ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5379.2022年5月13日(金) 北朝鮮にもコロナ感染者が・・・。

 昨日北朝鮮がまたミサイル弾を3発発射した。今年に入ってから何と15回目である。北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射に対して、国連安全保障理事会は、11日緊急理事会を開催して北朝鮮への追加制裁を求める決議案を提出したが、北朝鮮の後ろ盾になっている中ロの反対で採択は難しい。中ロ両国は、制裁強化よりむしろ制裁を緩和する決議案の準備を進めている始末である。中ロが大勢に反対するのは、いつものことである。

 その北朝鮮について今日2件ほどホットニュースが伝えられた。

 ひとつは、北朝鮮国内に急速にコロナ感染が拡がっていることである。アメリカで100万人が、日本でも3万人のコロナ死者が出て、世界的に5億人を超える人々が感染している状況にも拘わらず、これまで北朝鮮は国内のコロナ感染者をただの1人も公的には報告されていなかった。それは中国との陸路国境を封鎖すなど厳しい水際対策を取り、完全に感染を抑え込んでいるとの自信の下に、これまで長い間国内の感染例は発表されていなかった。この感染者発生の事態に対して、韓国政府がワクチンなど積極的に支援する意向を示したが、これまでアメリカなどが、WHOの国際支援組織を通じて再三支援を申し出たが、北朝鮮が不要だと断っていた経緯もあり、今回アメリカ政府は現状では支援する気持ちはないと突っぱねている。

 それにしても2千数百万人程度の人口の内、あっという間に35万人もの国民が感染したというからその感染力は恐ろしい。実に短期間の間に国民の2%近くが感染したことになる。この感染禍を北朝鮮は、全都市を封鎖することによって抑え込むつもりのようだが、果たして思惑通り行くだろうか。

 もうひとつのニュースは、韓国の文在寅・前大統領の側近だった卓賢明秘書官が、不覚にもつい口を滑らせたのか自慢話が一部に物議を醸しているという。秘書官は前大統領と北朝鮮を訪れた際、軍事パレードについて北朝鮮側に次のようにアドバイスしたというのだ。軍事パレードは昼間に実施するより夜間に行った方が、ライトが当たり効果的だと自分が話したので、今年のパレードは夜間に行われたということのようである。その効果とは、ライトアップにより全体にアピールし、特に国民に見せたいパートは明るくライトを当て、見せたくないところは光を当てずに隠すことが出来ると北朝鮮側に伝えたのだという。この反響はまだ表れていないが、李相哲・龍谷大学教授によると、北朝鮮は自国の国家的イベントが韓国人のアドバイスによって行われたことに対する不審感、また北朝鮮に隠すような秘密の箇所があると言われたと受け止められ、北朝鮮が不快感を示して新たな対応に出る可能性があるという。同時に韓国国内でも卓秘書官が得意気に北朝鮮に対する自慢話を語ったことに対して批判が出るだろうとコメントしていた。

 韓国の立場としては、北朝鮮とは同じ朝鮮民族としてあまり対立したくないというのが本音だろう。ウクライナではウクライナ人がロシア人とは同じスラブ民族で、今では対立してしまったが、居住するロシア人に対して同じ仲間としての民族意識が強かった。それは幾分韓国人の北朝鮮人に対する想いと相通ずるものがある。

 それが、南北首脳会談の場でも象徴される場面があった。日本やアメリカが、北朝鮮に対する接し方とは基本的に違うものである。しかし、現状北朝鮮は他国へ迷惑をかけながら唯我独尊的言動で世界中に不信感を植え付けている。韓国の尹錫悦・新大統領は、これから如何なる対北戦略を練るのだろうか。近くにミサイルを発射されている隣国の日本人にとって目を離すことが出来ない。

2022年5月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5378.2022年5月12日(木) コロナ禍に企業の営業実績も二極分化

