ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5527.2022年10月8日(土) 意外だったノーベル平和賞受賞者

 このところ連日今年のノーベル賞各部門賞が発表されている中で、昨日平和賞が発表された。受賞3者それぞれの国籍を知って些か驚いた。今年の平和賞は、異色と言えば異色である。というのは、今世界中を騒がせておよそ平和とはかけ離れたロシアのウクライナ侵攻の過程で、その当事国の人や団体3者が選出されたからである。戦火の中の小さな平和賞ともいうべきものである。ひとりは、ロシアの支持国、ベラルーシで「ヨーロッパ最後の独裁者」と言われる6期在任中のルカシェンコ大統領不正疑惑に対し、国内で抗議活動を拡大して逮捕され、その後も度々逮捕されながらも権利保護などで主導的な役割を果たし、今も獄中にいる人権活動家ビャリャツッキ氏である。獄中や軟禁下にいる人物への授賞は、過去にアウンサンスーチー氏や劉暁波氏がいる。

 ふたつ目の受賞は、何と戦争仕掛け国ロシアの人権団体「メモリアル」である。ソ連崩壊後、政治的抑圧や人権侵害に関する情報を収集し、政治犯の取り扱いにも注視してきた。チェチェン紛争ではロシア軍と親ロシア派による市民虐待と戦争犯罪の情報を収集し検証してきた。昨年12月にはロシア最高裁から解散を命じられたが、解散を拒んで活動を続けている。3つ目はウクライナの「市民自由センター」である。ロシアの侵攻が始まってからロシアの戦争犯罪の特定と記録に取り組み、罪を犯した当事者に責任を取らせる活動を行ってきたという。

 いずれも「戦争犯罪と人権侵害、権力乱用を記録するための卓越した努力」が授賞の大きな理由である。いかにも平和賞らしい台詞である。しかし、これらの選考と授賞が必ずしも誰にも評価されるわけではない。賛否両論がある。それは日本に住むウクライナ人でも同じである。「ロシア人も含めて誰にでも人権がある。国に関係なく、平和を祈る人権団体が受賞することはよいことだ」という声がある一方で、「平和な時ならばわかるが、戦争が続いているなかでロシアの団体が選ばれるのは疑問だ」との声もある。

 このウクライナ、ロシア、ベラルーシ3者へのノーベル賞授賞について、アメリカのバイデン大統領は、「戦争の暗黒の日々においても、脅迫や抑圧に直面しても、権利と尊厳を求める人類共通の願いが消えないということを思い起こさせる。彼らの業績は評価されるに値する」と称賛した。一方、ロシアの「メモリアル」は、ロシア最高裁から昨年12月解散命令を受けた後、建物を関連組織に寄付した行為を違法と判断された。いずれロシア政府から歓迎されざる辛辣な言葉発せられるだろう。

 いずれにせよ今年のノーベル平和賞が、戦争への問題意識を高めたことは間違いないように思う。これをきっかけに紛争へ至る小さな種でも、見逃さず取り除く努力を日頃から実行することが大事なことだ。

 さて、1か月ぶりに糖尿病クリニックで受診した。基準数値のHbA1cが5.9と、先月の6.0よりまた下がり、ほぼ安定していると医師に言われた。血圧は毎日ほぼ120前後にあり、気にしている脈拍のアップダウンが激しいと尋ねたところ、この範囲なら問題ないとのお話しだった。医師からも随分元気ですねと言われた。目も白内障の手術後は、視界がはっきり開けたこともあり、極めて順調である。後は、変形性関節症による両手指の痛みであるが、こればかり残念ながら高齢者特有のもので完治の可能性は少ないと言われている。止むを得ないので、毎日のリハビリで悪化を防止するために毎日両手指をこねくり回している状態である。健康面は現状では、全般的にまずまずと言ってもよいと思っている。

 今月から高齢者医療費が倍額に値上げされたが、今日がその1回目である。支払い額は確かに2倍だったが、これから毎回こうなるのだ。政府のお年寄り苛めの始まりである。

2022年10月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5526.2022年10月7日(金) 大谷翔平選手のあっぱれな活躍ぶり

 今月に入ってから5日まで気温が20℃を上回っていたが、昨日から雨模様となり急激に冷え込み出し最高気温が14.1℃を記録したのに続いて、今日の最高気温も13℃となり、家でもセーターを身に着け、暖房スイッチをいれる状態である。10月初めにしてこの寒さは88年ぶりだというから驚きである。寒いのは、明日が二十四節気の寒露に当るからであろうか。

