ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5381.2022年2月4日(金) 北京冬季オリンピック開幕

 今日は立春である。暦の上では春になった。北京では冬季オリンピックの開会式が開かれた。この開会式には新疆ウィグル族民主化への弾圧に対する抗議を込め、西側首脳が外交ボイコットをしたが、欧米諸国の反対の声を押し切ってグテーレス国連事務総長が出席されたようだ。冒頭に中国国旗・五星紅旗を何人ものリレーで手渡しして掲揚台に掲げ、中国国歌を斉唱していたが、東京大会ではコロナ感染を警戒して斉唱はなく演奏だけだった。ゼロコロナはどうなったのか。入場式を観ていて、かなりアフリカや中南米諸国の参加が目についたが、どんな種目に参加するのだろうか。一般の観客は入場させず、厳しいゼロコロナ策で対応している。また、ロシア選手団が入場したが、ロシアは出場を認められていない筈ではなかっただろうか。

 この冬季大会も回を重ねるごとに、日本は力をつけ、獲得メダル数も着実に増えていく。今大会も取らぬ狸の皮算用で早くも獲得メダル数の予想が見られるが、日本選手の活躍を期待したい。

 開会式としては、今流行りのITを駆使したカラフルな光線などで華やかさを演出したり、後から後から洒落たパフォーマンスが表現され全般的に洗練された演出だったと思う。難点を言えば、スタジアム内が暗いせいと、観客が少なく寒々とした雰囲気のせいで全体的に隙間風が吹くようで、スタジアム内の一体感があまり感じられなかったことがやや惜しまれる。。

 地元の中国では、昨日春節に入った。例年だと国中が民族移動のように10億人単位の人びとが故郷へ里帰りをするが、今年は昨年に続き新型コロナウィルスの影響で移動もままならず、例年に比べれば静かである。

 ところで、今日の朝日朝刊に建築家・安藤忠雄氏の手術歴、病歴を読んで驚いた。安藤氏は現在80歳だが、バリバリの現役で立派な作品をいくつも残し、今も創作活動を続けられている。何よりびっくりするのは、がんで2度に亘り手術をして、5つの臓器を全て摘出したとても信じられないドキュメントである。今も毎日インシュリン注射を打っていてこれが厄介だとぼやいている。これだけの手術を受けて元気に生きていられることこそ信じられない。臓器が「ないなら、ないように生きる」と逞しい言葉を述べておられ、1日1万歩を歩き、昼食は1時間かけて食べ、その後は読書をしながら休憩を取り生活のリズムを整えているという。これほど逞しく生きて行ける人はあまりいないように思う。

 安藤氏は家庭の事情もあり、十分な学校教育を受けられず、建築に関する知識はすべて独学だというからすごいと思う。安藤氏が人生で感銘を受けたというか、生きるヒントを得たのは、20代のころ初めてヨーロッパを旅して、ローマのパンテオンで天井を見上げたら円形の穴があり、そこから光が入っていたことに気付いたことだという。私自身もこのパンテオン内で頭上から日光が入り込んでいるのを不思議な感覚で見ていたものである。格別エモーショナルなことはなかったが、20代で海外を歩いて行動することは、何かに感動し夢と希望を感じるものである。

 さて、昨日の本ブログにロシアが北大西洋条約機構(NATO)に対してウクライナがNATOに加盟しないことを保証するよう要求し、そのためにウクライナ国境周辺でのロシア軍による威嚇を非難したが、今朝の朝日社説でも同じ論調で、「『ウクライナ危機』ロシアの主張は通らぬ」と訴えている。但し、社説ではアメリカの責任も重いとアメリカを批判もしている。というのは、アメリカが旧ソ連時代に結ばれた中距離核戦力全廃や、迎撃ミサイル制限の条約を失効させたことが、ロシアの疑心暗鬼を強めたからだと主張してもいる。それでも、現状は第2次世界大戦後ヨーロッパにおける最大の危機とも言える。

2022年2月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5380.2022年2月3日(木) 不穏なウクライナ情勢とコロナ感染者10万人超

 今日は節分である。神社の豆まきもかなり制約され、いつものやり方とは大分様子が違うようだ。「福は外、鬼は内」となった感のある新型コロナウィルスの感染拡大の下で、今日コロナの新規感染者は、全国で初めて10万人を突破して104,464人となり、昨日に続き過去最多となった。当分先の展望が開けない。コロナ感染拡大の影響を受けて、いずこの企業も不景気を囲っている中でソニーが、今年度3月期に対前年比25.6%増の1.7兆円の史上最高の利益を計上する。ソニー・グループの時価総額は約17兆円で日本企業の中では、トヨタに次いで第2位である。本業の家電商品が売れたことに加えて、意外にも映画事業で「スパイダーマン」の新作がヒットしたことが利益を積み上げた。

