ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

ブログ一覧

5322.2021年12月7日(火) アメリカ、北京五輪に外交団を派遣せず

 1日に妻が東京医療センターで受けた大腸の内視鏡検査の結果を心配していた。まだポリープをすべて除去していない。ひょっとするとがん細胞があるのではと気になっていた。幸いそれは杞憂に終わったが、心臓を見ると血の流れがスムーズでない心筋シンチという薬剤負荷があり、放っておくと心筋梗塞になる恐れもあるとのことで今月中に心臓の検査を受けることになった。かねがね気になっていた虫垂炎の手術は、来年1月に受けることも決まった。どうもぱっとしない健康状態になってしまったが、ぼやいていても始まらない。取り敢えず、目先の検査と手術を無事クリアすることが先決だ。

 私は3か月ぶりに眼科で診てもらったが、案じていた通り右眼の白内障がやや進んでいるので、3か月後にもう一度診て更に進んでいるようなら手術という予定で行きましょうということになった。

 夫婦揃って昨年来健康面に少々支障を来すようになった。これは加齢ということも考えられるが、それだけに日頃の健康管理と予防医療ということが大切でると改めて思う。

 さて、昨日本項で米中対立について懸念していることを取り上げたばかりだが、今朝早々に具体的な一手がアメリカによって発表された。2か月後に迫った北京冬季オリンピック・パラリンピックにアメリカ政府は外交団を派遣しない「外交ボイコット」を行うと発表した。最近になってアメリカはそれらしいことを仄めかしていたが、その空気を感じ取っていた中国としては、招待する予定がないので影響がないような発言をして、事前に影響を和らげるべく努めていたようだ。

 選手団は当然参加するが、外交団を派遣しないと公表したことは、中国の本音としてはショックである。同時に、アメリカが独断専行するなら、断固対抗措置を取ると反発している。駐米中国大使館は、「アメリカのいかなる政治家にも招待状は出されておらず、『外交的ボイコット』は降って湧いたものだ。このうぬぼれた行動は政治的なごまかしでしかなく、オリンピック憲章のひどい歪曲だ」と強く非難した。

 アメリカが今この強硬策を取ったのは、今までの中国政府の新疆ウィグル族に対するジェノサイドの人権抑圧など数々の非民主的行動に対する非難であるが、最近の女子テニス選手が前副首相によってセクハラを受けたことを当該選手が公表してから、彼女の所在が明らかではなくなったことに対して、アメリカが中国政府の対応を人権弾圧として抗議したものである。

 本件について、アメリカではごく普通に受け取られているが、中国国民はアメリカが仮想敵を抑圧しようとしているとか、アメリカが来なければ開催しないのか?そうではないだろうとか、中国国民には中国政府がこれまで行ってきた非民主的政策が充分分っておらず、ただ中国がアメリカに批判的な行動を取られたと憤慨しているのが、気がかりである。

 岸田首相は、日本の立場について国益を考え総合的に判断するとして決断を先延ばしにしているが、自民党内にはアメリカに同調して出席すべきではないとの意見があるようだ。中国側に配慮することは人権抑圧問題を厳しく非難しないということになりがちであるが、アメリカに同調すれば日中関係がよりこじれる可能性がある。従って、中立的に考えれば、現時点では外交団不参加を決めても、むしろ失うものが多いように思う。日本はアメリカに忖度することなく外交団を送った方が良いと思う。

2021年12月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5321.2021年12月6日(月) 昭和天皇の戦争観と中国式「民主主義」

 太平洋戦争開戦日を目前に控えているせいか、このところメディアで太平洋戦争関連のニュースや、ドキュメンタリー番組が目立って放映されるようになった。それらの中で意外だったのは、昭和天皇の戦争へ前のめりのスタンスだった。それは、昨日付朝日朝刊に掲載された「昭和天皇 開戦『覚悟』の秋」と題された百武三郎侍従長の日記から伺い知ることが出来る。

