ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5401.2022年2月24日(木) ロシアの侵略をどう受け止めるか。

 今日は午後から漸く温かくなって週末には三寒四温の温かい気候になるようだが、この数日爆弾低気圧が北海道から北陸地方を襲ったせいもあり、積雪により各地で事故や交通障害を起こしている。中でも3日前には、JR札幌駅では積雪が線路を覆って列車の運行が間々ならず、終日列車が運休となった。その翌日には札幌新千歳空港が使用出来ず、全便欠航となり、多くの搭乗客が空港内に寝泊まりする有様だった。

 いよいよ2月も末になったが、我が家の梅はまだ蕾のままで開花にはまだ時間がかかりそうだ。鶯の鳴き声やシジュウガラの囀りも当分お預けのようだ。

 さて、風雲急を告げているウクライナ情勢の最中にロシア軍がウクライナへ侵攻した。新聞、テレビは言うに及ばず、ネットのニュースでも話題は、このロシア軍の無軌道な行動で持ち切りである。プーチン大統領は今朝ウクライナ東部2州がロシアに助けを求めているので、ロシアは軍事作戦に乗り出すことにしたと公表した。すでにロシア軍は、ウクライナの軍施設や飛行場を高性能の兵器によって無力化してウクライナ軍の制空権を制圧したと語った。同時にロシア軍はベラルーシと国境を接している北部、及び南部のクリミア半島からも攻撃を行っている。この事態に対して欧米は、経済制裁を課すとの主張を繰り返しているが、グテーレス国連事務総長と国連安全保障理事会も、ストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務総長も、ロシアに対して軍事行動は国連憲章違反であり、正当な理由がなく人命を危険に晒すものだと強く非難した。これをプーチン大統領が、どこまで真剣に取り合うかだ。

 日本のメディア、及びジャーナリストも欧米メディアの論調に沿ってロシアへ厳しく非難しているが、親しい友人の山崎洋氏がベオグラードから、異なった視点の意見を送ってくれる。彼は大学の同級生であるが、卒業して直ぐ当時のユーゴスラヴィアへ渡り、爾来ほぼ60年に亘って同国でユーゴ解体、コソボ独立問題、NATOによるセルビア爆撃などを生で体験し、著述活動を行って来ただけに欧米の行動と対応についても厳しい目を向けている。実際これまでも度々持論を語ってもらったことがある。今回の事件でも、ウクライナ情勢はコソボと同じシナリオで、主役が変わっただけだと言い、コソボの独立をNATOの軍事力で強行した欧米は、ロシアを非難する資格がないと言っている。この見方には日本のジャーナリストも気づかず、つい見逃し勝ちだと思う。

 中国がロシアに偏った立場上どういうコメントを発するか興味を抱いていると私が伝えたことに対しては、チベットや台湾などでアメリカ主導の国々の包囲網に脅かされている立場上、ロシアを擁護することで危険が中国に及ぶのを避けるだろうと言っている。

 やはり世界の動きは揺れ動く事件の現場に行き活動してこそ、学び磨けるものだとつくづく感じさせられる。友人のように父親(ゾルゲ事件のブランコ・ド・ブケリッチ氏)の生きざまを二重写しにしたくらい、自由と民主主義を求めて日本とセルビアの間を往来しながら前向きに活動している友人は稀だと思う。
 それにしてもロシア軍の侵略行為は、とても許されるものではないと思う。これがどういう結末を迎えることになるのか、他人事ではない。だが、遥か対岸にいるわれわれは、冷静に、かつ関心を持って見守るしかないと思う。

2022年2月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5400.2022年2月23日(水) 天皇陛下が62歳の誕生日を迎えられた。

 今日は天皇誕生日で祭日である。天皇は62歳になられた。この日私は大学の山岳クラブ「アルペン・クラブ」の仲間らと雪の中をスキーで群馬県の新鹿沢温泉へ向かっていた。今は亡きN先輩が、突然「皇太子夫妻に男の赤ちゃんが生まれたよ!」と携帯ラジオから聞いたニュースを伝えてくれた。昭和60年で正に60年安保闘争が激しくなっていた最中だった。実にあの日から62年も経ったのかと思うと感慨も一入である。

