ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5396.2022年2月19日(土) ウクライナで戦争が始まるのか?

 どうもウクライナ情勢がただならぬものになって来たようだ。このところ連日のように、ロシアのプーチン大統領とヨーロッパ各国の首脳との直接外交交渉が交わされているが、お互いに一方も譲らず膠着状態が続いている。先日ロシアはウクライナ国境周辺からロシア軍を撤退させていると公表したが、直ちにそれは偽情報であるとアメリカ政府が警告した。その舌の根も乾かない内に、ロシア軍は国境周辺に最大19万人の軍隊に達したとアメリカが明らかにした。1月末時点から僅かの間に約2倍と急激に増えたことになる。ロシア外務省は、アメリカと北大西洋条約機構(NATO)に文書で合意する用意がなければ、「軍事的技術的な手段に訴える」とけん制し、一触即発の危機的ムードになってきた。

 昨18日アメリカのバイデン大統領が記者会見で、プーチン大統領は軍事侵攻の決断を下したと確信していると述べた。その理由として、ウクライナ東部で停戦違反が急増している他に、ロシアがウクライナは大規模な攻撃を仕掛けているとの偽情報を拡散させているのが、軍事侵攻を正当化するための下準備だと指摘した。この両国の関係が拗れるのは、ウクライナ東部にロシア系住民が多いことがある。親ロシア系の組織がウクライナ軍はこれらの地域に武器を配備し、攻撃の準備を整えていると警告してロシア系住民をロシアに避難させようとしている。

 どうして当事国の首脳は、すぐに「話し合いより力で」となるのだろうか。ひとつには、勝ち戦になれば、人気も求心力も高まり、国家のリーダーとして国を治めやすくなるということがある。プーチン大統領は、2014年にクリミア半島を力で奪ってから総選挙で圧勝した経緯がある。

 戦後77年となり、日本人の中にも戦争を体験した国民の数が次第に減り、戦争や戦争の怖さというものを知らない人が増えた。私自身の戦争体験としては、終戦の年、昭和20年に国民学校へ入学し、夏休みに終戦を迎えた。戦時中は、米軍機が飛来する都度けたたましくサイレンが鳴り響き、防空壕へ駆け込んだ。戦争の恐ろしさを子どもなりに身体全体で感じたものだ。その後ベトナム戦争中の戦乱地や第3次中東戦争の激戦地で、危機的体験をしたが、それが学生時代の60年安保闘争に参加し、憲法第9条の改定に反対している大きな理由である。今では国会議員もほとんどが戦争未経験者となった。それだけに国会に内に増えつつある憲法改定賛成者は、戦争の恐ろしさを知らない国会議員が多くなったからである。

 それは世界の政治指導者にしても同じである。注目のプーチン大統領ですら、まだ70歳にもなっていない。習近平も金正恩も戦争を知らない世代である。こういう政治家が国の権力を握り、外へ権力欲を発揮し出したら、地球上はどこも戦争だらけになる。

 戦争好きなプーチン大統領を何とか止める手段はないものだろうか。

2022年2月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5395.2022年2月18日(金) 北京オリンピックの話題いろいろ

 今日は北京オリンピックで目についたことを書いてみたい。いよいよ大会も終盤を迎えて競技もヒートアップしている。特に昨日は日本人選手の活躍も期待されていた女子フィギュア・フリーで、ROC(ロシア)のエースであるカミラ・ワリエワ選手の演技に注目が集まっていた。ドーピング事件で醜聞の俎上に上っていた彼女は、3日前SP(ショート・プログラム)で断トツ・トップだったにも拘わらず、この日フリーで5度も転倒し、総合で首位から4位に落ちメダルを逸してしまった。これで日本の坂本花織選手が4位から3位に繰り上がり銅メダルを獲得することになった。問題は、普通ではとても考えられないワリエワ選手の度々の転倒が、彼女の精神的ショックばかりではなく、滑走後に彼女を厳しく叱責したコーチの無情な態度や、ドーピングに関するロシア関係者の対応などが影響を与えたのではないかと詮索されている。この結果について、バッハIOC会長も批判しており、今後に尾を引くことになるだろうとの声が強い。

