ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5325.2022年3月20日(日) 弱者を痛め、手当たり次第に攻撃するプーチン

 今日東京では桜の開花宣言があった。一昨日、昨日は4月の並みの陽気と言われるほど暖かかったが、今日は少し冷え込んだ。その上夜間に雨が降ったために数日前まで満開だった庭の白梅がほとんど散ってしまった。昨朝は1羽の鶯が飛んで来たが、別れを惜しむ「ホーホケキョ」の鳴き声は聞かれなかった。残念ながら今年も鶯の美声を耳にすることはなかった。年々歳々自然の装いが消えていく。近所の空き地に数年前に何軒かの家屋が建築され、一層自然が姿を消した。周辺は家屋が密集しているわけでもないが、自然界とは縁遠くなって行くのだろう。書斎から外を眺めると宮前公園の桜の木が見える。これから桜の花を見て、春の風情を楽しみたい。

 今日駒澤公園に出かけた時、いつも通り河津桜が咲く一角に立ち寄った。先日満開だったが、昨日辺りから樹木に若葉が見えて来た。ピンク一色だった河津桜に黄緑色が交じるようになった。いずれ桜が開花する前にこの河津桜は散ってしまうことだろう。毎年同じ自然現象を繰り返しているのだが、それが季節感を感じさせてくれて感慨に浸ることが出来る。

 さて、16日に東北地方で起きた地震の被害状況を伝える以外に国内にこれという大きなニュースがないせいもあり、連日新聞のトップ記事はロシア軍のウクライナへの侵攻報道ばかりである。このところ南東部のマリウポリの市街戦が激化している。すでに開戦以来ウクライナを脱出したウクライナ避難民の数は350万人を上回ると言われているが、その1割に当たる35万人の市民がマリウポリ市内で孤立している。彼らは、ロシアが「人道回廊」などという市民を優先的に退避させるルートを設置したが、その実それは有名無実化している。悪しき前例として、2016年にロシアの支援を受けたシリアの強権政治のアサド政権が、アレッポの町で行った「人道回廊」と同じやり方である。ここでも多くの罪もない市民が殺された。

 プーチン大統領のウクライナ侵攻に際し理不尽で無慈悲なやり方は、8年前にクリミア半島の併合を一方低に宣言した時と酷似している。また、そのやり方も有無を言わせず相手国の信頼と弱みにつけ込んで強引に占領してしまう不条理である。

 日本にとっても無視出来ない案件が改めて浮上した。実は、17日岸田首相は参議院予算委員会で、北方領土について「ロシアによる北方領土の占拠については、法的根拠のない占拠であり、不法占拠という立場だ」と述べたが、2009年に当時の麻生首相が国会で「ロシアの不法占拠」と述べて以来この表現はなかった。北方四島は終戦直後、旧ソ連が降伏後の四島へ上陸して、国際法違反に当たる不法占拠をして以来不法占拠状態が続いているのである。その間プーチン大統領と安倍首相が蜜月の仲と言われて、首相はプーチン氏の機嫌を損ねないようこれまで「法的根拠のない形で占領」と遠慮がちに弱い表現でしか北方領土占領を糾弾するような表現してこなかったが、クリミア半島占拠がそうであるように、主権まで冒しかねないロシアの対応に、漸く日本も言うべき筋論を主張するようになった。とにかくプーチン大統領は、何でもかんでも近くにある物は、手に入れないと気が済まない覇権主義者の本性を遂に現したようだ。

2022年3月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5324.2022年3月19日(土) わが身の回りにもハッカーが・・・。

 今ウクライナ戦闘状況の過激化に伴い、ウクライナ及びロシアへのサイバー攻撃も激しくなり、両国への通信妨害が大分露骨になってきたようだ。ウクライナのゼレンスキー大統領のそっくりさんが、ウクライナ軍兵士に対して武器を捨てて降伏するよう命じるフェイク画像まで流れた。最近国内でもブリヂストンタイヤは、アメリカ国内の自社工場がサイバー攻撃に遇い1週間製造停止にしたという。森永製菓も複数のサーバーから不正のアクセスを受けて製造関係のシステムの一部に障害があったという。

