ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5472.2022年8月14日(日) 戦時報道とNHKの恣意的報道

 明日の終戦記念日を控えて、テレビ各局は太平洋戦争について様々なドキュメンタリー番組を放映している。昨晩NHKで過去のドキュメンタリーの内人気の高かった番組を再放映していた。戦争の優劣を分けたと言われる1942年ミッドウェイ海戦の日本軍の惨敗に視点を当てていた。開戦2年目で日本が太平洋とアジア戦線に進軍を続けていた当時の壊滅的打撃について取り上げた番組である。この戦闘で日本海軍はどん底に突き落とされたが、当時大本営では、その事実を国民にどう伝えるか、内部で対立があり異論があった。結局国民の戦意を削がないとの理由をつけて、敗戦の事実をひた隠しにして戦果を誇大に発表したのだ。

 今日午後TBSでも「戦争と嘘=フェイク」と題して、ロシア最大の嘘を暴く、原爆隠された真実、そして太平洋戦争のフェイクと称して昨晩と同じミッドウェイ海戦惨敗の隠蔽、などについて放映していた。昨年までにもこの種のドキュメンタリーはあったと思うが、今年になって立て続けに軍事作戦隠蔽を取り上げたのは、何ごとかを意図した恣意的なアピールがあるような気がしてならない。戦時中国民に対する大本営の真実隠蔽作戦は、戦果を6倍にし、戦禍を1/5にして報告し、公表したと言われている。しかし、騙された国民の意気は喪失することなく、一層国民の気持ちを戦地へ向けた。大本営は戦力とはそぐわない偽装報道に一層力を入れることになった。軍部の偽装も酷いが、これに同調した報道機関の軍部べったりとも言える偽装工作報道も些か良識を欠いている。当然メディアも責任を伴うことになる。

 メディアが報道の倫理感に基づいて報道しようとするのを当局が許さないのは、当時の軍部の絶対体制から考えれば理解出来ないこともないが、メディアにもメディアの本旨と立場を考えれば、間違った事実を報道するのは、容認出来ることではない。況してや軍部の言い分をすべて鵜呑みにするようなことは、許されることではない。

 ところが、いま世間で批判を浴びている旧統一教会の悪しき慣習について、NHKが通り一遍のニュースは伝えるが、民放のように掘り下げた報道をしていないとの批判的な声が広範に出ている。NHKが旧統一教会と政治の闇の関係を知っていながら、岸田政権への忖度で報道するのをセーブしていると非難の声が高まっている。最近の各民放の報道によれば、献金、霊感商法、自民党議員と教会の密接な関係、昨日韓国で行われた教会創設者・文鮮明会長の没後10年記念式典で、映像による安倍元首相への高い評価などは、教会と自民党との後ろめたい関係が強いことを伺わせる。これをNHKだけが報道しないという不条理に、視聴者無視ではないかとクレームをつけたい。明らかに自民党がNHKに対して圧力をかけていることを想像させるものだ。戦時中の軍部による偽装報道とは別だが、言論統制、抑圧と相似している。

 亡くなった安倍元首相が率いていた安倍派には、35人もの衆参議員が旧統一教会と、イベントに参加したり、講演したり、会費を支払ったり、またほとんどが選挙の際支援を受けていた。安倍派は最大派閥であり、取材上政治的な圧力がかけられたり、またNHK記者が彼らに気を遣ったことは間違いない。そして民放テレビを通してしばしば観る安倍元首相の旧統一教会における式典への関わり方の報道を見れば、NHK記者が自民党、旧統一教会取材にしり込みして十分な取材をしていないことも明らかである。それは、前田晃伸NHK会長が、記者になって何年かしたら営業など他の部署を経験させるという発言が、NHK記者に思いも寄らぬ圧力となっていた可能性もある。

 NHKが現状のまま、視聴者が知りたい話題を取材せず、報道しないとしたら、公共放送であるNHK番組を観る視聴者はどんどん減って行くことだろう。図らずも表面化した公共放送のNHKの弱点が、視聴者の声によって今後真面な報道機関として立ち直れるかどうか、注目したいと思う。

2022年8月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5471.2022年8月13日(土) トランプ前大統領の荒行を抑えられないか。

