ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5315.2022年3月10日(木) 忘れてはいけない77年前の東京大空襲

 昨日行われた韓国大統領選で、野党「国民の力」の尹錫悦・前検事総長が与党「共に民主党」の李在明・弁護士を僅差で破り、今後5年間韓国大統領として国を主導することになった。選挙前から予想されていたように際どい接戦になり、結果は最後まで分からなかった。尹氏の獲得した割合は48.56%、敗れた李氏が得たのは47.83%だった。これでは、李氏の胸中は複雑でとても諦めきれないものがあるだろう。いつもながら韓国国民の高い投票率には感心している。今回のそれは77.1%であり前回は77.2%だった。日本の国政選挙では近年投票率が漸減傾向に陥り、ほとんど50%台となって、3年前の参議院選では、50%を割って僅か48.8%の低投票率だった。有権者の内2人に1人は、確実に投票所へ向かわないことになる。その背景には、韓国では若者が政治に高い関心を抱いていることもあるが、その点日本の若者には政治離れが現れている。今夏の参議院選では選挙権が18歳に引き下げられるが、日本の若者たちは、せめて同じ世代の韓国人のレベルに近づくことが出来るだろうか。

 日本にとっては、過去最悪と言われる日韓関係を新大統領は、少しでも友好的な道へ伴ってくれるだろうか、些か気になるところである。その点では李氏に比べて尹氏の方が、日韓関係の改善に前向きだと思えるので、少しでも両国の関係が良好になるよう期待したい。

 さて、明日は東日本大震災11周年の日である。被災地の復興の様子など新聞、テレビ等でいろいろ伝えられるが、今日も一大被災を被った1日である。昭和20年、終戦の年の東京大空襲から77年が経つ。一説によると行方不明者も含めて約10万人の都民が犠牲になったと言われている。その中には朝鮮人も含まれている。原爆被災者は広島で32万人、長崎では18万人で、東京大空襲はそれに次ぐ大量戦争被災者の数である。それがメディアでは今日あまり大きく伝えられない。僅かに午后8:45のNHK「首都圏ニュース」が言問橋傍で行われた慰霊祭を伝えていた程度だった。これこそ戦争が伝承されず、戦争を知らない若者が増えて、若者たちから戦争への関心が薄れていくひとつの原因になってはいないだろうか。

 今激しい戦争状態に入ったウクライナへのロシア軍の侵攻の画面を観て、若者たちはどのように感じているだろうか。私自身太平洋戦争中に、空襲警報で急ぎ防空壕に逃げ込んだり、米軍機の飛来に地上へ伏せたこともあった。また、我が家の2階の部屋から米軍機が列車を機銃掃射するシーンを間近に見た。ベトナム戦争や、第3次中東戦争の現場でもつくづく戦争の恐ろしさも実感した。戦争の怖さを身体で感じる臨場感こそが大事であるが、例えその場にいなくとも臨場感を知ろうとする気持ちが大切である。如何なる戦争も罪悪である。戦争はこの世にあってはならないものと思い、他人事と感じないで欲しい。現代の若者たちには、心から戦争は止めなければいけないと思ってくれることを強く願っている。

2022年3月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5314.2022年3月9日(水) 「特別展ポンペイ」を鑑賞

 今年1月から上野の東京国立博物館で開催されている「特別展ポンペイ」を鑑賞に出かけた。当初はゼミの友人が一緒に見学すると言っていたが、最近になって体調が勝れないから、残念ながら見学出来ないと連絡があったので、結局ひとりで鑑賞することになった。入場券の購入に並び、館内へ入っても新型コロナウィルス感染防止のため入場者数を規制しているせいで、再び並んで待つことになった。

