ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5301.2021年11月16日(火) 衆議院議員の理不尽な所得「交通費」

 4週間ぶりにリューマチの定期健診のために東京医療センターへ出かけた。このところ回復基調にあり、今日も血液検査の結果は、糖尿病に反映されるHbA1cは6.3、CRPは0.25と先月より更に良くなった。服用しているプレドニンは、これまでの1日5㎎の錠剤を4㎎に減らすことになった。糖尿病も数値上毎回回復に向かっている。取り敢えず、一安心である。

 さて、「日本維新の会」の新人・小野泰輔衆議院議員が、10月31日に当選したばかりで10月1か月分の「文書通信交通滞在費」(略称・交通費)100万円を手にしたことに当惑し、もらっても良いのか疑問を呈した。実際には当選連絡が入ったのは、11月1日になっていたようだ。それなら10月分の交通費を受け取る資格がないわけだが、ともかくたった1日衆議院議員ということだけで、1か月分の所得を得良いものかどうか格好の議論の的になっている。しかも知らなかったが、この交通費は所得税もかからず、領収書も必要ないというからいかにいい加減なものであるかということが分る。交通費とは名ばかりで、飲み食いに使っても分からない。とにかく、国会議員の給料・手当というのは、民間人がいただく所得とはまったく別物である。その他にも政党助成金と称する訳の分からない所得がある。これは、1990年代に導入されたもので、議員一人当たり4~5百万円が所属政党に配分される。実際の運用は各政党に委ねられているので、必ずしも議員個人の所得になるわけではないが、闇金のようなものである。他にも国会議員は、JR乗車券と国内線航空券を無料でもらっている。

「日本維新の会」では、新人議員から集めてそれなりの組織へ寄付をするという、これを選挙で支援してくれる組織などに寄付したら公職選挙法など法律に抵触するのではないだろうか。自民党でもこれは理不尽と思ったのか、茂木幹事長は早速新人議員から集めて寄付をすると言ったが、実際にどういう寄付の仕方をするのか、公表してもらいたい。

 そもそも1日だけ議員なのに、1か月分支給する不条理がこれまで問題にならなかったこと自体不思議である。気づいてはいたのだろうか、もらえるものなら黙っていただこうとのさもしい根性が働いたのだろう。政治家は一般的に他人のために奉仕するような綺麗ごとの発言をしながら、蔭ではろくなことを考えていない輩が多過ぎる。政治家は、これらの原資はすべて国民の税金であることを肝に銘じてほしいものだ。
 さて、5日前に大学の登山クラブで同
学年の親しい山仲間が亡くなったことをブログに書いたばかりだが、今日また新たに同じクラブの同級生仲間がまた亡くなったことを奥様からのハガキで知った。彼とは在学中北アルプス、八が岳にしばしば一緒に登った。ショックである。今年に入ってクラブの同級生仲間が3人も冥界へ旅立ってしまった。寂しい限りである。80歳を超えると、健康面であってもおかしくないと思われがちであるが、過去を追うのではなく先を見つめて希望を持つことも大切だ。日本人男性の平均寿命は81.64歳で私もその域は越えたが、死因としては、がん、心疾患、脳血管疾患の3大原因で亡くなる人の割合が50%だそうだ幸い3つとも格別近い症状がないので、まだまだ行けると前向きに考えることにしている。瀬戸内寂聴さんを見習い、人生最高の年米寿までは頑張るぞ!

2021年11月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5300.2021年11月15日(月) 藤井聡太九段、将棋史上最年少で4冠

 一昨日将棋界の若手ホープである藤井聡太九段が、竜王戦に勝ち、王位、叡王、棋聖に次いで史上最年少で4冠となったことが大きな話題となった。昨日は一夜明けてすっきりとした顔つきで記者会見を行った。また、今日は、MLBロスアンゼルス・エンジェルス大谷翔平選手が、19日に決まる年間最優秀選手賞(MVP)発表を前に帰国して記者会見を行い、そつなく応えていた。2人とも報道陣から多くの質問を受けていたが、19歳3か月の藤井新竜王も大分質問に慣れて来たようだった。

