ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

ブログ一覧

5350.2022年4月14日(木) 韓国国会議員の対応に失望の声

 昨日までの真夏日、夏日から一転して今日は真冬並みの寒さとなった。東京都内では午后3時に11.7℃を記録し2月下旬並みの陽気だった。雨も降り庭木にも良いが、苔に艶が出て来ることを期待したい。

 さて、いつものことながらウクライナ情勢について、理解し難い情報も入って来る。侵攻を続けているロシア国内では、プーチン大統領の支持率がかなり上がって83%だというが、ウクライナの戦況を正しく把握出来ていない国民と、作為的な術を使うロシア政府の欺瞞的なやり方から見て、この高い支持率はとても信用出来ない。

 更にこの数日ロシア正教会のキリル主教とプーチン大統領との密接な関係が伝えられている。政教分離であるべき宗教活動が、まったく正反対でキリル主教はプーチンのお蔭で現職に就いたとされ、大統領の行動を全面的に支持している。しかもジェノサイドを冒したとも言われるロシア軍に反対もしないというのは、宗派の指導者としてはとても考えられない。一部には、主教に反対してその元を去った宗教家がかなりいるという。

 一方、ウクライナについては、このほど韓国国会で行われたゼレンスキー大統領のリモート演説に対して、300名の国会議員のうち出席した議員がほぼ50名で2割にも満たない出席率だった。何とも寂しい結果だった。日米の国会議員に対して行われた同じ国会演説では、ほぼ全議員が出席したのに比べて、あまりにも少ない出席者である。また、演説会場では、ゼレンスキー大統領がすでに演説準備OKにも拘らず、韓国議員が後から後から挨拶を続けて、大統領はずっと所在なさそうに待ちぼうけを食っていたそうだ。ウクライナの苦悩を承知している筈の国会議員の行動としては首を傾げたくなる対応である。

 その演説でゼレンスキー大統領は、韓国が朝鮮戦争を経験したことについて同情的に言及した。ウクライナには兵器が必要なので韓国の持っている兵器を支援してくれれば有難いとお願いした。韓国側の支援策は分かっていないが、この日の韓国議員の対応には、流石に韓国メディアからも「誠意がない」とか、「恥ずかしい」と厳しい声が上がっている。

 ついては、ネットで知ったことだが、日本でロシアに対するこんな珍しい一件があった。JR山手線・恵比寿駅西口改札口上に東京メトロ日比谷線の案内板が掲示されている。そこへ昨年のオリンピック、パラリンピック開催前に日本語、英語、韓国語に加えてロシア語の行き先表示アクリル板看板が掲げられた。ところが、今月7日にそのロシア語看板にカバーが被せられ、ロシア語文字が隠れてしまったという。いろいろ理由があったようだが、昨今のウクライナ情勢に利用客から「不快だ」と撤去するよう求められ、それにJRが応じたという。こんな市民生活の中にもウクライナ侵攻のロシアに対する不満と拒絶反応が表れたということだろう。

2022年4月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5349.2022年4月13日(水) 1㌦=126円台、20年ぶりの円安昂進

 このところ物価上昇が目立つようになった。日本銀行が昨日発表した2015年を100とする、国内企業物価指数の3月は112で、第2次石油危機の影響があった1982年12月以来、39年3か月ぶりの高水準になった。3月の価格水準は前年同月より9.5%も上昇し、今年2月の過去最大だった9.7%に匹敵する上昇率だった。それは新型コロナウィルスやウクライナ情勢の悪化による資源高や円安が主な原因である。

 アメリカでは3月の消費者物価が昨年より8.5%も上昇し、約40年ぶりの高水準になったという。この急激な物価上昇を抑えるため、3年ぶりに0.25%の利上げを決定した。しかもこのインフレ傾向が収まらない場合には、更に0.50%の追加利上げも検討するという。

 一方、日本の金融関係者は諸物価が値上げされている現状をどう考えているのか、アメリカとは逆に日銀では長期金利の上限を0.25%に抑え込む方針を維持しており、日米間の金利差が拡大した。その結果、円安相場が進み、昨日は6年ぶりの高水準である1㌦=125円台に達したが、今日は一層円安が進み凡そ20年ぶりに1㌦=126円台となった。何と先月半ばまで1㌦=115円台で推移していたものが、この1か月間に10円余も円安が進行してしまったのである。これにはウクライナ情勢によって制裁対象国ロシアから石油、天然ガス等が輸入出来なくなったことが大分影響しているが、今後この円安状態が続くとすれば、輸出にも大きな打撃となり、更なる物価上昇を招くことになる。
 ところが、最近下落傾向にあった株価が、円安と引き換えに東京株式市場では反転して一気に値上がりした。日経平均株価の今日の終値は、昨日より508円も値上がりした。

 ウクライナ侵攻については、アメリカのバイデン大統領がロシアの行為をこれまで戦争犯罪と非難していただけだったが、昨日になり我慢しきれなくなったのか、遂にロシアの行為はジェノサイド(集団殺害)であると一歩踏み込んで非難した。この日ウクライナ東部のマリウポリでは知事が、死者の数は2万人を超えたと発表した。

