ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5389.2022年5月23日(月) 思いがけない急激な体調悪化

 このところ体調が勝れないので、先週金曜日に急に今日の予約を取り、東京医療センターリウマチ膠原病内科でいつもの担当医師に、最近の症状をA4版用紙に書き込んだ説明文を書いて手渡し相談に乗ってもらった。1週間前くらいから急にあちこちに痛みが感じられるようになったので、医師にはその点を特に強調した。昨晩は首と肩の痛みで夜中に3度ほど目覚めたほどである。

 実は、4月20日に大分良くなっているので、ステロイド系のプレドニンを止めることになった。昨年5月に同内科で初めて診断してもらって以来、プレドニン錠の服用は、糖尿病の経過を睨みながら徐々に5㎎から1㎎へ減らしてきた。とろこが、それを止めてしまってから体調全体に異変が現れ、一時は両手の腫れが左右で大分変ってしまった。そして今月11日に毎食後服用していた痛み止めのロキソニンを止めると膝の痛みも強くなった。腕と膝、肩、そして一昨日からは首の周辺部に痛みを覚え、今日は医師の診察の際は部屋によろめくように入った。流石に医師も驚いたようで、今日からプレドニン5㎎を復活させましょうと仰った。取り敢えず体調の回復を藁をも掴む気持ちでいる。

 今まで他人の身体上の痛みは、実感としてあまり理解出来ず、さほど真剣に受け取ることはなかったが、実際にこれだけ身体に不調な箇所を抱えると健康を害することは大変辛く、妻にも負担をかけるものだとつくづく感じた次第である。

 一番辛いのは、両膝で椅子から立ちあがる時や、階段の上り下りで難渋している。体重も減り、朝晩の体温が平熱よりも高い日が続いている。これからも療養に注力して1日も早く元の「元気印・コンちゃん」にカンバックしたいと願っている。

 さて、昨日来日したアメリカのバイデン大統領が今日午前中に皇居で天皇と懇談され、午後には迎賓館で日米首脳会談を行い、共同声明を発表した。両首脳は、ロシアのウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがすものであり、一方的な現状変更の試みは絶対認められないとの認識のうえに、日米両国で国際社会をリードして行きたいと述べ、日米の安全保障、経済での連携を確認した。東シナ海、南シナ海で国際条約を無視して海洋進出を図る中国に対する強いけん制もある。バイデン氏は、国連改革の際には、日本が国連安保理事会の常任理事国への推薦を支持すると語った。この裏には、日本が防衛予算を増額し、軍事力強化に力を入れるとの発言があったことも影響していると思う。日米防衛協定が固くなればなるほど、日本が支出する防衛費は増えるばかりだろう。

 ところで、最近岸田首相が明るい表情で多忙の中で国内外を頻繁に移動し、活動している姿が見られ、政策もこれという大きな失敗もないことが、国民に評価されたのだろうか、今朝の朝日新聞に取り上げられた世論調査による岸田内閣支持率は、政権発足以来最高の59%を記録したというから驚きである。このままの任期で今夏の参議員選挙まで進めば、自民党は盤石の態勢に持ち込めるのではないだろうか。

 ひとつ懸念されるのは、非自民の野党勢力の後退が激しいことである。その隙間に右翼の「日本維新の会」が力を伸ばしてきた。「我が道を征く」の維新が、このまま伸びると、いずれ日本は憲法改正、自衛隊から軍隊へ、戦争による破滅というシナリオが幻のように浮かんでくる。考えるだけでも恐ろしい。

2022年5月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5388.2022年5月22日(日) 戦時下「君死にたまふことなかれ!」