 そんな気分的に寒々しくすっきりしない中で、一昨日話題になった人・細田博之衆議院議長が、今日文書で旧統一教会との関係を追加で認めた。これまで4回教会の会合に出席していたと説明していたが、この他に4回、計8回出席し挨拶もしていたこと、そして祝電を3度送っていたことなどを認めた。どうも自民党として党員に対する説明が生ぬるいのか、各党員からは大分抜け落ちた申告になっている。国民の前に事実を隠し通そうとする心がけが良くない。是々非々はあると思うが、不真面目な議員は選挙で落選させることに効き目があるが、その他にも国会活動における「裁判官審査」のようなもので、国民が国会議員の前期の仕事ぶりを投票の場で審査、採点する制度を検討する必要があるのではないかと思っている。

 海外では、相変わらずロシアのプーチン大統領の強引な手法が内外から批判を浴びている。予備役招集を行ってからロシア国内でもかなり反感が持ち上がっているようだ。先にウクライナの東・南部州を一方的にロシア寄りの選挙の挙句に、ロシア領へ編入することを決定したが、昨日は更にエスカレートして占領したザポリージャの原子力発電所をロシアのものと言い出したりして、国際的に顰蹙を買っている。この無法の仕打ちに、国内からも批判が出ているが、フランス人歴史学者エレーヌ・カレールダンコース女史が、かつてソビエトがアフガニスタンに侵攻し、戦争が泥沼化したことがソビエト崩壊の一因となった歴史を引き合いに出し、プーチン政権の終えんにつながりかねないと指摘してもいる。

 さて、国内外に暗く、嫌な話題ばかり湧出した中で、明るい話題と言えば、アメリカMLBで活躍して昨日シーズンを終えたエンゼルスの大谷翔平選手の話題が飛び抜けている。MLBはまだポスト・シーズンが残されているが、それに出場しない大谷選手の今シーズンの評価についてMLB担当記者の間でも高く評価されている。

 これまでMLBで活躍した日本人選手に比べても目覚ましい活躍をした大谷選手には、日本でも大人から子どもまで大きな関心が寄せられている。その大谷選手は一昨日投手として登板し、勝ち星こそ得られなかったが、15勝(リーグ3位)9敗、防御率2.33(4位)で、規定投球回数(162回)に達し、二刀流の打者としても規定打席(502打席)に達して586打席160安打の打率0.273(25位)、34本塁打(4位)、95打点(6位)を挙げており、二刀流の先達だったベーブ・ルースの記録を優に追い越した。今や61年ぶりにロジャー・マリス選手の本塁打記録61本を破り、1シーズン最多本塁打62本を記録したヤンキースのアーロン・ジャッジ選手とア・リーグ最優秀選手(MVP)争いを演じている。とにかくこの半年間日本中に数々の明るい話題を提供してくれた。

 1901年にMLBが2リーグ制になって以来、打撃部門と投手部門で規定の投球回数及び規定打席をクリアした選手は本場のアメリカ人選手の中にもおらず、大谷選手が成し遂げたことが素晴らしいと思う。画像から見る大谷選手の笑顔と人柄が、人気を更に上乗せしているようだ。昨年MVPを獲得したので、もし今年も獲得するようであれば、まさに不世出の選手になったと言えよう。今朝の「天声人語」でもべた褒めである。我々もこの好青年を誇りにして、来年以降も大谷選手を応援したい。

2022年10月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5525.2022年10月6日(木) ポーランド、ドイツへ戦時賠償金請求

 今朝またも北朝鮮が2発の弾道ミサイルを日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)外へ発射した。いくら日本政府が北朝鮮政府に抗議し、各国が国連安保理決議違反と非難しても、知らぬ存ぜぬを繰り返す北朝鮮のやり方には最早打つ手もない。昨日の国連安保理事会で欧米を中心に安保理事会決議違反であると北朝鮮を非難する声が相次いだが、ロシアはアメリカの北への対応が問題とし、中国も制裁は人道状況を悪化させるだけで効果はないと主張して北朝鮮への対応方針は示されなかった。北朝鮮も酷いが、この北朝鮮に同調するようなロシアと中国も事態を悪化させるだけである。相手国にお構いなしに自国のやり方で自らの存在感をアピールする傍若無人ぶりである。金正恩・朝鮮労働党総書記につける薬はないというより言いようがない。

