ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5482.2022年8月24日(水) いつもと異なるウクライナ独立記念日

 ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まってから今日でちょうど半年になる。奇しくもウクライナがソビエト連邦から独立宣言して31年目を迎えた。例年なら独立記念式典を賑やかに行うところだが、戦時下にあることから式典行わず、首都キーウの目抜き通りにロシア軍の破壊された戦車などを陳列した。

 戦争の悲惨な様子が連日メディアから伝えられるが、戦争が終息する見通しは立っていない。プーチン大統領が核戦争を仄めかし、ザポリージャ原発を占拠しているロシア軍が、そこを根城に攻撃しているので、ウクライナもうっかり手が出せない。ウクライナから近隣諸国へ避難した人は、国連の公表によると1,110万人以上、国内で避難生活を送っている人が660万人以上いると言われ、避難民の数はウクライナの人口4,300万人の約1/3を占めている。ウクライナ軍兵士の死者が9千人近く、民間人の死者も国連集計では、5,500人であるが、実数はそれより遥かに多いと見られている。一方でロシア軍の戦死者数は、ウクライナによると4万5千人を超えたとみている。ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア軍が奪い取ったクリミア半島をはじめ、東部地区の占領地を奪還しない限り停戦はあり得ないと強気な中に当然の発言をしている。大統領の発言から推して、ウクライナは例え兵器が不足しようとも従来通りアメリカをはじめ各国の支援を受けて戦い続けるだろう。このままいつまでも戦争が続くなら、更に一層難民、被災者が生れる可能性があり、いつまでも悲劇が繰り返される恐れがある。
 さて、来年度の各省庁の概算予算請求がほぼ固まりつつある中で、内閣府は沖縄復興予算の概算要求額を10年ぶりに3千億円を割り込み、今年度より、更に200億円減額する2,798億円を請求する方針だという。これは明らかに沖縄県民、並びに普天間飛行場の辺野古移設に反対する現職の玉城デニー知事に対する嫌がらせである。25日に公示される沖縄知事選で玉城知事に対抗して立候補すると見られている移設容認派の佐喜眞淳・前宜野湾市長、及び移設の一部見直しを主張する下地幹郎・元郵政民営化担当相らへの強力な支援でもある。

 沖縄復興予算は、2013年仲井真弘多知事当時、辺野古沖の埋め立て承認を前に、年3千億円を政府は21年度まで確約した。14年度には3千5百億円にまで増えた。だが、同年辺野古移設反対の翁長有志氏が知事に当選するや減額する措置を取った。以後一方的に予算を減額した。23年度は14年度に比べて約20%余りの減額となった。いろいろ思惑や理屈はあるだろうが、仮にも復興予算と名付けて戦災地沖縄の復興に役立つことを願った予算が、辺野古移設に反対だからとして、県民の気持ちを逆撫でするように大幅に削減するのは、あまりにも沖縄を愚弄した見え透いたやり方ではないだろうか。さりとて知事選で自民党が推す候補者が絶対勝てるという保証は必ずしもないと思う。しかも辺野古移設は、県民の反対を無視して着々と工事は進められている。移設工事はどんどん進め、復興予算は減額して、これでは戦争で苦しんだ沖縄の人びとに、再び煮え湯を飲ますような所業ではないか。岸田内閣の支持率が下がる原因のひとつに、沖縄県民軽視もあるのではないか。

2022年8月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5481.2022年8月23日(火) うまくすると眼鏡は要らないかも・・・。

 9月16日に東京医療センターで右眼の白内障手術を受ける予定であるが、その前に手術を受けるに当たって説明と検査があり、今日2度目の検査のために医療センターへ出かけた。2週間前に最初の検査があった。ちょうど2年前に左眼の白内障の手術を済ませて視力は随分向上し、前回と同じ担当医であり、左眼同様に右眼の手術も成功するなら今後眼鏡を必要としないのではないかと思っている。元来視力は良かった。高校時代は両眼とも1.5の視力だった。それが浪人生活1年目に受験勉強に無理をし過ぎたのか予備校に通っていた時、日に日に黒板の字が見難くなり、父の知人の紹介で自衛隊中央病院で検査してもらったところ仮性近視と診断された。医師から自宅が海に近いのなら、毎日遠くの海を見続けていれば自然に治ると言われた。ところが、浪人生活の一番大事な受験勉強の最中に毎日悠長に海ばかり眺めているわけには行かず、「四当五落」を自らに言い聞かせていたこともあり、医師の折角のアドバイスではあったが、聞き入れることなく受験勉強に力を注ぎ、以後視力は元へ戻らなくなってしまった。あれからもう65年が経過した。うまく行けば、秋には無垢だった青春時代と同じ眼鏡なしの生活を取り戻せるのではないかと密かに期待している