 これまでは、天皇は軍部の開戦論に対して反対されていたと一般に伝えられていたと思う。だが、今年になって侍従長の遺族から東大に寄託された百武日記によると、開戦直前に開戦を前提に戦争終結策を思案したり、開戦後は戦果に満足し積極的な作戦を求めたり、戦争に前向きな姿勢を示した時期もあったようだ。時には、天皇の気持ちが先行する様子を懸念した木戸幸一内務大臣が、ときどき先行するのをお引止めしていたとの表現が見られる。昭和16年9月ごろまでは、開戦に慎重だったと受け取られている。しかし、徐々に開戦消極から容認へ気持ちが傾いていったのには、「早期開戦論を抑え、外交を尽くすべきだ」と説く有力な後ろ盾を欠いていたからでもあった。スタンスが変わりつつあったのは、海軍の作戦・指揮のトップだった海軍軍令部総長を長年務めた伏見宮博恭元帥の存在が大きかったようだ。伏見宮は昭和天皇より年長で、日ロ戦争で実戦経験を有し、天皇と直接面談した際「開戦しないと陸軍に反乱がおきる」とまで述べて天皇に開戦を迫ったことが、天皇が開戦を決断する大きな原因になったと、日本近現代史の権威・加藤陽子東大教授は推察している。一度にテレビ・ドキュメンタリーを観られないので、いくつか録画しているが、改めてじっくり観てみたいと考えている。

 さて、このところ米中対立がエスカレートしている。中国が行った人権抑圧と覇権国家的行動が、それまでの経済的対立は別にして、政治的な対立を一層激化させることになった。アメリカのバイデン大統領は、中国を「専制主義国家」と決めつけ、中国政府を非難したことが火に油を注いだ。これに対して一昨日中国政府は、自国を「質の高い民主主義を実践」してきたと主張する新たな白書を公表した。この中で、中国は中国式民主主義を創造したとか、民主主義は多様なものであり国によって形態が異なり、国が民主的かどうかは、その国の国民が判断することであり、外が口を挟むことではないと反論している。この反論は、中国の後ろめたさの裏返しだと思う。中国は自国民に判断させるような包容力がなく、強圧的に自国民の自由を抑圧する一方だからである。その最たる証しが、国民の意見を汲み取る気がなく、自由選挙を認めず、すべて共産党の思い通りに上位下達の政治を行っていることでも明らかである。

 この辺りに中国政府の狭量な視点があり、真実を捉えていないひとりよがりな考えが読み取れる。中国政府には誤解と物事の読み違いが多過ぎ、それを他に押し付けるきらいがある。

 新疆ウィグル族への人権抑圧、香港1国2制度の破壊、南シナ海侵略と人工島建設、自由投票制度の不履行、報道の不自由、義務教育での中国語以外の禁止、など、挙げたらキリがないほど中国が非民主主義国家でないことは歴然としている。そもそも中国が「民主主義国家」とか、「社会主義国家」と唱えること自体ナンセンスである。まったくそのいずれとも対極にあるからである。

   思い上がっている中国は、自国の行動を反省することなく、恐らくこのまま突き進むだろう。当分の間米中の対立が融解しそうもないことは、何ともしようがないが、実に残念である。

2021年12月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5320.2021年12月5日(日) 不思議な足の痛みと最後の福岡国際マラソン

 最近著名人の突然の訃報を耳にすることが多い。去る3日誤嚥性肺炎で作家の新井満さんが死去された。享年75歳である。新井さんは芥川賞を受賞されたれっきとした作家であるが、意外と言っては失礼だが、抒情詩の作詞・作曲もされる。今から十数年前の日本ペンクラブ総会後のパーティで、自身が作詞・作曲された「千の風になって」について、そのキッカケとなった友人の死について話をされ、その直後にピアノを弾きながらこの曲を唄われた。パーティ後にお話しをしてサイン入りの同DVも購入した。「千の風になって」が、テノール歌手・秋川雅史によって歌われ大ヒットしたのは、その後のである。随分印象的な出会いで、今でもその時の情景を思い出すことがある。とても残念な気がしている。