 その一方で、昨日羽田空港を発った小室真子さん、圭さん夫妻がニューヨーク空港へ着いた光景を現地からメディアが伝えていた。あるエンタメ番組のコメンテーターが、もう真子さんも一般の市民になったのだから、しつこく追い回して取材するのを控えてはどうかと発言していたが、その通りだと思う。これから多少手控えるにしても同じように追い回されるのでは、アメリカで落ち着いた生活が出来ないのではないかと心配される。特に圭さんは来年2月にニューヨーク州弁護士試験受験を控えている。NYの弁護士事務所で働きながら、受験勉強をするのは、本人はもちろん伴侶である真子さんにとっても精神的にかなりの負担になるのではないだろうか。しかも圭さんは前回不合格になっているので、何が何でも弁護士試験に合格しなければ、メンツが立たない立場に追い込まれている。合格しようが、不合格だろうが、そっとしておいてあげたいと思う。

 さて、今日内閣府が公表したところによると、今年度第2四半期(7~9月期)の国内総生産(GDP)は、前期比0.8%減、年率換算では3.0%の減少となった。企業の生産が落ちたことも大きいが、新型コロナウィルスの影響で個人消費が低迷したことが最大の要因である。端的に身近に感じるのは、リモートワークでサラリーマンが会社へ出勤しなくなったせいであろうか、スーツを購入する顧客が減ったことである。紳士服販売会社がいずこも業績が振るわず、9月半期の決算では、コナカ、青山商事、AOKIホールディングスの大手各社が、軒並み赤字を計上した。個人消費の落ち込みをもろに受けた感じである。一部では思いも寄らない利益を出している企業もあるが、ほとんどは打ちのめされているような印象を受ける。それにしてもいつになったら、経済は回復するのだろうか。

 社会人類学者で、元東大教授・中根千枝氏が先月亡くなられ、東大で教えを受けた青木保・元文化庁長官が懐旧を昨日の朝日に寄稿してい。中根教授の名を一躍世間に知らしめたのは、ベストセラー書「タテ社会の人間関係」のヒットだった。書名を見て興味を持ち、すぐに書店で買い求めたのが昨日のようである。日本の社会集団はタテ組織による人間関係だとアピールして、外国の日本研究家にも大きな影響を与え、タテ社会という言葉が随分もてはやされたものだ。生前お会いした故下山敏郎・元オリンパス光学社長から、中根教授とは東大の同級生だったと伺ったことがある。発想が当時としては随分斬新で、興味深く著書を読んだことが忘れられない。享年96歳だった。ご冥福をお祈りしたい。

2021年11月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5299.2021年11月14日(日) COP26混乱の内に閉幕

 近年地球温暖化を懸念する声が世界中で聴かれるようになった。特に、洪水、山火事、干ばつ、南極氷解など、異常な自然現象がこの数年急増している。その原因が地球の温暖化によるものであることが明らかになり、じっとしているわけにいかなくなったのだ。

 今年8月国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書、このまま温室効果ガスの排出が増えれば、今後20年以内に地球の気温は1.5℃を超えると警鐘を鳴らした。それもあって、去る10月31日から今月12日までイギリスのグラスゴーで開催されていた国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)が注目されていた。だが、各国の意見がまとまらず、結論が出なかったため、会議は1日延長された。議長国が頼み込み漸く各国排出ガス削減の引き上げ努力目標を表明し成果文書を採択して閉幕となった。不十分ながらも何とか一定の方向性は示すことが出来たと言えよう。

 先進国は2050年までに実質排出ガス・ゼロを宣言した。タイやベトナムも同じ水準を表明した。中でも意外だったのは、温暖化ガス排出量世界3位のインドが30年には再生可能エネルギーの比率を50%、温室ガスの排出をゼロにすると宣言したことには世界も驚いた

 その他に途上国が求めていた資金支援は、パリ協定で先進国側が約束した20年までに年間1,000億㌦の拠出が実現されなかったが、先進国による追加支援の表明があった。日本はこれに対して5年間で100億㌦の積み増しを約束した。

