ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5399.2022年6月2日(木) エリザベス英女王在位70年記念式典

 今日イギリスのエリザベス女王が在位70周年を迎えられ、今日から4日間イギリス全土で「プラチナ・ジュビリー」と呼ばれる記念行事が行われる。今晩7時半から1時間半に亘りNHK・BSの生中継で放映されるのを興味深く最後まで観ていた。予定のパレードには、女王は健康上の理由から参加されなかった。軍楽隊によるタイプの異なるパレードや、最後にバッキンガム宮殿上空を通過した英空軍による70機の空中パレードも見事だった。流石にやることすべてが旧大英帝国らしくスマートてある。

 1952年王位継承の戴冠式が行われた時、まだテレビもなく中学生になったばかりだった私は、ラジオ中継を耳にして一種の興奮と憧れのような気持ちを抱いていた。日本から当時皇太子だった現上皇陛下が出席された戴冠式が、その後カラー化されて記録映画となり、映画館で鑑賞したことを懐かしく思い出す。

 父君のジョージ6世が崩御された時、女王はケニアを旅行されていてアバーディア国立公園内のツリートップホテルに泊まっておられたということから、この異色のホテルが一躍有名になり、女王が宿泊されてから20年ほど後に単身訪れたことがある。樹上のホテルから目の下を眺めると猪豚や他の野生動物が近くを彷徨っているのが見えた。まあ日本では考えられない場所のホテルによくぞ高貴な方が泊まられたものだと思う。

 アメリカの女優マリリン・モンローと同じ年で、今年96歳になられた寅年生まれの女王は、近年皇室内でさまざまな事件やスキャンダルに見舞われ、決して幸せな気持ちに満たされたわけではないと思う。それでもイギリス国民には、敬愛され、慕われ、国民の間では憧れと絆の象徴でもある。だが、今最も注視されているのは、国民からはやや敬遠気味のアメリカに住んでいる孫のヘンリー王子とメーガン妃の動向である。王妃がアフリカ系の家系で離婚歴があるとの理由で、英王室の一員としてはそぐわないとのイギリスのメディア攻勢から逃れるためにイギリスを脱出したことが、更に評価を下げた。それでも今回ヘンリー王子はメーガン妃と2人の子どもとともにイギリスへ帰ってきた。

 高齢の女王はバッキング宮殿のバルコニーでチャールス皇太子ら皇族方とともにパレードを見守っておられたが、そこにヘンリー王子の母ダイアナ妃の死の遠因でもあるカミラ夫人はおられたが、ヘンリー王子一家の姿は見られなかった。かつては次男坊らしい無邪気な行動が好意的に見られていたが、結婚後ヘンリー王子一家は、皇室に波風を立てるようになってしまった。女王の心労にならなければ良いがと思う。

 今日は久しぶりにイギリス王室の豪華なパレードをじっくり鑑賞することが出来た。

2022年6月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5398.2022年6月1日(水) 亡命中の日本赤軍・岡本公三が姿を現す。

 先月27日の本ブログに50年前イスラエル・テルアビブ空港銃乱射事件に、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)と事件を共謀した日本赤軍について書いた。日本人3人の内、2人は亡くなったが、ひとり岡本公三だけが逃げて、その後身柄を捕捉された。しかし、日本赤軍はPFLPがイスラエルに対して仕掛けたテロに同調して、パレスチナ難民に協力的だったことを理由に、レバノン政府は岡本に亡命を認め、PFLPの保護管理下に消息不明のままレバノン国内で生活しているとされていた。これまで岡本の行方について日本ではまったく知られていなかった。

 ところが、唐突にその岡本が世間に姿を現したのである。奇しくも一昨日は、テルアビブ空港で銃乱射事件が勃発してからちょうど50年になり、レバノンの首都ベイルートで記念集会が開かれた。そこへ亡命中の岡本公三が、支援者に付き添われて姿を現した。日本でちょうど日本赤軍元最高幹部だった重信房子が、収監されていた都内の収容所から刑期満了で出所したタイミングに合わせたかのようである。今朝の朝日新聞国際版には、全面のほぼ1/4を占めるほどのスペースに支援者に取り巻かれ、しゃがみこんでいる笑顔の岡本の姿が映っている。更に夕刊にも第一面のトップ記事として大きく報道されていた。國際手配して身柄を追っている警視庁をあざ笑うかのようにあの亡命中の岡本が堂々と顔を見せたのである。