 今年も皇居への一般参賀は見送りとなった。3年連続である。天皇は、皇居内で記者会見を行った。また、岸田首相以下政界のお歴々、及び各国大使らからお祝いを受けられた。天皇、皇后にとってお気の毒なのは、3年前に即位されてから新型コロナウィルスが感染拡大により、公式行事がほとんど行われず、外国へも皇室外交に出かけられることがなくなったことである。常に国民に寄り添うと話されていただけに、自然災害被災地などへもお見舞いにお出かけになれない天皇ご自身にとっては、内心忸怩たるものがおありだと思う。

 女性天皇を巡る問題など、宮内庁にとっては問題山積である。これらをクリアしてどうやって幾世代も亘り安泰の皇室を維持して行けるか、これは国家として考えなければならない問題である。かつて国王、皇帝、天皇などを称してを、英語で‘KING’、または‘EMPEROR’と呼んていたが、私が1960年代に初めて訪れた時、エチオピアのハイレ・セラシェ皇帝とイランのパーレヴィ国王は健在で、日本の天皇と並び、世界でたった3人の‘EMPEROR’と呼ばれていた。それが今ではハイレ・セラシェ皇帝も、パーレヴィ国王も追放されて亡くなった。そして日本の天皇だけが、唯一の‘EMPEROR’と呼称される万世一系の天皇制を踏襲しておられる。

 そんな世界でも稀なほど長い伝統と格式を具えた日本の天皇制が、戦前のように軍部などに利用されることなく、今の世のように国民にとって尊崇出来る天皇制であって欲しいと願っている。

 さて、政界の出来事にはしばしば驚かされるが、昨日衆議院本会議で可決された来年度国家予算案の成立に、野党の国民民主党が賛成票を投じたことには正直びっくりした。これまで毎年政府案に反対だった国民民主党がなぜ今年は賛成に回ったのか、素直には理解出来ない。昨年の衆議院選ごろから国民民主党は、従来の仲間であった立憲民主党とはそりが合わなくなり、むしろ右翼の「日本維新の会」に歩み寄ったり、労働界の主役たらんと連合と産業別労働組合と提携して、野党連合を揺さぶって来た。流石に党内には自民党案に対して賛成、反対に分かれたようだが、腰が据わらない国民民主党には本音とか、長期的展望がよく分からない。

 それにしても一般会計予算額は、107兆円でこれも過去最大である。100兆円を超えるのは、実に4年連続である。予算規模もアメリカ、中国に続いて世界で3番目に多額である。今戦争ごっこを始めたロシアの国家予算の約3倍である。コロナ対策は大切であるが、無駄に使ってもらいたくないものだ。

2022年2月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5399.2022年2月22日(火) 新たな高齢者病発症とロシアの傲岸な決断

 昨年6月以来東京医療センター膠原病内科で「リューマチ性多発筋痛症」による両手指の硬直を診てもらって、これまで検査とそれによる薬の効果で毎月手指の硬直性が消えつつあり、数値も徐々に下がり喜んでいた。ところが、昨年12月辺りから再び指が固くなり医師にもその旨話した。少しでも良くなればと願いつつ毎日指を揉んでいた。しかし、揉んでいるうちに固さはほぐれるが、毎朝起床するころには、再び指が固くなっている。

 今日医師は、数値的にも大分回復(HbA1c=6.4、CRP=0.34)していて、その指が固まるのは、「リューマチ性多発筋痛症」とは別で、これは「変形性関節症」と呼ばれるもので、高齢者特有の症状で処方箋はないと辛い宣告をされた。日中揉んで固さはほぐれても就寝中は揉むこともないので、指は固まるだけだとのご託宣だった。高齢者の1~2割がこの症状を持っているということで、悲しいことに私も高齢者のひとりとして今後この手の指の固さと付き合っていくしかない。年齢こそ後期高齢者にはなったが、これまで高齢による認知症的な自覚症状はあまり感じなかったが。いよいよ正式に肉底面で後期高齢者門へ入門することになってしまった。まだ、さほど認知症の自覚はないが、これからは一層ウォーキングを行って肉体面で鍛えて、メディアを通して各界のニュース、情報をインプットするよう努め、予防医学を信じて、少しでも老年化に逆らいながら健康に生活しようと思っている。

