ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5463.2022年8月5日(金) 平和祈念式典に国連事務総長出席

 今年は太平洋戦争終結77年目に当たる。広島と長崎に原爆投下されてからも同じく77年になる。8月は戦争に関する記念行事が目白押しである。明日は広島へ原爆投下された日に当たり追悼式典が行われる。昨日ロシアのガルージン駐日大使が唐突に広島を訪れ、慰霊碑に献花した。アメリカの原爆投下による犠牲者を追悼するために訪れたと述べる一方で、平和祈念式典にベラルーシとともにロシアが招待されなかったことについて、核軍縮・核廃絶プロセスのリーダーであるロシア代表が招かれなかったことは相応しくないと日本政府に不満を表明した。そして、「ウクライナ特別軍事作戦でロシアが核兵器を使うことはあり得ない」と述べたが、プーチン大統領がはっきりと核兵器の使用も辞さないと強調していたことは世界中が知っている。大使にとってその場限りの都合の好い発言なのか、好い加減なのか、或いはプーチン大統領の意図が充分ロシア政府内に徹底していないのだろうか。

 今年の政府主催の広島平和祈念式典には、グテーレス国連事務総長が初めて出席する予定である。事務総長就任以前から「核兵器廃絶は国連の最優先課題」と主張しつつも、残念ながら現状は、核不拡散の動きは、逆戻りしていると憂慮している。広島から何とか核廃絶の動きを加速させたいとのメッセージを発信したいと考えているようだ。事務総長は特に若い人たちに「私たちの世代、前の世代が過ちを犯した。若い世代は、そこから学べる筈だ。どんな環境であれ、広島や長崎のようなことを再び起こしてはいけない」と考え、日本で若者たちと話し合いたい意向のようだ。

 大分以前に旧文部省の教員海外研修団とともに欧米の教育施設を見学する度に、現地の小中学生が東京、京都、横浜などの都市名以上に「広島」と「長崎」の名を知っていたことに、同行した日本の先生方が驚いていたことが度々あった。つまり、日本の生徒らに比べて外国の子どもたちの「広島」と「長崎」に対する関心が高かったことにショックを受けたほどである。結局日本では学校教育の中で生徒たちに戦争や原爆の恐ろしさについて、充分教えていないことを思い知らされる羽目になった。グテーレス事務総長もとりわけ若者たちに核の恐ろしさを知ってもらい、核廃絶の運動を期待しているのだろう。

 明日、就任以来初めて広島を訪れるグテーレス事務総長は、果たしてどんな哀悼と核廃絶のスピーチをされるか期して待ちたいと思う。

 さて、今日妻と久しぶりに豪華なランチを楽しもうと第一ホテル東京内のステーキ店に前から予定していたところ、今朝になって妻が腹痛が激しいと言い出し、かかりつけの医師に診てもらいたいということになった。すでにレストランには一度キャンセルをしていたので、2度とキャンセルも出来ず、止むを得ず調布市内に住む兄に食事相手を頼んだ。幸い都合がつけられるということで、時間を待ち合わせて2年8か月ぶりに兄と都内のホテルで会食することが出来た。私と年子の兄はつい1週間前に85歳になったばかりだが、外見上体調は特別悪くなさそうだ。ただ、補聴器を着けていないので、話が遠い。7年前に連れ合いを亡くしたので、最近は食事を1日3食きちんど食べていないと言う話だった。その意味でも今日は豪華なステーキを食することが出来てご機嫌だった。また、機会があれば、他の兄弟ともども会食をしたいと考えている。

2022年8月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5462.2022年8月4日(木) ブログへのアクセス・ランキング

 毎月Google Search Console Teamが送ってくれる私のHPへの7月のアクセス・ランキングによると、アクセス上位3つのブログは1位が、2021年11月29日にアメリカのハガティ前駐日大使が離日前に語った傲慢なコメントについて批判的に書いた「アメリカのお節介と置き土産」だった。2位は、2018年4月29日「柔道のルールや、しきたりは変わったのか?」と題して、近年力をつけてきたヨーロッパの柔道界が、元祖日本柔道界を軽視してルールや用具を欧米流に変更しつつあることに不条理を感じた点について書いたものである。次いで3位は、大分以前の2008年2月9日の「前日本遺族会会長中井澄子さんご逝去」で、サラリーマン時代に旧厚生省や日本遺族会によく出入りしてお世話になっていたが、その当時会長を務めておられた中井さんの思い出について書いたものだ。3日分のブログにそれぞれ思いはあるが、多くの方々からこのように幅広く拙稿に目を通していただいたことを有難く思っている。

