ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5340.2022年4月4日(月) 若大将・加山雄三の3時間SP番組

 今日は真冬の気候になるとの予報通り、朝から1日中雨が降り続き確かに寒かった。今日の最高気温は、北海道の札幌でさえ℃14.2であるのに東京が℃9.8と正に真冬の寒さだった。区役所へ用足しに出かけることもウォーキングも止めてしまった。家の中に籠り切りだったのも久しぶりである。暇つぶしに一昨日の晩にNHK・BSで若大将・加山雄三をテーマにした番組「永遠の若大将」の録画を2部構成で1時間半ずつ、3時間分を一気に観てしまった。

 加山は湘南・茅ケ崎市に居住していたことや、海が大好きだったことから彼の楽曲は、海を唄っている歌が多い。かつて茅ヶ崎海岸に沿って目につくホテルがあった。父親の上原謙とともに投資していた加山が、ホテルの倒産によって多額の借金を負ったことはその当時大きな話題となった。その「パシフィックホテル茅ヶ崎」内のボーリング場で何度か、鵠沼に住んでいた頃父や兄弟たちと一緒にボーリングを楽しんだことがある。その意味でも若大将・加山雄三には親しみを覚えていた。

 ビデオの第1部は「復活若大将」と題した、2019年脳梗塞で倒れ退院してからリハビリを続けた後に、昨年12月に日比谷で行ったライブショー実現に至るまでのリハビリ・復活記録だった。長いリハビリの途中ではあったが、コロナ禍の中でファンの目の前で歌いたいとの強い思いで、ライブショーにこぎつけるまでの努力の過程を映し出していた。脳梗塞の影響がまだ残っており、ステージではステッキや、椅子に頼ることも多く、声も絶頂期に比べれば、物足りない気もしたが、こればかりは無理もない。この前後に文部科学省から「文化功労者」として受勲もした。とにかく彼の歌は、難しい歌詞もなく、メロディーも口ずさみやすい。ヒット曲も数多い。

 ビデオ第2部は、「77歳の武道館」と題して喜寿を迎えて武道館で開かれたライブ・コンサートの一部始終を伝えていた。知っている加山の曲を、次から次へと歌っては満員のファンから拍手喝采を浴びていたし、加山のトークもそれに応えていた。。♪君といつまでも♪、♪お嫁においで♪、♪旅人よ♪、♪海 その愛♪、♪ぼくの妹に♪等々、ヒットした多くの楽曲を歌った。彼は、これまでに珍しいほど多くの大災難に遭ってどん底に突き落とされているが、逞しく立ち直ったのは、強い負けず魂と歌への愛情があったからだろう。特に前記ホテル倒産に伴う多額の借金、スキー場で雪上車に押しつぶされて重傷を負ったこと、そして歌にまで唄った愛用船「行進丸」の火災災難など数々の不運に遭遇していることだ。

 シンガーソングライターの奔りとして恵まれた作詞と作曲の才能に加えて、ピアノとギターなどをこれほど多彩に操る歌手はそうはいない。ある意味で天賦の才を持って生まれたと言えよう。観ていて楽しかった。

 しばらくしたら、またビデオで加山雄三の歌を聴いて楽しみたいと思っている。

2022年4月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5339.2022年4月3日(日) 柔道の小学生全国大会中止

 今年から柔道の小学生全国大会が中止と決まった。今時珍しい決断だと思う。今ではどんなスポーツでも、県大会、地方大会、全国大会へと規模が少しずつ大きくなり、小学生から勝負に勝つことだけを目標としているような感じである。日本柔道連盟では、あまりにも勝つことに目が行きすぎて、柔道本来の楽しみである練習で会得した技で相手を投げることより、勝つために組手を争うことばかりしているという。むしろ「身体が丈夫になった」、「友達が出来た」、「新しい技を覚えた」という柔道をしたことが、将来その子の人生にプラスになれば、小学生はそれでよいとの考えを山下康裕・日本柔道連盟会長が明かした。

 これは何も柔道だけに限ったことではなく、学校スポーツの現場がずっと抱えている課題でこれまでとかく問題になっていた。中でも全国大会を目指す強豪校の練習風景では、日ごろから厳しい練習に加えて、しごき、或いは暴力やパワハラが課せられることがしばしば話題になる。

 今回の日本柔道連盟の決断は、他のスポーツにとってもひとつの試金石になると思う。稽古事には、いずれも多少の厳しさは必要であるが、毎日の練習が楽しいものでなければ、スポーツの本質とは相容れない。とかく勝負に拘り勝つことにのみ気持ちが向いて厳しい練習にばかり目が向きがちであるが、それではスポーツの楽しみを奪ってしまう。

 日本柔道連盟ばかりでなく、他のスポーツ団体も最終目的がプロ選手を目指すとの目標があるスポーツなどでは、日ごろからどうしても練習が先鋭化しがちになるが、少しは柔道の例を参考に、練習を全体的にクールダウンすることを検討してみても良いのではないだろうか。

