ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

ブログ一覧

5367.2022年1月21日(金) 高齢者には格別厳しい世になった。

 新型コロナウィルスの感染拡大が始まってから、一部を除いてほとんどの産業が不況をかこっている。各企業は観光業界や飲食業界を主に赤字経営が続いている。当然のことながら赤字では従業員の賃金を上げるわけには行かないことは理解出来る。この機会につけ込んでと言っては語弊があるかも知れないが、厚生労働省は今日公的年金の支給額を前年度より0.4%引き下げると発表した。突然一方的に言われて困るのは、受給者である後期高齢者である。年々少子高齢化が進み、将来的には高齢者への支給額が不足し、若い世代にそのツケが回って来るとは近年言われ続けていることである。

 しかし、高齢者としての立場から言い難いことではあるが、調査に調査を重ねて一度決定した高齢者との約束事である法令を、いとも簡単に「財源確保と若者世代へのしわ寄せを回避するために」法令を変更することに何のためらいもないとは些か神経を疑いたくなる。年金の安定的な維持のために成すべき検討と精査もなしに、1官庁が独自に決めても良いのだろうか。将来を見据えて公的年金の財布を潤沢にしようと、確か20年前ごろから反対を押し切ってまでしながら公的年金準備金を株式投資に運用した。そのために「年金積立金管理運用独立行政法人」なる公的法人まで設立した。結果的には財政出動による大幅な株高に支えられ、法人は大きな黒字を出すことが出来た。その利益幅とは、昨年度だけで実に37兆8千億円である。それでいて若者の給料が上昇せず、彼らから公的年金費の徴収が厳しいとして高齢者への年金給付を前年度に比較して0.4%引き下げると発表した。2年連続の年金支給引き下げである。厳しい生活を送っている高齢者家族にとっては、有無を言わせず年金支給額を低減すれば、彼らには救いの手がない。

 近年高齢者への対応は厳しくなっている。今年10月からは高齢者医療費もいままでの1割負担から倍増の2割負担になる。これも少子高齢化をひとつの理由にして、若者への負担を軽減して高齢者に少しでも多く負担してもらおうとの姿勢がミエミエである。

 うっかりしていて気付かなかったが、2021年確定申告の準備をしていて住民税の値上げに気付いた。年金に比べれば些細な金額ではあるが、昨年から今年にかけての値上げ率は、実に3割である。子どもや若者への手当や教育支援は、堅実に行われているようだが、高齢者には、こうして外堀を固められ少しずつ身を切らされている。果たしてこのまま行ったら、福祉国家と言えるだろうか。

 さて、コロナであるが、今日も感染拡大の波は収まらず、東京都では9,699人が新規感染し、過去3日連続で過去最多となった。大阪府でも過去最多の6,254人となり、全国でも4日連続で過去最多の41,669人となった。イギリスでは、若干拡大の波が弱まったとして規制を緩和した。これまでのマスク着用義務化を解除したが、果たして大丈夫か疑問の残るところである。恐らく行動にとかくの噂があるジョンソン首相が、自邸内で毎週開いていた不謹慎なワインパーティに与党内からも辞任の声が上がっており、その矛先を避けるためではないかと見られている。

 いずれにせよこのコロナ禍は何としても終息させ、再び自由な生活が送れる世の中に戻さなければいけない。それまで、あと何日か、はたまた何年か?

2022年1月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5366.2022年1月20日(木) 大寒に愚かなホリエモンのツィッター

 今日は大寒である。クリニックへ出かけたが、本当に寒かった。1年の内でも最も寒い1日である。北海道上川地方の朱鞠内では、-27.7℃を記録したというから、その寒さは想像も出来ない。私自身最も厳しい寒さを体感したのは、1992年10月下旬にロシアのチタを訪れた時だった。夕方には-18℃になっていた。身体が凍り付くような感じで長く外を歩く気力はなく、すぐホテルへ引き返してしまった。あの時は初めて氷の世界へ足を踏み込んでしまったような感じだった。他にも半世紀以上も昔、北アルプスの冬山を登った時より実感としては寒かったような印象だった。北海道や雪深い地方に住む人びとは、この寒さの中を毎日吹雪とも闘いながら生活している。大変なご苦労だと思っている。