 先日来北海道、及び東北地方北部を襲った豪雨に、追い打ちをかけるように昨日から関東、東海地方に台風8号が接近しつつある。東北地方では今日再び豪雨が襲来し、決壊した河川も多く、テレビでは土砂災害警報を度々伝えている。台風は今晩東京を襲うようだ。

 さて、去る8日アメリカのトランプ前大統領のフロリダにある豪壮な別邸を、アメリカ連邦捜査局(FBI)が捜索して最高機密書類を含む書類を押収してアメリカ国内で大きな話題となった。FBIが大統領経験者の私邸を捜索するという前代未聞のニュースにトランプ氏本人はもとより国民も驚いた。捜索令状によると国防情報の取り扱いを定めたスパイ防止法や、司法妨害に関する法律、公文書の取り扱いを定めた法律に違反した疑いで捜索したという。これに対してトランプ前大統領は、すべて機密解除された文書だとして反論している。

 しかし、これは普段から常識人とは思えないトランプ氏だったからこそ起きたサプライズだったと言えると思う。仮に機密解除になった書類であるにせよ、書類持ち出しについてきちんと話をつけておけば、このような騒がしい事態にはならなかった筈である。トランプ氏の独りよがりの性癖と、公私の判断がつけられない性格が騒ぎの原因である。

 この家宅捜査について、共和党関係者は猛反発して、ガーランド司法長官に説明を求めた。これに対して司法長官は、法律を適用しており政治的捜査だと反論している。それにしてもこのような前例のない事を起こす大統領経験者は、トランプ氏らしいと言えばトランプ氏らしい。
 一昨年の大統領選においてバイデン氏に敗れて以来、選挙に不正があったと主張し続けて選挙の無効を訴え続けている。昨年1月には、トランプ氏支持者らが連邦議会に乱入したが、背後で糸を引いていたのは、誰あろうトランプ氏本人だったと見られている。いま問題視されている地球温暖化防止のためのパリ協定からの脱退、イランとの核合意からの離脱など国際社会を裏切るような行動は、良識的な国際世論に逆行する行為であるばかりでなく、国家間の信頼を損なうだけである。

 このような人物がどうして共和党内で支持を得て、大統領にまで上り詰めることが出来たのか、いま以て理解出来ない。現在も再来年秋の大統領選を目指して支持層を固めるべく着々と手を打っていると聞いている。

 だが、これほど気が短く理知的な行動を取れない人物が、世界最高の権力者であるアメリカ合衆国大統領の地位に再び就くようなことになったら、ウクライナ戦争どころではなく、プーチン大統領に対抗して核のボタンを簡単に押してしまうのではないかと考えるとゾッとする。良識的なアメリカ国民が、何をやらかすか分からないトランプ氏のような人物を、アメリカ大統領に選出しないよう願うしかない。

 ついては、コロナの拡大が一向に収まらないが、昨日日本人感染者の累計が、1千5百万人を超えた。しかし、1千万人を超えたのが、ほんの1か月前の7月14日である。それまでの約2年間の感染者数を僅か直近のほんの1か月間で、その感染者総数の半数もの人が発症したというから、この1か月は驚異的な感染力である。こんなコロナ禍空気の中で、天候が勝れないお盆休みを迎え3年ぶりに行動制限のない自由を得たとて、果たして気ままに行動を満喫することが出来るだろうか。お盆休みが終わった途端に新規感染者がどっと増えないことを祈るだけである。

2022年8月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5470.2022年8月12日(金) 北朝鮮コロナ勝利宣言と日航機事故37年

 お騒がせ国・北朝鮮で10日に開かれた全国非常防疫総括会議で国内から完全に新型コロナウィルスを抑え込み、コロナ感染者がゼロになったと金正恩総書記が公表した。本当だろうか?というのが率直な受け止め方である。2年余りの間コロナ感染者は国内にはいないと言い続けていた北朝鮮が、4月下旬には中国との交通を遮断までした後に、5月12日に初めてコロナ感染者が発症したと発表した。ウィルスは韓国から流入したと名指しでその責任を韓国に押し付けた。その後感染者はたちまち増えて、一時477万人が感染した。北朝鮮の人口は2,578万人(2020年)で、5人にひとりが感染したことになる。ワクチンもなく、国民はマスクも着けなかった。コロナ収束は夢物語だと思われていたが、何と3日前の10日にウィルス防疫対策の勝利だと宣言し、感染者はゼロになったと公表したのである。あまりにもドラマチックで、直ぐには信じることが出来ない。

