ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5317.2021年12月2日(木) オミクロン感染で多くの課題

 南アフリカで検出された新型コロナウィルスの新種変異株「オミクロン」が、各国に拡散し始めた。日本でも昨日ナミビアの外交官が第1号と判定されたが、それ以前に入国していたペルー人がオミクロン第2号と判定された。

 コロナの感染者は着実に減り続けているが、オミクロンの出没で第6次緊急事態がやってくるのではないかと懸念の声も聞かれる。国交省は、昨日航空会社2社に対して日本行の予約を停止するよう求めていたが、それだと年末に帰国を予定している海外在住者が帰国出来ないことを考慮して政府は急遽方針変更して日本人については取り止めた。お隣の韓国では、コロナの感染者数が盛り返して過去最大の感染者が記録される日が続いていたが、昨日オミクロン感染者が5名判明した。アメリカでも1名感染者が判った。それにしても各国、各都市にコロナの与える影響は計り知れない。

 今月9日に大阪で開催予定だったフィギュア・グランプリファイナルが中止に決まった。来年2月開催の北京冬季オリンピックの選手選考も兼ねていたので、開会が迫っている中で、対応が難しいようだ。

 視点はずれるが、こんな統計もある。森記念財団都市戦略研究所が、毎年発表している「世界の都市総合力ランキング」というのがある。最近発表された2021年版によると、総合ランキングは6年連続で第1位ロンドン、5年連続2位でニューヨーク、3位東京、4位パリ、5位シンガポールとなり、このところスコアを伸ばしていたロンドンとニューヨークの勢いが止まり、3位東京と4位パリが追い上げているという。その原因としてコロナが影響しているようだ。

 特にロンドンは、「航空旅客数」が下落し、「交通・アクセス」、「経済」でも従業者数の減少などによりスコアを落とした。ニューヨークは、「経済」、「研究・開発」を伸ばしたが、ロンドン同様にコロナの影響で「交通・アクセス」が苦戦して、「居住」部門が大きく落ちた。

 その一方で、東京は「働き方の柔軟性」で昨年の41位から2位に大きく改善され、「居住」は12位から9位にまで順位を上げたことが3位維持に大きく寄与した。

 以下ランキング上位都市に、8位ソウル、10位上海、17位北京、36位大阪などが入っているが、日本の都市では42位に福岡が入っているだけで、横浜、名古屋、札幌、京都などが45位以内に入っていないのは、何とも残念である。

 いずれにせよコロナが各都市の経済、社会、観光面で大きな障害となったことは事実である。何とか目に見えないコロナを絶滅させなければ、未来は開かれて来ない。それにつけてもいつもまたか、やっぱりと思わせるのが欧米人のコロナ現象である。オミクロンが検出される前の最近ベルギー、ドイツ。オランダなどで政府が打ち出した厳しいコロナ対策に対して、群衆がデモ隊となって猛反対していたが、このオミクロン発症により、デモは収まってしまった。各政府もホッとしているのではないだろうか。政府がロックダウンに近い制約で押さえつけようとすることに対して、民主化抑圧と言って庶民はすぐ反対行動を起こす。しかし、もっとマスクを着用するなど、コロナ防止のために身近に出来ることはいくらでもある筈である。この辺りが比較的おとなしく自分のためばかりでなく、周囲への感染を配慮して思っていても自分の為だけでは直接行動に移さない日本人とは大いに異なる。国が異なると国民の言動の表し方は随分違うものだと改めて思う。

2021年12月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5316.2021年12月1日(水) 立憲民主党新役員人事決定

 今日から師走である。寒くなるかと思いきや、夜中にかなりの降雨があったが、日中は暖かく都内の平均気温が20.3℃で、12月の平均7.6℃に比べると大分高かった。

 昨日から各界で人事が動いている。政界では、昨日立憲民主党代表選が行われ、4人の立候補者の中から泉健太・前政調会長が代表に選出された。47歳という若さがあるだけに、話し方に明るさと明瞭さが見られる。ただ、気になるのは、民主党員として初当選して以来、希望の党、国民民主党、そして現在の立憲民主党と度々所属政党を変えてきた。人間性までは分からないが、この辺にやや腰が軽いような印象を受ける。新代表は、今日政党の執行部を公表した。それによると、幹事長に西村智奈美氏、政調会長に小川淳也氏、当代表代行に逢坂誠二氏を指名して、代表選の対抗馬をそれぞれ要職に就けた。泉代表の指導力と政治力が問われる。とかく話題にされるのは、11月の衆議院選で共産党と手を組んだことが、イメージダウンにつながったのではないかという意見が、一部党内に燻っている。就任のスピーチで、泉新代表は、今後共産党との共闘について言葉を濁していたが、共産党内からは共闘について不満や不安は出ていない。立憲民主党としても、早めにどうすべきかを自らの口から明確に述べるべきである。