 ポンペイはこれまで何度も訪れている。特に長年に亘り旧文部省の海外教員研修団のお世話をしていたので、ローマには何度も訪れており、先生にとってはローマへ行くならナポリとポンペイをセットで寄るのがひとつのパターンになっていた。そんなわげで、ポンペイの雰囲気は感覚的に分る。現地ではA.C.79年にヴェスビオ火山が噴火して、破壊された旧跡の中を随分歩いたが、あまり文化的な価値のある埋蔵物にはお目にかかれなかった。それが、特別展では廃墟の中から取り出された文化的な遺品ばかりを展示しているので、現地を観光した時にはほとんど見ることがなかったような貴重な文化財が並べられている。特に、土に埋もれていた多くの壁画、硬貨、パンや豆などの食物、ガラス製品、等々の精巧な出来栄えにはすっかり魅せられた。日本の1円貨ほどのサイズの金貨や銀貨が、細かく彫刻されているのには感服した。これらの品々は、現地でもおいそれと見られるものではない。何せ2千年も昔の考古学的価値のある展示物ばかりで、2時間足らずで見学してしまうのは惜しいと思っている。

 久しぶりの外出で気持ちも晴れた。今年に入ってから電車に乗ったのは、まだ今日が3度目である。かつて鉄道員だったことを考えると、以前にはまったく想像もつかないことである。当分こんな状態が続くことだろう。新型コロナウィルスさえ流行しなげれば、芸術展などをもっと楽しむことが出来ると思うとコロナが恨めしい。

 来週も友人の奥様の染織展を妻と見学する予定である。染織についてはまったく素人であるが、妻が興味を持っているので、コロナ禍ではあるが、楽しみにしている。

 さて、そのコロナは、日本では少し落ち着いてきているが、今日大統領選挙投票日の隣国・韓国では最近になって急速に感染者数が増えている。昨日は、34万人が新規に感染し、この1週間の平均でも1日当たり24万5千人を記録している。日本が昨日5万4千人で、1週間平均で5万9千人である点を考えると少々多過ぎるのではないかとの印象である。大統領選は伯仲戦で盛り上がっているようだが、今晩遅く結果が判明する。大統領になっても、当面コロナ対策が大きな仕事になるだろう。

2022年3月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5313.2022年3月8日(火) 疑念とウソで固まったロシアと中国の言動

 今朝は小雨交じりで寒かった。幸い満開となった白梅に小鳥のつがいが飛んで来た。待望の鶯かと思ってホーホケキョと鳴くのを待っていたが、一向に鳴いてくれない。よく見たら鶯ではなくオナガだった。暫くして飛び去ったが、これから鶯がやってくるのを楽しみにしたいと思う。

 3日後の11日は東日本大震災が襲ってからちょうど11年になる。最近現地の復興の様子をテレビでよく観るが、昨日福島原発の所在地でもある双葉町の避難者の現況を伝えていた。この町にはかつて道路上の入口に、大きく横断看板に「原子力 明るい未来の エネルギー」とのモットーが書かれていた。そのモットーを考えたのが当時小学6年生だった。モットーを考えた男性は、現在46歳で2人の子どもの父親となり、気持ちは複雑なようだ。現在は茨城県に移住避難しているが、可能なら再び元の被災した自宅があった場所で暮らしたいと思っている。そこで自分の考えたモットーを次のように考え直した。「原子力 破滅?の未来の エネルギー」とした。複雑な胸の内に堪っていた原発に反対する気持ちを吐露したものだと思う。

 さて、今日もウクライナ戦線は、都市部を中心にロシア軍の攻撃が激しいようだ。一方、ウクライナ軍の反撃も鋭く、そのため多くの死傷者が生れている。ロシアの最大のターゲットは、ゼレンスキー大統領をあわよくば殺害して失脚させ、その後に傀儡政権を樹立することである。欧米諸国もその点を配慮して、ゼレンスキー氏にキエフを脱出して亡命政権を擁立することを提案しているようだが、ゼレンスキー氏自身がキエフから脱出する気持ちはないと断言している。このところロシアの公式発言に虚偽が多く、公式発言ですら信用されなくなっている。例えば、今両国で一般住民が退避するために、「人道回廊」を作ることを話し合っている最中であるが、ロシアが作った5本の回廊の内、4本がロシアへ向かうルートだというから、呆れるばかりである。避難民にウクライナからロシアへ脱出したと言わせるつもりのようだ。3回目の停戦交渉も成果がなく、戦争はこのままずるずる長引くのではないかと懸念されている。

