ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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6337.2024年9月18日(水) エミー賞史上最多の日本人18部門授賞

 昨晩は中秋の名月で夜空に見事なお月さんが見られたが、今日は午後から空は曇り、夕刻に雨が降り雷も鳴った。それでも東京都内の最高気温は35.1℃となり、東京都としては1942年以降82年ぶりの最も遅い猛暑日となった。沖縄近海でもまた台風14号が襲来しそうだ。それにしても天候の変化が大きいので、戸惑わされる。

 さて、昨日はメディア各社のテレビ映画「SHOGUN (将軍)」エミー賞授賞の熱中報道には恐れ入った。アメリカ・テレビ界の最優秀作品を選ぶエミー賞授賞式で、作品賞に同作品が、またプロデュース・主役を演じた真田弘之が主演男優賞を、名前を知らなかったニュージーランド居住の日本人女優アンナ・サワイさんが主演女優賞を受賞した。これら主要部門で日本人俳優が受賞するのは初めてである。この他にも日本人が携わった作品の受賞は18部門もあり、エミー賞史上最多となった。

 「SHOGUN」は、主役の徳川家康や、三浦按針をモデルにした江戸初期の戦国ドラマであるが、セリフのほとんどが日本語で話され、その際には英語のテロップが画面に出て、自然体で戦国時代の雰囲気が出て、アメリカ人もそのまま受け入れていたという。真田によれば、「東洋と西洋が出会った夢のプロジェクト」だという。これはテレビ界よりも一足先に世界的に認められた「羅生門」や「地獄門」など傑作映画の功績が大きいと思う。近年アメリカ人の日本人観も随分変わってきているので、これからもなお一層期待が高まることだろう。

 ついては、今アメリカMLBで大活躍中のドジャースの大谷翔平選手が、パワーとスピードを兼ね備えた選手像に挑戦している「50(本塁打)-50(盗塁)」の記録をいつ達成するかに大きな関心と期待が集まっている。そして、日本時間の今朝、その大谷選手が期待に応えてフロリダで行われた対マーリンズ戦で48号2ランを放った。これで「48-48」となった。今年の残り試合は11試合であるが、「50-50」の可能性はどうだろうか。打点も110となり、本塁打、打点ともリーグでトップである。

 今日の試合は、日本文化を紹介する日の行事の一環として「JAPANESE HERITAGE NIGHT」と銘打たれ、グランドにも大きな幕が掲げられた。そして試合開始に先立ってシンガーソングライターでその名も知らなかったナオト・インティライミ(インカの言葉で「太陽の祭り」の意)が「君が代」を独唱した。アメリカの試合に日本の「君が代」が独唱されるとは珍しいことだ。また試合中の攻守交代時には、左翼席付近で和太鼓も打ち鳴らされ、試合を盛り上げていたという。「50-50」へあと2つと迫った大谷選手にとっても印象に残る試合であり、本塁打だったことだろう。

 この他にも今年5月17日を、大谷選手が活躍するロサンゼルス市が、「大谷翔平の日」に制定したという話も話題になった。

 日本人野球選手やら、映画俳優の活躍などが、アメリカ人に日本人や日本文化を見直す良いきっかけになってくれていると思う。更に、今朝の「天声人語」によれば、アメリカばかりでなく、他の国々でも日本への関心はかなり高まっている。例えば、今春発行されたオックスフォード英語辞典には、新たに日本に由来する言葉が23も加わった。「すし」と「天ぷら」だけだった食品用語に、「どんぶり」や「お好み焼き」まで加わったという。お互いに相手のことを知り合うとは、大いに結構なことだと思う。

2024年9月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6336.2024年9月17日(火) 11月に腸内ポリープ切除手術を受ける。

 先月人間ドックを受診して判明した腸内のポリープを取り除くかどうかを相談するために、信濃町の慶應病院消化器内科へ出かけた。予約の際あまり早い時間は避けようと思っていたので、11時30分に予約を取ってもらった。病院側は30分前には来て欲しいということだったので、11時直前に病院へ飛び込んだ。