 そして、別の噂話が出回っているようだ。それは公式には伝えられていないが、金正恩・朝鮮労働党総書記がコロナに感染したのではないかとの話である。先月27日に朝鮮戦争休戦協定69周年の「戦勝節」に出席すると思われていた金総書記が、欠席したことが噂を広げることになった。それ以前に多くの国民と一緒に何枚もの記念写真を撮ったが、その際全員マスクを着けていなかった。それ以来金総書記が公の場に姿を現していないことと、10日開かれた全国非常防疫総括会議で、珍しくスピーチをした金総書記の妹・金与生副部長が、総書記はしばらく高熱を発していたと語ったことも話に尾ひれをつけた。

 この国は発足以来金一族3代に亙る世襲独裁体制を堅持し、他国への嫌がらせや迷惑を気に留めず、やりたい放題で現状ではとても国家として対等に交流出来る国ではない。コロナは北朝鮮国内の事件であるからそのまま黙っていれば済むことではあるが、感染者の発表にしてもゼロだった患者が一気に5百万人近くの数に増え、あっという間にゼロに戻るというどんでん返しのような筋書きには唖然としている。世間知らずの若かりし帝王・金正恩には、もう少し自制心を持った大人になってもらいたいものである。

 さて、今日は日航ジャンボジェット機が御巣鷹山に墜落し、乗客乗員520名もの犠牲者を生んだ大事故を起こしてから早や37年になる。その当時元日航機機長だった元隼戦闘隊機機長が、事故現場へ古巣のためにお手伝いに出かけたら周囲から罵詈雑言を浴びせられたと悲しそうに話されたことが印象に残っている。事故の翌年に入社した社員が、早くも定年を迎えるという現実に、つい時の流れの速さを感じている。旅行にはあってはならないことだが、事故に遭うことは避けられない一面もある。実際添乗員としてお供して、台湾で事故に遭って事後処理に追われたことが2度ほどあった。今思い出しても嫌なメモリーであるが、いつかは懐かしいものとなることがあるだろうか。

2022年8月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5469.2022年8月11日(木) 信用出来ない怪しい宗教の旧統一教会

 昨日田中富弘・世界平和統一家庭連合(旧統一教会)会長が、外国人報道陣を主に日本外国特派員協会で会見を行った。これまでのメディアの報道姿勢に不満をアピールするため、少々異例な形で行われた。田中会長は冒頭から教会に浴びせられている不本意な嫌がらせに対する不満を述べた。この会見自体普通のやり方とは少々異なっていた。会長は教会の立場を語り出したが、その主張は留まることなく、司会者が3度に亘って話を途中で停止するよう促したが、会長は当初予定の30分を遥かに超えて実に47分間も話し続けた。

 会長は、冒頭世間を騒がせたことについて謝罪の言葉を述べたが、その後は1)過剰なメディア報道により信徒が被害を被った、2)霊感商法は過去現在ともに行っていない、3)団体の名称変更の認証に政治的圧力や介入があったとの憶測があるが、事実ではない、4)臆測に基づいた報道を行わないこと、などメディアに理解を求め、正しい報道を促した。会見の主旨は、信徒たちの生命の危険と、自分らの取り組みが変化を求められるならより良い変化を続けたいという意思の表明だと述べたが、あまりピンとくる説明ではない。特に政治との関わりについては、政治工作に関わったことはないとか、脱税や霊感商法の批判から逃れるために関わってきたのではないと主張した。これまで共産主義に対して明確に対峙してきたと、共産主義の本旨を本当に理解したうえで述べているのか、理論的に真面な共産主義と対峙するなどと言うこと自体僭越で、極右やヤクザと同じような主張のように思える。