 ロシアへの制裁強化は、確かにロシアにボディブローとして効いているようだが、ロシアの原油を西側で購入しなくなったことにより、反作用も出ている。日本はもとより、欧米諸国でも原油価格が高騰し、株式市場は値下がり続きである。このままの状態が続いたら一体どういう現象が起きるのだろうか、気になるところである。ところが、輸出出来ずに困っているロシアの原油については、中国が助け舟を出し、輸入することを検討している。また、今晩マクロン・フランス大統領、ショルツ・ドイツ首相、そして習近平・中国国家主席がリモート会談を行ったが、その席上マクロン大統領、及びショルツ首相が習主席にロシアへ制裁を持ちかけたが、習主席ははっきり反対した。中国とロシアは善悪に捉われず、常に運命共同体なのだ。

 新型コロナウィルスもやや下がったが、依然として感染者は高水準である。世界ではコロナ感染による死者が、昨日6百万人を突破した。ウソ報告に塗れた中国の死者は、4,636人であり世界一の人口を誇る国としては異常に少なく、日本の25,068人より遥かに少ない。

 非常識な言動とウソで身体を塗りたくった中国のようなモラル劣等国のことは、もうどうでも好いか。

2022年3月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5312.2022年3月7日(月) ロシア、国内外のメディアに報道管制

 ロシアのウクライナ侵攻がエスカレートしている。ウクライナ国民は18歳から60歳までの男性を除き、続々と隣国へ避難、脱出している。その数は今や150万人を超えた。その一方で、ロシア政府は、国内の締め付けを強め、ウクライナ侵攻に反対する市民による各地の大規模抗議デモで3500人以上を拘束した。文化人の反発も強く、昨日はボリショイ劇場の首席指揮者が、紛争を支持しないと反対を表明し職を辞任した。ベラルーシのノーベル賞作家アレクシュービッチ氏も軍事侵攻を批判する声明を発表した。

 この動きに対してロシア政府は、国内の独立系メディアのみならず、外国メディアに対しても報道統制を強める法律を成立させた。ロシア当局がフェイクニュースと断定した時点で、それに携わったジャーナリストらに最長15年の禁固刑を課す法律である。直ちに、アメリカのCNN、ABC、NBC、CBS、ブルームバーグ、イギリスの BBCをはじめ多くの海外主要メディアがロシアの報道から撤退すると発表した。ロシア国内では政府機関からの公式発表以外はフェイクニュースとして処罰の対象になるということである。これでは正しい情報が国外へ伝えられない。ロシア国内ではSNS通信も止められ、またVISA、 AMEXなどカードも使用出来なくなり、ロシアにおける生活は窮屈なものとなる。これで戦前のナチス、旧日本軍が行ったような軍部が統帥権を握り独裁権力を行使したように、何を考えているのか分からないプーチン軍事政権の本質が明らかになった。アメリカの情報機関は、プーチン大統領の精神状態を分析しているともいう。

 それにしてもすでに2度行われた停戦交渉は、互いに一歩も譲らず、妥結する希望がまるで見えてこない。ロシアは、ウクライナの「非武装化」、「中立的立場」、「ドネツク州、及びルガンスク州全土の『独立承認』」を要求し、対してウクライナは「即時ロシア軍撤退」、「クリミア半島返還とドンパス地域からの撤収」を求めており、両国の主張は相手が頑として譲らない条件だけに受け入れられる可能性は少なく、このまま戦闘が続くような気がしてならない。

 この間北京パラリンピックが開催され、日本はすでに3つの金メダルを獲得した。しかしながら、折角の朗報もウクライナ侵攻のニュースに掻き消され勝ちである。

 さて、今日もいつも通り駒澤公園へウォーキングに出かけた。先月末に見た河津桜のその後の開花の様子を観察してみようと思った。あの時は1本の枝だけ開花していた程度だったが、今日の様子では、ほぼ8割方開花していた。大きく花が開いていて上の方だけまだ蕾だったが、全体的に見事な開花ぶりだった。そこは小さな広場であり、訪れるといつもここでラジオ体操をやっているが、偶々中学生らしい数人の男子がハンドボールか、ドッジボールをやって遊んでいた。ここでは球技は禁止と書かれているが、彼らは頓着なくボールを投げ合い、私にボールがぶつかりそうになった。ついカッとなり「ここではボール遊びは禁止だと書いてあるだろう。気をつけろ!」とつい興奮して子どもたちを怒鳴り散らしてしまった。久しぶりに大声を発して大人げなかったが、すっきりした。うるせえジジイだと思われているだろうなぁ。