 ところが、今まで経験のないくらい待たされてしまった。消化器内科の受付で渡された番号札の№を呼ぶまで受付前で待つようにと指示されたので、時間が多少ずれ込んでも構わないと思っていたが、これほど待たされるとは意外だった。広く清潔そうな病院内の消化器内科の受付前の椅子に座って待っていたが、13時になってもお声がかからない。食事も取らないまま待機していたが、まったく無駄だった。堪りかねて受付の係員に尋ねると、混んでいて私の前にまだ10人以上の患者がいるのでまだ呼ばれるまでには時間がかかるということだった。消化器外科と内科、呼吸器科などいくつかの治療室があったが、消化器は外科、内科ともにいくつも治療室があり、患者も多い。結局14時30分になって漸く治療室へ呼ばれた。結局昼食抜きになってしまった。内視鏡による4年ぶりのポリープ切除手術を11月7日に受け、その後の結果についての詳しい説明は21日ということに決まった。医師から血液サラサラの薬・リクシアナについては、手術当日は服用しないようアドバイスを受けた。実は、以前にも糖尿病の医師からリクシアナと糖尿病の薬を併用して服用することは注意が必要と言われたことがあり、あまり考えてもいなかったが、今後は新しい薬の服用には慎重にしたいと思っている。

 さて、アメリカのトランプ前大統領がまた暗殺未遂騒ぎ事件に憑りつかれた。現地時間の一昨日、トランプ氏の個人所有のゴルフ場でプレー中に発砲騒ぎがあり、警察が逃げた58歳のライアン・ラウスという容疑者を拘束した。選挙演説中に狙われて不祥事件で済んだが、今度は幸いケガもなかった。しかし、身辺警護が堅固な防御態勢を乗り越えても標的であるトランプ氏を暗殺しようというほどだから、相当な反トランプで凝り固まった容疑者である。それでも単なる暗殺ではなく、トランプ氏のウクライナに対する発言が容疑者には許せなかったようだ。

 バイデン大統領とハリス副大統領は、ともに「暗殺未遂の可能性について深く憂慮している。政治的暴力を非難する」と述べたが、彼らは口ではいつも同じように述べるが、この2つの殺人未遂事件には銃砲が使用された。世界中の国、中でも先進国で銃に対する規制が甘い国はアメリカだけであり、心から発言のようなことを望むなら、諸外国と同じように銃砲所持の規制を厳しく行うべきではないだろうか。

 このようにアメリカという国、及びアメリカ国民は、「自由」と「民主化」という言葉の本来の意味が分かっていない。自らの未完成、未熟ぶりを他所でひけらかし過ぎるために、大きな負い目を背負うことになる。今の日本の外交は、アメリカ追従であるが、このままアメリカの言うなりになっていては、日本の良さを何もかも失うばかりである。世間知らずの日本の政治家が、これからアメリカ頼りを止めてどう日本は独り立ちして行くかが、日本の未来にとって問われるのではないだろうか。

2024年9月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6335.2024年9月16日(月) 「敬老の日」、日本人の高齢化率は世界最高

 今日は「敬老の日」である。思い起こせば、今から57年前の「敬老の日」(当時は9月15日が「敬老の日」)に品川プリンスホテルで妻とお見合いをして翌年5月にホテル・ニューオータニで結婚式を挙げ、今年は結婚56年目のエメラルド婚を迎えることが出来た。幸いにも夫婦揃って大きなケガや病気に掛かることもなく、息子2人と5人の孫に恵まれ、まずまずの生活を送っている。「敬老の日」が幸せを恵んでくれたのだろうか。願わくば、このまま健康で周囲に迷惑をかけることがない生活を送れたらと思う。

 昨今は少子高齢化が言われ、日本の総人口が減少する一方で、65歳以上の高齢者は総人口1億2千5百万人の内、過去最多の3,625万人となった。戦後生まれの「団塊の世代」も皆75歳以上の後期高齢者になった。実際日本の高齢者割合は世界200か国・地域でも、イタリア(高齢化率24.6%)、ポルトガル(同24.5%)を抜いてダントツ・トップで65歳以上の高齢者は、総人口の29.3%を占めるに至った。3人強にひとりが高齢者ということになる。外見上は実年齢以上に日本人は欧米人に比べて若く見られる。実際私自身海外へ出かけてこれまで何度か若く見られたことがある。初めてアメリカで学校訪問をした38歳時には、現地の教員から大学生に思われたことがあった。トランプ前大統領やバイデン大統領でさえ私より若い。

 しかし、健康に障害を抱え勝ちの高齢者が増えるにつれ、国の歳出の内高齢者、いわゆるお年寄りに投資する費用や、幼児・子どもたちに要する費用も年々増えている。実際今年度の一般会計予算歳出額112兆5千億円の内、社会保障費は33.5%の37兆7千億円を占めている。そのかなりの部分が高齢者支援に与えられている。