 ただ、これですべて希望通りになったわけではなく、メタン排出ガス削減、及び森林破壊防止協定にそれぞれ日本を含む100カ国以上が賛同したが、日本は、先進国は30年、世界では40年までに石炭火力発電を廃止する「石炭火力発電廃止協定」には署名しなかった。同じく、日本は主要市場で35年、世界で40年までに新車販売をすべて排出ガス・ゼロにするゼロエミッション車にする協定にも署名しなかった。これには米中も参加しなかった。日本は2回連続で不名誉な「化石賞」を授与されることになったが、オーストラリアは、更に不名誉にも6回連続で「化石賞」を受賞したことによって「大化石賞」の受賞となった。

 気候変動対策が中々進まないことに対して、会場の外で2万5千人もの人々がデモを行っていた中でスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんが演説し、「世界のリーダーたちは積極的に抜け穴を作って、自分たちが利益を得るための枠組み作りをしている」と厳しく非難した。「環境に配慮しているように見せかけ、美辞麗句を並べたり、恰好のいい目標を発表するPRイベントに成り下がっている」と手厳しい。

 こうしてみると地球温暖化防止への取り組みには、まだ納得を得られるような下地充分ではない。しかし、幸か不幸か、近年増加する自然災害で漸く排出ガスの危険性が周知されるようになったように思う。今後はこの防止対策をどうやって実際に実行して効果を生み出すかが問われるところだ。

2021年11月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5298.2021年11月13日(土) 名門東芝が会社を3分割

 戦後経済成長の駆動車とも象徴とも見られていた大手名門企業の東芝が、3社に分割されるとの計画が発表され些か驚いている。今から150年前に創立され、現在約12万人の従業員を抱える大企業である。著名な財界人も多数輩出した。特に、石坂泰三、土光敏夫社長は、経団連会長としても積極的に活動し一世を風靡した。カラーテレビや冷蔵庫を最初に製造・販売した会社として派手にテレビ広告などで消費者に自社製品を印象づけていた。「物言う株主」との対立や、イギリスの投資ファンドによる買収騒ぎがあって、近年周囲は騒がしい環境にあった。

 確かに数年前に不正経理が発覚し、2018年には、投資したアメリカの原子力メーカー・ウェスチングハウス社の経営破綻によって約1.4兆円もの巨額損失を生んだ。これにより会社は一層厳しい経営を強いられた。新しい計画では、会社全体の事業を3つに分割する。発電設備や交通システムなどのインフラサービス会社、電子部品を担うデバイス会社、そしてそれ以外の現東芝が大手半導体企業の株式管理を行う。

 ラグビーをはじめ、スポーツ面にも力を注ぎ、その存在感は、日本の経済発展の中心であり、スポーツ面でも華々しい存在だった。ラグビーの日本代表チームの広瀬俊朗・元主将も東芝チームで活躍した。息子たちが中高でラグビー部活動をやっていた当時、東芝府中工場に何度となく応援に通ったことがある。

 かつての名門企業が、いばらの道を歩いて行く。落ちぶれていく実情を知るとつい同情を禁じ得ず、心なしか寂しさが感じられる。東芝社員はもとより、多くのOB社員や株主も失望していることだろう。企業の経営者は常に向上心を持ちつつ、脇目も振らず、自らの会社の発展のために全力を集中しないと足元を掬われることになる。厳しいだろうが、名門東芝の再起を期待したい。

 さて、昨日枝野幸男立憲民主党代表党代表を辞任した。先の総選挙で党の議席数を減らした責任を取ったと語った。近く次の代表が決まる。党内には、共産党と野党連合を組んだことに賛否両論があるという。今後の党の進むべき路線と目標をどのように定め、党を発展させるのか、新代表のお手並み拝見というところである。