 さて、最近ウクライナ情勢が、ロシア軍によるウクライナ国境周辺へ10万人もの軍隊を集結させたのに伴い、猶予ならぬ事態になりつつある。戦火を交えるのを避けるために、ロシアと北大西洋条約機構(NATO)加盟国の首脳会談が行われているが、お互いの出方を探り合ってけん制するばかりで事態は一向に収束する気配がなく、一触即発の状況は変わっていない。

 そもそもロシアの要求は、第三者から見てもNATOには受け入れ難いものだ。旧ソ連の連邦国家だったウクライナが、NATOへ加盟することによって西側陣営に傾斜するのを阻止したい気持ちがあるのだろうが、他国がどんな条約を結ぼうと、本来ロシアが口を差し挟む筋合いではない。ウクライナ自身が自国の立場から決めるべき問題である。ロシアがNATOに対してウクライナをNATOへ加盟させるなと言ったところで、これこそ内政干渉である。ただ、ロシアの心情としては旧連邦が続々とNATOへ加盟して欧米に同調するようになることは、自らの安全が脅かされることになり、ロシアはその動きに釘を刺してウクライナをNATOに加盟させないよう抵抗しているのだ。

 ロシア軍がウクライナ国境周辺に集結していることに対して、アメリカは3千人の部隊をウクライナ周辺国へ派遣することを表明した。ロシアは30年前ソ連崩壊の際に当時のゴルバチョフ大統領とアメリカのレーガン大統領が会談した折に、レーガン氏はゴルバチョフ氏に対してアメリカはウクライナに手を出さないと口約束したことを、今になって言い出しているようだが、当時と今では状況も変わったし、あくまで口約束でもあり、これは正式に条約の1項目として締結していなければ、無効に近いのではないだろうか。

 偶々明日北京で冬季オリンピック開会式が行われるが、ロシアのプーチン大統領が、中国政府から招待され出席の予定とされている。そこで習近平・国家主席とプーチン氏が対米政策を話し合うとともに、ウクライナ情勢に対する中ロ協調路線を打ち出そうと受け取られている。だが、ロシアは国家ぐるみのドーピング事件により、国際オリンピック委員会(IOC)から北京大会への出場を認められておらず、それを知りながら習主席が招待状を送り、それを受け取ったプーチン氏がどんな気持ちで開会式へ出席する気持ちになったのだろうか。北京オリンピックにもいろいろな隠し玉があるようだ。

2022年2月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5379.2022年2月2日(水) 日本外交は欧米と公明党に忖度?

 昨日衆議院本会議で中国の新疆ウィグル自治区などでの人権侵害を非難する決議を採択した。ところが、どう見ても中途半端な決議である。実際は非難声明であるが、非難という言葉を使わず。中国という具体的な国名も出さず、人権侵害という表現もなかった。誰が目を通しても中国政府に対する非難決議であることは明確である。そもそもこのような声明書を発すること自体、アメリカなど欧米先進国に配慮したものであり、声明自体は相手国中国政府にある程度配慮したものともなった。「中国の新疆ウィグル自治区など」とぼかした表現も、新疆ウィグル自治区の他にチベット、内モンゴル自治区、香港を指している。かつては考えられなかったことだが、国名を記さなかったことについては、日本共産党も不満を募らせている。今では日本共産党は、真の共産主義に背を向けている中国共産党と手を切った。自民党対中強硬派議員もこの声明には納得していない。そこには公明党への配慮が露骨に読み取れる。公明党は、表向き中国は最大の貿易相手国であり、中国との外交問題になっては好ましくないと言っているが、今年50周年を迎える日中国交正常化は、公明党の支持母体である創価学会の池田大作名誉会長が訴えた事案であることから中国への配慮を訴えたのである。

 いくら中国政府という表現を使用せずとも、相手国の中国は自ずから分かり、即座に日本に対して厳正に抗議してきた。中国は更なる措置を講じると報復措置の検討にも言及している。どうも素人がやるようなことで、事態を一層紛糾させている。こういう外交的言動を拙速外交というのだ。

 さて、相変わらず新型コロナ旋風が日本を襲っている。今日も全国で新規感染者数が94,930人を数え、初めて9万人を超えて過去最多となった。東京都でも初めて2万人の大台を超えて、21,576人となり過去最多となった。今日は、北海道、京都府など18都道府県が過去最多を記録した。その勢いは一向に収まる気配がない。その東京がコロナ患者用ベッドの使用率が、50%を超えたら緊急事態宣言を政府に要請すると小池知事は言っていたが、今日その利用率が51.4%となった。これにより緊急事態宣言が発出されたら、またもや日本経済に大きな打撃を与えるだろう。