 このところ消費者物価、特に日常生活用品、食料、電気・ガス料金の値上げが激しい。そこへ円安の加速もあり輸入品が値上げしている。庶民の生活は厳しくなる一方である。

 大手企業の中でもコロナ禍の影響をもろに受けた観光関連産業の航空、鉄道、ホテル、旅行業などは軒並み苦しい決算であるが、その一方で輸出に頼る製造業はホクホクのようである。このところ民間企業の2021年度決算報告が次々に発表されているが、大手商社の好決算に続いて製造業の中でも、ソニーが一昨日1兆円を超える利益を計上したと思ったら、昨日はトヨタが2.9兆円の利益を出した。その一方で、このところ上げ潮だったソフトバンクが、大きな赤字を計上したという。日立、パナソニック、三菱電機、富士通、NEC、オリンパスなどもそれぞれ好実績を残した。NTTも法人向けの事業が好調で、初めて1兆円の純利益を計上したそうだから、昨年度の会社経営は、コロナ禍により恩恵を受けた企業とそうでなかった企業が二極分化したようだ。

 財務省が今日発表したところによると昨年度の国際収支は、経常収支こそ対前年比▲22.3%の大幅な赤字だったが、全般的に12兆6千億円の黒字だった。

 9日ロシアの対独戦勝記念日に行われた軍事パレード以来、ロシアのプーチン大統領の目算や、ロシア国民の気持ちなどがメディアを通じてしばしば報道されている。ウクライナ戦線もロシアが攻撃を続けているが、開戦当時に比べて予想以上に苦戦しているらしい。その一方で、ウクライナへはアメリカやヨーロッパ各国から兵器など支援が続けられ、戦線を盛り返していると伝えられている。

 この戦争を終結させるためには、ロシアのプーチン大統領の思い切った決断が大事であるが、プーチンは自らを抹殺することになる終戦、否敗戦を絶対承認しないだろうと推測されている。そのプーチンにはまたもやスキャンダル紛いのプライバシーが暴露された。ごく最近愛人との間に子どもが生まれたという。元夫人との間に2女が、愛人と噂される元新体操女王のカバリワさんとの間に2人の子がいて、ここでもう1人隠し子が生れた。本人は私生活を公開しようとせず、懸命に隠し続けているが、一部に漏れてしまったようだ。

 更にプーチン側近の自殺が相次ぎ周辺は穏やかではない。国内の支持率は案出方法が疑問だが、80%を超えている。とにかくこの戦争はプーチンの腹ひとつで振り回されている。これから国際社会では戦争犯罪人としてその罪悪を糾弾されているプーチンが、複雑な空気をどのように感じて始末をつけるのか、当分鉄の男・スターリンを理想の人物と考えているプーチンの動きから目が離せない。

2022年5月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5377.2022年5月11日(水) 坊ちゃん育ちの二世大統領と苦労人の首相

 一昨日行われたフィリピンの大統領選挙で、戦前の予想通りかつて独裁体制を敷き、ハワイへ亡命した元大統領の長男、フェルディナンド・マルコス氏が現職副大統領のレニ・ロブレド氏に2倍以上の得票差をつけ圧勝した。副大統領選も行われ、ドゥテルテ大統領の長女サラ氏が当選した。父親の権威をバックに幼いころから、ボンボンと言われた、所詮父親の七光りによって大統領の地位まで上り詰めた人である。選挙に際しても、一般的な主張はするが、国民が求める具体的な公約はまったく語ることはなかった。記者の質問にも真面に応えることなく、すり抜けていくような人物だという。俄か人気のようなムードの中で大統領になったとしても、果たして信頼され、長く職務を果たし、実績を残すことが出来るのか、疑問である。

 父親の独裁者時代を知らない若者が、マルコス二世の発信するSNSに引き込まれて彼へ投票したようだ。64歳とそれほど若いわけではない新大統領に懸念されるのは、近年国際法を冒してフィリピン近海へ海洋進出している中国と旨くやって行こうとの腹があることと、強権派で中国寄りだったドウテルテ現大統領の路線を継いでいこうとしていることである。

 アメリカにとってもフィリピンは重要な軍事同盟国であり、南シナ海の軍事拠点化を進めようという中国と対抗するうえでも協力が不可欠と考えている。しかし、ドゥテルテ政権同様に、マルコス政権も中国のインフラ開発への支援の見返りに親中路線を歩む考えのようである。新政権誕生は目出度いことではあるが、アメリカ同様日本にとっても、どうも気になるマルコス二世の大統領当選である。日本にとっても中国の海上進出もあり、マルコス大統領の言動が気がかりである。