 ついては、当事国にとっては真剣だが、こんなややこしい話がある。先月ポーランド与党「法と正義」のカチンスキ党首がドイツに対して、第2次大戦中のナチス・ドイツの侵略に対する損害賠償として約183兆円の支払いを求めて交渉する方針を示した。ドイツ国民もびっくりしている。何とドイツの年間予算の約3倍の巨額である。ポーランドとドイツは隣国であり、それがナチ侵略にもつながることになったのだが、ドイツ政府としては受け入れられないという当然の反論である。歴史的にも1953年当時東ドイツに対してポーランドも、同じ東ヨーロッパ体制下にあったため、ソ連と一体となって賠償請求権を放棄すると声明した。その後90年ドイツ統一の際にドイツの国際法上の立場が確定し、戦後処理はすべて終わったとドイツはもちろん国際社会も理解している。日本もドイツと同様に国際的な視点から日韓請求権を持ち出されても、すでに日韓両国間では請求権は解決しており、韓国政府が妥結しているにも拘らずしばしば請求権を叫ぶが、日本が今更これをそのまま受け入れることはない。北朝鮮が時折日本に対して戦時賠償を口に出すことはあるが、これとて韓国との約束と同じで応じることはないだろう。弾道ミサイルの連射は、まさか腹いせのひとつではないと思っているが・・・。

 戦争の都度終戦後の賠償が取り沙汰されるが、今ロシアがウクライナへ仕掛けた戦争が、終戦となった際にはいかなる賠償がいかなる形でロシアからウクライナへ支払われるのだろうか。戦争には平時では考えられないことが起きるものだ。

 さて、3日に臨時国会が開会したが、安倍元首相の負の置き土産とも言える自民党議員と旧統一教会との釈然としない関係が後から後から明るみに出る。昨日の衆議院会議場では立憲民主党の泉委員長が、後ろを振り返りながら細田衆議院議長にいくつも質問を浴びせていたが、議長はまったく応じる様子がなかった。尤もこの質問については、自民党から非常識と批判が出たり、共産党からは野党が協調して問い詰める予定を無視したとか非難されている。細田議長は文書で回答すると応えたようだが、この議長も議長として旧統一教会との関係が闇のまま疑問に応えていない。今国会の問題点のひとつである、国会議員と旧統一教会との関係が明らかにされない以上国会も揉めるばかりだろう。

2022年10月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5524.2022年10月5日(水) 友人の講演と習近平党主席3期目

 先月セルビアから3年ぶりに一時帰国中の友人山崎洋さんと奥さんが、高輪のセルビア駐日大使館で、セルビアと日本との友好140周年を記念した特別イベントでセルビア人詩人の翻訳書出版について講演したので、ゼミの友人とともに出席した。

 冒頭に挨拶されたアレクサンドラ・コヴァチュ駐日大使は、山崎さんがベオグラード大学で日本語を教えていた時の教え子という奇縁で、その後奥さんも大使に日本語を教えたことがあり、山崎夫妻は恩師に当ると話された。大使は長身の女性で上手な日本語で挨拶され、山崎さんが話している時は、しきりに相づちを打っていた。山崎さんはその作品が第2の聖書とも呼ばれているペトロビッチ・ニェシュの「山の花環」について、また佳代子夫人はボスニア生まれのノーベル賞作家・イボ・アンドリッチの作品について語った。普段はあまり接することがないセルビアの作品だけに中々有意義なイベントだった。

 ついては、来る16日から始まる中国共産党大会で、かねがね噂されていたように国家主席である習近平・共産党総書記が、慣例を無視して3期目に就くことが確実視されているようだ。これで習主席の権力集中と独裁化が益々鮮明化して、集団指導体制は色あせたものとなる。本来最高幹部は68歳で引退という暗黙のルールがあり、現在69歳の習近平主席は次期最高幹部になる資格を喪失している。独裁者の常套手段は、ルールを無視して自らの都合の良いルールを採用することである。習近平主席は、毛沢東の終身体制につながった「党主席制」はさすがに見送ったようだ。文化大革命を招いた毛沢東への個人崇拝の反省から、毛以降鄧小平、江沢民、胡錦涛ら先代の国家指導者はそれぞれある時期に後進に道を譲っている。しかしながら、習近平はそれらの前例を無視しても主席の座に固執し続け、権力を行使しようとする強い意思である。そこには習主席には、この10年間で長年解決出来なかった多くの難題を克服した自信があるようだ。

 これで習近平主席、それに今世界中から非難されているロシアのプーチン大統領、更に国際世論を無視し続けて核実験を強行している北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記が揃って、世界の3悪人として権力の座に居座り続けることがほぼ確実となった。

 プーチン大統領は、2000年に大統領に就任して以来、ほぼ20年間に亙り権力を握り続けているが、その間に味わった甘い汁が忘れられず、今や2036年まで大統領の座に居続ける野望を抱いている。この挙句がウクライナ侵攻であり、世界中に恐怖と憎しみの種をまき散らしている。

