充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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6342.2024年9月23日(月) 立憲民主党代表に野田佳彦元首相を選出
斎藤元彦・兵庫県知事が去る19日に県議会で不信任案を可決され、知事職を辞めざるを得なくなったが、そのまま辞職するか、或いは議会を解散させるか、その判断が10日以内に明らかにすることになっている。斎藤知事の失職により、支持政党だった日本維新の会は知事に辞職勧告を行うほど大分苦悩していた。維新への逆風は地元大阪のみならず、地方都市にも及び、党としては立て直しに懸命に取り組んでいるところである。そして、昨日大阪府議摂津市補欠選で、大阪維新の党公認候補がまた敗れた。昨年4月の府議選では維新の会は全体の8割以上の得票だったが、今では追い風効果はまったくなかった。最近になってまともな政治活動をしないと選挙民からは支持を得られないということを維新の会は、知らされることになった。
こうなると一般国民が投票するわけではないが、今選挙戦の最中にある自民党総裁選や、立憲民主党代表選にもその真剣さが少し反映されるものと期待される。
その中で今日臨時党大会を開き立憲民主党代表選が行われた。国会議員らの投票に先立ち、地方議員と党員・サポーターによる郵便投票の開票作業が行われた。この結果は、1位野田、2位枝野、3位泉、4位山田となったが、過半数を得た候補者がおらず、国家議員と国政選挙の党公認候補予定者の間で決選投票が行われ、野田佳彦氏が枝野前代表を上回り、新しい党の代表に選出された。
投票前の演説では、野田氏は「教育無償化のみならず、医療・介護・障害者福祉などのベーシックサービスを所得制限なく、すべて国が供給していく体制を作り、『弱い人を助けるための政治』はもう終わりにし『弱い人が生まれない社会』を作る。そして何よりもより大事なのは、国民の政治に対する信頼だ。金権政治を終わらせ、世襲政治を制限する。政権交代こそが最大の政治改革であり、その先頭に立つことを誓う」と述べた。そして、そのためのステップである党代表の座に就くことになった。これまで言葉だけが先行して約束ごとがしっかり実現出来たという事象はあまり記憶にない。
かつて野党民主党が政権を取り鳩山由紀夫、菅直人両首相に続き、3人目の首相となった野田氏だったが、選挙で国民に誓ったマニフェストはほとんで有名無実化した。中でも子ども手当は支給出来ず、やらないと言った消費税引き上げを、社会保障と税の一体改革と言って、自民党、公明党との合意の下で関連法を成立させた。八ッ場ダムも中止と言っていながら予算に計上している有様である。野田政権は迷走と混乱の中で無駄な1年を過ごした。民主党時代の経験が良薬となっただろうか。事前に政権を取ると宣言した。
NHK「ニュースウォッチ9」に出席した野田新代表は、自民党総裁選後に衆議院が解散されたら与党を289(自民257、公明32)議席から過半数(233議席)割れに追い込むと勇ましく語っていたが、最初から厳しいお手並み拝見となりそうである。
27日に行われる自民党総裁選の結果が待たれる。
6341.2024年9月22日(日) 能登半島に豪雨、住民には踏んだり蹴ったり
踏んだり蹴ったりとは、こういうことだろう。昨日石川県能登半島に大雨が降り、線状降水帯が発生し、統計開始以来雨量が最も多かったという。今年正月に能登半島地震で大きな災害を被ったが、ここへきて再び自然災害に襲われてしまった。気の毒にも、地震で道路などが破損してその復旧のために工事を行っていた作業員らも、豪雨による土砂崩壊で行方が分からなくなっている。地震で家屋が崩壊し、一時的に仮住宅に住んでいる人たちも仮住宅自体が床上浸水して、再び避難した有様である。これまでに死者1名、行方不明者数名が出ている。
この大雨を降らせたのは、沖縄海域から中国を襲い中国国内で多くの被害を与えた後、方向を急カーブして日本へ向かう形勢を見せた台風14号の影響が大きいようだ。
今年になって9か月の間に、大地震と豪雨という2つの大きな自然災害に襲われた能登地方の珠洲市や輪島市、能登町には、被害が大きくなるのは河川や地形に特徴があるからのようだ。河川の規模が小さく、川の長さが短い傾向があり、地形的に水が丘陵のすぐ傍にある集落や、海、川に流れる傾向がある。加えて両岸の堤が地震で低くなり、そのために川の水が直ぐ増水して道路上に溢れるようだ。被害に遭われた方々は、諦めムードだったが、いずれにしても、こういう地域への支援を早く進めてあげないと「生きる夢も希望も無くなってしまう」のではないだろうか。
