ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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6471.2025年1月30日(木) トランプ大統領に倣いヨーロッパが右翼化

 今抱えている健康上の悩みのひとつに心臓不整脈がある。2週間前に受けたホールター心電図の結果を知るために今日慶應病院循環器内科を訪れた。結果的には医師から不整脈の様子は、現在のところ特に見られないと安堵するようなことを言っていただいた。2か月後にまた同じ心電図検査を受ける予定である。取り敢えずホッとしたところである。

 さて、今朝の朝日新聞社説に「トランプ新政権―強権政治へ向かうのか」の見出しで、就任して以来10日を経過した大統領の言動を書き出し、その独善的な政権運営に非難を交えて前途を懸念している。これまでにも私自身本ブログにいくつも挙げてきたが、トランプ大統領のとても常識的とも思えない政治家としての言動を批判し、かつそれを止められなくなったアメリカ政界とアメリカ国民に失望している。良識的に容認される筈のないことを述べては、顰蹙を買いながらも止めようとしない唯我独尊ぶりである。中小国に対して威圧で臨み、中国やロシアには取引を求める。恐らく日本に対しては本心では、終戦直後と変わらない日本占領意識、と疑似植民地化を求めているのではないだろうかと疑念を抱いている。言動は保守的から極右的となり、民主主義大国も実態としてはトランプ帝国である。

 実は、トランプ・アメリカに限らず、今ヨーロッパでも民主主義が危機を迎えつつある。各国の議会で極右と極左が台頭し、これまでヨーロッパの民主主義を支えてきた中道勢力が後退している。とりわけ極右政党の飛躍、発展が際立っている。フランスでは、極右政党「国民戦線」を創立し、先日他界したジャン・マリー・ルペン氏の娘マリーヌ・ルペン氏が統率する国民戦線の伸張により、昨年の国民議会選挙でマクロン大統領の与党「再生」は大敗し、249議席から159議席にまで議席を激減させされた。マクロン政権は、今や手足を抑えられ風前の灯になってしまった。

 ドイツにもその傾向が見られる。第2次大戦中ユダヤ人を抑圧し、アウシュビッツ収容所が多くの訪問者が見学する中で、ドイツ人はユダヤの母国イスラエルに遠慮がちの対応を示していたが、近年はドイツにも再びネオナチ現象が現れ、またもやイスラエルに厳しい目を向けている。

 その他の国の首脳の中にも、旧東欧圏のハンガリーのオルバン首相や、ドゥダ・ポーランド首相も右翼的言動のトランプ大統領の登場を歓迎しているという。そこに隠れネオ・ファシスト呼ばわりされているメローニ・イタリア首相が、ヨーロッパの右傾化推進に存在感を表してきた。

 この状況をニューヨーク・タイムズ紙は、あるイタリア人政治ジャーナリストに筆を執らせ、トランプ大統領がヨーロッパに同盟国を広げ、「トランプ主義連合」を作り、その格好のパートナーがメローニ首相であるとの記事を紹介した。世界は益々騒がしくなりそうである。東海の孤島「日本」には、まだ上陸していないが、早晩日本にも右翼旋風が襲うことだろう。心しなければならない。

2025年1月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6470.2025年1月29日(水) 大関豊昇龍、第74代横綱へ昇進

 大相撲初場所は、大関豊昇龍の優勝で幕を閉じたが、場所中にひとり横綱だった照ノ富士が引退を表明し、横綱がいなくなってしまった。そこへタイミングよく豊昇龍が優勝し、今日午前伝達式を済ませて豊昇龍が横綱へ昇進した。いつものことながら伝達式で相撲協会から使者を待っていた豊昇龍は、「気魄一閃の精神で精進いたします」と決意を述べた。これで来場所も引き続き、ひとり横綱が結びの一番に控えることになった。

 それにしても、照ノ富士に続いてまたもやモンゴル出身力士が綱を張ることになった。モンゴル出身の横綱は、白鵬以来6人目である。力は横綱として備えていると思うので、大いに期待したいと思う。それにしても初場所は豊昇龍より綱取りでは一歩先んじていた筈の大関琴桜が、少々哀れである。九州場所で優勝し、初場所前には優勝争いは琴桜を中心に論じられてきた。その期待の琴桜は、体調万全と思われていたが、何と5勝10敗という散々たる成績で横綱への道は一時遠のき、3月春場所に負け越せば大関の地位からも陥落という背水の陣を敷かざるを得ない立場に追い込まれてしまった。琴桜は数少ない日本人横綱候補である。心機一転改めて横綱を目指して欲しいものである。