 また、コロナについては、感染者が世界で5億人を超えたと昨日ジョンズ・ホプキンス大学が公表した。今年1月に3億人、2月に4億人を超えたが、相変わらず新規感染者は、増え続けている。これでは、物価の上昇も止まらず、円安も益々進むことだろう。国民はだんだん厳しい生活を強いられるようになるだろう。

2022年4月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5348.2022年4月12日(火) 想い出のシベリア鉄道がデフォルトに

 ロシアのウクライナ侵攻を機に、世界各国からロシアへの非難が集中し、ロシアに対する経済制裁が極めて深刻なものとなり、徐々にロシア経済を苦しめている。

 そして遂にその第1弾がロシアを襲った。ロシア国営鉄道会社「ロシア鉄道」が、外貨建て債務の利払いができず、デフォルト(債務不履行)との認定を受けたことがわかった。ロシアのウクライナ侵攻以降、ロシア企業のデフォルト認定は、これが初めてである。ロシア鉄道と言えば、当然最大の売り物である「シベリア鉄道」を経営している。そのシベリア鉄道もデフォルトの影響を受けることになる。ウラジオストックから首都モスクワまで9,300㎞、時差が7時間もある長い区間を7泊8日もかけて走行する。私が乗車したのは、もう20年も昔の3月初旬で都市はもちろん、車窓から眺める森林風景はどこも夢幻的な銀世界だった。雪の季節に訪れた理由のひとつは、トルストイの「復活」に惹かれていたからである。ヒロイン・カチューシャが殺人犯としてシベリアへ送られ、それをネフリュードフ公爵が雪の中を追っていく方向とは逆に、私はモスクワ方面に向かった。作品のイメージはロマンに溢れておりその情景と雰囲気を現場で感じてみたかったからである。確かにコンコンと降り続く雪の中を走り抜けるのはロマンチックだった。

 今のJR各社の高級列車に比べれば、その設備等は大分見劣りする。私が乗ったのは4人1室の2等車だったが、座席だけの3等車は家族連れのロシア人でいっぱいだった。素朴で変哲もない外の景色を眺めているだけで、やや退屈だったが、満足感に浸れた。太陽が地平線に沈むシーンは何とも言えず神々しかった。

 あのシベリア鉄道は、デフォルトによってどうなるのだろう。そして沿線に住んでいるロシア人たちの生活はどんな影響を受けるのだろうか。

 ロシア鉄道は3月にスイス・フラン債権(約340億円)の利払い期限を迎えて、ルーブルで支払うつもりが、制裁により西側の金融機関が協力せず、受け取ってもらえずデフォルト(債務不履行)第1号となってしまった。ロシア鉄道はロシア政府の鉄道部局をその前身としており、隈なく路線がロシア全土を走っており、従業員の数も約77万人を数えるというからスーパーマンモス企業である。現実的に倒産となれば、彼らも路頭に迷うことになる。

 それにしても今ではロシアへの旅行はもちろん、海外旅行も思うように出来なくなってしまった。ロシアへの旅行はしばらく無理だろう。ロシアのような広大な国は、現地を訪れてみなければ、その実態は分からない。その点で、武者修行でシベリア鉄道に乗ったことや、30年前にシベリアの戦没者遺骨収集の調査で、つい最近ウクライナ避難民がロシア軍によって連行、移住させられたとの噂も出たサハリン方面へ旅することが出来たことなどは、今思えば貴重な価値のある旅だった。

 ロシアが強気一辺倒でこのまま突き進むのか、或いは自己反省して制裁から解放されロシア鉄道のデフォルトも解除されてロシア社会も安定状態を取り戻せるのか、プーチン大統領にとっても正念場である。

2022年4月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5347.2022年4月11日(月) プーチンの後を追う習近平と金正恩

 このところ気温が毎日ぐんぐん上がっている。ご多聞に漏れず今日も全国各地で夏日が多かったが、驚いたのは、岩手県内だけは今年初の真夏日の地区がかなり見られたことである。特に意外だったのは、東北地方にフェーン現象があったために東北地方の気温が全国的にも一番上昇したことである。中でも岩手県でその現象が顕著で、全国都市の中でも岩手県の都市が高温都市1位から6位までを占め、それらはいずれも真夏日だった。因みに1位の宮古市は31℃、2位山田町30.9℃、3位釜石市30.3℃、4位岩泉町小本30.2℃、5位岩泉町、及び久慈市30℃だった。極め付きは全国上位10位内に岩手県内の8都市が入ったことである。沖縄の南の西表島がやっと12位に入ったくらいである。上位50位内に東北地方の都市が34、沖縄が9都市で、暑いと思いがちの九州地方の都市がひとつとしてランクインしなかった。意外にも今年は、「暑さは東北(岩手)」を印象づけることになるだろう。