 コロナは今日も全国で猛威を振るっている。今日は28都県が過去最多で、全国的にも昨日に続いて過去最多の41,699人の新規感染者が出た。毎日増える新規感染者対策として、各都道府県自治体は「まん延防止等重点措置」の実施に当たっては、経済活動の低下を恐れている様子が読み取れる。政府も極力国民に負担をかけないよう自治体と協議しながら、その実行を支援する腹である。

 コロナとともに政府は気がかりだったトンガの噴火に対する支援を検討していたが、昨日やや遅ればせながらも支援を公表した。日本の支援の中身は、何とすでに公表されたアメリカや中国を遥かに上回る緊急無償支援資金援助100万㌦(約1億1,500万円)で、金額にして両国より10倍も多い。南太平洋諸国に対して「一帯一路」に乗っかって更に影響力を強めようとする中国、南太平洋諸島に対してあまり関心のないアメリカの鼻を明かした日本の支援である。今晩支援物資を積んだ航空自衛隊輸送機がトンガへ向けて飛び立った。

 さて、IT事業、ライブドアを立ち上げて実業家として名を成した「ホリエモン」、こと堀江貴文氏が、昨日ツィッターでこんなふざけたことを漏らしていた。

「北朝鮮を馬鹿にしすぎだな。日本が技術的優位で北朝鮮はすげー下に思ってるのがウンコ。そして自分は日本人ってだけで優位だと思ってる低能力者。北朝鮮にも沢山頭いいやつる。そして金正恩は賢いよかなり。リーダーシップ込みだと正直岸田さんより優位かも」。

 全般的に何を言おうとしているのか、真意のほどはよく分からないが、北朝鮮がミサイルを度々発射したことで、金正恩・朝鮮労働党総書記を批判した日本人に対して、思い上がった嫌がらせの小文である。脱字も目立ち、文脈にも問題ありだが、かつてプロ野球界への進出を目指すなどして、日の出の勢いだった当時の甘酸っぱい想い出が忘れられないのだろう。偶々今日北朝鮮は世界中が断固反対する核爆弾の再開発を示唆した。ホリエモンは世間に対して何を言いたいのだろうか。世間に思いを発信するにしては、些かひねくれて常識外れのような気がする。自分を何様と思っているのだろうか。宇宙へ自ら作ったロケットで一番乗りをしようとロケットを開発したが、つい最近「ZOZO」の前澤友作氏に先を越されてしまった。

 それにしても世界を騒がせるような核弾道ミサイルを発射するような、金正恩を持ち上げるなどこの小文はお遊びのつもりだろうが、その短い文からは「知」のかけらも感じられない。人騒がせな人物である。堀江氏こそ「ウンコ」であり、「低能力者」である。時が経てば、人も変れば変わるものである。

2022年1月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5365.2022年1月19日(水) 大変だぁ~。コロナ感染者過去最多

 新型コロナウィルスの感染拡大が止まらない。昨日は大阪府の新規感染者が過去最多の5,396人で、全国的にも過去最多で3万人を上回り、政府は「まん延防止等重点措置」に首都圏の1都3県や、東海3県などを合わせて13都県を対象とすることに決定した。そこへ何と今日は東京都で過去最多の7,377人、大阪でも昨日を上回り6,101人が発症した。全国的にも昨日を上回る過去最多の41,485人となった。大変な膨張である。

 それでも世界的には、アメリカのように連日60万人超、イギリスの10万人超、フランスの23万人超、ブラジル30万人超のように桁違いに多い国に比べれば、まだマシと言えるのかも知れないが、一向に先が見えず、終息の見通しも立っていない。空恐ろしいことである。

 国内ではこのコロナに加えて、トンガの火山噴火の話題が大きく取り上げられている。トンガでは30を超える島々に島民が住んでいるというが、その中には全住宅が倒壊した島もある。通信施設が破壊されて、現地の状況が中々伝えられなかった。幸い次第に状況が伝えられるようになったが、それによると津波の高さは最大で15mに達したという。また、火山灰が周辺に降り積もり標高の低い島では全住宅が倒壊した。案じられていた首都ヌクアロファ空港の滑走路上にも火山灰が積もって航空機が着陸することが出来ず、支援物資は届いていない。ミュージーランド政府は、緊急に飲料水を艦船で届けるというが、前途多難な状態である。