 昨日の朝日朝刊「天声人語」の文脈の中には頷くこともあり、まったく知らないこともあった。日露戦争開戦直後にロシアの文豪トルストイと与謝野晶子が発表した反戦論である。いずれもイケイケ・ムードで軍国主義国家に向かいつつあった当時の国家にとっては、最も恐れている国内からの反戦の声である。トルストイには国内から非難の声が上がったようだが、現在のロシア国内にはこのような国内世論に反論するような勇気ある人がほとんど見られない。与謝野晶子は、弟が旅順に派遣されると聞き、その身を案じて「君死にたまうことなかれ」と呼び掛けた。ところが、それと同時に「すめらみことは、戦いに、おほみづからは出でまさね」と言った。天皇は戦場にはお出ましにならないではないか、と述べたことがすさまじい批判を浴びたという。恐れ多くも当時の明治天皇を批判したことによって、世論は強硬で、晶子は逆賊呼ばわりもされたという。危険思想だとして文壇からも刑罰の声が上がったというから相当刺激的だったのだろう。政府が挙国一致をあおり世論も過熱している時には、普通とてもその空気に逆らいきれるものではない。その意味では、トルストイも与謝野晶子も突き詰めた平和主義者である。因みにトルストイが英字紙に寄せた反戦論とは、「戦争が始まった。海で陸で野獣のように殺し合う。安全な場所にいる者が他人をそそのかして戦わせる」ということである。今のウクライナ戦争に例えれば、「安全な場所にいる者」こそ、まぎれもなくプーチン大統領である。

 さて、今日韓国からアメリカのバイデン大統領が横田米軍基地に到着した。明日23日大統領は午前中皇居で天皇陛下とお会いになって、午後岸田首相と日米首脳会談を行う。中国の東アジアにおける脅威が高まっている中で、対中国、対北朝鮮政策を韓国の尹大統領と話し合って、バイデン大統領から日米韓3国が力を合わせなければならない時に、日韓両国の関係が友好的でないことに憂慮を示され、日本とも話し合うよう要望されたようだ。バイデン大統領は岸田首相との会談でも、韓国と緊密な連携を保てるよう緊密な日韓関係を構築するよう要請がある筈である。そのうえで、24日にオーストラリアとインドの首脳を交えて、4カ国(クアッド)首脳会議を開催する予定である。

 23日夕べに目黒の八芳園の老舗料亭で、首相夫人が抹茶を振舞うなど歓迎の夕食会を行う。

 ところが、選りによって昨日オーストラリアで行われた総選挙の投開票が行われた結果、モリソン首相が率いる与党連合が、アルバニージ党首が率いる労働党に敗れ、9年ぶりに政権交代することになった。モリソン首相は4カ国(クアッド)首脳会議には出席すると言っていたが、次期首相がクアッドに出席するようだ。労働党は、外交、安全保障ではモリソン政権の政策を継続し、モリソン政権の対中強硬姿勢には同調するようだ。極端な政策転換はなさそうなので、岸田首相もホッとしていることだろう。

2022年5月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5387.2022年5月21日(土) ホテルと百貨店ビルの懐かしい想い出

 昨晩NHK・BSテレビで新宿の小田急百貨店ビルに関するドキュメンタリー番組が放映されると知り、小田急関係の知人らにも連絡した。「すこぶるアガるビル」という珍しいタイトルの番組で、東京オリンピック前後に建設されたホテル・ニューオータニと小田急百貨店新宿店の効率性と特異性、更に建設に至る歴史も合わせて紹介された。中々見どころの多い番組で、観ていて懐かしい気持ちにもなった。

 ホテル・ニューオータニは、東京オリンピック開催に備えて外国人観光客の宿泊施設不足を懸念した東京都の要請に応じて、元大名屋敷敷地内に豪華な邸宅と広大な土地を所有していた創業者・大谷米太郎氏が莫大な資産と資金を提供して建設され、創業当初は屋上の回転式レストランが話題となったものである。私もあのデラックスな回転式レストランでディナーをいただいたことがある。昨日初めて知ったのだが、その回転は2018年に停止になったという。大谷氏が食事中のゲスト全員に富士山を見せてあげたいとの心遣いから、敢えて1時間内に1回転する動くレストランとして計画されたものだったが、ストップしてしまったとは泉下の大谷翁もさぞややるせない思いであろう。

 ニューオータニは、私にとっては結婚披露宴を行ったホテルで、披露宴会場も番組で事細かに説明していた豪華な「芙蓉の間」を間仕切りされた一角だった。その晩はホテルに泊まり、翌朝東南アジアへ新婚旅行に旅立った。思えば第2の人生の出発点となったホテルでもある。