2022年3月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5311.2022年3月6日(日) 中国の国際統計表数値のウソ

 昨年創立100周年を迎えた母校・湘南高校と同様、中国共産党も昨年創立100年を迎えた。その中国共産党の1党独裁による中国の全国人民代表大会(全人代)が、昨日開催された。世界的に景気停滞の中ではあるが、中国は2022年度の経済成長率を5.5%とすることを公表した。今や世界第2の経済大国にのし上がった中国ではあるが、海洋進出、人権蹂躙、非民主化などの無法ぶりが国債社会から厳しく糾弾されている。国防予算も毎年増やし続け、22年度予算では国防費が対前年比、+7.1%の約26兆3400億円となり、過去最大となって益々国防費の膨張が目立つようになった。この巨大な国防費はアメリカに次いで世界第2位であり、ロシアの22年度一般会計予算総額(約35兆7千億円)に近いほどの巨額である。他国のことではあるが、この巨額な国防費には、台湾海峡や南シナ海を巡って国際緊張が高まる中で不気味さが感じられる。中国政府が公表する数値で、特に気になっているのは、果たして中国政府が発表する数値が本当に正しいのかどうか、極めて疑問を感じるからである。

 例えば、それは単に個人的に調べてみたことでも分る。医学的に権威あるアメリカのジョンズ・ホプキンズ大学の統計資料として、毎日新聞紙上に公表される「世界の新型コロナ感染者」表を見ると中国の新型コロナウィルス感染者数が飛び抜けて少なく、極めて信用し難い数値だということが分る。

 具体的に数値を挙げてみよう。昨年7月1日まで中国全土のコロナ死亡者数は僅か4,847人だったが、翌2日に1人増えて4,848人となった。それが4,849人になったのは、実に2か月半後の9月14日である。アメリカや、ブラジルでは連日多数の死亡が伝えられ、死者総数が世界で463万人も出た時である。コロナ発症地でもある中国のあまりにも少ない数字自体が信じられなかった。その後2月14日に今年初めて4,850人目の死者が出てから、急速に死者数が増え始め、以後毎日コンスタントに死者数が計上され、3週間の間に1,341人を数えるまでに至った。昨日も188人が亡くなり、昨日までの死者数は6,190人にまでなった。

 世界中が同じようにコロナ禍に悩まされていた時に、中国だけは数カ月間ただひとりの死者も現れなかった異様にも拘らず、ある日突然何人かが亡くなり、以降毎日かなりの死者が出るというのは、あまりにも作為的ではないだろうか。今月に入って5日間だけでも895人が死んでいる。数か月の間にひとりの死者も出なかったのに、ある日をきっかけに連日のように多数の人が亡くなっている。この不自然さは、中国政府が国家として完璧な衛生面の整備をしていることを世界にアピールしようとの意図から生まれたものだとしか思えない。

 こんな世界中の人々を欺くような欺瞞行為を、よくも国家が平然と行えるものだと、その倫理観の欠落に呆れるばかりである。こういう偽善的なフェイクニュースは、医学界のみならず、世界中の人びとを疑心暗鬼にさせる。世界中のメディアも、資料を取りまとめているジョンズ・ホプキンズ大学のみならず、世界保健機関(WHO)やユニセフも中国政府や、中国の医学会に対して幾ばくかの忠告くらい出来なかったものだろうか。いずれにせよ中国という国は、世界に迷惑をかけるフェイクニュースを流出し続ける国であることを承知のうえで、中国が公表する数値が何であれ、信用すべきでないことを肝に銘じる方が賢明である。

2022年3月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com