 日本政府はコロナ対策で頭の中は一杯のようだったが、遅まきながらトンガへの支援を公表した。東日本大震災の折に、被災地にいち早く義援金を送ってくれた、トンガの人びとの親切と好意に酬いるためにも当然である。

 さて、今日セルビアに住んでいる友人の山崎洋さんからメールをもらったが、先日日本のメディアがアメリカ・メディアに沿う傾向があることについて、報道の不平等だとご尤もなことを伝えてくれた。

 今日は全豪オープンに出場を拒否されて帰国したセルビアのノバク・ジョコビッチ選手についてのコメントである。ジョコビッチの立場を同じセルビア人として擁護するのは、当然でもあるし理解出来る。それにしても腑に落ちないのは最初に入国を拒否され、ジョコビッチが裁判所に訴えたら主張が認められたことである。それで出場出来るのかと期待していたら、オーストラリア政府がこの判決を無視して、入国を認めずビザを無効とした。これに関して意外にも上級裁判所がジョコビッチの申し出を退けた。この辺りは政治的な匂いが強い。その後話題が世界中に広がり、彼の今後の活動も制約されそうな雲行きになってきた。ジョコビッチは、仮にも全豪優勝9回を誇り世界ランク1位で、世界でトップ・レベルの選手であり、これから全英、全仏、全米と世界の4大タイトルが開催される中でその活躍の舞台が制約されそうだという。コロナの2回の予防接種を義務付けられているにも拘わらず、それを拒絶していたことが原因のようだが、それに対しては他に対処法がある筈である。これほど優れた選手の出場の機会を奪ってしまうのは、気の毒でもあり悲しいことでもある。ジョコビッチ個人にとってばかりでなく、世界のテニス・ファン、スポーツ・ファンにとっても勿体ないことである。何とか、再びコートの上で活躍する機会を与えることが出来ないものだろうか。

2022年1月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5364.2022年1月18日(火) 通信遮断のトンガへの支援

 15日南太平洋のトンガ島で起きた海底火山の噴火は今までに見られなかった特殊な噴火のようである。津波や火山灰による物損が激しいが、幸い人的被害は現在までのところ3人止まりで、これほどの大噴火の中で少ないようだ。しかし、いずれ犠牲者の数が報告されるようになるだろう。一番困っているのは、通信がほぼ遮断され、外国との連絡が取れないことのようだ。海底ケーブルが破壊され、その復旧には約2週間かかると見られている。

 トンガの人びとにとって困るのは、現地の人びとの飲料水は普段雨水を頼りにしているせいで、現実的にはその確保が重要であり、支援物資としていかに飲料水を得られることが出来るかが難題である。水と食料の支援をしなければ、やがて島民は飢えてしまう。昨日ニュージーランドとオーストラリアの哨戒機が上空まで飛んだが、引き返した。空港の離着陸に問題はなさそうだが、着陸に本当に支障がないかどうかを注意深く調べる必要がある。それにしても通信回線が不通では、これも中々大変である。

 トンガは親日的な国で、東日本大震災の際には率先して義援金を被災地に届けた。今度は日本がトンガを支援する時である。トンガはラグビーも盛んで2019年に日本で開催されたワールドカップにも、オセアニア地区の代表としてサモアとともに出場した。次男が高校でラグビーをプレーしていた当時、大学では大東文化大が強く大学選手権で優勝したが、その中心選手として活躍していたのがトンガ出身のシナリ・ラトゥー選手であり、そのプレーは迫力があった。

 これまで旅行会社に勤めていたころ、旧厚生省の太平洋戦争戦没者遺骨収集事業にほぼ20年間に亘って携わっていて、トンガは行ったことがないが、中部太平洋と南太平洋の激戦地だった島々には何度となく訪れた。小さな島国は陸地とは地形や自然環境が大分異なり、まだ住民も素朴な人々が多い。島には大都市がなく、鉄道や高速道路、大工場がないせいか、静かで気持ちが落ち着くような気がした。空気が澄んでいて自然そのものが手に掴める感じだった。1日も早く住民が元通り安心して生活できるようになることを祈っている。