 ただ、国家予算では、若い人を「支える人」、高齢者は「支えられる人」という表現が使われがちだが、その表現には、高齢者の立場から我々高齢者は、若者たちの支援により生活を支えられているようなイメージがあるが、人手不足が顕在化している現状で、高齢者が働かずして社会は維持できなくなっている。確かに「支えられる人」の相当部分は間違っていないと思うが、中には働かずに落ちこぼれとなって社会的保護を受けている若者も相当数いる。ともに支え合って生きているのが、人間社会の有り様だと思う。

 そのような折こども家庭庁は「子ども未来戦略」と称して子ども・子育てにかなりの投資を増やした少子化対策を立てている。その投資額も年々増額し、今年度は5兆3千億円で対前年9.7%も増えている。その一方で、高齢者に対する医療給付費、介護給付費等は微増である。逆に高齢者の介護保険料を3.5%値上げすることを決定した。今も政府は高齢者の医療費3割負担の対象拡大を検討している状態で、高齢者にとっては安心して生活出来る条件が少しずつ悪くなっている。少子化対策としてこども家庭庁という中央庁を設立して少子化対策に取り組む姿勢を示し、それなりの予算も付けている。その一方で年々増える高齢者に対しては幾分冷ややかな印象がある。防衛予算は政府内の打ち合わせひとつで、国民の了解を得ずに増額を決定するが、国民の福祉に関する予算については冷淡である。自民党総裁選でも各候補者は、少子化対策には触れるが、高齢者対策についてはまったく話をしない。心寂しい限りである。

2024年9月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6334.2024年9月15日(日) 観光業回復によるオーバーツーリズム

 昨夕長男が3か月ぶりにやって来て夕食を妻と3人で食べることになった。久しぶりの酒盛りで息子と酒を酌み交わしたが、最近アルコールを飲むことがほとんどなくなり、1年に数回しか飲まなくなった。かつては毎晩のように晩酌をしていたものだが、今ではそれもしない。友人らも年齢とともに飲酒の機会が減ったと言っている。息子は4月から京都から東京へ転勤となり、家族を奈良に残したまま、単身赴任で東横線沿線の武蔵小杉のアパートに暮らしている。月に1度くらい食事を一緒にしようと話しているが、中々多忙のようで近くにいながらそう頻繁にやってくることもない。昨日は思い切って互いに酒を飲み交わした。これからも息子が訪ねて来る時にアルコールを味わいたいと思っている。

 さて、コロナが大分消えて旅行需要が回復してきたようだ。特に外国人旅行者のインバウンド・マーケットはホクホクのようだ。コロナ前まで順調に伸びていたインバウンドは、2019年には過去最多の3,188万人の外国人観光客が日本を訪れた。それがコロナ化によりその後3年間は訪日客はほぼゼロに近くなった。それが、昨2023年には、コロナ解消に円安効果もあり訪日客が一気に2,507万人にまで回復した。現在は、日本人の海外旅行者を遥かに上回っている。大きな外貨収入にもなり、政府としてもインバウンド客に対していろいろメリットを与えて彼らの訪日を歓迎している。

 その一方で、外国人が増えたことにより各地でトラブルも起きている。その中で最大のトラブルは、観光地に大勢の観光客が押し寄せ彼らが溢れる「オーバーツーリズム」現象である。時には、そのため都市機能がマヒしかねないこともある。観光都市・京都ではあまりにも多くの外国人観光客が市内バスまで手軽に利用するようになって、反って京都市民が乗車出来ないケースもあり、何らかの規則・制約を設けるべきではないかと京都市でも検討を始めた。

 オーバーツーリズム現象は何も日本国内だけに限った問題ではなく、世界的にも観光客が集中する海外の都市でも深刻な問題を提起している。イタリアのヴェネチアでは、人口5万人弱の小さな島へ昨年は約2千万人の観光客が押し寄せ、市は今年4月からヴェネチア訪問客に対してひとり5ユーロ(約830円)の入市料の徴収を始めた。また、世界遺産として世界的に知られるペルーのマチュピチュや、インドのタージ・マハルでも現地の人の数倍の入域料金を外国人から徴収し始めた。そればかりではなく、日本でも姫路城では、現在の入城料千円をそのままにして、外国人観光客らに現在の7㌦を30㌦に値上げすることを検討中だという。確かに観光地を維持するためには、それなりの経費がかかる。中でも最近になって注目されるようになったのは、各地でゴミの処理費用が膨大になり、それを観光客に負担してもらおうとの意向である。