 実は、昨日午後3時過ぎに私の2台のPCもサイバー攻撃でホームページが見られなくなってしまった。午前中はいつもと変りなく観ることが出来た。それが、デスクトップのPCの画面上には、「502 Bad Gateway」の表示が出て、画面は真っ白だった。もう1台のノートPCの画面には、「警告:潜在的なセキュリティリスクあり」との文字が出た。直ぐに日頃世話になっているITコンサルタントへメールで実情を伝えた。すると4時過ぎになってコンサルタントから、サイバー攻撃されたグループのハッカーは排除され復旧したと連絡があり、早速2台のPCを観てみたところ、いつも通りの画像を観ることが出来てホッとしたところである。

 最近不正アクセスと言うべきだろうか、親切を装った不正らしきメールのアドバイスがあるが、どうも信用し難く、下手にアクセスしてダウンしたら困るので、その種の見知らぬメールは、すぐ削除するようにしている。

 さて、相変わらず自らの言い分が正しいとばかりにウクライナ侵攻を正当化しているプーチン・ロシア大統領は、昨日20万人が参加したモスクワのスタジアムで開かれた、クリミア半島併合から8年の記念集会に出席した。2014年にウクライナで起きた親ロ派政権の崩壊は「クーデター」だったとし、クリミアではロシアへの帰属を求めた住民が「ネオナチや国粋主義者に対する防壁を築き、ウクライナは東部で武装蜂起した親ロ派勢力へジェノサイドを行った」との一方的な歴史観を語った。テレビ画面上には、ロシア国旗を振り回して喝采する熱狂的な人々でいっぱいだった。いつも通りウソを交えて自分に都合の好いことだけを話して、国民を騙すプーチン流のやり方である。

 一方、昨日行われたアメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席とのテレビ電話会談で、中国がロシアに対して軍事・経済支援を行う可能性があるとみて、バイデン氏は習氏に警告したとみられている。習氏はフランス、ドイツとの首脳会談で、中国は国際社会とともに積極的な役割を果たしたいと語ったようだが、今日に至るまでロシアへの支援を匂わせるような発言をしていながら、積極的な役割をまったく果たそうとしないではないか。

 最近のアメリカと中国政府高官のやり取りをみていると、見え透いた中国のウソと狡さが匂ってくる。サリバン大統領補佐官の「中国がロシアにどのような形の支援、物質的或いは経済的支援を実際行っているのか、注意深く見守っている」と述べたのに対して、楊潔箎政治局員は「ウクライナ情勢は中国も望まないものだ。中国は和平交渉の促進に注力している」と応えている。中国は何もやっていないではないか。また、ブリンケン国務長官が「中国は自らを中立的な仲裁者として描こうとしながら侵略を非難することを拒んでいる」と責めたのに対しても、王毅外相は「ウクライナ問題の解決に必要なのは冷静さと理性であり、火に油を注いで矛盾を激化させることではない」と持論を述べつつ、冷静さと理性は示さずに相手に肩透かしを食わせているだけである。中国は屁理屈さえ言えば、何事も言い逃れることが出来るとでも考えているようだ。国際社会を少し舐めているのではないか。

2022年3月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5323.2022年3月18日(金) プーチン大統領=戦争犯罪人+人殺しの独裁者+α

 16日オランダ・ハーグにある国際司法裁判所(ICJ)は、ロシアに対してウクライナの軍事行動の即時停止を命じる仮保全措置を発した。しかし、ロシアはICJには管轄権がないとしてそれに従う気がないようだ。裁判所には各国出身の判事が出席していたが、ロシアと中国は欠席した。中国はロシアの行動への支持、更に南シナ海における公海上に人工島を築いてICJから国際海洋法違反と判断された苦い経験があり、戦争犯罪人国家とグルになって公然と国際社会に楯突いている。ロシアと中国が、手を組んだ悪の結合の構図である。アメリカのバイデン大統領が、この期に及んで議会でロシアのプーチン大統領を「戦争犯罪人」と呼んだかと思いきや、昨日は更に厳しく「人殺しの独裁者」、「生粋の悪党」とまで呼んだ。戦争は一段とエスカレートして、連日のように一般市民の間に多数の死者が生れている。日本政府も各国に倣いウクライナから避難者が来れば、優先的に受け入れると公表した。

 国連開発計画(UNDP)は、ロシアによる侵攻がこのまま継続され拡大した場合、ウクライナの人口4千4百万人の約9割が貧困に陥る可能性があると報告した。このまま国際社会で放置出来る問題ではない。可能性は薄いが、いつになったらその引き金を引いたプーチン大統領を独裁者の座から追放することが出来るのだろうか。