 いま眼鏡を使用しているが、絶対必要というほどの重要性はなくなった。むしろ両耳に眼鏡の縁、補聴器、マスクを着けると煩わしいこと夥しい。そのうえ、マスクを常時着用するようになってから眼鏡のレンズが曇りがちになり、面倒である。眼鏡を不必要ということなら正に願ったり叶ったりである。
 さて、
連日炎暑続きで些か閉口しているが、最近の傾向として南国の沖縄が今年ばかりは、猛暑日がほとんどなく気温も関東ほど高くはなく、沖縄は「避暑地」とのジョークまで聞かれる。東京都心では今年猛暑日がすでに14日もあって過去最多である。一方、沖縄では7月に1度猛暑日があったが、8月に入ってからは1度も猛暑日がない。那覇市内の過去最高気温は、2001年8月9日に記録された35.6℃というから、東京の暑さに比べると「避暑地」という言葉が出てくるのは無理もない。因みに北海道の最高気温は、音更町で2014年6月4日に記録された37.8℃だそうだが、最低気温は-41℃でその寒暖差、78.8℃日本記録である。それにしても那覇市の最高気温より、北海道の最高気温の方が高いというのは、どうにも信じがたい気がする。

 ともかく先入観というのは中々頭から消えないものだが、「南国沖縄は暑い」との思い込みが決してそうでないということを今年の異常気象が教えてくれる。

2022年8月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5480.2022年8月22日(月) 仙台育英高、東北勢甲子園初優勝

 今日夏の全国高校野球決勝戦が行われた。かつては甲子園は憧れだった。今日も決勝戦をずっと見続けた。中学3年時には開会式から3日間連日甲子園に通いつめた。2人の子どもが小学生の頃は夏休みになると彼らを甲子園に連れて行くのが恒例となった。高校3年時の昭和31年夏の大会で平安高校が優勝した時、優勝パレードでグランドを行進していたのは、平安中学校の同級生たちだった。母校湘南高校も今から遠い昔の73年前に初出場・初優勝を果たした。どれもこれも懐かしい想い出である。

 戦前の全国中等学校野球大会(現全国高校野球大会)では、臨戦体制の影響を受け、開戦時の昭和16年から終戦の昭和20年まで大会は中止された。それが今日では、年々ハード面はもとよりソフト面でも大会実施面、及び選手の健康面で理想に近い配慮がされるようになった。今では、全体の日程を連戦のないように組み、準々決勝と準決勝戦、準決勝と決勝戦の中1日を休息日にしている。1人の投手が1週間以内に500球以上投げてはいけないルールまである。他にもかつては、ベンチ入りの選手を9人から14人に増やしたが、今では18人で戦う態勢になった。このために最後まで1人の投手が投げ切る完投は大分少なくなった。

 それが、戦時下ではかなり制約があった。「選手」ではなく「選士」と呼ぶことや、「打者は投手の球をよけてはならない」なんてナンセンスで危険なルールもあった。途中交代禁止なんて乱暴なルールもあった。これでは1人でも負傷者が出た場合には8人で試合に臨まなければならなかった。我々がラグビーをやっていた高校時代は、試合途中での選手交代は認められなかったものだ。1人ケガをすれば、14人で戦わなければならなかった。あまりにも選手の健康を気遣わない前近代的なルールだったと言えよう。今では選手交代を作戦上有効に活用したり、交替が当たり前になった。