 さて、北朝鮮では、金正恩・朝鮮共産党総書記が、その座に就いてからちょうど今日10年目を迎えた記念式典を金正恩欠席の中で行った。今年は祖父の金日成生誕110年でもあり、国家財政が苦しい中で派手な外国向けPR行事を開催することを検討しているようだが、独裁者が権力を握ると何をやり出すか分からないから困る。ロシアの独裁者プーチン大統領は、今度のウクライナ侵攻によって今では世界中から戦争犯罪人として非難され糾弾されているが、プーチン自身には改める気持ちはさらさらなさそうで、ひたすら「前へ 進め!」あるのみである。

 プーチンに次いで怖いのは、この金正恩と中国の独裁者である習近平・国家主席である。2人とも世襲によって現在の地位に上り詰めることが出来た。ライバルを左遷によって追い落とし、周囲にはご機嫌取りの取り巻きだけを置いて、民主主義の基本である選挙制度を採り入れず、国内から自由、言論、民主を排除して国民の気持ちを斟酌することなく、政治を自らの考えだけで一手に取り仕切っている。憲法といえるものがあるのか、疑問を感じるが、仮にあったとしても憲法を順守することなく、いつでも自己都合で勝手に変えてしまう。自らの任期は自分の胸三寸である。これが現今の中国と北朝鮮の政治である。恐るべきは、今回のプーチンのひとり芝居「ウクライナ侵攻」が、いずれどういう結果になろうとも終結し、プーチンの出番がなくなった後にこの2人の独裁者が、一層強い非人道的権力を行使する恐れがあることである。習近平と金正恩による第2のウクライナ事件が起こらなければ好いがなぁと気にかかる。

2022年4月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5346.2022年4月10日(日) 戦争がもたらす各国首脳の誤解と不信

 一昨日辺りから気温が上昇しているが、今日は午前中から暑く東京都心では26.8℃を記録して今年最初の夏日となった。因みに昨年の夏日は4月21日だった。

 こう暑くなるとウォーキングも楽ではない。出来るだけ日陰を探して歩く有様だ。近くの宮前公園内の桜も大分散って二分咲きというところだろう。今週中には桜は見られなくなるのではないか。

 さて、連日悩ましいニュースを知らされる新型コロナウィルスとロシア軍によるウクライナ侵攻であるが、前者についてはこのところ東京をはじめ大都市を中心に全国的にも新規感染者が増加して、沖縄県では知事が第7波に入ったと認識していると語った。

 後者については、相も変らぬロシア軍の残虐な攻撃がウクライナ各地で行われている。特に残酷なのは、東部ドネツク州の鉄道駅で避難のため列車を待っていた人びとが、国際条約で禁止されたクラスター爆弾がロシア軍によって使用され、子ども5人を含む52人が犠牲になったことである。この事実をロシアは否定している。首都キーウ近郊のブチャでは先日空爆が行われ多数の死者が出たばかりだが、同じキーウ近郊のマカリウでは、射殺された132人の遺体がロシア軍撤退後に見つかったという。

 ロシア軍の非人道的な軍事行動について、久しぶりに意外な人物が発言した。かつて長年に亘ってイタリア政界最前線で活躍していたベルルスコーニ元首相である。20年間盟友として付き合ってきたプーチン大統領に対して愛想尽かしの発言をしたのである。以前は「プーチンは世界のリーダーの中で間違いなく№1だ」と買い被っていたが、そのロシア軍の軍事侵攻に対して「プーチン氏は侵略の全責任を取らなければいけない。ウクライナを攻撃したことでロシアはヨーロッパに加わることなく、中国の手中に落ちることになった」と厳しく批判し、剰え唯一の強大国仲間である中国の配下に入るまでになったとまで言ったのである。

 また、昨日第1回の投票が行われたフランス大統領選でこれまで支持率が低迷していたマクロン大統領が、ウクライナ侵攻に際してロシアのプーチン大統領と停戦のために15回も電話会談し、評価を上げていたと見られていた。だが、これに対して避難民を多数受け入れているポーランドのモラビェッキ首相が、その会談では成果を生んでいない。プーチン大統領と会談して何を得たのか、と批判した。これを憤慨したマクロン氏があなたこそ極右の反ユダヤ主義者だと応酬して、両国外務省の対立にまで至っている。

 戦争が長引けば、いろいろなところから想像も出来なかったような波紋が広がり、それが取り返しのつかない事態を招くこともある。一刻も早く戦争を止めるべきである。

 ところで今日日本のプロ野球界に久しぶりに祝砲が飛び込んできた。開幕してまだ1週間しか経っていないが、一昨日開幕したアメリカ・メジャーリーグで昨年MVPを獲得した大谷翔平選手への期待もあり、日米プロ野球が盛り上がっている。そこへ今日プロ入り3年目、20歳のロッテ球団・佐々木朗希投手が、何と28年ぶり16人目の完全試合を達成したのである。プロ野球記録の13人連続奪三振とタイ記録の1試合19奪三振のおまけまでついた。こういう若者の記録は清々しく頼もしく思う。

2022年4月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com