 手始めに今日知能テストを少々試みてみた。タイミングよく朝刊に付録として今年度の「都立高校入試 問題と解答」が添付されていた。国語、社会、数学、理科、英語の5教科だったが、国語教科の「読み方」と「書き取り」だけトライしてみたら、全問正解だった。ほんの一部にしか過ぎないが、この分ならまだ大丈夫だと思う。問題を読んでいて別の視点で気が付いたことがある。「~漢字の読み方を書け」とか、「~漢字を楷書で書け」の表現には驚いた。受験生は中学生である。もうすこし中学生に適した穏当な表現、例えば「~書きなさい」とはならないものだろうか。受験生もこの恐喝的な命には、震えあがってしまうのではないだろうか。やや脱線したが、出題者はその辺りのことも考えて欲しいものである。

 それにしても、あまり心地良くないことだが、指の痛みが私だけの症状ではなく年寄りの一般的な症状だということがはっきりして、がっかりだが、納得はした。

 今日は「猫の日」で、上記のような悠長なことを考えていた時、ロシアの強権プーチン大統領が膠着状態のウクライナ問題に彼らしい強引な一手を打ったことが伝えられた。米ロ首脳会談が数日内にも行われようとしていた矢先に、プーチン大統領は、ウクライナ東部の親ロ派組織が一方的に名乗っていた2つの地域、「ドネツク人民共和国」と「スガンスク人民共和国」を、ミンスク合意を放棄し、ウクライナの主権を無視して国家として一方的に承認する大統領に署名した。もちろんウクライナ政府は強く反発して、これを断固認めないと声明を発表した。アメリカのバイデン大統領は、直ちに2つの独立国と称する地域に経済制裁を課すと表明した。グテーレス国連事務総長も厳しい口調で「ウクライナの領土保全と主権を侵害するものであり、国連憲章の原則に反している」と強い声明を発表した。また、ヨーロッパ各国もこのロシアの行動について非難している。

 いつもロシアを擁護する姿勢を打ち出す中国は、果たしてこのロシアの強引な行動に対していかなる態度を示すだろうか。これから数日間この問題からは目が離せない。

2022年2月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5398.2022年2月21日(月) これからのオリンピックの在り方

 北京冬季オリンピックが幕を降ろし、慌ただしい雰囲気が消えたような気がする。中国メディアは、北京オリンピックは大成功と自画自賛している。確かに表面的には新型コロナウィルス禍の中で運営もしっかりして、開会式、閉会式のデモンストレーションも中々見事な演出だったと思う。

 しかし、いくつか表れた問題は、これからじっくり検討する必要があると思う。一部には、オリンピックのモットーである「平和の祭典」の限界が露呈したとの指摘がなされている。環境への影響が懸念される人工雪の会場は「選手第一」からは程遠いと指摘されている。実際人工雪が固くて練習中にケガをして本番に出場出来なくなった選手が、日本人選手を含めて複数いる。各国メディアの論評には厳しい指摘が多い。やはり事前に新疆ウィグル自治区少数民族に対する人権抑圧批判が厳しかったが、大会中にドーピング問題が大きく取り上げられたことにより人権問題は蔭に追いやられた感がある。中国にとっては勿怪の幸いだったことだろう。

 昨日の朝日「天声人語」は、大会全体が派手になり一部主催者への個人崇拝がエスカレートしていく現状にやや危機感を表している。オリンピックはギリシャだけで開催し、4年に1度に拘ることなく、国別対抗にも拘らなくてもよいのではないかと述べている。

 アメリカのUSA TODAY紙は、「ド-ピング問題の浮上で人権問題が注目されなくなった。中国は今大会で望んだものをすべて手に入れた。ドーピング・スキャンダルが役立った」と伝え、イギリスのガーディアン紙は、「新疆ウィグル自治区の人権問題などは影に覆われて始まったオリンピックだが、期間中はこうした問題が注目を集めることはなかった。中国は喜んでいるだろう」と皮肉を込めて伝えている。
 「平和の祭典」、及び「スポーツの祭典」というより、「国威発揚」と「金儲けの場」と化したオリンピックは、今では商業化され巨大化して開催のために巨額の費用がかかるようになった。これを支えているのがスポンサーであり、それを巧みに活用しているのが、メディアの大テレビ会社、特にアメリカのメディア・スポンサーである。そのため現在では、アメリカのスポーツ・シーズン、及びゴールデン・アワーに合わせた時期、時間帯で競技が実施されている有様である。冬季大会は地球温暖化の影響もあり、雪が少なくなり人工雪を降らせて自然を破壊するまでになった。国際オリンピック委員会(IOC)も懐具合が良くなる商業主義を歓迎し、実施要領についてはイニシアチブが取れないように思える。4年後は、イタリア・アルプスのあの風光明媚なコルチナ・ダンペッツォで開催されるが、その4年後の大会開催地に札幌市が名乗りを上げている。これについては、財政的にも札幌市だけの問題ではなく、日本全体の問題として考え、多くの国民が納得出来る決断をして欲しいものである。