 最近高校野球部内で監督による暴力行為が問題になり、監督が出場停止などの処分を受けることが、増えているように思う。かつて次男が高校ラグビー部員だった当時、菅平の夏季合宿で、当時別の強豪校監督が厳しい態度で、選手同士でお互いを往復ビンタするよう命じている光景を目撃したことがあったが、見たくもない見苦しいシーンだった。日本の学校スポーツ界には、昔の軍隊の影響を受けたようなスパルタ訓練が称賛される傾向がある。強くなることに異存はないが、それも行き過ぎるとむしろマイナス面が出て来る。学校スポーツは、あくまでアマチュアであることを忘れてはならない。他の運動部も少しは柔道界を見習ってほしいと思う。

 さて、一時は収束の方向へ向かっていた新型コロナウィルス新規感染者が、再びぶり返してこの1週間は前週に比べて連日上回っている。そういう緊急事態時において、昨日野田聖子・少子化・地方再生担当大臣が陽性となったが、今日新たに古川禎久・法務大臣の陽性が判明した。古川法相は、岸田首相の特使としてポーランドを訪れる予定だったが、濃厚接触者の疑いがあり、急遽特使は林外相に代わった。政治家も少々コロナに対する警戒が甘いのではないかと思う。これでは、国民に自粛を求めてもケジメがつかない。

2022年4月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5338.2022年4月2日(土) 物価上昇と高齢者サービスの低下

 戦地のウクライナの地名が、最近になって変更が取り沙汰されていたが、政府はウクライナ政府と話し合いの末、正式に一部地名をこれまでのロシア語からウクライナ語に変更することに決めた。

 首都キエフを「キーウ」とすることに抵抗はないが、原発事故を起こしたチェルノブイリが、「チェルノービリ」に変るという。「アベさん」から「スガさん」のように単純な似た者同士の変更なら楽だが、チェルノブイリは覚えるのに少々時間がかかりそうだ。その他目立った変更は、「オデッサ」が「オデーサ」へ、更にロシア文学によく登場する「ドニエブル川」を「ドニプロ川」に変る。これまでロシア語だったことを考えると、いかにロシアとウクライナが隣国として密接な関係になったかが偲ばれる。

 さて、昨日新年度に入って早々物価がかなり値上げされたようだ。特に日常必要品の食品が値上げされたことが家計を圧迫しそうだ。この他にもロシアへの制裁によりロシアから原油が入らなくなったことから、ガソリン代が大きく上がっている。この他にも電気代、ガス料金も大分上がっている。

 今までほとんど値上げをしなかった鉄道会社も新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、これまでにない厳しい経営を強いられていたが、それも限界に来たようで、鉄道運賃値上げに向けた動きが見られる。すでにJR西日本が一部区間の値上げに踏み切ると発表した。2019年消費増税分の値上げを実施したことはあるが、それ以外に1987年の国鉄民営化以来、JR各社は一度も運賃値上げを実施しなかった。それは他の私鉄各社でも同じで、鉄道運賃は上がらないものと信じられたくらい安定的だった。

 それが、今回のコロナによる打撃で、JRのみならず大手私鉄も運賃値上げを検討している。しかし、鉄道運賃は国民生活上大きな影響があり、国土交通省は簡単には値上げを認めず、認可制を取っている。最近の情報によると東急はすでに1月に値上げを国交相に申請し、来年3月から実施の予定であり、関西では近鉄も値上げを検討しているという。いずれ他の私鉄各社も追随するだろう。

 その他にもコロナによる影響ではないが、今年度の年金が0.4%引き下げられる。2年連続の引き下げである。若い世代が少なくなり、年金の原資の減少が懸念されるということから、有無を言わせず年金が引き下げられる。しかし、今年10月から高齢者医療費が値上げされるように、理由を単一的に捉えて国民に無理やり納得させようとしているだけで、もっと多角的に費用の捻出を考えようとしない。高齢者にとっては、日本は段々生活し難い国になっているように思える。

2022年4月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5337.2022年4月1日(金) 新年度スタート、今日から18歳は成人

 今日から新しい年度がスタートした。企業の入社式が全国各地で開催されたようだが、そのスタイルも年々様変わりしている。外国人を採用する企業が増えたことや、大学新卒社員と中途入社社員がともに出席し、差別をつけることなく公平感をPRしている企業もある。

 また、今日から18歳と19歳の青年を成人と見なすことになった。1878(明治9)年以来、これまで成人年齢は満20歳だったが、これが146年ぶりに2年引き下げられ成人として大人の責任と振る舞いが求められることになった。すでに選挙権は18歳から認められており、誕生日を迎えた高校3年生は今後自ら大人としての責務を問われることになる。近年若者の政治、及び選挙離れが著しくなったと伝えられている。果たして選挙権を引き下げたことによって若者の選挙離れが回復するのかどうかについては、なんとも言えない。自分自身を振り返ってみても、18歳は高校生活最後の年でラグビー部活動も終え、いよいよ本格的に大学受験勉強に突入した。今でこそ選挙で投票するのは当然と心得ているが、当時選挙があっても投票所に足を運んだかどうかはわからない。それは2年後20歳になって選挙権を得たが、選挙が行われたかどうかは記憶にない。それでも当時まだ浪人中で投票所に行った記憶がない。