 さて、新年になって昨年亡くなった友人のご家族からお葉書を受け取った。それが今年は3人もいる。その中に一昨日奥様からいただいたお葉書で最初の小学校時代の友人の永眠を知らされた。親友の死は辛く寂しいものである。終戦の年に、国民学校(現小学校)へ入学して以来の80年間の付き合いだった友人が遂に天へ召されてしまった。終戦となり、その後の荒んだ生活の中で気兼ねなく学校へ通って、ともに野球に夢中になっていたものだ。友人は5人兄姉弟妹で皆学校の成績も良く、事あるごとに父から友だちを見習いなさいと言われた。彼は5人姉兄妹弟だったが、私も5人兄弟妹だったせいか、妙に気が合った。家族同士も親しく、お互いに交流していた。学校では5年生の夏休みまでの交流で、その後は私が転校したために離れ離れになってしまった。それでも文通を通じて時折会ってもいた。

 彼との一番の思い出は、商社に勤めてロンドン駐在員だった当時に、偶々私が経済視察団のお供でロンドンを訪れた時のことである。事前に久し振りに異国で会うのも好いなぁと思い、連絡を取りロンドンで食事をともにしたことである。家族同士も親しく、お互いの家を訪れてご家族にも親しくしていただいた。思い出すとキリがない。同い年でもあるので、私の運命もそう長いものではないと思っているが、こればかりは運命であり、神にお任せするだけである。

 もうひとりの友人も同い年で大学の山仲間である。卒業して故郷の松山で地元の銀行に務めていたので、ずっと年賀状のやり取りを主に、時折手紙で現状を伝え合っていた。その彼が数年前に奥様と松山市内の施設に入って以来ほとんど交流がなくなってしまった。娘さんからのお葉書によるとあまり健康ではなかった様子が分かる。学生時代にともに北アルプスに登ったことが懐かしい。芥川賞作家の大江健三郎氏とは再従兄弟だと聞いていた。

 私もこのところちょっと体調が優れないが、極力事前にチェックすべく人間ドックを受診し、クリニックに通い、医師のアドバイスに従って無理をしないよう健康管理に努めている。それにしても弱気にも以前はあまり感じなかった生と死を考えるようになったのは、親しい友人たちの訃報が増えてきたこともある。もう少し明るく前向きに進むべきであろう。

2025年1月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6469.2025年1月28日(火) 日本中がテレビに群がったフジTV幹部記者会見

 1タレントの不祥事がテレビ会社の稚拙な対応により、これほどテレビ業界でテレビ局幹部の長い記者会見が注目されたことは珍しいと思う。昨日フジテレビで行われた幹部役員による記者会見は、午後4時から今朝2時半まで2日間に跨って延々10時間半に及び、その場でフジTVの会長、社長の辞任も公表された。

 先日1度記者会見を開いたが、フジTV独自の一方的な実施で、テレビカメラを締め出したり、出席者を限定するなどして芳しい評判ではなく、改めてオープン方式で開催するよう求められ、昨日テレビ放映を含め、広く会見を行った。結果的に視聴率は最大で一時13%を超えたというからヒット商品並みである。

 今回の主題は、タレントの中居正広とひとりの女性との性トラブルにフジTVの社員が関与したとの懸念から、フジTV自体の責任も問われたものである。このスキャンダルで先日芸能界を引退した中居は多くのファンを抱えて、テレビ局としても重宝し他のテレビ局を含めて、各番組が放映中止とされるまで多くの番組を担当していた。

 元々芸能界は男女の交際については、緩く雑なところがあるようで、本件だけが取り立てて糾弾される謂れはない。ただ、今回のケースは、当の女性が中居を訴え、その事実が週刊文春に取り上げられて、フジTV社員の身勝手な関与に対する非難が上がり、会社としてもこのまま無視することが出来なくなった事情がある。まだ働き盛りの中居正広にとっては、絶頂期に身を退かざるを得なくなったことは不本意であろうが、所詮自ら蒔いた種である。