この不運な災害の中で、ほんの慰めと力になるのは、地元能登出身力士・大相撲の関脇大の里が千秋楽を待たずに昨日秋場所14日目にして2度目の優勝を決めたことだろう。すでに大関昇進確実の話が真実性を帯びてきた。成長株で素質もあるので、このまま力を付けて行けば、いずれ輪島関に次ぐ石川県出身の横綱の誕生も夢ではないと思う。
さて、何かと掛け声の大きい自民党総裁選と立憲民主党代表選の動きであるが、明日23日に立憲民主党、27日に自民党のトップが決まる。両党とも同じように候補者が揃って全国各地へ出向いて政策発表討論会を行っているが、現時点で自民党は小泉進次郎・元環境相が、立憲民主は野田佳彦元首相がリードしているようだ。
立憲代表選では、4人の候補者が正面から互いに論戦を挑むというシーンが見られない。これまでの自民党政権がやったことの粗探しと候補者相手に論戦を仕掛けるのではなく、自らの考えを述べるだけである。
小泉氏は自民党員間では優勢ではあるが、仮に決選投票になった場合、議員票確保の点で相手が石破氏であろうと、高市氏であろうと後塵を拝するのではないかと予想されている。小泉氏にやや翳りが見られるとして決選投票では、小泉氏と石破氏か、高市氏と石破氏か、と自民党内では考えている人が多いという。9人の中で、最も考え方の相違がはっきりしたのは、「選択的夫婦別姓」に関して、小泉氏は賛成し導入法案を国会に提出して1年以内の成立を目指すと前向きで、石破氏もややそれに近いのに対して、極右の高市氏は家族一体とした「氏」は残すべきだと断固反対して、保守派の多い自民党員の間では、高市派が多いのではないかと推察する。
立憲民主党代表選では、共同通信による党所属国会議員136人の聞き取り調査の結果では、1位野田43人、2位枝野30人、3位吉田22人、4位泉21位だった。同党でも過半数を獲得出来そうな候補者はおらず、2人による決戦投票に持ち込まれる可能性が高い。
問われるのは、実際に選ばれた後に約束した公約が実行出来るかどうかである。しかし、これまでの密室でいつのまにか後継が決まっていたのとは違い、一応考え方は国民の前に披歴した。実際に約束通り政策を実行出来たかどうかの判断は、我々国民の責任であると想う。
6340.2024年9月21日(土) ブログへのアクセス傾向から知る読書観
毎月恒例となった外部から私のブログへのアクセス数を1か月分まとめた8月の記録をGoogle社から送ってもらった。読まれた方がどんなテーマ、内容、或いは書き方に関心を持たれているのかを知る参考になるので、興味を持って関心を抱いている。
8月にアクセス数の多かったブログは、1位・2024年8月19日「サイパン玉砕のドキュメントに驚愕と感銘」、2位・22年11月21日「『週刊新潮』が悠仁さまの成績を赤点報告」、3位・13年9月30日「評価の分かれる盗作作家・山崎豊子さん」だった。
1位だったサイパン島のドキュメントは、私自身サイパン島の旧厚生省主宰の太平洋戦争戦没者遺骨収集事業に20年間携わり、玉砕の島で収骨作業の現場を訪れ、ご遺族、戦友会、現地の人びとから悲惨な話を随分聞かされていたし、毎年終戦記念日周辺には、太平洋戦争がらみのドキュメント番組が放映されるので、強い関心を持っている。とりわけサイパン玉砕に関しては、小学生時代に母の知り合いのご主人が玉砕された話を耳にして以来、いつまでも記憶から消えない。サイパン玉砕では、日本兵4万1千人、日本人住民1万人、現地住民1千人が亡くなった凄惨な戦闘だった。また、数日前には、ペリリュー島の惨劇に関するNHKニュースが流されたが、アメリカの資料公開によってこのほど日本兵の約1千体の遺骨が埋葬されていた場所が判明したそうで、いずれ遺骨収集団が派遣されることだろう。
2位の悠仁さまの東大進学問題については、世間一般の関心は高いかもしれないが、常陸宮家の私的な問題でもあり、あまり騒ぎ立てることではない。私自身記事を読んでいないので、あまり軽々にコメントすることは出来ないが、それにしても「赤点」とは、随分思い切った表現だと思う。皇室に触れる話題でもあり、もう少し穏やかに対応することが出来なかったものだろうか。
