ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5306.2022年3月1日(火) ロシア・ウクライナ紛争の最中、安倍元首相の不穏な発言

 今日から3月弥生である。弥生と言えば古来桃の花が見られる季節である。ところが、わが家では漸く庭に白梅が花を咲かせた。今年の梅の開花は、東京で2月1日、名所水戸で今日だという。わが梅は1か月も遅れている。それでも梅が開花すると、やはり季節感が違う。これで例年通り鶯が飛来してくれば文句なしだ。今日は気温も東京都内で18℃を記録、4月の陽気である。

 さて、ロシアとウクライナの停戦交渉が始まったが、それぞれの停戦条件がかけ離れていて交渉が妥結するかどうかは不透明である。そこへロシアの同盟国であるベラルーシがロシア軍侵攻作戦に加わることを決めた。一方、欧米が経済制裁として課すことに決めたSWIFT(国際銀行間通信協会)からロシア排除は、早くもその効果を表したようだ。ルーブルの価値が急速に下がり、ロシア国民はルーブルを米ドルに両替し出した。これにより物価は高騰し経済は悪化し、ロシア中央銀行は金利を一気に20%にまで上げた。これでは企業は堪らないだろう。しかし、これによってロシアの世界で第2の産出量を誇る天然ガス輸出が難しくなり、世界中でガソリン価格が益々値上がりすることになる。事を成せば、撥ね返りがあるものだ。

 今日国連は緊急特別会合を開き、演説した各国代表はロシアを相次いで非難した。四面楚歌の中でロシアは苦しい弁明をした。会合ではロシアの侵攻を国連憲章違反と断定し、ロシア軍の即時無条件撤退を求めるとともに、ウクライナに対する人道支援の必要性を盛った決議案を採択する予定である。

 世界中から非難を浴びているプーチン大統領は、ロシアは最強の核保有国のひとつであると述べたうえで、「抑止力を特別態勢に移す」との発言は、核戦争をちらつかせており、これにバイデン大統領も警戒感を表した。そう易々と「核」を持ち出されては世界中が迷惑するばかりである。

 折も折出しゃばり元首相安倍晋三氏が、日曜日のフジTVに出演して「日本は核不拡散条約(NPT)加盟国で非核3原則があるが、世界の安全がどう守られているかという現実についての議論をタブー視してはならない。国民の命、国をどうすれば守れるかについては様々な選択肢を視野に議論すべきだ」と発言したが、このことは、日本は非核3原則を廃棄して日本国内に核施設を設置すべきだと主張していることと変わらない。こういう微妙な時期に、しかも被爆国である日本の元首相が、よくもこのような核共有国宣言のような発言をするものだ。首相を辞めて大舞台から去った人物が、なぜ現役の首相以下を悩ませるような迷惑発言をするのか。この点については、昨日国会で立憲民主党議員から質問された。岸田首相は、「非核3原則を堅持するという立場から考えて、認められない」と出しゃばり発言をきっぱり拒絶した。OBは例え、現役と同じような立場にあっても現役に迷惑や負担をかけるべきではない。こんな社会人としての常識が、出しゃばり安倍にはまるで分かっていない。だから世間知らずのお坊ちゃんは困るのだ。

2022年3月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5305.2022年2月28日(月) 銀行・郵便のサービス低下と「あさま山荘事件」

 月末の月曜日に銀行へ用足しに出かけることほど馬鹿げたことはないと改めて実感した。東急・自由が丘駅前の銀行に出かけたが、すでに行列が出来ていて、そこに並んで待つことちょうど1時間だった。それから受付をして用を足したのは15分後になり、結局僅かな現金を惹き下ろすために1時間15分もかかってしまった。その後、近くの別の銀行で同じように30分座って待って15分で用を足した。2つの銀行で預金引き出しのために2時間もかかってしまった。それにしても近年銀行のサービスの低下ぶりには、顧客軽視が感じられ失望している。お客を待たせることとは別に、本業でも思うように金種別に出金してもらえず、小銭の両替は手数料を要求されるという案配である。神社ではお賽銭に小銭を投じることは止めてもらいたいと泣き言をいう有様である。これには天界の神様も失望していることだろう。