 さて、日本政府はまたおかしなことを考えている。今夏の参議院選挙対策だと勘繰られているが、4月から高齢者が受け取る年金が現在の受取額より0.4%下がり、その高齢者向け支援策として「年金生活者臨時特別給付金」なる一時金の支給を検討しているようだ。年金をいただいている立場から物申すのはおかしいかも知れないが、高齢者である私自身もこの一時的な補助金支給ということに疑問を抱いている。高齢者対策なら知恵を働かせば他にアイディアは考えられると思う。例えば、10月から高齢者の医療費が1割負担から2割負担へ一気に倍増する。せめて1割5分負担と緩やかな改定にしてもらえないものだろうか。その方が高齢者としては有難い。そもそも国が一度認めた制度を財政的に厳しいからとの理由で、政治家だけで値上げを決定するようなことこそ高齢者を苦しめるのだ。

 この支給金は、今年度のワクチン対策費などに充当させた歳費の余剰金で、余剰金があること自体認めがたいことである。毎年国債を発行する苦しい国家財政の中に、不埒な予備費などという政治的な思惑を匂わせるような財布を抱えるから、あらぬ出費を考えるのだ。しかもこの給付金は、昨年障害や遺族年金の受給者で、所得が低い住民税非課税世帯に対して支給した「臨時特別給付金」10万円を受け取った人を除かれる。支給時点では何とか苦しい世帯に報いたいと御託を並べていた。それが今回は、金額は減ってはいるが、前記者を除いて何と年金生活者約2千6百万人に一律5千円が支給される。この支給金を考え出した知恵者は、高齢者をいくつもの物差しでそれぞれ別の尺度で計っているのではないか。しかし、これでは毎年財政不足を借金で賄っている国家予算を益々窮地に追い詰めるだけではないか。

2022年3月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5322.2022年3月17日(木) 震災は忘れたころにやって来る。

 昨晩の地震はかなり大きかったが、案の定震源地の宮城、福島県では死者4人を含めて甚大な物的被害が出ている。特に鉄道の被害が大きく、東北新幹線では初めて見るような走行中の列車の脱線事故があった。17両編成の列車が16両も脱線してしまった。田園地帯の高架橋上を走行中に地震にやられて、上下左右に揺れた挙句に脱線したようだが、高架橋下の橋脚を見るとかなり破壊されているので、多分橋脚がダメージを受け、線路が沈み脱線したのではないかと推察する。これでは当分復旧は難しいのではないだろうか。

 この地震のマグニチュードは7.4、震度は6強だったが、その後今朝7時までに震度1程度の余震が14回もあったというから、揺れが収まったところで油断は出来ない。「震災は忘れたころにやって来る」。東日本大震災11回忌を約1週間前に終えたばかりであるが、このことを肝に銘じて心しなければいけないと思う。

 さて、昨日岸田文雄首相が記者会見を行い、今月21日まで18都道府県に発せられているまん延防止等重点措置を全面解除すると語った。首相の言葉を借りると、まだ新規感染者が出ているが、一時に比べてその数は大分減ってきているので、経済、社会活動など広い目で見て解除を決定したという。ただ、現在の第6波が収まっても、必ず第7並みが来るという専門家は多い。そうなった場合、ご破算で願いましては、と再発出することになるのだろうか。

 実は、お隣の韓国では日本以上にワクチン接種割合が高いのに、このところ急激に新規感染者が増え、昨日は1日だけで62万人にもなった。一昨日40万人を超えて警鐘を鳴らしたばかりである。あのフェイク報告の多い中国が、この3年間で総計76万人にしかならないのに、韓国の防疫は信じがたい。

 同時に記者会見で首相は、ウクライナ問題でロシアを非難するとともに、日本として最恵国待遇撤回の制裁を発表した。ロシアのウクライナ侵攻に対しては、ロシアに対する非難が止むことがない。ウクライナが求めているウクライナ上空のロシア機飛行禁止区域設定に対して、アメリカのバイデン大統領はYESという代わりに、約950億円の支援を提供すると発表した。アメリカは、ロシアと直接向かい合うことにより第3次世界大戦へ進むことを極力避けようとしている。その理由は、今や常人の神経を失ったプーチン大統領が、核のボタンをいつ押すか分からないことと、化学兵器を使用する恐れがあるからである。

 そのロシアに対する経済制裁が漸く効果を上げつつある。そのひとつは、ロシアにデフォルト(債務不履行)の可能性が出てきたことである。国債の利払いの支払い期限が迫っているが、ロシアは米欧の経済制裁によりドルで支払えなくなった。プーチン大統領は自国通貨のルーブルで支払うと言っているが、そうなるとデフォルトに陥る可能性が高まる。デフォルトとなれば、ロシアの信用が失われ、ルーブルの価値は下がり、物価の高騰などでロシア経済は大きな打撃を受ける。3月中に7.32億㌦(約77億円)、4月には21.29億㌦(約2,512億円)の支払いが迫っている。さぁ!ロシアよ どうする?