 これら世界のワースト権力者3人が、国家・国民の利のためというより自らの私利私欲のために権力の座へ居座り続けようとしている。彼ら3人は、国家自体に社会主義、共産主義のスローガンである「民主福祉国家」「万民平等」などを掲げて、国のリーダーとして行動しているが、ロシア、中国、北朝鮮のお国柄は、まったく共産主義とか、社会主義とは乖離し、むしろ真逆のものである。国民は利己主義者のリーダーに飼いならされているが、このままあるべき姿の未来へ突き進むとは思えない。一日も早くまともな反体制組織が確立され、平和裏に国内が民主的に統一され、真っ当な国家として世界の民主国家と対等な友好関係が結ばれることを願って止まない。

2022年10月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5523.2022年10月4日(火) 北朝鮮、中距離弾道ミサイルを発射

 今朝7時22分過ぎ、北朝鮮が中距離弾道ミサイルを発射した。最近は日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)外へ落下することが多かった。先月25日以来7度の短距離弾道ミサイルが発射されているが、今日は中距離弾道ミサイルで飛行距離もこれまでで最長である。日本の東北地方上空を飛び青森の東約3,200㎞周辺、北朝鮮の発射地点から約4,600㎞地点に落下したと見られている。日本の上空を弾道ミサイルが通過するのは、実に2017年9月以来である。これに対して、早速松野官房長官が国連安保決議違反であると厳しく北朝鮮を非難し、日本政府は北朝鮮政府に対して厳重に抗議をした。アメリカと韓国政府も日本と韓国の防衛に対するアメリカの強い決意を示した。気がかりなのは、今後ICBMの発射や、7回目の核実験を強行する可能性である。今朝この報道でバタバタしたため、NHKでは定例の朝ドラが中止となってしまった。

 さて、昨日の朝日新聞朝刊に2頁の見開き全面広告が掲載されていた。ある投信会社のメディアに対する暗黙の抗議であり、アドバイスでもある。「報道機関のみなさまへお願いです」と最上段に横書きで書いてあり、その下に更に大きな文字で「投資と投機を区別して報道してください」と書かれている。「投資」と「投機」を誤って報道し、誤解した顧客が投資したつもりが投機になり散財した人が少なからずいたのではないか。察するところ怒った顧客が、投信会社へクレームをつけたケースが多く、正確に「投資」と「投機」の違いを理解したうえで執筆しない経済記者に、もっと勉強し、正確に報道しろと巨額を注ぎ込んでアピールしているように思えた。新聞社としてはどんな気持ちだろう。

 経済記者と言えば、「選択」10月号によると日本経済新聞社では、このところ若手や中堅記者退職の雪崩現象が止まらないようだ。昨年の依願退職者が53人もいてその8割が20~30代の働き盛りだというから深刻である。更にその悪しき流れは今年に入っても続いているという。日経のケースは、執筆など本業に関わる退職ではなく、社内の職場環境が悪化したせいだというから始末に負えない。しかし、新聞記者は学生時代に目指した職業のひとつでもあり、仕事自体は責任感とやりがいを感じて取材活動に当たり、記事を書いていると思う。それがそんな気持ちが失われたのか、或いは職場環境の良い他社で同じように記者を目指すのか、記者は専門職で仕事にプライドを持っているだけにそう簡単に辞めるわけには行かないと思っている。いろいろ悩みがあるのだなぁとつい同情心が湧いてくる。

 ついては、今日Google Search Consoleから先月分のブログのアクセス数についてメールで知らせてくれた。それによるとアクセス・トップ3は、①2013年9月12日「川勝平太・静岡県知事のやりたい放題」、②2011年7月25日「グエン・カオ・キ元南ベトナム副大統領死す」、③2015年1月13日「アルペンクラブ後輩の遭難死を想う」が、アクセスが多かったが、皆かなり古いブログである。しかも①は以前にもリストアップされた。ここでは人格的に問題のある知事について批判的にブログを書いた。今もJR東海との間でリニア新幹線の大井川トンネル工事についてもめている。そのため事業が一向に進まない。②は、懐かしいが、生前手荒な軍政を指導した旧南ベトナムの軍人兼政治家の死について書いた。サイゴン陥落後、故国を追われるようにアメリカへ亡命し、静かに波瀾の人生を終えた。私が初めて戦時中のベトナムを訪れた当時は、意気ようようとしていたものだ。③は、大学山岳クラブの後輩で本当に山好きの好青年だった。2人の息子の家庭教師を引き受けてくれ、単独行で国内外の山へ年がら年中登り、南アルプス・農鳥岳で人命救助して表彰されたことがある。惜しくも27年前にヒマラヤのシプトン・スパイヤー(5,850m)の岩壁から転落して一命を落としてしまった。妻と葬儀に出席したが、ご両親のお気持ちを考えると哀れで涙が止まらなかった。

 来月のアクセスはどんな具合だろうか。段々興味が増してきた。

2022年10月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com