3位の山崎豊子さんの盗作問題は、やはり大分関心が高いと思われ、すでにこれまでに度々上位3位内にランク入りしている。実は、これまでの累積アクセスのトップは、山崎さんの盗作問題であるが、他にも作家に関して書いたブログが、山崎さんの盗作問題の外にもいくつかある。それぞれ関心を持って読んでいただいているようだ。例えば、2022年8月16日「つまらない新聞連載小説」は、この2年間に毎月のようにランク・インしていた。これは私が毎日読んでいた朝日朝刊の連載小説についてコメントしたものであるが、今連載中の湊かなえ作「G線上のアリア」も、まったく面白くなく、興味をそそらない。どんな読者がどの点に興味を抱いて読むのか、分からない。4月1日から連載を始めて、もう170回ほどになるが、バッハの名曲をテーマにしながら、音楽の匂いがまったく漂わず、ストーリーの行動範囲が狭く、伯母の介護や大掃除の話ばかりで些か辟易している。珍しくこの連載には挿絵がなく、その点も読みながら一休みするという余裕も与えてくれず、期末の今月末を以て途中であるが、読むのを止めようと思っているほどである。
近年読書する若者が少なくなったようだが、こういう読んでいて興味をそそらない小説が沢山書店に並ぶようになったことも若干影響しているのではないかと思う。余聞だが、かつてプロ野球の阪急黄金期を築き、その傍ら読書家としても知られた名将・上田利治監督が、多忙のシーズン中に年間100冊の読書をしたほどの読書家だったと仄聞していた。私自身真似てトライしてみたことがあったが、70冊がやっとだった。その私も加齢のせいもあり、最近は1か月に数冊読むのがやっとという体たらくになってしまった。情けない。これでは体力の衰えとともに知も衰えるばかりだ。
6339.2024年9月20日(金) あっぱれ! 大谷翔平選手、一気に「51-51」へ
今朝テレビでMLBニュースを観てびっくりした。ドジャースの大谷翔平選手が本塁打と盗塁をいずれも「50」達成の「50-50」へあと一歩の「48-49」まで来て、残り試合から推して盗塁ひとつはともかく、2本の本塁打の可能性は、五分五分との声が聞かれる中で、今朝その不安を一気に吹き飛ばしてくれた。「40-40」の時もサヨナラ満塁逆転ホームランを打って錦上花を添えたが、今朝の対マーリンズ戦の大活躍は並外れたもので、一気に「51-51」まで達成した。チームも12年連続でプレーオフ進出が決まった。
この試合の大谷選手は6打数6安打10打点、3本塁打2盗塁の目覚ましい活躍で、チームもマーリンズに20-4の大差で圧勝した。この勢いでワールド・シリーズへ進出して、何とかワールド・チャンピォンの座へ昇り上がって欲しいものである。
実は、今日の朝刊を見ていて一面には、「アメリカ、0.5%の大幅利下げ」、「兵庫知事 不信任」、「深圳 刺された男児死亡」、「東北新幹線 連結外れる」など気の重くなるような話題ばかりが取り上げられていた。その時突然テレビで目にした大谷選手に関する速報は、気分をすっきりさせてくれた。都内駅前をはじめ、各地で号外を配っていた。夕刊は一面に何枚もの写真入りで大きく扱っていたが、TV朝日の「報道ステーション」では、ゲストに栗山英樹・前WBC監督と松坂大輔・元MLB投手を迎えて放送時間の大半45分も費やしていたほどののめり込みようだった。
その一方で、新聞の二面以降に報道されていたのが、自民党総裁選と立憲民主党代表選である。一昨日には公明党の代表も15年間務めた山口那津男代表から石井啓一幹事長に禅譲という形で交代した。
自民党総裁選候補者9人の内、やや優位にあると予想されているのが、小泉進次郎、石破茂、高市早苗3氏のようだが、小泉、石破両氏は世襲議員であるが、高市氏は自力で今日の地位まで登って来た。それだけに実力者であることは間違いないと思う。しかし、個人的には彼女の平素の極右的な言動からどうも「第3次世界大戦へまっしぐら」の印象を抱かされ、とても支持する気持ちにはなれない。国のリーダーである首相の器かと問えば、とても危うくその器ではないと思う。それはこれまで散々右翼的な過激な言動を繰り返してきたからである。常々国防力の強化と言い、防衛費の増額を訴え、憲法改正はもちろん自衛隊の明記をして自衛隊を増強することを主張してきた。どうしてこれほど極右的言動へ走るのか。戦争の実態、怖さというものをまったく知らないからだということは明らかである。靖国神社への参拝に積極的で、目の前の戦争の最前線にいることをアピールしているかのように受け止めさせられる。臨場感で戦争を知らないこういう人たちは、せめて1度でも好いから戦地で行われる戦没者遺骨収集事業の仕上げに挙行される焼骨式に出席して、遺族が涙を流して泣き崩れる悲しい光景を目に焼き付けたら良い。