 その一方で日本は、女子スピード・スケート1000mに出場した高木美帆選手が今大会4つ目のメダルを「金」で飾ったことや、男子ノルディック複合団体で28年ぶりの銅メダルを獲得したことが高く評価されている。

 この他に興味深いことがあった。名古屋市内に住む千葉の小学校時代の友人から、先日珍しいメールが送られて来た。彼が商社で台湾に駐在していたころの部下だった何さんと仰る方の息子さん(ホーピンレイ選手)が、この北京大会開会式で台湾チームの旗手を務め、アルペン・スキーの回転競技に出場するという連絡だった。元々台湾ではほとんど雪は降らず、スキーはメジャー・スポーツではない。今大会の回転競技には活躍が期待される日本選手もおらず、テレビでは放映されなかった。その回転レースは一昨日行われ、残念ながらホーピンレイ選手は1回目で転倒し途中棄権という結果に終わった。しかし、台湾の選手がスキーで出場すること自体が珍しく、昨日の朝日新聞スポーツ欄に写真入り五段記事で大きく報道された。父親は日本に留学していた関係で、日本企業に勤務し、息子も度々野沢温泉で練習していた。今大会は無念の棄権という結果になったが、23歳の息子ホーピンレイ選手は、次回開催のイタリアのコルチナ・ダンペッツォ大会へ意欲を燃やしているという。

 コルチナ・ダンペッツオと言えば、1956年に冬季オリンピックが開催され、奇しくも日本の猪谷千春選手が、ホーピンレイ選手と同じ回転競技で3冠王オーストリアのトニー・ザイラー選手に次ぐ銀メダルを獲得したことで、日本でもよく知られている山紫水明の地である。2003年6月にこのアルプスの景勝地を訪れた時、ロープウエイの駅に猪谷選手の偉業を記念した日の丸がへんぽんと翻っているのを目にして誇らしく思ったものだ。ホーピンレイ選手にもイタリア・アルプス山中に五星紅旗ではなく、青天白日満地紅旗を掲げてもらいたいものである。それにしても国境を超えて今も昔の仲間と交流している友人の交友関係には「あっぱれ!」を呈したい。

 さて、新型コロナウィルスに関する好ましくないニュースが入って来た。オミクロン株が猛威を振るっているが、今日第2のオミクロンと言われるステルス・オミクロン(オミクロンBA.2)による市中感染が東京都内で初めて確認されたと、小池都知事が公表した。また、嫌な予感がする。

2022年2月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5394.2022年2月17日(木) 疑似社会主義国、中国・ロシア・北朝鮮の強権政治

 北朝鮮にとって今年は「偉大な年」だそうである。その理由は、昨日が金正恩・朝鮮共産党総書記の父・金正日の80回目の誕生日に当たり、4月15日が祖父・金日成の110回目の誕生日でもあるからだそうだ。こうして全国民を3代に亙る金一族への忠誠を求めることによって金正恩総書記に対する尊敬と服従を強めて、金正恩体制を盤石なものにしようとの企みである。テレビ放送を通じて金正恩の意思が国民に伝えられた。「対米強硬路線の全面対決により連戦連勝を続けている」との身勝手な言い分にしてデマである。いかに出まかせを言おうとも北朝鮮の経済は沈滞するばかりで、底辺の国民はひもじい生活に苦しんでいる。こんな金正恩体制を崩壊させなければ、いつまでも国民は救われないだろう。

 ウクライナを巡る問題ではロシアの独裁権力者プーチン大統領のひとり相撲が、ロシアと米欧諸国との間で危機一髪の状態をもたらしている。今日は、ロシアがウクライナ周辺のロシア軍を一部撤退させたと伝えるや、即座にアメリカのブリンケン国務長官は、それはウソで、むしろ国境周辺にロシア軍部隊が7千人に増強されていると反論する有様である。ここにも金正恩総書記と並ぶ独裁者の前後の見境がない言動が見られる。