 特に3位の中井元日本遺族会会長については、お会いしたのはほんの数回だったが、会長をはじめ、日本遺族会の方々には随分お世話になった。水落敏栄・現会長とは遺骨収集事業で随分ご一緒に中部太平洋へ出かけた。水落氏は長らく参議院議員として活動され、副文部科学相も務められた。不運にして先日の参議院選で落選という憂目に遭ったが、近年戦没者遺族の数も年々減少しているので、その辺りが影響したのではないかと気の毒に思っている。

 さて、第7波に入った新型コロナウィルス感染が急増し、昨日は6日ぶりに全国で過去最多249,830人の新規感染者を確認し、24道府県でも過去最多だった。思いがけないことに、奈良に住む大学生の孫娘が陽性になったとメールで知らせてくれたが、暫くは窮屈な思いだろう。家族はよほど気を付けなければいけない。

 コロナ禍の中で昨日から東北、北陸方面の各地では記録的大雨が襲来している。最上川も氾濫したようだ。最上川沿岸の街、大江町では川沿いの住宅が流されかかっている様子が見える。福島県喜多方市ではJR米坂線の鉄橋が川中へ落ちた。テレビで画像を観ると住宅の1階部分はほとんど水没しているところもあり、脱出、逃避、救出作戦も大変だと思う。都内でも昼頃から雷鳴が度々続き、時々激しい雨が降っていた。

 コロナと豪雨に目を奪われてついウクライナ情勢に目が向かなかったが、ウクライナの穀物を輸出する話が頓挫していたところ、漸く先日ウクライナ南部を出港した輸送船が、トルコに到着し、昨日レバノンへ向けて出発した。これが軌道に乗れば、アフリカをはじめ、食料に困っている人々が少しは救われる。だが、相変わらずロシアのミサイル攻撃が商店街や一般住宅、集合住宅を襲っている。国際移住機関が発表したところでは、ウクライナ全人口の約15%に相当する664万人が国内避難をし、国連難民高等弁務官事務所は1千万人以上がウクライナを出国したと公表した。ロシアも食料不足分の支援にはウクライナと志を同じとする気持ちもあるわけだから、1日も早くウクライナの戦線から撤退して同地の平和を取り戻すために活動して欲しいものである。

2022年8月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5461.2022年8月3日(水) 台湾がらみで米中が一触即発

 昨晩遅くアメリカのペロシ下院議長が台北空港に着いたが、その真偽を取り交ぜた訪問目的の臆測が絡み、米中両国で批判合戦が行われている。先月28日行われたアメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席との電話会談で、大統領は台湾有事の際はアメリカが軍事関与するとはっきり伝えた。これに習主席は激しく反発した。バイデン政権にとっては秋にはやや民主党劣勢気味の中間選挙を控えているだけに、中国に先手を取られている印象をアメリカ国民に与えたくない。習主席にしても今秋開催の共産党大会で、憲法改正をしてまで主席在任期限を延長した第3期目を目指すためには、強いリーダーシップを発揮しておきたところである。

 そんな中国が非難する中で敢えてペロシ議長が台湾を訪れたのは、南シナ海の海洋進出、新疆ウィグル自治区少数民族抑圧、言論弾圧と非民主化、更には香港の一方的な支配で中国の覇権的行動が露骨になっており、これにブレーキをかけさせるための中国政府への牽制とも言える。

 しかし、メンツをつぶされた習主席と中国政府の抵抗は予想以上に激しく、主権と領土保全を侵害されたと猛反発した。すぐさま昨晩から台湾周辺で軍事的な威嚇行動を本格化した。4日以降7日まで台湾を取り囲む6か所の海空域で軍事演習、実弾射撃を行う。同時に経済面でも台湾産の農水産物の輸入停止措置を発動した。経済面で台湾を揺さぶる狙いのようだ。

 今や核戦争も視野に入って来た時代に、刺激的な行動は出来るだけ控えるべきであり、アメリカの台湾支援政策のやり方はあまり賢いとは言えない。これほど事前に中国政府から警告や非難を受けたら、時期をずらすとか、ペロシ議長以外の議員に派遣を変更するとか、次善の策を講じても良かったのではないだろうか。