 小田急百貨店については、これを設計したル・コルビュジェの弟子、坂倉準三事務所の方が、小田急線、営団地下鉄、旧国鉄、京王線が集中する広大な駅構内を人の行き来がスムーズに流れるように、かつ全般的に明るく分かり易さを狙って設計したと語っていた。地下1階は、70年安保やベトナム反戦のフォークゲリラでも有名になった場所であり、当時上司からこの周辺には近づくなと釘を刺されたことを思い出す。

 当時この一角は、国鉄新宿駅に接続して小田急と営団地下鉄の土地に小田急百貨店ビルが建てられたが、来年には残念ながら由緒あるその百貨店ビルは取り壊され、超高層ビルに建て替えるプロジェクトが進行中とかねてより聞いており、寂寞の感に捉われている。

 いずれも想い出がいっぱい詰まったビルである。小田急百貨店ビルには、数年前までテナントとして入店していた三省堂書店で、拙著出版の都度平積みにして販売してもらった。その三省堂も今では退店してしまい昔日の感がする。新型コロナウィルス感染により、百貨店のお客さんも少なくなったようだ。だが、今でもお中元とお歳暮の時期には必ず訪れている。時代の流れとともに変貌するのは止むを得ない。ニューオータニだって、あの一等地に広い敷地面積と耐久年数を考えると、やがて超々高層ビルに建て替えられる可能性も有り得ないわけではない。昨晩のテレビは、いつまでも若かった時代を想い出させてくれる記憶に残るドキュメントだった。

2022年5月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5386.2022年5月20日(金) コロナ感染が拡大する北朝鮮の惨状

 3年間もコロナ禍に苦しめられている世界の中で、唯一コロナ感染者は1人もいないと公言していた北朝鮮で、今月8日に初めて新型コロナウィルスの感染者が確認された。その後感染者が急激に増え続け、昨日までに198万人が発症したという。これは北朝鮮全人口の8%に当たる。

 中国のある情報通は、元々北朝鮮の無感染者状態自体が信用出来なかったとして、これまでの北朝鮮の防疫体制を批判していた。その後金正恩・総書記は初めてマスクを着け、建国以来の大動乱であるとまで強い危機感を示したが、同時に治療体制の不備を指摘し、放出した備蓄医薬品が届いていないとか、薬局を視察した後に薬の保管場所もない薬局など基準に達していないとして、自分自身の反省もなく公衆衛生当局を批判するばかりで、かなり苛立っている様子が窺えた。しかし、今以て国際ワクチン供給プロジェクト(COVAX)からのワクチン提供を拒んでいる。それでいて総書記本人は、ファイザー社製ワクチンの接種を済ませたと言われている。

 北朝鮮国内では、コロナに対する防疫として原始的な「よもぎの葉で部屋を喚起する」とか、「ショウガ湯」や「塩水」でうがいをすることが奨励されていた。その非科学的対応がどれほど効用があったのだろうか分からない。北朝鮮にコロナ患者がいなかったこと自体とても信じられず、少しはいたことは認めざるを得ないようだ。それが今月初旬になって急増したのは、4月25日夜、朝鮮人民革命軍創設90周年記念に合わせ、金正恩総書記就任10周年の実績をPRして行われた過去最大の軍事パレードが終わった後のことである。テレビニュースでも目にしたが、夜間に派手にライトアップされた中で軍隊によって大陸弾道弾ICBMや、極超音速ミサイルが披露され、それを見守る熱狂的な国民のノーマスク姿が人目を惹いた。それがコロナ感染拡大に繋がったとも推測されている。これらミサイルを公開することによって、国威発揚と同時に日米韓を強くけん制する狙いがある。

 そして、予定通りアメリカのバイデン大統領は就任後初めて、今日日韓両国訪問へ旅立った。韓国訪問を終えて22日に日本を訪れ、翌23日に皇居を訪れ天皇にお会いになった後、岸田首相と首脳会談を行う予定である。その後、24日に日米首脳に交じってオーストラリア、インドの4カ国が加わり4カ国(クアッド)首脳会議を開く。

 北朝鮮はこの機会を捉えて、またまたミサイルを発射するのではないかと噂されている。ミサイルを発射するのは、国内向けに国威発揚のプロパガンダである。ロケット開発に巨額の投資をして、その結果国民を劣悪な生活に追い詰めて彼らを絞り上げ、特に地方では「北朝鮮には太った人はまずいない」と言われるように食料不足と栄養失調で国民の生活は最低レベルにまで落ち込んでいる。