 まるで2年前の9月、高校ラグビー部の1年上級生だった元全学連書記長で中核派リーダーだった清水丈夫さんが、同じように50年ぶりに地下活動から公の場に姿を現し、メディアでも大きく取り上げられた時と似た構図である。

 今や国内ではかつてのような学生運動や、過激的な反政府運動がすっかり影を潜めた。そのせいで世の中は幾分静かになり、過激なデモは姿を消したように思える。ただ、騒がしく街に異様な雰囲気を漂わせ、一部には危険な気配も感じさせた学生を主とする若者たちの民主化運動が消えると同時に、社会からエネルギーやバイタリティ、活力が失われたように感じるようになったのも事実である。そして、少しずつ保守層が勢力を伸ばし、今では自民党支持率が過半数を超えるようになった。それは憲法改正の声を徐々に高めているようだ。いずれこの状態が続くなら、自衛隊を軍隊にして、恐ろしいことだが、核兵器まで保有して、軍事大国日本となる日もそう遠くないことだろう。

 重信や岡本は何が故に革命思想に捉われ、海外で国際的テロ組織過激派に身を投じて危険でリスクの高い生涯を送ることになったのだろうか。2人とも残念ながら今日まで本心を明かしてくれない。私自身60年安保闘争に没入していた頃は、真剣に日米安保条約の基本である基地問題や日米不平等協定に反対し、ベトナム反戦運動ではベトナムにおける戦争を1日も早く終息させることを願ってデモ行進をしていたものである。その頃の熱気は、今や街には感じられない。これが平和国家日本?なのだろうか。

2022年6月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5397.2022年5月31日(火) 5月最後の日にうぐいすの啼き声

 今朝食事をしていた時、驚いたことにわが庭へ鶯が飛んで来ていきなり大きな声で「ホーホケキョ」と啼いた。今年は梅の花が咲いた2月の最盛期にも鶯は我が家へ立ち寄らず啼いてくれないと今年は諦めていたところへシーズン外れの5月末になって突然大きな声でさえずってくれた。他にも別の「ホーホケキョ」が聴こえた。更にミソサザイの鳴き声まで聞こえてきた。間もなく飛び去ってしまったが、今年は鶯の声が聞かれないと思っていただけに、鶯の啼き声が聞かれないオフシーズンになって「ホーホケキョ」に一瞬癒された気になった。

 昨日のブログに戦没者遺骨収集団のことを書いたところ、今朝の新聞に、今年はロシアのウクライナ侵攻もあり、シベリアの元日本兵の遺骨収集の見通しが暗いとの記事があった。

 実は昨日千鳥ヶ淵の戦没者墓苑で、身元が明らかにならない戦没者の遺骨を納める拝礼式が秋篠宮ご夫妻ご出席の下に行われた。私も1度だけ旧厚生省課長からこの拝礼式に出席するよう話があり、出席したことがある。拝礼式が行われたのは、コロナ禍の影響により実に3年ぶりのことである。

 毎年自然の風化もあり戦跡地でも遺骨取集は難しくなっている。太平洋戦争下に海外で尊い命を落とされた日本人兵を含む日本人の数は、約240万人になるが、その内半数近い約112万柱が戦没地に取り残されたままである。前記の通りロシア国内での遺骨収集が難しくなったが、旧ソ連では約5万4千人の戦没者がいて、その内約3万2千柱の遺骨が未だ収集されていない。1992年にシベリアとサハリンへ調査に出かけた時、ロシアでは比較的日本人墓地が整備されているとの印象を抱いた。ただ、それは遺骨が発見されたからそのように埋葬されたのであり、山野に放置された遺骨はそれこそそのまま晒されて自然になくなってしまったのかも知れない。