 一方で総選挙後に無所属で当選した議員の自民党入りが相次いでいる。中にはかつて自民党を厳しく追及していた議員もいて、党内に不満が燻っているようだ。中でも自民党に所属し、外相、自由党党首でもあった元外相柿沢弘治氏の子息・柿沢未途氏と元民主党幹事長の細野豪志氏が、諸々地元の自民党支持者からそっぽを向かれている。今後の選挙で自民党本部が彼らの地元で、誰を推薦するのか不審と不安が漂っている

 とりわけ、細野議員は民主党幹事長時代に自民党批判を続け、安倍政権の退陣を迫ったこともあり、自民党内で好意的議員はごく限られている。それを自民党員になる前に二階俊博元幹事長が二階派議員として認めて支援していた。そういう複雑な派閥的な内輪話より問題なのは、自民党路線や政策に批判、反対していた人物が、ある日を境に突然それらに賛同する無節操とモラルの欠如である。細野氏には、強引に物事を進める傾向があったが、今回は静岡の地元で選挙民を裏切るような行為をしておきなが当選したそして、旧民主党に反旗を翻して与党自民党の軍門に降るような言動は、モラル的にもどうかと思う。時代がこういう議員を容認するようになってしまったのだろうか。

2021年11月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5297.2021年11月12日(金) 瀬戸内寂聴さん、極楽浄土の旅へ

 作家の瀬戸内寂聴さんが9日に亡くなられた享年99歳で、人生100年時代をほぼ実践された。文化勲章も授かった。昨日から今日にかけてメディアは、瀬戸内さんの死について、その人柄と作品を合わせかなり詳しく伝えている。改めて骨太なすごい人気作家だったなと思う。仏門入りするまでは、かなり破滅的な生活を送っていたようだったが、仏の道に入ってこの世の垢が拭い取れたのか、人間的にも円満になり多くの人びとから愛された。弱者に寄り沿う作家のイメージが浸透して、各地で開催される瀬戸内さんの法話会には大勢の受講者が集まった。

 まだ瀬戸内晴美と名乗っていたころに書かれた小説は、やや愛のもつれに飲み込まれたような内容が多かったが、それが近ごろの小説ではどうだったのだろうか。まだ読んでいないので、何とも言えない。テレビに出演した時の語り口もソフトで、司会者の気持ちを逸らさない思いやりが感じられた。それに何事も自らの経験に基づいて確信的に話すので、強い説得力があった。こういう個性的で特異な人がまた逝ってしまったのは、何とも惜しく寂しい気がする。

 新聞記事によると岡本かの子を描いた「かの子繚乱」のような、自我に目覚めた現代女性の生と性を見つめた長編小説を発表して、人気作家になったと紹介されている。偶々私が作品登場人物のひとりとして岡本太郎を描いているため、かの子の日常と性格を知るうえで参考になりそうので、「かの子繚乱」をぜひ読んでみたいと思っている。

 寂聴さんはこんなことも言っていたという。「88歳が人生で一番いいとき、あとは老いてぼろぼろよ」。弱者に優しいそうだが、それどころか弱者の中の弱者「後期高齢者」にも温かい言葉をかけてくれている。幸い私は人生の一番いい時のその米寿88歳までまだ5年もある。これから先が楽しみになってきた。
 さて、中国で共産党が創立されてから今年がちょうど100年目に当たり、7月に祝賀式典を行ったばかりである。追随して今月8日中国共産党は、党の重要方針を決める第19期中央委員会全体会議(6中全会)を開き、習近平・国家主席は席上他国による中国への抑圧は許さないと述べた。

 そして40年ぶりにこれまでの共産党の歴史を総括する「歴史決議」を採択して昨日閉会した。歴史決議では、1945年の「建国の父」毛沢東、1981年に改革開放政策を主導した鄧小平、に並ぶ歴史的指導者として、傲慢にも習近平自身が自らを指名したのだ。習近平は来年に控える5年に1度の共産党大会で、これまで首席在任2期の不文律を破って3期目に挑むと見られている。スターリン、毛沢東ら疑似社会主義国家の独裁者の例が示すように、この両国では、一旦権力を握ると権力志向と私利私欲によりそれを手放そうとしない。習近平も権力基盤を固めて習王国を構築しようとの下心が明らかになった。

2021年11月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com