲子園で敗れたとのニュースが入り、マジックが消えて2年連続最下位から6年ぶり8度目の優勝が決定した。一方パ・リーグでは、昨日オリックス・バッファローズの25年ぶりの優勝が決まった。ヤクルトと同様、昨年は最下位だった。セ・パ両リーグで前年最下位のチームが揃って優勝を勝ち取ったのは史上初めてのことである。

 そしてこれからクライマックス・シリーズが両リーグの上位3チームによって行われ、出場権を勝ち取ったチームが日本シリーズへ出場して日本一を争う。コロナで今一つ盛り上がらなかったシーズンを送ったプロ野球界も、来年こそは心機一転好ゲームを見せて「プロ野球ここにあり!」を示してもらいたいものである。

 これからほとんどのスポーツはオフ・シーズンに入り、冬のスポーツであるラグビー・シーズンが始まる。そして来年2月には北京で冬季オリンピックが開催される。大いに期待しよう。

2021年10月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com