 同じ社会主義を標榜しながら、実態はその正反対の覇権国家である前記2カ国に加えて、習近平が君臨する中国も同じような考え方と行動で、一帯一路政策を餌にアジアの途上国を手なずけつつ、新疆ウィグル自治区のウィグル族を弾圧したり、香港を一方的に中国化したり、南シナ海で公海を自国領土化して、その行動は傲岸不遜であり国際社会から厳しい非難を浴びている。

 日本に関しても最近身勝手なニュースがある。昨年12月中国国内で50歳代の男性が、スパイ容疑で身柄を拘束された。それとダブるような暗いニュースが今日伝えられた。それは2015年にスパイ容疑で拘束されていた70歳代の日本人男性が、死亡したという悲報である。日本政府が度々中国政府に対して身柄を解放するよう要請していたが、その都度無視され、今日最悪のニュースとして伝えられた。理由も分からず、目をつけたら有無を言わせず身柄を拘束し、どこへ連れていかれ、拷問されたのかどうかも全く分からない闇のような中で殺戮されるのである。今日拘束された男性の身柄も危険に晒されている可能性が高い。正式な国のルートで抗議したり、解放を求めてもまったくけんもほろろの対応である。中国は密室政治の国である。

 中国、ロシア、北朝鮮で独裁者が国家を牛耳っている限り、これら3カ国の国民は自由と言動を抑圧され安心して生活することは出来ない。1日も早く彼ら悪代官3人が権力の座から去り、今のデタラメ社会主義国家を一旦崩壊させて、新たに民主主義国家として出直さない限り、3カ国国民はもちろん、それ以外の外国国民も安心して生活することが出来ない。

 怖いのは、ひとりの人間に権力を集中させて、その人物に思いのまま国家を支配することを任せてしまうことである。どうしてそうなってしまったのか。その点で幸い日本には現在そのような心配がない。中国。ロシア、北朝鮮に生まれなくて良かったとつくづく思う。

2022年2月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5393.2022年2月16日(水) 憂鬱になる強力なオミクロン株

 今日妻が3回目のワクチン接種(ブースター)を終えたので、取り敢えずホッとしている。3月に世田谷区の接種を受けることになっていたが、このオミクロン株の流行で1日も早く接種したいということから、大手町で行われている自衛隊大規模接種会場の接種を電話で申し込んだところ、幸運にも予約することが出来て今日接種を終えた。私は25日に世田谷区の接種会場で接種する。一昨日時点でブースターを終えた人は、全国でまだ9.5%しかいない。2回分終えた人が79.5%もいるのに比べると随分遅れている。

 ついては、新型コロナウィルスの一向に衰えない勢いを考えて、ふっとこんなことを妄想した。今から約2億1千年~1億4千年前の中生代ジュラ紀に、地球上に生存していた恐竜類がこの地球上から姿を消してしまった。その最有力の原因は、隕石が地球に落ちてすべての生き物が死滅したとされている。私の妄想では、ひょっとすると今流行りのコロナのような病菌が恐竜世界に巣食って蔓延し、すべての恐竜を死に追いやったのではないかと考えている。古代に自然界の処方薬があったわけではなく、逞しかった恐竜も病には抗しきれなく、息絶えたのではないか。

 人間社会にも人類破滅になりそうになった前例がある。14世紀ヨーロッパに流行し、全世界人口の1/4に当る5千万人が命を落とした黒死病と呼ばれたペストや、100年前に3百万人もの犠牲者を生んだスペイン風邪も、何とか医学の進歩に伴う風邪を駆逐する新薬の開発があったからこそ、人類は危機を切り抜けて生き延びることが出来たのではないだろうか。

 今の世の中では、医学の発達が著しい。後から後から新薬が開発されコロナにも対処している。しかし、その近代医学の知識をもってしても完全にコロナを封じ込むことが出来ていない。医学の力を上回るようなオミクロン株を凌ぐほどの強い病原体がこの地球上に徘徊しているのではないか。そして恐ろしいことに、新薬を開発するスピードを超えて病原体が強力になり、この地球上で病原体が暴れ回り次々と生き物の生命を奪って、ついには生物が地球上に生き残れない事態になるのではないかと危惧している。