 2年間中止していた他の戦地の遺骨収集事業も、今年は中部太平洋地域については復活したようだ。まだまだ多くの英霊が戦地で眠っている。コロナ禍が収束したら1人でも多く、1日でも早く母国へ亡骸を帰還さ、懇ろに葬ってあげたいものである。

 さて、未だに燻っている安倍晋三元首相後援会が開いた「桜を見る会」の会計処理がまたキナ臭くなってきた。夕食会は2013~19年に開かれたが、世間で問題になってからコロナ禍もあって会は中止なっている。しかし、ホテルで開かれたその後の夕食会に参加した後援会有権者に対して後援会が補助金を出したことが問題になウヤムヤに決着をつけたが、政治資金規制法違反に問われて秘書が罰金刑に問われた。それでも安倍氏にはまったく傷がつかない。それが、ここへ来て2016~19年に夕食会参加者に参加費補填の他に、酒類を提供していたことが新たに判明した。しかもそれらの酒は、サントリー㈱が無償提供していたことが分った。安倍氏関連団体の収支報告書にはいつも通り寄付の記載はない。関連団体は安倍氏の後援会にあたり違法な寄付に該当する可能性がある。公職選挙法違反に当たる会費の補填、酒類の提供隠蔽など、これからひと悶着あるだろう。

 それにしても安倍氏は首相を辞めても、麻生太郎氏の財政健全化に対して、積極財政や軍備拡張を訴えるなど今も政界に隠然たる力を発揮するとは、何と世の中、世の人びとを騙す名人であることか。これこそ稀代の世襲政治家として身に着けた特技と言えよう。

2022年5月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5396.2022年5月30日(月) 戦没者遺骨収集の印象的な場面

 最近本ブログに50年前の1972年の話題を取り上げたが、中でも沖縄日本本土復帰や、パレスチナ解放戦線と日本赤軍によるイスラエル・テルアビブ空港銃乱射事件などが注目を集めた事件である。そこへ数日前の朝刊記事の片隅にグアム島で戦後長らくジャングル内に潜伏して発見された元日本兵の故横井庄一さんの未亡人が、一昨日亡くなられたとの訃報が載っていた。横井夫妻にお会いしたことはなかったが、横井さんがグアム島の洞窟から出て保護された1972年当時、毎年旧厚生省主宰の中部太平洋における太平洋戦争戦没者遺骨収集派遣団派遣に関わり同島を訪れた。旧厚生省の担当課長らから横井さんや、小野田寛郎さんのプライベートな話、また横井さんが夫人と結婚するに至った経緯や裏話をよく聞かされたものである。夫妻が結ばれた蔭にはいくつも意外なエピソードがあったようだった。あれからもう半世紀が経過した。そこにはいろいろな思い出がある。

 当時はまだ、中部太平洋諸島、特にトラック諸島(現チューク諸島)やパラオ諸島はアメリカの信託統治領だった。サイパン島には、そのアメリカ信託統治領高等弁務官事務所があり、遺骨収集団がお世話になっていたこともあり、厚生省が高等弁務官ご夫妻を日本に招待したことがあった。私はその世話役を任され、都内の観光案内から箱根へ1泊2日の旅行まで行動をともにしたことがある。

 また、パラオ諸島の調査で、激戦地だったペリリュー島から同じく戦火に晒されたアンガウル島へ島の案内人と2人で小さなエンジン付きボートで向かった。だが、その途中で海が荒れ出し飛沫を全身に被り、ボートが上下に大きく揺れて前方が見えないほどだった。アンガウル島の突端には、連絡しておいたエンドー村長が出迎えてくれていたが、村長から海がこれから荒れそうだから、直ぐ引き返した方が安全だとアドバイスされ、アンガウル島へは上陸せず暴風の中を命からがらペリリュー島へ舞い戻ったことがある。

 他にも中部太平洋から更に南下して、ソロモン諸島の調査に出かけたことがある。激戦の島・ニューギニアや、ガダルカナル島、ブーゲンビル島、さらにニューブリテン島のラバウルを訪れ、ラバウルでは海中に素潜りして海底に沈む旧日本海軍艇の中に潜り込んだこともある。