 さて、今日の決勝戦であるが、宮城県代表の仙台育英高が、山口県代表の下関国際高を8-1で破り、東北勢として初めて優勝を遂げた。越すに越されぬ「白河の関を越えた」優勝と言われている。過去に東北代表校は決勝戦に11度進出したが、いずれも惜敗して栄冠を勝ち取ることが出来なかった。全国3,547校の頂点を極めた仙台育英高の栄誉を心より祝福したい。これまで高校球界では弱小エリアと考えられていた東北地方からベスト4に2校も進出するとは思いも寄らないことだった。それほど東北勢は力をつけてきたと言える。過疎地域の高校が強くなるよう、つい人情的に応援したくなるものだ。若干気がかりなのは、それらの強豪私立校選手の中に、地元の選手が果たして何人いるかということである。強豪校ほど全国から優秀選手をスカウトして地元出身選手がいなくなる傾向がある。

 1984年夏の大会で茨城県立取手二高が、PL学園を破って優勝した時、偶々茨城県教育庁で教員海外派遣団の事前研修会を行っていた県職員、先生方の取手二高への熱の入れ方がすごかった。優勝が決まるや、直ちに県庁にプラカードと横断幕が掲げられた。その時ある先生からこれが私立校だったらこれほど盛り上がらないと伺った。地元の選手、特に公立校出身選手の活躍が期待されていたのだ。果たして優勝した仙台育英高校選手の中には、どのくらい地元出身の選手がいるだろうか。優勝に水を差す気持ちは毛頭ないが、それでもやはり気にはなる。

2022年8月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5479.2022年8月21日(日) 悪徳商法の旧統一教会にズブズブの自民党

 カルト集団の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)について、NHKを除いてメディアでもかなり詳細に報道するようになった。更にそれをネットや週刊誌で調べてみると、さほど裕福ではない日本人信者が徹底的に資産を絞り取られ、そのうえ思考力まで奪われていたくらい、しつこく悪質なものであることが徐々に分かって来た。

 決して許されることではないが、安倍元首相が山上徹也容疑者に暗殺された背景には、彼の母親の旧統一教会への多額の献金によって容疑者の家庭が破壊されたことがあり、それが容疑者への同情を誘っている。偶々不幸な事件が、今日の悪質なカルト集団、及び自民党との抜き差しならぬ関係を公に晒すことになったのは、ケガの功名である。旧統一教会が、設立当初から日本を金づるとして目をつけていたことがはっきりした。それ自民党が手を貸していたとも言える。その自民党、旧統一教会との関係はないと逃げるばかりで、多くの国民が不幸のどん底に突き落とされたことに、知らぬ存ぜぬで反省をしようともしない。

 朝鮮戦争後旧統一教会を設立した創立者の文鮮明会長は、妻の韓鶴子現会長とともにアメリカへ渡り多くのビジネスを手掛けた。その資金源は日本からの献金で、実に4,700億円が持ち出された。文夫妻は、これら多額の献金により日本信者の家庭をつぶした資金をアメリカで投資したり、豪邸を建てたり、カジノで遊び回っていたという。仮にも宗教家を名乗る人物が賭博にうつつを抜かしていたとは笑止である。

 設立当時韓国国内では、スパイ機関の中央情報部(KCIA)と信頼関係を築き、その後首相になった金鐘泌局長の紹介で国内に信者を増やして行った。

 実は、文鮮明氏はアメリカで事業を行った時、脱税により有罪判決を受け収監されている。それを知った安倍元首相の祖父岸信介元首相が、当時のレーガン大統領に頼んで釈放してもらったとの噂もある。その文氏が1992年に来日した際、入管法の規定では入国が認められないのを超法規措置で入国を認めた。それに関わったのが金丸信自民党副総裁であり、岸元首相以来自民党と旧統一教会の関係はズブズブだったのである。安倍元首相の度重なる旧統一教会への賛辞は、とても一夜漬けで出来ることではなく長期に亘る強い信頼関係に基づいた行為だった。自民党は、旧統一教会を選挙の道具に利用し、小選挙区制になってからは票読みまでして、旧統一教会を差配していた。こんな悪質な疑似宗教団体を利用しながら、選挙でも有利に手配して非道なことを行ってきた自民党の悪質さも止めどもない。