 次いで、昨日逮捕された田中英寿・日大理事長が辞任すると述べた。刑事罰は今後の捜査と裁判によって決まるだろうが、日大理事長という要職にいながら、背任、収賄、所得税などいくつかの罪を犯してこのまま職に留まっていたら、益々世間の風当たらいは厳しくなるだろう。これまでと観念したのか、ついに辞任を申し出たようだ。辞任なら退職金に類するいくばくかの慰労金は支給されるだろう。ただ、院政的な行動を危惧する声もあり、逮捕された事実から解職すべきとの厳しい声も出ている。さあ、日大の良識はどう判断するだろうか。事件の決着はまだついていない。

 本件については、3年前のアメリカン・フットボール部の暴行事件の後でも、理事長と日大理事会は記者会見を開いて公に語ることがなかった。今回も現時点で理事長、及び大学側は何らのコメントも発表していない。全国大学の中でも2番目に多い私学助成金を支給している、監督官庁の文部科学省も今度こそ厳しい対応を迫るだろう。日大は、理事会を含む上層部が真摯に対応し、事実を洗いざらい曝け出し説明し、反省のうえ出直すしかないだろう。

 もうひとつの人の消息であるが、歌舞伎役者で人間国宝の中村吉右衛門さんが先月28日に心不全で亡くなられていたことが分った。兄の中村白鴎とともに歌舞伎界を背負って立つ役者だった。「仮名手本忠臣蔵」の大星由良之助や、「義経千本桜」の平知盛のような当たり役をこなしたが、喜寿77歳だったというから、これから歌舞伎人生仕上げの舞台を迎えようとしていた時期なのに、実に惜しまれる。

2021年12月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5315.2021年11月30日(火) 新たな変異株「オミクロン」、日本で検出

 朝刊の一面を見て2つのビッグ・ニュースに目を瞠った。昨日すでに各テレビ局が伝えてはいたが、そのひとつは、25日に南アフリカで検出された新型コロナウィルスの変異株「オミクロン」について、政府が全世界からの外国人の新規入国を停止すると発表したことである。これまでの措置ではこれほど急速に厳しい対応を取ったことはない。前回菅前首相が取った対応は、緩やかで水際対策で後手との批判があり、岸田首相はそれを教訓にしたという。政治決断はとかく生ぬるく、遅れがちであるが、この度の岸田首相の果断的な決断力は佳しとすべきだと思う。

 今回の「オミクロン㈱」は、強い感染力があるようだ。南アフリカでは以前に「ベータ㈱」が検出されている。日本をはじめ、イスラエル、イギリスなどが入国を全面禁止したことに対して、南アフリカのラマポーザ大統領は差別だとそれらの国々を強く非難している。日本国内でアンケート調査をしたところ、岸田首相の決断を評価すると同意したのは、何と約82%もいた。やはり、下火になりつつある国内の感染傾向ではあるが、再びぶり返すことを危惧している人が多いと推察出来る。岸田首相の決断が効果的であることを期待したいと思っていたところ、今日昨日南アの西隣ナミビアから入国した駐日ナミビア大使館員が、オミクロンに感染していたことが分った。これからも気を許せない。

 さて、もうひとつのビッグ・ニュースは、大分前から取り調べを受けていた日大の田中英寿・理事長が所得税法違反の容疑で、昨日逮捕されたことである。2人の側近、元理事と医療法人元理事長がすでに逮捕され、田中理事長にリベートを手渡したことを自白した以上、逮捕は時間の問題と見られていた。しかし、リベートをもらっていながら、理事長は強く受領を否認していたが、受け取ったリベート約1億2千万円の税務申告をせず、約5千3百万を脱税した所得税法違反の容疑で逮捕されたのである。理事長本人は、相変わらず頑なに受領を否認している。