 マルコス次期大統領に比べると、昨日訪日したフィンランドの女性首相サンナ・マリン氏はずっと堅実で頼りがいがあるように思える。2019年首相に就任した時、僅か34歳の若さだった。両親が早く離婚したため15歳の時からアルバイトをしていた苦労人である。

 フィンランドは、ロシアと1,300㎞に亘って国境を接しているため、ロシアに侵略される危機感からロシアを刺激しないようロシアと軍事中立態勢を取り、西側のEUには加盟したが、軍事同盟であるNATOに加盟しなかった。だが、今回のロシアのウクライナ侵攻により、フィンランド国民の気持ちは大きく変わり、安全保障上隣国のスウェーデンとともに、NATOへ加盟を申請する意向である。今日マリン首相は東大で講演し、自分たちの安全環境が脅かされる事態になったので、NATOへ加盟する意思を明確に語った。

 他国の大統領たるべき人物を、揶揄することは本意ではないが、坊ちゃん育ちの二世大統領と、家庭的に不遇で生活するためにバイトに精出さざるを得なかった苦労人の大統領とは、自ずから哲学、信念、リーダーシップ、周囲への気遣い、国民からの信頼感等において差が生れるのは当然だと思う。

2022年5月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5376.2022年5月10日(火) 53回目の💛結婚記念日を迎える。

 今日は我々夫婦にとって53回目の結婚記念日である。1969年の今日、最近しばしば話題に上がるホテル・ニューオータニで結婚披露宴を挙げた。見合い結婚ではあったが、今日までの53年間何とか人並みに、2人の息子と5人の孫を得て和気藹々の家庭を築いて来れたと信じている。コロナ禍と私の体調があまり勝れないので、豪華なお祝いディナーは後日に持ち越すことにした。

 結婚式翌日、当時としてはまだ珍しかった東南アジアへの新婚旅行に旅立った。現地の手配はすべて現地へ行ってからということで、ホテルやガイド、航空機以外の交通機関の予約は一切せず、相変わらずの武者修行型ハネムーンだった。生憎マレーシアでマレー人と中国人の間で対立が激化して暴動が起き、マレーシア国内に戒厳令が発令されたため予約した航空機が飛ばなくなった。そのために予定していたペナンやシンガポールへ行けなくなってしまった。暴動が日本でも大きく報道され、新婚夫婦の行方が分からなくなり、帰国日には妻の父が心配して羽田へ出迎えに来て、そのまま妻の実家へ連れていかれた。

 思えば随分波瀾万丈の新婚旅行だったが、予定を変えた現地では予想外に楽しく、以前に知り合っていた現地の人のお宅を訪ね、新妻を紹介して歓迎されたハッピー・ハネムーンだった。披露宴にご出席された我々夫婦の両親や、会社の上司・先輩、大学や高校の恩師、親しい友人たちもすでに冥界へ旅立ってしまった。

 振り返ってまずまずの結婚生活だったが、すでに金婚式を終え、この次は60年目のダイヤモンド婚である。最近体調があまり芳しくないが、7年後には90歳になる。何とかこれを目指して前向きに生きようと思う。

 さて、今日韓国では、尹錫悦・前検事総長が第13代大統領に就任した。日本からは、林外相が出席し、就任式後に新大統領と会談して過去最悪と言われている日韓関係を改善するための方策を話し合った。同時にこの日これまで大統領執務室があったソウル山裾の青瓦台を今日から一般開放した。大勢の市民が解放された庭園内に入って喜びの声を上げていた。これは尹大統領の青瓦台の執務室が帝王的大統領のイメージの象徴であるとして、大統領執務室を市内の国防省が入っている庁舎へ移転することになった。李承晩・初代大統領以来70年以上に亘って大統領府として使用された青瓦台が幕を降ろすことになった。

 今後いかに日韓両国が友好関係を復活させ、協調路線を歩んで行けるか、難しい課題を抱えている。現在最大の問題となっているのは、①従軍慰安婦問題、②戦時中の徴用工問題、の2点である。難しいのは、この2つの問題は、賠償金まで支払って一度両国外相の間で解決したが、その後韓国が次の政権になって未解決として問題が再燃したものである。この点について、日本政府は両国間で両国外相が協約したうえで、署名までしており、協約廃止は国際法に悖ると突っぱねた経緯がある。