 一方、中国の主張と行動は台湾問題に限らず、あまりにも自己中心的で非民主的な面が強い。それだけにアメリカが世界2大国の民主主義国家の旗頭とのプライドに拘るのは分かる。ただ、台湾にこれほど精神面で力を貸すなら、なぜ香港の自治権である1国2制度を瓦解させたような、中国政府の「国家安全維持法」施行による一方的な侵略を黙って見過ごしてしまったのか。1979年カーター大統領の下で米中国交正常化は合意された。その際最大の懸案事項だった台湾問題に関しては、アメリカが台湾に武器援助を続けることを条件に台湾政府と断交することになった。どっちもどっちだが、その辺りに今以てわだかまりが見られ、訪れないフリをしながら台湾訪問を強行したペロシ議長の行動も案外読み取れる。ペロシ議長は今日中に台湾を去り、この後韓国を経て、明日日本を訪れる。

 さて、今では国際社会から忘れられがちであるが、国際テロ組織アルカイダの指導者、アイマン・ザワヒリ容疑者が、7月31日何と潜伏先のアフガニスタン・カブール市内で殺害されたとのニュースが伝えられた。昨年アフガンから撤退したアメリカが、その日午前6時過ぎにバルコニーにいたザワヒリ容疑者をドローンで殺害したというから、2011年5月に潜伏中のビン・ラディン容疑者を暗殺した際には、潜伏先に米特殊部隊が乗り込んで殺害したころに比べてドローンの精度も随分上がったものだ。今も相変わらずアフガンの政治的、社会的、経済的混乱は収まる気配がない。イスラム原理主義に拘るタリバン政権は、果たしてアフガン国内の不安定な治安を沈静化してくれるだろうか。

 それにしてもドローンにここまで確実に的を外さない技術が備わって来たとするなら、プーチン大統領も枕を高くして寝ていられないのではないだろうか。

2022年8月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5460.2022年8月2日(火) 大学院修士号取得は、容易か?

 以前にちょっと気になっていたことがあった。それは、いつかプロ野球巨人軍の桑田真澄ピッチング・コーチが早稲田大学大学院スポーツ科学研究科で修士号を得たと新聞で知った時である。彼はPL学園高を卒業して巨人軍に入団し、その後巨人軍で活躍したうえでアメリカへ渡りMLBへも入団した。だが、帰国後大学へ通ったという話はまったく知らなかった。それが唐突にどこの大学でも学ばずに大学院へ入ったと聞いた時、漠然と納得の行かない感があった。今まで普通に大学を卒業した学士が大学院修士課程へ進めるものと信じ切っていた。学校教育法102条にも大学学部を卒業した者が入学資格を有するとある。

 ところが、ここには例外規定があったのである。しかし、それは大学院自体の存在、及び価値を損ないかねないものである。その例外規定とは、「個別の入学資格審査により大学を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、22歳に達した者」とある。それなら仮に入学希望者が優秀だとするなら高校へ行かない中学卒業生でも大学院生になる資格があるのだろうか。実力がありながら諸々の個人的事情で大学へ進学出来なかった者にとっては、この天が授けた「抜け道」を通って通常の学卒者の上を行く学歴・修士号を手中にし得る、幸運な大学院生である。

 桑田以外にもタレントでありながら巧みな司会者である恵俊彰氏や、相撲界では元横綱稀勢の里、元関脇安美錦らが早大から、名古屋場所で関脇を務めた現役関取の大栄翔が日大大学院から修士を得ており、タレントのロンドンブーツの田村淳は、慶應義塾大学大学院で修士号を得た。

 今では大学院は、一流大学より遥かに簡単に入学出来るようだが、日ごろ多忙な彼らが、ノルマである卒業論文を何冊も書籍を読み込んで研究し、書き上げることが出来るのだろうか。出来れば彼らの卒論とやらを読んでみたいものである。最近の月刊誌「選択」8月号には、こんな風に皮肉っぽいことが書かれている。「世間からみると有名人が大学(学部)をバイパスして、いとも簡単に大学院に入っているというようにしか見えず、いい意味でも悪い意味でも大学院のイメージを崩した。今まで学究の場と敬遠していた大学院が一流大学よりはるかに簡単に入れる身近な場所になったのだ」。