 さて、昨日衆議院では150日間の会期で通常国家が開かれた。岸田文雄内閣にとっては初めての国会召集である。これまでの安倍元首相、菅前首相に比較して割合人の意見を聞く姿勢が国民に受け入れられて、内閣支持率はほぼ50%に達している。このまま支持率が低下しないよう全力で国民のための政治を行って欲しいものだ。

 今年は参議院選挙をはじめ、全国各地で自治体の選挙の年でもある。特に沖縄では、今年本土返還50周年を迎える。その沖縄で今月名護市長選、9月に県知事選、11月には那覇市長選が行われる予定である。コロナ禍により在日米軍基地に対する県民の不満が強まっている折でもあり、反自民の意識が強い県政に岸田自民党は、多少なりとも歯止めをかけることが出来るだろうか。今年の沖縄は、全国的に注目されることであろう。

 夜になって驚愕的な情報が入って来た。今日新型コロナウィルス新規感染者が、全国で初めて3万人を上回り、過去最多の32,197人となった。いよいよ第6波もこのまま急拡大するのだろうか、心配でならない。いつになったらこの暗闇から脱出することが出来るのだろうか。

2022年1月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5363.2022年1月17日(月) 阪神・淡路大震災から27年

 阪神・淡路大震災発生から今日で27年を迎えた。これまで地震に遭遇した人たちから随分地震に纏わる話を聞いた。マグニチュード7.3というから、東日本大震災をしのぐ強力なものである。地震が発生したのは、午前5時46分だったが、それから3時間ほど経ったころ、学校へ行こうとした次男が、受話器を持って慌ただしく外人から電話だよと私に手渡した。驚いたことに地球の裏側ブラジルのリオデジャネイロから知人のアリンドさんがこの地震のニュースを聞き、私の身内に犠牲者はいないか心配してわざわざ様子を尋ねてくれたのだ。リオは夜だったが、そんな中で敢えて電話をくれたのだ。身内に誰も犠牲者はいないと言うとすぐに電話を切ったが、この情深く思いやりのある行動には、胸が熱くなったものである。この一部始終については、昨年上梓した「八十冒険爺の言いたい放題」に1項目設けて「リオのアリンドおじさん」の行動として紹介した。阪神・淡路大震災と言えば、すぐ思い出すのはアリンドさんのことである。拙宅にも来てくれ、日光と箱根にも一緒に行った。エジプトのピラミッドで知り合って以来半世紀にも及ぶ交流だったが、あの優しかったアリンドさんも数年前に冥界へ立たれてしまった。

  その後業務で淡路島の地震震源地にある野島断層の傷跡を訪れたことがある。今では北淡震災記念公園として上下にずれた断層にそのまま屋根を被せて記念館として保存されているが、私が訪れた時は、まだ野天だった。

 地震発生の10年前の1985年秋、旧文部省主宰兵庫県海外教育視察団にお供して16日間アメリカ各地の教育機関や学校を訪問したが、その後同視察団は毎年のように同窓会を開いた。そして団員の中には、この大地震に巻き込まれた先生がおられたことも分った。幸い犠牲者は出なかったが、怖かった話をジェスチャー交りで話してくれた。中には身体が自室内で端から端まで飛ばされたとゾッとするようなストーリーを話された先生もおられた。

 昨日のトンガ火山噴火とい、この阪神・淡路大震災とい、突然襲って来る自然現象では事前に防ぎようがない。私は、1999年トルコで1万7千人の犠牲者を生み、20世紀最大とも言われるM7.6のイズミット大地震に遭遇し、怖い目に遇っているが、幸い体を傷つけられたことはない。

 ついては、昨日の本ブログに自然災害であるトンガの火山噴火について書いたが、国連決議違反である弾道ミサイルを発射させては、外交を有利に進めようと企んでいる北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記に触れた。ところがこの御仁は、今日午前またしても今年4度目のミサイルを日本の排他的経済海域外へ打ち上げた。しかも2発である。どうしてこんな危険なことをおもちゃでも楽しんでいるような気持ちで打ち上げるのだろうか。とても普通の神経の持ち主とは思えない。

 自然災害は人間の手では防ぎようがないが、人的災害を防ぐ手段はいくらでもある。ただ、それでも自我を押し通して、多くの人びとを苦しめようとの常識外れのおバカさんが政治の実権を握っているからどうしようもない。プーチンも習近平もおバカさんを見習わないことを望むものである。

2022年1月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com