 よく言われる言葉に「仏作って魂入れず」がある。ハード面の整備も大切であるが、ソフト面でサービスすることが大切である。外国人が街で困らず、親切な対応をしてくれることが外国人観光客の増加につながり、最終的にインバウンド市場の収入アップに結び付くことになる。そのためには街の目立つ場所に英語の案内板を設置したり、無料のガイドブックを配布して役立ててあげたり、外国人専用の案内所なども出来るだけ数多く設置して、困っている外国人に手を差し伸べてやることが大切なことだと思う。

 今後外国人観光客がどれほど増えるか分からないが、日本には四季折々の文化、また自然の宝物が沢山あり、これらを充分活かすことによって、さらに多くの外国人観光客を呼び込み、国の大きな財源とすることが出来ると期待している。

2024年9月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6333.2024年9月14日(土) 大学進学の傾向と大学経営

 近年大学への進学率が年々高まり、今春の大学進学率は過去最高の57.7%で、8年連続で過去最高となった。短大や専門学校などを合わせた高等教育機関への進学率を見てみると84%で、大学進学を諦める学生は大分少なくなった。文部科学省によれば、奨学資金など就学支援制度の周知や、経済的に困窮して進学を諦める家庭が減少したことなどが影響しているという。これで真面目なインテリ学生が増えれば、言うことはない。

 しかし、大学の経営面から見ると手放しでは喜べないようだ。大学入学志願者が増えて大学を新設したり、学生数を増やす大学も見られる一方で、定員割れの私立大学が増えていて、今春の入学試験で定員割れの私大が、過去最多の354大学にも及んだ。18歳人口の大幅な減少が影響したようだが、私大全体として入学希望者が増える中で、定員を拡大した意図が経営的には空回りした現実となった。私立大学の経営上深刻な面も考えられる。

 東京・三鷹市内にある国際基督教大学(ICU)が、規模は小さいが、私立大では早慶上智と並ぶ偏差値の高い大学とされ、特に卒業生はほとんど英語をマスターして国際感覚を身に着けた優秀な学生が多い。高校の同級生にもICUへ進学した優秀な女子がいた。そのICUが志願者の減少に頭を悩ませているというから意外な感がする。ICUは、経済界でも名を成した理事長の財務対策から、運用益を増やしたくらいで経営的に苦しいわけではない。今同じ中央沿線の女子大の名門・東京女子大学と提携して、「数理・情報・データサイエンスを含めたリベラルアーツ教育の拡充に、相互にリソースを提供する」との狙いで、企業に例えれば、研究開発や、生産能力を仮想的に統合し、ライバルに対抗する戦略を考えたという。その効果が結実し、ICUの入学希望者が増えれば結果としては成功と言えるのだろうか。

 他にこんな問題もある。経営上の理由から最近話題に上がった千葉県銚子市内の私立千葉科学大学は、大学を経営している学校法人加計学園が、昨年10月銚子市へ公立大学への移行を持ち掛け、現在銚子市で公立大学法人化が検討されている実態がある。

 また、通常の大学運営経費も最近の諸物価高騰の影響もあり、天下の東大が来年度の入学者から年間授業料を現在の535,800円から約11万円も上げ、642,960円に値上げするという。私大に比べてすべてにおいて安いと思われている国立大でも、背に腹は代えられないのか、これだけ大幅な値上げをされては、学生の保護者も一部生活費を切り詰めなければならないだろう。

 私立大の授業料は、当然東大のそれを遥かに上回る筈で、ひとりでも子どもを大学に通わせている家庭の親は大変苦労されておられることだろう。

 大学及び学校経営は一般的な企業の収益向上を主目的とする経営とは、自ずから大きな違いがある。一番の冥利は、卒業生がここで学んだことが大きな楽しみと思い出となって、自分を生かしてくれ、この大学で学んだことが大きな喜びとなったと思ってくれることだろう。それはこの世知辛い世の中で何ごとにも代え難い経験だったと言えるのではないだろうか。さすれば、学校経営者は、利だけを追うのではなく、学校経営の極意を知ることが大事だと改めて自覚することと思う。

2024年9月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com