高石氏本人も首相への絶好のチャンスと考え、やや勇み足的な行動が見られる。今回の総裁選でも総裁選選管が「裏金問題」のイメージを拭うために自粛を促していた選挙戦でお金をかける行為で、他の候補者が誰もやらなかった全国の自民党員へ政策リーフレットを郵送したことである。他の陣営からは「抜け駆け」とか、「ズル」と言われている。選び抜かれたような人物が最後の決戦に挑む場で、敢えてルールを冒す人物を日本のリーダーに選ばれるようなことはあるまい。
個人的には高石、茂木氏以外の候補者の間で、新総裁が決まることが望ましいと思っている。
6338.2024年9月19日(木) 斎藤兵庫県知事、不信任案可決される。
昨日中国深圳で日本人学校の小学4年の男児が母親と登校途上、中国人の男に刃物で襲われ病院で手術をしたが、今日死亡したとのニュースが伝えられた。今年6月にも日本人学校用通学バスが中国人に襲われ、母子がケガをし、庇った中国人女性が殺害されるという悲惨な事件があったばかりである。
昨日は、1931年柳条湖において関東軍による満鉄線路爆破事件により満州事変が勃発した日である。中国にとって屈辱的なこの日を「国恥の日」として、今も反日的な動静が各地で窺える。この日本人男児も中国人による恨みつらみの煽りを受ける結果になった。それにしても幼い無防備な子どもを暴行するような残虐事件が2件も連続して起きるとは、中国人にはそういう人情とか、弱いものを守るような気構えがないようだ。そのことは、日本政府が中国に対して逮捕された中国人容疑者の動機などについて報告を求めているが、6月の場合と同じように個別の事案という、被害に遭ったのが偶々日本人の子どもだったという都合の好い逃げ口上を述べただけだった。最近の中国らしく常識も、礼もない、非情な答弁である。現地の日本大使館や総領事館などでは、中国在住日本人家族に対して安全対策などの周知を徹底させるよう連絡を密に取るようだ。
さて、イスラエルのパレスチナ・ガザ地区への攻撃が相変わらず熾烈さを増しているが、一昨日隣の国レバノンの首都ベイルート市内で、ここを拠点にしているイスラム派シーア派組織ヒズボラのメンバーが使用するポケベルが、各地で同時に爆発して子どもを含む9人が死亡した。ポケベルの爆発は、ベイルートや複数の地域で、同時に発生した。イランの駐レバノン大使を含む約2,800人が負傷したという。ヒズボラは当然のように復讐を誓った。
この事件のとばっちりを食ったのが、台湾である。そのポケベルとやらが台湾製だったと発表された。ところが、台湾のメーカーにより実際に爆発したポケベルは、ブタペストにある企業が生産、販売しているものだと公表された。その上、今日になってヒズボラ戦闘員が使用していたトランシーバーが一斉に爆発する事件が起きた。レバノン保健省は、これら爆発によって20人が死亡、450人以上が負傷したと発表した。気になったのは、この爆発事件を起こしたトランシーバーが日本の「ICOM」社製だということである。日本の無線機メーカーの「ICOM」社では、このモデルは10年前に販売を終了したと説明し、偽造品防止のためのシールが貼付されていないし、海外輸出用には厳格な輸出管理が課せられているので自社製とは言えないと語っている。
それにしても世界中に反戦の空気が広がる中でどうしてイスラエルは、こうも好戦的な動きをするのだろうか。いずれにせよ一連の爆発は、ヒズボラと交戦しているイスラエルによる工作の可能性が高いが、イスラエル政府はこれについては何らのコメントもしていない。
ところで、先日来斎藤元彦・兵庫県知事のパワハラ言動が大きな波紋を広げている。今日知事に対する不信任案が、県議会へ提案され、県議員の5つの会派すべての議員86人が不信任案に賛成し、可決された。これで斎藤知事は辞職するか、10日以内に県議会を解散するか、判断を迫られることになった。県議会を解散すると再び県会議員選をおこなわなければならないが、その費用だけでも約16億円もかかると見られている。一説によれば、知事選にも約18億円がかかると言われている。都道府県議会が不信任案可決により解散されたことは過去に1度もない。あまり芳しいことではない。知事もこの際未練を捨てさっさと消えたらどうだろう。