 実際今日人間としての生きる楽しみが奪われつつある。況してや余生が残り少なくなったわれわれ後期高齢者にとっては寂しく深刻である。狭く小さい社会に閉じこめられたような日常である。

 実は、1年前辺りから資料も取り寄せ長編ドキュメントに取り組んでいるが、意気込みが少々弱くなったうえに、根気がなくなったように感じている。依頼される短いエッセイや、コラムは割合すぐにもペンを執るが、じっくり構えて挑戦する長編には、気力がやや萎えたような気がする。ほとんど家の周囲しか出歩かず、話し相手も妻だけになり、読書量も落ち、かつての自分とは随分変わったと思っている。

 今上野の東京国立博物館で開催されているポンペイ特別展は、ぜひとも鑑賞したいと考えているが、オミクロンを警戒して出かけられない。もうひとつ3月に開催される友人の奥方の染織展示会も出かけようと思っているが、現状ではどうなるか分からない。しかし、ポンペイ展は気分転換の絶好の機会でもあるので、鑑賞して脳にフレッシュな空気を採り入れたいと思っている。

2022年2月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5392.2022年2月15日(火) ワリエワ選手出場解除は納得出来るか。

 今開かれている北京オリンピックは盛り上がっているが、それ以上に競技以外の場面で様々な話題を提供している。中でも昨日一旦は収まったかに思えた、ROCの女子フィギュア・スケートのワリエワ選手出場解除について元スケート選手らから批判的な声が出ている。そのひとりが、バンクーバー大会金メダリストのキム・ヨナ選手がインスタグラムに発信した抗議文である。「ドーピング違反をした選手は試合には出場できません。この原則は例外なく順守されるべき。全ての選手の努力と夢は等しく尊いものです」というもので、19時間内に約24万人が同意したといい、ケガのため北京大会に出場出来なかった日本の紀平梨花選手も「いいね」と賛同したという。

 昨年12月に陽性反応が表れ、本来ならこの時点で失格だった。それを「要保護者」という配慮によりワリエワ選手を失格から救ったことが、不平等になるとの考えである。国際オリンピック委員会(IOC)も、一度はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に対して異議を申し立てていながら、CASの判断が下されるとへそを曲げたような納得の仕方を示した。仮にワリエワ選手がメダルを獲得しても表彰式は行わないという理不尽な態度である。これもおかしいと思う。CASの判断を受け入れた以上ドーピング問題はなかったものとして、IOCは競技終了後にメダリスト3人に対して表彰式を行うべきである。関係者に冷静な対応を求めたい。

 さて、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、観光業、飲食業などが特に苦しんでいるが、不思議なことに今日内閣府が公表した2021年度第3四半期決算予測によると、2021年10~12月期の国内総生産(GNP)が、対前期(7~9月期)比+1.3%で、年率だと+5.4%だということだが、皮膚感覚ではピンと来ない。確かに広告会社の電通のように、12月期の通期決算で最終的な純利益は、2001年土地の売却益も含めて株式上場以来最高益を計上する企業もある。コロナ禍で落ち込んだ広告需要が戻って来たのが大きいとされているようだが、これとて所有の資産を売却したからである。

 しかし、派手な営業展開でとかく話題になるIT業界の「楽天グループ」と、居酒屋チェーンを展開する「ワタミ」の経営が捗々しくない。前者はコロナが厳しくなった3年前から赤字に落ち、3年連続で巨額の赤字を抱え込んだ。そのひとつの原因は、モバイル事業が大幅な赤字を出したことが影響している。後者の「ワタミ」は、コロナ禍により在宅勤務が増えて仕事がらみの飲み会が極度に減少したことが大きく響き、3年前に営業していた店舗の内半分近くが閉店という厳しい事態に追い込まれている。今後は食事の宅配事業を強化させていくという。

 今日岸田首相は、全般的に遅れがちとされているワクチン接種の加速化につき、1日百万回のワクチン接種が可能であると語った。早くワクチン接種が進み、第6次ピークから1日も早くピークアウトして欲しいものである。知人と電話で会話をしていると必ずコロナが終息したら、また会おうという決まり言葉になる。

2022年2月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com