 中でも観光業界は、最も厳しい影響を受ける。外国人旅行者を扱うインバウンド業では、日本政府がコロナ水際対策で外国人の入国を制限しているせいで、この2年間の低落ぶりは目に余る。3年前2019年の外国人入国者は3,118万人だった。それが2020年は86.2%減の430万人にまで落ち込み、昨年2021年は更に91.8%もの大幅な減少となり僅か35万人にまでなった。しかも、7,8月にはオリンピック、パラリンピックによりやや入国者が増えたことがあるが、通年の感覚では毎月1万人程度の入国者しかなく、1966年以来の低水準である。例え、今コロナが終息したとしてもこのインバウンド客を3年前のレベルにまで回復させるのは、並大抵のことではなく相当の時間を必要とするだろう。心配なのは、今もコロナがインバウンド客を減少させている事実である。かつてインバウンドを扱ったこともあるので、どうも気持ちがすっきりしない。

 今日も快晴である。このところ雨が降らないので、庭の樹木や地面の苔が涸れているように思えた。当分雨が降りそうもないので、1か月ぶりに散水した。地面に水が沁み込み苔も息を吹き返したようだ。面倒ではあるが、日ごろから鶯やシジュウガラがやって来てうっとりさせてもらっているので、そのくらいのことはしないといけないと自戒している。気分的にもすっきりし、庭の木々も蘇ったようだ。

2022年2月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5378.2022年2月1日(火) 石原慎太郎氏死去とミヤンマー・クーデター

 昼食を終えた時、テレビニュースの速報が伝えられた。元東京都知事で、且つ湘南高校の先輩だった石原慎太郎氏がすい臓がんのため亡くなられたと思いがけない知らせだった。享年89歳だった。今から10年ほど前に政界を引退され、最近は体調も思わしくないと耳にしていた。

 石原氏の名前を聞くと遠いながらも若干ある接点を想い、感慨深く思っている。初めて政治家であり、芥川賞作家でもあった石原氏の名を聞いた時は衝撃的だった。1956年春、高校2年生の時担任教師から、「今度『太陽の季節』で芥川賞を受賞した石原慎太郎君は君たちの先輩だよ」と聞いてびっくりしたものだ。その後2014年に、ミクロネシア・トラック島酋長だったアイザワ・ススム氏を主役に、森喜朗元首相、湘南高と慶大野球部の主将を務めた佐々木信也氏を準主役にして、「南太平洋の剛腕投手」を上梓するに当たり、佐々木氏のご紹介で当時衆議院議員だった森氏の事務所へともに伺った際、秘書官から今来客中なので少々待って欲しいと言われた。来客が帰られてから森氏から、その来客とは石原氏だと聞いた。そこで佐々木氏と私が、折角だからお会いしたかったですと森氏へ話したところ、森氏は、そうか、学校が一緒だったよね、と応えられ、石原氏とはニアミスとなってしまった。その拙著には石原氏と佐々木氏の高校時代のことから、佐々木氏が慶應から当時発足したばかりのプロ野球・高橋ユニオンズに入団して、大活躍しながら新人王のタイトルを西鉄の稲尾和久投手に持っていかれたことに石原氏が不満を抱いたことについて書いた。石原氏と佐々木氏は、石原氏が1年年長だが、休学したために高校では同級生だった。

 最近の石原氏についていえば、昨年母校・湘南高校が創立100周年を迎えて、記念誌を発行したが、中に何人かの卒業生が母校とのつながりや思い出を綴ったエッセイが掲載されているが、そこに石原氏が「多感な青春時代」と題した個性的でユニークな興味深い玉稿がある。恐らく遺作になるのではないだろうか。当初記念誌が企画された段階で、石原氏は健康上の理由もあったのか、同窓会元会長から石原氏は執筆を辞退されたと伺い残念な気がした。しかし、多くの著名人を輩出したOBの中でも最も知名度も高く、個性的で知られた石原氏が書かないというのでは、「画竜点晴を欠く」のではないかとお話しして何とか石原氏に書いていただけないだろうかと持ち掛けたところ、元会長が再びご努力され石原氏から了解をいただき、母校について読ませる名文が掲載されることになった。

 他にも運輸大臣を務められたことがある石原氏は、国鉄が民営化されるに際して、JR東日本が旧国電を「E電」と呼ぼうとしたことに対して、下品で安易な呼称はやめろと怒鳴ったという。それから何年か経って、この件で朝日新聞浦和支局の記者と電話で言い争いをしたことがある。

 東京都知事としても、東京オリンピック招聘、東京マラソン実施、ディーゼル・ガソリン排出規制、尖閣諸島購入問題等々、数々の実績を残された石原氏だったが、大物俳優だった石原裕次郎の兄としても有名である。存在感のある天才兄弟だった。あの母校の大先輩・石原慎太郎氏のご冥福を心よりお祈りしたい。