 フジTVとしては、この記者会見に陰の経営者、日枝久取締役相談役が出席しなかったその理由等を詰問され、応えに難渋していた。同社社長就任後47年間もの長きに亘って実質的に強い権限を握っていた日枝氏の辞任を要求する声も上がっていた。結局会社側としては、日枝氏は現在現場の業務に関わっていないので、本件とは直接関係はないと欠席の理由は伝わっていた。テレビ広告はキャンセル続きで、フジTVにとっては今後経営的にも厳しい前途が予想される。どうやってこの修羅場を乗り切っていくのだろう。

 そんな時に、スケールは大分小さいが、同じようにTBSラジオ番組でパーソナリティーを務めていた生島ヒロシ氏が、TBSの人権方針に背く重大なコンプライアンス違反があったとして、TBSは昨日生島氏を出演の番組から降板を決定した。

 生島氏と言えば、知名度はあるが、自らのドキュメント放映で、視聴者に宿題を抱えたままそれに応えず、その後姿を隠してしまった。どうもそのやり方に納得がいかなかったことを覚えている。それは2000年3月のことだった。私がパキスタンとアフガニスタンの国境カイバル峠へ出かけて間もなく、生島氏が国境を越えてアフガニスタンに行くとドキュメントで公言した。国境までは私も行けたが、そこからアフガン領内へ入るのは、外国人には特別の許可がなければ難しい。にも拘らず、彼は国境へ向かった。ところがやはり入国出来ず、戻って来た。テレビカメラに向かってニコニコしながら「ではこれから別のルートから入国します」と無謀な言葉を残した。その後彼がアフガンへ入国したとの番組続編や、ニュースは聞かれない。その場の雰囲気で出来もしないことを適当に語る無責任な人物なのだと分かった。こんないい加減な人物をメディアで長い間重用しているのも、如何かと思う。生島氏もしばらく頭を冷やした方が良い。

2025年1月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6468.2025年1月27日(月) 世界に戦争と対立はあるが、真の平和と反省はない。

 日本国内ではそれほどザワついた空気が流れていないが、海外では各地で騒がしい騒乱状態のところがかなりある。現実的にも、歴史的にもドキッと胸を刺されるような事象が発生している。

 まず、お隣の韓国では先日史上初めて大統領として逮捕された尹錫悦大統領が、昨日内乱の首謀者として起訴された。尹大統領は拘束期間の延長を認められなかった検察により、大統領の供述を得られないまま起訴された。大統領としては内乱をまったく考えておらず、巨大野党の議会独裁に国政が麻痺しているとして、軍人や警察に命じて国会に動員して国会議員や、彼らの関係者の拘束を試みようとしたとして検察の主張に反論している。法的な問題もあり、今後収束までにはかなり時間がかかることだろう。

 次に、相変わらず派手な言動で世界中に物議を醸しているアメリカのトランプ大統領の就任後の行動である。冒頭こう発言した。「我々は1週間で他の政権の4年間より多くのことを達成した」、「バイデン政権が作り出した災難をひとつ残らず修復する」である。よくぞこれほど自慢たらしく、先輩たちに敬意を払うこともなく彼らの功績をこき下ろし、自らの自慢話をするものである。

 そして、不法移民の「史上最大の強制送還」と称して、グアテマラには早くも多くの移民を送還したが、昨日コロンビアでは強制送還された不法移民を乗せた軍用機2機の着陸を拒否され、大統領はコロンビアに対して25%の関税や制裁の報復措置を取ると表明した。これがエスカレートして今度は、コロンビア側がアメリカからの輸入品には、50%の関税を課すという有様で騒ぎは広がるばかりである。

 他にもいくつもの荒手がある。カナダとメキシコに25%の関税を課す発言については、正式には来月1日に明確にするということであり、2021年4月の議事堂襲撃事件の参加者ら約1,500人に恩赦を与えて釈放もした。更に、地球温暖化に関係のある気候変動対策の「パリ協定」と、世界保健機関(WHO)から離脱するための大統領令に署名したことである。重戦車トランプ号はブレーキがかからないようだ。

 東欧では、ベラルーシの独裁者ルカシェンコ大統領が、昨日行われた大統領選で驚くことに7選を果たしたが、選挙自体も独裁的で反対勢力を徹底的に排除したものである。大統領の任期は5年間であり、すでに30年も権力を握っている。大体この選挙は、ルカシェンコ大統領が当選するよう仕組まれたもので、投票率は高く85.7%、大統領の得票率は86.82%と常識的にには信じがたい票を獲得した。ロシアのプーチン大統領と気脈を通じており、今後の暴虐ぶりが懸念される。