 最近若者が政治に対する関心が薄れたのではないかと心配する声をしばしば耳にする。それは、60年安保闘争とか、ベトナム反戦運動のような政治と密接な社会運動が見られなくなったせいでもある。

 社会運動と接する機会が少なくなったせいだろうか、政治にも関心が高いとは言えない。結果として、保守的傾向が強くなり、自民党が勢力を拡大し、憲法改正、核共有国問題が堂々と話題となるようになった。怖いのは、保守的傾向に歯止めがかからなくなってきたことである。その意味でも今年成人となる18歳の若者たちに、もう少し社会問題や政治問題に関心を持ってもらいたい。

 さて、世にも奇妙な事業が昨日を以て終了した。40年以上に亘って日本が、中国に対して行っていた途上国援助(ODA)の終了である。1979年に中国政府が戦時賠償を放棄する見返りに、当時まだ経済面で立ち遅れていた中国を支援する目的で、日本は有償、無償、技術協力を合わせて3兆6千億円を支援してきた。それが、その途上で中国経済の発展に伴い、中国自体がアフリカ諸国の経済支援を行うようになった。日本は国際協力機構(JICA)を通して中国へ支援していたが、同時に中国もアフリカへ支援している事態となり、実質的には日本から支援された資金がアフリカでは中国からの支援として受け取られるようになった理不尽な事態を招来した。中国は日本の褌で相撲を取っていたわけである。その時点で、日本は中国への支援は最早所期の目的を果たしたとして以後中止する旨中国政府に申し入れたが、中国は承服せず、約束は最後まで守れと主張した。とにかくすったもんだした末に、最終的に昨日になって、対中国ODAは終了した。中国を相手にするのは難しい。やれやれである。

2022年4月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5336.2022年3月31日(木) 任官辞退の防衛大卒業生は教育費を返還すべき

 一昨日近所の呑川緑道を妻とお花見がてら桜並木のトンネルを歩いたが、今日駒澤公園傍を通り東京医療センターへ行く途上で、満開の桜をつくづく見ていたが、ちょっとした小さな風で花びらがひらひらと舞い落ちる。今日が3月最後の日でもあり、これから花びらは毎日少しずつ散っていくことだろう。まもなく日本の春も終焉だ。そう言えば、今朝わが家の庭に今年初めて鶯のつがいがやってきた。もう白梅は散ってしまっている。気が付いたのは、これも初めて「ホケキョ」と一声あったからである。行く春を惜しんで別れを告げに飛んで来てくれたのだ。鶯の気持ちを嬉しく感じたところである。

 3月と言えば、卒業シーズンで、各地の学校でそれぞれ卒業式を挙行している。卒業式と言えば、昔は必ず歌った♪仰げば尊し♪が近年はあまり歌われなくなったという。その代わりに海援隊の♪贈る言葉♪や、松任谷由美の♪卒業写真♪がよく歌われるようだ。実は笑い話のような実話があった。いつかNHK番組「鶴瓶の家族に乾杯」で、女子高校生2人が「仰げば尊し」を知らず、鶴瓶が冒頭部の♪仰げば~尊し~♪と歌ったのに続けて♪わが師の恩~♪と口ずさんだところ、女高生が「和菓子の恩?」と首を傾げたので、流石の鶴瓶も呆気に取られて笑ったほどだ。これほど酷いのは、珍しいが、そういう時代になったということだろうか。

 ところで、自衛隊幹部養成校の防衛大学校でも例年通り卒業式が行われたが、全大学の中でも唯一、総理大臣と防衛大臣の2人も大臣が出席する豪勢なものだ。しかし、今年は、また新たな問題が表面化した。卒業生479人中72人が自衛官への任官を辞退したのだ。実に卒業生の15%に上る。彼らは卒業式に出席出来ず、別の場所で卒業証書を授与されるようだが、岸防衛相も遺憾の意を表していた。これは過去2番目に多い。

 問題なのは、任官辞退の卒業生は他の卒業生とともに、将来各自衛隊で幹部候補生となるために防衛大学校に入学して学び、必要とされる知識を学び取った筈だ。卒業までに彼らにかかった教育費は馬鹿にならない。すべて国民の税金によって賄われたが、授業料は免除され、給与まで支給されてきた。こうなると彼らが自ら好む道を進むのは止むを得ないとしても、自衛官となるとの約束を裏切っており、財政的にも国家が彼らを養い教育してきたことを考えると、彼らに投資した費用を返済させるのが筋ではないだろうか。経済的に困った学生たちを救うためには奨学金とか、育英資金を貸し付けているが、普通それらは社会人になってから全額返済が義務付けられている。ならば、任官辞退の防衛大生から国は注ぎ込んだ費用を返済してもらうことは至極当然だと思う。彼らは国との約束を履行しなかったので、国に返すべきものは返さなければいけないと思う。

2022年3月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com