 特に印象に残っているひとつは、ラバウルの食堂でひとり夕食を食べていたところへ突然数人の日本人がドカドカと入ってきて全員が野菜類をムシャムシャ食べ始めたことである。その食べ方が妙に気になり、どうして野菜ばかり食べているのか尋ねてみたら、日本から遠洋航海に出て3か月以上生野菜を全く食べてないので、生ものに飢えているのだと言った。彼らは、私の皿の上にある刺身を見て、魚なら船に来れば丸ごと1匹あげるよとまで言われた。偶々遠洋航海中にラバウルへ寄港した漁船員たちだったのである。青物を長い間食べないと我慢出来ないのだということを思い知ったことである。

 もうひとつ印象的だったのは、遺骨収集団最後の日に収集した戦没者の遺骨を全部積み上げて焼骨したが、木材に火を点け遺骨が焼け落ちると煙の周囲をどこからともなくやって来た蝶々が再び空へ飛び立っていくシーンだった。それを見たあるご遺族の方が、「アッ! お父さんが空へ飛んで行った」と涙を流しながら叫んだ光景が忘れられず、心に残っている。

 あれもこれも今や懐かしい想い出となった。

2022年5月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5395.2022年5月29日(日) 国会議員の半数を削減せよ!

 最近細田博之・衆議院議長の周辺が騒がしい。特に国権の最高権力者としての人格や、その資質に問題ありとされるようなセクハラ事件の如きは、週刊文春に2週に亘って取り上げられ、議長も裁判に事実無根だと訴えるという怪しい雲行きである。その他に、議長が国民から疑問を寄せられたのは、国会議員の特別待遇費とも言うべき毎月百万円支給の「調査研究広報滞在費」(略:文通費)について、議長になっても毎月たった百万円にしかならないと不満をぶちまける有様で、一般国民を馬鹿にしたような発言をしたことである。それでも議長職を辞めることはないし、自民党内からも辞任の声は出てこない。国会の機能不全を象徴している。

 間もなく国会は閉会となる。その後は次回開会までお休みとなり、その間毎月このいわくつきの文通費を黙って受け取ることが出来て、使い道の報告や領収書の呈示も必要とされない。こんな実情だから国会議員は甘えて、法ぎりぎりに許される範囲で私利私欲を満喫するのだ。しかも一切税金はかからない。

 そもそも国会議員には当然給料に該当する歳費というものが支給される。毎月129万4千円である。この歳費に上乗せして文通費が支払われるのだ。これも一時は、1日だけ議員でいただけでも月額支払われることに疑問が呈せられ、現実にそんなケースが発生し問題になり、その点は、日割りで月額払いという形に改定されたが、支払いに伴う報告や、領収書の提出、残金の返金などは結局手が付けられないままウヤムヤになってしまった。

 この一件だけでは、国会議員の狡さと欲深さはとても言いきれない。彼らは、金儲けのために政治家になったのであり、はっきり言って国民のために尽くすというような殊勝な志があるわけではない。だから一旦甘い汁を吸ったら、国会議員のポストを絶対他人に渡す気持ちがない。それが、世襲政治家が蔓延る最大の原因でもある。

 因みに、国会議員の文通費とサラリーマンとの公金扱いについて比較するなら、議員は前記の通り領収書提出、残金の返却、出張報告はすべて不要であり、一方サラリーマンはすべて必要である。このように国会議員を甘やかすから、彼らは仕事をしようとしないのだ。まるで世間知らずのお坊ちゃまと同じなのだ。国会議員の数も現状はあまりにも多過ぎる。アメリカの上下院議員数は、533人であるのに対して、日本の国会議員は衆参合わせて707人もいる。10増10減などと言わずに、全国会議員数の半減を求めたい。

 さて、今日は全国的に暑い1日となった。最高気温は北関東の高崎市と佐野市の35.2℃だった。都内でも31.2℃を記録して今年最初の真夏日となった。外気が生ぬるく、ガラス戸を開けていて吹き込んでくる風も生暖かい。これから夏に向かうにつれ徐々に暑さが増してくると思うと些かうんざりである。この暑い中で各種の屋外スポーツが活発に行われ、大勢の観客を沸かせていたようだが、要注意!熱中症!

2022年5月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com