 これには、アメリカの大学院修士の存在が大分影響しているらしい。アメリカではビジネス面で、修士号と博士号の力を問われるケースが多いようだが、日本の修士では所詮アメリカン・ビジネスマンには太刀打ち出来ないだろう。しかもアメリカでは、修士課程2年間で約2千5百万円の学費がかかる。この辺りにアメリカのビジネスを誤解した肩書だけを求めた最近のバイパス修士の欲望があったのだろう。流石に最近は何らかの挫折にでも当たったのか、大学院入学者は減少傾向にあるそうだが、喜んで好いのか、悲しむべきか。それにしても文部行政を主管している文部科学省は、一体何を考えているのだろうか。何もコメントしようともしていない。日本もだんだん分からない国になってきた。

2022年8月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5459.2022年8月1日(月) 毎年恒例の人間ドック受診

 年に1度の人間ドック受診のため、タクシーで信濃町の慶應病院予防医療センターへ出かけた。例年のことなので、手順は分かっている。病院はこの数年本体の建て替え工事を行っていたところ漸く完工となったようだ。正面入り口から館内は以前に比べて大分明るい雰囲気になり、建物も立派になった。病院ビルは神宮の森の近くで、JR信濃町駅前という利便なロケーションにある。

 今日の検査で、昨年に比較して悪くなっているところがないので、取り敢えずホッとしている。ただ、看護師さんが左足の浮腫みを気にされて、血液の流れが良くないのではないかとの指摘により、急遽その部分を検査してもらうことにした。すべてを終えて総括的なお話しの中で、左足の血管がやや硬くなっているようだとのお話しで、今後注意深く見守ってかかりつけの医師ともよく相談されるようアドバイスをいただいた。現状では特に心配はいらないというご託宣だった。来年の今日も予約しておいた。

 それにしても今日も暑い。午後2時現在、すでに全国各地で210地点が猛暑日を記録した。全国ではトップ3の暑さだった福井県小浜市39.1℃、鳥取県米子市38.9℃、同鳥取市38.5℃は、いずれもそれぞれの都市で観測史上最高値を更新した。まだ当分炎暑が続くようで、外出はまだ当分の間控える必要があるようだ。

 さて、そんな暑い中で、安倍晋三元首相を殺害したのは、容疑者の旧統一教会に対する逆恨みだったことが明らかになるにつれ、連日自民党と旧統一教会との関係がただごとではないことが明かされている。新聞、テレビよりもネット上のツィッターで、著名人が実情を明かしているのである。自民党が煮え切らない間に、日本維新の会が13名の同会所属の国会議員が、旧統一教会と関係があったことを公表した。安倍元首相が、深く関わっていたことも明らかにされ始めた。

 伊達忠一前参議院議長が、一昨年以来旧統一教会のイベントに3度も出席していた。選挙で同教会に度々世話になったお礼に出席したという。お世話になったというのは、選挙の際ボランティアでお手伝いしてもらったということである。ボランティアとは体裁が良いが、人件費を負担してもらったの意味であり、公職選挙法に違反するのではないか。直近の参院選で旧統一教会の選挙応援のエピソードがドラマチックである。長野県出身の宮島喜文・前議員と今回当選した井上義行議員の公認について安倍氏が伊達氏を説得し、旧統一教会票を井上議員に振り分けさせ、宮島前議員を立候補させなかった舞台裏があったようだ。この点では安倍元首相が強く関わっていたのだ。自民党とつながりの深い右翼の急先鋒だった故笹川良一・元日本財団会長は、「私は文鮮明の犬だった」と告白していたそうだから、ここにも自民党、日本財団、そして旧統一教会、3者間の深い関係を見て取れる。自民党議員と旧統一教会とのつながりは、想像以上に根深く、強いようだ。日本維新の会ですら、関係者を公表した。自民党なら少なくとも維新の数倍の議員が、旧統一教会と関わっているのではないだろうか。

 昨日関係を問われた岸田首相は、「社会的に問題となっている団体との関係については、政治家の立場からそれぞれ丁寧に説明することが大切だ」と他人事のような発言をしていたが、もっと積極的に関与し、膿を出し、今後一切交流しないくらいの強い態度を示すべきではないか。

2022年8月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com