 さて、1日から痛み出していた右足踵の上部が、昨日夜辺りからその痛みが退いた。不思議なもので、どうして痛みが発生したのかまったく分からず、同時に痛みがどうして退いたのかも思い当たらず、首を傾げるばかりである。実際今朝になってほぼ痛みはなくなった。階段の上り下りに不自由することもなくなった。どうしてこんな突発的な痛みに襲われたのだろうか。この4日間は右足を地面に押し付けると痛みを感じていた。それから解放され、取り敢えずホッとしている。これなら従来通り思い切って歩くことが出来そうだ。一昨日医師からウォーキングを止められたし、ちょっとした外出も出来ない有様だった。しかし、直ったのは佳しとして、今後同じような症状が不意に襲ったらと思うと少々気になる。再発しないことを祈るばかりである。

 話は別だが、毎年12月第1日曜日に開催されていた福岡国際マラソンが、今日の第75回を最後に、来年から実施されないことになった。今日は最終回である。全国に数々あるマラソンの中で、歴史、伝統、レベルなどで最も名を知られたマラソンである。残念! 惜しいという以外に言葉がない。

 近年マラソンは市民参加型レースが増えているが、その典型が東京マラソンである。この福岡マラソンは個人記録として2時間50分以内の選手しか走れないとか、市民参加型にするには道路が狭すぎるとか、問題も多く、加えて新春に行われる実業団対抗駅伝に参加する企業から、選手を参加させるには日程がきついというような理由で、必ずしもウェルカムではなくなった。費用対効果の一面もあるようだ。長い間主催者のひとつであった朝日新聞社も不本意ながらも手を引くことになった。

 思えば、まだ福岡市での開催が定着する前に同マラソンは各地を転々として、1954年は鎌倉で開催された。鎌倉市役所前をスタートして七里ガ浜海岸通りから藤沢市内を通り戸塚で折り返し、再び鎌倉へ戻り旧江ノ電鎌倉駅前をゴールとしたコースだった。我が実家の裏の県道を往復路を選手たちは走り去って行ったものである。当時高校1年生だったが、雨の中で傘をさして家族総出で応援していたものだ。田中茂樹、山田敬蔵ら日本の有力選手はぱっとせず、優勝したのはアルゼンチンのゴルノ、2位はフィンランドのカルボーネン選手ら外国人選手の独壇場だった。その懐かしい想い出の朝日マラソンもついに幕を降ろすことになった。このマラソンで活躍して名を上げた瀬古利彦氏も無念の心境を語っていた。感慨無量である。

 今日は福岡国際マラソンと並んで秩父宮ラグビー場でも、伝統の関東大学対抗戦ラグビーの早明戦が行われた。ずっとテレビで観戦していたが、内容的には終始押され気味だった早稲田が、粘り強い明治の攻撃を凌いで17対7で勝った。暮れから正月にかけて行われる全国大学選手権には、関東対抗戦グループからこの早明の他に、母校慶應と優勝した帝京、日体大の5大学が出場する。

2021年12月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5319.2021年12月4日(土) 無観客で五輪開催経費軽減

 今朝からITコンサルタント小糸武彦さんに来宅していただき、いろいろ問題点が出ていたPCを診てもらった。プリンターも故障してしまった。それほど頻繁ではなくても今まで使っていたアプリが画面から姿を消してしまったり、あまり使わないアプリの使い方を忘れてしまったり、年齢のせいもあるが、自力で解決出来ないことが多くなった。少々情けない。これから来年の年賀状を作成しなければならないので、PCを使いこなせないと何かと不便である。

 先日知り合いを通して2022年の年賀状を500枚送ってもらったが、昨年は600枚注文して少し余らせてしまった。年々送る年賀状は減りつつある。加えて昨日時点でご家族が他界され来年の年賀状を辞退される人がかなりいて、すでに手元には23通もご連絡いただいている。特に寂しいのは、親しかった大学の登山クラブの同級生が3人も逝ってしまったことである。この調子では、来年の今頃は書く年賀状が、更に減っているのではないかと想像する。