 さて、石原氏のご逝去について大分スペースを費やしてしまったが、今日はミヤンマーでクーデターが勃発してちょうど1年になる。旧ビルマに関わって半世紀以上に亘り再三同国を訪れているので、思い込みも人一倍である。この1年間に貯めたミヤンマー関連の新聞記事の切り抜きもかなり分厚いものになった。ミヤンマー国軍の力による政権奪取により、アウンサンスーチー国家顧問をはじめ、多くの国民民主連盟(NLD)の民主派政治家が拘束された。ミンアウンフライン国軍最高司令官は、2020年の総選挙でNLDに大敗したのは、選挙に不正があったからだとして力で政権を奪い取った。これが世界中から民主化弾圧として非難されているが、軍事政権は現在もスーチー氏の身柄を拘束したままである。そして国民の間に人気があるスーチー氏を、収監している間に国軍管理の総選挙で、自らの立場の正当性を世界に訴えるつもりのようだ。

 世界中から非難され、経済制裁により庶民の生活は困窮し、軍の弾圧により、元のスーチー政権に戻る希望と可能性は、現状ではあまり期待できない。元々貧しいミヤンマー人の生活が行き詰まっては、国軍にとって元も子もないのではないだろうか。当分ミヤンマーの先行きが心配である。

2022年2月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5377.2022年1月31日(月) コロナで規制される自由と権利の分別

 このところメディアでは連日新型コロナウィルスに関するニュースが、かなりの時間を割いて報道されている。だが、首を傾げざるを得ないのは、世界のコロナ防止対策を見ても一部の国では規制を強化する一方で、隣りの国であっても規制を緩和する国も出ていることである。考え方と対策がバラバラなのである。ワクチン接種の義務化も国によっては物議を醸している。テレビの画像を観ても日本のように100%近くの人びとがきちんとマスクを着用している国もあれば、マスクを着用していなかったり、口だけマスクを着用して効果の程が疑わしい国もある。そこには、どうやら欧米のような自己顕示欲の強い民主義国家では、例えば法律によってマスクの義務化まで押し付けるのは、自由権の侵害との考えがあるからである。

 ワクチン接種率76%のフランスでは、残るワクチン未接種者に対する処分を強化した。マクロン大統領は未接種者を懲らしめるような強硬な発言までしているが、民主化と自由を標榜する国民性が必ずしも納得していない。それでも国民の6割が大統領の発言を支持して、フランス国民の国民感情は割れている。あまり国民の間に人気がなかったマクロン大統領も、4月に実施される大統領選を控えて、コロナ対策について積極的な発言が目立つようになり人気がぶり返してきたようだ。

 その他にオーストリアでは、18歳以上の国民に接種を義務づける法律を成立させ、未接種の場合は罰金が科せられる。イタリアでも50歳以上に、ギリシャでは60歳以上に接種を義務づけ、違反するといずれも罰金を科している。他方、アメリカでは連邦政府職員や医師らに接種を義務化したが、一般国民に対する接種は、連邦最高裁判所が認めないというから、接種の義務化は市民の権利と自由に反していると見ているのだろう。

 私は、この決定はナンセンスな面があると思っている。義務化は、ある面で肉体的に拒絶反応がある人は別にして、認められて然るべきだと思う。例えば、接種することによってコロナに感染しない可能性が高まるということは、他人へ感染させないことでもある。自分が感染を防止する手立てを講じることは、他への感染、コロナの流行を食い止めることでもある。コロナを防止するためのマスク義務化は、欧米社会の個人の自由の制約という考え方とは違うと思う。どうも国民の権利とか自由が、誤解されている。

 例えば、アメリカの銃砲社会が、銃の乱射、暴発により多くの犠牲者を生んできたことはアメリカ社会の病根となっている。銃の所持を禁止さえすれば、殺人事件は一気に減る。銃砲の所持は西部開拓時代から今以て続けられている。外から見れば、他の国では禁じられている銃保持を禁じれば、問題は解決出来る。実際間違いなく殺人事件は減る。それにも拘わらず、それが出来ないのは、銃の個人的所有を抑圧することが個人の自由の権利を抑圧すると考えるからであり、個人の権利の侵害であるとの自己都合の権利主張であり、他人へ与える影響についてはまったく無視している。実はそこには、銃砲製造会社から連邦政府や、国会議員へ巨額の献金が公然と行われている実態があるからである。

 個人の自由と権利は、あくまで他人に害を与えない範囲内での自由の行使である点が前提であり、その点で誤解と考え方に履き違えがあるように思えて仕方がない。

2022年1月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com