 実は同じことは郵便局についても言える。郵便料金を値上げしていながら、サービスが低下していることは明らかである。土日祭日には、郵便物が配達されず、1週間の内に3連休が入ると郵便物を受け取るのは4日目という有様である。これには雑誌発行会社では、定期購読者に遅れて配達されると困惑している。郵便物の配達サービスは、人を介するので労働強化となりかねないが、現代社会では総合的な業務効率化、業務の機械化により一気に顧客サービスを低下させなくても、カバーできるのではないかと思う。郵政民営化により、サービスは向上すると期待していたが、まったく裏目に出てしまった。郵政の体質は今も昔も変わっていないのではないかと思う。民営化されれば、普通はライバル企業があるものだが、郵便事業は全国的な規模で実施され、そう容易にライバルが現れるものではない。しかし、これでは郵政民営化という大ナタを振りかざした意味がないし、国民にとっては何のメリットもない。それが郵政民営化である。小泉純一郎元首相の掛け声は勇ましく、説得力があったが、今では普通の国民にとっては郵政民営化は何も得るものはなく、「不便」と「遅配」というデメリットだけが残された。

 さて、もう大分昔のことになってしまったが、あの「あさま山荘」事件から半世紀も経過してしまった。50年前の今日クレーン車で連合赤軍が立て籠もるあさま山荘の建物の壁を破壊して、警察隊が一斉に飛び込み人質となっていた山荘管理人の妻を救出し、犯人たちを捕らえたテレビ画面は迫真的だった。その後仲間内で拷問、虐殺が明るみに出て世間に大きなショックを与えた。その情景は今でも生々しく目に焼き付いている。この事件では多くの犠牲者を生んだ。この時代の学生運動は、60年安保闘争の敗北感を引きずっていた。安保法案が国会を通ると運動は抜け殻のようになり、70年安保を控えたその前年69年に、東大安田講堂事件が起きた。それらのラインから少しずつずれた学生たちが、彼らなりに離合集散を繰り返し、意思がまとまらないままに発足した集団、連合赤軍が引き起こした衝撃的な事件だった。それにしても、あんな嫌な事件と一体どうしてやりたい放題のロシアのウクライナ侵攻が重なるのだろう。

2022年2月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5304.2022年2月27日(日) 泥沼にはまったロシア・ウクライナ戦争

 風は少々あったが、空は晴れて気持ちの好い陽気に駒澤公園巡りをした。公園南口に1本だけ植えこんである河津桜の開花の様子を探りに行った。遠くから見るとまだ蕾だと思っていたが、近づいてよく見てみると1枝だけいくつか桜が開花していた。この様子だと来週には満開になるのではないかと思う。一方、毎年2月には開花するわが家の梅の花が、相変わらずまだ蕾のままである。これでは鶯の「ホーホケキョー」の鳴き声もまだお預けということだ。

 さて、「首都キエフ 市街戦―退避10万人、死者198人に」昨日に続いて今朝の朝日新聞の一面トップ見出しである。今日も朝からメディアはウクライナ情報が溢れている。ロシアが一般市民には攻撃しないと語っていたが、首都キエフの高層住宅へロケット弾を撃ち込んで大勢の市民が犠牲になった。この勢いでは間もなくロシアがキエフを制圧して、ゼレンスキー政権を崩壊させるのではないかと心配され、同時にプーチン大統領の強引な軍事作戦に対して手の施しようがないと各界各層で匙を投げた感があったが、ここへ来て若干雲行きが変わって来た。

 北大西洋条約機構(NATO)同盟国の間でロシアへの対決姿勢が見え出したことであり、同時にロシア同盟国のカザフスタンがロシアによるウクライナへの軍隊派遣を拒否したことである。ロシアに対する経済制裁については、アメリカも二の足を踏んでいた国際的な決済ネットワークであるSWIFT(国際銀行間通信協会)から新たにロシアを排除することを決めた。ロシア銀行にドルの使用を認めないことであり、これによってロシアは、1991年旧ソ連崩壊時に起きた金融危機より遥かに劣悪な経済状態が考えられる。更に、ロシア国内にも今までは考えられもしなかった反プーチン・デモのような動きが、少しずつではあるが現れて来たことである。また、世界的にもロシアを非難、排除する動きが現れて来た。すでに国際オリンピック委員会(IOC)など、国際的スポーツ団体がロシアで開催予定の大会を他国開催に変更したり、中止にしている。現在開催されているサッカー・ワールドカップのヨーロッパ予選準決勝戦にロシアが勝ち残っているが、他の3カ国がロシアとの対戦を拒否すると発表した。また、ロシアの科学者、ジャーナリストらが「このままではロシアは世界から孤立する」と反戦書簡を発表した。プーチン大統領自身も、最近の健康状態と国内で支持率が下がっていることに焦りを感じていたらしい。正に内憂外患である。