 来年は寅年なので、年男ということになる。7回目で年男であるが、イギリスのエリザベス女王も年男ならぬ年女ということになる。あのご高齢で未だ公務を務めておられる女王を見習い、もう1度年男となってから冥界へ旅立ちたいものである。ついでながら、「資本論」を著した社会経済学者、カール・マルクス(1818~1883)、フランス革命後に恐怖政治家と呼ばれて処刑されたマクシミリアン・ロベスピエール(1758~1794)も生きていれば、来年は年男ということになる。

 さて、今夏開催された東京オリンピックとパラリンピックの大会経費について、意外な報告があった。新型コロナウィルス感染拡大の影響で、今大会はほとんどの競技が無観客試合となり、見込んでいたチケット収入が大きく落ち込み大幅な赤字予想で、東京都や国による追加経費負担が避けられないと見られていた。ところが、無観客で開催したことにより、海外関係者の入国を大幅に削減して簡素化したことや、輸送費や宿泊費などを抑制出来たこと、無観客開催により警備などの人件費やコロナ対策費を削減することが出来て、結果として全体の大会経費がかなり削減されたようだ。

 それでも当初大会招致時の計画では、大会経費総額は7,340億円だったが、大会1年延期やコロナ対策費として、昨年末には予算ベースでは、大会経費は約1兆6,440億円と倍以上に膨らんでいた。だが、上記の理由により最終的には大会経費は、この金額より下回りそうだということが分った。ホッとしたが、観客の入場料収入より予定する警備費やその他の経費の方が高額になるというのは、意外であった。どうも信じがたいが、それなら今後テレビ放映料などを当てにして、観客入場を認めないことも考えるスポーツらしからぬ大会が開催されることも考えられる。

2021年12月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5318.2021年12月3日(金) 山梨と和歌山に地震

 一昨日の夜から右踵の上部辺りが痛み出し、そのままにしておいたところ、昨朝ベッドから床に足を降ろすと痛み出し、歩行し難く痛みを伴う。そのまま昨晩も就寝して痛みは感じなかったが、今朝も床に足を降ろして立ち上がると痛む。歩くと右足を引きずるようなことになり階段の上り下りが特に辛い。原因は思い当たらず、このまま放って置くのも予防医学の視点からも如何かと思い、かかりつけの松本整形外科へ相談に出かけた。

 松本医師に状況を説明して患部を診ていただいたが、これという病状ではないようで、多分アキレス筋が炎症を起こしているのではないかと仰り、レントゲン検査をしてもらった。明細書を見ると「慢性疼痛疾患」と記載されていた。右足をインサイドパップで押さえつけ、暫く動かさないようアドバイスされた。毎日続けているウォーキングも当分ストップをかけられ、思い切って歩けない不便さはあるが、それもやむを得ないのではないかと思っている。だが、原因不明のまま無理をしないでじっとしているのが少々辛い。

 さて、今朝まだ眠っていた6時37分ごろグラグラッと室内が大きく揺れた。地震である。山梨県の富士五湖が震源地のようで、マグニチュード4.8、震度5弱だった。近くの富士山が活火山でもあり、心配されたようだが、火山活動とは直接の関係はないと発表された。今日午前2時20分前後に2度に亘り、震度4と3の地震があったそうだが、それはまったく感じなかった。

 そして、午前9時28分ごろ今度は和歌山県紀州水道を震源地とするマグニチュード5.4、震度5弱の地震が発生した。同じ日の午前中に2つの離れた地域が地震に襲われるのも珍しいと思う。御坊市役所は業務中で市職員は建物の外へ退避したが、十数秒間も揺れていたという。

 最近東北地方の太平洋岸で地震が頻発しているので、近い将来大地震が起きなければ良いと思っていたが、1日に2度までも地震の襲来があると今後よほど用心しないといけない。

 それにしてももう2年以上に亘って新型コロナウィルスに苛まれ、日常生活も安心して過ごせない状態で、まだやり残している大事な人生の後半2年を持ち去られたような気持ちになっている。そこへ新たなオミクロンなどという新型コロナが出没して、社会生活はゆとりのないものになった。飲み屋で思い切り飲んでみたいというようなことを望んでいるわけではないが、好きな時に人出を気にせず、自由に外へ出かけられる平凡な生活が蘇ってくれることを切に望むばかりである。

2021年12月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com