 日本で最大規模の学校法人日本大学のトップが、学園の資金を背任したと言うこと自体異常で許しがたいことである。理事長は自ら教育の場にいながら裏金の取引が話題になることを恥辱だと思わないのだろうか。学生から集めた授業料を掠め取ろうとの魂胆が許せない。実際日大生に尋ねてみると、対面授業が減り、教育の意味と価値が減じている中で、何とか収めた授業料を奪い取る理事長には、呆れ果て憤慨している。内部の組織で権限が田中理事長に一極集中して、これまで日大理事会はまったく機能していなかったと言われている。理事長は大学経営のことを考えていたわけではなく、単に私利私欲の鬼だったことが分る。自宅に1億円余の現金があったというが、これだけの大金を自宅に保管していたという金銭感覚も教育の場の理事長としては、認識がずれているのではないか。日大の今のザマでは、あまりにも学生たちが気の毒である。

2021年11月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5314.2021年11月29日(月) アメリカのお節介と置き土産

 昨日の朝日朝刊にアメリカのハガティ前駐日大使のインタビュー記事が掲載されていたが、この人の自分(自国)の考えや都合を他人(他国)へ押し付けようとする平素の強圧的な言動には、在任当時から鬱陶しさを覚えていた。新聞記事によれば、最近の中国の動向に対して日本の軍事的貢献が不可欠と訴え、剰え日本の防衛予算額にまで過剰に言及し、国内総生産(GDP)比で2%に引き上げるべきだと述べた。アメリカはGDP比3.5%以上を軍事費に充てていると言うが、それはアメリカの国内事情であって、他国に対しては大きなお世話ではないか。ここまで内政に干渉するのは言葉が過ぎる。日本は憲法が軍備を持たない第9条をひとつの拠り所にしていて、日本人ですらそう軽々しく軍事予算の増額についてコメントしないのに、このアメリカ人は今以て日本占領下にあるという感覚なのだろうか。やはりトランプ前大統領が選任しただけに、少々理性が伴わない人である。
 直接関連する話ではないが、そんな時に一昨晩NHKドキュメンタリー特集「ずっと、探し続けて~‘混血孤児’とよばれた子どもたち」を今日ゆっくり録画鑑賞した。1時間番組だったが、アメリカ軍兵士と日本人女性の間に生まれ、両親に捨てられた「あいの子」と呼ばれ、施設で育てられた子どもたちの様々な人生を終戦後から現在までを描いたストーリー性のある秀逸な番組だった。ハガティ発言のもやもやから少しは救われた。

 神奈川県は戦後間もなくマッカーサー元帥が降り立った厚木飛行場をはじめとして、日本軍の軍事施設が接収されアメリカ軍に転用されたため、アメリカ軍の軍事施設が多い。この舞台となった‘BOYS TOWN’(少年の家)も当時の高座郡大和町(現大和市)にあった。施設は1954年にカトリック教会によって建てられ、71年閉鎖された。収容児童は皆米軍兵士と日本人女性の間に生まれた混血児で、兵士が帰国して母親が育てられないと施設に預けられた。母親はそのまま姿を消して子どもにとっては両親から見捨てられた不幸な人たちである。当時は10年間で約3,500人もの混血児がいたという。大和市内の学校に通えず、わざわざバスで横浜市内の学校へ集団通学していた。食事も充分に与えられなかったために、デブはひとりもいなかったと語っていた。世間から冷たい目を向けられ、学校にも充分通えず、仕事も得られず、素性がはっきりせず、とても結婚なんか考えられなかった。大人になっても町で会う警官からは常にある筈のない「外国人登録証」の呈示を求められた。‘BOYS TOWN’が撤去された際、唯一の生活住居を与えられ何人かの「あいの子」が肩を寄せ合って今も生活している

 何といっても一番可哀そうだったのは、幼くして彼らが両親から見捨てられたことで、彼らの履歴書には親、家族、誕生地などがほとんど書き込まれていないことだ。後年になって家族を探そうにもその手掛かりさえ掴めなかった。その中で母親の名と誕生の地が分っていた人が、叔母を見つけ出し、母親が姿を消した遠因は父親から勘当されたからだと教えてもらったが、その母親がその後どうなったかを叔母も知らないという。彼らの中には、ベトナム戦争で命を落とした人や、仕事に馴染めず自殺した人もいた。