2022年3月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5321.2022年3月16日(水) 友人夫人の染織展を見学

 市川学園中学1年生時のクラスメートで、親しく交誼を重ねている同姓の近藤總さんの奥様好江さんが、染織展示会を日本橋三越前のコレド3で開催するとご案内をいただいていた。今日妻とともに会場を訪れ、奥様が創作されたひとつひとつの染織作品とその創作過程について、奥様から大変分かり易い説明をしていただいた。紬を染織するために植物から絞り出した汁を温めたり、冷やしたりしながら希望している色合いの液を取り出して繊維、或いは紙に染めるそうだが、その繊細な作業を丹念に続ける努力とご苦労は並大抵ではないと思う。

 この展示は、4日の東京新聞にも取り上げられた。「伝統工芸作品展」をはじめ、過去にいくつもの工芸展で度々授賞されておられるが、中でも2001年に授賞された、三越で開催された伝統工芸新作展では、当時天皇、皇后両陛下の前で授賞された作品が披露され両陛下にも鑑賞していただいた。その技術とセンスは、昨日や今日に習得されたものではない。元々女子美大図案科で学ばれ、グラフィック・デザイナーとして活躍されていた。夫君の近藤さんも武蔵野美大出身で、デザイン会社を経営し、商業的な広告などで数々の賞を授与されているし、「プレイボーイ」誌の表紙画を飾ったこともある。夫妻揃って芸術家として活躍中であり、制作される便箋など私的な作品などでもしばしば感服させられている。ご夫妻揃って益々ご活躍されることを祈念している。

 近藤さんとは、お互いに後期高齢者であるが、歩く道は違えども今後とも年齢などに捉われず、切磋琢磨して前を向いて歩んで行きたいと願っている。

 さて、ウクライナ情勢は今日も慌ただしい。昨日ロシア国営テレビ画面に「戦争反対」のプラカードを掲げて登場した女子職員が、その後警察によって身柄を拘束された。しかし、厳しい処分が課せられるかと思いきや、その日の内に罰金3万ルーブル(約3万円)で保釈され、今後裁判にかけられるようだ。ロシア軍の激しい攻撃が続く東部マリウポリでは、電気、水道、ガスが2週間も止まったままで、病院では患者が増えて薬品が不足している。死者も増えて公園には集団墓地が掘られ、死者が埋葬されている悲劇的な状況にあるという。

 そこへ今日アメリカ連邦議会では、ウクライナのゼレンスキー大統領が上下院議員を前にリモートによる演説で、アメリカへの支援に対する感謝と引き続き支援をお願いした。これはNHKで生中継されたが、演説を終えると拍手喝采だった。すでにイギリス議会でも演説を行っているが、日本政府に対しても同様に、ウクライナ政府から国会でゼレンスキー大統領の演説を動画で映し出してもらえないかと打診があり、与野党ともに前向きな対応で応じる意向のようだ。。

 日本の報道はとかく西側の立場に傾き過ぎるきらいがあり、もう少し中立的立場で報道すべきとの声は多いが、このゼレンスキー大統領の演説は、中立云々よりもロシアにより国際法無視の暴挙で戦場化された被害者ウクライナの実態から考えれば、演説をすることを拒否する理由はどこにもないと思う。われわれ日本人が、ロシアのウクライナ侵攻に関心を抱いている立場上からも、セレンスキー大統領の考えを正面から受け止めたいと思う。

 さて、そろそろ就寝しようと思っていた矢先の夜11時34分、突然大きな揺れがあった。かなり長い間に亘って揺れ続け、慌てて雨戸を開けた。地震速報によると福島県沖を震源地とする震度6強の揺れで、東京都内でも震度4と公表された。寝室の飾り物が大分落ちた。本当に自然災害はいつ襲って来るか分からない。怖いものだ。

2022年3月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com