 こういう時に、お祭り騒ぎのような派手な軍事パレードを行い、ミサイル発射も行おうとしている。果たして、バイデン大統領が日韓訪問中に愚かな支配者・金正恩総書記はマスクを着けてミサイル発射の現場に立つことがあるだろうか。

2022年5月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5385.2022年5月19日(木) 実態が分り難いウクライナ情勢

 ウクライナ情勢が一向に明るい展望が開かれない。東部マウリポリを攻撃していたロシア軍が同地でウクライナ軍の拠点となっていた製鉄所アゾフスターリに籠っていたウクライナ兵を退避させたと報道されている。だが、負傷兵は親ロシア支配地域に移送さたという。製鉄所から退避した人数は兵士1,730人で、まだ700人ほどが地下のシェルターも残っているらしい。ウクライナはロシア側に退避したウクライナ兵士をロシア人捕虜との交換を提案している。しかし、ロシア議会では兵士の捕虜交換を禁じる法案の審議が始まるとも報じられている。ロシア軍によって捕らえられたウクライナ軍兵士に対する尋問、拷問が懸念されている。製鉄所内に残っているウクライナ軍兵士が全員無事解放されるかどうかは不透明である。ロシア側の報道とウクライナの発表が輻輳していて、正確な実情を把握するのがどうも難しい。

 マウリポリ以外の土地では、ウクライナ軍が欧米からの兵器支援もあり退勢を挽回し、劣勢の空気は伝わって来ない。むしろ勢いづいていると伝えられている。イギリスのBBC放送が、ロシア軍の退役大佐のロシアの国営テレビを通した証言として伝えたところによると、ウクライナ軍兵士の祖国を守ろうとする願いはすさまじく、戦場における最終的な勝利は兵士たちの高い士気によって決定されるとまで述べた。更に最大の問題点は、我々が政治的に孤立していて、全世界が我々と敵対していることだと喝破した。これを聞いたらプーチンはどう思うだろうか。これほどロシア国内で思うところを述べるというのは、極めて珍しいことである。国内のタガが少し緩んできたのではないだろうか。まだまだロシア国内には、政府のいうことを鵜呑みに信じ切っている国民が多いようだが、いずれ大半が目覚めた時に果たしてどれほどの国民がプーチン大統領の言うことを信じることだろうか。

 今後は戦闘状態が継続している中で、身柄を拘束した相手国の兵士らの保護、解放が問題となる。ウクライナ側はロシア軍に保護された自国兵士を拘束中のロシア軍捕虜と交換することをロシアに提案しつつあるが、上記の通りロシアにはまだそれを拒む動きがある。

 それと同様に、国境をロシアと1,300㎞に亘って接して、過去2度に亘ってロシアの侵攻を受けたフィンランドにとっては、安全保障上の懸念から隣国スウェーデンともどもNATOへ加盟を申請した。しかし、これも一筋縄では行かない。NATOの加盟には全加盟国40カ国の賛成が必要であるからであり、トルコが否定的な姿勢を崩していない。トルコが両国の加盟に反対するのは、トルコ国内に居住するクルド人に対する両国の対応が、トルコの考え方に反したからである。自らの国土を有しないクルド人民族に対して、トルコは厳しい弾圧を加えて来た。それをフィンランドとスウェーデン両国はトルコ政府の反対を押し切ってクルド人難民を国内へ受け入れて来た経緯が問題となっている。だが、NATO側は歓迎の意を表している。また、フィンランド、スウェーデン両国首相が、揃ってアメリカを訪問した。多分根回しのためだろう。トルコもある一線で妥協して受け入れるのではないだろうか。

 さて、左膝の痛みがこのところ強くなってきた。11日に東京医療センターの担当医師がこのまま次の診断日まで、薬もなく次の診断6月1日まで待とうと言っていた。だが、もし痛みが増したらセンターへ連絡して欲しいということだった。生憎痛みは止まらず、階段の上り下りや椅子から立ち上がる時に、辛いのでこのまま次の診断日6月1日までとても待てない。そこで今日センターへ連絡して23日(月)に予約をしてもらった。とにかく今までの膝の痛みとは違う。23日には医師にじっくり相談したいと思っている。

2022年5月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com