 今や国際環境は大きく変わって来た。中国の海外進出などにより隣国同士で争っている状況ではなくなり、アメリカも日韓関係の悪化を懸念して、近日バイデン大統領が大統領就任後初めて日韓両国を訪れる。それは東アジアの安全保障の面からも、何とか日韓関係が改善されることを願ってのものである。

 幸い尹大統領は大統領選以前から、日韓関係の改善に力を尽くしたいと語っていたので、両国の関係改善に期待をしても良いのではないかと考えている。

2022年5月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5375.2022年5月9日(月) ロシア、対独戦勝記念軍事パレードを挙行

 昨日まで5月にしてはやや暖かく、あの北海道ですら真夏日が記録されたほどだったが、今日は昨日に比べて最高気温が5℃も下回り、大分寒いと感じて自室内では暖房をつけていたほどである。加えて小雨が降って一層寒さを感じた。まぁ庭の樹木には良いお湿りである。いつまでこのような気温の変化が激しい陽気が続くのだろうか。

 さて、今日はロシアが1945年第2次大戦で対独戦の勝利を祝う戦勝記念日として、ロシア各地28か所で軍事パレードが行われた。時差の関係もあり、午前中には極東のサハリン州都ユジノサハリンスクで勇ましいパレードが行われた。日本時間午後4時過ぎになって主会場であるモスクワの赤の広場では、プーチン大統領が演説を行った様子が生中継された。

 演説の要点として、①ナチスが復活しないように祖国の未来のために先手を打った。②ウクライナに最新の兵器を提供していると欧米を非難した。③避けられない唯一の正しい選択肢として特別軍事作戦を始めざるを得なかった。④欧米に互いに歩み寄れる安全保障体制を提案したが、無駄だったと述べたが、アメリカやNATOに対してウクライナを含む旧ソ連圏へのNATO不拡大を盛り込んだ条約案を送ったが、拒否されたとの不満を指しているようだった。欧米のメディアがその可能性を漏らしていた、ウクライナに対する戦争宣言、勝利宣言、或いは核使用については触れなかった。いくつか首を傾げる事態があった。前宣伝が派手だったにも拘わらず、パレード参加の兵士の数と軍事車両が少なかったことと、パレード直前になって恒例の編成飛行が突然中止されたことで、過去にはないことだった。天候が勝れないためとの理由だが、映像で観る限り上空は雲こそあったが、青空が見えていた。2日前には予行飛行を行っていたのに、隠された事情があったのだろう。

 1995年戦勝50周年記念式典には、江沢民・中国国家主席、ミッテラン・フランス大統領、メージャー・イギリス首相ら55カ国もの首脳クラスが、ずらり軍事パレードに出席していたが、今年ばかりはさすがに外国首脳はどこの国からも出席しなかった。日本からはかつて2005年に小泉首相が、ブッシュ(ジュニア)大統領、アナン国連事務総長らとともに出席したことがあった。

 ところで、昨日韓国で反骨の詩人と言われた金芝河氏が亡くなったとのニュースが入って来た。1970年前後に韓国民主化運動に関わり、朴正熙政権特権層の振る舞いを批判した風刺詩「五賊」を発表し、大きな話題となった。だが、これが政権を怒らせ投獄される羽目に陥った。一時は他の罪状と合せて死刑の判決を受けたが、後に減刑され7年間獄中にいた。「五賊」を発表したことにより、民主派のみならず、韓国当局にも金芝河という名を知らしめることになった。

 そもそも「五賊」とは、「首都ソウルのど真ん中に住む五人の盗人」との意味でやや刺激が強過ぎた。金芝河はこれら盗人に朴政権の腐敗を代表させ、架空の化け物として象徴化した。五賊とは具体的に、①財閥、②国会議員、③高級公務員、④将軍、⑤長・次官である。これが大きな話題になり、反政府活動を活気づけた。軍事独裁政権下にあって中々このような勇気のある人物にはお目にかかれない。特に平和ボケした日本では、先ず見当たらない。印象に残る韓国人のひとりだった。

 その後韓国では朴正熙大統領は、民主化運動を取り締まったが、思っても見なかった身内の大統領府警備担当部長によって射殺された。この不祥事以降韓国では、大統領の晩年は不幸に見舞われるケースが多発している。果たして明日就任する尹錫悦次期大統領は、大過なく職務を全うすることができるだろうか。

2022年5月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com