 昨日この会見が開かれたのは、韓国にある教会の本部からの指令に基づくものだと前参院議員の有田芳生氏は述べていた。記者会見で何を語ろうにも、多額の献金を求めて多くの家庭を破壊し、霊感商法により多くの人びとを破滅させ不幸に追い込む可能性の高い教会であることが誰にも分ってしまった。それにしても献金された資金が韓国の本部へ送られ、その恩恵はどこにももたらされていない。こういう新興宗教紛いの疑似宗教に没入させられる国民が数多くいることに暗然としている。
 これほど悪質な団体が宗教団体を名乗り、多くの人びとを露頭に迷わせた。そんな新興宗教まがいの団体に岸信介元首相から親子3代に亙りずぶずぶだった安倍晋三元首相の国葬を死亡後に直ちに決定した、岸田首相の決断には理解し難いものがあり、首相も隠れ信徒ではないか。世論調査によると国民の半数以上が国葬に反対している。森友学園や「桜を見る会」問題を不透明な状態のまま反対の声に対して国費37億円を注ぎ込むことまでして国葬を行うことを、自民党員は誰ひとり疑うこともなく、何の呵責も感じないのだろうか。これではかつて国葬で冥界へ送ってもらった山本五十六や、吉田茂も彼岸であまり好い気持ちではないのではないだろうか。

 安倍元首相の国葬について、是か非かもう1度考え直すことは出来ないものか。

2022年8月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5468.2022年8月10日(水) 寄る年波に厳しくなる健康管理

 この数日朝鮮半島方面から北海道・東北地方へ線状降水帯が前線となって流れ大雨を降らし、東日本では猛暑日が続いている中で、稀に見る河川決壊や山岳崖崩壊などで住宅地が浸水し住民は避難を強いられている。よくぞここまで真逆の天候になるものかと驚くほどである。

 今日も東京都内では35.3℃の猛暑日となったが、明日から所によってはお盆の入りとなる。かつてお盆は太陰暦で7月に行われていたが、明治以降太陽暦の採用に伴い、新暦では7月、或いは8月とお盆を迎える地域が分れている。しかし、近年は8月15日にお盆と定めている地域が多くなった。これもメディアの啓蒙のせいだろう。今年は、13日に盆の入り(迎え火)を行い、16日に盆明け(送り火)としている。偶々明日11日が祝日「山の日」ということから明日からお盆休みが始まるようだ。一時は、収まりかけて久しぶりにお盆休みで各地の観光地では、多くの観光客を期待しているが、コロナ第7波の襲来で観光地へお客が訪れてくれるだろうか。
 さて、今日岸田文雄第2次内閣が発足した。閣僚の中には、問題の旧統一教会との関係が濃い大臣もいてほとんどが閣外へ去ったようだが、どういうわけか高校の30年後輩である山際大志郎経済再生相だけは、引き続き閣内に留まるようだ。

 ウクライナ情勢は、広島、長崎の原爆の日が過ぎたばかりにも拘らず、サボリージャ原発をロシア軍がミサイル攻撃を行っているとか、暗い話題ばかりである。

 その中で唯一の明るいトピックは、MLB・エンジェルスの大谷翔平選手が今日アスレチックス戦で勝ち投手となり、10勝目を挙げた。併せて25号本塁打を放ち、2桁勝利に2桁本塁打のベーブ・ルース(13勝、11本塁打)以来104年目となる偉業を達成したことである。アメリカ人もびっくりである。しかも、この試合で大谷は、日米通算1,000奪三振も記録した。これは、日本人投手としては、野茂茂雄、ダルビッシュに次ぎ3人目である。大谷の前向きの良さが現れたのは、前日に相手チームの投手に足を踏まれ、この日も打球を足に受けて相当痛そうであったが、それを気にせずプレーし続けた積極性である。今季どれほど投打の成績を上積みすることが出来るだろうか、新たな楽しみが増えた。

 ところで、9月に受ける右眼白内障手術のため、昨日東京医療センターで、いくつかの検査をうけたが、今日も膠原病内科で4週に1度の検査を受けた。糖尿病の数値であるHbA1cはこのところ安定して今日もCRP数値同様に問題なく、服用薬のプレドニンを2㎎から1㎎に減らすことになった。ただ、去る1日人間ドックで急遽診てもらった左足血管がやや硬くなっているとの診断で、ウォーキングなどをして足が痛くなったら動脈硬化の前兆だから気をつけるようお達しがあった。

 午后ゼミの先輩・利光國夫さんから電話をいただき、先日胃カメラ検査をしたが、大分問題があるようで、結果は15日に知らされるとのことだった。最悪の場合は胃がんの恐れもあると言い、今は起きていても寝ていても喉の具合が悪いというお話しだった。平均年齢を超えると健康が段々厳しくなるということで、それは私も同感である。ただ、滅入ってばかりもいられないので、力づける言葉をかけることしか出来ない。

2022年8月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com