 時折伝えられるウクライナ情勢を考えると、ロシアの激しい攻撃にウクライナの各都市は防戦にかかりきりのようで、ロシア国防省はウクライナ軍の施設821か所を破壊したと言いながら、自軍の犠牲者を公表していない。ウクライナ大統領府は、ロシア軍3,500人が死亡、200人を捕虜にしたと公表している。今後の停戦は、ゼレンスキー大統領が申し込んでいる停戦交渉次第だが、ロシア軍はウクライナ軍が武器を放棄しない限り停戦交渉には応じないと回答している。果たしてこの結末はどうなるのだろうか。ロシアは世界中から非難され、泥沼にはまり込んでしまったかの感がある。プーチンも早く目覚めないと自らはもちろん、ロシア自体が世界中の嫌われ者になって、行き場がなくなるのではないだろうか。

2022年2月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5403.2022年2月26日(土) 二・二六事件記念日に「ロシア軍、首都に迫る」

 今日も朝からメディアでは、ロシアのウクライナ侵攻の報道に明け暮れている。表題の括弧内文字は、朝日朝刊のトップ記事を引用したものだが、いよいよ市街戦が始まることを予感させる。

 今日は選りによって86年前の昭和11年にクーデター未遂事件「二・二六事件」が起きた日である。青年将校による首相官邸への襲撃で、高橋是清蔵相、斎藤実内相らが殺害されたが、青年将校らは天皇から反逆者と突き放されて降伏した。しかし、この事件を契機に軍部が力を増し、日本は軍国時代へ突き進み、遂には太平洋戦争へ突入して行った。残念ながら近年この二・二六事件について報道や解説をされることがほとんどなくなり、今日もメディアがこの事件を報道しているのをまったく見ることはなかった。日本史上のエポック・メーキングなこの衝撃的な事実が忘れられていくのではないかと心配している。過去を反省し、2度と戦争しないと再確認するためにもこうした日本史上重大な事件については、もっと啓蒙すべきではないかと考える。

 今回ロシアが2つのウクライナ東部地域を独立国として一方的に承認したり、抵抗しないウクライナ軍の軍事施設を破壊しつつ、その一方でウクライナ軍兵士らにクーデターを唆し、ロシア政府の意のままにならないゼレンスキー現政権を打倒し、ロシア寄りの傀儡政権を樹立することがロシアの大きな狙いである。この国際法を無視した一連のロシアの行動に対して、国連安保理事会、15カ国中11カ国がロシアを非難したが、中国、インド、アラブ首長国連邦が非難決議を棄権した。ロシアは拒否権を行使した。だが、この拒否権の行使について80カ国がロシアの拒否権行使は、権利の乱用に当たるとする共同声明を出した。反米感情が強く、台湾、香港問題など似たような国内事情を抱える中国がロシアに理解を示すのは、納得出来ないが何となく分かる。だが、対中戦略を念頭に設けられた日米豪印からなるクアッドの当事国であるインドが、ロシア非難に棄権したのは理解に苦しむ。

 アメリカの対応も腰砕けである。ロシアが「核」の使用を匂わせるような発言をしたことに怯えて、口頭でロシアを非難しつつ経済制裁を課すとしているが、それはあくまで限定的な効果しか生まないのではないか。ロシアに厳しい制裁を課すことが、アメリカ国内で原油の値上がりをもたらす懸念や、国内経済の停滞を警戒して、思い切ってウクライナへ支援の手を差し伸べようとしないことである。北大西洋条約機構(NATO)に加盟しようとしているウクライナの急場に、他のNATO加盟国もロシア軍の侵攻以降、見て見ぬふりをするばかりで何ら支援しているようには見えないことである。仮に日本がロシアや中国から攻撃を受けた場合、日米同盟という絆はあるが、果たしてアメリカは日本に頼りとなる支援をしてくれるだろうかとの懸念がある。