 これほど非難されているカルト集団との長きに亘る懇ろな関係を、どうして自民党は世間に、また国民に対して今後一切手を切ると約束出来ないのだろうか。人の意見をよく聞くと自ら得意気に語った岸田首相が、「検討する」との言葉一辺倒で一向に思い切って断交を言えないのか。そのせいもあり、このところ岸田首相、及び岸田内閣に対する支持率が急激に低下している。毎日新聞社の世論調査によると直近の支持率は36%で1か月前の52%から16%も下がり、発足以来最低であるのに対して、不支持率は37%から54%に上がっている。岸田首相は、「検討」ばかりして、決断しないからで、一部には岸田内閣は「検討(遣唐)使」と皮肉られている。その岸田首相も今日まで夏休みを取っていたが、その間にコロナに感染したというおまけまでついた。昨日のブログに、日本人には「集団腐敗体質」が潜んでいると書いたように、総理大臣を筆頭に、特に政治家にその疫病が取り付いているようだ。

2022年8月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5478.2022年8月20日(土) 日本人に沁み込んでいる「集団腐敗体質」

 このところ連日あれこれ報道されているのが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)、及び旧統一教会と関係のある国会議員である。先日共同通信が全衆参国会議員にアンケート調査した結果、旧統一教会関連団体のイベントに出席したり、選挙協力を受けた議員が、実に106人もいることが分った。中でもこの数日注目されているのは、萩生田光一・自民党政調会長である。萩生田氏自身都内八王子市出身で、市議会議員当時から旧統一教会八王子家庭教会に顔を出していながら具体的な関係を語らず、明確に説明をしないことから旧統一教会と深い関係があると見られている

 岸田首相は、去る9日長崎原爆慰霊追悼式典に出席の折、「政治家としての責任において旧統一教会との関係を点検し、厳正に見直すよう指示した。そうすることが新閣僚や党役員などにおいても前提となる」と語ったが、その後の役員人事を見ると、そうだろうかと疑念が湧いてくる。どうして岸田首相は、そこまで言っておきながら人事で疑いのある議員を重要ポストに登用したのか首を傾げざるを得ない。

 そこには、日本人特有の「集団腐敗体質」があり、ある程度の集団になると日本人に沁み込んでいる腐敗が現れることのようだ。実は、「選択」8月号巻頭に新谷尚紀・国立歴史民俗博物館名誉教授へのインタビューが掲載されている。日本人の体質について新谷教授は次のように分析している。日本人が誕生したころは、個人で狩りを行う狩猟民族と異なり、農耕民族として集団で稲作を行ったことから、集団で稲作をやれば収穫後に楽しいことが待っていると知っていた。総合的な経営、集団的な行動が第一であると身体で知ったのである。集団の中で生きてきたために、日本人には個人としての危機感がなく誰も責任を取らない。太平洋戦争で負けても一億総懺悔と誤魔化し、原爆慰霊碑にも「過ちは繰り返しません」と書いてあるが、誰の過ちなのか分からない。組織の中の役割分担でやっていたのだからと誰が悪いのかを特定しない。世の中で責任を追及しないし、させない社会システムが完成しているという。過去に他人の責任を追及する人間がいたら、むしろ彼をいろいろなレッテルを貼って社会から排除してきた。これは、一般社会でも企業の不祥事などでも原因を明らかにしない傾向がある。

 翻って今日の政治家の行動を見てみれば、明らかである。先日殺害された安倍元首相は、森友学園、加計学園問題で国家資産を利己的に処理し、国家に損害を与え、その関連から近畿財務局職員を自死に追い込んだ。かくまでして一向に反省の色がなく、疚しいことがあれば国会議員を辞めるとまで公言した。更に「桜を見る会」の公私混同と公職選挙法違反、所得税法違反など、数々の問題行動を起こしている。それでも国会議員を辞める気はない。それでも亡くなるまで政界で大きな力を揮っていた。当時総理大臣だった人物の犯した罪に、周囲は何も逆らうこともなく、厳しい非難を浴びせることもなかった。上に立つ人間に追従する人ばかり増え、日本人集団は付和雷同的な民族だと言える。

 新谷教授は、自立心も自覚もない日本人は、選挙をやっても無自覚な投票者ばかりで意味がないと語っている。選挙が機能していないとまで述べている。100%その通りとは言ないが、かなり教授の言うことは理解出来る。ただ、これでは今の日本で生きていくには、何に希望を抱いて生きていくのか、少々先が暗くなる。せめて自立心と自覚を持ち、ことに当たっては是々非々をはっきりさせることが大事だと思う。

2022年8月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com