 一方で、今日はホロコースト(大量虐殺)の象徴と言われるアウシュビッツ収容所が解放されてちょうど80年になる。現地では、生存者、及び遺族が出席して追悼式典が行われた。現場に行かなければ真実は分からないとの信念から、実際に8年前に訪れて見た。悲惨で目を背けたくような光景と多くの悲惨な展示物が見られた。その時、ドイツ人が戦後百万人ものユダヤ人を殺害した罪を反省したのであろうか、イスラエルに対する気遣いと遠慮を何となく感じた。それが、今のイスラエル軍のガザ地区攻撃に強く反対を唱えない理由ではないかと思ったものである。

 原爆投下と同じように、2度と繰り返しませんと誓っても、周囲がその声を無視するのが世界である。出来るならぜひともアウシュビッツを訪れてみることをお薦めしたい。

2025年1月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6467.2025年1月26日(日) 大相撲表彰式に出席した首相の行動

 もうじき春が訪れる。我が家でも梅の花はまだ蕾であるが、シジュウガラや他の小鳥がやって来る。しかし、まだ鶯はやって来ない。以前はよくきれいな啼き声を聴かせてもらったものだが、昨年はついにあの声を聴くことが出来なかった。今年こそは何とかあの鶯の美声を聴きたいものである。

 例年2月4日を立春と呼び、その前日3日を節分という。それが気象庁によると今年に限って1日繰り上がって、節分を2月2日に、立春をその翌日3日にするそうである。今年は地球と太陽の位置関係などから、立春が1日早まり、立春の前日も例年より1日早い2月2日になる。

 1年は365日であるが、地球が太陽の周囲を好転する周期は365日より少し長いことから、立春と決められた位置に到達する時刻は毎年少しずつずれていく。そのため4年に1度閏年を設けて調整しているが、ずれは完全にはなくならない。この立春のずれの調整と同じように、暦の上でも閏年とは別に、いつの日にか、閏年調整日のような1日が導入されることだろう。

 さて、存在感が今ひとつの石破政権は、昨晩になって3月に開かれる核兵器禁止条約の締約国会議に自民党国会議員を派遣するための検討に入った。先日昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の代表者が、首相官邸で首相と面会し、核兵器禁止への具体的行動を起こすよう訴えたのに対して、やや冷たい対応をして被団協代表者らを失望させた。それは、せめて核兵器禁止条約締約国会議に政府代表をオブザーバーとして派遣するよう要望したが、首相から前向きな応えを引き出せなかったことが、現在の自民党政権の考えを表していると見られていた。

 しかし、日本政府としてはオブザーバー参加を見送ることをすでに決めている。ただ、今年が終戦、及び被ばく80周年の年に当たり、唯一の戦争被爆国として世界中から日本の対応に注目が集まると見られており、自民党としては会議に関与し、核兵器廃絶に向けた意志を国際社会に示したいとの思いもある。そこで石破首相は、今年もオブザーバーとして会議には参加しないが、非公式に広島県選出の議員を派遣することを決めたようだ。どうも煮え切らず、日本としての核反対の意志を世界に発信しようとの姿勢が見えない。被爆協のみならず、多くの日本国民を落胆させている。

 今日大相撲初場所が、千秋楽を迎え、3年ぶりに12勝3敗の3人の力士による優勝決定戦巴戦が行われ、大関豊昇龍が大関になって初めて優勝を遂げ、来場所横綱昇進への期待を持たせてくれた。優勝表彰式に、内閣総理大臣杯を通常国会開会中で問題山積の時でもあり、まさか石破首相自身は来ないだろうと思っていたところ、土俵上に首相が上がり、大きな首相杯を豊昇龍に授けていた。国民が見ているような際には、多忙の中でもよく顔を出すものだ。この辺りが石破首相の気配りであり、国民が等しく求めている核兵器禁止条約の締約国会議にはオブザーバーさえ出席させない思いやりに欠ける二面性である。

 今日も私のお腹の具合はすっきりしないが、明日もかかりつけの内科医で診てもらおうと思っている。

2025年1月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com