 気がかりなのは、各国がすべて自国本位に行動して、例え相互援助協定を締結していたにせよ、敢えて危険を冒してまでも同盟国の支援にまで手を差し伸べようとしないことである。ウクライナのゼレンスキー大統領は、冷酷非情な現実を思い知らされたのではないだろうか。

 人間社会の不誠実さと国家がらみの無情というものを悟らされたような気がする。

2022年2月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5402.2022年2月25日(金) すわっ!第3次世界大戦勃発か?

 ロシアのプーチン大統領が当初遠慮しながら発言していた言葉とは裏腹に、ウクライナへ侵攻するロシア軍の行動はすさまじいばかりだ。プーチン大統領はアメリカが軍隊をウクライナ国内に派遣したら「核戦争」になると言い、初めて「核戦争」という恐ろしい言葉まで使った。現在の状況は、今からちょうど60年前に勃発したキューバ危機以上の緊張感を強いられる。あの時は、ソ連のフルシチョフ首相が、キューバへのミサイル持ち込みを直前になって取り止め、アメリカのケネディ大統領が海上封鎖を解いて事態は進展せず終息に向かった。プーチン大統領には、当時のフルシチョフ首相やケネディ大統領の賢明さは持ち合わせていないようだ。非常識な言動が多いトランプ前大統領だけが、ウクライナの2地域独立を「プーチンは賢い」と持ち上げたくらいプーチンを買いかぶっていた。冗談にせよ、かつてアメリカの大統領だった人物が安易に言うべきことではない。この辺りが彼の間抜けな一面だ。

 それにしても現地ウクライナの社会情勢を伝える映像を観ていると、まるで戦時下のようだ。首都キエフでは多くの市民が地下鉄駅に肩を寄せ合って避難している光景は、幼いころ戦時下に房州で岩窟のような防空壕へ避難したことを思い出す。また、ベトナム戦争中に首都サイゴンで感じた背筋の凍るような緊張感は、真っ平ご免である。とにかく戦争のイメージは暗く恐ろしいばかりで、気持ちが落ち着かない。

 ロシア軍は首都キエフへ向かって進軍しているようだが、西側の報道でもまもなく首都は陥落するだろうとの見方だった。今回の侵攻事件では、ロシアの行動を諫めようにも正面向かってロシアと向き合おうとの気持ちはどこの国にもない。ロシアが「核」を後ろ盾に脅しをかけるので、腰が引けてしまうのだ。ウクライナを助けるために欧米からロシアに対して戦斗を仕掛けることはない。こうなるとウクライナは最早ロシアの手に落ちたと言えるようだ。それでもロシア国内で数少ないロシアの良識ある国民は、戦争に反対してデモを行い、身柄を拘束されたり、名のある退役軍人会会長が、政府の行動を批判したり、プーチン絶対とされる国内にも、プーチンが恐れる反プーチン派が少しずつ現れるようになった。現状では、第3次世界大戦は火ぶたを切ることなく、ウクライナはロシアの属国となるのではないだろうか。アメリカを主とする対ロシア制裁は、とてもロシアの死命を制するというところまでは行かない。これから対ロシア外交が難しくなる。
 さて、今日3回目のワクチン接種を受けた。予約時間より早めに会場へ行ったが、すぐ対応してくれ、大分早く終えることが出来た。3回目ワクチン接種はかなり遅れて、岸田政権の対応について批判が出ていたところだが、最近早くなった。3日前には3回目のワクチン接種者は9.7%でしかなかったが、一昨日時点で、16.5%にまでなった。国内の新規感染者割合は、徐々に少なくなっているが、まだ新型コロナウィルス終息の見込みは立っていない。先日妻も3回目を済ませたので、これで一安心というところだ。後は、新規感染者がこのまま減って晴れて終息の日を迎えたいものである。

2022年2月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com