 養子としてもらわれる子は、比較的女の子が多かったが、中にはアメリカ人家庭へ養子となった妹がいたタクシー運転者は、リモートでアメリカにいる妹の養母と話した結果、妹は訪米して間もなく亡くなったことを思いもかけず知らされた。その養母からは母親と思ってくれという言葉を聞いて涙を流していた。気の毒な話ばかりで、とても正視に堪えない場面もあったが、このような事実があったことはともかく、実情についてはあまり知られていない。

 幸い私は戦時中から南房州に疎開のような生活をしたが、戦後アメリカ軍兵士の姿は時折見かけたが、駐留軍がいなかったので、「あいの子」のような子供たちを見たことはなかった。
 ただ、ここには現在でも考えなければならない複雑な問題があった。それは、彼らの施設が建てられるという話を聞いて町内で反対の声が上がり、趣意書には独特の血統的特徴を有する子どもたちは諸外国にその機会を与えた方が良いという差別的なものだった。戦地となったところでは、似たような話があると思うが、戦争がある以上同じような不幸はいくらでも可能性がある。結局、戦争さえなければ、不幸は大分減るということである。心したいものである。

2021年11月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5313.2021年11月28日(日) 力のある国会議員が掠め取る政策活動費

 先日国会議員に支給された「文書通信交通滞在費(文通費)」の支給日数の理不尽さが問題になったばかりだが、今度は政党から各政治家に所属政党を通して手渡される「政策活動費」の使い道について領収書がなく何に使われたのか分からず、また不公平な支給の仕方が不透明であると新たな問題が浮上した。政治資金規正法に則って支払われるが、政党から受け取った議員は、報告書に記載する義務がないため記載しておらず多額の政治資金の使途が分らなくなり、曖昧な支出の「抜け穴」となっている。

 国から個人に直接手渡した方がきちんと管理出来ると思っていたので、この支給の在り方についてはかねがね疑問を抱いていた。それが、昨日公開された2020年度の自民党の収支報告書によると支給されたのは、12人の議員だけで9億8千万円で、その内の6割以上に当たる6億3千万円が当時の二階俊博幹事長ひとりに渡っていたことが分った。更に最も多額の政策活動費が使われたのは、17年で19億円を越え、その内13億8千万円を同じく二階幹事長が受け取っていたという。この資金が党内で力の源泉となり、長きに亘って二階氏が幹事長の要職を占めることが出来た所以とされる。

 それにしてもこれでは国会議員のお金がどのように支給され、どう流れてどう使われているのか、さっぱり分からない。国庫、つまり税金から規則により正式に手渡されたものが、国民には一切分からないまま政治家同士の話し合い、それも力関係によって配られる資金の不透明さには、開いた口が開かない。どうしてこういう不透明でデタラメに資金を放出し、政治家の使い放題のまま放任しておくのだろうか。政治学専攻の大学教授も「政治活動費」と銘打っている以上、本当に政策の充実に役立っているのかを国民がチェック出来るよう、使い道を保証出来る仕組み作りが必要だと指摘している。また、こういう金銭感覚がマヒするような資金を無秩序に支給することが、彼らに公金を無駄に使い、政策にもバラマキを安易に考える下地を与えているのだ。

 政治家がこんなに甘い生業なら、頭の片隅にもなかったことだが、政治家になることを考えても良かったかも知れない。尤も家系には誰ひとりとして政治家になった者はいないので、「棚からボタモチ」のような世襲政治家にはなり得ないし、仮にも人から後ろ指を指される私利私欲に走るような政治家稼業には、家族も猛反対するだろう。

 さて、今日大相撲九州場所が千秋楽を迎えて、すでに昨日6回目の優勝を決めていた横綱照ノ富士が大関貴景勝を破り、初の全勝優勝を飾った。秋場所後に大横綱白鵬が引退してひとり横綱となったが、相手を寄せ付けず文句なしの優勝だった。度重なるケガで一度は三段目まで番付を下げながら復活した横綱には敬意を表したい。今日30歳の誕生日を迎えたそうだが、来場所以降の活躍を期待している。

 昨日は、熱戦の末プロ野球日本一の座も決まった。日本シリーズでセ・リーブで優勝したヤクルト・スワローズが、パ・リーグの優勝チームのオリックス・バッファローズに勝ち、4勝2敗で日本チャンピオン・チームとなった。20年ぶり6度目の優勝である。2年連続最下位から日本一の座を掴んだ。

 これから多くのスポーツはオフ・シーズンを迎えるが、来年2月には、冬季オリンピックが北京で開催されるので、日本人選手を応援しながら楽しみたい。

2021年11月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com