 さて、冬季オリンピック開催の蔭に隠れたニュースとして、イギリスのエリザベス女王がコロナ検査で陽性になったことが公表された。ほんの10日ほど前にはチャールズ皇太子が感染している。ジョンソン首相の如きは、2度までも感染している。イギリスは、世界でも5番目に多くの感染者がいて日本の4倍強もの多数の国民が発症している。失礼を顧みず言わせてもらえるなら、かつての大英帝国も警戒と管理が少々甘いのではないだろうか。

2022年2月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5397.2022年2月20日(日) 北京冬季オリンピック盛会裏に閉会

 今日17日間に亘って開催され、91カ国が参加した北京オリンピックが閉会となった。日本チームは金メダル3つを含む18個のメダルを獲得して冬季オリンピック史上最大の獲得だった。尤も大会ごとに競技種目が増えるのだから、ある程度メダル獲得数が増えるのも予想されることである。

 今日最後の種目である女子カーリング決勝戦が行われたが、そのカーリングについて気にかかったことを取り上げてみたい。決勝戦は日本とイギリスの間で行われたが、日本はこれに敗れて銀メダル受賞となった。しかし、決勝戦までの足取りを辿ってみるとよくぞここまでと感嘆する。

 このカーリングというゲーム自体がよく分からないが、参加した10か国の力が拮抗していたのか、その本当の力量というのがとんと分からない。総当たりの予選リーグが行われて、日本は5勝4敗だった。これで運よく諦めていた決勝トーナメントへ駒を進め、予選で敗れた予選8勝1敗のスイスに勝ち、また同じく予選で5勝4敗だったイギリスと戦い敗れた。結果的に合計7勝4敗のイギリスが金、同じく6勝5敗の日本が銀メダルとなり、予選で唯一スイスを破ったスウェーデンが3位決定戦で再びスイスを降して銅メダルを獲得した。結果的に予選リーグを8勝1敗の断トツ1位だったスイスがメダルを逸し、やっと勝ち越した日本が銀メダルとは、因果なことになった。それでも日本チームの試合ぶりは海外で大変好評だそうだから、これも銀メダルに貢献したと言えるかも知れない。有終の美を飾ったと言えよう。あっぱれ!と言ってあげたい。

 北京大会は、ジャンプの高梨沙羅選手が失格になるなど、マイナス面もあったが、全般的には選手も実力を発揮することが出来たし、海外から日本チームを見る目は温かいものがあった。

 一番悔やまれることは、スケート女子フィギュアでROC(ロシア・オリンピック委員会)のカミラ・ワリエワ選手のドーピング問題である。15歳の一人前でない少女が、自分の判断で薬物を服用したとはとても信じられない。これまで度々繰り返されてきたロシアという国の国家ぐるみのドーピングが、才能ある少女を切り捨てたのだ。世界のスポーツ界は、毎度懲りないロシアに対して当分参加を締め出すような厳しい処分を課さないと、この悪弊はいつまで経ってもなくならないだろう。

 さて、夜閉会式が行われた。習近平・国家主席夫妻出席の下で、中々カラフルな会場内で選手入場が行われた。その後、珍しいことに今日行われた男女クロスカントリーの表彰式が行われたが、男子の金、銀メダリストはROCの選手だった。ロシアは制裁を受けて国として出場出来ないため、ロシア国歌演奏は行われない。代わりに演奏された曲目は、チャイコフスキーの♪ピアノ協奏曲第1番♪だった。好きなクラシック曲なので、軍歌調のロシア国歌よりよほど良い。素晴らし演出の中でセレモニーは終わった。来月4日から冬季パラリンピックが開催される。取り敢えず、問題点はあったが、競技はすべて無事終了した。

 これから2年後にパリで夏季大会が行われ、次回冬季大会は4年後イタリア・アルプスの山中コルチナ・ダンペッツォで開かれる。2003年6月に訪れてあまりの素晴らしいアルプスの景色に魅せられ仰向けに寝転んで青空を見上げていたものだ、あの地で2度目のオリンピックが開催されるとなると感慨無量である。その時は87歳になっているが、元気にテレビを観ていられるだろうか。

2022年2月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com